JPH1121827A - 反射式視線誘導補助標 - Google Patents

反射式視線誘導補助標

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JPH1121827A
JPH1121827A JP9180122A JP18012297A JPH1121827A JP H1121827 A JPH1121827 A JP H1121827A JP 9180122 A JP9180122 A JP 9180122A JP 18012297 A JP18012297 A JP 18012297A JP H1121827 A JPH1121827 A JP H1121827A
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JP
Japan
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retroreflective
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recursive reflecting
reflection type
reflective
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JP9180122A
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English (en)
Inventor
Terumi Ootsuka
照實 大塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造でき、設置個所を選ばず、夜間や
雨天・濃霧時における視認性がよい、主として道路用の
反射式視線誘導補助標を提供すること。 【解決手段】 断面略三角形をした軟質材料からなる角
柱本体1の側面を再帰性反射面2a,2bとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夜間や雨天・濃霧
時において、道路を通行する車輌・自転車等のヘッドラ
イト光を反射することにより運転者や歩行者の視線を誘
導し、道路交通の安全性を高めるための反射式視線誘導
補助標に関する。
【0002】
【従来の技術】夜間や雨天・濃霧時においては、視界不
良により道路脇の境界位置や進むべき方向が見えにく
い。そのため、運転者等の視界を確保するべく、ガード
レールの支柱上端部等にデリネーター(delineator)と
呼ばれる反射式道路境界標識が取り付けられている。こ
のデリネーターは、車輌や自転車等のヘッドライト光を
円形の反射面で反射して道路の境界位置を示すことを目
的としており、その大きさや形状、色彩等は法令により
詳細に規定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記法
令に適合したデリネーターは、一個当たりの単価が高額
であり、また、設置可能な箇所も支柱上等の特定の箇所
に限定されていた。さらに、支柱上端部等に所定間隔毎
に設置されたデリネーターは、取付間隔が広く、点によ
って道路脇の境界位置や進むべき方向を示すことになる
ため、一つでも破損すると次のデリネーターまでの間隔
がさらに広くなって視認効果が半減してしまう欠点があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、安
価に製造でき、設置個所を選ばず、夜間や雨天・濃霧時
における視認性がよい、主として道路用の反射式視線誘
導補助標について検討した結果、本発明を完成するに至
ったのである。すなわち、断面略三角形をした角柱本体
の側面を再帰性反射面としてなる反射式視線誘導補助標
である。
【0005】さらに、断面略三角形の軟質材料からなる
角柱本体の一側面に台座を備え、他の二側面を再帰性反
射面としてなる反射式視線誘導補助標である。
【0006】また、断面略方形の軟質材料からなる本体
の平面を再帰性反射面としてなる反射式視線誘導補助標
である。
【0007】ここで、本体の二側面を再帰性反射面とす
るのは、道路の走行車線左側脇に設置した場合におい
て、対向車側から見ても同様の視線誘導効果が得られる
ようにするためである。
【0008】こうした反射式視線誘導補助標を、道路脇
のガードレール、ガードパイプ、ガードロープ、縁石ブ
ロック、コンクリート擁壁面等に50cmから2m程度の間
隔で複数個取り付けることにより、反射したヘッドライ
ト光が連なってあたかも一筋の光の線のように見え、道
路の境界を明瞭に認識させながら運転者等の視線を誘導
するのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る反射式視線誘導補助標を詳細に説明する。図1は、本
発明に係る反射式視線誘導補助標の一例を示す正面図
(a)及び同断面図(b)である。これらの図に示されるよう
に、本発明に係る反射式視線誘導補助標は、断面略三角
形をした角柱本体の側面を再帰性反射面2a,2bとしてな
る。
【0010】本体1は、ポリ塩化ビニル、ゴム、発泡ウ
レタン等の軟質材料を用いて、例えば1辺が20mm程度の
断面略三角形状に形成する。軟質材料を用いて形成する
のは、例えばカッターナイフ等を用いて簡単に切断でき
るように構成することによって、設置現場の状況等に応
じて容易に長さの調節ができるようにするためである。
なお、本体1は、材料節約のため、中空に形成してもよ
い。
【0011】本体1の二側面は再帰性反射面2a,2bとす
るのであるが、この再帰性反射面2a,2bは、板状の再帰
性反射材を貼着したり、反射塗料を直接塗布することに
より形成される。この際、各々の再帰性反射面2a,2bの
横幅を本体1の各側面の横幅より短くし、本体1の頭頂
部11を残した状態とするのが望ましい。とくに板状の再
帰性反射材を貼着する場合は、本体1の頭頂部11を膨張
させて、本体1の側面に貼着形成した再帰性反射面2a,2
bの側端縁が露出しないように覆ってしまうのが望まし
い。このように、少なくとも本体1の頭頂部11から控え
て再帰性反射面2a,2bを形成することによって、本体1
の二側面に形成した再帰性反射面2a,2bが剥がれにくく
なるのである。
【0012】前記板状の再帰性反射材2a,2bとしては、
例えば住友スリーエム株式会社製ダイヤモンドグレード
3900Gシリーズ等を用いることができ、先述の反射式道
路境界標識に関する法令に適合するように、一面には白
色、他面には橙色の再帰性反射材を貼着する。
【0013】本発明に係る反射式視線誘導補助標は、設
置場所の材質に応じて選択した接着剤を用いて本体1の
残る一側面を貼着固定したり、設置場所によってはアン
カー止めによって固定することにより設置されるのであ
るが、施工の簡素化を図るため、本体1の残る一側面に
予め粘着テープ3を固着しておくのが望ましい。また、
例えば仮設フェンス等のごとく適宜状況に応じて取り付
け・取り外しが必要となる場所にも対応しうるように、
粘着テープ3に代えて面ファスナーを固着しておいても
よい。
【0014】図2は、本体1の下部を台座状に広幅に形
成した例の正面図(a)及び同断面図(b)である。このよう
に、本体1の下部に台座12を形成すれば、本体1におけ
る底面の横幅を変えることなく再帰性反射面とした二側
面2aと2bの角度を小さくしながら本体1底部から頭頂部
までの高さを高くすることにより各再帰性反射面2a,2b
の面積を広く確保することができるので、設置した際の
安定性を損なうことなく視認性をより高めることができ
るほか、再帰性反射面2a,2bを形成した本体1部分の柔
軟性をも高めて、車輌等による横方向からの衝突に対し
ても破損しにくくなる利点が得られる。
【0015】図3は、一方通行の道路のように、対向車
を意識する必要がない場所の設置に適した、断面略方形
の軟質材料から形成した例の正面図(a)及び同断面図(b)
である。この例のものは、断面略方形の軟質材料からな
る本体1の平面のみを再帰性反射面2としてなるが、前
述のように適宜底面に粘着テープ3を固着しておいても
よい。また、例えば再帰性反射面2の表面に「安全運
転」等の文字を描くことにより、車輌や自転車等に貼着
固定して使用することとしてもよい。
【0016】本発明に係る反射式視線誘導補助標は、図
4や図5に示されるように、道路脇のコンクリート擁壁
部、縁石ブロックの上面ないし側面、ガードレールの側
面のほか、道路脇アスカーブの上面ないし側面、トンネ
ル内壁面等において、50cmないし2mの間隔で複数個取
り付ける。夜間や雨天・濃霧時においては、道路を通行
する車輌・自転車等のヘッドライト光が、取り付けた反
射式視線誘導補助標に反射し、運転者等からは反射した
ヘッドライト光があたかも一筋の光の線のように連続し
て見えるので、道路の境界を明瞭に認識させながら運転
者等の視線を誘導することができるのである。なお、再
帰性反射面2aと2bの角度が大きい図1の例の反射式視線
誘導補助標は主にカーブ部分における設置に適してお
り、再帰性反射面2aと2bの角度が小さい図2のものは主
に直線部分における設置に適している。
【0017】また、本発明に係る反射式視線誘導補助標
では、反射したヘッドライト光があたかも一筋の光の線
のように連続して見えることから、例えば自転車や歩行
者、その他の障害物等が途中に存在する場合には、反射
した光の線が途中で遮断され、自転車等の影が浮かび上
がるので、車輌前方における視認性が確保される。
【0018】さらに、本発明に係る反射式視線誘導補助
標は、コンクリート等擁壁部においては、例えば「カー
ブ注意!」等の文字を点で描くように設置することがで
きる。したがって、夜間や雨天・濃霧時においては、こ
うした文字が車輌・自転車等のヘッドライト光を反射し
て浮かび上がり、運転者等の注意をより具体的に喚起す
ることができる。
【0019】本発明に係る反射式視線誘導補助標を縁石
ブロックの側面部分やコンクリート等擁壁部の側面部分
に設置する場合には、図6(a)(b)に示されるように、縁
石ブロック等の側面部に上方が開放した窪みを形成して
おき、この窪み内に設置することとするのが望ましい。
縁石ブロック等の側面部には通行車輌の車輪や清掃作業
車のブラシ、除雪作業車の雪かきブレード等が接触する
ことが多いため、ブラシ等が激突した衝撃により反射式
視線誘導補助標が破損することを防止する必要があるか
らである。ただ、前記窪みの奥行きは、本体1の頭頂部
11が全て隠れるほど深くなくても、本体1の頭頂部11が
横から覗いて見える程度あれば十分である。多少の接触
衝撃は、本体1が左右方向に撓むことによって吸収され
るからである。また、窪みの上部を開放しただけでな
く、窪みの下部を下方向に傾斜させておけば、排気ガス
等の汚れが付着した再帰性反射面2a,2bが雨水で洗浄さ
れる利点が得られる一方、雨水が効率よく排水され、窪
み内に溜まってしまうことがない。
【0020】さらに、本発明に係る反射式視線誘導補助
標は、電柱の側面部分や工事現場の仮設フェンス、ロー
ドコーンの表面のほか、一般家庭の塀や車庫等にも設置
して使用されうる。
【0021】本発明に係る反射式視線誘導補助標を道路
脇のガードロープやロックネット等に設置するには、図
7に示されるような取付具を使用するとよい。この例に
示される取付具は、プラスチック製や金属製の長尺プレ
ート21の両端部に貫通孔を穿設したもので、プレート21
上に本発明に係る反射式視線誘導補助標を粘着テープ3
等を用いて固着し、針金23でガードロープ等に固定す
る。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る反射式視線誘導補助標は、
ポリ塩化ビニル、ゴム、発泡ウレタン等の軟質材料に再
帰性反射面を形成するだけで完成するので、従来の反射
式道路境界標識に比して安価に製造できるほか、設置現
場における状況等に応じて、適宜カッターナイフ等によ
り切断して長さの調節を図ることができる。また、全体
が軽量であるため、接着剤やアンカー等を用いてコンク
リート擁壁面等に簡単に固定できるほか、取付具を用い
ればガードロープやロックネット等にも設置できるの
で、設置個所を選ばない。
【0023】本発明に係る反射式視線誘導補助標では、
再帰性反射面が反射した車輌等のヘッドライト光が、運
転者等からはあたかも一筋の光の線のように連続して見
えるので、夜間や雨天・濃霧時においても道路の境界を
明瞭に認識させながら運転者等の視線を誘導することが
できる。また、車輌の前方に自転車等の障害物が存在す
る場合は、反射したヘッドライト光の線が途中で遮断さ
れ、その結果、自転車等の影が浮かび上がるため、車輌
前方における視認性が確保される。このような本発明に
係る反射式視線誘導補助標の効果によって、道路交通の
安全性が一層高められ、交通事故の防止に貢献すること
ができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反射式視線誘導補助標の一例を示
す正面図(a)及び同断面図(b)である。
【図2】本体1の下部を台座状に広幅に形成した例の正
面図(a)及び同断面図(b)である。
【図3】本体1を、断面略方形の軟質材料から形成した
例の正面図(a)及び同断面図(b)である。
【図4】本発明に係る反射式視線誘導補助標をガードレ
ールに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る反射式視線誘導補助標を擁壁や道
路脇縁石上に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る反射式視線誘導補助標の取付に適
した縁石ブロックの斜視図である。
【図7】図6における縁石ブロックのA-A'断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 再帰性反射面 12 台座

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略三角形をした角柱本体の側面を再
    帰性反射面としてなる反射式視線誘導補助標。
  2. 【請求項2】 断面略三角形の軟質材料からなる角柱本
    体の一側面に台座を備え、他の二側面を再帰性反射面と
    してなる反射式視線誘導補助標。
  3. 【請求項3】 断面略方形の軟質材料からなる本体の平
    面を再帰性反射面としてなる反射式視線誘導補助標。
JP9180122A 1997-07-04 1997-07-04 反射式視線誘導補助標 Pending JPH1121827A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9180122A JPH1121827A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 反射式視線誘導補助標

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9180122A JPH1121827A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 反射式視線誘導補助標

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Publication Number Publication Date
JPH1121827A true JPH1121827A (ja) 1999-01-26

Family

ID=16077812

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9180122A Pending JPH1121827A (ja) 1997-07-04 1997-07-04 反射式視線誘導補助標

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JP (1) JPH1121827A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281422A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Railway Technical Res Inst 構造物の振動特性の非接触計測システム
JP2010156795A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Ohbayashi Corp 立体看板
JP2013256762A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Jfe Metal Products & Engineering Inc 路上標識装置
KR20210026853A (ko) * 2019-09-02 2021-03-10 윤희남 원기둥형반사봉

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