JPH1047315A - 流体抵抗低減用品 - Google Patents

流体抵抗低減用品

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JPH1047315A
JPH1047315A JP8216814A JP21681496A JPH1047315A JP H1047315 A JPH1047315 A JP H1047315A JP 8216814 A JP8216814 A JP 8216814A JP 21681496 A JP21681496 A JP 21681496A JP H1047315 A JPH1047315 A JP H1047315A
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fluid resistance
resistance reducing
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fluid
reducing article
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JP8216814A
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Junichi Hirata
純一 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気等の気体、水等の液体の流体中を移動、
またはこの流体自体の移動により受ける流体の相対流が
裏面に回り込んでカルマン渦が発生するのを抑制し、負
圧の発生を極力低減できる流体抵抗低減用品を提供す
る。 【解決手段】 表面2に複数の略同一の湾曲形状の凹部
3を有するものである。これらの凹部3は、流体抵抗低
減用品1の素材等に応じて流体抵抗低減用品1の表面2
に、型押し、流込み、削出し、ストライク(打撃)製
法、錆を利用する方法等の適当な技法によって形成され
ており、流体抵抗低減用品1の表面2全体に亘って略均
一な状態で配設されている。この流体抵抗低減用品1
は、通常、主要構造部材に相当するので、台風等の強風
により受ける外力によりクラックが入らないように、凹
部3は滑かな形状とするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体抵抗低減用品
に関するものであり、特に、アンテナのシャフト、電
線、電柱、高層ビル等のような建造物、自動車、航空
機、船舶のような乗物等の気体中あるいは液体中で使用
される表面の空気抵抗が低減された流体抵抗低減用品に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高層ビル、鉄塔のような高層
建築物をはじめアンテナのシャフト、電線、電柱等のよ
うな不動産、自動車、航空機、船舶のような動産のよう
に屋外に設置または屋外を移動するものは、外気による
抵抗を受けている。不動産においては、台風等の気象条
件の変化によっては、そのもの自体が破壊される程の空
気抵抗を受けることがあり、動産においては、そのもの
自体が移動することにより移動速度に応じた空気抵抗を
受けている。また、アクアラング、水着、潜水艦等にお
けるように、水中で使用される場合には、更に大きな抵
抗を受けている。そして、不動産においては、設置場所
における気象条件に耐えられるように、各種構造計画を
立て、そのもの自体の強度を持たせる方法がとられてお
り、動産においては、所定の強度を持たせること以外
に、表面積を小さくしたり、形状を流線形にしたり、表
面を滑らかにすることにより、空気、水等の流体から受
ける抵抗の低減を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、各種構造計画を立て、そのもの自体の強度を持たせ
る方法では、そのもの自体の受ける抵抗の低減対策は何
も施されておらず、表面積を小さくしたり、形状を流線
形にしたり、表面を滑らかにする方法でだけでは、空
気、水等の流体の対流はそのもの自体の裏側に回り込ん
で、カルマン渦が発生し、負圧が発生していた。この現
象は、風洞実験等でも証明されていた。
【0004】このため、建造物等においては空気等の流
体の進行方向に外力が働き、気象条件が台風等の悪条件
の場合には、そのもの自体が破壊されることがあった。
また、自動車、鉄道、航空機等の乗物においては、その
もの自体の進行方向の逆方向に外力が働き、移動速度が
増すごとに受ける抵抗により失われるエネルギーも増し
ていた。
【0005】そこで、本発明は、空気等の気体、水等の
液体の流体中を移動、またはこの流体自体の移動により
受ける流体の相対流が裏面に回り込んでカルマン渦が発
生するのを抑制し、負圧の発生を極力低減できる流体抵
抗低減用品の提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
流体抵抗低減用品は、表面に所定形状の複数の凹凸部を
備えたものである。ここで、凹凸部は、用品と一体形成
してもよいし、凹凸部を有するシールを用品に貼設して
もよい。
【0007】請求項2の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、表面に所定形状の複数の凸部を備えたものである。
ここで、凸部は、用品と一体形成してもよいし、凸部を
有するシールを用品に貼設してもよい。
【0008】請求項3の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、表面に所定形状の複数の凹部を備えたものである。
ここで、凹部は、用品と一体形成してもよいし、凹部を
有するシールを用品に貼設してもよい。
【0009】したがって、請求項1乃至請求項3の発明
の流体抵抗低減用品によれば、空気及び水等の流体が用
品の裏面に回り込んでカルマン渦が発生するのを抑制で
き、負圧の発生を極力低減できる。
【0010】請求項4の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の凸部を備え
たものである。
【0011】請求項5の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の凹部を備え
たものである。
【0012】したがって、請求項4及び請求項5の発明
の流体抵抗低減用品によれば、請求項1乃至請求項3の
流体抵抗低減用品の作用に加えて、引抜加工や押出加工
等によって長尺の用品を製造できる。
【0013】請求項6の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、表面に所定形状の複数の凹凸部を有するシートを貼
設したものである。
【0014】したがって、請求項6の発明の流体抵抗低
減用品によれば、請求項1乃至請求項3の流体抵抗低減
用品の作用に加えて、加工等が困難な素材からなる用品
にも対応できる。
【0015】請求項7の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品におい
て、用品を建造物としたものである。ここで、建造物に
は、アンテナの支柱や、高圧線等の鉄塔、橋梁、看板の
脚、電柱、道路標識の支柱、建築物等がある。
【0016】したがって、請求項7の発明の流体抵抗低
減用品によれば、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減
用品の作用に加えて、屋外でしかも周囲に遮蔽物のない
ところに設置され、四季を通じて雨風等の過酷な気象条
件の中を持ちこたえなくてはならない建造物を破損させ
る最も重大な要因である強風に伴い加わる外力を低減す
ることができる。
【0017】請求項8の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品におい
て、用品を乗物としたものである。ここで、乗物には、
航空機、船舶、自動車や二輪車等の陸上乗物、列車等が
ある。
【0018】したがって、請求項8の発明の流体抵抗低
減用品によれば、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減
用品の作用に加えて、陸上、海上あるいは水中を移動す
る際に受ける空気等の流体抵抗により奪われる推進力の
低減を抑制できる。
【0019】請求項9の発明にかかる流体抵抗低減用品
は、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品におい
て、用品を衣服としたものである。ここで、衣服には、
各種のスポーツウェア、水着等がある。
【0020】したがって、請求項9の発明の流体抵抗低
減用品によれば、請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減
用品の作用に加えて、衣服に作用する空気等の流体抵抗
が低減できる。
【0021】請求項10の発明にかかる流体抵抗低減用
品は、請求項1乃至請求項6に記載の流体抵抗低減用品
において、用品を液体中使用品としたものである。ここ
で、液体には、水をはじめとして種類は問わない。
【0022】したがって、請求項10の発明の流体抵抗
低減用品によれば、請求項1乃至請求項6に記載の流体
抵抗低減用品の作用に加えて、気体中に比べて極めて抵
抗の大きい環境である液体中での動きを妨げる原因とな
る液体に対する抵抗を低減できる。
【0023】請求項11の発明にかかる流体抵抗低減用
品は、請求項1乃至請求項6に記載の流体抵抗低減用品
において、用品を気体中使用品としたものである。ここ
で、気体には、空気をはじめとして種類は問わない。
【0024】したがって、請求項11の発明の流体抵抗
低減用品によれば、請求項1乃至請求項6に記載の流体
抵抗低減用品の作用に加えて、気体中での動きを妨げる
原因となる気体に対する抵抗を低減できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態である流体
抵抗低減用品の要部を示す正面図、図2は図1の流体抵
抗低減用品のA−A断面を示す断面図である。
【0026】図1及び図2に示すように、本実施形態の
流体抵抗低減用品1は、表面2に複数の略同一の湾曲形
状の凹部3を有するものである。これらの凹部3は、流
体抵抗低減用品1の素材等に応じて流体抵抗低減用品1
の表面2に、型押し、流込み、削出し、ストライク(打
撃)製法、錆を利用する方法等の適当な技法によって形
成されており、流体抵抗低減用品1の表面2全体に亘っ
て略均一な状態で配設されている。この流体抵抗低減用
品1は、通常、主要構造部材に相当するので、台風等の
強風により受ける外力によりクラックが入らないよう
に、凹部3は滑かな形状とするのが好ましい。なお、図
では中空状の円筒形をした流体抵抗低減用品1を示す
が、棒状の無垢の流体抵抗低減用品1であってもよい。
また、凹部3の形状は湾曲形状に限定されるものではな
く、その大きさも同一大きさに限定されるものではな
い。
【0027】ここで、本実施形態の流体抵抗低減用品1
をアンテナ4に使用する場合について説明する。図8は
本発明の流体抵抗低減用品を使用したアンテナを示す正
面図である。
【0028】図8に示すように、アンテナ4の支柱であ
る流体抵抗低減用品1は、設置面に略垂直に立設され、
流体抵抗低減用品1の先端部分には支持部材5が装着さ
れている。支持部材5には、流体抵抗低減用品1に略垂
直、つまり設置面に平行に棒状の縦部材6が固着されて
いる。縦部材6には、流体抵抗低減用品1及び縦部材6
に垂直つまり縦部材6に垂直であるとともに設置面に平
行に複数の横部材7が固着されている。この横部材7は
1本の第一横部材7aと、2本の第二横部材7bと、2
本の第三横部材7cと、2本の第四横部材7dと、2本
の第五横部材7eとから構成されている。第一横部材7
a、第二横部材7b、第三横部材7cは金属パイプをル
ープ状に曲げ形成したもので、どれも幅は略等しいが、
長さは第一横部材7aが一番長く、第二横部材7b、第
三横部の順で短くなっている。第四横部材7d及び第五
横部材7eは、所定長さの金属パイプからなり、ともに
第三横部材7cよりも短く、第四横部材7dの方が第五
横部材7eより長い。そして、横部材7は、第一横部材
7aを中央に、第二横部材7b、第三横部材7c、第四
横部材7d、第五横部材7eの順で外方向に向かって縦
部材6に固着されている。当然のことながら、この流体
抵抗低減用品1の表面2には複数の凹部3が形成されて
いる。また、縦部材6及び横部材7の表面にも複数の凹
部3が形成されていてもよい。通常、アンテナ4が強風
を受ける場合、空気抵抗の大部分は流体抵抗低減用品1
で発生し、次いで縦部材6及び横部材7で空気抵抗が発
生する。
【0029】このようなアンテナ4では、流体抵抗低減
用品1の表面2に複数の凹部3を有しているので、一見
すると流体抵抗低減用品1が受ける空気抵抗が増すよう
な気がするが、台風等の強風の中、空気の相対流が流体
抵抗低減用品1の裏側に回り込んでカルマン渦が発生す
るのを抑制できる。つまり、この流体抵抗低減用品1で
は、台風等の強風の中でも、流体抵抗低減用品1の表面
2の凹部3によって空気の相対流が撹拌、拡散するため
に、カルマン渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を
極力低減できるので、強風による風向き方向に働く力が
減少する。この結果、台風等の強風の中、強風により受
ける応力が低減するので、流体抵抗低減用品1の強風に
伴う耐久性が向上する。
【0030】次に、他の実施形態について説明する。上
記実施形態のアンテナ4では、流体抵抗低減用品1の表
面2に複数の凹部3を有するものについて説明したが、
凹部3を凸部としてもよい。図3は本発明の第二実施形
態である流体抵抗低減用品の要部を示す正面図、図4は
図3の流体抵抗低減用品のB−B断面を示す断面図であ
る。
【0031】図3及び図4に示すように、本実施形態の
流体抵抗低減用品11は、表面12に複数の略同一の湾
曲形状の凸部13を有するものである。これらの凸部1
3は、流体抵抗低減用品11の素材等に応じて流体抵抗
低減用品11の表面12に、型押し、流込み、盛上げ等
の適当な技法によって形成されており、流体抵抗低減用
品11の表面12全体に亘って略均一な状態で配設され
ている。この凸部13も、衝撃等によりクラックが入ら
ないように滑かな形状が好ましく、形状は湾曲形状に限
定されるものではなく、その大きさも同一大きさに限定
されるものではない。
【0032】このような流体抵抗低減用品11において
も、上記実施形態と同様に、アンテナ等に使用した場合
には、台風等の強風の中、流体抵抗低減用品11の表面
12の凸部13によって空気の相対流が撹拌、拡散し、
空気の相対流が流体抵抗低減用品11の裏側に回り込ん
でカルマン渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を極
力低減できるので、強風による風向き方向に働く力が減
少し、台風等の強風の中、強風により受ける応力が低減
するので、流体抵抗低減用品11の強風に伴う耐久性が
向上する。
【0033】図5は本発明の第三実施形態である流体抵
抗低減用品の要部を示す斜視図である。
【0034】図5に示すように、本実施形態の流体抵抗
低減用品21は、表面22に長さ方向に沿って複数本の
帯状の凸部23を有するものである。これらの凸部23
は、流体抵抗低減用品21の素材等に応じて流体抵抗低
減用品21の表面22に、型押し、流込み、盛上げ等の
適当な技法によって形成されており、流体抵抗低減用品
21の表面22全体に亘って略均一な状態で配設されて
いる。
【0035】図6は本発明の第四実施形態である流体抵
抗低減用品の要部を示す斜視図である。
【0036】図6に示すように、本実施形態の流体抵抗
低減用品31は、表面32に長さ方向に沿って複数本の
溝状の凹部33を有するものである。これらの凹部33
も、流体抵抗低減用品31の素材等に応じて流体抵抗低
減用品31の表面32に、適当な技法によって形成され
ており、流体抵抗低減用品31の表面32全体に亘って
略均一な状態で配設されている。
【0037】上記第三実施形態及び第四実施形態の流体
抵抗低減用品21,31においても、上記第一実施形態
及び第二実施形態と同様に、アンテナ等に使用した場合
には、台風等の強風の中、空気の相対流が撹拌、拡散
し、空気の相対流が流体抵抗低減用品21,31の裏側
に回り込んでカルマン渦が発生するのを抑制でき、負圧
の発生を極力低減できるので、流体抵抗低減用品21,
31に働く強風による風向き方向の応力が減少し、流体
抵抗低減用品21,31の強風に伴う耐久性が向上す
る。しかも、流体抵抗低減用品21,31の長さ方向に
沿って凸部23または凹部33が形成されているので、
引抜加工や押出加工等によって長尺の流体抵抗低減用品
21,31を容易に製造でき、製造効率がよい。
【0038】ところで、上記各実施形態では、流体抵抗
低減用品1,11,21,31自体に凹部3,33や凸
部13,23を形成した流体抵抗低減用品について説明
したが、流体抵抗低減用品1,11,21,31自体に
加工を施すことなく凹部3,33や凸部13,23を設
けても構わない。図7は本発明の第五実施形態である流
体抵抗低減用品の要部を示す分解斜視図である。
【0039】図7に示すように、本実施形態の流体抵抗
低減用品41は、表面42にシート43を貼設したもの
であり、このシート43に大凸部43aと小凸部43b
が全面に亘って略均一な状態で配設されている。なお、
ここでは、大凸部43aと小凸部43bを有するシート
43を示すが、同一形状の凸部としても構わない。ま
た、他の形状の凸部であってもよく、凸部と凹部とが混
在するシート43としてもよい。
【0040】したがって、本実施形態の流体抵抗低減用
品41も、上記各実施形態の流体抵抗低減用品1,1
1,21,31と同様に、アンテナ等に使用した場合に
は、台風等の強風の中、強風により受ける応力が低減す
るので、流体抵抗低減用品41の強風に伴う耐久性が向
上する。しかも、流体抵抗低減用品41自体に型押しや
削出し等の加工を施す必要がなく、既製の流体抵抗低減
用品41にもシート43を貼設するだけで、同様の作用
効果を奏するので、極めて経済的であり、加工等が困難
な素材からなる流体抵抗低減用品41にも対応でき、汎
用性がある。
【0041】さらに、上記の各実施形態以外の方法で流
体抵抗低減用品に凹部や凸部を設けても構わない。例え
ば、塗装等によって流体抵抗低減用品に凹凸部を設けて
もよく、水溶性樹脂を細かく砕いて水中で溶かし、これ
を塗料中に混入しておき、流体抵抗低減用品を塗装する
ことによって流体抵抗低減用品に凹凸部を設けてもよ
い。このような塗装による場合にも、既製の流体抵抗低
減用品に凹凸部を設けることができ、加工等が困難な素
材からなる流体抵抗低減用品にも対応できる。
【0042】なお、上記説明では、この流体抵抗低減用
品1、11、21、31、41を主にアンテナ4に使用
する場合について述べたが、電柱、道路標識、信号機等
にも当然利用できる。特に、屋外に設置され周囲に殆ど
遮蔽物のない電柱、道路標識、信号機等に使用した場合
には、台風等の強風の中、強風に伴い受ける風向き方向
の応力を低減でき、強風に対する耐久性が向上する。
【0043】続いて、本発明の他の各実施形態について
説明をする。図9は本発明の第六実施形態である流体抵
抗低減用品の要部を示す正面図、図10は図9の流体抵
抗低減用品のC−C断面を示す断面図である。
【0044】図9及び図10に示すように、本実施形態
の流体抵抗低減用品は、表面52に複数の略同一の湾曲
形状の凹部53を有するアングル部材51である。これ
らの凹部53は、アングル部材51の素材等に応じてア
ングル部材51の表面52に、型押し、流込み、削出
し、ストライク(打撃)製法、錆を利用する方法等の適
当な技法によって形成されており、アングル部材51の
表面52全体に亘って略均一な状態で配設されている。
このアングル部材51は、通常、主要構造部材に相当す
るので、台風等の強風により受ける外力によりクラック
が入らないように、凹部53は滑かな形状とするのが好
ましい。なお、凹部53の形状は湾曲形状に限定される
ものではなく、その大きさも同一大きさに限定されるも
のではない。
【0045】ここで、本実施形態のアングル部材51を
橋梁54に使用する場合について説明する。図16は本
発明の流体抵抗低減用品であるアングル部材を使用した
橋梁を示す正面図である。
【0046】図16に示すように、橋梁54は、車両等
が通行する橋桁56にアングル部材51によって構成さ
れるトラス構造によって強度を持たせ両端を橋桁基礎5
5によって支持されている。つまり、橋梁54のアング
ル部材51は、トラス構造の各部を構成する線材であ
り、橋梁54の橋桁56を支持するための主要構造部材
である。当然のことながら、このアングル部材51の表
面52には複数の凹部53が形成されている。通常、橋
梁54が強風を受ける場合、空気抵抗の大部分はトラス
構造を構成する複数の線材であるアングル部材51で発
生する。
【0047】このような橋梁54では、アングル部材5
1の表面52に複数の凹部53を有しているので、一見
するとアングル部材51が受ける空気抵抗が増すような
気がするが、台風等の強風の中、空気の相対流がアング
ル部材51の裏側に回り込んでカルマン渦が発生するの
を抑制できる。つまり、このアングル部材51では、台
風等の強風の中、アングル部材51の表面52の凹部5
3によって空気の相対流が撹拌、拡散するために、カル
マン渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を極力低減
できるので、強風による風向き方向に働く力が減少す
る。この結果、台風等の強風の中、強風により受ける応
力が低減するので、アングル部材51の強風に伴う耐久
性が向上する。
【0048】次に、他の実施形態について説明する。上
記実施形態の橋梁54では、アングル部材51の表面5
2に複数の凹部53を有するものについて説明したが、
凹部53を凸部としてもよい。図11は本発明の第七実
施形態である流体抵抗低減用品の要部を示す要部正面
図、図12は図11の流体抵抗低減用品のD−D断面を
示す断面図である。
【0049】図11及び図12に示すように、本実施形
態の流体抵抗低減用品は、表面62に複数の略同一の湾
曲形状の凸部63を有するアングル部材61である。こ
れらの凸部63は、アングル部材61の素材等に応じて
アングル部材61の表面62に、型押し、流込み、盛上
げ等の適当な技法によって形成されており、アングル部
材61の表面62全体に亘って略均一な状態で配設され
ている。この凸部63も、衝撃等によりクラックが入ら
ないように滑かな形状が好ましく、形状は湾曲形状に限
定されるものではなく、その大きさも同一大きさに限定
されるものではない。
【0050】このような流体抵抗低減用品であるアング
ル部材61においても、上記実施形態と同様に、台風等
の強風の中、アングル部材61の表面62の凸部63に
よって空気の相対流が撹拌、拡散し、空気の相対流がア
ングル部材61の裏側に回り込んでカルマン渦が発生す
るのを抑制でき、負圧の発生を極力低減できるので、強
風による風向き方向に働く力が減少し、台風等の強風の
中、強風により受ける応力が低減するので、アングル部
材61の強風に伴う耐久性が向上する。
【0051】図13は本発明の第八実施形態である流体
抵抗低減用品の要部を示す斜視図である。
【0052】図13に示すように、本実施形態の流体抵
抗低減用品は、表面72に長さ方向に沿って複数本の帯
状の凸部73を有するアングル部材71である。これら
の凸部73は、アングル部材71の素材等に応じてアン
グル部材71の表面72に、型押し、流込み、盛上げ等
の適当な技法によって形成されており、アングル部材7
1の表面72全体に亘って略均一な状態で配設されてい
る。
【0053】図14は本発明の第九実施形態である流体
抵抗低減用品の要部を示す斜視図である。
【0054】図14に示すように、本実施形態の流体抵
抗低減用品は、表面82に長さ方向に沿って複数本の溝
状の凹部83を有するアングル部材81である。これら
の凹部83も、アングル部材81の素材等に応じてアン
グル部材81の表面82に、適当な技法によって形成さ
れており、アングル部材81の表面82全体に亘って略
均一な状態で配設されている。
【0055】上記第八実施形態及び第九実施形態の流体
抵抗低減用品であるアングル部材71,81において
も、上記六実施形態及び第七実施形態と同様に、台風等
の強風の中、空気の相対流が撹拌、拡散し、空気の相対
流がアングル部材71,81の裏側に回り込んでカルマ
ン渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を極力低減で
きるので、アングル部材71,81に働く強風による風
向き方向の応力が減少し、アングル部材71,81の強
風に伴う耐久性が向上する。しかも、アングル部材7
1,81の長さ方向に沿って凸部73または凹部83が
形成されているので、引抜加工や押出加工等によって長
尺のアングル部材71,81を容易に製造でき、製造効
率がよい。
【0056】ところで、上記各実施形態では、アングル
部材51,61,71,81自体に凹部53,83や凸
部63,73を形成した流体抵抗低減用品について説明
したが、アングル部材51,61,71,81自体に加
工を施すことなく凹部53,83や凸部63,73を設
けても構わない。図15は本発明の第十実施形態である
流体抵抗低減用品の要部を示す分解斜視図である。
【0057】図15に示すように、本実施形態の流体抵
抗低減用品であるアングル部材91は、表面92にシー
ト93を貼設したものであり、このシート93に凸部9
3aが全面に亘って略均一な状態で配設されている。な
お、ここでは、同一形状の凸部93aを有するシート9
3を示すが、大きさの異なる凸部としても構わない。ま
た、他の形状の凸部であってもよく、凸部と凹部とが混
在するシート93としてもよい。
【0058】したがって、本実施形態のアングル部材9
1も、上記各実施形態のアングル部材と同様に、台風等
の強風の中、強風により受ける応力が低減するので、ア
ングル部材91の強風に伴う耐久性が向上する。しか
も、アングル部材91自体に型押しや削出し等の加工を
施す必要がなく、既製のアングル部材91にもシート9
3を貼設するだけで、同様の作用効果を奏するので、極
めて経済的であり、加工等が困難な素材からなるアング
ル部材91にも対応でき、汎用性がある。
【0059】さらに、上記の各実施形態以外の方法でア
ングル部材に凹部や凸部を設けても構わない。例えば、
塗装等によってアングル部材に凹凸部を設けてもよく、
水溶性樹脂を細かく砕いて水中で溶かし、これを塗料中
に混入しておき、アングル部材を塗装することによって
アングル部材に凹凸部を設けてもよい。このような塗装
による場合にも、既製のアングル部材に凹凸部を設ける
ことができ、加工等が困難な素材からなるアングル部材
にも対応できる。
【0060】なお、上記説明では、流体抵抗低減用品で
あるアングル部材51,61,71,81,91を主に
橋梁54に使用する場合について述べたが、鉄塔、テレ
ビ塔、ジェットコースターや観覧車等の遊園地にある各
種乗り物を支持する構造体、その他、主要構造部を外部
に露出させて構成される各種建造物を構成する部材等に
も当然利用できる。特に、屋外に設置され周囲に殆ど遮
蔽物のなく、季節により強風を受けやすい環境に設置さ
れている各種建造物に使用した場合には、強風に伴い受
ける風向き方向の応力を低減でき、強風に対する耐久性
が向上する。また、表面に凹凸を備え各種建造物を構成
する部材には、アングル部材に限定されるものではな
く、その他にH鋼、吊り橋を吊るワイヤ等でもよい。ま
た、建築物は規模が大規模であり、強風に伴い発生する
曲げモーメントは、かなり大きなものになる。そして、
この強風に伴い発生する曲げモーメントの大きさは、今
後益々高層化が予想される建築物の高層化に伴い更に大
きくなることが予想され、外形の形状を少し変えるだけ
で強風に伴い加わる外力を低減する方法は有効な手段で
ある。
【0061】続いて、本発明の第十一実施形態について
説明をする。図17は本発明の流体抵抗低減用品を使用
した自動車を示す斜視図である。
【0062】図17に示すように、本実施形態において
は、自動車101の表面102に複数の略同一の湾曲形
状の凸部103を有するものである。これらの凸部10
3は、自動車101の素材等に応じて自動車101の表
面102に、型押し、流込み、削出し等の適当な技法に
よって形成されており、自動車101の表面102全体
に亘って略均一な状態で配設されている。この自動車1
01は、通常、高速で移動するので、衝撃等によりクラ
ックが入らないように、凸部103は滑かな形状とする
のが好ましい。なお、凸部103の形状は湾曲形状に限
定されるものではなく、その大きさも同一な大きさに限
定されるものではない。
【0063】このような自動車101では、表面102
に複数の凸部103を有しているので、一見すると自動
車101が受ける空気抵抗が増すような気がするが、高
速走行中、空気の相対流が自動車101の裏側に回り込
んでカルマン渦が発生するのを抑制できる。つまり、こ
の自動車101では、高速走行中、自動車101の表面
102の凸部103によって空気の相対流が撹拌、拡散
するために、カルマン渦が発生するのを抑制でき、負圧
の発生を極力低減できるので、自動車101に進行方向
と逆方向に働く力が減少する。この結果、高速走行中に
おける自動車101の走行安定性が向上するので、高速
走行中の安全性が向上する。
【0064】ところで、本実施形態では、表面102に
略同一形状及び大きさの凸部103を複数配設した自動
車101について説明したが、大きさの異なる凸部とし
てもよく、凹部を混在させてもよい。また、自動車10
1自体に加工を施すことなく凹部53,83や凸部6
3,73を設けても構わない。つまり、複数の凸部を備
えたシートを自動車101の表面102に貼設してもよ
い。また、このシートに備えられた凸部は大きさの異な
る凸部を混在させていてもよく、凸部の代わりに凹部で
あってもよく、凸部及び凹部を混在していてもよい。
【0065】さらに、塗装等によって自動車101の表
面102に凹凸部を設けてもよく、水溶性樹脂を細かく
砕いて水中で溶かし、これを塗料中に混入しておき、自
動車101の表面102を塗装することによって自動車
101の表面102に凹凸部を設けてもよい。このよう
な塗装による場合にも、自動車101の表面102に凹
凸部を設けることができ、加工等が困難な素材からなる
自動車101のボディーにも対応できる。
【0066】したがって、本実施形態の自動車101
は、高速走行中、空気抵抗により進行方向と逆方向に発
生する力が低減するので、走行安定性が向上し高速走行
中の安全性が向上する。また、燃費の向上にもつなが
る。
【0067】なお、上記説明では、自動車101の表面
102に凹凸を形成することについて述べたが、その他
に、トラック、ダンプカー、ナマコン車、ゴミ収集車、
レーシングカー、消防自動車、救急車等にも当然利用で
きる。
【0068】続いて、本発明の第十一実施形態について
説明をする。図18は本発明の流体抵抗低減用品を使用
した水着を示す正面図である。
【0069】図18に示すように、本実施形態において
は、水着111の表面112に複数の略同一の湾曲形状
の凸部113を有するものである。これらの凸部113
は、水着111の素材等に応じて水着111の表面11
2に、プリント、貼付、縫付、刺繍等の適当な技法によ
って形成されており、水着111の表面112全体に亘
って略均一な状態で配設されている。この水着111
は、通常、水中で使用するので、水との接触抵抗を低減
するために、水はけのよい材質を使用するのが好まし
い。なお、凸部113の形状は湾曲形状に限定されるも
のではなく、その大きさも同一な大きさに限定されるも
のではない。また、凸部113は大きさの異なる凸部を
混在させていてもよく、凸部の代わりに凹部であっても
よく、凸部及び凹部を混在していてもよい。
【0070】このような水着111では、表面112に
複数の凸部113を有しているので、一見すると水着1
11が受ける空気抵抗が増すような気がするが、競泳
中、水の相対流が水着111の裏側に回り込んでカルマ
ン渦が発生するのを抑制できる。つまり、この水着11
1では、競泳中、水着111の表面112の凸部113
によって水の相対流が撹拌、拡散するために、カルマン
渦が発生するのを抑制でき、負圧の発生を極力低減でき
るので、競泳者に進行方向と逆方向に働く力が減少す
る。この結果、競泳中における進行方向への移動を妨げ
る水による抵抗が低減し、競泳者の疲労度が低減される
とともに所定距離を泳ぐのに要する所要時間も短縮され
る。
【0071】したがって、本実施形態の水着111は、
競泳中における進行方向への移動を妨げる水による抵抗
が低減し、競泳者の疲労度が低減されるとともに所定距
離を泳ぐのに要する所要時間も短縮される。
【0072】なお、上記説明では、水着111の表面1
12に凹凸を形成することについて述べたが、その他
に、シュノーケル、足ヒレ、ウェットスーツ、ドライス
ーツ、水中眼鏡、エアータンク、レギュレータ、BC等
のアクアラングにも当然利用できる。特に、アクアラン
グに凹凸を形成することによって、空気中に比べて極め
て抵抗の大きい環境である水中での水に対する抵抗を低
減でき、スキュバーダイビング及びスキンダイビングに
伴う水中での活動が容易になり体力の消耗も低減される
ので、単位時間あたり酸素の消費量も低減され潜水時間
を延長できる。
【0073】また、1/100秒を競う競技をする際に
着用するスポーツ着等に使用すれば、着用部分の空気抵
抗が低減できるので、空気抵抗により奪われる推進力を
低減でき、よりよいタイムを出すことができる。
【0074】ところで、上記各実施形態では、各種建造
物を支持する流体抵抗低減用品、各種建造物を構成する
アングル部材等の部材、各種自動車、水着等の表面に凹
凸を備えることにより空気及び水等の流体に対する抵抗
の低減させることについて述べたが、表面に凹凸を備え
ることにより各種流体に対する抵抗の低減させる手法
は、その他に、強電、弱電、光ファイバー等の各種電線
及びケーブル、原子力発電所の温度センサ、高層ビル、
体育館、屋内プール、ドーム等の屋内競技場、劇場、小
規模の一般住宅等、電車、多人数乗用の大型の旅客機を
はじめ貨物専用機、戦闘機、自家用の軽飛行機等の航空
機、タンカー、貨物船、漁船、軍艦、クル−ザー等の船
舶、原付、自動二輪車、各種陸上競技、スキ−、スケー
ト、自転車競技の際に着用するスポーツ着にも当然利用
できる。
【0075】つまり、屋外に設置されるものの表面に凹
凸を備えれば強風等により受ける外力を低減でき強風に
対する耐久性を向上できる。また、自らが移動すること
によって、空気及び水等の流体から抵抗を受けるもの
も、表面に凹凸を備えれば、進行方向と逆方向に加わる
力を低減できる。例えば、電車のボディーの表面に凹凸
を形成した場合、空気抵抗の低減により向上された走行
安定性により、走行速度を増すことができ、通勤時間の
短縮、通勤時間帯等の混雑した時間帯における増発によ
る混雑の緩和にもつながる。また、空中を移動する航空
機における走行安定性の向上は、安全性の向上により、
一度起こせば殆ど命の保証がない事故を減少させること
ができる。さらに、船のボディーの表面に凹凸を形成し
た場合、空気抵抗だけでなく水から受ける抵抗をも低減
できるため、さらに効果的である。特に、水による抵抗
は空気抵抗に比べて大きいので、水による抵抗の低減
は、船の走行安定性、最高速度及び燃費の向上の面で顕
著に効果があらわれる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項3の
発明の流体抵抗低減用品は、空気及び水等の流体が用品
の裏面に回り込んでカルマン渦が発生するのを抑制で
き、負圧の発生を極力低減できるので、用品の移動方向
と逆方向または流体の移動方向に働く力が減少し、用品
が建築物、アンテナ等の不動産であれば強風、台風等の
気象条件に対する耐久性が向上し、自動車、船舶、鉄道
等の乗物であれば、省エネが促進できる。
【0077】請求項4及び請求項5の発明の流体抵抗低
減用品は、請求項1乃至請求項3の流体抵抗低減用品の
効果に加えて、引抜加工や押出加工等によって長尺の用
品を製造できるので、製造効率がよい。
【0078】請求項6の発明の流体抵抗低減用品は、請
求項1乃至請求項3の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、加工等が困難な素材からなる用品にも対応できるの
で、極めて経済的であり、汎用性がある。
【0079】請求項7の発明の流体抵抗低減用品は、請
求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、屋外でしかも周囲に遮蔽物のないところに設置さ
れ、四季を通じて雨風等の過酷な気象条件の中を持ちこ
たえなくてはならない建造物を破損させる最も重大な要
因である強風に伴い加わる外力を低減することができる
ので、建造物の強風に対する耐久性が向上する。
【0080】請求項8の発明の流体抵抗低減用品は、請
求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、陸上、海上あるいは水中を移動する際に受ける空気
等の流体抵抗により奪われる推進力の低減を抑制できる
ので、高速走行時における走行安定性が向上するととも
に、燃費の向上にもつながる。
【0081】請求項9の発明の流体抵抗低減用品は、請
求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、衣服に作用する空気等の流体抵抗が低減できるの
で、流体抵抗により奪われる推進力を低減でき、よりよ
いタイムを出すことができる。
【0082】請求項10の発明の流体抵抗低減用品は、
請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、気体中に比べて極めて抵抗の大きい環境である液体
中での動きを妨げる原因となる液体に対する抵抗を低減
できるので、液体が滑らかに流れ、安定感が増す。
【0083】請求項11の発明の流体抵抗低減用品は、
請求項1乃至請求項6の流体抵抗低減用品の効果に加え
て、気体中での動きを妨げる原因となる気体に対する抵
抗を低減できるので、気体が滑らかに流れ、安定感が増
す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す正面図である。
【図2】図1の流体抵抗低減用品のA−A断面を示す断
面図である。
【図3】本発明の第二実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す正面図である。
【図4】図3の流体抵抗低減用品のB−B断面を示す断
面図である。
【図5】本発明の第三実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す斜視図である。
【図6】本発明の第四実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第五実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の流体抵抗低減用品を使用したアンテナ
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第六実施形態である流体抵抗低減用品
の要部を示す斜視図である。
【図10】図9の流体抵抗低減用品のC−C断面を示す
断面図である。
【図11】本発明の第七実施形態である流体抵抗低減用
品の要部を示す斜視図である。
【図12】図11の流体抵抗低減用品のD−D断面を示
す断面図である。
【図13】本発明の第八実施形態である流体抵抗低減用
品の要部を示す斜視図である。
【図14】本発明の第九実施形態である流体抵抗低減用
品の要部を示す斜視図である。
【図15】本発明の第十実施形態である流体抵抗低減用
品の要部を示す分解斜視図である。
【図16】本発明の流体抵抗低減用品を使用した橋梁を
示す正面図である。
【図17】本発明の流体抵抗低減用品を使用した自動車
を示す斜視図である。
【図18】本発明の流体抵抗低減用品を使用した水着を
示す正面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41 流体抵抗低減用品 2,12,22,32,42 表面 3,33 凹部 4 アンテナ 5 支持部材 6 縦部材 7 横部材 13,23 凸部 43 シート 43a 大凸部 43b 小凸部 51,61,71,81,91 アングル部材 52,62,72,82,92 表面 53,83 凹部 54 橋梁 55 橋桁基礎 56 橋桁 63,73 凸部 93 シート 93a 凸部 101 自動車 102 表面 103 凸部 111 水着 112 表面 113 凸部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に所定形状の複数の凹凸部を具備す
    ることを特徴とする流体抵抗低減用品。
  2. 【請求項2】 表面に所定形状の複数の凸部を具備する
    ことを特徴とする流体抵抗低減用品。
  3. 【請求項3】 表面に所定形状の複数の凹部を具備する
    ことを特徴とする流体抵抗低減用品。
  4. 【請求項4】 表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の
    凸部を具備することを特徴とする流体抵抗低減用品。
  5. 【請求項5】 表面に長さ方向に沿って複数本の帯状の
    凹部を具備することを特徴とする流体抵抗低減用品。
  6. 【請求項6】 表面に所定形状の複数の凹凸部を有する
    シートを貼設したことを特徴とする流体抵抗低減用品。
  7. 【請求項7】 前記用品は、建造物であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の流体
    抵抗低減用品。
  8. 【請求項8】 前記用品は、乗物であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の流体抵
    抗低減用品。
  9. 【請求項9】 前記用品は、衣服であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の流体抵
    抗低減用品。
  10. 【請求項10】 前記用品は、液体中使用品であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記
    載の流体抵抗低減用品。
  11. 【請求項11】 前記用品は、気体中使用品であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記
    載の流体抵抗低減用品。
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