JPH1046532A - 道路標識柱 - Google Patents

道路標識柱

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JPH1046532A
JPH1046532A JP8208293A JP20829396A JPH1046532A JP H1046532 A JPH1046532 A JP H1046532A JP 8208293 A JP8208293 A JP 8208293A JP 20829396 A JP20829396 A JP 20829396A JP H1046532 A JPH1046532 A JP H1046532A
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road
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Norimasa Kurihara
範正 栗原
Shinsuke Inose
信祐 伊野瀬
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Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポールの長手方向に沿って設けた多数のスリ
ットによって形成された多数の暖簾状払拭体をもつ道路
標識柱において、反射標識帯の汚れをより確実に除去す
ることができるようにさせることにある。 【解決手段】 反射標識帯をもつポールと反射標識帯を
外側から覆う払拭装置とを含み、払拭装置が反射標識帯
上に位置してポール周面に沿って配置された多数の暖簾
状払拭体を具備しているが、暖簾状払拭体は表面に髭状
突起を具備している。微風しか吹かず、暖簾状払拭体が
ほとんど揺動しなくても、髭状突起が揺動し、撓んで、
ポールおよび反射標識帯の汚れを落している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車道のセンター
ライン、車線変更線および分離帯に用いられる道路標識
柱にかかわり、さらに詳しくは、車両からの光線を反射
する反射標識帯を清掃する装置をもつ道路標識柱の改良
に関している。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の道路標識柱として、路面
に埋設されるものや、路面に置かれるものなどがあり、
ポールは、金属製の中空パイプや、ゴムおよび合成樹脂
の中空成形品などが用いられている。ポールの外周面に
は、車両の夜間照明ライトによって照射されたときに反
射するように、夜光塗料をポール表面に直接に塗布した
り、再帰性反射シートをポールの長手方向に沿って断続
的に貼り付けて反射標識帯としている。
【0003】ところで、このような道路標識柱にあって
は、風雨や塵埃による汚れはいかんともし難く、この汚
れを洗浄する手段としては、作業人力に頼って拭き取る
か、もしくは洗浄専用機を使用するなどの手段がとられ
ている。作業は交通規制などしておこなっている。しか
しながら、交通量の多い箇所やトンネルの内部では洗浄
しても早期に汚れが生じ、これらの場所は煩雑に交通規
制をおこなうには無理があり、たとえおこなうにしても
短時間の作業が要求され、経費がかなり嵩んでいる。
【0004】このような問題を解決するために、たとえ
ば特開平7−138920号公報や特開平6−2995
22号公報には、反射標識帯上に位置してポールのまわ
りに配置された複数の暖簾状払拭体を具備し、暖簾状払
拭体が自然風、自動車などが通過ときに発生する風圧、
散水者の散水水圧などによって揺動し、撓んで反射標識
帯を擦り、反射標識帯の汚れを除去するようにした道路
標識柱が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この道路標識柱は、強
風が吹いたり、車両が間近を通過したりしたときに、暖
簾状払拭体がよく揺動し、撓んで、ポールおよび反射標
識帯の汚れをしっかりと除去することができる。しか
し、このような環境につねに得ることは不可能であり、
季節や設置環境によっては暖簾状払拭体がポールおよび
反射標識帯をきちんと清掃することができず、あいかわ
らず、交通規制をおこなって、汚れを人力に頼って拭き
取ったり、洗浄専用機によって拭き取るという、コスト
および手間を要する定期メインテナンスを必須としてい
る。
【0006】本発明の目的は、このような払拭装置をも
つ道路標識柱おいて、季節や設置環境にかかわりなし
に、反射標識帯の汚れを確実に除去することができるよ
うすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の道路標識柱は反射標識帯をもつポールと反
射標識帯を外側から覆う払拭装置とを含み、払拭装置が
反射標識帯上に位置してポール周面に沿って配置された
多数の暖簾状払拭体を具備しているが、暖簾状払拭体は
表面に髭状突起を具備している。
【0008】髭状突起は、暖簾状払拭体の側面にスリッ
トあるいは切り込みを入れることによって形成されて
も、暖簾状払拭体の側面のみにあるいは側面と裏面とに
繊維チップを植えることによって形成されてもよく、さ
らに、暖簾状払拭体を布補強合成樹脂シートによって構
成し、補強布における払拭体側面あるいは払拭体側面と
払拭体背面に位置する部分を露出させあるいは引き出す
ことによって形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の道路標識柱の実施例は、
以下に、添付図面を参照して説明する。
【0010】この道路標識柱は、図1および図2に示す
ように、ポール11、トップ12およびベース13を備
えている。ポール11は、下端を開放された、熱可塑性
エラストマーのパイプからなり、周面に反射標識帯14
が設けられている。反射標識帯14は、たとえば、再帰
反射テープをポール11に巻き付けることによって形成
されている。図示していないが、ポール11の下端には
ねじをもつ部材が一部を突出させてはめられ、かつ樹脂
によって固定されている。トップ12は、フラットな頂
部をもつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物からなるもの
で、頂部をポール上端から突出させてポール11の上端
にある開口にかん合され、かつ固定されている。ベース
13は、ほぼ円盤の形態をなす合成樹脂成形物からなっ
ており、ねじ部材を下面から突出させてポール11の下
端にはめられている。
【0011】払拭装置20は、図3によく示されている
ように、ポール11の周面に巻き付くように配置された
柔軟な合成樹脂シート、たとえば、布によって補強され
た塩化ビニル樹脂シートからなっている。このシート
は、ポール11の円周長に関連する幅およびポール11
の上端から最下部の反射標識帯14までの距離に関連す
る長さをもつもので、上部21を残してスリット22を
等間隔角度ごとに設けることによって、多数の暖簾状払
拭体23を形成されている。ポール11にたいする取り
付けは、シート裏面における上部21に対応する領域に
設けられた接着層によってなされている。接着層はたと
えば両面接着テープを上部21に貼り付けることによっ
て形成されている。さらに、この払拭装置20では、暖
簾状払拭体23の各々には、図4に示すように、隣接す
る暖簾状払拭体23を向いた面、すなわち暖簾状払拭体
23の両側面に無数の髭状突起25を設けられている。
これらの髭状突起25は払拭装置20を構成しているシ
ートにおける補強布23Aの一部を露出あるいは引き出
すことによって形成されている。
【0012】この道路標識柱は、ベース13の下端から
突出するねじ部材を道路に埋設された脚部材にねじ込む
ことによって道路に設置され、車道のセンターライン、
車線変更線、分離体などを構成させられる。払拭装置2
0の装着は、両面接着テープに貼り付けられている保護
紙を剥がし、上部21をポール11の上部に巻き付ける
とともに、両面接着テープをポール11の周面に貼り付
けることによってなされる。
【0013】自動車がこの道路標識柱のそばを通過する
と、たとえば図5に示すように、暖簾状払拭体23の各
々が揺動したり、撓んだりして、ポール11にある反射
標識帯14が暖簾状払拭体23の間から露出して、自動
車のヘッドライトからの光線を反射し、この道路標識柱
の存在をドライバに視認させる。そして、暖簾状払拭体
23の各々がこれらによって発生する風圧でもって揺動
し、撓むと、暖簾状払拭体自体がポール11および反射
標識帯14をくり返して擦るばかりか、各々の暖簾状払
拭体23に植えられた髭状突起25もポール11および
反射標識帯14を擦って、ポール11および反射標識帯
14に付着する汚れの除去をおこなう。自然風が吹いた
り、散水車が散水をおこなったときにも、同様に反射標
識帯14が自動車のヘッドライトからの光線を反射し、
この道路標識柱の存在をドライバに視認させると共に、
髭状突起25がポール11および反射標識帯14を擦
り、これらに付着する汚れの除去をおこなう。さらに、
この道路標識柱では、風圧が小さいときに、たとえば微
風しか吹いていないときであっても、各々の暖簾状払拭
体23に植えられた髭状突起25が、これによって発生
する微風圧でもって揺動し、撓んで、ポール11および
反射標識帯14をくり返して擦り、ポール11および反
射標識帯14に付着する汚れの除去をおこなう。このた
め、反射標識帯14がつねに汚れを除去され、一定の反
射性能を維持し、交通事故を少なくすることができるば
かりか、反射標識帯14にたいする清掃メインテナンス
を必要とせず、おこなうにしても、従来の道路標識柱に
比較して、はるかに長いインターバルでもっておこな
え、メインテナンスコストがいちじるしく低減し、メイ
ンテナンスのための交通規制もいちじるしく低減する。
【0014】図示されていないが、この道路標識柱にお
ける各々の暖簾状払拭体23における外表面には、反射
標識帯14に対応して、再帰性反射シートを積層するこ
とによって、あるいは蛍光塗料を塗布することによって
形成された反射層を設けられていて、暖簾状払拭体23
の各々が揺動し、撓んだときに、反射層が暖簾状払拭体
23の間から露出するポール11にある反射標識帯14
といっしょに自動車のヘッドライトからの光線を反射
し、この道路標識柱の存在をドライバに視認させるばか
りか、暖簾状払拭体23が動かなくても、暖簾状払拭体
23の外表面上の反射層が自動車のヘッドライトからの
光線を反射して、この道路標識柱の存在をドライバに視
認させている。
【0015】図6はこのような道路標識柱の他の構成を
示している。この道路標識柱において、ポール111
は、下端を開放された、熱可塑性エラストマーのパイプ
からなり、周面に反射標識帯114が設けられている。
この反射標識帯114は、たとえば、再帰反射テープを
ポール111に巻き付けることによって形成されてい
る。図示していないが、ポール111の下端にはねじを
もつ部材が一部を突出させてはめられ、かつ樹脂によっ
て固定されている。トップ112は、フラットな頂部を
もつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物からなるもので、
頂部をポール上端から突出させてポール上端にある開口
にかん合され、かつ固定されている。図示されていない
が、ベースは、前述の実施例と同様に、ほぼ円盤の形態
をもつ合成樹脂成形物からなっており、ポール111の
ねじ部材を下面から突出させてポール111の下端には
められている。
【0016】払拭装置120は、ポール111の周面に
巻き付くように配置された柔軟な合成樹脂シート、たと
えば、布によって補強された塩化ビニル樹脂シートから
なっている。このシートもポール111の円周長に関連
する幅およびポール111の上端から最下部の反射標識
帯114までの距離に関連する長さをもつものからなっ
ているが、暖簾状払拭体123は上部121を残してす
き間122を一定角度間隔ごとに設けることによって。
暖簾状払拭体123の巾とすき間122のそれとは等し
い。ポール111にたいする取り付けはシート片面にお
ける上部121に対応する領域にある接着層によってな
されている。接着層はたとえば両面接着テープを上部1
21に貼り付けることによって形成されている。さら
に、この払拭装置120においても、暖簾状払拭体12
3の各々には、図1ないし図5に関連して説明した道路
標識中の暖簾状払拭体23と同じに、隣接する暖簾状払
拭体123を向いている側面に、シートを構成する補強
布の一部を露出あるいは引き出すことによって形成され
た、無数の髭状突起125を具備している。
【0017】道路にたいするこの道路標識柱の設置は、
ベースの下端から突出するねじ部材を道路に埋設された
脚部材にねじ込むことによってなされ、払拭装置120
は両面接着テープの保護紙を剥がし、上部121をポー
ル111の上部に巻き付けるとともに、両面接着テープ
をポール111の周面に貼り付けることによって、ポー
ル111に固定されている。
【0018】この道路標識柱は、車道のセンターライ
ン、車線変更線、分離体などを構成させられ、自動車が
この道路標識柱のそばを通過すると、暖簾状払拭体12
3が揺動し、撓んで、これによって露出された反射標識
帯114と暖簾状払拭体123の間にあるすき間122
からつねに露出している反射標識帯114の半分近くと
が自動車のヘッドライトなどからの光線を反射して、こ
の道路標識柱の存在をドライバによく視認させる。そし
て、暖簾状払拭体123の各々が自動車の通過によって
発生する風圧でもって揺動したり、撓んだりすると、各
々の暖簾状払拭体123がポール111および反射標識
帯114をくり返して擦るばかりか、各々の暖簾状払拭
体123に植えた髭状突起125がポール111および
反射標識帯114を擦り、ポール111および反射標識
帯114に付着する汚れの除去をおこなう。自然風が吹
いたとき、散水車が散水をおこなったときにも、暖簾状
払拭体123がこれらによって発生する風圧でもって揺
動し、撓んで、ポール111および反射標識帯114を
擦り、同時に、暖簾状払拭体123の各々にある髭状突
起125がポール111および反射標帯114を擦り、
反射標識帯114に付着する汚れの除去をおこなう。そ
して、風圧が小さいとき、たとえば微風しか吹かないと
きでも、髭状突起125が発生する小さな風圧で揺動
し、撓んで、ポール111および反射標識帯114をく
り返して擦り、反射標識帯114に付着する汚れの除去
をおこなう。
【0019】これらの道路標識柱において、払拭装置2
0,120を構成している各々の暖簾状払拭体23,1
23にある髭状突起25,125は、払拭装置20,1
20を構成している補強布における暖簾状払拭体23,
123の側面に対応する部分にある布を露出あるいは引
き出すことによって形成されているが、暖簾状払拭体に
切り込みやスリットを設けることによって形成してもよ
い。
【0020】図7はそのような暖簾状払拭体をもつ払拭
装置を示している。この払拭装置においても、暖簾状払
拭体223は、ポールの円周長に関連する幅およびポー
ルの上端から最下部の反射標識帯までの距離に関連する
長さをもつ、布223Aによって補強された合成樹脂シ
ートに、上部を残してスリットあるいはすき間を等間隔
に設けることによって形成されている。
【0021】しかし、髭状突起225は、各々の払拭体
223の隣接側面に、払拭体223の表面から裏面にわ
たる無数の溝あるいは切り込み226を間隔をおいて設
けることによって形成されている。
【0022】このような髭状突起225をもつ暖簾状払
拭体223も、自動車が通過したときに、自然風が吹い
たときに、また散水車が散水をおこなったときに、暖簾
状払拭体223がこれらによって発生する風圧でもって
揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯を擦るばかり
か、暖簾状払拭体223の各々にある髭状突起225も
ポールおよび反射標識帯を擦って、ポールおよび反射標
識帯に付着する汚れの除去をおこなうばかりか、風圧が
小さくても、たとえば微風しか吹かなくても、髭状突起
225が発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポール
および反射標識帯をくり返して擦り、ポールおよび反射
標識帯に付着する汚れの除去をおこなえる。
【0023】図8はこのような暖簾状払拭体をもつ他の
払拭装置を示している。この払拭装置においても、暖簾
状払拭体223は、ポールの円周長に関連する幅および
ポールの上端から最下部の反射標識帯までの距離に関連
する長さをもつ布補強合成樹脂シートに、上部を残し
て、スリットあるいはすき間を等間隔に設けることによ
って形成されている。各々の払拭体223における隣接
する払拭体223に対面する面には、図7に関連して説
明した払拭装置と同様に、払拭体223の側面にスリッ
トあるいは切り込み226を間隔をおいて設けることに
よって形成されている。さらに、各々の暖簾状払拭体2
23におけるポールを向いた裏面には髭状突起225A
が設けられている。この髭状突起225Aはたとえば合
成樹脂繊維のチップを各々の暖簾状払拭体223に植え
込むことによって形成されている。
【0024】このような髭状突起225、225Aをも
つ暖簾状払拭体223も、自動車が通過したときに、自
然風が吹いたときに、さらに散水車が散水をおこなった
ときに、暖簾状払拭体223が発生する風圧でもって揺
動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯を擦るばかり
か、暖簾状払拭体223の各々に植えられている髭状突
起225,225Aの双方がポールおよび反射標識帯を
擦って、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除去
をおこなうばかりか、微風しか吹かない風圧が小さなと
きでも、髭状突起225,225Aが発生する小さな風
圧で揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯をくり返
して擦り、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除
去をおこなえる。
【0025】図9および図10は本発明の道路標識柱の
さらに他の実施例を示している。この道路標識柱におい
ても、ポール311は、下端を開放された、熱可塑性エ
ラストマーのパイプからなり、周面に反射標識帯314
が設けられている。反射標識帯314は、たとえば、再
帰反射テープをポール311に巻き付けることによって
形成されている。図示されていないが、ポール311の
下端にはねじをもつ部材が一部を突出させてはめられ、
かつ樹脂によって固定されている。トップ312は、ド
ーム状の頂部をもつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物か
らなるもので、頂部をポール上端から突出させてポール
上端にある開口にかん合されかつ固定されている。ベー
スは、図1ないし図6に関連して説明した道路標識柱と
同じに、ほぼ円盤の形態をもつ合成樹脂成形物からなる
もので、ねじ部材を下面から突出させてポール311の
下端にはめられえいる。道路への設置は、ベースの下端
から突出するねじ部材を道路に埋設された脚部材にねじ
込むことによってなされている。
【0026】この道路標識柱において、払拭装置320
は三組ある。各々の払拭装置320は多数の紐の形態を
なす暖簾状払拭体323を具備している。これらの暖簾
状払拭体323は、各々の反射標識帯314の高さに関
連する長さをもつもので、すき間322を形成してポー
ル311の周面のまわりに配置されている。各々の暖簾
状払拭体323の上端は、ポール311の頂部付近には
められ、かつ接着されたリング321に結合されてい
る。さらに、暖簾状払拭体323の各々には、図9によ
く示されているように、無数の髭状突起325が設けら
れている。これらの髭状突起325は、たとえば、合成
繊維のチップを暖簾状払拭体323の周面に植え込むこ
とによって、暖簾状払拭体323のすべてあるいは一部
を織物によって構成し、繊維を毛羽立るなどすることに
よって形成されている。
【0027】このような払拭装置を備えている道路標識
柱も車道のセンターライン、車線変更線、分離体などを
構成させられるが、反射標識帯314のほとんどが暖簾
状払拭体323の間にあるすき間322からつねに露出
しているため、自動車を運転するドライバがこの道路標
識柱の存在を遠方から視認することができ、そばを通過
すると、暖簾状払拭体323が揺動し、撓んで、反射標
識帯314のほとんど全部が露出して、自動車のヘッド
ライトからの光線を反射し、この道路標識柱の存在をド
ライバにより確実に視認させる。同時に、暖簾状払拭体
323の各々がこれらによって発生する風圧で揺動した
り、撓むと、暖簾状払拭体自体がポール311および反
射標識帯314をくり返して擦るとともに、暖簾状払拭
体323の各々に植えられた髭状突起325が揺動し、
撓んで、ポール311および反射標識帯314を擦り、
ポール311および反射標識帯314に付着する汚れの
除去をおこなう。また、自然風が吹いたときに、散水車
が散水をおこなったときにも、暖簾状払拭体323はこ
れらによって発生する風圧で揺動し、撓んで、ポール3
11および反射標識帯314を擦り、同時に、暖簾状払
拭体323の各々に植えられた髭状突起325もポール
311および反射標識帯314を擦り、反射標識帯31
4に付着する汚れの除去をおこなう。これらばかりか、
微風しか吹かない風圧の小さいときでも、髭状突起32
5が発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポール31
1および反射標識帯314をくり返して擦り、ポール3
11および反射標識帯314に付着する汚れの除去をお
こなう。
【0028】なお、以上説明した実施例において、払拭
装置20,120,320は、上部21,121あるい
はリング321をポール11,111,311に接着す
るだけでポール11,111,311に固定されている
が、さらにキャップによってトップおよび上部21,1
21あるいはリング321を押さえて、より強固に払拭
装置をポールに固定するなどしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の道路標識柱は、以上説明したよ
うに、自然風や車両通行時の風圧を利用して暖簾状払拭
体を不規則に揺動させ、撓ませて、ポールおよび反射標
識帯の表面に付着した塵や泥を自動的に、かつ効率よく
払拭できるばかりか、微風時などにおいて暖簾状払拭体
がほとんど動かないときでも、髭状突起が微風圧によっ
て動いて、ポールおよび反射標識帯を擦り、これらに付
着する汚れを落して、反射標識帯の働きをつねに最良の
状態に維持させるため、人力や洗浄専用機による汚れの
除去をほとんど必要とせず、必要としても、メインテナ
ンスインターバルを従来のこの種のものに比較してはる
かに長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識柱の一実施例を示す正面図で
ある。
【図2】平面図である。
【図3】払拭装置まわりの斜視図である。
【図4】払拭装置における暖簾状払拭体の一部を拡大し
た裏面図である。
【図5】払拭装置の作動状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の道路標識柱の他の実施例を示すもの
で、払拭装置まわりの斜視図である。
【図7】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示す
もので、これに組み込まれている払拭装置における暖簾
状払拭体の拡大正面図である。
【図8】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示す
もので、これに組み込まれている払拭装置における暖簾
状払拭体の拡大裏面図である。
【図9】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示す
正面図である。
【図10】図9の道路標識柱に組み込まれている払拭装
置における暖簾状払拭体の拡大正面図である。
【符号の説明】
11,111,311 …ポール 14,114,314 …反射標識帯 20,120,320 …払拭装置 23,123,223,323 …暖簾状払拭
体 25,125,225,225A,325…髭状突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射標識帯をもつポールと反射標識帯を
    外側から覆う払拭装置とを含み、払拭装置が反射標識帯
    上に位置してポール周面に沿って配置された多数の暖簾
    状払拭体を具備している道路標識柱において、暖簾状払
    拭体が表面に髭状突起を具備していること特徴とする道
    路標識柱。
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