JP3066768B2 - ペルオキシカルボン酸 - Google Patents

ペルオキシカルボン酸

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JP3066768B2 JP3502276A JP50227691A JP3066768B2 JP 3066768 B2 JP3066768 B2 JP 3066768B2 JP 3502276 A JP3502276 A JP 3502276A JP 50227691 A JP50227691 A JP 50227691A JP 3066768 B2 JP3066768 B2 JP 3066768B2
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    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
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    • C07D209/48Iso-indoles; Hydrogenated iso-indoles with oxygen atoms in positions 1 and 3, e.g. phthalimide
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3945Organic per-compounds

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ペルオキシカルボン酸に関し、さらに詳し
くはそれらの構造中にイミド結合を含むペルオキシカル
ボン酸、これらペルオキシカルボン酸の製造並びに漂白
組成物及び洗浄組成物におけるそれらの用途に関する。
有機ペルオキシカルボン酸は、群としてときには別に
ペルカルボン酸又は有機過酸の呼ばれるが、それらの高
い酸化還元電位(それらをして家庭用の洗濯又は家庭の
非吸収性表面につけられた広い範囲の汚れを非常に有効
に漂白させ、さらに広いスペクトルの病原性微生物に対
するそれらの殺生物活性のために非常に有用な消毒剤又
は殺菌剤とする)の結果、潜在的に非常に有用な酸化剤
である。自明なことであるが、或るペルカルボン酸は、
これらの活性において他のものより有効であるが、ベル
化合物の相対的有効性は、これら化合物の潜在的有用性
を決める唯一の重要な要素である。それは、それが又第
二の重要な領域(ペル化合物の物理的特徴並びに特にそ
れら自身によるか又は洗浄又は漂白組成物の他の成分と
の接触によるかの何れかで、貯蔵中に分解するそれらの
傾向並びに衝撃、圧力又は熱的ショックに対するそれら
の感受性である)において変化するからである。両者の
要素における変化は、ペルカルボン酸分子に存在する他
のもの並びに例えばペルカルボン酸基及び相互に対する
種々の置換基の構造上の関係の直接的な結果として生ず
る。
種々の特に必要なもの、即ち有効且つ許容可能な漂白
成分を考えるためにペルオキシ酸が満足させねばならな
い基準をきめるのは、当業者にとり容易である。もしペ
ルオキシ酸がその場で生成されるならば、非常に重要な
基準は、その性能、即ちどの程度までそれが洗浄し漂白
するかということであるが、もしそれが予め形成された
化合物として用いられるならば、多くの他の基準(特に
それが材料をして処方され、そして処方前及びその後で
取扱われそして輸送されることができるように衝撃、摩
擦、圧力及び熱的ショックに対して十分な抵抗を示すか
どうかそして又許容できる長い貯蔵寿命、即ち安全及び
安定の確立ができるかどうかを含む)がその性能に同様
な重要性があると考えられる。
脂肪族及び芳香族ペルオキシ酸及び広い範囲の置換基
を同じ考えるように見える。HO−O−(CO)−R−Yの
米国特許第4259201号明細書のような多くの特許明細書
の過酸の一般式を含む結果、すべてのペルオキシ酸が同
じであるという印象が育てられているかも知れない。制
限された程度では、この印象は、それらが一般にそれか
らそれが通常誘導される過酸化水素より少ないモル量で
そして低い温度で家庭内の汚れを漂白する能力を有し、
そしてそれがショックにより誘発するか又は他の化学品
或いは物質の表面との相互作用又は貯蔵中の何れかで分
解する傾向をうける点で、正当化される。しかし、種々
の下位群のペルオキシ酸は、それらが増大した漂白性を
示すか又はショック及び/又は貯蔵中に分解する傾向を
うける程度で、かなりの変動を示す。
本発明の研究でテストされた一つの下位群のペルオキ
シ酸は、それらの構造内にイミド結合を含む芳香族化合
物を含んだ。その下位群中の多くのペルオキシ酸は、19
89年8月に公告されたヨーロッパ特許第0325289号明細
書の漂白剤として記載され、イミド窒素原子はアルキレ
ンペルオキシカルボン酸基により置換されている。しか
し、この洗浄テストにおいて最良であったペルオキシ酸
のフタルイミド過酢酸は、たとえ有効な不活性希釈剤で
ある硫酸ナトリウムのそれ自体の重量による希釈により
脱感受性となっても、特に、衝撃に対するやや低い抵抗
性を示すことが本研究者により見い出され、即ち取扱う
のに比較的安全ではなかった。前記の特許のテストで次
に良かった漂白剤は、フタルイミドペルプロピオン酸で
あったが、32℃における4週間内の貯蔵でそのペルオキ
シ酸活性を大体半分失うことが分かり、即ち比較的不安
定であった。それ故、前記の特許明細書は、研究者に、
いかに安全且つ安定をペルオキシ酸漂白剤を選ぶかにつ
いて明確な教示を与えていなかった。
許容可能な漂白性能を示すのみならず、又実際上の使
用のために他の要件、即ち安全を処理及びペルオキシ酸
の安定性を満たす他のペルオキシ酸漂白剤を見つけるこ
とが、本研究者の目的として残った。
本出願の優先権主張日の後に、二つの他の特許出願明
細書が明らかにされ、それらは、他の芳香族イミドペル
オキシアルカノン酸を開示しており(即ちヨーロッパ特
許第0349940号明細書及び国際特許第90/07501号明細書
である)、しかしこれら特許出願明細書の何れも下記の
ペルオキシ酸の新規な選択のどれも記載していなかっ
た。
本発明によれば、一般式(1) (式中Rは水素又は8個以下の線状炭素原子を含む低分
子量アルキル基を表す) を満足する有機ペルオキシ酸が提供される。
アルキル基Rは、線状又は枝分れ鎖であり、通常1〜
10個の炭素原子を含む。側鎖は、もし存在するならば、
通常メチル、エチルまたはプロピルである。本発明の過
酸は全て汚れの除去に良いが、Rの性質は、かなりの程
度まで、種々の群の汚れを除くのに本発明の過酸の有効
性のバランスに影響することは理解されるだろう。親水
性として分類される汚れ例えばワイン、ジュース又は茶
の除去には、範囲AからRを選ぶのが好ましく、それは
水素そしてやや低分子量のアルキル基(例えば5個以下
の炭素を含み、メチル、エチル及びプロピル、イソ−プ
ロピル及び第二級及びイソ−ブチルを包含する)を含
む。より疏水性の汚れに傾いたもの(例えば草、つや出
し又は粘土の汚れ)の除去には、Rに関する基の重複す
るがやや高い範囲のB例えばイソ又は第二級−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘプチル及びトリメ
チルヘキシルを含む3−8個の線状炭素を含む基を用い
るのが好ましい。両者の範囲に共通なR基を含む過酸
は、自明なように有利である。良好なバランスのとれた
性能を達成する本発明のペルオキシ酸の好ましい範囲
は、R=線状C4〜C6及びR=枝分れ鎖C3〜C5であるもの
である。ペルオキシ化合物の他の好ましい組分わせで
は、Rの炭素の全数がたとえRが枝分れ鎖していてもそ
うであるが、唯一又は最長の鎖の線状の炭素原子の数が
3,5又は7であるようにRが選ばれる。
例えばRが前記の範囲A及びBのそれぞれによる代表
的な化合物を含む本発明の過酸の化合物が使用できる。
上記の式が単一のペルオキシトリメリットイミド基を
含む化合物について与えられているが、対応するペルオ
キシ酸が、無水トリメリット酸及び1個より多いアミン
基を含むアルキアミン例えばアルファーオメガアルキレ
ンジアミンの反応生成物から製造できることも分かるだ
ろう。得られるペルオキシ酸は、従って1分子当たり対
応する数のペルオキシカルボン酸基を含むことができ
る。
本発明は、1分子当たり多くのペリオキシトリメリッ
トイミド基を含む化合物を含み、前記のモノペルオキシ
トリメリットイミド酸に対して同様な疏水性/親水性の
バランスを示す。
ペルオキシ酸における種々の置換基の組合わせの選択
を考えるとき、精製したペルオキシ酸の融点に注意する
ことは、実際上価値がある。一般的に、そして本発明の
一つの態様を構成する下位群を含む、各下位群の有機ペ
ルオキシ酸内で、より高い又は最高の見かけ上の融点例
えば約70℃以上を有するペルオキシ酸を選択することが
より望ましいことが分かった。多くのペルオキシ酸にと
り、この温度は、さらに恐らく単純な融点よりむしろ自
己促進分解の開始を表す。従って、本発明の過酸の好ま
しい範囲は、Rが水素又はC1−C3である化合物よりなる
か、又はもしC4より大きいならば唯一又は最長の鎖に奇
数の炭素原子を含む。
一つの見地から、ペルオキシトリメリットイミドは、
優れた選択を示す。漂白剤としての有効性の見地から、
R−プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソブチル、
ペンチル又はヘキシルのペルオキシトリメリットイミド
は、それぞれ優れた選択を示す。ここで示したすべての
要素を考えに入れて、漂白剤として働く性質の最良の組
合わせを示したペルオキシトリメリットイミドは、R=
第二級ブチルのそれである。
本発明のペルオキシカルボン酸は、ペルオキシ酸生成
物が溶液から沈澱するまで保たれた約50℃以下好ましく
は5−30℃の反応温度で、強鉱酸又は有機酸の反応媒体
中で対応するカルボン酸と過酸化水素を反応させ、次に
反応媒体から生成物を分離することにより製造できる。
最も好都合には、優れた特徴を有する生成物は、大体外
界温度即ち約20−25℃で反応を行なうことにより得られ
る。
硫酸反応媒体がうまく使用できることは、むしろ驚く
べきことである。それは、従来の技術例えば米国特許第
3143562及び3180880号明細書が、芳香族ペルオキシカル
ボン酸、即ちカルボン酸が芳香族核の直接置換基である
化合物の過酸化にこの媒体が適用できないと教示してい
るからである。硫酸がスルホ過安息香酸の製造のため
に、ヨーロッパ特許第0124968号明細書におけるよう
に、スルホ芳香族カルボン酸の過酸化の反応媒体として
示唆されたとき、反応は制限された程度で生じたが、反
応はアルカリスルホン酸の使用により実際的となった。
同様な反応のやり方が余り溶解しない脂肪族ペルオキシ
酸を製造するのに周知であり、これらは本発明のペルオ
キシ酸の製造に適用できる。事実、Siegel;et al JOC,v
o l27 pp1336−42(1961)peroxides IX.New Method to
r the Direct Preparation of Aromatic and Aliphatic
Peroxyacidsのような従来の文献に教示された方法も使
用できるが、カルボン酸原料について改変される。同様
に、種々の方法が、米国特許第2813896、4119660、4172
086、4233235及び4337213号明細書のそれぞれに脂肪族
ペルオキシ酸の生成について記載されている。
それ故、過酸化反応用の有機酸反応媒体が用いられる
とき、それは特に好適に有機スルホン酸例えば特にメタ
ンスルホン酸(恐らく最も容易に入手できる低級アルカ
ンスルホン酸である)である。無機の鉱酸反応媒体が用
いられるとき、それは最も好ましくはスルホン酸である
か、又は別に燐酸である。無機のみ又は有機及び無機の
何れかの強酸の混合物が、もし所望ならば使用できる。
カルボン酸原料が、粒状の固体として又は少なくとも
一部の無機又は強有機酸反応媒体中に溶解又はスラリー
化されて反応容器中に導入できる。
反応媒体が鉱酸例えば硫酸よりなるとき、そのすべて
又は一部は、過酸化水素と予め混合されて、それ自体過
酸化反応を行なう例えばペルモノ硫酸を含む平衡混合物
を形成することも分かるだろう。この予備混合は、それ
が過酸化反応物から過酸化水素と硫酸との間の発熱希釈
物/反応物を分離しそれにより両者をしてより容易且つ
安全にコントロールさせるために、有利である。
当業者ではない人の注意は、過酸化反応及びそれらの
生成物の潜在的に有害な性質、常に適切な安全の用心を
する必要性そして反応混合物が常にそのSADT即ち自己促
進分解温度を超えないようにするための反応条件のコン
トロール並びに非常に小さいスケールのすべての最初の
テストの実施に向けられる。
特に多くのペルオキシ酸の形成に関連のある上記の一
般的な警告にもかかわらず、本発明の単離されたペルオ
キシ酸は、それらの一般に弱い性質、特にそれらが許容
可能な漂白剤の性能と組合わさったそれらの比較的高い
安定性及び分解に対する抵抗性により特徴付けられる。
前記の本発明のペルオキシ酸は、対応するプレカーサ
ーイミド含有カルボン酸の過酸化により得られ、それら
はもしそれらが容易に入手できないならば、それら自体
無水トリメリット酸と適切をアミンとの間又はトリメリ
ットイミドと適切なクロロアルカンとの間の従来の縮合
により得ることができることが理解されるだろう。
本発明は主としてペルオキシ酸それ自体に関するが、 (a)ペルオキシ酸のpkaより上のアルカリ性にする媒
体中で酸化マグネシウム又は同様な化合物を用いる中和
及び (b)沈澱するようにされた生成物の採取の工程によ
り、ペルオキシ酸のマグネシウム塩誘導体を形成できる
ことは理解されるだろう。これらの対応する塩は、ペル
オキシ酸それら自体の同じ洗浄性能をもち、そしてペル
オキシ酸の別の固体ビヒクルとなる。
本発明によるペルカルボン酸は粒状の固体であり、そ
れらはそれら自体で用いられるか、又は或る範囲の他の
成分を含む漂白又は洗浄組成物中の活性漂白成分として
配合でき、他の成分の選択及び量は処方者の判断によ
り、組成物のための名前を決める。
本発明のペルオキシ酸の広範囲のテストは、とくにR
=アルキルのとき、現在好まれているコントロールとし
てのペルオキシ酸であるジペルオキシドデカンジオン酸
(DPDPA)よりもここで記載された衝撃及び/又は圧力
時間テストにより測定されたとき、それらはより有害で
はなく、さらに一般にそれらはDPDDAと匹敵しうる又は
それより良い貯蔵安定性を示すことを立証した。そのた
め、すべてDPDDAを有利に置換でき、そして最良の性能
を示すものは、性質の特に有利な組合わせをもたらす。
漂白又は漂白添加物組成物にとり、ペルオキシ酸は通
常1−80%そしてしばしば5−50%を占め、ここでのす
べての%は他に記載されない限りそれぞれの組成のw/w
である。残りの99−20%は、希釈剤それ自体か、又は以
下に示すような過酸素安定剤、界面活性剤などのような
任意の成分を合計で少量例えば20%以下でともに含むこ
とよりなる。当業者は、好適であるとここに記載された
希釈剤の多くは、今まで示された従来の有機ペルオキシ
酸例えばDPDDAとともに、減感希釈剤又は安定希釈剤の
一つ又は他のものとして記載されてきたことを理解する
だろう。これら希釈化合物の存在は、これら従来のペル
オキシ酸に対してその機能を行なうのに必要であったの
であろうが、同じ希釈剤の存在が任意のものであり、実
際に、それらの選択は、これら化合物の任意の他の望ま
しい特徴例えばそれらの安価さ又はそれらの有利な洗浄
又は洗濯増大性に基づくことは、本発明のペルオキシ酸
の大部分の顕著な特徴である。
希釈剤は、しばしば、ハロゲンを含まない酸特に鉱酸
の無水又は水和のアルカリ又はアルカリ土類金属塩(硫
酸、及びオルト、ピロ又はヘキサ−メタ燐酸の塩を含
む)から選ばれる塩である。好ましくは、金属は、ナト
リウム、カリウム及びマグネシウムから選ばれ、多くの
場合ナトリウムである。水和、一部水和又は無水の硫酸
ナトリウムは、しばしば、その広い入手可能性、その性
質及びそのコストから見て選ばれる。しかし、燐酸塩の
使用が、特にビルドされていない洗濯組成物を補足する
洗浄剤ビルダーとして働くその周知の能力から見て好ま
しいことは、理解されるだろう。
希釈剤として用いて好適な他の無機化合物は、オルト
及びメタ硼酸及びそのアルカリ金属塩、特にナトリウム
塩を含む。これら化合物は、ペルオキシ酸のpkaに近いp
Hに漂白又は添加物組成物の溶液を緩衝し、従って漂白
活性を最適にできる。硼酸は、又もし全く低いしきい温
度に達することが許されるならば、他のコントロールで
きないやり方で分解する傾向に対して保護されるのに必
要なペルオキシ酸例えばDPDPAを含む組成物中に発熱コ
ントロール剤として使用されているが、その性質は、こ
れら選択されたイミドペルオキシ酸の安全な性質から本
発明のペルオキシ酸について不必要である。
他の好適な無機希釈剤は、アルカリ金属炭酸塩/重炭
酸塩、上記の鉱酸のアルミニウム塩、及び天然又は合成
のアルミノシリケート及び粘土例えばしばしばナトリウ
ムの形のゼオライトA、X及びY、又は膨脹粘土例えば
ベントナイト、又は積層シリケート例えばヨーロッパ特
許第0337217号明細書に記載されたものを含む。これら
希釈剤の多くは、又洗濯組成物のビルダーとして用い散
れ、そしてそれぞれは従って、その周知の機能例えば漂
白組成物に用いられるとき硬さの除去又は消化を行なう
ことは、明らかに認識されるだろう。漂白組成物が精錬
剤として用いられるとき、少なくとも一部の希釈剤及び
好ましくは少なくとも半分の希釈剤は、シリカ、石英、
大理石くず又はけいそう土を含む研磨粉末物を含む。
他のそしてむしろ異なる群の好適な無機の希釈剤は、
アルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロゲン化物特に
塩化物及び/又は臭化物そして特に塩化ナトリウム又は
臭化ナトリウム又はこれら二つの混合物よりなる。希釈
剤の少なくとも一部として希釈剤のこの群を用いること
により組成物は、組成物の使用中の溶液に、本発明のイ
ミドペルオキシ酸の漂白/殺菌作用を補足できる塩化物
又は臭化物のようなハロゲン化物を発生できる。
希釈剤は、好ましくは組成物の50%w/w以下の量で、
過酸化水素発生固体過塩又は無機過硫酸塩を含む。ここ
での用語「過塩」は、主としてアルカリ金属過硼酸塩、
過炭素塩及び過燐酸塩そして特にナトリウム塩に関し、
それらはその塩で溶液のpHに応じ過酸化水素又はHOO-
イオンを発生し、同様に働く他の過酸化水素付加物を含
む。好ましい過塩は、過硼酸ナトリウム−水和物又は四
水和物及び過炭酸ナトリウムを含む。過塩は、尿素及び
関連のある化合物との付加物、或るアルミノシリケート
との付加物並びに特定の比のアルカリ/アルカリ土類金
属の硫酸塩/塩化物との付加化合物を含む。例えば組成
物の少なくとも10%の希釈剤としての過塩の使用は、組
成物をして外界温度から約100℃迄の温度の範囲を通し
て有効にせしめることは理解されるだろう。
一つの特殊なタイプの漂白組成物即ち泡立ち組成物
(しばしば主として歯をきれいにするのに用いられる
が、又多くの他の目的に用いられる)では、本発明のペ
ルオキシ酸のための希釈剤は、好ましくは気体発生系そ
して必要ならばpHコントロール剤を含む。気体発生系及
びpHコントロール剤として好適な化合物は、存在するペ
ルオキシ酸に関して周知であり、ヨーロッパ特許第0133
354号明細書に記載されている。気体発生系は、しばし
ば10−50%を提供し、そしてアルカリ金属炭素塩又は重
炭酸塩と固体の水溶性酸そして特に酒石酸、くえん酸、
乳酸、こはく酸、グルタール酸、マレイン酸、フマール
酸及びマロン酸から選ばれる有機酸(好ましくは1.5:1
−1:1.5そして特に約1:1の当モル比)又は無水過硼酸ナ
トリウムNaBO3として知られている酸素発生化合物との
二酸化炭素発生の組み合わせよりなる。pHコントロール
剤は、しばしば組成物の5−40%を占める。酸性条件と
するために、それは適切な過剰の量の1種以上の前記の
有機酸又はスルファミン酸又はアルカリ金属重硫酸塩を
含み、アルカリ条件とするために、それはけい酸アルカ
リ金属塩又は過剰の炭酸塩/重炭酸塩を含む。過カルボ
ン酸塩の形の選択は、これら組成物において有利であ
る。
主として、前記の希釈剤は無機である。しかし、本発
明のペルオキシ酸は、もし所望ならば、或る有機物質に
より希釈でき、それは炭化水素ワックス、芳香族モノ又
はジカルボン酸のアルキルC1−C6エステル、固体でん
粉、ゼラチン及びデキストリンを含む。
漂白組成物は、前述のように、少量の成分例えばペル
オキシ酸安定剤も含むことができる。この目的に好適な
化合物の範囲は、当業者に周知である。これらは、しば
しば、その中のすべての過酸素化合物の分解を促進す
る、溶液中に金属イオン特に多くの遷移金属イオンを封
鎖する有機キレート化合物であり、多くの好適なもの
は、酸又は可溶性塩の形としてのカルボン酸、ヒドロキ
シカルボン酸又はアミノカルボン酸錯体剤として、又は
有機アミノ又はヒドロキシポリホスホン酸錯体剤として
文献に分類されている。酸の形で示される代表的な安定
剤は、ピコリン酸、ジピコリン酸、キノリン酸、グルコ
ン酸、ヒドロキシエチレンジホスホン酸並びに一般式 (式中、Mは−CH2−CO2H又は−CH2−PO3Hの何れかを表
し、xは1−6から選ばれる整数を表し、好ましくは2
であり、そしてyは0,1,2又は3から選ばれる整数を表
す)を満足するすべての化合物を含む。この一般式内で
特に好ましい安定剤は、エチレンジアミン四酢酸(EDT
A)、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン
酸)(EDTMP)及びジエチレントリアミンペンタキス
(メチレンホスホン酸)(DTPMP)を含む。他のそして
特に有効な安定剤は、シクロヘキサン−1,2−ジアミン
テトラキス(メチレンホスホン酸)(CDTMP)を含む。
安定剤の量は、しばしば、組成物の5%以内であり、多
くの場合、0.05−1%の範囲で選ばれる。
もし存在しているとすれば、界面活性剤は、少量例え
ば組成物の約5%以下、多くの場合0.1−2%で、漂白
組成物に存在する。それは、洗濯組成物についてここで
以下に記載される界面活性剤から選ばれる。
本発明の漂白組成物は、しばしば、粒状の混合物より
なり、それは従来のワックスがけ箱にゆるく貯えられる
か、又は一方漂白溶液が浸入できる多孔性又は細孔性の
袋又はサック中又は破裂できるポーチ中に入れられる。
これら混合物は、粒状化合物を乾燥ブレンドすることに
より得られるか、又はそれらは従来のアグロメレーショ
ン又は顆粒化技術を用いて、有機ペルオキシ酸と用いる
ように従来記載された水又は除去可能な溶媒及び任意に
顆粒化助剤を用いて、凝集できる。一方、圧力に抵抗す
るそれらの立証された能力により、少なくとも抵抗性の
ある本発明のペルオキシ酸は、錠剤及び同様な形に圧縮
できる。従って、末端使用者に予定された投与量のレベ
ルで容易に用いられるペルオキシ酸を提供できる。
漂白組成物は、それら自体で使用でき、例えば多段の
ラウンドリー工程の洗濯前漂白又は洗濯後リンス段階
で、又は吸収剤或いは非吸収剤(ときに「ハード」と呼
ばれる)表面の両者を洗浄するのに用いられる。それら
は、界面活性剤に基づく洗濯組成物に関して、より通常
用いられる。本来、洗濯組成物の界面活性剤及び任意の
成分は、本発明の漂白組成物と予め混合されて漂白剤含
有洗濯組成物を形成できる。
本発明のこの他の態様による洗濯組成物は、0.5−50
%の本発明のイミドペルオキシ酸、1−90%の界面活性
剤、0−90%の洗浄剤ビルダー、0−90%の希釈剤及び
0−20%の少量の化合物を含む。本発明の洗濯組成物の
組成は、非常に広い範囲内に及ぶことは理解されるだろ
う。酸の形のペルオキシ酸の選択は、もし過剰の局所的
な濃度の活性漂白剤が、余りに長く染めた織物と接触し
たままならば、生じうるスポットの問題を最低にするか
又は避けるために、ここでは有利である。
本発明による多くの好ましい組成物において、1種以
上の組成物の成分は、下記の狭い範囲内から選ばれる。
イミドペルオキシ酸 1−25%、特に2−10% 界面活性剤 2−40%、特に5−25% ビルダー 1−60%、特に5−40% 希釈剤 1−70%、特に5−50% 少量の成分 1−10%(合計)。
本発明の固体組成物に配合される界面活性剤は、粒状
又はフレーク状のアニオン、カチオン、非イオン性、双
性、両性の界面活性剤から選ばれ、そして天然石けん又
は合成石けんの何れかである。多くの好適を界面活性剤
は、Synthetic Detergents,A Davidsohn及びB M Milwid
sky(6版)(1978)George Godwin Ltd及びJohn Wiley
& Sons,の第2章に記載されており、ここに参考とし
て引用する。これらの界面活性剤に制限されることな
く、アニオン性界面活性剤の代表的に下位群は、カルボ
ン酸石けん、アルキルアリールホスホネート、オレフィ
ンスルホネート、線状アルカンスルホネート、ヒドロキ
シアルカンスルホネート、長鎖及びOXOアルコールサル
フェート、サルフェート化グリセリド、サルフェート化
エーテル、スルホサクシネート、アルカンスルホネー
ト、ホスフェートエステル、しよ糖エステル及びアニオ
ン性フルオロ界面活性剤であり、カチオン性界面活性剤
の代表的な群は、少なくとも1個の疏水性アルキル又は
アルアルキル基を含む第四級アンモニウム又は、第四級
ピリジニウム塩を含み、非イオン性界面活性剤の代表的
な群は、長鎖アルカノール又はアルキルフェノールとポ
リエチレンオキシドとの縮合物、又は長鎖カルボン酸或
いはアミン或いはアミドとポリエチレンオキシドとの縮
合物、並びに関連のある化合物(長鎖部分は、脂肪族ポ
リオール例えばソルビトールと縮合されている)、又は
エチレン及びプロピレンオキシド又は脂肪酸アルカノー
ルアミド及び脂肪酸アミンオキシドの縮合生成物を含
み、両性/双性イオン性界面活性剤の代表的な群は、任
意にアニオン性可溶性基により置換されたスルホニウム
及びホスホニウム界面活性剤を含む。界面活性剤の割合
は、存在する界面活性剤のすべてのフラクションとして
表して、しばしば、2/10−8/10のアニオン性、0−6/10
の非イオン性及び0−3/10の他の界面活性剤である。
漂白剤組成物で用いられる上記の希釈剤の群の多く
は、又洗浄剤ビルダーと呼ばれることは、当業者により
認められるだろう。これらは、特にアルカリ金属燐酸塩
特にトリポリホスフェートを含むが、又テトラピロホス
フェート及びフキサメタホスフェート特にそれぞれのナ
トリウム塩、アルカリ金属好ましくはナトリウム炭素
塩、アルカリ金属好ましくはナトリウム硼酸塩、並びに
ゼオライトA、X及びY及び粘土例えばベントナイトを
含む。有機化合物の中で、過酸素安定剤としてここに記
載されたキレート化合物は、又洗浄剤ビルダーとして機
能できる。特に好ましいキレートビルダーは、ニトリロ
トリナトリウムトリスアセテート(NTA)、EDTA、EDTMP
及びDTPMPを含む。これらキレートビルダーは、増強ビ
ルダー及び過酸素安定剤として比較的少量例えば1−10
%で用いられるか、又はホスフェート性又はゼオライト
又は粘土ビルダーとともに等しい相互に助け合う関係で
用いられ、キレートビルダー対無機ビルダーの重量比は
しばしば4:1−1:4であるか、又は一方それらは洗濯組成
物の40%以下例えば5−30%の範囲で主なビルダーとし
て用いられる。
漂白組成物において希釈剤として用いられるのに適し
たことが示される他のタイプの化合物は、洗濯組成物に
おいて同じ第一の目的そしてもしあるならば第二の目的
に用いられるが、洗濯組成物における泡立ちシステムの
存在は比較的まれであることが認められる。疑いを避け
るために、過塩が、好ましくは30%以下例えば1−20%
の量で、ときには5:1−1:5の本発明のイミドペルオキシ
酸に対する重量比で、本発明の洗濯組成物に配合でき
る。これらの洗濯組成物に普通に存在する希釈剤は、そ
れが又加工助剤として機能するので、しばしば5−50%
の硫酸ナトリウムである。ハロゲンがその場で発生する
前記の塩は、同様に洗濯組成物に存在でき、それは殺菌
組成物としても働く。
洗濯組成物は、多くの任意の成分(ときに別に補助剤
と呼ばれる)を含むことができる。それぞれ個々に含ま
れうるこれらの剤は、汚れ抗再沈着剤(SARD)、染料転
写阻害剤、光学的光沢剤(OBA)、安定剤、腐食防止
剤、殺菌剤、染料、香料、発泡増加剤、発泡阻害剤、pH
コントロール剤及び吸収剤を含む。各補助剤の量は、し
ばしば、染料及び香料については0.02−0.2%の範囲
で、そして他の補助剤のそれぞれについては0.1−2%
の範囲で選ばれる。貯蔵中過酸素化合物と相互反応しな
いことが知られている補助剤を選ぶか、または例えばヨ
ーロッパ特許第0027693号明細書におけるような共成分
から有機過酸素化合物を分離するための文献に示されて
いる多くの他のフィルム形成物質又は分散可能な物質例
えばワックスのマトリックス内に周知のやり方で剤を配
合するか又はそれにより剤をコートすることが好まし
い。これら物質は又もし本発明の組成物が顆粒化又はア
グロメレートされるならば、顆粒化助剤(バインダー)
として機能できる。好適なSARDの例は、カルボキシメチ
ルセルロース特にナトリウム塩、ポリビニルピロリドン
を含み、OBAの例は、ジアミノスチルベンスルホン酸の
誘導体及び1,3−ジアリール−2−ピラゾリン及びアミ
ノクマリンを含む。
本発明の洗濯組成物は、非吸着性の表面例えば壁、
床、作業表面、容器、浴槽、シンク及び金属、プラスチ
ック、セラミック又はガラス、木材及びゴムの殺菌器具
を洗浄且つ消毒するのに少量の水で湿めらせるか又は溶
解できる。
洗濯組成物の主な目的とする使用の一つは、汚れた吸
着性材料例えば家庭のランドリー物品又は特に木綿、レ
ーヨン、フラックス又は羊毛から製造された他の物品又
は人造ファイバー例えばポリエステル又はポリアミドを
洗浄しそして又消毒することにある。洗浄工程は、洗濯
溶液の沸点までの高温度又は外界温度で行なうことがで
きる。ランドリーにとりより好ましい洗濯温度は、30−
60℃である。ランドリーにおいて、イミドペルオキシ酸
から少なくとも5ppm avoxそしてしばしば10−50ppm avo
xをもたらすのに十分な洗濯組成物及び/又は漂白添加
組成物を導入するのが望ましく、ppmは100万重量部当た
りの部を示し、そしてavoxは利用可能な酸素を示す。こ
れは、しばしば、1−25gplの範囲で選ばれる本発明の
洗濯組成物、又は0.5−10gplの範囲で選ばれる漂白添加
組成物の導入によりもたらされ、選択は、そこのイミド
ペルオキシ酸の濃度を考慮する。洗濯組成物中の過塩の
存在は、例えば10−100ppm avoxの量により、avoxレベ
ルを補足できる。使用に当たり、アリカリ性材料特にビ
ルダーが組成物それ自体又はすべての共存する洗濯組成
物中に存在するどうかそしてその程度に応じて、組成物
は、溶解して、温和な酸性から特に温和なアルカリ性の
pHの何れかを示す。ペルオキシ酸からの漂白/洗濯の性
能を最適にするために、7.5−9.5pHそして特に8−約9.
0のpHを生ずることが好ましい。
消毒に用いるのに、200ppm avox以下そして多くの場
合25−100ppm avoxの本発明のペルオキシ酸濃度を用い
ることがしばしば好ましい。温和な酸性例えば少なくと
もpH4から温和なアルカリ性例えばpH9の中性をカバーす
る溶液を用いるのが又好適である。この範囲のpHを達成
するために、ビルダー/希釈剤の選択は、アルカリ性の
高い材料を避けるようになされ、その代わり温和な酸性
又はアルカリ性を生ずるもの例えば燐酸二水素ナトリウ
ムを選択する。
ランドリー用の洗濯法は、現在用いられている装置で
行なうことができる。洗濯時間は、代表的には、約10分
−30分に及ぶ。本発明組成物の溶液を用いる手による洗
濯及び長時間の浸漬は、別にまたは追加して用いられ
る。本発明組成物の専門的な使用例えば縮れた物の消毒
/洗浄を目的とするもの又は歯の洗浄は、好ましくは従
来の組成物について許容されたやり方、例えばランドリ
ー技術を用いてそれを洗濯する前に数時間加温過酸含有
溶液中に汚れた縮れた物を浸漬するやり方で用いられ
る。
本発明を一般的に記述したが、特定の態様が、例示の
ためのみに、より十分に記載されるだろう。
実施例1及び2 イミドペルオキシ酸の製造 各実施例及び比較例において、酸触媒反応の反応式
は、次の通りであった。
各ペルオキシ酸の第一の製造に用いられる一般的な製
造経路は、次の通りであった。
N−アルキルイミドトリメリット酸原料は、無水トリ
メリット酸と適切なn−アルキルアミンとの縮合により
製造した。次の過酸化は、n−ブチルアミン置換トリメ
リットイミドについて例示される。IR及びNMR分析から
の結果は、縮合した芳香族イミド及びカルボン酸部分の
存在を確証し、酸滴定は、1分子当たり唯1個の酸基の
存在を確証した。
秤量したブチルイミドトリメリット酸(BITA)(10
g)をビーカー中に攪拌したメタンスルホン酸(70ml)
に導入し、安全キャビネット中で室温、約22/32℃で溶
液を形成した。約85%w/w水溶液の分析値の過酸化水素
を、攪拌を続けつつ定量ポンプにより、カルボン酸1モ
ル当たり4.5モルの全量が導入される(即ち化学量論量
に比べて3.5モル過剰)まで、混合物の温度が25℃より
上がらないようにコントロールされた速度で、約5−10
分間、反応混合物に次第に送った。反応混合物を次にさ
らに3時間室温に保った。反応の終わりに、カルボン酸
の実質的な部分が対応するペルオキシカルボン酸に酸化
され、それは溶液から沈澱し、混合物は氷浴中で約5℃
以下に冷却された。
反応混合物を反応混合物の容積に対して約3倍の氷水
中に注ぎ、濾過しそして洗浄水がpH3より高くpH5より低
くなるまで、フィルターケーキをかなりな量の水で洗
い、フィルターケーキを次に風乾した。
固体の収量は9.5gであり、5.64のavox含量を有し、そ
れは93%の純度(理論上のavox6.5%)を示し、そして
融点は64−65℃であった。ペルオキシ酸生成物は、ブチ
ルイミドペルオキシトリメリット酸BIPTAであった。
avoxは、標準的な技術で測定され、測定した重量のサ
ンプルを酢酸に溶解し、もし必要ならば、サンプルが完
全に溶解したことを確かめるためにジクロロメタンによ
り確実にした。サンプルを次に塩化第二鉄の存在下測定
した量の炭酸ナトリウム安定化沃化ナトリウムと接触さ
せ、暗所で10分間反応させ、そして青黄色の溶液が無色
になるまで、得られた溶液を標準のチオ硫酸ナトリウム
溶液に対して滴定する。結果をブランク溶液に対する対
応する滴定と比較し、差からavoxを計算する。
すべての単離したペルオキシ酸生成物を従来のIRによ
り分析し、BIPTAは又NMR技術により分析して、生成物分
子中のイミド及びペルカルボン酸基の存在を確証した。
実施例1の経路により生成した赤外トレースの生成物
例えばBIPTA、HIPTAなどについては、ショルダー/ピー
クは、1770cm-1でその中心について認められ、そして鋭
いピークは1705cm-1で認められ、それは5員イミド環に
相当する。他のピークは、約1720cm-1での中心で認めら
れ、芳香族核の置換基であるペルオキシカルボン酸に伸
びているカルボニルを示す、2本の後者にピークが一体
化するような傾向があった。約3360cm-1のピーク、又は
1640 1675cm-1及び1530−1545cm-1の領域における実質
的な不存在があり、それは過酸化反応中のイミド環の開
環により得られるアミド基の存在を示したものであろ
う。対応するイミドカルボン酸原料のスペクトルは、2
個の顕著なピーク、即ち1770cm-1のピーク又はショルダ
ー及び約1705cm-1の広いピークを含み、それはイミド構
造の2個のピークに相当するが、第二のものは同様に位
置したカルボン酸のピークと一体化しようとしている。
それ故、IRのデータから、生成物はそのアルキルトリメ
リットイミド構造を維持しそしてペルカルボン酸基を得
たことを推論できる。
NMR分析 BIPTAは、プロトンNMRにより分析された。化学的シフ
ト及び特定を以下に示す。
NMRは、N−ブチル基及び3個の芳香族C−H基の存
在を確証していることが分かる。
実施例2a−i これらの実施例では、実施例1の経路が、原料として
適切な他のN−アルキルトリメリット酸を用いて行なわ
れた。生成ペルオキシ酸のRの記述、%純度(測定avox
対理論avoxの比)、%収率(カルボン酸に基づく)、融
点は、下記の表1に要約される。
実施例3 BIPTAの別の製法 この実施例では、カロの酸の溶液が、12℃に冷却しつ
つ硫酸(98%w/w,18.2g)及び過酸化水素溶液(85%w/
w、2.83g)及び脱ミネラル水(2.36g)を混合すること
により製造した。硫酸(98%w/w、15g)中のBITA(5g)
の溶液を、攪拌しつつ約5分かけて約35℃に保った反応
温度でカロの酸の溶液に滴下し、反応をさらに75分続け
た。反応混合物を次に氷/水(100g)のゆっくりした添
加により停止し、濾過しそして実施例1におけるように
洗った。生成物の収量は4.3gであり、4.56%avoxのavox
及び約75%の純度を有した。
実施例3a−3d 実施例3を、BITAの硫酸溶液の代わりに、粒状原料と
してカルボン酸類、ITA、PrITA、sBITA及びPITA(5g)
を用いて、改変した形で繰返した。カロの酸溶液は、15
℃以下の温度で硫酸(98%w/w、23.1g)、過酸化水素溶
液(85%w/w、5.7g)及び脱ミネラル水(1.2g)から製
造された。カルボン酸類は、約40℃に保ったカロの酸溶
液中に攪拌しつつ次第に導入し、反応を40分間続けた。
混合物を約10℃に氷浴中で冷し、氷/水のゆっくりした
添加により停止し、濾過しそしてpH3に洗った。単離し
た生成物の純度は、それぞれ95.5%、90%、91.6%及び
84.4%w/wであった。
比較例 芳香族イミドペルオキシ酸 ヨーロッパ特許第0325289号明細書の実施例1による
化合物であるフタルイミド−2−ペルオキシ酢酸(TIP
2)は、市販のフタルイミド−2−酢酸から、ここの実
施例1で用いられているのと同じ方法で製造された。
ペルオキシ酸の性能 ペルオキシ酸を、漂白剤としてのそれらの有効性、そ
れらの有害性の評価及びそれらの貯蔵安定性を知るため
に、多くのテストにかけた。化合物は、又これらのテス
トで、参考ペルオキシ酸、ジペルオキシドデカンジオン
酸、DPDDA(プロクター・アンド・ギャンブルのような
洗濯組成物の製造者の中で好ましい有機過酸化物として
ここ8年間現れたペルオキシ酸)と比べた。
テストは、以下の通り行なわれた。
貯蔵安定性 このテストにおいて、ペルオキシ酸の秤量したサンプ
ルを、過剰の内圧を大気中に放出させるバッブラーキャ
ップを有するガラスバイアルに個々にシールし、32℃に
サーモスタットによりコントロールする暗室中に貯蔵す
る。ペルオキシ酸のavoxは、その製造直後即ちA。そし
て予定された貯蔵間隔後Asで測定される。測定は、全部
の個々のサンプルについて行なわれる。貯蔵したサンプ
ルの安定性の結果は、%として示されるAs/Aoであり、
大きければ大きい程良い。
avoxは、前記と同じ方法を用いて測定される。
ペルオキシ酸それ自体の貯蔵安定性は、ペルオキシ酸
の極めて重要な特徴であることは理解されよう。それ
は、化合物が、それが特定の組成物に配合される前にそ
のやり方で貯蔵され勝ちであるばかりでなく、化合物の
固有の安定性(たとえそれを含む組成物の他の成分が弱
くても達成できる最大)を表すからである。
+は化合物が本発明によるものを示し、一方−はそれ
が比較のために提供されていることを示す。
この表は、イミド芳香族ペルオキシ酸の貯蔵安定性
は、置換基の性質及び位置に極めて依存し、そして比較
するペルオキシ酸TIP2が非常に劣っていることを示す。
第二級ブチル、ペンチル又はヘプチル置換基を含む本発
明のペルオキシ酸は、真に優れた安定性を示した。
有害度の評価 2種のテストが、ペルオキシ酸の有害度の評価を示す
ために、下記に記述される。それらは、それぞれ衝撃感
受性テスト及び圧力・時間テストである。
衝撃感受性テストでは、おもり(kg)が、かなとこに
保持されたペルオキシ酸の新鮮なサンプル上に測定され
た高さ(cm)から一度落下する。サンプルは、従って高
さ及び重量に比例するkg・cm(1kg・cm=9.8×10-2J)
として通常表示される衝撃にかけられる。テストは、そ
れぞれの衝撃の強さで多数回行なわれ、そしてサンプル
が、こげ、発煙又は最悪では小さい爆発の発生により反
応するかどうかを知るために観察する。テストは、低い
衝撃強さで始まり、制限された結果が得られるまで、増
大した強さで続け、衝撃強さが正の結果を与えるテスト
の50%又は500kg・cmの数値に達するテストの50%の何
れかの初めが、非衝撃感受性生成物を表すことを示す。
kg・cmの制限された結果は、結果を要約する表に示さ
れ、大きければ大きい程良い。
圧力・時間テストにおいて、テスト材料の2gのサンプ
ルを18ml容綱ボンブの内に入れ、その分解を開始する。
圧力の上昇をモニターし、ミリ秒で表示される経路時間
に対してプロット又は表示する。表3において、時間
は、サンプルにより生ずるボンブ中の圧力について示さ
れて、100−300psi即ち6.895×105Pa−2.068×106Paに
増大し、長ければ長い程良い。シンボル00は、300psiの
圧力に達しなかった、即ち無限の持続時間を示す。解釈
により、30ミリ秒より短い時間は、材料が爆発する可能
性を有し、30−60ミリ秒の時間は、それがわずかに爆発
することを示し、そして安全な限界としては、約100ミ
リ秒又はそれ以上であることが好ましい。
IPTA、MIPTA、EIPTA、PrIPTA、sBIPTA、PIPTA及びSIP
TAに関する試験は、BIPTAと同じ結果を与えたが、ただ
しIPTA(実施例3aで製造した)のサンプルは、120m秒の
p−tを与えた。
表3から、本発明のイミドペルオキシ酸は、比較する
イミドペルオキシ酸TIP2より衝撃テストにより示される
ように遙かに安全であり、そして圧力・時間テストにお
いて、TIP2と同じく引用化合物DPDDAより顕著に安全で
あったことが分かる。これらのテストは、芳香族イミド
ペルオキシ酸化合物における好適な置換基の選択は、取
扱うのに本来的に安全な生成物を得るのに、極めて重要
であることを示す。
漂白/洗濯の評価 本発明及び比較のペルオキシ酸の有効性は、4種の代
表的な汚れ、即ち茶、赤ワイン、草及び青にマニキュア
の一つにより標準のやり方で予め浸潰された木綿布のき
れを洗うことによりテストされた。評価は、同じ標準化
条件下で、実験室スケールの洗濯機である。
US Testing Corporationから入手した「Tergotomote
r」(商標)で行なわれた。洗濯溶液は、6.5g/でペル
オキシ酸のない洗濯組成物を溶解した。炭酸カルシウム
として約160−180ppmの硬度を有する、地方のCheshire
水道水よりなった。すべての試験で用いられる組成物NS
PAは、以下の大体の分析値を有した。
秤量したペルオキシ酸を洗濯溶液に導入して、全部溶
解したとして、その中に25ppmの過酸avoxとした。これ
は、1.56×10-3Mモノペルオキシ酸のモル濃度に相当す
る。洗濯溶液を、20分間の洗濯中pH9及び40℃に保っ
た。布ぎれを次にリンスし乾燥し、汚れの除去の程度
を、洗濯した布の反射率Rwと、予め洗った汚れた布のそ
れRs及び汚れていない布のそれRuとを比較することによ
り求めた。測定は、D65転換フィルターを通してCIE人工
日光に等しいようにフィルターしたキセノンランプを備
えた。Instrumental Colour Syatem「Micromatch」(商
標)反射率分光光度計を用いて得た。%で表示して汚れ
の除去は、式 %SR=100X[Rw−Rs]/[Ru−Rs] を用いて計算された。このやり方でペルオキシ酸の洗濯
能力を示すことにより、本発明のペルオキシ酸を用いる
テストは、それ自体本発明の他の態様による洗濯法の例
であることが分かるだろう。同様に、布ぎれは、洗濯さ
れる前に減菌の条件に貯蔵されていなかったので、洗濯
工程は、同時にそれらを消毒するように働くだろう。
下記に引かれた結果は、2回の評価の平均である。洗
濯組成物のみ、即ちすべての添加した過酸のない組成物
を用いる同じ汚れた布の比較結果は、「ベース」と名付
られる。
表4から、本発明の過酸が、過酸を含まないベース組
成物との比較によるばかりでなく、DPDDAと比較して全
体に似た又は優れた有効性を示す、手の熱さの洗濯温度
で非常に有効な漂白剤であるが、より疏水性の汚れに向
かって明確な偏りがあることが分かる。試験は、特に、
短鎖のアルキル置換イミド化合物BIPTAが特に好ましい
洗濯性能を有し、そして本発明化合物が群として特に疏
水性の汚れに対して十分に働くことを示す。
洗濯の試験の繰返しが、又N−n−プロピル化合物
(PrIPTA)とDPDDA(それぞれ25ppm avoxをもたらす)
及びベース組成物のみとの有効性を比べるために、4種
の汚れの他のサンプル並に同じ濃度の同じベース洗濯組
成物を用いて、同じ洗濯条件下で行なわれた。平均の汚
れの除去は、ベースのみでは64%、DPDDAでは80%、そ
してPrIPTAでは81%以上であった。これは、PrIPTAが、
広い範囲の家庭内の汚れに対して特に有効な漂白剤であ
ることを立証する。
洗濯試験の他の繰返しは、下記の表4Aに特定されたペ
ルオキシ酸を用いて、それぞれ比較例C4及びC6並びに実
施例5と同じ条件を使用して行なわれた。
表4Aから、実施例E4i−E4 viiiでテストした本発明ペ
ルオキシ酸が、ベース洗濯組成物のみより実質的に良好
な性能を有し、そして特にPrIPTA、PIPTA、SIPTA、iPrI
PTA及びsBIPTAを含む多くのペルオキシ酸が、それらがD
PDDAをしのぐ事実から特に有効な洗濯/漂白化合物であ
るように考えられることが分かる。
処方 代表的を処方は、それぞれの下記の表に特定された特
別の用途を目的とする組成物の他の成分の前混合物と粒
状の本発明のペルオキシ酸とを乾燥混合することにより
製造される。処方において、iPrIPTA(tq)は、90%w/w
活性ペルオキシ酸を含み、5.7%w/wの測定したavoxを有
し、sBIPTA(tq)は96%w/w活性ペルオキシ酸を含みそ
して5.7w/wの測定したavを有し、PIPTA(tq)は94%w/w
活性ペルオキシ酸を含みそして5.4%w/wの測定したavox
を有し、SIPTA(tq)は92%w/w活性ペルオキシ酸を含み
そして5.0%w/wの測定したavoxを有し、BIPTA(tq1)
は、73%w/w活性ペルオキシ酸を含みそして4.4%w/wの
測定したavoxを有し、BIPTA(tq2)は96%w/w活性ペル
オキシ酸を含みそして5.8%w/wお測定したavoxを有し、
HIPTA(tq)は86%w/w活性ペルオキシ酸を含みそして4.
5%w/wの測定したavoxを有する。LASは、線状アルキル
ペンゼンスルホネートナトリウム塩(平均アルキル長さ
C11.5)を表し、OBAは、光学的光沢剤を表す。同様な処
方、即ち代表的な処方と同じ数のモルのペルオキシ酸を
もたらしうるものは、2種のペルオキシ酸の周知のavox
含量の比を用いて、計算された割合の代わりのペルオキ
シ酸で示されたものを置換し、それにより処方中に通常
用いられる充填剤又はバルク剤例えば硫酸ナトリウム又
は塩化ナトリウムの含量を調節することにより得られ
る。
実施例7−9A 漂白添加物処方は、表5に特定された粒状の成分を乾
燥ブレンドすることにより得る。
1.25g/の処方の作成は、それぞれ7及び7Aでは5pp
m、8及び8Aでは20ppm、そして9及び9Aでは40ppmの溶
液中の大体のavox濃度をもたらす。pHバッファーを含む
固体漂白添加組成物は、溶液のpHを約pH8.5に近く低下
させ、それにより汚れの除去を改善するが、それは約10
%w/wの硫酸ナトリウムを硼酸により置換することによ
り作成される。
実施例10−15 本発明による代表的な洗濯組成物は、粒状の本発明の
ペルオキシ酸と表6に示される他の成分のブレンドとを
乾燥混合することにより作成される。略称STPP及びPBSI
は、それぞれナトリウムトリポリホスフェート及びナト
リウムパーボレート−水和物を表す。キレートは、EDTM
P、エチレンジアミノ(テトラメチレンホスホネート)N
a塩又はCDTMP、シクロヘキサンジアミノ(テトラメチレ
ンホスホン酸)である。
ヨーロッパにおけるフロント・ローディング洗濯機に
関して代表的なレベルである、洗濯液中の8g/の濃度
の実施例10−15の処方の使用は、それぞれ約10、20、3
0、15、25及び35ppmの過酸avox濃度を生ずる。
実施例16−18A 代表的な消毒剤処方が、特定の本発明のペルオキシ酸
と表7に特定された他の粒状の成分とを乾燥混合するこ
とにより作成される。
これらの処方が、5g/の量で縮れたもの(又は同様
な物品)消毒溶液中に加えられるとき、本発明のペルオ
キシ酸は、それぞれ16、16Aでは15ppm、17、17Aでは25p
pmそして18、18Aでは35ppmの大体のavoxをもたらす。
実施例19−21A 粒状の希釈滅菌組成物は、表8に特定された成分を乾
燥混合することにより作成される。
これらの処方が、滅菌を必要とする水性媒体中で1g/
の添加レベルで用いられるとき、その中のavoxの大体
の濃度は、それぞれ19、19Aでは3ppm、20、20Aでは5ppm
そして21、21Aでは7ppmである。
実施例22−24 歯に好適な崩壊錠組成物は、下記の表9に示される成
分を乾燥混合し、次にそれらを打錠機の型で圧縮して約
4gの重量の錠剤を作る。ポリエチレングリコールバイン
ダー(平均分子量6000)をPEG6000とし、崩壊剤は、商
標名POLYPLASDONE XLで市販されている橋かけ結合ポリ
ビニルピロリドンであり、滑沢剤はナトリウムラウリル
サルフェートであった。
組成物22、23又は24の1個の錠剤が水に入れられると
き、それはそれぞれ17、21.5又は25mgのavoxを生ずる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ,アラン プライス イギリス国 リバプール エル23 8エ スディ ブランデルサンズ セント マ イケルズ ロード 13 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 209/48 C11D 3/395 C11D 7/54 D06L 3/02 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) (式中Rは水素、又は8個以下の線状炭素原子を含むア
    ルキル基を表す)を満足する有機ペルオキシ酸。
  2. 【請求項2】Rは3−7個の炭素原子を含む線状n−ア
    ルキル又は枝分れ鎖アルキル基を表す請求項1のペルオ
    キシ酸。
  3. 【請求項3】Rは水素、プロピル、イソ−プロピル、ブ
    チル、イソ−ブチル、第二級−ブチル、ペンチルまたは
    ヘキシルを表す請求項1のペルオキシ酸。
  4. 【請求項4】式(2) (式中Rは請求項1と同じ定義を有する)の有機カルボ
    ン酸を、−5ー50℃の反応温度で有機スルホン酸及び/
    又は鉱酸から選ばれる強酸媒体中で過剰の水性過酸化水
    素と、少なくとも或るペルカルボン酸生成物が固体とし
    て生成されるまで、反応させ、次に反応混合物から固体
    生成物を採取する、式(1)のペルオキシ酸を製造する
    方法。
  5. 【請求項5】有機スルホン酸反応媒体は、メタンスルホ
    ン酸である請求項4の方法。
  6. 【請求項6】硫酸は、それによりペルオキソモノ硫酸を
    含む過酸化水素反応剤との予備混合物として用いられる
    請求項4の方法。
  7. 【請求項7】式(1) (式中Rは水素、又は8個以下の線状炭素原子を含むア
    ルキル基を表す)を満足する有機ペルオキシ酸1−80%
    w/w及び稀釈剤99−20%w/wを含む漂泊組成物。
  8. 【請求項8】式(1) (式中Rは水素、又は8個以下の線状炭素原子を含むア
    ルキル基を表す)を満足する有機ペルオキシ酸0.5−50
    %w/w及び1−99%w/wの界面活性剤、0−90%w/wの洗
    浄剤ビルダー、0−99%w/wの稀釈剤及び0−20%w/wの
    補助剤(汚れ抗再沈着剤、染料転写阻害剤、光学的光沢
    剤、安定剤、腐食防止剤、殺菌剤、染料、香料、発泡増
    加剤、発泡阻害剤、pHコントロール剤及び吸収剤から選
    ばれる)を含む洗浄組成物。
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