JPH104766A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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Publication number
JPH104766A
JPH104766A JP17991496A JP17991496A JPH104766A JP H104766 A JPH104766 A JP H104766A JP 17991496 A JP17991496 A JP 17991496A JP 17991496 A JP17991496 A JP 17991496A JP H104766 A JPH104766 A JP H104766A
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JP
Japan
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handling
cylinder
tooth
teeth
threshing
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Application number
JP17991496A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Samuragi
村 木 仁 佐
Akito Yamamoto
本 明 人 山
Akihiko Nakaya
矢 昭 彦 中
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱胴(6)の強度向上並びに扱歯(4
3)の締結部の負担低減を図る。 【解決手段】 扱胴(6)外周に扱歯(43)を植設
させる脱穀装置において、扱胴(6)外周面に突部(4
6)を形成し、該突部(46)に合成樹脂製扱歯(4
3)を係止させて扱胴(6)に締結固定させたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばコンバインの
扱室内で扱胴によって脱穀処理された穀物をこの下方の
揺動選別盤で選別処理する脱穀装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、鋼棒を山形に折
曲げて二等辺三角形状の扱歯を形成していたから、扱歯
の材質及び形状が著しく制限され、脱粒機能の向上並び
に製造コストの低減などを容易に図り得ない等の問題が
あった。そこで、扱歯を合成樹脂成形加工により形成す
ることにより、脱粒機能の向上並びに製造コストの低減
などを図れるが、扱歯の締結部が脱粒抵抗力などによっ
て破損し易く、扱歯に芯金を埋めるなどの補強加工が必
要になる不具合がある。また、従来の扱歯は、扱歯を形
成する鋼棒を細くすることによって負荷を低減できる
が、強度も低下する不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、扱胴
外周に扱歯を植設させる脱穀装置において、扱胴外周面
に突部を形成し、該突部に合成樹脂製扱歯を係止させて
扱胴に締結固定させたもので、突部の形成によって扱胴
の強度を向上し得、また突部との係止によって扱歯の締
結部の負担を低減して損傷を容易に防止し得、合成樹脂
成形によって扱歯を形成する従来不具合をなくして脱粒
機能の向上並びに製造コストの低減などを容易に図り得
ると共に、例えば穀稈に突入する角度が従来よりも小さ
くなる流線形の板状に扱歯を形成し得、扱胴の周速を従
来よりも早くして脱粒能力を向上させても、扱歯による
稈切れ量を従来よりも低減し得、脱粒性能の向上を図り
乍ら選別損失の低減も行えて単位時間当りの脱穀処理穀
稈量を容易に増大し得るものである。
【0004】また、扱胴回転上手側の扱歯幅よりも扱胴
回転下手側の扱歯幅を大きく形成したもので、扱歯の脱
粒負荷を低減し得、かつ扱歯の強度を向上させ得ると共
に、穀稈または脱粒物に対する扱歯の突入抵抗を小さく
して扱胴の回転負荷を従来よりも容易に軽減し得、例え
ば略三角形の板状に扱歯を形成して扱室内での塵の送り
をスムーズに行えるように構成し得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は改良扱歯の正面説明図、図2は
コンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する機
台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴
(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である脱
穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)な
どを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)を
介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(1
3)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、
(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を
介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(1
5)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運
転操作ハンドル(19)及び運転席(20)を備える運
転キャビン、(21)は運転キャビン(18)下方に設
けるエンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀する
ように構成している。
【0006】また、図4に示す如く、図中(22)は機
体の前後方向に軸架する軸流型の扱胴(6)を内設させ
る扱室、(23)は前記扱室(22)に穀稈を挿入する
扱口、(24)は前記扱室(22)下方に張架させるク
リンプ網、(25)は前記クリンプ網(24)下方に前
端を臨ませて前後方向に揺動自在に支持する揺動選別
盤、(26)(27)は前記クリンプ網(24)の下方
に上下2段に配設する選別盤(25)の前後フィードパ
ン、(28)は前フィードパン(26)の後端側に上下
揺動自在に設ける選別篩い線、(29)は後フィードパ
ン(27)後端後方に連設するチャフシーブ、(30)
はチャフシーブ(29)下方に配設するグレンシーブ、
(31)は前後フィードパン(26)(27)の上下間
に選別風を送給するプレファンである送塵ファン、(3
2)はチャフシーブ(29)とグレンシーブ(30)間
及びグレンシーブ(30)下方に選別風を送給するメイ
ンの送風装置である唐箕、(33)は揚穀筒(16)に
連通させて穀物タンク(15)に穀粒を取出す1番コン
ベア、(34)は2番物を2番還元装置である2番還元
コンベア(35)を介し前記選別盤(25)の篩い線
(28)上方に還元する2番コンベア、(36)は前記
選別盤(25)を前後及び上下動させる揺動駆動軸、
(37)は前記選別盤(25)の後端上方に配設する吸
排塵ファン、(38)は該ファン(37)上方を遮閉し
て排藁を搬出案内する四番樋であり、前記扱胴(6)及
び処理胴(7)により脱穀された穀粒を揺動選別盤(2
5)で選別し整粒のみを前記穀物タンク(15)に取出
し、前記選別盤(25)後端の三番口(39)から藁屑
を機外に放出させると共に、排藁を排藁チェン(14)
を介し排藁処理部(13)に送り込んで排藁カッタ(1
3a)により切断して機外に排出させるように構成して
いる。また、前記扱室(22)後部の排塵口(40)を
介して扱胴(6)後部の脱粒物を処理胴(7)に送給
し、扱胴(6)の脱粒物を処理胴(7)によって再処理
して揺動選別盤(25)上に落下させ、処理胴(7)か
らの穀粒を二番コンベア(34)に収集し、かつ藁屑を
ファン(37)または三番口(39)から機外に排出さ
せるように構成している。
【0007】さらに、図4乃至図8に示す如く、略直角
三角形の平板状の扱歯本体(41)と、平面視略二等辺
三角形の平板状の脚体(42)とを合成樹脂製扱歯(4
3)に備え、脚体(42)の略二等分線上に扱歯本体
(41)を立設させ、扱歯本体(41)と脚体(42)
を正面視逆T字形に合成樹脂成形加工により一体形成し
て扱歯(43)を構成している。また、前記扱歯本体
(41)底辺である脚体(42)底面を、扱胴(6)外
周面に略全体が当接する凹形円弧形に形成すると共に、
扱歯本体(41)の底辺に対して後辺(44)を略直角
に起立させ、また扱歯本体(41)の上辺(45)を凸
形円弧形に膨出形成している。
【0008】さらに、前記扱胴(6)外周に端面円弧形
のリブ(46)を突設させ、扱歯(43)の配列螺旋ピ
ッチと同一ピッチの螺旋形にリブ(46)を延設させ
る。前記リブ(46)は、鉄板製扱胴(6)を鈑金加工
するときに一体形成する。また、前記扱歯本体(41)
の底辺に相当する脚体(42)の二等分線上の底面に端
面円弧形の係合溝(47)を形成し、前記扱胴(6)外
周のリブ(46)に係合溝(47)を嵌合させて扱歯
(43)を係止させると共に、前記脚体(42)の長孔
形ノッチ(48)にボルト(49)の頭部(50)を嵌
入させ、脚体(42)上面から扱胴(6)内面側にボル
ト(49)を貫挿させ、相似形のノッチ(48)と頭部
(50)の嵌合によりボルト(49)の回り止めを行
い、ボルト(49)にナット(51)を螺着させて扱胴
(6)に扱歯(43)を着脱自在に締結固定させる。ま
た、前後のノッチ(48)(48)を左右対称に脚体
(42)に形成し、リブ(46)を跨ぐように扱歯(4
3)を係止させ、扱歯本体(41)両側の脚体(42)
を4本のボルト(49)…によって固定させるもので、
扱歯本体(41)を回転方向に対して前低後高に傾斜さ
せ、また扱胴(6)外方に扱歯本体(41)を彎曲させ
て円弧形に膨出させて形成し、フィードチェン(5)に
よって扱口(23)から扱室(22)に搬入される穀稈
に対して扱歯本体(41)が入る角度が緩やかになるよ
うに構成している。
【0009】上記から明らかなように、扱胴(6)を備
える脱穀装置において、扱胴(6)に固定させる扱歯
(43)の扱歯本体(41)を回転方向に対し前低後高
に傾斜させ、穀稈に突入する扱歯本体(41)の角度を
従来よりも小さく形成し、扱歯(43)による稈切れ量
を減少させ、かつ扱胴(6)の周速を従来よりも早く
し、脱粒性能の向上並びに穀粒選別損失の低減などを図
る。例えば、一般的に、前記扱胴(6)の周速を毎秒1
5メートルの速度が望ましいとされているが、2〜4条
刈りのようにフィードチェン(5)によって搬送される
穀稈層が薄いとき、排塵を少なくし、かつ脱粒を良好に
行わせることができるが、図3に示すように6条刈りの
刈取部(8)を装設させる大型コンバインでは、フィー
ドチェン(5)によって搬送される穀稈層が厚くなり、
扱胴(6)の周速が毎秒15メートルでは脱粒性能が低
下する不具合がある。そこで、扱胴(6)の周速を早く
し、扱胴(6)の周速を毎秒17メートルに上げること
により、脱粒が良好に行えることが判明した。しかし乍
ら、脱穀部(6)から取出される藁の全体重量に対する
選別排塵量の割合、即ち排塵歩合(三番口(39)から
機外に排出される藁屑の割合)が、従来扱歯では、周速
に略比例して排塵が増加する不具合があったが、従来扱
歯に代えて前記扱歯(43)を扱胴(6)に設けること
により、扱胴(6)の周速を早くしても排塵歩合を低下
させることができるように構成している。
【0010】また、前記穀物タンク(15)に収集した
穀粒重量に対する三番口(39)排出穀粒重量の割合、
即ち三番口(39)損失が、従来扱歯では、扱胴(6)
の周速が毎秒15メートル及び17メートルのいずれで
も同程度であったが、前記同様に、従来扱歯に代えて扱
歯(43)を設けることにより、三番口(39)損失を
従来よりも低下させることができるもので、扱歯(4
3)を扱胴(6)に設けることにより、扱胴(6)の周
速を早くして脱粒性能を向上させても、扱歯(43)に
よる稈切れ量が従来よりも低下し、揺動選別盤(25)
に落下する藁屑量を従来よりも減少させ、選別効率を向
上させて三番口(39)損失を低下させることができる
ように構成している。
【0011】上記から明らかなように、扱胴(6)外周
に扱歯(43)を植設させる脱穀装置において、扱胴
(6)外周面に突部であるリブ(46)を形成し、該リ
ブ(46)に合成樹脂製扱歯(43)を係止させて扱胴
(6)に締結固定させ、リブ(46)の形成によって扱
胴(6)の強度を向上でき、またリブ(46)との係止
によって扱歯(43)の締結部の負担を低減して損傷を
容易に防止でき、合成樹脂成形によって扱歯(43)を
形成する従来不具合をなくして脱粒機能の向上並びに製
造コストの低減などを図ると共に、例えば穀稈に突入す
る角度が従来よりも小さくなる流線形の板状に扱歯(4
3)を形成でき、扱胴(6)の周速を従来よりも早くし
て脱粒能力を向上させても、扱歯(43)による稈切れ
量を従来よりも低減でき、脱粒性能の向上を図り乍ら選
別損失の低減も行えて単位時間当りの脱穀処理穀稈量を
増大できるように構成している。
【0012】さらに、図4、図5に示す如く、一般的に
使用されているV字形の従来扱歯(52)の両脚間隔
(L)よりも前後長さ(L1)が大きくかつ従来扱歯
(52)の高さ(H)よりも高さ(H1)が低い小形扱
歯(43a)と、小形扱歯(43a)の前後長さ(L
1)及び高さ(H1)よりも前後長さ(L2)及び高さ
(H2)が大きい中形扱歯(43b)と、中形扱歯(4
3b)と前後長さ(L2)が略等しくかつ従来扱歯(5
2)と高さ(H)が略等しい大形扱歯(43c)の3種
類の扱歯(43)を扱胴(6)外周の多条螺旋リブ(4
6)上に配設させるもので、扱胴(6)前側の小径部
(6a)から直径が一定になる位置に小形及び中形扱歯
(43a)(43b)を配置させ、扱胴(6)の一定直
径部(6b)に大形扱歯(43c)を配置させる。
【0013】また、切刃(53)設置場所を除く扱胴
(6)前側の扱歯(43)を螺旋方向に傾斜させてリー
ド角(吸込角)を形成させる。また、扱胴(6)前部の
扱歯(43)のリード角と逆方向の逆リード角を形成す
る方向に扱胴(6)後端に打穀回数補正用扱歯群(43
d)を取付ける。前記扱歯群(43d)は3枚の大形扱
歯(43c)…を回転方向に段差を設けて平行に配置し
たものである。そして、扱胴(6)前部で吸込み作用を
有する不連続のオーガを扱歯(43)によって形成さ
せ、扱口(23)内方に脱粒物または稈を取入れると共
に、扱胴(6)後端で前方に戻す作用を有する逆リード
角の扱歯群(43d)により、扱胴(6)後端の脱粒力
並びに排塵口(40)に脱粒物を飛散させる力を増強さ
せ、扱残し防止並びに処理胴(7)への送塵効率の向上
などを行えるように構成している。
【0014】さらに、図4に示す如く、扱胴(6)外周
面に複数の扱歯(43)を植設させて4条の螺旋形に配
列させる脱穀装置において、螺旋形配列によって形成さ
れる扱胴(6)前部の扱歯(43)のリード角(S)よ
りも扱胴(6)後部の扱歯(43)のリード角(R)を
大きく形成すると共に、扱歯(43)のピッチ(X、
Y、Z)を扱胴(6)前部よりも後部が徐々に小さくな
る(X>Y>Z)ように形成し、扱歯(43)のリード
角(S)が小さくかつピッチ(X)が大きい扱胴(6)
前部で藁屑の発生を防ぎ乍ら脱粒でき、扱歯(43)の
リード角(R)が大きくかつピッチ(Z)が小さい扱胴
(6)後部で扱残しを防ぎ乍ら脱粒でき、扱歯(43)
による稈切れ量を増やすことなく扱残しを防止でき、扱
胴(6)の前後長さを長くしたり周速を早くすることな
く、単位時間当りの脱穀処理量を増やして処理能力を向
上させることができるように構成している。
【0015】さらに、図9に示す如く、前記脚体(4
2)上面に流線形の突起(54)を設け、該突起(5
4)に前記ノッチ(48)を形成し、図8よりもノッチ
(48)を深く形成してボルト(49)の頭部(50)
を内設させ、頭部(50)に塵が引掛るのを防ぐと共
に、図10及び図11に示す如く、前記扱歯(43)の
本体(41)両側に流線形の膨出部(55)(55)を
一体形成し、切刃(53)に対して一定以上の間隔を保
つ前記膨出部(55)の回転上手側が細くなるように形
成したもので、扱胴(6)回転上手側の扱歯(43)の
本体左右幅(D1)よりも扱胴(6)回転下手側の扱歯
(43)の本体左右幅(D2)を大きく形成し、扱歯
(43)の脱粒負荷を低減でき、かつ扱歯(43)の強
度を向上させることができると共に、穀稈または脱粒物
に対する扱歯(43)の突入抵抗を小さくして扱胴
(6)の回転負荷を従来よりも軽減でき、例えば側面視
略三角形の板状に扱歯(43)の本体(41)を形成し
て扱室(22)内での塵の送りをスムーズに行えるよう
に構成している。
【0016】さらに、図12に示す如く、上辺が山形の
鉄合金製扱歯カバー(56)を扱歯(43)の回転上手
側端部に支点ピン(57)を介して回転自在に取付け、
支点ピン(57)を中心に扱胴(6)外周に起伏自在に
前記カバー(56)を設け、起伏させるカバー(56)
内部に扱歯(43)を出入させ、前記カバー(56)を
倒伏させたときに、カバー(56)上辺が扱歯(43)
上辺に当接し、カバー(56)外形状が前低後高の略扱
歯(43)形状になる一方、前記カバー(56)を起立
させたときに扱歯(43)より外側にカバー(56)が
突出して外形状が山形の略従来扱歯(52)形状になる
ように構成し、図6の扱歯(43)形状と従来扱歯(5
2)形状とに前記カバー(56)の起伏によって切換
え、扱室(22)内部の塵発生量を制御するもので、扱
胴(6)を支える扱胴軸(58)に調節アーム(59)
を遊転軸支させ、前記カバー(56)の回転下手側端部
を扱胴(6)内部に挿通させて前記アーム(59)にリ
ンク(60)を介して連結させ、前記アーム(59)を
介してカバー(56)の出入量を調節操作するように構
成している。
【0017】さらに、図13に示す如く、前記扱歯(4
3)を成形加工時、耐摩耗性合金で形成するカバー金
(61)を扱歯本体(41)の上辺(45)外側に一体
固定させ、扱歯本体(41)が摩耗損傷するのを前記カ
バー金(61)によって防ぎ、扱歯(43)の耐久性を
向上させるように構成している。
【0018】さらに、図14乃至図16に示す如く、扱
歯本体(41)の回転上手側前端部と後端側両側の脚体
(42)を、3本のボルト(49)…により、リブ(4
6)のない扱胴(6)外周面に取付け、扱歯(43)の
回転上手側前端部が扱胴(6)外周面から浮上って稈が
差込まれる不具合をなくし、扱歯(43)の損傷防止並
びに稈詰り防止を図れると共に、扱歯本体(41)の後
辺(44)と上辺(45)を肉厚にし、扱歯本体(4
1)の中央部を肉薄に形成することにより、扱歯(4
3)を成形加工する合成樹脂材料を、図6に示すような
全体が略同一厚みの扱歯本体(41)を有するものより
も少なくすることができ、扱歯(43)の強度を低下さ
せることなく軽量化及び成形加工コストの低減を図れる
ように構成している。
【0019】さらに、図17に示す如く、前記扱胴
(6)下側にクリンプ網(24)を張設させ、前記処理
胴(7)下側にコンケーブ(62)を張設させ、前記扱
歯(43)の脱粒によって扱室(22)内に発生する塵
量が従来よりも少なくなるから、処理胴(7)に送られ
る塵量も従来より減少し、クリンプ網(24)よりも穀
粒が漏下し易いコンケーブ(62)を処理胴(7)下側
に取付けることにより、塵の落下量を増やしてチャフシ
ーブ(29)の選別効率を低下させることなく、処理胴
(7)前部からの穀粒収集を効率良く行え、処理胴
(7)後部から三番口(39)に放出される穀粒損失を
低減できると共に、図18に示す如く、前記フィードパ
ン(26)(27)上方の扱胴(6)前部下側にクリン
プ網(24)を張設させ、前記チャフシーブ(29)前
部上方の扱胴(6)後部下側にコンケーブ(63)を張
設させ、扱胴(6)後部の穀粒をチャフシーブ(29)
前部上面にコンケーブ(63)を介して効率良く落下さ
せることにより、扱室(22)からの穀粒収集効率を高
め、扱室(22)から処理胴(7)に送る穀粒量を減ら
すことができるように構成している。
【0020】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、扱胴(6)外周に扱歯(43)を植設させる脱穀装
置において、扱胴(6)外周面に突部(46)を形成
し、該突部(46)に合成樹脂製扱歯(43)を係止さ
せて扱胴(6)に締結固定させたもので、突部(46)
の形成によって扱胴(6)の強度を向上でき、また突部
(46)との係止によって扱歯(43)の締結部の負担
を低減して損傷を容易に防止でき、合成樹脂成形によっ
て扱歯(43)を形成する従来不具合をなくして脱粒機
能の向上並びに製造コストの低減などを容易に図ること
ができると共に、例えば穀稈に突入する角度が従来より
も小さくなる流線形の板状に扱歯(43)を形成でき、
扱胴(6)の周速を従来よりも早くして脱粒能力を向上
させても、扱歯(44)(49)による稈切れ量を従来
よりも低減でき、脱粒性能の向上を図り乍ら選別損失の
低減も行えて単位時間当りの脱穀処理穀稈量を容易に増
大できるものである。
【0021】また、扱胴(6)回転上手側の扱歯(4
3)幅(D1)よりも扱胴(6)回転下手側の扱歯(4
3)幅(D2)を大きく形成したもので、扱歯(43)
の脱粒負荷を低減でき、かつ扱歯(43)の強度を向上
させることができると共に、穀稈または脱粒物に対する
扱歯(43)の突入抵抗を小さくして扱胴(6)の回転
負荷を従来よりも容易に軽減でき、例えば略三角形の板
状に扱歯(43)を形成して扱室(22)内での塵の送
りをスムーズに行えるように構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図。
【図2】同平面図。
【図3】脱穀部の側面図。
【図4】扱胴の側面図。
【図5】同拡大正面図。
【図6】扱歯の側面図。
【図7】同平面図。
【図8】同正面断面図。
【図9】変形例を示す扱歯の側面図。
【図10】同平面図。
【図11】同正面図。
【図12】変形例を示す扱歯の説明図。
【図13】変形例を示す扱歯の側面図。
【図14】同側面図。
【図15】前図の平面図。
【図16】同正面断面図。
【図17】変形例を示す脱穀部の側面図。
【図18】同側面図。
【符号の説明】
(6) 扱胴 (43) 扱歯 (46) リブ(突部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴外周に扱歯を植設させる脱穀装置に
    おいて、扱胴外周面に突部を形成し、該突部に合成樹脂
    製扱歯を係止させて扱胴に締結固定させたことを特徴と
    する脱穀装置。
  2. 【請求項2】 扱胴回転上手側の扱歯幅よりも扱胴回転
    下手側の扱歯幅を大きく形成したことを特徴とする脱穀
    装置。
JP17991496A 1996-02-29 1996-06-19 脱穀装置 Pending JPH104766A (ja)

Priority Applications (2)

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JP17991496A JPH104766A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 脱穀装置
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