JPH1047443A - 遊星歯車減速装置 - Google Patents

遊星歯車減速装置

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JPH1047443A
JPH1047443A JP21805796A JP21805796A JPH1047443A JP H1047443 A JPH1047443 A JP H1047443A JP 21805796 A JP21805796 A JP 21805796A JP 21805796 A JP21805796 A JP 21805796A JP H1047443 A JPH1047443 A JP H1047443A
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JP
Japan
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pin
sliding
bearing
sliding surface
extreme pressure
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Application number
JP21805796A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kurihara
猛 栗原
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Shinobu Yamamoto
忍 山本
Yuji Igawa
裕二 井川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑り軸受の内周側に多孔質層を設け、この多
孔質層に極圧添加剤を含浸させることにより、潤滑性を
高めて、装置寿命を延ばす。 【解決手段】 滑り軸受41の外側は鋼材層42とし、
鋼材層42の内側には焼結部材からなる多孔質層43を
設け、この多孔質層43内には極圧添加剤44を含浸さ
せる。減速歯車機構を構成するピンに対して摺動面が摺
動すると極圧添加剤44が潤滑油中のしみ出しピンの外
周に付着する。そして、ピンの表面と手動面に分子吸着
膜や反応潤滑膜が形成される。滑り性、潤滑性、ころが
り性を高め、摺動面とピンの摩耗やかじりを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の旋回装置や履帯駆動装置、油圧ク
レーンのロープウインチ等に用いて好適な遊星歯車減速
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の旋回装置や履帯駆動装置、あるいは油圧クレーンのロ
ープウインチ等には、回転源としてのモータの出力を増
大する遊星歯車減速装置が搭載されている。
【0003】そこで、図13ないし図15に従来技術に
よる遊星歯車減速装置を、油圧ショベルの旋回装置に用
いた場合について説明する。
【0004】図中、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部
旋回体2は旋回フレーム3を有し、該旋回フレーム3上
には運転室4、機械室5およびカウンタウエイト6等が
設けられている。7は上部旋回体2の前部に位置して旋
回フレーム3に俯仰動可能に設けられた作業装置を示
し、該作業装置7は土砂等の掘削作業を行うようになっ
ている。
【0005】8は下部走行体1と上部旋回体2との間に
配設された旋回装置を示し、該旋回装置8は、外部から
圧油が給排されることにより出力軸9Aを回転駆動する
回転源としての油圧モータ9と、該油圧モータ9の回転
を減速して旋回輪10に伝える減速装置11とから大略
構成されている。
【0006】ここで、前記旋回輪10は図14に示す如
く、内周面に内歯12Aが全周に亘って形成された内輪
12と、旋回フレーム3に固着された外輪13と、該外
輪13と内輪12との間に多数個配設され、内輪12に
対して外輪13が旋回フレーム3と共に回転(旋回)す
るのを補償するボール14(1個のみ図示)とからなっ
ている。
【0007】ここで、前記旋回輪10の内輪12は下部
走行体1のフレームを構成する丸胴(図示せず)に固着
され、外輪13は内輪12の周囲を各ボール14を介し
て旋回フレーム3と共に回転するようになっている。
【0008】15は減速装置11の本体を構成する減速
機ハウジングを示し、該減速機ハウジング15は図14
に示す如く、段付の略円筒状に形成され、下端側の下フ
ランジ16Aが旋回フレーム3上に複数のボルト17,
17,…を介して固着された下側ハウジング16と、該
下側ハウジング16の上フランジ16B上に設けられ、
内周側に内歯車としての小径内歯18Aおよび大径内歯
18Bがそれぞれ全周に亘って形成された略円筒状の上
側ハウジング18と、該上側ハウジング18の上端側を
施蓋し、前記油圧モータ9が取付けられたカバー19と
から構成されている。そして、カバー19のフランジ1
9Aは上側ハウジング18の上フランジ18Cに複数の
ボルト20,20,…を介して固着され、前記上側ハウ
ジング18の下フランジ18Dは下側ハウジング16の
上フランジ16Bに複数のボルト21,21,…を介し
て固着されている。
【0009】22は下側ハウジング16に軸受23,2
4を介して回転自在に支持された回転軸としてのピニオ
ンシャフトで、該ピニオンシャフト22の上端側外周に
は歯部22Aが形成され、該歯部22Aは後述するキャ
リア36の歯部36Aと噛合させることにより、油圧モ
ータ9の出力軸9Aの回転を減速装置11により所定の
回転数に減速してピニオンシャフト22を回転させる。
【0010】また、前記ピニオンシャフト22の下端側
は旋回フレーム3の下側へと突出してピニオン22Bと
なり、該ピニオン22Bは旋回輪10の内輪12に形成
された内歯12Aと噛合している。これにより、該ピニ
オンシャフト22はピニオン22Bと共に内輪12の内
歯12Aを介して自転しつつ公転し、この公転力により
減速機ハウジング15を介して旋回フレーム3を旋回さ
せている。
【0011】25はカバー19の下側に位置して上側ハ
ウジング18内に配設された1段目の減速歯車機構を示
し、該減速歯車機構25は、油圧モータ9の出力軸9A
にスプライン結合された太陽歯車26と、該太陽歯車2
6と上側ハウジング18の小径内歯18Aとに噛合し、
該太陽歯車26の周囲を自転しつつ公転する例えば3個
の遊星歯車27(1個のみ図示)と、該各遊星歯車27
を針状ころ軸受28を介して回転自在に支持する複数の
ピン29(1個のみ図示)と、該各ピン29の外周側に
設けられた軸受28を介して各遊星歯車27を支持する
キャリア30とから大略構成され、該キャリア30の内
周側に設けられた歯部30Aは後述する太陽歯車32に
噛合している。
【0012】31は最終段の減速段となる2段目の減速
歯車機構を示し、該減速歯車機構31は1段目のキャリ
ア30の自転を伝達する太陽歯車32と、該太陽歯車3
2と大径内歯18Bとに噛合し、該太陽歯車32の周囲
を自転しつつ公転する例えば3個の遊星歯車33(1個
のみ図示)と、該各遊星歯車33を滑り軸受34を介し
て回転自在に支持する複数のピン35(1個のみ図示)
と、該各ピン35および滑り軸受34を介して各遊星歯
車33を支持するキャリア36とから大略構成され、該
キャリア36の内周側に設けられた歯部36Aは前記ピ
ニオンシャフト22の歯部22Aに噛合している。
【0013】ここで、前記滑り軸受34は、図15に示
すように、例えば鋼材によって筒状に形成された鋼材層
34Aと、該鋼材層34Aの内周側に例えば鉛青銅や高
力黄銅等の金属を焼結し筒状に形成された焼結層34B
とからなり、焼結層34Bの内周面はピン35が摺動す
る摺動面34Cとなっている。なお、前記滑り軸受34
は、鋼板材と焼結材とを二重構造にした、所謂バイメタ
ルを円筒状に巻回することによって製造することができ
る。
【0014】このように構成される減速装置11を備え
た油圧ショベルでは、下部走行体1上で上部旋回体2を
旋回させる場合に、油圧モータ9に外部から圧油を給排
すると出力軸9Aが回転し、この回転は減速装置11の
減速機ハウジング15内で減速歯車機構25,31によ
り2段階に減速され、ピニオンシャフト22に高トルク
の回転力が伝えられる。
【0015】そして、該ピニオンシャフト22のピニオ
ン22Bは旋回輪10の内歯12Aに噛合し、該旋回輪
10は内輪12が下部走行体1のフレームに固着され、
外輪13が上部旋回体2の旋回フレーム3に固着されて
いるから、ピニオン22Bは内輪12の内歯12Aを介
して自転しつつ公転し、この公転がピニオンシャフト2
2から減速機ハウジング15を介して旋回フレーム3に
伝達され、上部旋回体2が下部走行体1上で旋回するよ
うになる。
【0016】なお、前述した旋回装置8では、歯車同士
の噛合部分、軸受のすべり性を高めるために、減速機ハ
ウジング15内には潤滑油が貯油されている。特に、1
段目の減速歯車機構25におけるピン29と軸受28、
2段目の減速歯車機構31におけるピン35とすべり軸
受34との間には、高荷重下でのころがり接触と滑り接
触とが発生する。このため、潤滑性を高めるために、潤
滑油には基油に極圧添加剤を混合したものを使用して、
潤滑性を高めるようにしていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による遊星歯車減速装置では、1段目の減速歯車
機構25では、この減速歯車機構25を構成するピン2
9と遊星歯車27との間では針状ころ軸受28を用いて
いる。しかし、2段目の減速歯車機構31のように、設
計上の都合から、針状ころ軸受を配置する空間を確保す
ることができないことがある。
【0018】このため、2段目の減速歯車機構31を構
成するピン35と遊星歯車33との間には滑り軸受34
を用いているが、そのような場合該滑り軸受34の摺動
面34Cとの間では高荷重下での滑り接触を起こしてい
るため、極圧添加剤を配合してなる潤滑油を使用した場
合、良好な潤滑性能を得ることができる。即ち、この極
圧添加剤を用いることにより、摺動面34Cに分子吸着
膜や反応潤滑膜が形成され、摺動面34Cの潤滑性を向
上させて、摺動面の摩耗やかじり等を防止することがで
きる。
【0019】しかし、潤滑油には基油に添加する極圧添
加剤の種類や量、配合の仕方によって様々なものがあ
り、いずれの潤滑油であっても極圧添加剤を混入させて
使用するものであるため、値段が高くなるという問題が
ある。
【0020】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、潤滑油に極圧添加剤を配合することな
く、滑り軸受の摺動面側に多孔質層を設け、この多孔質
層内に極圧添加剤を含浸させることにより、摺動面とピ
ンとの滑り性を高めることのできる遊星歯車減速装置を
提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による遊星歯車減
速装置は、内周面に内歯車が形成された筒状のハウジン
グと、該ハウジングに設けられ、出力軸が該ハウジング
内に向けて伸長した回転源と、該回転源の回転を減速す
べく、前記ハウジング内に設けられた減速歯車機構とか
らなり、該減速歯車機構は、太陽歯車と、該太陽歯車と
前記内歯車とに噛合する遊星歯車と、該遊星歯車をピン
と該ピンの外周側に設けられた軸受を介して支持するキ
ャリアとを備えて構成される。
【0022】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記軸受を、
前記ピンとの摺動面側に焼結材料により多孔質層を設け
てなる滑り軸受として構成し、該滑り軸受の多孔質層内
には極圧添加剤を含浸する構成としたことにある。
【0023】この構成により、摺動面とピンとが接触す
る部分では、多孔質層内に含浸された極圧添加剤が潤滑
油中にしみ出し、しみ出した極圧添加剤が混入された潤
滑油によってピンの表面と摺動面に分子吸着膜や反応潤
滑膜が形成され、摺動面における潤滑性を高めることが
できる。
【0024】また、上述した課題を解決するために、請
求項2の発明が採用する構成の特徴は、軸受はピンとの
摺動面に複数の凹陥部を設けてなる滑り軸受として構成
し、該滑り軸受の各凹陥部内には極圧添加剤を含浸させ
た高分子部材を埋設する構成としたことにある。
【0025】上記構成により、摺接面とピンとが接触す
る部分では、高分子部材内に含浸された極圧添加剤が潤
滑油内にしみ出し、極圧添加剤が混入した潤滑油によっ
てピンの表面と摺動面に分子吸着膜や反応潤滑膜が形成
され、摺動面における潤滑性を高めることができる。
【0026】請求項3の発明では、滑り軸受の各凹陥部
のうち一部の凹陥部内には極圧添加剤を含浸させた高分
子部材を埋設し、残余の凹陥部内にはハウジング内に蓄
えられた潤滑油を貯留させる構成としたことにある。
【0027】上記構成により、摺接面とピンとが接触す
る部分では、一部の凹陥部内に埋設された高分子部材内
の極圧添加剤が潤滑油にしみ出し、極圧添加剤が混入し
た潤滑油によってピンの表面と摺動面に分子吸着膜や反
応潤滑膜が形成され、摺動面における潤滑性を高めるこ
とができる。また、残余の凹陥部内に貯留した潤滑油に
より摺動面に介在する潤滑油の量が増え、潤滑油中に極
圧添加剤を効率よくしみ出させて潤滑性を向上させるこ
とができる。
【0028】請求項4の発明では、滑り軸受の摺動面に
は、油溝を形成したもので、この構成により、摺動面に
潤滑油が出入りし、摺動面に介在する潤滑油の量が増え
て潤滑性が向上する。また、潤滑油中に極圧添加剤が効
率よくしみ出すため、潤滑性、滑り性を高めることがで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明による滑り軸受を用
いた減速歯車機構による実施の形態を、図1ないし図1
2に従って詳細に説明する。なお、本実施例では、前述
した従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0030】まず、図1ないし図3は本発明による第1
の実施例を示しており、41は遊星歯車33をピン35
に支持する滑り軸受で、該滑り軸受41は、図2および
図3に示すように外側に位置して筒状に形成された鋼材
層42と、該鋼材層42の内周側に例えば鉛青銅や高力
黄銅等の金属を焼結して形成された多孔質層43とから
なる2重構造となり、多孔質層43の内周面はピン35
が摺動する摺動面43Aとなっている。
【0031】ここで、前記多孔質層43は、鉛青銅や高
力黄銅等の金属の粒径材料を鋼材層42上で圧縮し、焼
結することにより、図3に示すように、微小空間を有す
る硬質の多孔質層43として形成することができる。
【0032】44は極圧添加剤で、該極圧添加剤44は
前記多孔質層43の微小空間を利用して直接液状のもの
を含浸させたもので、該多孔質層43は、境界潤滑条件
として耐摩耗荷重性能(極圧性能)を向上させるために
用いらるもので、該極圧添加剤44としては、例えば、
りん系極圧添加剤,いおう系極圧添加剤,塩素系極圧添
加剤および有機金属系極圧添加剤等が知られている。
【0033】そして、りん系極圧添加剤は、摺動面43
Aにおいては分解した鉄と反応してりん化鉄を作り、こ
のりん化鉄と鉄とは共融合金となり、その融点を下げ、
摺動面43Aを融解して滑らかにするものである。ま
た、いおう系極圧添加剤は、硫化鉄皮膜を生成するもの
であり、塩素系極圧添加剤は、塩化鉄皮膜を生成するも
のである。さらに、有機金属系極圧添加剤は、代表的に
はジアルキルジチオンりん酸亜鉛(ZnDTP)が知ら
れている。
【0034】本実施例による滑り軸受41は上述した如
くであって、該滑り軸受41は、従来技術で述べた2段
目の減速歯車機構31に使用された滑り軸受34の代わ
りに用いられ、該滑り軸受41は遊星歯車33をピン3
5に回転可能に軸支することにより、該遊星歯車33を
キャリア36に支持するもので、係る滑り軸受41を用
いた減速歯車機構31の基本動作については従来技術と
格別差異はない。
【0035】然るに、本実施例によれば、遊星歯車33
をピン35に軸支する滑り軸受41は、その内周側に多
孔質層43を形成し、該多孔質層43には極圧添加剤4
4を含浸させているから、減速歯車機構31を駆動させ
ることにより、ピン35の外周を滑り軸受41の摺動面
43Aに直接接触した状態で摺動するから、前記多孔質
層43に含浸した極圧添加剤44がしみ出し、ピン35
の表面に局部的に付着する。
【0036】このため、ピン35の表面に付着した極圧
添加剤44によって、該ピン35と当該滑り軸受41の
摺動面43Aとの間に、分子吸着膜や反応潤滑膜が形成
され、該摺動面43Aのころがり性や滑り性を高め、摺
動面43Aやピン35の外周における摩耗やかじりを低
減できる。
【0037】この結果、多孔質層43に含浸させた極圧
添加剤44の作用によって、滑り軸受41の摺動面43
Aとピン35との間の潤滑性を高めることができ、該摺
動面43Aの摩耗、かじり、金属剥離等を防止し、ひい
ては2段目の減速歯車機構31の寿命を大幅に延ばすこ
とができる。
【0038】さらに、潤滑油を極圧添加剤44の混入さ
れていない潤滑油を使用した場合でも、この潤滑油を基
油として極圧添加剤44がしみ出し、該極圧添加剤44
が混入した潤滑油とすることができる。これにより、本
実施例による滑り軸受41を用いることにより、潤滑油
を使用水準よりも低いグレードのものでも高いグレード
のものと同等の性能を引き出すことができ、潤滑油のコ
スト低減を図ることができる。
【0039】また、極圧添加剤44がしみ出た潤滑油
は、高いグレードの油と同等の性能を発揮するから、該
潤滑油は、1段目の減速歯車機構25における遊星歯車
27とピン29との間に介在した軸受28(図14参
照)や他の歯車の潤滑にも使用され、遊星歯車減速装置
全体における潤滑性、滑り性、ころがり性を向上でき、
装置全体の寿命を延ばし信頼性を高めることができる。
【0040】次に、図4ないし図6に基づいて本発明に
よる第2の実施例を説明するに、本実施例による滑り軸
受の特徴は、摺動面に複数の凹陥部を形成し、該各凹陥
部内には極圧添加剤を含浸させた高分子部材を埋設させ
たことにある。なお、本実施例では前述した第1の実施
例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0041】51は遊星歯車33をピン35に支持する
滑り軸受で、該滑り軸受51は、外側に位置して筒状に
形成された鋼材層52と、該鋼材層52の内周側に例え
ば鉛青銅や高力黄銅等の金属を焼結して形成された多孔
質層53とからなる2重構造となり、該多孔質層53の
内周面はピン35が摺動する摺動面53Aとなってい
る。
【0042】54,54,…は摺動面53Aの表面に分
散的に形成された凹陥部を示し、該各凹陥部54はディ
ンプル状に形成されている。
【0043】55,55,…は半球状の高分子部材で、
該各高分子部材55は、前記各凹陥部54内に埋設され
ている。ここで、該各高分子部材55の材質は、例え
ば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレン,ポ
リスチレン,ジアリルフタレート樹脂,フェノール樹
脂,ポリウレタン,熱可塑性エラストマー等が用いられ
ている。
【0044】さらに、56は極圧添加剤を示し、該極圧
添加剤56は前記高分子部材55内に含浸され、該極圧
添加剤56としては、例えば、りん系極圧添加剤,いお
う系極圧添加剤,塩素系極圧添加剤および有機金属系極
圧添加剤等が知られている。
【0045】本実施例による滑り軸受51は上述した如
くであって、該滑り軸受51を用いた減速歯車機構31
の基本動作は従来技術と格別差異はない。
【0046】然るに、本実施例によれば、遊星歯車33
をピン35に軸支する滑り軸受51は、その内周側に多
孔質層53を形成し、該多孔質層53の摺動面53Aに
は複数個の凹陥部54を形成し、該凹陥部54内には極
圧添加剤56が含浸された高分子部材55を埋設してい
る。これにより、該滑り軸受51は、減速歯車機構31
を駆動させることにより、ピン35の外周をその摺動面
53Aが直接接触した状態で摺動するから、各高分子部
材55に含浸させた極圧添加剤56がしみ出し、ピン3
5の表面に付着する。
【0047】そして、ピン35の表面に付着した極圧添
加剤56によって、該ピン35と滑り軸受51の摺動面
53Aとの間に分子吸着膜や反応潤滑膜を形成すること
ができ、該摺動面53Aのころがり性や滑り性を高め、
摺動面53Aとピン35の外周における摩耗やかじりを
低減できる。
【0048】また、本実施例では極圧添加剤56を含浸
した高分子部材55を凹陥部54に埋設するようにした
から、前述した第1の実施例のように多孔質層43に極
圧添加剤44を直接含浸するのに比べ、極圧添加剤56
の保持能力が高くなり長時間亘ってその効果を発揮する
ことができる。
【0049】この結果、滑り軸受51の摺動面53Aと
ピン35の摩耗,かじり,金属剥離等を防止し、ひいて
は減速歯車機構31の寿命を大幅に延ばすことができる
と共に、潤滑油に極圧添加剤の混入されていない潤滑油
を使用することができ、潤滑油のコスト低減も図ること
ができる。
【0050】さらに、図7ないし図9に基づいて第3の
実施例を説明するに、本実施例による滑り軸受の特徴
は、摺動面に複数個の凹陥部を形成し、該各凹陥部のう
ち一部の凹陥部内には極圧添加剤を含浸させた高分子部
材を埋設し、残余の凹陥部を潤滑油が溜る油溜りとして
形成したことにある。なお、本実施例では前述した第2
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0051】61は遊星歯車33をピン35に支持する
滑り軸受で、該滑り軸受61は、外側に位置して筒状に
形成された鋼材層62と、該鋼材層62の内周側に例え
ば鉛青銅や高力黄銅等の金属を焼結して形成された多孔
質層63とからなり、該多孔質層63の内周面はピン3
5が摺動する摺動面63Aとなる。
【0052】64,64,…は摺動面63Aの表面に分
散的に形成された凹陥部を示し、該各凹陥部64はディ
ンプル状に形成されている。
【0053】65,65,…は発泡状高分子材料で形成
された半球状の高分子部材で、該各高分子部材65は多
孔質なスポンジ状となる発泡孔を有して形成されてい
る。該各高分子部材65は、前記各凹陥部64のうち例
えば1個感覚で凹陥部64内に埋設されている。
【0054】ここで、高分子部材65の材質としては、
例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブチレ
ン,ポリスチレン,ジアリルフタレート樹脂,フェノー
ル樹脂,ポリウレタン,熱可塑性エラストマー等があ
る。なお、多孔質な高分子部材65は連続気泡をもって
発泡樹脂成形することが好ましい。
【0055】さらに、66は極圧添加剤を示し、該極圧
添加剤66は前記高分子部材65の発泡孔内に含浸さ
れ、該極圧添加剤66としては、例えば、りん系極圧添
加剤,いおう系極圧添加剤,塩素系極圧添加剤および有
機金属系極圧添加剤等が知られている。
【0056】67,67,…は油溜りを示し、該各油溜
り67は各凹陥部64のうち、高分子部材65が埋設さ
れていない残余の凹陥部64によって構成され、凹陥部
64には高分子部材65が埋設される部分と油溜り67
とが交互に配置されている。また、該各油溜り67内に
は減速歯車機構31の駆動と共に、潤滑油が充填され、
摺動面63Aとピン35との間に介在する潤滑油の量を
増やして潤滑性を高めることができる。
【0057】然るに、本実施例による滑り軸受61にお
いても、前述した第2の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができる。特に、本実施例では凹陥部64の全
部に高分子部材65を埋設せずに、一部分の凹陥部64
を油溜り67としたから、該油溜り67内に潤滑油を充
填することができ、充填された潤滑油により摺動面63
Aとピン35との間の油切れを防止し、ころがり性や滑
り性を高めることができる。
【0058】また、高分子部材65に含浸させた極圧添
加剤66が潤滑油内にしみ出し、ピン35の表面に極圧
添加剤66を付着させることにより、該ピン35と滑り
軸受61の摺動面63Aとの間に分子吸着膜や反応潤滑
膜を形成することができる。これにより、該摺動面63
Aのころがり性や滑り性を高め、摺動面63Aとピン3
5の外周における摩耗やかじりを低減でき、装置全体の
寿命を延ばすとができる。
【0059】一方、図10は本発明の第4の実施例を示
し、この第4の実施例では摺動面43Aの表面に油溝7
1を形成したものである。
【0060】また、図11は本発明の第5の実施例を示
し、この第5の実施例では摺動面43Aの表面に油溝7
2を形成したものである。
【0061】さらに、図12は本発明の第6の実施例を
示し、この第6の実施例では摺動面43Aの表面に油溝
73を形成したものである。なお、図10ないし図12
は第1の実施例による滑り軸受41の摺動面43Aを展
開して示したものである。
【0062】このように構成される第4〜第6の実施例
においても、第3の実施例と同様に、摺動面43Aとピ
ン35との間に介在する潤滑油の油量を増加でき、潤滑
性を高めることができ、装置自体の寿命を大幅に延ばす
ことができる。
【0063】なお、前記第4〜第6の実施例による油溝
71〜73は、第1の実施例による軸受41の多孔質層
43の摺動面43Aに形成したものについて述べたが、
本発明はこれに限らず、第2の実施例による多孔質層5
3の摺動面53Aに形成しても、第3の実施例による多
孔質層63の摺動面63Aに形成してもよいことは勿論
である。
【0064】また、前記各実施例では、2段の減速歯車
機構を備えた遊星歯車減速装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、1段の減速歯車機構または
3段以上の減速歯車機構を備えた遊星歯車減速装置に適
用してもよい。
【0065】また、前記各実施例では、2段の減速歯車
機構のうち、2段目の減速歯車機構31に滑り軸受を用
いた場合を述べたが、本発明はこれに限らず、1段目の
減速歯車機構25の針状ころ軸受28に代え、滑り軸受
を用いてもよい。
【0066】さらに、前記第2,第3の実施例では、滑
り軸受51,61の内側に多孔質層53,63を形成し
た上で、摺動面53A,63Aに凹陥部54,64を形
成するようにしたが、本発明はこれに限らず、バイメタ
ルの内側となる焼結層に凹陥部を形成し、該凹陥部内に
極圧添加剤を含浸させた高分子部材を埋設させてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、ピンの外周側で遊星歯車を回転可能に支持する
軸受を、ピンとの摺動面側に焼結材料により多孔質層を
設け、該多孔質層内に極圧添加剤を含浸した滑り軸受と
したから、摺動面とピンとが接触する部分では、多孔質
層内に含浸された極圧添加剤が潤滑油中にしみ出し、し
み出した極圧添加剤によりピンの表面と摺動面に分子吸
着膜や反応潤滑膜を形成し、摺動面における潤滑性、滑
り性、ころがり性を高め、摺動面とピンの摩耗、かじ
り、金属剥離等を防止でき、減速歯車機構の寿命を大幅
に延ばすことができる。
【0068】請求項2の発明では、ピンの外周側で遊星
歯車を回転可能に支持する軸受を、ピンとの摺動面に複
数の凹陥部を設け、該各凹陥部内には極圧添加剤を含浸
させた高分子部材を埋設させた筒状の滑り軸受により構
成したから、摺接面とピンとが接触する部分では、高分
子部材内に含浸された極圧添加剤が潤滑油内にしみ出
し、極圧添加剤が混入した潤滑油によってピンの表面と
摺動面に分子吸着膜や反応潤滑膜を形成し、摺動面にお
ける潤滑性、滑り性、ころがり性を高めることができ
る。しかも、極圧添加剤を高分子部材に埋設させて凹陥
部に埋設させることにより、保持能力が高くなり長時間
亘ってその潤滑性を高めるという効果を発揮することが
できる。
【0069】請求項3の発明では、ピンの外周側で遊星
歯車を回転可能に支持する軸受を、ピンとの摺動面に複
数の凹陥部を形成し、該各凹陥部のうち一部の凹陥部内
には極圧添加剤を含浸させた高分子部材を埋設し、残余
の凹陥部内には潤滑油を貯留させる構成としたから、摺
接面とピンとが接触する部分では、一部の凹陥部内に埋
設された高分子部材内の極圧添加剤が潤滑油にしみ出
し、極圧添加剤が混入した潤滑油によってピンの表面と
摺動面に分子吸着膜や反応潤滑膜が形成され、摺動面に
おける潤滑性を高め、寿命を延ばすことができる。ま
た、残余の凹陥部内に貯留した潤滑油により摺動面に介
在する潤滑油の量が増え、潤滑油中に極圧添加剤を効率
よくしみ出させて潤滑性を向上させることができる。
【0070】請求項4の発明では、軸受の摺動面に油溝
を形成したから、摺動面に潤滑油が出入りし、摺動面に
介在する潤滑油の量が増えて潤滑性が向上し、潤滑油中
に極圧添加剤が効率よくしみ出すため、潤滑性、滑り性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による滑り軸受を遊星歯車減速装
置に用いた状態を示す縦断面図である。
【図2】第1の実施例による滑り軸受を示す斜視図であ
る。
【図3】図1中のa部を示す拡大断面図である。
【図4】第2の実施例による滑り軸受を遊星歯車減速装
置に用いた状態を示す縦断面図である。
【図5】第2の実施例による滑り軸受の摺動面の表面を
示す拡大図である。
【図6】図4中のb部を示す拡大断面図である。
【図7】第3の実施例による滑り軸受を遊星歯車減速装
置に用いた状態を示す縦断面図である。
【図8】第3の実施例による滑り軸受の摺動面の表面を
示す拡大図である。
【図9】図7中のc部を示す拡大断面図である。
【図10】第4の実施例による滑り軸受について、多孔
質層の摺動面に形成された油溝を示す展開図である。
【図11】第5の実施例による滑り軸受について、多孔
質層の摺動面に形成された油溝を示す展開図である。
【図12】第6の実施例による滑り軸受について、多孔
質層の摺動面に形成された油溝を示す展開図である。
【図13】従来技術による滑り軸受を用いた遊星歯車減
速装置が搭載された油圧ショベルを示す外観図である。
【図14】図13中の遊星歯車減速装置を示す縦断面図
である。
【図15】図14中の減速歯車機構を拡大して示す拡大
縦断面図である。
【符号の説明】
9 油圧モータ(回転源)15 減速機ハウジング 18A 小径内歯(内歯車) 18B 大径内歯(内歯車) 25,31 減速歯車機構 26,32 太陽歯車 27,33 遊星歯車 29,35 ピン 30,36 キャリア 41,51,61 滑り軸受 42,52,62 鋼材層 43,53,63 多孔質層 43A,53A,63A 摺動面 44,56,66 極圧添加剤 54,64 凹陥部 55,65 高分子部材 67 油溜り 71,72,73 油溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に内歯車が形成された筒状のハウ
    ジングと、該ハウジングに設けられ、出力軸が該ハウジ
    ング内に向けて伸長した回転源と、該回転源の回転を減
    速すべく、前記ハウジング内に設けられた減速歯車機構
    とからなり、該減速歯車機構は、太陽歯車と、該太陽歯
    車と前記内歯車とに噛合する遊星歯車と、該遊星歯車を
    ピンと該ピンの外周側に設けられた軸受を介して支持す
    るキャリアとを備えた遊星歯車減速装置において、 前記軸受は前記ピンとの摺動面側に焼結材料により多孔
    質層を設けてなる滑り軸受として構成し、該滑り軸受の
    多孔質層内には極圧添加剤を含浸する構成としたことを
    特徴とする遊星歯車減速装置。
  2. 【請求項2】 内周面に内歯車が形成された筒状のハウ
    ジングと、該ハウジングに設けられ、出力軸が該ハウジ
    ング内に向けて伸長した回転源と、該回転源の回転を減
    速すべく、前記ハウジング内に設けられた減速歯車機構
    とからなり、該減速歯車機構は、太陽歯車と、該太陽歯
    車と前記内歯車とに噛合する遊星歯車と、該遊星歯車を
    ピンと該ピンの外周側に設けられた軸受を介して支持す
    るキャリアとを備えた遊星歯車減速装置において、 前記軸受は前記ピンとの摺動面に複数の凹陥部を設けて
    なる滑り軸受として構成し、該滑り軸受の各凹陥部内に
    は極圧添加剤を含浸させた高分子部材を埋設する構成と
    したことを特徴とする遊星歯車減速装置。
  3. 【請求項3】 前記滑り軸受の各凹陥部のうち一部の凹
    陥部内には極圧添加剤を含浸させた高分子部材を埋設
    し、残余の凹陥部内には前記ハウジング内に蓄えられた
    潤滑油を貯留させる構成としてなる請求項2記載の遊星
    歯車減速装置。
  4. 【請求項4】 前記滑り軸受の摺動面には、油溝を形成
    してなる請求項1,2または3記載の遊星歯車減速装
    置。
JP21805796A 1996-07-31 1996-07-31 遊星歯車減速装置 Pending JPH1047443A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115143260A (zh) * 2022-09-01 2022-10-04 万向钱潮股份公司 一种减振型差速器

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