JPH1049264A - 電池電源式電子装置 - Google Patents

電池電源式電子装置

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JPH1049264A
JPH1049264A JP8203724A JP20372496A JPH1049264A JP H1049264 A JPH1049264 A JP H1049264A JP 8203724 A JP8203724 A JP 8203724A JP 20372496 A JP20372496 A JP 20372496A JP H1049264 A JPH1049264 A JP H1049264A
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謙二 洞谷
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の電子機器を共通の電池を電源として各別
の電子回路により独立して動作させる電池電源式電子装
置において、電池電圧の低下の報知を、簡単な構成で、
しかも電池の消耗を極力抑えつつ的確に行うことができ
る電池電源式電子装置を提供する。 【解決手段】電池1を電源としてコンロバーナ2用の電
磁弁4を動作させる電子回路9と、グリル用バーナ5用
の電磁弁7を動作させる電子回路10とを互いに独立し
て備えたグリル付コンロにおいて、電池1の電圧が電池
1の交換を行うべき所定値に低下したときに、その旨を
LEDランプ16により報知する報知手段18を使用頻
度の高いコンロ側の電子回路9のみに備える。報知を行
う電池1の電圧の所定値は、電子回路10及び電磁弁7
が正常に動作可能な電圧の下限値よりも高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンロ等、電池を
電源として使用する電池電源式電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数のバーナを備えたガスコンロ
(グリル付のものを含む)にあっては、各バーナ毎に、
該バーナへのガス供給路を開閉する電磁弁等の電子機器
を搭載し、それらの電子機器を電池を電源として動作さ
せるようにしたものが知られている。そして、このよう
に電池を電源として各バーナに対応する電磁弁等の電子
機器を動作させる場合、各バーナの運転に際して単一の
マイクロコンピュータを用いて各電子機器の動作を一括
的に制御するものが知られているが、このようにマイク
ロコンピュータを使用したものは、高価なものとなるこ
とから、各バーナに対応する電子機器毎に、アンプやコ
ンパレータ、タイマ回路等を用いて構成された電子回路
を具備し、各バーナ毎の電磁弁等の電子機器を、それぞ
れ対応する各別の電子回路により各バーナの運転操作等
に応じて独立して動作させるようにしたものが知られて
いる。
【0003】一方、例えば上記のように電池を電源とし
て使用するガスコンロでは、電池がある程度消耗する
と、電磁弁やこれに付随する電子回路等の動作が不確実
なのものとなる虞れがあるため、電池の電圧を監視し、
その電池電圧があらかじめ定めた所定値以下となったと
きに、使用者に電池の交換を促すためにその旨をランプ
やブザー等により報知し、さらに、電池電圧が上記所定
値よりも小さい第2の所定値以下に低下すると、前記電
磁弁への通電を強制的に禁止するようにしたものが知ら
れている(例えば本出願人が先に開示した特開平6−3
07633号公報参照)。
【0004】そして、このように電池の電圧低下をラン
プやブザー等により報知する場合、前述のように各バー
ナ毎の電磁弁等の電子機器を、それぞれ対応する各別の
電子回路により独立に動作させるものでは、各バーナ毎
に、電池電圧を監視する回路や、ランプもしくはブザー
の駆動回路から成る報知手段を具備することが一般的に
考えられる。あるいは、各バーナについて共通の報知手
段により、いずれのバーナの運転時にも、上記の報知が
行われるような回路構成とすることが考えられる。
【0005】しかしながら、各バーナ毎に、電池電圧を
監視する回路や、ランプもしくはブザーの駆動回路から
成る報知手段を具備することはコスト的に不利なものと
なりやすく、特に、例えばグリル付のコンロでは、一般
に、グリルはコンロに比して使用頻度が低いため、この
ように使用頻度の低いグリルに対応させて前記報知手段
を具備することは得策でない。
【0006】また、各バーナについて共通の報知手段に
より、いずれのバーナの運転時にも、上記の報知が行わ
れるような回路構成とする場合には、いずれのバーナの
運転時にも、常に報知手段を構成する回路に電池から電
源電力を供給するようにしなければならないため、電池
の消耗を早め易いと共に、回路構成が複雑なものとなり
易い。
【0007】尚、このような不都合はガスコンロに限ら
ず、複数の電子機器を共通の電池を電源として各別の電
子回路により独立して動作させるような装置において生
じる不都合である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、複数の電子機器を共通の電池を電源として各別の
電子回路により独立して動作させる電池電源式電子装置
において、電池電圧の低下の報知を、簡単な構成で、し
かも電池の消耗を極力抑えつつ的確に行うことができる
電池電源式電子装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電池電源式電子
装置はかかる目的を達成するために、共通の電池を電源
とする複数の電子機器と、各電子機器に対応した所定の
動作指令に基づき各電子機器にそれぞれ独立して前記電
池から給電せしめて該電子機器を動作させる複数の電子
回路とを備えた電池電源式電子装置において、前記複数
の電子機器のうち、最も動作頻度の高い特定電子機器に
対応する前記電子回路に、前記電池の電圧が所定値以下
に低下したときにその旨を報知する報知手段を具備し、
前記所定値を他の電子機器及びこれに対応する電子回路
が正常に動作可能な前記電池の電圧の下限値よりも高く
設定したことを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記複数の電子機
器のうち、前記最も動作頻度の高い特定電子機器の動作
時には、前記電池の電圧が前記所定値以下になると、前
記報知手段によりその旨が報知され、電池を交換すべき
旨が使用者に促される。一方、該特定電子機器の他の電
子機器のみの動作時には、前記報知手段の作動は行われ
ないものの、該他の電子機器及びこれに対応する前記電
子回路が正常に動作可能な電池の電圧の下限値は、前記
所定値よりも低いため、前記電池の電圧が該電池の交換
をすべき前記所定値まで低下してもいきなり該他の電子
機器が正常に動作できなくなることはない。また、該他
の電子機器の動作頻度に比して、前記特定電子機器の動
作頻度が高いため、一般には、電池の電圧が前記下限値
まで低下する前に、前記特定電子機器の動作が行われ、
この時、前述のように前記報知手段による報知が行われ
る。従って、一般には、該他の電子機器及びこれに対応
した電子回路が正常に動作できなくなる前に、前記報知
手段の報知によって使用者が電池の交換の必要性を認識
する。さらに、仮に、特定電子機器の他の電子機器のみ
の動作時に電池の電圧が前記下限値以下に低下して該他
の電子機器が正常に動作できなくなっても、動作頻度の
高い前記特定電子機器の動作を行おうとした際に前記報
知手段による報知が行われるため、使用者はその報知に
よって、該他の電子機器が正常に動作できなくなった原
因が電池の消耗であることを認識する。
【0011】このように本発明の電池電源式電子機器に
よれば、最も動作頻度の高い特定電子機器に対応する電
子回路に備えた単一の報知手段による簡単な構成で電池
の交換を促す報知を支障なく的確に行うことができる。
そして、該報知手段は、前記特定電子機器の動作時にの
み作動させればよいので、他の電子機器の動作時には、
該報知手段を構成する回路に前記電池から給電する必要
がなく、これにより、電池の消耗を極力抑えることがで
きる。
【0012】よって、本発明によれば、複数の電子機器
を共通の電池を電源として各別の電子回路により独立し
て動作させる場合に、電池電圧の低下の報知を、簡単な
構成で、しかも電池の消耗を極力抑えつつ的確に行うこ
とができる。
【0013】かかる本発明では、前記電池電源式電子装
置が例えばグリル及びコンロと、該グリル及びコンロに
それぞれ対応したグリル用電子機器及びコンロ用電子機
器とを具備したグリル付コンロである場合には、前記報
知手段は、該コンロ用電子機器を最も動作頻度の高い電
子機器として、該コンロ用電子機器に対応する前記電子
回路に備える。これは、グリル付コンロでは、一般にグ
リルに較べてコンロの方が使用頻度が高く、従って、コ
ンロ用電子機器とグリル用電子機器とでは、コンロ用電
子機器の方が動作頻度が高いからである。そして、この
ように本発明をグリル付コンロに適用することで、前記
報知手段をコンロ及びグリルの両者に対応させて設ける
必要がなくなるため、安価なグリル付コンロを提供する
ことができる。
【0014】尚、コンロ用電子機器及びグリル用電子機
器としては、コンロバーナやグリルバーナへの燃料供給
路に設けた開閉電磁弁等が挙げられる。
【0015】また、本発明では、前記各電子機器に対応
する前記各電子回路に、前記電池の電圧が第2の所定値
以下に低下したとき該電子回路に対応する電子機器への
通電を遮断する手段を具備し、前記第2の所定値は、前
記所定値よりも低く且つ各電子回路及び電子機器が正常
に動作可能な前記電池の電圧の下限値以上に設定する。
【0016】これによれば、前述の通り、電池の電圧が
前記所定値以下に低下したときに、電池の交換を促す報
知が前記報知手段によって行われる一方、このような状
態での各電子機器の動作に際して、さらに該電池の電圧
が第2の所定値まで低下したときに、該電子機器の正常
な動作を行うことができなくなる前に、該電子機器への
通電が禁止されるため、該電子機器の異常な動作が生じ
るような事態を排除することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1を
参照して説明する。図1は本実施形態の電池電源式電子
装置のシステム構成図である。
【0018】図1を参照して、本実施形態の電池電源式
電子装置は、グリル付ガスコンロであり、電池1を電源
とする電子機器として、コンロバーナ2へのガス供給路
3に設けられた開閉電磁弁4(以下、コンロ電磁弁4と
いう)と、グリルバーナ5へのガス供給路6に設けられ
た開閉電磁弁7(以下、グリル電磁弁7という)とを具
備し、また、これらのコンロ電磁弁4やグリル電磁弁7
等の所要の動作を行わしめるための後述の電子回路によ
り構成された回路ユニット8を具備する。尚、本実施形
態では、電池1は、その新品状態での定格電圧が例えば
3Vのものを使用する。
【0019】回路ユニット8には、コンロ側の電子回路
9とグリル側の電子回路10とが互いに独立して備えら
れ、電子回路9には、図示しないコンロ用点火・消火ボ
タンのON操作(コンロバーナ2の運転開始操作)に応
じて閉成するマイクロスイッチ11を介して電池1から
電源電圧が給電されるようになっている。同様に、電子
回路10には、図示しないグリル用点火・消火ボタンの
ON操作(グリルバーナ5の運転開始操作)に応じて閉
成するマイクロスイッチ12を介して電池1から電源電
圧が給電されるようになっている。
【0020】尚、コンロ用点火・消火ボタンを押操作
(ON操作)することで、バネ(図示しない)の付勢力
に抗して図示しない元弁とコンロ電磁弁4が開弁し、こ
の状態でコンロ電磁弁4に通電することによりコンロ用
点火・消火ボタンの押操作を解除しても、コンロ用電磁
弁4は開弁保持される。そして、コンロ用点火・消火ボ
タンを再び押操作することで、元弁が機械的に閉弁され
る。このことは、グリル側についても同様である。
【0021】コンロ側の電子回路9は、コンロ電磁弁4
の動作を規定する信号を生成するコンロ制御回路13
と、このコンロ制御回路13の指令信号に基づきコンロ
電磁弁4に通電したり、その通電を遮断して該コンロ電
磁弁4を開閉せしめる電磁弁駆動回路14と、電池1の
電圧を監視する電圧監視回路15と、この電圧監視回路
15の出力に基づき図示しないガスコンロの筐体に設け
られたLEDランプ16に通電して該LEDランプ16
を点滅させたり点灯させるLED駆動回路17とを備え
ている。ここで、電圧監視回路15、LED駆動回路1
7及びLEDランプ16は本発明の構成に対応して、報
知手段18を構成するものである。
【0022】電圧監視回路15は、マイクロスイッチ1
1の閉成状態(電子回路9に電源電圧が給電されている
状態)において、電池1の電圧を監視し、その電圧が電
池1の交換をすることが好ましい電圧としてあらかじめ
定められた第1の所定値(本実施形態では2.2V)以
下に低下したときに、LED駆動回路17にLEDラン
プ16の点滅させるべき旨を指示する信号を付与する。
さらに、電圧監視回路15は、電池1の電圧が上記第1
の所定値よりも低く定められた第2の所定値(本実施形
態では2V)以下に低下したときに、LED駆動回路1
7にLEDランプ16を点灯させるべき旨を指示する信
号を付与すると共に、その信号をコンロ制御回路13に
付与する。尚、上記第2の所定値(2V)は、電子回路
9やコンロ電磁弁4が正常に動作可能な電源電圧の下限
値よりも若干高いものとされている。
【0023】コンロ制御回路13は、マイクロスイッチ
11が閉成されて電源電圧が供給されたときに、電磁弁
駆動回路14にコンロ電磁弁4の開弁指令を与えてコン
ロ電磁弁4を開弁保持せしめる一方、電圧監視回路15
から電池1の電圧が前記第2の所定値(2V)以下に低
下したことを示す信号が与えられたときに、電磁弁駆動
回路14にコンロ電磁弁4の閉弁指令を与えてコンロ電
磁弁4を閉弁せしめる。また、コンロ制御回路13に
は、コンロバーナ2の箇所に被加熱物(調理物)の温度
を検出すべく設けられた図示しない温度センサや、コン
ロバーナ2の燃焼状態を検出する図示しない熱電対等の
センサの検出信号が与えられるようになっており、該コ
ンロ制御回路13は、これらの検出信号により被加熱物
の温度が所定温度以上の高温になったことやコンロバー
ナ2の失火あるいは不着火が検知されたときにも、電磁
弁駆動回路14にコンロ電磁弁4の閉弁指令を与えてコ
ンロ電磁弁4を閉弁せしめる。
【0024】一方、グリル側の電子回路10は、グリル
電磁弁7の動作を規定する信号を生成するグリル制御回
路19と、このグリル制御回路19の指令信号に基づき
グリル電磁弁7に通電したり、その通電を遮断して該コ
ンロ電磁弁7を開閉せしめる電磁弁駆動回路20とによ
り構成されている。
【0025】この場合、グリル制御回路19は、コンロ
制御回路13と同様にマイクロスイッチ12が閉成され
て電源電圧が供給されたときに、電磁弁駆動回路20に
グリル電磁弁7の開弁指令を与えてグリル電磁弁7を開
弁保持せしめる一方、マイクロスイッチ12の閉成状態
(電子回路10に電源電圧が給電されている状態)にお
いて、電池1の電圧を監視する電圧監視部21を具備し
ており、この電圧監視部21は、電池1の電圧がグリル
電磁弁7を閉弁保持すべき電圧としてあらかじめ定めた
所定値(本実施形態では1.7V)以下に低下したとき
に電磁弁駆動回路20にグリル電磁弁7の閉弁指令を与
えるようにしている。尚、本実施形態では、グリル制御
回路19や電磁弁駆動回路20、グリル電磁弁7が正常
に動作可能な電源電圧の下限値は、電子回路9側よりも
低くなっており、上記所定値(1.7V)はこの下限値
よりも若干高いものとされている。この所定値は本発明
の構成に対応させると、第2の所定値に相当するもので
あるが、ここでは説明の便宜上、以下、第3の所定値と
称する。
【0026】また、グリル制御回路19には、グリルバ
ーナ5の燃焼状態を検出する図示しない熱電対等のセン
サの検出信号が与えられるようになっており、該グリル
制御回路19は、その検出信号によりグリルバーナ5の
失火あるいは不着火が検知されたときにも、電磁弁駆動
回路20にグリル電磁弁7の閉弁指令を与えてグリル電
磁弁7を閉弁せしめる。
【0027】次に、本実施形態のガスコンロの作動を説
明する。
【0028】使用者が、コンロバーナ2の燃焼運転を行
うべく図示しないコンロ用点火・消火ボタンをON操作
すると、マイクロスイッチ11が閉成し、これによりコ
ンロ側の電子回路9に電池1から電源電圧が付与され、
該電子回路9が起動される。このとき、電子回路9のコ
ンロ制御回路13は電磁弁駆動回路14に開弁指令を与
えて該電磁弁駆動回路14によりコンロ電磁弁4に通電
せしめ、該コンロ電磁弁4を開弁保持せしめる。これに
より、コンロバーナ2への燃料ガスの供給が開始し、さ
らに電池1を電源とする図示しないスパーカの作動によ
って、コンロバーナ2が点火され、該コンロバーナ2の
燃焼運転が行われる。尚、この時、電圧監視回路15に
より監視される電池1の電圧が前記第1の所定値(2.
2V)よりも高ければ、LED駆動回路17はLEDラ
ンプ16に通電することはなく、該LEDランプ16が
消灯保持される。
【0029】また、使用者が、グリルバーナ5の燃焼運
転を行うべく図示しないグリル用点火・消火ボタンをO
N操作すると、マイクロスイッチ12が閉成し、これに
よりグリル側の電子回路10に電池1から電源電圧が付
与され、該電子回路10が起動される。このとき、電子
回路10のグリル制御回路19は電磁弁駆動回路20に
開弁指令を与えて該電磁弁駆動回路20によりグリル電
磁弁7に通電せしめ、該グリル電磁弁7を開弁保持せし
める。これにより、コンロバーナ2への燃料ガスの供給
が開始し、さらに図示しないスパーカの作動によって、
グリルバーナ5が点火され、該グリルバーナ5の燃焼運
転が行われる。
【0030】次に、前述のようなコンロ電磁弁4やグリ
ル電磁弁7等への給電によって、電池1が消耗し、該電
池1の電圧が前記第1の所定値(2.2V)まで低下し
た状態において、コンロバーナ2の運転を行った場合
(電子回路9に電源電圧が供給された場合)には、電子
回路9の電圧監視回路15からLED駆動回路17にL
EDランプ16を点滅させるべき旨の信号が与えられ
る。これによりLED駆動回路17はLEDランプ16
に断続的に通電せしめ、該LEDランプ16を点滅させ
る。そして、このLEDランプ16の点滅により、電池
1を交換すべき旨が使用者に報知される。
【0031】尚、このLEDランプ16を点滅時には、
電池1の電圧は前記第2の所定値や第3の所定値よりも
高いため、コンロバーナ2やグリルバーナ5の運転を支
障なく行うことができる。また、LEDランプ16を点
滅による報知によって、使用者がコンロバーナ2の燃焼
運転を一旦停止して、電池を新品のものと交換し、その
後コンロバーナ2の燃焼運転を再開した場合には、電圧
監視回路15によって監視される電池1の電圧は、前記
第1の所定値(2,2V)よりも高くなるため、LED
ランプ16は消灯状態に保持される。
【0032】一方、前記のように電池1の電圧がその交
換を行うべき前記第1の所定値(2.2V)まで低下し
た状態において、グリルバーナ5のみの運転が行われた
場合(電子回路10に電源電圧が供給され、且つ電子回
路9には電源電圧が供給されない場合)には、電子回路
9が非作動状態でLEDランプ16に通電されることが
ないため、該LEDランプ16の点滅による報知は行わ
れない。しかるに、この時、電池1の電圧は、グリル電
磁弁7を閉弁保持せしめる(グリルバーナ5の運転を禁
止する)前記第3の所定値(1.7V)よりも高く、ま
た、その電圧は電子回路10やグリル電磁弁7が正常に
動作可能な電源電圧の下限値よりも高いため、電池1の
電圧がさらに第3の所定値(1.7V)以下に低下する
までの期間は正常にグリルバーナ5の運転を行うことが
できる。そして、一般に、グリル付ガスコンロでは、グ
リルバーナ5の使用頻度よりもコンロバーナ2の使用頻
度の方が高いため、電池1の電圧が第1の所定値(2.
2V)以下に低下したままで、コンロバーナ2の運転が
長期にわたって行われないというような事態はほとんど
なく、該コンロバーナ2の運転が行われれば、前述の通
り、LEDランプ16が点滅して、使用者に電池1の交
換をすべき旨が報知される。
【0033】従って、グリルバーナ5のみの運転時にL
EDランプ16の点滅による報知を行わなくとも、基本
的には、使用者はグリルバーナ5が使用できなくなる前
に電池1の交換の必要性を認識することができる。
【0034】次に、コンロバーナ2の使用中に前述のよ
うなLEDランプ16の点滅による報知があったにもか
かわらず、電池1の交換が行われないまま、電池1がさ
らに消耗して該電池1の電圧が前記第2の所定値(2
V)まで低下した場合において、コンロバーナ2の運転
を行おうとすると(コンロ用点火・消火ボタンをON操
作する)、この時起動する電子回路9の電圧監視回路1
5の指令によって、LED駆動回路17がLEDランプ
16に継続的に通電し、該LEDランプ16を点灯させ
る。同時に、電圧監視回路15の指令によって、コンロ
制御回路13が電磁弁駆動回路14にコンロ電磁弁4の
開弁指令を与えないため、電磁弁駆動回路14は、コン
ロ電磁弁4への通電を禁止して該コンロ電磁弁4を閉弁
保持せしめる。これにより、電池1の電圧が、コンロ制
御回路13等の正常な動作上、必要な電源電圧の下限値
に近い前記第2の所定値(2V)まで低下すると、コン
ロバーナ2へのガス供給が強制的に遮断されてコンロバ
ーナ2の燃焼運転が禁止され、コンロ電磁弁4の異常な
開閉動作が生じるような事態が排除される。そして、こ
の時、LEDランプ16の点灯によって、使用者は電池
1を交換しなければならない旨を認識することができ
る。
【0035】一方、グリルバーナ5のみの運転に際して
は、電池1の電圧が前記第2の所定値(2V)まで低下
した状態では、該電圧は前記第3の所定値(1.7V)
よりも高いため、グリル側の電子回路10は通常どおり
作動し、グリルバーナ5の運転が支障なく行われる。
尚、この時、LEDランプ16は点灯しない。そして、
電池1の電圧がさらに低下して、前記第3の所定値
(1.7V)まで低下すると、電圧監視部21の作動に
よって、グリル制御回路19から電磁弁駆動回路20に
グリル電磁弁7の開弁指令を与えないため、電磁弁駆動
回路20がグリル電磁弁7への通電を禁止して該グリル
電磁弁7を閉弁保持せしめる。これにより、電池1の電
圧が、グリル制御回路21等の正常な動作上、必要な電
源電圧の下限値に近い前記第3の所定値(1.7V)ま
で低下すると、グリルバーナ5へのガス供給が強制的に
遮断されてグリルバーナ5の燃焼運転が禁止され、グリ
ル電磁弁5の異常な開閉動作が生じるような事態が排除
される。
【0036】この場合、グリルバーナ5のみの運転時
に、上記のようにグリルバーナ5の燃焼運転が禁止され
たときにはLEDランプ16の点灯・報知は行われない
ものの、この時の電池1の電圧(1.7V以下)は、前
記第2の所定値よりも低いため、該グリルバーナ5より
も使用頻度の高いコンロバーナ2に運転に際して、LE
Dランプ16が確実に点灯するため、グリルバーナ5の
燃焼運転が禁止される前に、使用者に電池1が消耗して
該電池1を交換しなければならない旨を認識させること
ができる。また、仮に、グリルバーナ5の運転が禁止さ
れる前に、長期にわたってコンロバーナ2が使用され
ず、あるいは、使用者がコンロバーナ2の運転時のLE
Dランプ16の点灯あるいは点滅を見落としていたとし
ても、グリルバーナ5の運転が禁止された後、使用者が
コンロバーナ2の運転をしようとすれば、LEDランプ
16が点灯するため、使用者は電池1の消耗によってグ
リルバーナ5の運転を行うことができなくなったことを
認識することができ、器具の故障と誤認してしまうよう
な事態を回避することができる。
【0037】このように本実施形態のガスコンロによれ
ば、使用頻度の高いコンロ側のみに設けた報知手段18
によって、使用頻度の低いグリルバーナ2のみの使用時
に電池1の交換の必要性を報知せずとも、簡単な構成で
電池1の交換の必要性を的確に使用者に認識させること
ができる。
【0038】また、グリルバーナ2のみの使用時には、
報知手段18への給電を行う必要がないため、電池1の
消耗を極力抑えることができる。
【0039】尚、本実施形態では、LEDランプ16に
よる電池1の交換の必要性の報知を、電池1の電圧が第
1の所定値(2.2V)以下に低下したときにLEDラ
ンプ16の点滅により行い、さらに電池1の電圧が第2
の所定値(2V)以下に低下したときにコンロバーナ2
の運転の禁止と合わせてLEDランプ16の点灯により
行うようにしたが、電池1の電圧が第1の所定値(2.
2V)以下となった状態では常に、LEDランプ16の
点滅あるいは点灯のみにより電池1の交換の必要性の報
知するようにしてもよい。
【0040】また、本実施形態では、コンロバーナ2の
運転を禁止する(コンロ電磁弁4を閉弁保持する)電池
1の電圧(2V)とグリルバーナ5の運転を禁止する
(グリル電磁弁7を閉弁保持する)電池1の電圧(1.
7V)とを異なるものとしたが、電池1の電圧の検出誤
差等によらずに、電池1の交換の必要性を報知すべき電
池1の電圧(2.2V)よりも低ければ、コンロバーナ
2の運転を禁止する電池1の電圧とグリルバーナ5の運
転を禁止する電池1の電圧とを同じにしてもよい。この
場合も、グリルバーナ5の運転が禁止された後にコンロ
バーナ2の運転をしようとすれば、コンロバーナ2の運
転も禁止されると共に、LEDランプ16が点灯するた
め、使用者は電池1の消耗によってグリルバーナ5の運
転を行うことができなくなったことを認識できる。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態を図2を参
照して説明する。図2は本実施形態の電池電源式電子装
置のシステム構成図である。尚、本実施形態において、
図1のものと同一構成部分については図1のものと同一
の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
【0042】図2を参照して、本実施形態の電池電源式
電子装置は、キッチンタイマ付のガスコンロであり、図
1のものと同一構成のコンロバーナ2、コンロ電磁弁4
(電子機器)、電子回路9、LEDランプ16を具備
し、コンロ電磁弁4(電子機器)や電子回路9、LED
ランプ16が図示しないコンロ用点火・消火ボタンのO
N操作により閉成するマイクロスイッチ11を介して電
池1を電源として前述の如く動作するようになってい
る。
【0043】一方、このガスコンロは、使用者が調理時
間等を確認するためのキッチンタイマ(タイマブザー)
22を電池1を電源とする電子機器として図示しない筐
体に具備すると共に、このキッチンタイマ22の動作を
電子回路9と独立して制御するタイマ制御回路23(電
子回路)が該電子回路9を含む回路ユニット8に備えて
いる。
【0044】この場合、タイマ制御回路23は、図示し
ない操作器によりタイマ時間が設定されるようになって
おり、このタイマ時間の設定状態でタイマスイッチ24
をON操作することで、該タイマスイッチ24を介して
電池1から電源電圧が給電されて作動するようになって
いる。そして、該タイマ制御回路23は、電源電圧が給
電された状態で、設定されているタイマ時間が経過した
時に、キッチンタイマ22に通電してこれを鳴動させる
ようにしている。
【0045】尚、本実施形態では、タイマ制御回路23
及びキッチンタイマ22が動作可能な電源電圧の下限値
は例えば1.7Vで、前記第1の所定値(2.2V)や
第2の所定値(2V)よりも低いものとされているが、
第1の所定値(2.2V)よりも低ければ、タイマ制御
回路23及びキッチンタイマ22が動作可能な電源電圧
の下限値と、コンロバーナ2の運転を禁止する電圧(第
2の所定値)とが同じであってもよい。
【0046】次に、本実施形態のガスコンロの作動を説
明する。
【0047】使用者が図示しないコンロ用点火・消火ボ
タンをON操作してコンロバーナ2の運転を行おうとし
た際には、前記図1の全く同様に電子回路9やコンロ電
磁弁4、LEDランプ16が作動し、電池1の電圧が前
記第1の所定値(2.2V)まで低下した状態では、L
EDランプ16が点滅し、さらに、電池1の電圧が前記
第2の所定値(2V)まで低下した状態では、LEDラ
ンプ16が点灯すると共に、コンロ電磁弁4が強制的に
閉弁保持されてコンロバーナ2の運転が禁止される。そ
して、LEDランプ16の点滅あるいは点灯により、電
池1の交換の必要性が使用者に報知される。
【0048】一方、使用者がキッチンタイマ22を使用
するために、図示しない操作器によりタイマ時間を設定
してタイマスイッチ24をON操作すると、タイマ制御
回路23に電池1から電源電圧が付与されて該タイマ制
御回路23が計時を開始し、その計時時間が設定された
タイマ時間を経過すると、該タイマ制御回路23がキッ
チンタイマ22に通電してこれを鳴動させる。この場
合、該キッチンタイマ22は、コンロバーナ2の運転に
よる調理時間を確認する場合には、該コンロバーナ2の
運転と共に使用されるが、例えばカップ麺を食する場合
等、コンロバーナ2の運転とは無関係に単独で使用され
る場合もある。
【0049】そして、キッチンタイマ22を単独で使用
する場合には、電子回路9に電源電圧が供給されないた
め、電池1の電圧がその交換を行うべき前記第1の所定
値(2.2V)まで低下しても(この状態では、タイマ
制御回路23及びキッチンタイマ22は支障なく作動す
る)、LEDランプ16による電池1の交換の必要性の
報知は行われない。しかるに、キッチンタイマ22の使
用頻度は一般にコンロバーナ2の使用頻度よりも低く、
しかも、キッチンタイマ22やタイマ制御回路23が正
常に動作可能な下限値はLEDランプ16の点滅や点灯
を行う前記第1の所定値(2.2V)や第2の所定値
(2V)よりも低い。従って、電池1の電圧がキッチン
タイマ22やタイマ制御回路23が動作可能な下限値以
下に低下する前に、コンロバーナ2の運転によって、L
EDランプ16が点滅あるいは点灯し、これによりキッ
チンタイマ22が正常に動作しなくなる前に電池1の交
換の必要性を使用者に認識させることができる。
【0050】また、仮に、電池1の電圧がキッチンタイ
マ22やタイマ制御回路23が動作可能な下限値以下に
低下してキッチンタイマ22が正常に動作しなくなるま
でに、長期にわたってコンロバーナ2が使用されず、あ
るいは、使用者がコンロバーナ2の運転時のLEDラン
プ16の点灯あるいは点滅を見落としていたとしても、
使用者がコンロバーナ2の運転をしようとすれば、LE
Dランプ16が点灯するため、使用者は電池1の消耗に
よってキッチンタイマ22が正常に動作しなくなったこ
とを認識することができ、器具の故障と誤認してしまう
ような事態を回避することができる。
【0051】このように本実施形態のガスコンロによれ
ば、使用頻度の高いコンロ側のみに設けた報知手段18
によって、使用頻度の低いキッチンタイマ22のみの使
用時に電池1の交換の必要性を報知せずとも、簡単な構
成で電池1の交換の必要性を的確に使用者に認識させる
ことができる。
【0052】次に、本発明の第3の実施形態を図3を参
照して説明する。図3は本実施形態の電池電源式電子装
置のシステム構成図である。尚、本実施形態において、
図1のものと同一構成部分については図1のものと同一
の参照符号を付して詳細な説明を省略する。
【0053】図3を参照して、本実施形態の電池電源式
電子装置は、グリル付ガスコンロであり、図1のものと
同一構成のコンロバーナ2、コンロ電磁弁4(電子機
器)、電子回路9、LEDランプ16を具備し、コンロ
電磁弁4(電子機器)や電子回路9、LEDランプ16
が図示しないコンロ用点火・消火ボタンのON操作によ
り閉成するマイクロスイッチ11を介して電池1を電源
として前述の如く動作するようになっている。
【0054】一方、このガスコンロは、グリルバーナ5
の燃焼運転時に、該グリルバーナの燃焼運転が行われて
いる旨を報知するためのグリル運転LEDランプ25を
電池1を電源とする電子機器として図示しない筐体に具
備すると共に、グリルバーナ5の燃焼運転を検知するグ
リル監視回路26と、該グリル監視回路26によるグリ
ルバーナの燃焼運転の検知に応じてグリル運転LEDラ
ンプ25を点灯せしめるLED駆動回路27とからなる
電子回路28を前記コンロ側の電子回路9を含む回路ユ
ニット8に備えている。
【0055】この場合、グリル監視回路26及びLED
駆動回路27には、図示しないグリル用点火・消火ボタ
ンのON操作に応じて閉成するマイクロスイッチ12を
介して電子回路9とは独立に電池1から電源電圧が給電
されるようになっている。そして、電源電圧の給電時に
おいて、グリル監視回路26には、グリルバーナ5の箇
所に備えた熱電対29の検知信号が与えられるようにな
っており、該グリル監視回路26は、その検知信号によ
りグリルバーナ5の燃焼運転を検知し、それに応じてL
ED駆動回路27にグリル運転LEDランプ25の点灯
指令を与えるようにしている。
【0056】尚、本実施形態では、グリル監視回路2
6、LED駆動回路27及びグリル運転LEDランプ2
5が動作可能な電源電圧の下限値は例えば1.7Vで、
前記第1の所定値(2.2V)や第2の所定値(2V)
よりも低いものとされているが、第1の所定値(2.2
V)よりも低ければ、グリル監視回路26、LED駆動
回路27及びグリル運転LEDランプ25が動作可能な
電源電圧の下限値と、コンロバーナ2の運転を禁止する
電圧(第2の所定値)とが同じであってもよい。
【0057】次に、本実施形態のガスコンロの作動を説
明する。
【0058】使用者が図示しないコンロ用点火・消火ボ
タンをON操作してコンロバーナ2の運転を行おうとし
た際には、前記図1の全く同様に電子回路9やコンロ電
磁弁4、LEDランプ16が作動し、電池1の電圧が前
記第1の所定値(2.2V)まで低下した状態では、L
EDランプ16が点滅し、さらに、電池1の電圧が前記
第2の所定値(2V)まで低下した状態では、LEDラ
ンプ16が点灯すると共に、コンロ電磁弁4が強制的に
閉弁保持されてコンロバーナ2の運転が禁止される。そ
して、LEDランプ16の点滅あるいは点灯により、電
池1の交換の必要性が使用者に報知される。
【0059】一方、使用者がグリルバーナ5の運転を行
うべく、図示しないグリル用点火・消火ボタンをON操
作すると、マイクロスイッチ12が閉成して、電子回路
28に電池1から電源電圧が給電され、該電子回路28
が起動される。そして、このとき、熱電対29の信号に
より、グリルバーナ5の着火が検知されると、グリル監
視回路26がLED駆動回路27にグリル運転LEDラ
ンプ25の点灯指令を与え、これに応じてLED駆動回
路27がグリル運転LEDランプ25に通電して該LE
Dランプ25を点灯せしめる。
【0060】この場合、グリルバーナ5のみの運転時に
おいては、電子回路9に電源電圧が供給されないため、
電池1の電圧がその交換を行うべき前記第1の所定値
(2.2V)まで低下しても(この状態では、電子回路
28及びグリル運転LEDランプ25は正常に動作す
る)、LEDランプ16による電池1の交換の必要性の
報知は行われない。しかるに、グリルバーナ5の使用頻
度は一般にコンロバーナ2の使用頻度よりも低く、しか
も、電子回路28やグリル運転LEDランプ25が正常
に動作可能な下限値はLEDランプ16の点滅や点灯を
行う前記第1の所定値(2.2V)や第2の所定値(2
V)よりも低い。従って、電池1の電圧が電子回路28
やグリル運転LEDランプ25が動作可能な下限値以下
に低下する前に、コンロバーナ2の運転によって、LE
Dランプ25が点滅あるいは点灯し、これによりLED
ランプ25が正常に点灯しなくなる前に電池1の交換の
必要性を使用者に認識させることができる。
【0061】また、仮に、電池1の電圧が電子回路28
やグリル運転LEDランプ25が動作可能な下限値以下
に低下してLEDランプ25が正常に点灯しなくなるま
でに、長期にわたってコンロバーナ2が使用されず、あ
るいは、使用者がコンロバーナ2の運転時のLEDラン
プ16の点灯あるいは点滅を見落としていたとしても、
使用者がコンロバーナ2の運転をしようとすれば、LE
Dランプ16が点灯するため、使用者は電池1の消耗に
よってグリル運転LEDランプ25が正常に動作しなく
なったことを認識することができ、器具の故障と誤認し
てしまうような事態を回避することができる。
【0062】このように本実施形態のガスコンロによれ
ば、使用頻度の高いコンロ側のみに設けた報知手段18
によって、使用品度の低いグリルバーナ5のみの使用時
に電池1の交換の必要性を報知せずとも、簡単な構成で
電池1の交換の必要性を的確に使用者に認識させること
ができる。
【0063】尚、以上説明した各実施形態では、報知手
段18としてLEDランプを使用したが、これに代えて
ブザーを使用するようにてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池電源式電子装置の第1の実施形態
(グリル付コンロ)のシステム構成図。
【図2】本発明の電池電源式電子装置の第2の実施形態
(キッチンタイマ付コンロ)のシステム構成図。
【図3】本発明の電池電源式電子装置の第3の実施形態
(グリル付コンロ)のシステム構成図。
【符号の説明】
1…電池、2…コンロバーナ、5…グリルバーナ、4,
7,22,25…電子機器、9,10,23,28…電
子回路、18…報知手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の電池を電源とする複数の電子機器
    と、各電子機器に対応した所定の動作指令に基づき各電
    子機器にそれぞれ独立して前記電池から給電せしめて該
    電子機器を動作させる複数の電子回路とを備えた電池電
    源式電子装置において、 前記複数の電子機器のうち、最も動作頻度の高い特定電
    子機器に対応する前記電子回路に、前記電池の電圧が所
    定値以下に低下したときにその旨を報知する報知手段を
    具備し、前記所定値を他の電子機器及びこれに対応する
    電子回路が正常に動作可能な前記電池の電圧の下限値よ
    りも高く設定したことを特徴とする電池電源式電子装
    置。
  2. 【請求項2】前記電池電源式電子装置はグリル及びコン
    ロと、該グリル及びコンロにそれぞれ対応したグリル用
    電子機器及びコンロ用電子機器とを具備したグリル付コ
    ンロであり、前記報知手段は、該コンロ用電子機器を最
    も動作頻度の高い電子機器として、該コンロ用電子機器
    に対応する前記電子回路に備えられていることを特徴と
    する請求項1記載の電池電源式電子装置。
  3. 【請求項3】前記各電子機器に対応する前記各電子回路
    に、前記電池の電圧が第2の所定値以下に低下したとき
    該電子回路に対応する電子機器への通電を禁止する手段
    を具備し、前記第2の所定値は、前記所定値よりも低く
    且つ各電子回路及び電子機器が正常に動作可能な前記電
    池の電圧の下限値以上に設定されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電池電源式電子装置。
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JP2020112293A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 大阪瓦斯株式会社 加熱調理器
JP2020113864A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 大阪瓦斯株式会社 アプリケーションプログラム
JP2020112319A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 リンナイ株式会社 通信システムおよびプログラム
JP2020133967A (ja) * 2019-02-15 2020-08-31 リンナイ株式会社 熱機器

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