JP2002070875A - 転がり軸受 - Google Patents

転がり軸受

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JP2002070875A
JP2002070875A JP2000257337A JP2000257337A JP2002070875A JP 2002070875 A JP2002070875 A JP 2002070875A JP 2000257337 A JP2000257337 A JP 2000257337A JP 2000257337 A JP2000257337 A JP 2000257337A JP 2002070875 A JP2002070875 A JP 2002070875A
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rolling element
lubricating
rolling elements
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JP2000257337A
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Shinichi Sekido
慎一 関戸
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Yuji Igawa
裕二 井川
Isato Masuda
勇人 益田
Takeshi Kurihara
猛 栗原
Soushi Shibukawa
壮史 澁川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/37Loose spacing bodies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/10Application independent of particular apparatuses related to size
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転動体の個数を減らすことなく、各転動体の
間に潤滑用転動体を配置することにより、転がり軸受の
耐久性とメンテナンス性を向上させる。 【解決手段】 油圧ショベルの旋回輪11を、内輪1
2、外輪16、転動体20、間座21、潤滑用転動体2
2によって構成し、この潤滑用転動体22は、各間座2
1のうち一部の間座21を潤滑用転動体22と置換える
ことによって配置する。そして、旋回輪11の作動時に
は、潤滑用転動体22に含まれる潤滑油24によって各
転動体20等を潤滑する。これにより、転動体収容空間
18には、従来技術と同数の転動体20を配置でき、高
い耐久性を維持できると共に、潤滑用転動体22を用い
た給脂によってメンテナンス性を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回転可能な
連結部位等に好適に用いられる転がり軸受に関し、特に
内輪と外輪との間に複数の転動体と間座とを交互に配置
する構成とした転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、転がり軸受としては、内輪と、
該内輪の外周側に設けられ該内輪との間に転動体収容空
間を有する外輪と、前記転動体収容空間に転動可能に収
容され前記内輪と外輪とを回転可能に連結する複数の転
動体とによって構成されている(例えば、特開2000
−120707号公報等)。
【0003】この種の従来技術による転がり軸受は、例
えば航空機用エンジン等、各種の機械部品に設けられた
回転部位等に用いられるものである。ここで、転がり軸
受の内輪には,転動体が転動する凹湾曲状の転動面が全
周に亘って形成され、この転動面が外輪に形成された転
動面と衝合されることにより、内輪と外輪との間には、
両者の衝合面に沿って環状に延びた転動体収容空間が形
成されている。
【0004】また、転動体は、例えば複数の鋼球等によ
って構成され、転動体収容空間に互いに間隔をもって配
置されると共に、これらの間隔は、例えば転動体収容空
間に沿って配置される環状の保持器や各転動体間に配置
される間座等によって保持されている。そして、各転動
体は内輪と外輪とを回転可能に連結し、転がり軸受に加
わる荷重を内輪と外輪との間で受承する構成となってい
る。
【0005】また、各転動体が転動するときには、その
表面を潤滑する必要があるため、従来技術では、例えば
潤滑油を予め含浸させた樹脂製の球体等を一部の転動体
に代えて転動体収容空間に配置し、この樹脂球体から滲
み出す潤滑油によって周囲の転動体や転動面を潤滑する
構成としている。
【0006】この場合、従来技術では、例えば転動体収
容空間の全周に配置された各転動体を5〜6個に1個の
割合等で廃止し、これらの廃止した転動体に代えて転動
体よりも僅かに小径な樹脂球体をそれぞれ配置するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、各転動体のうち一部の転動体を潤滑用の樹
脂球体に置換え、この樹脂球体から滲み出す潤滑油によ
って周囲の転動体や転動面を潤滑する構成としている。
【0008】しかし、各転動体は、転がり軸受に加わる
荷重を周方向に対しほぼ均等に分散して受承するように
構成されている。このため、樹脂球体を配置することに
よって転動体の全数を減らすと、個々の転動体に加わる
荷重が大きくなり、例えば転動体を特別な強度の材料等
によって形成しない限りは、高い耐久性を維持するのが
難しくなるという問題がある。
【0009】しかも、転動体を樹脂球体に置換えた部位
では、樹脂球体を挟んで両側に位置する転動体の間隔が
他の部位よりも大きくなるため、内輪や外輪に加わる荷
重の分布状態が不均等となり易く、これらの部位に荷重
の集中、偏り等が生じることによって旋回輪が早期に劣
化する虞れがある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、内輪と外輪との間に従
来技術と同じ個数の転動体を配置でき、これらの転動体
を外部から給脂することなく長期間に亘って潤滑できる
と共に、メンテナンス性と耐久性とを向上できるように
した転がり軸受を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、内輪と、該内輪の外周側に設けられ該
内輪との間に転動体収容空間を有する外輪と、前記転動
体収容空間に転動可能に収容され前記内輪と外輪とを回
転可能に連結する複数の転動体と、前記転動体収容空間
に該各転動体と交互に配設され該各転動体の間隔を保持
する複数の間座とからなる転がり軸受に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、転動体収容空間には、前記各間座のうち少なく
とも一部の間座に代えて前記各転動体の間に転動体を潤
滑する潤滑用転動体を設ける構成としたことにある。
【0013】このように構成することにより、例えば各
間座のうち一部の間座を潤滑用転動体に置換えることが
でき、転動体収容空間には従来技術と同じ個数の転動体
を収容できると共に、これらの転動体を間座と潤滑用転
動体のうちいずれか一方の部材と交互に配置することが
できる。そして、転がり軸受の作動時には、内輪と外輪
との間で各転動体と潤滑用転動体とを転動させ、このと
き潤滑用転動体によって内輪と外輪の転動面や各転動体
の表面と潤滑することができる。
【0014】また、請求項2の発明によると、転動体と
潤滑用転動体とは互いにほぼ同径をなす球状に形成して
いる。
【0015】これにより、転がり軸受の作動時には、潤
滑用転動体が内輪と外輪の転動面に対して常に接触した
状態で転動するので、転がり軸受に加わる荷重を転動体
だけでなく、潤滑用転動体によっても受承することがで
きる。また、例えば潤滑用転動体に含まれる潤滑油等を
内輪と外輪の転動面や転動体の表面等に安定的に付着さ
せることができる。
【0016】また、請求項3の発明によると、潤滑用転
動体は連続気泡を有する多孔質な球体に潤滑油を含浸さ
せることによって形成する構成としている。
【0017】これにより、転がり軸受の使用時には、多
孔質な球体に含まれる潤滑油が内輪、外輪との摩擦熱や
これらの部材から加わる押圧力等によって徐々に滲み出
すので、この滲み出した潤滑油により転動体等を長期間
に亘って潤滑することができる。
【0018】さらに、請求項4の発明によると、潤滑用
転動体は、内周側と外周側とを連通する油孔が形成され
た中空球体と、該中空球体の内周側、外周側にそれぞれ
配置された固形潤滑油とによって構成している。
【0019】これにより、中空球体の内周側、外周側に
固形潤滑油をそれぞれ配置して潤滑用転動体を形成で
き、その強度を中空球体によって補強することができ
る。そして、転がり軸受の使用時には、まず外周側の固
形潤滑油が摩擦熱等で少しずつ溶融することにより転動
体を潤滑でき、その後に内周側の固形潤滑油が中空球体
の油孔から外周側に流出することによって潤滑機能を維
持することができる。
【0020】また、請求項5の発明によると、潤滑用転
動体は金属製球体の外周側を固形潤滑油によって覆うこ
とにより形成する構成としている。
【0021】これにより、金属製球体を用いて潤滑用転
動体を補強することができる。そして、転がり軸受の使
用時には、固形潤滑油が摩擦熱等によって少しずつ溶融
し、この潤滑油によって転動体等を潤滑することができ
る。
【0022】また、請求項6の発明によると、転がり軸
受は、建設機械の下部走行体上に上部旋回体を旋回可能
に支持する旋回輪を構成している。
【0023】これにより、旋回輪の転動体収容空間に
は、従来技術と同じ個数の転動体と、一部の間座に代え
て配置された潤滑用転動体とを収容でき、この潤滑用転
動体によって旋回輪の内部を潤滑することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による転がり軸受
を、油圧ショベルの旋回輪に適用した場合を例に挙げ、
添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0025】まず、図1ないし図6は本発明による第1
の実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベルの
下部走行体、2は該下部走行体1上に旋回可能に搭載さ
れた上部旋回体で、上部旋回体2は旋回フレーム3を有
し、該旋回フレーム3上には、キャブ4、建屋カバー5
およびカウンタウェイト6等が設けられている。また、
上部旋回体2の前部側には、土砂等の掘削作業を行う作
業装置7が俯仰動可能に設けられている。
【0026】8は下部走行体1と上部旋回体2との間に
設けられた旋回装置で、該旋回装置8は、図2に示す如
く、例えば遊星歯車機構等からなり、旋回フレーム3に
取付けられた減速機9と、該減速機9の上部側に取付け
られ、外部から圧油が給排されることによって作動する
旋回モータ10と、後述の旋回輪11とを含んで構成さ
れている。また、減速機9は、図4に示す如く、旋回モ
ータ10からの回転力が伝達される出力軸9Aを有し、
該出力軸9Aの先端側にはピニオン9Bが設けられてい
る。
【0027】11は本実施の形態による転がり軸受を構
成する旋回輪で、該旋回輪11は、図2ないし図4に示
す如く玉軸受等からなり、下部走行体1と上部旋回体2
とを旋回可能に連結するものである。そして、旋回輪1
1は、後述の内輪12、外輪16、転動体20、間座2
1、潤滑用転動体22を含んで構成されている。
【0028】12は下部走行体1側に固定して設けられ
た内輪で、該内輪12は、下部走行体1の上部側に設け
られた丸胴13の上面に対し複数の取付ねじ14,1
4,…等を用いて固着されている。
【0029】ここで,内輪12の外周側には、転動体2
0が転動する凹湾曲状の転動面12Aが全周に亘って形
成されている。また、内輪12の内周側には、内歯車1
2Bが全周に亘って形成されている。そして、内歯車1
2Bは内輪12の内周側に設けられたグリースバス15
に面して配置され、該グリースバス15内で減速機9側
のピニオン9Bと噛合している。
【0030】16は上部旋回体2側に固定して設けられ
た外輪で、該外輪16は、図2、図4に示す如く、旋回
フレーム3の下面側に複数の取付ねじ17,17,…等
を用いて固着されている。また、外輪16の内周側に
は、内輪12側の転動面12Aと衝合される凹湾曲状の
転動面16Aが全周に亘って形成され、これらの転動面
12A,16Aは、内輪12と外輪16との衝合面に沿
って環状に延びた転動体収容空間18を形成している。
【0031】また、内輪12と外輪16との間には、図
3に示す如く、転動体収容空間18を含めて両者の衝合
面を上,下方向の両側でシールする環状のシール部材1
9,19が設けられ、該各シール部材19は、転動体収
容空間18から外部への潤滑油の漏れ、外部から転動体
収容空間18への異物侵入等を防止している。
【0032】20,20,…は内輪12と外輪16との
間で転動体収容空間18に収容された複数の転動体で、
該各転動体20は、互いにほぼ同径に形成された鋼球等
によって構成されている。また、各転動体20は、間座
21と潤滑用転動体22のうちいずれか一方の部材と交
互に配置され、旋回輪11の全周に亘ってほぼ均等に並
べられると共に、その個数は従来技術の旋回輪と等しく
なっている。
【0033】そして、各転動体20は、内輪12と外輪
16の転動面12A,16Aに転動可能に当接し、これ
らを回転可能に連結すると共に、内輪12と外輪16と
の間で潤滑用転動体22と協働して上部旋回体2側の重
量を受承するものである。
【0034】21,21,…は転動体収容空間18に位
置して各転動体20の間にそれぞれ配置された複数の間
座で、該各間座21は、例えば転動体20よりも軟質な
ナイロン等の樹脂材料、または軟質な金属材料等によっ
て略円柱状に形成され、その軸方向長さは従来技術の間
座よりも僅かに短くなっている。
【0035】また、間座21には、その両端側に位置し
て転動体20が摺接する凹球面部21A,21Aと、該
各凹球面部21A内を連通する油通路21Bとが設けら
れている。そして、間座21は、潤滑用転動体22と協
働して各転動体20の間にほぼ一定の間隔を保持するも
のである。
【0036】22,22,…は転動体収容空間18に配
置された1個以上の潤滑用転動体で、該各潤滑用転動体
22は、本実施の形態では、例えば各間座21を8個に
1個の割合等で潤滑用転動体22に置換えることによっ
て各転動体20の間に一定の間隔で5個配置され、内輪
12と外輪16との間で転動可能となっている。なお、
潤滑用転動体22の個数は、最小限で1個あればよいも
ので、その個数は任意に設定することができる
【0037】ここで、潤滑用転動体22は、図6に示す
如く、例えば連続気泡を有する多孔質の樹脂材料等を用
いて転動体20とほぼ同径の多孔質球体23を形成し、
該多孔質球体23の気泡中に潤滑油24を含浸させるこ
とによって形成されている。
【0038】この場合、多孔質球体23は、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポ
リオレフィン系合成樹脂等の高分子材料からなる樹脂材
料によって形成されている。また、潤滑油24は、例え
ば鉱油系、合成油系潤滑油、リチウム石けん−鉱油系グ
リース等が用いられ、潤滑用転動体22中に例えば50
重量%以上含有されている。
【0039】また、多孔質球体23となる樹脂材料と潤
滑油24とを混合した含油樹脂材料は熱硬化性を有して
いるため、この含油樹脂材料を成形型内で加熱すること
により、硬質ゴム程度の硬さをもった潤滑用転動体22
を成形することができる。さらに、この含油樹脂材料は
水に侵されにくい性質を有しているため、仮りに転動体
収容空間18内に雨水、洗浄水等が侵入したとしても、
潤滑用転動体22の潤滑性能が低下することはない。
【0040】そして、内輪12に対して外輪16が回転
するときには、これらの転動面12A,16A間で各潤
滑用転動体22が転がると、このとき潤滑用転動体22
中の潤滑油24は、転動面12A,16Aとの間で生じ
る摩擦熱や転動面12A,16Aから加わる押圧力等に
よって多孔質球体23から徐々に滲み出し、転動面12
A,16Aや周囲の転動体20等を長期間に亘って潤滑
し続ける構成となっている。
【0041】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0042】まず、油圧ショベルの運転時には、旋回モ
ータ10が作動すると、その回転力が減速機9の出力軸
9Aからピニオン9Bに伝わり、ピニオン9Bは自転し
つつ内輪12の内歯車12Bに沿って公転する。そし
て、このピニオン9Bの公転が減速機9のハウジング等
を介して旋回フレーム3に伝達されることにより、上部
旋回体2が下部走行体1上で旋回する。
【0043】また、上部旋回体2が旋回するときには、
旋回輪11の外輪16が内輪12に対して回転し、これ
らの間で各転動体20が潤滑用転動体22と共に転動す
る。そして、このとき各潤滑用転動体22から徐々に滲
み出す潤滑油24は、内輪12と外輪16の転動面12
A,16Aや各転動体20の表面等に付着し、これらの
間を常時潤滑した状態に保持するので、旋回輪11は、
無給脂状態であっても、長期間に亘って円滑に回転する
ことができる。
【0044】かくして、本実施の形態によれば、旋回輪
11の各間座21のうち一部の間座21を潤滑用転動体
22に置換える構成としたので、転動体収容空間18に
は、従来技術と同じ個数の転動体20を収容でき、これ
らの転動体20を各間座21と潤滑用転動体22のうち
いずれか一方の部材と交互に配置できると共に、各転動
体20を旋回輪11の全周に亘ってほぼ均等に並べるこ
とができる。
【0045】これにより、上部旋回体2側の荷重を従来
技術と同数の転動体20によって安定的に受承でき、こ
のときに荷重の集中、偏り等が生じるのを確実に防止で
きると共に、旋回輪11の耐久性を向上させることがで
きる。
【0046】そして、旋回輪11の作動時には、内輪1
2と外輪16との間で各転動体20と潤滑用転動体22
とを転動させることができ、このとき潤滑用転動体22
に含まれる潤滑油24が内輪12と外輪16の転動面1
2A,16Aや各転動体20の表面に付着することによ
り、これらの間を安定的に潤滑し続けることができる。
【0047】これにより、旋回輪11が長期間に亘って
無給脂状態となる場合でも、各転動体20や転動面12
A,16A等の潤滑状態を良好に保持でき、旋回輪11
のメンテナンス性を高めることができる。
【0048】この場合、潤滑用転動体22を、多孔質球
体23と潤滑油24とによって転動体20とほぼ同径の
球状に形成したので、旋回輪11の作動時には、潤滑用
転動体22の表面を内輪12と外輪16の転動面12
A,16Aに対して常に広い面積で接触させておくこと
ができる。そして、潤滑用転動体22内の潤滑油24を
内輪12、外輪16との摩擦熱等によって外面側へと徐
々に滲み出させることができ、潤滑用転動体22の寿命
を延ばすことができる。また、潤滑用転動体22を熱硬
化性の含油樹脂材料等によって形成することにより、潤
滑油24を含有した球状の潤滑用転動体22を容易に成
形することができる。
【0049】次に、図7は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、中空球体の内,外に
固形潤滑油を配置することによって潤滑用転動体を形成
する構成としたことにある。
【0050】31は第1の実施の形態による潤滑用転動
体22に代えて用いられる潤滑用転動体で、該潤滑用転
動体31は、第1の実施の形態とほぼ同様に、各間座2
1のうち一部の間座21に代えて各転動体20の間に配
置され、内輪12と外輪16との間で各転動体20と共
に転動するものである。
【0051】しかし、本実施の形態による潤滑用転動体
31は、例えば金属材料、樹脂材料等によって形成され
た中空球体32と、該中空球体32の内周側,外周側に
それぞれ配置された固形潤滑油33,34とによって構
成されている。
【0052】ここで、中空球体32には、その内周側と
外周側とを連通する複数の油孔32A,32A,…が形
成されている。また、固形潤滑油33,34は、例えば
常温で固化した状態を保持し、摩擦熱等によって温度上
昇することにより少しずつ溶融するものである。また、
外周側の固形潤滑油34は、中空球体32を外側から覆
うように固着され、これにより潤滑用転動体31は、転
動体20とほぼ同径の球状に形成されている。
【0053】そして、潤滑用転動体31の使用時には、
まず外周側の固形潤滑油34が内輪12、外輪16との
摩擦熱等により少しずつ溶融して各転動体20等を潤滑
し、この固形潤滑油34が消費されたときには、内周側
の固形潤滑油33が溶融して中空球体32の各油孔32
Aから外周側に流出し、各転動体20等を長期間に亘っ
て潤滑し続ける。
【0054】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態では、中空
球体32の内周側,外周側に固形潤滑油33,34をそ
れぞれ配置する構成としたので、潤滑用転動体31の使
用時には、上部旋回体2側から加わる荷重等に対して中
空球体32により潤滑用転動体31の強度を向上できる
と共に、外周側の固形潤滑油34と内周側の固形潤滑油
33とを周囲の転動体20等に順次供給でき、潤滑用転
動体31の寿命を確実に延ばすことができる。
【0055】次に、図8は本発明による第3の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、金属製球体の外周側
を固形潤滑油によって覆うことにより潤滑用転動体を形
成する構成としたことにある。
【0056】41は本実施の形態に適用した潤滑用転動
体で、該潤滑用転動体41は、第1の実施の形態とほぼ
同様に、各間座21のうち一部の間座21に代えて用い
られ、各転動体20の間に転動可能に配置されるもので
ある。
【0057】しかし、潤滑用転動体41は、例えば金属
材料等によって形成された中実な金属製球体42と、該
金属製球体42の外周側を覆うように固着された固形潤
滑油43とによって構成され、転動体20とほぼ同径の
球状に形成されている。
【0058】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。そして、特に本実施の形態によれば、
潤滑用転動体41内に核となる金属製球体42を配置す
ることにより、上部旋回体2側から加わる荷重等に対し
て潤滑用転動体41の強度を向上させることができる。
【0059】なお、前記各実施の形態では、例えば転動
体収容空間18に配置した各間座21のうち5個の間座
21を潤滑用転動体22,31,41を置換える構成と
したが、本発明はこれに限らず、各間座21のうち任意
の個数の間座21を潤滑用転動体に置換える構成として
よく、例えば1〜4個または6個以上の間座21を潤滑
用転動体に置換えたり、全ての間座21を潤滑用転動体
に置換える構成としてもよい。
【0060】また、実施の形態では、潤滑用転動体2
2,31,41によって転動体20等を潤滑する構成と
したが、本発明はこれに限らず、旋回輪11の組立時等
に転動体収容空間18に初期潤滑用のグリース等を予め
充填しておく構成としてもよい。
【0061】また、実施の形態では、玉軸受からなる旋
回輪11を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば円筒状、円錐状、針状等のころを用いた各種
のころ軸受に適用してもよく、また転動体収容空間に列
設された各転動体の中心軸線が交互に逆向きに傾斜する
構成となったクロスローラ式と呼ばれる軸受に適用して
もよい。
【0062】さらに、実施の形態では、油圧ショベルの
旋回輪11を例に挙げて述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば旋回輪11以外の各部に設けられる転がり軸
受に適用してもよく、さらには油圧クレーン等の建設機
械や各種の産業用機械に適用してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、内輪と外輪との間の転動体収容空間には、各間
座のうち少なくとも一部の間座に代えて各転動体の間に
潤滑用転動体を設ける構成としたので、転動体収容空間
には、従来技術と同じ個数の転動体を収容でき、これら
の転動体を各間座と潤滑用転動体のうちいずれか一方の
部材と交互に配置できると共に、各転動体を転がり軸受
の全周に亘ってほぼ均等に並べることができる。
【0064】これにより、転がり軸受に加わる荷重を従
来技術と同数の転動体によって安定的に受承でき、この
ときに荷重の集中、偏り等が生じるのを確実に防止でき
ると共に、耐久性を向上させることができる。そして、
転がり軸受の作動時には、内輪と外輪との間で各転動体
と潤滑用転動体とを転動させることができ、このとき潤
滑用転動体によって内輪と外輪の転動面や各転動体の表
面を安定的に潤滑し続けることができる。さらに、転が
り軸受が長期間に亘って無給脂状態となる場合でも、各
転動体や転動面等の潤滑状態を良好に保持でき、メンテ
ナンス性を高めることができる。
【0065】また、請求項2の発明によれば、転動体と
潤滑用転動体とは互いにほぼ同径をなす球状に形成する
構成としたので、転がり軸受の作動時には、潤滑用転動
体を内輪と外輪の転動面等に対して常に広い面積で接触
させておくことができる。これにより、例えば潤滑用転
動体に含まれる潤滑油等をこれらの転動面や転動体の表
面に安定的に付着でき、その潤滑性能を高めることがで
きる。
【0066】また、請求項3の発明によれば、潤滑用転
動体は多孔質な球体に潤滑油を含浸させて形成する構成
としたので、多孔質な球体に含まれる潤滑油を内輪、外
輪との摩擦熱等によって徐々に滲み出させることがで
き、潤滑機能を長期間に亘って維持することができる。
【0067】さらに、請求項4の発明によれば、潤滑用
転動体は油孔が形成された中空球体と、該中空球体の内
周側、外周側にそれぞれ配置された固形潤滑油とによっ
て構成したので、転がり軸受の使用時には、外部から加
わる荷重等に対し潤滑用転動体の強度を中空球体によっ
て向上できると共に、外周側と内周側の固形潤滑油を周
囲の転動体等に順次供給でき、潤滑材としての寿命を延
ばすことができる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、潤滑用転
動体は金属製球体の外周側を固形潤滑油によって覆うこ
とにより形成する構成としたので、潤滑用転動体内に核
となる球体を配置でき、外部から加わる荷重等に対して
潤滑用転動体の強度を向上させることができる。
【0069】また、請求項6の発明によれば、転がり軸
受によって建設機械の旋回輪を構成したので、上部旋回
体側から旋回輪に加わる荷重を従来技術と同数の転動体
によって安定的に受承できると共に、潤滑用転動体によ
って旋回輪の内部を安定的に潤滑し続けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
の旋回装置を示す断面図である。
【図3】図2中の旋回輪等を拡大して示す要部拡大断面
図である。
【図4】図2中の矢示IV−IV方向からみた旋回輪の横断
面図である。
【図5】旋回輪の一部を拡大して示す横断面図である。
【図6】図5中の潤滑用転動体を示す拡大断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態による旋回輪の潤滑
用転動体を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態による旋回輪の潤滑
用転動体を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回フレーム 8 旋回装置 9 減速機 9A 出力軸 9B ピニオン 10 旋回モータ 11 旋回輪(転がり軸受) 12 内輪 12A,16A 転動面 12B 内歯車 13 丸胴 14,17 取付ねじ 15 グリースバス 16 外輪 18 転動体収容空間 19 シール部材 20 転動体 21 間座 22,31,41 潤滑用転動体 23 多孔質球体 24 潤滑油 32 中空球体 32A 油孔 33,34,43 固形潤滑油 42 金属製球体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 益田 勇人 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 栗原 猛 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 澁川 壮史 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 DA02 3J101 AA02 AA33 AA42 BA01 BA03 BA10 BA13 CA12 DA14 EA32 EA53 EA67 FA31 FA48 GA51

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、該内輪の外周側に設けられ該内
    輪との間に転動体収容空間を有する外輪と、前記転動体
    収容空間に転動可能に収容され前記内輪と外輪とを回転
    可能に連結する複数の転動体と、前記転動体収容空間に
    該各転動体と交互に配設され該各転動体の間隔を保持す
    る複数の間座とからなる転がり軸受において、 前記転動体収容空間には、前記各間座のうち少なくとも
    一部の間座に代えて前記各転動体の間に転動体を潤滑す
    る潤滑用転動体を設ける構成としたことを特徴とする転
    がり軸受。
  2. 【請求項2】 前記転動体と潤滑用転動体とは互いにほ
    ぼ同径をなす球状に形成してなる請求項1に記載の転が
    り軸受。
  3. 【請求項3】 前記潤滑用転動体は連続気泡を有する多
    孔質な球体に潤滑油を含浸させることによって形成して
    なる請求項1または2に記載の転がり軸受。
  4. 【請求項4】 前記潤滑用転動体は、内周側と外周側と
    を連通する油孔が形成された中空球体と、該中空球体の
    内周側、外周側にそれぞれ配置された固形潤滑油とによ
    って構成してなる請求項1または2に記載の転がり軸
    受。
  5. 【請求項5】 前記潤滑用転動体は金属製球体の外周側
    を固形潤滑油によって覆うことにより形成してなる請求
    項1または2に記載の転がり軸受。
  6. 【請求項6】 前記転がり軸受は、建設機械の下部走行
    体上に上部旋回体を旋回可能に支持する旋回輪を構成し
    てなる請求項1,2,3,4または5に記載の転がり軸
    受。
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