JP2002505979A - 浮島およびそのコントロール技術 - Google Patents

浮島およびそのコントロール技術

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JP2002505979A
JP2002505979A JP2000535553A JP2000535553A JP2002505979A JP 2002505979 A JP2002505979 A JP 2002505979A JP 2000535553 A JP2000535553 A JP 2000535553A JP 2000535553 A JP2000535553 A JP 2000535553A JP 2002505979 A JP2002505979 A JP 2002505979A
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セルゲイ ヴァチェスラヴォヴィッチ シャラポフ
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セルゲイ ヴァチェスラヴォヴィッチ シャラポフ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/24Anchors
    • B63B21/48Sea-anchors; Drogues
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/44Steering or slowing-down by extensible flaps or the like

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 正浮揚の水中および表面(2,3)の部分がある本体(1,9)、本体(1)の水中(2)セクションに連結接合部(5)により接続され、付着荷重(6)が取り付けられている水中帆(4)よりなり、連結接合部(5)はケーブルシステム(51, 52, 53, 54)より構成され、その下端は水中帆(4)の周辺点で水中帆に接続され、上端は本体(1)の水中(2)部分に接続されており、この場合少なくとも一本のケーブル(51, 52, 53, 54)の長さを変更することが可能であることを特徴とする浮島。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
この発明は海洋学、水分学、そして一部浮島およびそのコントロール技術分野
に属している。
【0002】
【従来技術】
太平洋の赤道地区が独特な気候に恵まれていることはよく知られている。即ち
、事実上暴風雨は皆無、1年の大半は陽光にあふれた日々が続き、方向が一定し
ている恒風、そして高温環境 ―― このような要素のすべてにより、人々が働き
、そして休暇を楽しむ場所、たとえば浮島のような場所の建設には非常に有利だ
【0003】 1951年に太平洋において クロムウエル(Cromwell)赤道海流が発見された。
この海流は幅は250m、長さは300km以上、水深は50-100mである。後日このような
海流は大西洋およびインド海で発見されている。これらの海流は最高150m/秒に 及ぶ速度を持ち、赤道に沿って流れているが、赤道表面海流とは180度の角度を 形成している(参考:。には。(参考:N. K. Haichenko, Sistema Ekvatorialni
kh Protivotechenii v Okeane [The Oceanic System of Equatorial Countercur
rents], pub. Gidrometeoizdat, Leningrad, 1974, 158 p.; V. A. Burkov, Obs
haya Tsirkulyatsiya Mirovogo Okeana [General Circulation in the World Oc
ean], pub. Gidrometeoizdat, Leningrad, 1980, 156 p.). 花の様式で建設された浮島があり、自立の電源で島の生存物を保持していると
いわれている。(GB, A, 2097340). しかしこの浮島沿岸地域だけでの使用を目的
としており、穏やかな閉ざされた湾内に配置されているので、外海での使用は可
能ではない。
【0004】 もうひとつの浮島は海岸リゾート用で、連結されたフォームプラスチックシー
トよりなっている(DE, A, 3336352). しかしこの島をコントロールすることは困
難で、その移動は表面海流に沿って流れるか他の船に引っ張ってもらうより外は
ない。
【0005】 その上、上記の2島では両方とも移動を目的とした水中流のエネルギーの利用
を図ることをしてない。この着想に最も近いと思われる提案は海洋学研究用の浮
遊ステーションで、これはブイ、大きなコンテーナー、そしてワイヤーケーブル
でブイに連結されている水中帆で構成されている。荷重は水中帆に取り付けられ
、この水中帆は固定した接合部を有している(SU, A, 1113303). ここに説明され
ているステーションの構成によりこのステーションは表面海流と同じ速度で漂流
するのみで、移動方向変化や海流と逆方向への動きの変化、そして任意の座標で
の位置を保つことなど可能ではない。
【0006】
【発明の目的】
この装置の帆は周辺の水流と同速度でのブイの横流れを保証することを目的と
し、事実風による横流れの大きさを削減する。
【0007】
【課題を解決する手段】
この発明はコントロール装置のある浮島つくりの試みに基づいている。水の環
境で水中の逆流のエネルギーを利用し、水中帆は本体に接続されている。そのた
め、浮島のコントロールが可能となるので、島をどの方向にも選択通り動かした
り上記の海流の領域内の指定座標に位置を維持することができる。
【0008】 タスクセットは次のように解決されている。浮島は、正浮揚の水中および表面
セクションより構成された本体と水中帆よりなりこの水中帆は連結接合部を用い
て本体の水中部分に接続され、一定した荷重で嵌め合あわせてある。設計では連
結接合部はワイヤケーブルのシステムより構成され、その下端部は水中帆の周辺
上の点に連接されている。上端部はは本体の表面部に連接され、これにより少な
くとも1本のケーブルの長さ削減の可能性が起こる。各連結接合部のケーブルの数
は1から20までが可能である。
【0009】 浮島の本体は相互連結の正浮揚のモジュールよりなる。上端部連結接合部のケ
ーブルは少なくとも一つのモジュールに連結され、浮島は少なくともう一個の、
連結接合部を持つ追加水中帆を有しており、これにより少なくとも一つのモジュ
ールへの連結が可能となる。
【0010】 連結接合部はケーブルのシステムの様式で構成が可能で、このうち少なくとも
1個のケーブルの長さの調整ができ、それにより水中帆の入射角の水平、垂直両 面上での変更が可能となるようにする。水中帆の水中位置の深さも調整できる。
これにより、水中帆のコントロールが可能ととなる。すなわち、表面逆流の深さ
の位置に調整し、これにより浮島を自由選択方向に動かすかもしくは指定座標の
位置に維持することが可能となる。それには、島は連結接合部のケーブルの長さ
の調整とそのコントロールのための自動システムの装置を必要とする。
【0011】 浮島の本体の大きさにより、少なくとももう1個の水中帆追加が可能でこの帆 にはそれ自体用の連結接合部があり、水中部分の本体への連結を可能とする。ま
た少なくとも水中帆の一つは相互接続部品より構成されるようにし、その水中帆
及び/若しくはその相互接続部品の全数kを下記と等しくすることができ 1≦ k ≦ 1010, その場合水中帆の各セクションの最小領域 S1 は 1,001 ≦ (S1 + S2) : S2 ≦ 2 の制限内でその全領域S2との関係から決定される。
【0012】 浮島はそのアプリケーション選択次第で、ともに固定された正浮揚のモジュー
ルで構成することが可能で、その場合その数字は次の制限内で決定される。 2 ≦ m ≦ 1010, 落下キールは、表面海流により生じる力の大きさ、方向、および作用点、もっ
と具体的に言うと水中体の横側および正面への抵抗力を滑らかに変えるためにイ
ンストールされる。そのためにキールはその垂直軸を回転するようにデザインさ
れている。
【0013】 水中帆がより安定した垂直の位置を保つため、最低1個のフロートの嵌め合い
を行うがその位置は帆の上端部にすべきだ。浮島は人々が住み、休日を過ごし、
働く場所なので、その居心地よさの増加を図って、ソーラパネルコンパス航行装
置、少なくとも1個のエネルギー源、1組のソーラパネル、脱塩装置が配備され
てなくてはならない。
【0014】 水中帆に少なくとも一台の完全な電源装置ユニットが取り付けられる所では、
正浮揚の浮島は、指定された地点に自力で到着することが可能である。水中帆は
、形は例えば円、長方形、円環面、三角形、多角形、台形、または楕円形などが
で、長期間使用保証つきで相当な荷重に耐えられる材料で製作される。適合物質
には左のものがある:フォームコンクリート、コンクリート、ステンレススチー
ル、合成物質。
【0015】 タスクセットも次のものを水中帆のある浮島のコントロール装置に入れること
により解決される。水中帆は引張力を引き起こす水の流れに影響され、そしてこ
の引張力は浮島の本体へと移される。設計ではこの合成引張力は、水中帆の浸水
の深度、合成引張力ベクトル間の入射角、水平な水面、垂直面における水中帆回
転角、これらを変化させることにより調整される。浮島の移動は水平面上の帆の
入射角、水中帆の上にかけられた水圧力の合成ベクトル h1と水平面上への連結 接合部の引張力の予測ベクトルを変えることにより調整される。
【0016】 設計では、浮島の合成引張力は、そのベクトルと水平水面角を3゜と85゜の制 限内で変え、帆面の上端と水圧の合力ベクトル間の角を変化させることにより浮
島の合成引張力は調整され、 5 ≦ β ≦ 175゜ が確保される。
【0017】 表面海流の最大の水深h1に関連の設計で決定された水中帆の水深度を見つけ る便宜な方法は、 1.1≦h1/h2≦100 制限内で要領よく遂行することが可、その調整は帆を本体に連結しているケーブ
ルの長さと/もしくは浮島のモジュールと/または垂直面上での帆回転角を変更、
水中帆の表面に対しての合成垂直性と圧力の合成ベクトル間の角を変更すること
により行う。 浮島の移動方向は、帆の入射角?を水平面上で5゜と75゜の間および/もしくは 水中帆の水圧の合力ベクトルと水平面への連結接合部の予測引張力ベクトルを下
記の制限内で変更することにより調整される。
【0018】 0 ≦ γ ≦ 85゜
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の浮島およびそのコントロール技術を、添付図面を参照し
て説明する。本発明による浮島は、本体(1)(図1)及び水中(2)と表面部分(3)、 そして水中帆(4)、本体(1)と帆(4)を連結するケーブルシステム(51, 52, 53, 54
)より構成されている。ケーブルの数は1から20迄でその数は帆と浮島のサイズに
よって決まる。連結接合部は4つのケーブル(51...54)よりなり その例は図(1)に
示されている。ケーブルの下端部(51...54)は水中帆(4)の周辺の周りに嵌め合わ
され上端部は本体(1)の水中部に取り付けられているので、ケーブルの合成抗力(
51...54) は水中のセクション(2)の前面抵抗の中心(0)またはその突起物を通過 、水平面上に向かう。正面抵抗の中心は垂直面上の本体(1)の突起した水中セク ション(2)の重力の中心にあたり、浮島の相対移動方向に対し垂直となる。
【0020】 帆(4)は安定した垂直位置を保つため、荷重(6)と、帆の上端部に主に置かれた
最少1個のフロート(7)が嵌めあわせられている。 落下キール(8)は、本体(1)の 水中セクション(2)に取り付けられ、垂直軸を回転する能力を備えている。これ により、表面海流の側面と正面の抵抗力の大きさ、方向、作用点を滑らかに変更
できるように図る。
【0021】 実現可能性のある一デザインでは本体(9)(図2)は浮力が正のm個のモジュール(
101...10m)で構成することができる。モジュール(101...10m)には、フォームプ
ラスチック、フォームコンクリート、金属またはプラスチックに至る適宜な材料
で製造された種々な形式のポンツーンまたはプラットフォームを使用できる。m
数のモジュール(101...10m)は2から1010までで、その数は浮島のサイズと目的で
決定される。与えられたモジュール(10)数が多数の場合には、幾多かの帆を配備
(11)することができる。その例として4つの帆(111, 112, 113, 114)が使用され たのを図(2a)に示す。この場合、帆kは1から1010までだが各帆(111...114)は それぞれの連結接合部(121...124)を有している。この場合、帆(111...114)は
種々な方法を用いて浮島の本体(9)に連結することができる。例えば、すべての 帆(111...114)の連結接合部(121...124)のケーブルはモジュール(101...10m) の
一つに連結されている。図(2a)に示されているモジュール104への連結がその例 である。然し図(2b)に示されているように、帆(111...11m-2)は種々のモジュー ル(101 ...109...10m-2)に連結できる。
【0022】 水中帆(4)(図1)または(111...114)(図2a)の形は自由な選択で、円、円環面、 三角形、長方形、楕円形、多角形、台形などから選べる。剛直なもの、柔らかい
もの、そのコンビネーションなどがあり、長期サービスを保証し荷重条件に耐え
られる適宜な材料で作られる。この材料の例として、コンクリート、ステンレス
スチールまたは合成材などがある。
【0023】 水中帆(4)の形と剛性さの変更はそれをコントロールするために用いられるケ ーブル(5)の数を変えるのみで帆(4)をコントロールするために用いられる原理に
は影響を及ぼさない。水中帆(4)の面積はケース毎にテストで決められる。それ は装置のサイズ、逆流速度、帆の浸水深度、そして帆の形による。しかも帆の一
つ、例えば帆(111)は相互接続部品(13)より製作することが可能で、面積S1 の各
パートは帆の全面積S2との関係で次の範囲内で決定される 1,001≦(S1+S2):S2≦2 水中帆のフロート(7)の質量は、ケーブル(51...54)のシステムの傾斜の最適角
α(図3)との関係で決定される。これは最大合力Ftをつくり各ケース毎に計算す るかまたは現地でのテストに基づいて決定する。
【0024】 人々が住んだり、休暇を取ったり、働いたりする場所である島の居心地よさを
増強させるため、その装置は方向航行システム(14)(図4)となる。この装置は、1
例をあげると、一対の標準側面インパルススラスト・ユニットよりなり、これは
造船所で広く使用されており、しかも追加エンジンとしての機能をも果たすこと
ができる。(A. V. Vasiliev, V. I. Beloglazov, Ispolzovaniye Podrulivayush
ikh Ustroistv [側面スラストユニットの使用], 発行者:Transport, Moscow, 1
965, 68 p.). このユニットは本体(1)の水中セクション(2)の側面抵抗中心に対 して対称的な位置をしめ、必要なトルク発生に十分な距離を与えるため離した所
においてある。航海航空に使用されるオートパイロットシステムに似ている磁石
コンパスまたはジャイロスコープコンパスをベースとするオートメーションシス
テムを用いて制御される。ion (S. Ya. Beryozin, B. A. Tetyutev Sistemy Avt
omatcheskogo Upravleniya Dvizheniyem Sudna po Kursu [その航路に沿って進 行する船の自動制御システム], Leningrad, 1990, 225 p.). また、風車、ソー ラパネル(16)または海水脱塩装置(17)のような電源(15)が本体にインストールさ
れている。浮島のサイズにより一種類以上の上記の装置(15と17)を用いることが
ある。
【0025】 接続する各接合点ケーブル(5)(図1)、(12)(図2b)はケーブルの長さの変更が必
要な際には、その上端部で装置(18)へ接続する(18)(図5)。これには、ウィン チを用いるという手段もある。その場合、自動制御ユニット(19)の正面抵抗の中
心(0)にインストールし制御遂行を意図しているが、その場合同時または別々に ケーブルをゆるやかにしたり引き締めたりする。ウィンチは本体(1)の作業デッ キにインストールされる。デッキ(4)(図1)、(111...114)(図2a)は浮島に上記の 方法を用いて接続されるが、これにより、本体(1)(図1)(9)(図2a)またはその垂 直軸回転での望ましくないトルクを避けることができる。
【0026】 帆 (4) (fig. 1) または 帆の一つ (111...114) (図 2a)は水力発電ユニット といったような、機械学、流体力学、その他の原理に基づいた電源(20)(図4)に 嵌め合わせることができる。
【0027】 浮島をコントロールする方法は次の通りである。深さ h1 (図. 3) は水中帆(4
)の位置の水深度である。それは深さh1(逆流の下端)と深さh2 (下逆流の上端) により決定される。深さ h1 は接続ケーブル(5)の長さを変更し--この場合帆自 体(4)の質量が一定不変--垂直面における帆(4)の回転角をも/またはだけを変更 する。
【0028】 帆 (4) (図 3) は次のようにコントロールされている。
【0029】 1. 例えば連結接合部(5)のケーブル 51 を引き込みケーブル 54 をたゆませ ることにより、垂直面上の角βがβ1の大きさに減少され、帆(4)において揚力が
発生され、帆がリフトされる。それと逆にケーブル(51 )がゆるめられケーブル(
54)を引きいれると帆の回転角は2に増大し、その結果帆(4)の降下が余儀なくさ
せられる。即ちシステムのケーブル(51...54)の長さを変えることなしで、帆(4)
の水中深度h1 をコントロールしている。
【0030】 2. 帆(4)の水中深度h1を増加または減少するには、システムの接続ケーブル(5
1...54)長さをそれに応じて減少または増大する。この場合角αを変更しないの で、与えられた帆の最適質量が維持される。
【0031】 3. 同じく接続接合部(12)の対応ケーブルが水平面上の帆(11)の回転角 (図 4) を変更するのに用いられ帆(11)は左そして右への動きを余儀なくされる。その 場合、最大角が175度で最小角が-5度である 図(3) は水中帆(4)の機能を示した結線図で垂直面に投影されている。水流が 一定の水の質量を力Fb,で水流の方向に帆を押し速度 Vh で進行する。引張力Ft
はケーブルシステム(5)に作用しケーブル(5)に沿ってその方向に向かい海Qの 表面に対して角αを形成する。三角を形成している動力Ft, Fb 及びPで、Pが帆(
4)の質量の力である場合、明らかになるのは、 Ft = Fb : Cos α 三角形をなす動力 Ft, Fp, (Fs + Fc)で明らかにされたのは [1] Fs = Ft x Cos α - Fc ここにおいて、 Ft は水深度h2において表面水流に面した浮島の動きに対する抵
抗でありFs は浮島の動きの合力ベクトルである。Fp は浮島の浮揚性の合力ベク
トルで、連結接合部と水中帆のシステムの重力作用を相殺する。
【0032】 Cos β = const、 Fc = constであれば、この方程式[1]の当然の結果として、
浮島を動かす合成力ベクトルFs は表面海流に逆らって島を移動させる。これは 、Fs = Ft' x Cos α - Fc > Fq, の場合このような動きの速度が下方水流の速 度Vh を上回らない場合にのみおこる。
【0033】 もしも Fs = Ft x Cos α - Fs + Fc,であれば、浮島はその位置を保持して静
止状態となる。もしもFs = Ft x Cos α - Fc < Fc, であれば、浮島は表面水流
に沿って漂う。 この具体的なケースは図(4a)に図解で浮島がどのように運転さ れているかを示す。これを上方からみた場合、下水流は水平でお互いに180度の 角での方向となっている。この場合水平面の水中帆(11)の回転角φは5度以下に なることは許されない。
【0034】 図 (4b) では、上流下流は水平であるが水平面での帆(11)の回転角φが90度以
下である場合の浮島の動きの例が示されている。角を最初の位置からφ1 に変え
ると、水平面に向け帆(11)を回し動力Fk を発生させることにより反発力の方向
を水圧の方向に変えることができる。Fkはその半径が水平面へのケーブルシス テムのプロジェクションに等しい円の結線方向に向いている。これにより帆は右
へと動き(これは帆(11)の回転方向による)浮島をその後に引っ張る。動力Fkの働
きのもとに、帆は逆流方向ベクトルに相対して右に移動、こうして平衡状態が動
力Fk(帆を右に動かす)と帆とケーブルを左に押すケーブルシステムにおける抵 抗反発力と帆自体の水への抵抗の間に確立されて浮島システム全体が、平衡状態
を保ち表面水流を横切って右へと動く。水流を横切る左への動きも同じような方
法で遂行される。
【0035】 図 (4a) に示された例では浮島を二つの水中帆 (111)と(11n)でFt. の大きさ を変更することによりコントロールする。これらの帆はFt の作用点を参照とし て対称的に位置されている。このようなシステムは河川ダムの堰の原理に従って
機能し、過剰な水を放出することにより水圧レベルを低下させる。
【0036】 図 (4a) はFt の大きさをコントロールし電荷を水力発電機で変更するかまた は水力発電機の羽根の間隔を減少または増加してこれも生じる電気エネルギー量
を変化させる例を示す。上記の説明でわかるように、パラメターの決定、例えば
浮島を指定された状態(移動またはある一定の座標に位置を保持)にすることは、
常に可能である。これらのパラメターにはケーブルシステム(5)の長さ、角はα,
β,φと水平および垂直面の入射角γなどがある。パラメターはコンビネーショ ンでセットすることも可能で、その場合、トータルシステムとしての浮島は平衡
状態そのものを達成し、その状態の保持は限界なく行うことができる。。
【0037】 こうして、ここに提案されている浮島は、太平洋の赤道帯または同じような状
態が存立しているその他のどの場所でも水面下の逆流のエネルギーを島の移動に
用いることにより、人々が働いたり休暇をすごしたりすることができる、理想的
な場所として作動する。
【0038】
【発明の効果】
ここに提案された発明は浮遊固定型表面の島で、種々なタイプの科学研究に効
果的に使用されることができ、モニター、研究と救助サービスのベースとして、
または海の休暇のレゾート、大洋に浮かぶ快適なホームとして用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な浮島を描き、この浮島には本発明による水中帆を一つ備えて
いる説明図である。
【図2】 一般的浮島でモジュールで構成された本体を持ち本発明に基づき一郡
の水中帆を備えている説明図である。
【図3】 作図で浮島の動きをコントロールする原理を示す説明側面図である。
【図4】 図3に示す原理を示す説明水平図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正浮揚の水中および表面(2,3)の部分がある本体(1,9)、本体(
    1)の水中(2)セクションに連結接合部(5)により接続され、付着荷重(6)が取り付 けられている水中帆(4)よりなり、連結接合部(5)はケーブルシステム(51, 52, 5
    3, 54)より構成され、その下端は水中帆(4)の周辺点で水中帆に接続され、上端 は本体(1)の水中(2)部分に接続されており、この場合少なくとも一本のケーブル
    (51, 52, 53, 54)の長さを変更することが可能であることを特徴とする浮島。
  2. 【請求項2】 前記本体(9)が相互連結の正浮揚のモジュール(101...104...10
    n) より構成され、連結接合部(12)のケーブル(51-54)の上端がすくなくとも一つ
    のモジュールに(104)接続されている請求項1に記載の浮島。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの水中帆(112...114) が追加され、この帆は固
    有の連結接合部(122...124)を有し本体(9)の水中(2)セクションへの接続が可能 である請求項1又は2に記載の浮島。
  4. 【請求項4】 少なくとも一つの追加水中帆(119...11m-2) を有し、この帆に
    は固有連結接合部(129...12m-2)があり、少なくとも一つのモジュール(109...10
    m-2)に取り付けられるようになっている請求項2に記載の浮島。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの水中帆(111)が 数個の連結された部分(13)の 構成部にされている請求項1,3,4のいずれか一項に記載の浮島。
  6. 【請求項6】 水中帆(111)と/またはその相互連結部(13)の合計数(k)が 1≦ k ≦ 1010 の範囲内であるということである請求項1ないし5のうちのいずれか一項に記載
    の浮島。
  7. 【請求項7】 モジュール(101...10m)の数(m)が 2 ≦ m ≦ 1010 の範囲内である請求項2に記載の浮島。
  8. 【請求項8】 各連結接合部(5)のケーブル(51-5n)の数(n)が1から20の範囲に
    ある請求項1,3,4のいずれか一項に記載の浮島。
  9. 【請求項9】 落下キール(8)が追加されて、本体(1)の水中セクション(2)に インストールされており、その垂直軸においての回転が可能である請求項1ない
    し8のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  10. 【請求項10】 水中帆(111)の各セクション(13)の最小領域S1 は 1.001 ≦ (S1 + S2) : S2 ≦ 2 水中帆(111)の領域S2 を考慮の上決定される請求項5に記載の浮島。
  11. 【請求項11】 各水中帆(4)には少なくとも1個の取り付けられたフロート(7
    )が装置されているせ点である請求項1ないし10のうちのいずれか一項に記載 の浮島。
  12. 【請求項12】 フロート(7)が水中帆(4)の上端に取り付けられている請求項
    11に記載の浮島。
  13. 【請求項13】 本体(1)の表面のセクション(3)に方向航行システム(14)が装
    置されている請求項1ないし11のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの電源(15)が本体(1)に装置されている請求 項1ないし13のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  15. 【請求項15】 少なくとも一つのソーラ・パネル(16)が取り付けられてある
    請求項1ないし14のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  16. 【請求項16】 少なくとも1台の脱塩装置(17)が本体(1)に取り付けられてい
    る請求項1ないし15のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  17. 【請求項17】 本体に連結接合部のケーブル(5,12)の長さと回転を変更する
    装置及びそれを(19)をコントロールする自動化システムを備えている請求項1な
    いし16のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  18. 【請求項18】 少なくとも一つの電源(20)が水中帆(111...11n)上にインス トールされている請求項1ないし17のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  19. 【請求項19】 水中帆(4)は円、円環面、三角形、長方形、多角形、台形、 楕円形などを含むグループから選択した形が使用されている請求項1ないし18
    のうちのいずれか一項に記載の浮島。
  20. 【請求項20】 水中帆(4)が長期サービス及び非常な重荷に耐えられること が保証されている材料で製作されている請求項1ないし19のうちのいずれか一
    項に記載の浮島。
  21. 【請求項21】 水中帆(4)がフォームコンクリートー、コンクリート、ステ ンレススチール、合成物質などを含むグループから選択して製作される請求項2
    0に記載の浮島。
  22. 【請求項22】 水の流れが水中帆(4)に作用して引張力(Ft)を生じ、この力 が浮島の本体(1)に伝播され、合成引張力(Ft)は水中帆の浸水部分の深さ(h1) で
    調整され、これは合成引張力ベクトル(Fs)と水平水面間の角 (α) と垂直面にお
    ける水中帆の回転角(β) の両角を変化させることにより達成され、浮島の移動 方向は垂直面の帆(11)の回転角を変えまた水中帆にかかる水圧の合成力ベクトル
    (Fb) と水平面上で連結接合部に投じられた引張力ベクトル(Fs)間の角(γ)を変 えることにより、達成されることを特徴とする水中帆を使用して浮島をコントロ
    ールする方法。
  23. 【請求項23】 浮島の合成引張力 (Ft)は、3度から38度以内で合成引張力ベ
    クトル(Fs) と水平水面間の角(α) 及び垂直面での水中帆(4)の回転角(β)を 5゜ ≦ β ≦ 175゜ の範囲内で変更する請求項22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 浮島の移動方向は水平面での水中帆(4)の回転角()を5度から
    185度以内間で変更し、水中帆(11)にかかった水圧の合成力ベクトル(Fb)と水平 面への連結接合部の投影引張力ベクトル(Fs)間の角を変更することにより調整し
    、その範囲は、 0 ≦ γ ≦ 85゜ である浮島の移動方向を決める方法。
  25. 【請求項25】 水中帆(4)は水深h1 に位置し、この深さは以下に表されてい
    る範囲内での表面水流の最大の深さh2と比較して決定され、 1.1 ≦ h1/h2 ≦ 100 また h1 は帆(4)と浮島の本体(1)を連結するケーブル(5)の長さを変え、そして /または垂直面での帆(4)の回転角()を5度から175度以内で変更することにより 調整される請求項22,23,24のうちのいずれか一項に記載の方法。
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