JPH1050062A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JPH1050062A
JPH1050062A JP8200659A JP20065996A JPH1050062A JP H1050062 A JPH1050062 A JP H1050062A JP 8200659 A JP8200659 A JP 8200659A JP 20065996 A JP20065996 A JP 20065996A JP H1050062 A JPH1050062 A JP H1050062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
circuit
semiconductor integrated
signal
chip select
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8200659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2880958B2 (ja
Inventor
Toshiaki Akioka
利明 秋岡
Yukio Fuji
幸雄 藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Priority to JP8200659A priority Critical patent/JP2880958B2/ja
Priority to US08/903,159 priority patent/US5929653A/en
Priority to TW086110857A priority patent/TW340972B/zh
Priority to KR1019970036197A priority patent/KR100256131B1/ko
Publication of JPH1050062A publication Critical patent/JPH1050062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2880958B2 publication Critical patent/JP2880958B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/173Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using elementary logic circuits as components
    • H03K19/1731Optimisation thereof
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体集積回路のチップセレクト回路におい
て、回路規模の縮小化と信頼性の向上を計る。 【解決手段】入力信号INを受け反転信号を出力するイ
ンバータ1と、2端子間がそれぞれオン/オフ設定され
各一端が共通に節点Aに接続され各他端が入力信号I
N,その反転信号,接地電位の各信号を個別に入力する
第1,第2,第3のスイッチS1,S2,S3と、節点
Aの信号を増幅し出力信号OUTを出力するインバータ
2,3と、を備えている。また、これら第1,第2,第
3のスイッチS1,S2,S3は、例えばヒューズ素子
などで構成され、プログラミング設定により、これらス
イッチS1,S2,S3の何れか1つの2端子間のみ
が、オン状態に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路に関
し、特に入力されるイネーブル信号により機能が活性化
され動作する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体集積回路は、イネ
ーブル信号またはチップセレクト信号の入力によりその
機能が活性化され動作する半導体チップに広く用いられ
ている。例えば、半導体記憶装置に代表されるように、
システム構成上大きな記憶空間が必要な場合、多数の半
導体集積回路を用いることとなる。このとき、全ての集
積回路がアクティブ状態であれば、システム自体の消費
電力が増す。これに対し、必要なときに必要な集積回路
のみが動作することにより、消費電力が低減される。そ
のため、チップセレクト回路などを設け、任意に設定し
たアクティブレベルが入力端子に印加された場合のみ動
作する半導体集積回路は、多数存在する。
【0003】通常、このアクティブレベルは、L,H,
Don't Careの3状態を設定可能としている。
【0004】アクティブレベルLは、半導体集積回路の
チップセレクト回路の入力端子にLレベルを印加した場
合のみ、半導体集積回路をアクティブ状態とすることが
できる。また、アクティブレベルHは、半導体集積回路
のチップセレクト回路の入力端子にHレベルを印加した
場合のみ、半導体集積回路をアクティブ状態とすること
ができる。アクティブレベルDon't Careは、半導体集積
回路のチップセレクト回路に印加される電位によらず、
常に半導体集積回路をアクティブ状態とすることができ
る。
【0005】半導体集積回路のチップセレクト回路は、
顧客の要求により、このような3状態の1つをプログラ
ム可能としている。この種の代表的なチップセレクト回
路として、例えば、USP4612459やUSP51
79540などに記載されている回路がある。図4は、
このUSP4612459に記載されたチップセレクト
回路を示す回路図およびその動作モード一覧を示す説明
図である。
【0006】図4(A)を参照すると、このチップセレ
クト回路は、第1,第2のスイッチ手段として用いられ
るNチャネル型MOSトランジスタ(以下N型トランジ
スタと称する)N6,N7からなる第1のプログラム回
路6と、第1のプログラム回路の出力Aおよび入力信号
INを入力するNOR回路4と、第3,第4のスイッチ
手段として用いられるN型トランジスタN8,N9から
なる第2のプログラム回路7と、第2のプログラム回路
7の出力BおよびNOR回路4の出力Cを入力し出力信
号OUTを出力するEOR回路5と、から構成されてい
る。
【0007】いま、アクティブレベルのプログラム方法
として、マスクROMなどで一般的なイオン注入方式を
用いたものとする。第1のプログラム回路6と第2のプ
ログラム回路7で用いられるN型トランジスタN6,N
7,N8,N9は、イオン注入以前はエンハンスメント
型トランジスタであり、リンなど5価の元素のイオン注
入により、デプレッション型トランジスタとすることが
できる。
【0008】第1のプログラム回路6は、入力信号IN
を有効にするか否かを決定することができる。仮に、N
型トランジスタN6をイオン注入によりデプレッション
型トランジスタとすると、節点AのレベルはHレベルと
なり、NOR回路4の出力Cは入力信号INの状態によ
らずLレベル固定となる。一方、N型トランジスタN7
をデプレッション型トランジスタとした場合、節点Aの
レベルはLレベルとなり、入力信号INがLレベルまた
はHレベルである場合、NOR回路4の出力Cはそれぞ
れHレベルまたはLレベルとなり、入力信号INにより
次段以降の回路の動作を決定することができる。
【0009】第2のプログラム回路7は、内部回路のア
クティブレベルを決定する回路である。いま、N型トラ
ンジスタN8をデプレッション型トランジスタとする
と、節点BのレベルはHレベルとなり、節点Cのレベル
がLまたはHである場合、出力OUTはそれぞれHレベ
ルまたはLレベルとなる。また、N型トランジスタN9
をデプレッション型トランジスタとした場合、節点Bの
レベルはLレベルとなり、節点CのレベルがLレベルま
たはHレベルである場合、出力OUTはそれぞれLレベ
ルまたはHレベルとなる。内部回路のアクティブレベル
は、HレベルまたはLレベルの何れにも、自由に設定さ
れる。
【0010】次に、図4(B)の動作モード一覧を参照
しながら、従来の半導体集積回路におけるチップセレク
ト回路の動作を簡単に説明する。ここでは、チップセレ
クト回路の出力OUTがLレベルになったときに、内部
回路がアクティブとなるとする。
【0011】チップセレクト回路の入力信号INのアク
ティブレベルをLレベルとする場合、第1,第2のプロ
グラム回路6,7のN型トランジスタN7,N8をデプ
レッション型トランジスタとし、節点A,Bのレベルは
それぞれLレベル,Hレベルとなる。入力信号INがL
レベルである場合、NOR回路4の出力CはHレベルと
なり、EOR回路5の出力OUTはLレベルとなり、内
部回路はアクティブとなる。一方、入力信号INがHレ
ベルである場合、節点CのレベルはLレベルとなり、E
OR回路5の出力OUTはHレベルとなり、内部回路は
ノンアクティブとなる。
【0012】次に、チップセレクト回路の入力信号IN
のアクティブレベルをHレベルとする場合、第1,第2
のプログラム回路6,7のN型トランジスタN7,N9
をデプレッション型トランジスタとし、節点A,Bのレ
ベルは共にLレベルとなる。入力信号INがLレベルの
場合、NOR回路4の出力CはHレベルとなり、EOR
回路5の出力OUTはHレベルとなり、内部回路はノン
アクティブとなる。一方、入力信号INがHレベルであ
る場合、節点CのレベルはLレベルとなり、EOR回路
5の出力OUTはLレベルとなり、内部回路はアクティ
ブとなる。
【0013】次に、チップセレクト回路の入力信号IN
のアクティブレベルをDon't Careとする場合、第1,第
2のプログラム回路6,7のN型トランジスタN6,N
9をデプレッション型トランジスタとし、節点A,Bの
レベルはそれぞれHレベル,Lレベルとなり、NOR回
路4の出力Cは入力信号INによらず常にLレベルとな
り、EOR回路5の出力OUTは常にLレベルとなり、
内部回路は常にアクティブとなる。
【0014】このように、第1のプログラム回路6の出
力および入力信号INの論理和をとり、さらに、第2の
プログラム回路7の出力との排他的論理和をとることに
より、チップセレクト回路の入力信号INのアクティブ
レベルを任意にプログラムすることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の半導体集積回路におけるチップセレクト回路は、その
論理構成上、NOR回路およびEOR回路と2つのプロ
グラム回路とから構成されるため、総トランジスタ数は
最低14トランジスタで構成する必要がある。が、半導
体集積回路においては、高集積化,小型化を計る必要が
常にあり、そのため、個々の回路規模すなわちトランジ
スタ数を減らすことが、常に必要である。
【0016】また、プログラム回路におけるトランジス
タとして電源電位につながるN型トランジスタN6,N
8を用いているが、N型トランジスタはPチャネル型M
OSトランジスタ(以下P型トランジスタと称する)よ
り一般的に耐圧が低く、静電破壊などにより、このプロ
グラムトランジスタ部が破壊されることがある。そのた
め、プログラム回路におけるN型トランジスタN6,N
8と電源電位との間にP型トランジスタを配置する方法
がとられる場合がある。
【0017】本発明の目的は、上記の問題点を鑑み、チ
ップセレクト回路のトランジスタ数を減らし、かつ、静
電破壊耐圧を高くし信頼性を向上することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、半
導体チップに入力されるイネーブル信号,その反転信
号,定電位の何れか1つをプログラミング設定により選
択出力するチップセレクト回路を有し、その出力信号に
より他機能が活性化され動作する半導体集積回路におい
て、前記チップセレクト回路が、2端子間がそれぞれオ
ン/オフ設定され各一端が共通接続され前記出力信号に
対応した信号を出力し各他端が前記イネーブル信号,そ
の反転信号,定電位に対応する各信号を個別に入力する
第1,第2,第3のスイッチ手段を備えている。
【0019】また、前記各スイッチ手段が、各ゲート電
極をソースまたはドレイン電極にそれぞれ接続し互いに
逆方向に直列接続された第1,第2のトランジスタを備
えている。
【0020】または、前記第1,第2のスイッチ手段
が、各ゲート電極をソースまたはドレイン電極にそれぞ
れ接続し互いに逆方向に直列接続された第1,第2のト
ランジスタを備え、前記第3のスイッチ手段が、ゲート
電極をソースまたはドレイン電極に接続するN型または
P型トランジスタからなっている。
【0021】さらに、前記各スイッチ手段が、半導体チ
ップ製造工程において形成される常時オンのデプレッシ
ョン型トランジシタを備えるか否かによりプログラミン
グ設定されている。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の半導体記憶装置の実施
形態1におけるチップセレクト回路を示す回路図および
説明図である。
【0023】図1(A)を参照すると、本実施形態の半
導体記憶装置におけるチップセレクト回路は、入力信号
INを受け反転信号を出力するインバータ1と、2端子
間がそれぞれオン/オフ設定され各一端が共通に節点A
に接続され各他端が入力信号IN,その反転信号,接地
電位の各信号を個別に入力する第1,第2,第3のスイ
ッチS1,S2,S3と、節点Aの信号を増幅し出力信
号OUTを出力するインバータ2,3と、を備えてい
る。また、これら第1,第2,第3のスイッチS1,S
2,S3は、例えばヒューズ素子などで構成され、プロ
グラミング設定により、これらスイッチS1,S2,S
3の何れか1つの2端子間のみが、オン状態に設定され
ている。
【0024】次に、このチップセレクト回路の動作につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1(B)は、本
実施形態の半導体集積回路におけるチップセレクト回路
の動作モード一覧を示す説明図である。ここでは、チッ
プセレクト回路の出力OUTがLレベルになったとき
に、内部回路がアクティブとなるとする。
【0025】スイッチS1を導通状態としスイッチS
2,S3を非導通状態とするプログラミング設定の場
合、入力信号INにLレベルが印加されると、スイッチ
S1を通し節点AのレベルはLレベルとなる。節点Aに
伝達された信号はインバータ2,3を通し出力OUTは
Lレベルとなり、内部回路をアクティブ状態とすること
ができる。また、入力信号INにHレベルが印加される
と出力OUTはHレベルとなり、内部回路をノンアクテ
ィブ状態とすることができる。このように、チップセレ
クト回路の入力信号INのアクティブレベルをLレベル
にプログラムすることができる。
【0026】次に、スイッチS2を導通状態としスイッ
チS1,S3を非導通状態とするプログラミング設定の
場合、入力信号INにLレベルが印加されると、インバ
ータ1を通して節点AのレベルはHレベルとなる。節点
Aに伝達された信号はインバータ2,3を通し出力OU
TはHレベルとなり、内部回路はノンアクティブ状態と
なる。また、入力信号INにHレベルが印加されると、
節点AのレベルはLレベルとなり、出力OUTはLレベ
ルとなり、内部回路をアクティブ状態とすることができ
る。このように、チップセレクト回路の入力信号INの
アクティブレベルをHレベルにプログラムすることがで
きる。
【0027】次に、スイッチS3を導通状態としスイッ
チS1,S2を非導通状態とするプログラミング設定の
場合、入力信号INにLもしくはHレベルが印加されて
もスイッチS1,S2は導通してないため、節点Aのレ
ベルは常に接地電位をなる。すなわち、出力OUTは常
にLレベルを出力しており、内部回路は常にアクティブ
状態となっている。このように、チップセレクト回路の
入力信号INのアクティブレベルをDon't Careにプログ
ラムすることができる。
【0028】このように、本実施形態の半導体集積回路
におけるチップセレクト回路は、3個のスイッチを用い
ることにより、3種類の入力信号アクティブレベルL,
H,Don't Careをプログラムできるようになる。
【0029】上記説明では、出力OUTのレベルがLレ
ベルのとき内部回路がアクティブとなるとしたが、出力
OUTがHレベルであるとき内部回路がアクティブとな
る場合、インバータ3の削除により実現できることは明
白である。
【0030】また、スイッチS3を接地との間でのスイ
ッチ手段として用いているが、出力OUTと内部回路の
アクティブ状態の論理により、電源電位もしくは他の信
号配線と接続できることは明白である。
【0031】図2は、本発明の半導体記憶装置の実施形
態2におけるチップセレクト回路を示す回路図および説
明図である。
【0032】図2(A)を参照すると、本実施形態の半
導体記憶装置におけるチップセレクト回路は、図1
(A)の実施形態1のチップセレクト回路の第1,第
2,第3のスイッチS1,S2,S3をそれぞれ他の第
1,第2,第3のスイッチ手段とするものである。これ
ら第1,第2,第3のスイッチ手段は、2端子間がそれ
ぞれオン/オフ設定され各一端が共通に節点Aに接続さ
れ各他端が入力信号IN,その反転信号,接地電位の各
信号を個別に入力する。また、これら第1,第2,第3
のスイッチ手段の何れか1つの2端子間のみが、プログ
ラミング設定により、オン状態に設定されている。その
他の回路構成は、図1(A)の実施形態1のチップセレ
クト回路と同様であり、重複説明を省略する。
【0033】第1のスイッチ手段は、各ゲート電極をソ
ースまたはドレイン電極にそれぞれ接続し互いに逆方向
に直列接続された2つのN型トランジスタN1,N2か
らなり、接続点を節点Bとする。また、第2のスイッチ
手段は、N型トランジスタN1,N2と同様に接続され
た2つのN型トランジスタN3,N4からなり、接続点
を節点Dとする。さらに、第3のスイッチ手段は、ゲー
ト電極をソースまたはドレイン電極に接続し接地電位を
入力している。
【0034】次に、このチップセレクト回路の動作につ
いて、図面を参照しながら説明する。図2(B)は、本
実施形態の半導体集積回路におけるチップセレクト回路
の動作モード一覧を示す説明図である。ここでは、チッ
プセレクト回路の出力OUTがLレベルになったとき
に、内部回路がアクティブとなるとする。
【0035】このチップセレクト回路のスイッチ手段の
各N型トランジスタN1〜N5は、集積回路製造工程で
あるイオン注入工程において、選択的にイオン注入され
デプレッション型トランジスタとされ、ゲート電圧によ
らず、常にオン状態となる。この手法は、マスクROM
などを含む半導体集積回路のコード工程として一般的に
用いられており、プログラムが任意に可能である。
【0036】次に、イオン注入されない2つのN型トラ
ンジスタN1,N2もしくはN3,N4とから構成され
る第1,第2のスイッチ手段のオフ動作について、N型
トランジスタN3,N4を例に説明する。
【0037】たとえば、節点C,Aの電位がHレベル,
Lレベルであるとき、N型トランジスタN3は、ドレイ
ン電位が節点CのHレベルであるため、ゲートおよびソ
ース電極を共通接続する節点Dの電位がHレベルおよび
スレッショールド電圧の加算値以上であるとき必ずオン
状態となる。しかし、節点Dは、どこからも電位供給が
ないため、Hレベルおよびスレッショールド電圧の加算
値以下の電位となり、N型トランジスタN3はオフ状態
となる。一方、N型トランジスタN4は、ドレイン電位
が節点AのLレベルであるため、ゲートおよびソース電
極を共通接続する節点Dの電位がLレベルおよびスレッ
ショールド電圧の加算値以上であるとき必ずオン状態と
なる。しかし、節点Dは、どこからも電位供給がないた
め、Lレベルおよびスレッショールド電圧の加算値以下
の電位となり、N型トランジスタN4はオフ状態とな
る。このため、N型トランジスタN3は、常に、オフ状
態となる。反対に、節点C,Aの電位がLレベル,Hレ
ベルであるときは、N型トランジスタN4が、常に、オ
フ状態となる。また、節点Dの電位が仮にLレベルの場
合は、N型トランジスタN3,N4が、共に、オフ状態
となる。このため、節点Cと節点Aは、完全に遮断され
たオフ状態となる。
【0038】このように、各ゲート電極をソースまたは
ドレイン電極にそれぞれ接続し互いに逆方向に直列接続
された2つのエンハンスメント型トランジスタからなる
スイッチ手段により、信号間の逆流・リークを防ぐこと
ができる。
【0039】仮に、第1のスイッチ手段のみを導通状態
とするプログラミング設定の場合、N型トランジスタN
1,N2とを選択的にデプレッション型トランジスタと
し、他のN型トランジスタN3,N4,N5は、イオン
注入せず、エンハンスメント型トランジスタとなる。こ
れにより、ゲートおよびソース電位を共通に接地電位と
するN型トランジスタN5からなるスイッチ手段とN型
トランジスタN3,N4からなるスイッチ手段とが常に
オフ状態となり、N型トランジスタN1,N2からなる
スイッチ手段がゲート電圧によらず節点Bを介してオン
状態となる。
【0040】チップセレクト回路の入力信号INにLレ
ベルが印加されたとき、節点Cには、入力信号INの反
転信号であるHレベルが出力される。が、N型トランジ
スタN1,N2からなるスイッチ手段のみがオン状態で
あるので、入力信号INはN型トランジスタN1,節点
B,N型トランジスタN2を介して節点Aに伝達され
る。節点Aの電位は、入力信号INと同様のLレベルが
印加され、出力信号OUTがLレベルとなり、内部回路
がアクティブとなる。また、入力信号INにHレベルが
印加されたとき、前述の動作と同様にして、N型トラン
ジスタN1,節点B,N型トランジスタN2を介して節
点Aに伝達され、出力信号OUTがHレベルとなり、内
部回路がインアクティブとなる。。すなわち、チップセ
レクト回路の入力信号INのアクティブレベルがLアク
ティブとなる。
【0041】次に、第2のスイッチ手段のみを導通状態
とするプログラミング設定の場合、N型トランジスタN
3,N4とを選択的にデプレッション型トランジスタと
し、他のN型トランジスタN1,N2,N5は、イオン
注入せず、エンハンスメント型トランジスタとなる。こ
れにより、ゲートおよびソース電位を共通に接地電位と
するN型トランジスタN5からなるスイッチ手段とN型
トランジスタN1,N2からなるスイッチ手段とが常に
オフ状態となり、N型トランジスタN3,N4からなる
スイッチ手段がゲート電圧によらず節点Dを介してオン
状態となる。チップセレクト回路の入力信号INにLレ
ベルが印加されたとき、節点Cには、入力信号INの反
転信号であるHレベルが出力される。N型トランジスタ
N3,N4からなるスイッチ手段のみがオン状態である
ので、節点Cの電位がN型トランジスタN3,節点D,
N2を介して節点Aに伝達される。節点Aの電位は、入
力信号INと逆のHレベルになり、出力信号OUTがH
レベルとなり、内部回路がインアクティブとなる。ま
た、入力信号INにHレベルが印加されたとき、節点
C,Aの電位はLレベルとなり、出力OUTがLレベル
となり、内部回路がアクティブとなる。すなわち、チッ
プセレクト回路の入力信号INのアクティブレベルがH
アクティブとなる。
【0042】次に、第3のスイッチ手段のみを導通状態
とするプログラミング設定の場合、N型トランジスタN
5のみを選択的にデプレッション型トランジスタとし、
他のN型トランジスタN1〜N4は、イオン注入せず、
エンハンスメント型トランジスタとなる。これにより、
N型トランジスタN1〜N4からなるスイッチ手段が常
にオフ状態となり、N型トランジスタN5がゲート電圧
によらずオン状態となる。このため、節点Aの電位はN
型トランジスタN5を通してLレベルに固定され、出力
信号OUTは入力信号INによらず常にLレベルに固定
された状態となり、内部回路がアクティブとなる。すな
わち、チップセレクト回路の入力信号INのアクティブ
レベルがDon't Careアクティブとなる。
【0043】本実施形態の半導体集積回路におけるチッ
プセレクト回路は、従来の半導体集積回路におけるチッ
プセレクト回路がNOR回路およびEOR回路と2つの
プログラム回路とから構成され総トランジスタ数が最低
14トランジスタとなるのに対し、最小の14トランジ
スタで構成される。
【0044】なお、図2の実施形態2の半導体集積回路
におけるチップセレクト回路のスイッチ手段は、N型ト
ランジスタとして構成した場合であるが、P型トランジ
スタを使用しても問題はない。たとえば、図3は、本発
明の半導体集積回路の実施形態3におけるチップセレク
ト回路を示す回路図である。図3を参照すると、このチ
ップセレクト回路のスイッチ手段は、ゲート電極をおの
おののソース電極と接続したP型トランジスタP1〜P
5からなる。動作については、実施形態2と同様である
ため、説明は割愛する。
【0045】また、これらのスイッチ手段は、配線工程
などにより形成しても良いし、実施形態1と同じく、ヒ
ューズ素子などで断線させることにより、実現しても良
い。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による半導
体集積回路におけるチップセレクト回路は、各一端が共
通接続され各他端が入力信号,その反転信号,接地電位
の各信号を個別に入力する3つのスイッチ手段をプログ
ラム設定することにより、最小トランジスタ数で構成す
ることができ、回路規模が縮小する。
【0047】また、直接電源電位に接続するN型トラン
ジスタが無いため、静電破壊耐圧が高くなり、信頼性が
向上するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体集積回路の実施形態1における
チップセレクト回路を示す回路図および説明図である。
【図2】本発明の半導体集積回路の実施形態2における
チップセレクト回路を示す回路図および説明図である。
【図3】本発明の半導体集積回路の実施形態3における
チップセレクト回路を示す回路図および説明図である。
【図4】従来の半導体集積回路におけるチップセレクト
回路例を示す回路図および説明図である。
【符号の説明】
1〜3 インバータ 4 NOR回路 5 EOR回路 6〜7 プログラム回路 IN 入力信号 N1〜N9 Nチャネル型MOSトランジスタ OUT 出力信号 P1〜P5 Pチャネル型MOSトランジスタ S1〜S3 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに入力されるイネーブル信
    号,その反転信号,定電位の何れか1つをプログラミン
    グ設定により選択出力するチップセレクト回路を有し、
    その出力信号により他機能が活性化され動作する半導体
    集積回路において、前記チップセレクト回路が、2端子
    間がそれぞれオン/オフ設定され各一端が共通接続され
    前記出力信号に対応した信号を出力し各他端が前記イネ
    ーブル信号,その反転信号,定電位に対応する各信号を
    個別に入力する第1,第2,第3のスイッチ手段を備え
    ることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記各スイッチ手段が、各ゲート電極を
    ソースまたはドレイン電極にそれぞれ接続し互いに逆方
    向に直列接続された第1,第2のトランジスタを備え
    る、請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2のスイッチ手段が、各ゲ
    ート電極をソースまたはドレイン電極にそれぞれ接続し
    互いに逆方向に直列接続された第1,第2のトランジス
    タを備え、前記第3のスイッチ手段が、ゲート電極をソ
    ースまたはドレイン電極に接続するN型またはP型トラ
    ンジスタからなる、請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記各スイッチ手段が、半導体チップ製
    造工程において形成される常時オンのデプレッション型
    トランジシタを備えるか否かによりプログラミング設定
    される、請求項1,2または3記載の半導体集積回路。
JP8200659A 1996-07-30 1996-07-30 半導体集積回路 Expired - Fee Related JP2880958B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200659A JP2880958B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 半導体集積回路
US08/903,159 US5929653A (en) 1996-07-30 1997-07-30 Semiconductor integrated circuit having programmable enabling circuit
TW086110857A TW340972B (en) 1996-07-30 1997-07-30 Semiconductor integrated circuit having programmable enabling circuit
KR1019970036197A KR100256131B1 (ko) 1996-07-30 1997-07-30 프로그램가능한 인에이블 회로를 갖는 반도체 집적회로

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200659A JP2880958B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1050062A true JPH1050062A (ja) 1998-02-20
JP2880958B2 JP2880958B2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=16428093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8200659A Expired - Fee Related JP2880958B2 (ja) 1996-07-30 1996-07-30 半導体集積回路

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5929653A (ja)
JP (1) JP2880958B2 (ja)
KR (1) KR100256131B1 (ja)
TW (1) TW340972B (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588588B2 (ja) * 1975-05-28 1983-02-16 株式会社日立製作所 半導体集積回路
US4292548A (en) * 1979-07-27 1981-09-29 Instituto Venezolano De Investigaciones Cientificas (Ivic) Dynamically programmable logic circuits
JPS5766589A (en) * 1980-10-14 1982-04-22 Fujitsu Ltd Semiconductor storage element
US4612459A (en) * 1984-05-31 1986-09-16 Rca Corporation Programmable buffer selectively settable to operate in different modes
US5179540A (en) * 1985-11-08 1993-01-12 Harris Corporation Programmable chip enable logic function
US4931946A (en) * 1988-03-10 1990-06-05 Cirrus Logic, Inc. Programmable tiles
JPH02109419A (ja) * 1988-10-19 1990-04-23 Toshiba Corp Romを内蔵した集積回路
JPH077225A (ja) * 1993-06-17 1995-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 反射鏡
US5502401A (en) * 1995-04-26 1996-03-26 Texas Instruments Incorporated Controllable width or gate
KR0145221B1 (ko) * 1995-05-25 1998-08-17 김광호 반도체 메모리 소자의 스위치 회로
US5598114A (en) * 1995-09-27 1997-01-28 Intel Corporation High speed reduced area multiplexer
US5856746A (en) * 1996-06-17 1999-01-05 Sun Microsystems, Inc. Logic speed-up by selecting true/false combinations with the slowest logic signal

Also Published As

Publication number Publication date
JP2880958B2 (ja) 1999-04-12
KR100256131B1 (ko) 2000-05-15
KR980011512A (ko) 1998-04-30
TW340972B (en) 1998-09-21
US5929653A (en) 1999-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3118071B2 (ja) レベル変換回路
US6710625B2 (en) Semiconductor integrated circuit having a gate array structure
KR20000057070A (ko) 아날로그 스위치용 백 게이트 전압제어기를 가지는 반도체장치
WO1996008038A1 (en) Fault-protected overvoltage switch with expanded signal range
EP0346898B1 (en) Power supply switching circuit
KR970060217A (ko) 출력회로, 누설전류를 감소시키기 위한 회로, 트랜지스터를 선택적으로 스위치하기 위한 방법 및 반도체메모리
US6242971B1 (en) Monolithically integrated selector for electrically programmable memory cell devices
KR970001839B1 (ko) 집적회로
JP2880958B2 (ja) 半導体集積回路
KR100223506B1 (ko) 반도체 메모리 디바이스용 논리 회로
KR19990014678A (ko) 출력회로
US5309043A (en) Compound logic circuit having NAND and NOR gate outputs and two transistors connected within both gate circuits
US4996446A (en) Semiconductor device having a reverse bias voltage generator
US6525591B2 (en) Circuit for selectively enabling one among a plurality of circuit alternatives of an integrated circuit
EP0821484B1 (en) High voltage tolerance output stage
JP3067805B2 (ja) 半導体チップ上でより高い電圧をスイッチングするための回路装置の作動方法
JP3675987B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2780255B2 (ja) デコーダ回路
KR100335452B1 (ko) 프로그래머블버퍼회로및이를구비한마스크롬장치
KR100272481B1 (ko) 감소된트랜지스터수로이루어진프로그램가능한버퍼회로
JP2549686B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2569684B2 (ja) パワーオンリセット回路
US6380795B1 (en) Semiconductor integrated circuit
US7205795B2 (en) Semiconductor device having universal logic cell
US6943584B2 (en) Programmable semiconductor device including universal logic modules coping with as many user inverters

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990105

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees