JP3744067B2 - 道路標識柱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車道のセンターライン、車線変更線および分離帯に用いられる道路標識柱にかかわり、さらに詳しくは、車両からの光線を反射する反射標識帯を清掃する装置をもつ道路標識柱の改良に関している。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の道路標識柱として、路面に埋設されるものや、路面に置かれるものなどがあり、ポールは、金属製の中空パイプや、ゴムおよび合成樹脂の中空成形品などが用いられている。ポールの外周面には、車両の夜間照明ライトによって照射されたときに反射するように、夜光塗料をポール表面に直接に塗布したり、再帰性反射シートをポールの長手方向に沿って断続的に貼り付けて反射標識帯としている。
【0003】
ところで、このような道路標識柱にあっては、風雨や塵埃による汚れはいかんともし難く、この汚れを洗浄する手段としては、作業人力に頼って拭き取るか、もしくは洗浄専用機を使用するなどの手段がとられている。作業は交通規制などしておこなっている。しかしながら、交通量の多い箇所やトンネルの内部では洗浄しても早期に汚れが生じ、これらの場所は煩雑に交通規制をおこなうには無理があり、たとえおこなうにしても短時間の作業が要求され、経費がかなり嵩んでいる。
【0004】
このような問題を解決するために、たとえば特開平7−138920号公報や特開平6−299522号公報には、反射標識帯上に位置してポールのまわりに配置された複数の暖簾状払拭体を具備し、暖簾状払拭体が自然風、自動車などが通過ときに発生する風圧、散水者の散水水圧などによって揺動し、撓んで反射標識帯を擦り、反射標識帯の汚れを除去するようにした道路標識柱が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この道路標識柱は、強風が吹いたり、車両が間近を通過したりしたときに、暖簾状払拭体がよく揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯の汚れをしっかりと除去することができる。しかし、このような環境につねに得ることは不可能であり、季節や設置環境によっては暖簾状払拭体がポールおよび反射標識帯をきちんと清掃することができず、あいかわらず、交通規制をおこなって、汚れを人力に頼って拭き取ったり、洗浄専用機によって拭き取るという、コストおよび手間を要する定期メインテナンスを必須としている。
【0006】
本発明の目的は、このような払拭装置をもつ道路標識柱おいて、季節や設置環境にかかわりなしに、反射標識帯の汚れを確実に除去することができるようすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の道路標識柱は反射標識帯をもつポールと反射標識帯を外側から覆う払拭装置とからなり、払拭装置が反射標識帯上に位置してポール周面に沿って配置された多数の暖簾状払拭体を具備している道路標識柱において、該各暖簾状払拭体の側縁に前記ポールおよび反射標識帯を擦する髭状突起を形成せしめたことを特徴とする。
【0008】
髭状突起は、暖簾状払拭体の側面にスリットあるいは切り込みを入れることによって形成されても、暖簾状払拭体の側面のみにあるいは側面と裏面とに繊維チップを植えることによって形成されてもよく、さらに、暖簾状払拭体を布補強合成樹脂シートによって構成し、補強布における払拭体側面あるいは払拭体側面と払拭体背面に位置する部分を露出させあるいは引き出すことによって形成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の道路標識柱の実施例は、以下に、添付図面を参照して説明する。
【0010】
この道路標識柱は、図1および図2に示すように、ポール11、トップ12およびベース13を備えている。ポール11は、下端を開放された、熱可塑性エラストマーのパイプからなり、周面に反射標識帯14が設けられている。反射標識帯14は、たとえば、再帰反射テープをポール11に巻き付けることによって形成されている。図示していないが、ポール11の下端にはねじをもつ部材が一部を突出させてはめられ、かつ樹脂によって固定されている。トップ12は、フラットな頂部をもつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物からなるもので、頂部をポール上端から突出させてポール11の上端にある開口にかん合され、かつ固定されている。ベース13は、ほぼ円盤の形態をなす合成樹脂成形物からなっており、ねじ部材を下面から突出させてポール11の下端にはめられている。
【0011】
払拭装置20は、図3によく示されているように、ポール11の周面に巻き付くように配置された柔軟な合成樹脂シート、たとえば、布によって補強された塩化ビニル樹脂シートからなっている。このシートは、ポール11の円周長に関連する幅およびポール11の上端から最下部の反射標識帯14までの距離に関連する長さをもつもので、上部21を残してスリット22を等間隔角度ごとに設けることによって、多数の暖簾状払拭体23を形成されている。ポール11にたいする取り付けは、シート裏面における上部21に対応する領域に設けられた接着層によってなされている。接着層はたとえば両面接着テープを上部21に貼り付けることによって形成されている。さらに、この払拭装置20では、暖簾状払拭体23の各々には、図4に示すように、隣接する暖簾状払拭体23を向いた面、すなわち暖簾状払拭体23の両側面に無数の髭状突起25を設けられている。これらの髭状突起25は払拭装置20を構成しているシートにおける補強布23Aの一部を露出あるいは引き出すことによって形成されている。
【0012】
この道路標識柱は、ベース13の下端から突出するねじ部材を道路に埋設された脚部材にねじ込むことによって道路に設置され、車道のセンターライン、車線変更線、分離体などを構成させられる。払拭装置20の装着は、両面接着テープに貼り付けられている保護紙を剥がし、上部21をポール11の上部に巻き付けるとともに、両面接着テープをポール11の周面に貼り付けることによってなされる。
【0013】
自動車がこの道路標識柱のそばを通過すると、たとえば図5に示すように、暖簾状払拭体23の各々が揺動したり、撓んだりして、ポール11にある反射標識帯14が暖簾状払拭体23の間から露出して、自動車のヘッドライトからの光線を反射し、この道路標識柱の存在をドライバに視認させる。そして、暖簾状払拭体23の各々がこれらによって発生する風圧でもって揺動し、撓むと、暖簾状払拭体自体がポール11および反射標識帯14をくり返して擦るばかりか、各々の暖簾状払拭体23に植えられた髭状突起25もポール11および反射標識帯14を擦って、ポール11および反射標識帯14に付着する汚れの除去をおこなう。自然風が吹いたり、散水車が散水をおこなったときにも、同様に反射標識帯14が自動車のヘッドライトからの光線を反射し、この道路標識柱の存在をドライバに視認させると共に、髭状突起25がポール11および反射標識帯14を擦り、これらに付着する汚れの除去をおこなう。さらに、この道路標識柱では、風圧が小さいときに、たとえば微風しか吹いていないときであっても、各々の暖簾状払拭体23に植えられた髭状突起25が、これによって発生する微風圧でもって揺動し、撓んで、ポール11および反射標識帯14をくり返して擦り、ポール11および反射標識帯14に付着する汚れの除去をおこなう。このため、反射標識帯14がつねに汚れを除去され、一定の反射性能を維持し、交通事故を少なくすることができるばかりか、反射標識帯14にたいする清掃メインテナンスを必要とせず、おこなうにしても、従来の道路標識柱に比較して、はるかに長いインターバルでもっておこなえ、メインテナンスコストがいちじるしく低減し、メインテナンスのための交通規制もいちじるしく低減する。
【0014】
図示されていないが、この道路標識柱における各々の暖簾状払拭体23における外表面には、反射標識帯14に対応して、再帰性反射シートを積層することによって、あるいは蛍光塗料を塗布することによって形成された反射層を設けられていて、暖簾状払拭体23の各々が揺動し、撓んだときに、反射層が暖簾状払拭体23の間から露出するポール11にある反射標識帯14といっしょに自動車のヘッドライトからの光線を反射し、この道路標識柱の存在をドライバに視認させるばかりか、暖簾状払拭体23が動かなくても、暖簾状払拭体23の外表面上の反射層が自動車のヘッドライトからの光線を反射して、この道路標識柱の存在をドライバに視認させている。
【0015】
図6はこのような道路標識柱の他の構成を示している。
この道路標識柱において、ポール111は、下端を開放された、熱可塑性エラストマーのパイプからなり、周面に反射標識帯114が設けられている。この反射標識帯114は、たとえば、再帰反射テープをポール111に巻き付けることによって形成されている。図示していないが、ポール111の下端にはねじをもつ部材が一部を突出させてはめられ、かつ樹脂によって固定されている。トップ112は、フラットな頂部をもつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物からなるもので、頂部をポール上端から突出させてポール上端にある開口にかん合され、かつ固定されている。図示されていないが、ベースは、前述の実施例と同様に、ほぼ円盤の形態をもつ合成樹脂成形物からなっており、ポール111のねじ部材を下面から突出させてポール111の下端にはめられている。
【0016】
払拭装置120は、ポール111の周面に巻き付くように配置された柔軟な合成樹脂シート、たとえば、布によって補強された塩化ビニル樹脂シートからなっている。このシートもポール111の円周長に関連する幅およびポール111の上端から最下部の反射標識帯114までの距離に関連する長さをもつものからなっているが、暖簾状払拭体123は上部121を残してすき間122を一定角度間隔ごとに設けることによって。暖簾状払拭体123の巾とすき間122のそれとは等しい。ポール111にたいする取り付けはシート片面における上部121に対応する領域にある接着層によってなされている。接着層はたとえば両面接着テープを上部121に貼り付けることによって形成されている。さらに、この払拭装置120においても、暖簾状払拭体123の各々には、図1ないし図5に関連して説明した道路標識中の暖簾状払拭体23と同じに、隣接する暖簾状払拭体123を向いている側面に、シートを構成する補強布の一部を露出あるいは引き出すことによって形成された、無数の髭状突起125を具備している。
【0017】
道路にたいするこの道路標識柱の設置は、ベースの下端から突出するねじ部材を道路に埋設された脚部材にねじ込むことによってなされ、払拭装置120は両面接着テープの保護紙を剥がし、上部121をポール111の上部に巻き付けるとともに、両面接着テープをポール111の周面に貼り付けることによって、ポール111に固定されている。
【0018】
この道路標識柱は、車道のセンターライン、車線変更線、分離体などを構成させられ、自動車がこの道路標識柱のそばを通過すると、暖簾状払拭体123が揺動し、撓んで、これによって露出された反射標識帯114と暖簾状払拭体123の間にあるすき間122からつねに露出している反射標識帯114の半分近くとが自動車のヘッドライトなどからの光線を反射して、この道路標識柱の存在をドライバによく視認させる。そして、暖簾状払拭体123の各々が自動車の通過によって発生する風圧でもって揺動したり、撓んだりすると、各々の暖簾状払拭体123がポール111および反射標識帯114をくり返して擦るばかりか、各々の暖簾状払拭体123に植えた髭状突起125がポール111および反射標識帯114を擦り、ポール111および反射標識帯114に付着する汚れの除去をおこなう。自然風が吹いたとき、散水車が散水をおこなったときにも、暖簾状払拭体123がこれらによって発生する風圧でもって揺動し、撓んで、ポール111および反射標識帯114を擦り、同時に、暖簾状払拭体123の各々にある髭状突起125がポール111および反射標帯114を擦り、反射標識帯114に付着する汚れの除去をおこなう。そして、風圧が小さいとき、たとえば微風しか吹かないときでも、髭状突起125が発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポール111および反射標識帯114をくり返して擦り、反射標識帯114に付着する汚れの除去をおこなう。
【0019】
これらの道路標識柱において、払拭装置20,120を構成している各々の暖簾状払拭体23,123にある髭状突起25,125は、払拭装置20,120を構成している補強布における暖簾状払拭体23,123の側面に対応する部分にある布を露出あるいは引き出すことによって形成されているが、暖簾状払拭体に切り込みやスリットを設けることによって形成してもよい。
【0020】
図7はそのような暖簾状払拭体をもつ払拭装置を示している。この払拭装置においても、暖簾状払拭体223は、ポールの円周長に関連する幅およびポールの上端から最下部の反射標識帯までの距離に関連する長さをもつ、布223Aによって補強された合成樹脂シートに、上部を残してスリットあるいはすき間を等間隔に設けることによって形成されている。
【0021】
しかし、髭状突起225は、各々の払拭体223の隣接側面に、払拭体223の表面から裏面にわたる無数の溝あるいは切り込み226を間隔をおいて設けることによって形成されている。
【0022】
このような髭状突起225をもつ暖簾状払拭体223も、自動車が通過したときに、自然風が吹いたときに、また散水車が散水をおこなったときに、暖簾状払拭体223がこれらによって発生する風圧でもって揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯を擦るばかりか、暖簾状払拭体223の各々にある髭状突起225もポールおよび反射標識帯を擦って、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除去をおこなうばかりか、風圧が小さくても、たとえば微風しか吹かなくても、髭状突起225が発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯をくり返して擦り、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除去をおこなえる。
【0023】
図8はこのような暖簾状払拭体をもつ他の払拭装置を示している。この払拭装置においても、暖簾状払拭体223は、ポールの円周長に関連する幅およびポールの上端から最下部の反射標識帯までの距離に関連する長さをもつ布補強合成樹脂シートに、上部を残して、スリットあるいはすき間を等間隔に設けることによって形成されている。各々の払拭体223における隣接する払拭体223に対面する面には、図7に関連して説明した払拭装置と同様に、払拭体223の側面にスリットあるいは切り込み226を間隔をおいて設けることによって形成されている。さらに、各々の暖簾状払拭体223におけるポールを向いた裏面には髭状突起225Aが設けられている。この髭状突起225Aはたとえば合成樹脂繊維のチップを各々の暖簾状払拭体223に植え込むことによって形成されている。
【0024】
このような髭状突起225、225Aをもつ暖簾状払拭体223も、自動車が通過したときに、自然風が吹いたときに、さらに散水車が散水をおこなったときに、暖簾状払拭体223が発生する風圧でもって揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯を擦るばかりか、暖簾状払拭体223の各々に植えられている髭状突起225,225Aの双方がポールおよび反射標識帯を擦って、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除去をおこなうばかりか、微風しか吹かない風圧が小さなときでも、髭状突起225,225Aが発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポールおよび反射標識帯をくり返して擦り、ポールおよび反射標識帯に付着する汚れの除去をおこなえる。
【0025】
図9および図10は本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示している。
この道路標識柱においても、ポール311は、下端を開放された、熱可塑性エラストマーのパイプからなり、周面に反射標識帯314が設けられている。反射標識帯314は、たとえば、再帰反射テープをポール311に巻き付けることによって形成されている。図示されていないが、ポール311の下端にはねじをもつ部材が一部を突出させてはめられ、かつ樹脂によって固定されている。トップ312は、ドーム状の頂部をもつ、発泡ウレタン樹脂の一体成形物からなるもので、頂部をポール上端から突出させてポール上端にある開口にかん合されかつ固定されている。ベースは、図1ないし図6に関連して説明した道路標識柱と同じに、ほぼ円盤の形態をもつ合成樹脂成形物からなるもので、ねじ部材を下面から突出させてポール311の下端にはめられえいる。道路への設置は、ベースの下端から突出するねじ部材を道路に埋設された脚部材にねじ込むことによってなされている。
【0026】
この道路標識柱において、払拭装置320は三組ある。各々の払拭装置320は多数の紐の形態をなす暖簾状払拭体323を具備している。これらの暖簾状払拭体323は、各々の反射標識帯314の高さに関連する長さをもつもので、すき間322を形成してポール311の周面のまわりに配置されている。各々の暖簾状払拭体323の上端は、ポール311の頂部付近にはめられ、かつ接着されたリング321に結合されている。さらに、暖簾状払拭体323の各々には、図9によく示されているように、無数の髭状突起325が設けられている。これらの髭状突起325は、たとえば、合成繊維のチップを暖簾状払拭体323の周面に植え込むことによって、暖簾状払拭体323のすべてあるいは一部を織物によって構成し、繊維を毛羽立るなどすることによって形成されている。
【0027】
このような払拭装置を備えている道路標識柱も車道のセンターライン、車線変更線、分離体などを構成させられるが、反射標識帯314のほとんどが暖簾状払拭体323の間にあるすき間322からつねに露出しているため、自動車を運転するドライバがこの道路標識柱の存在を遠方から視認することができ、そばを通過すると、暖簾状払拭体323が揺動し、撓んで、反射標識帯314のほとんど全部が露出して、自動車のヘッドライトからの光線を反射し、この道路標識柱の存在をドライバにより確実に視認させる。同時に、暖簾状払拭体323の各々がこれらによって発生する風圧で揺動したり、撓むと、暖簾状払拭体自体がポール311および反射標識帯314をくり返して擦るとともに、暖簾状払拭体323の各々に植えられた髭状突起325が揺動し、撓んで、ポール311および反射標識帯314を擦り、ポール311および反射標識帯314に付着する汚れの除去をおこなう。また、自然風が吹いたときに、散水車が散水をおこなったときにも、暖簾状払拭体323はこれらによって発生する風圧で揺動し、撓んで、ポール311および反射標識帯314を擦り、同時に、暖簾状払拭体323の各々に植えられた髭状突起325もポール311および反射標識帯314を擦り、反射標識帯314に付着する汚れの除去をおこなう。これらばかりか、微風しか吹かない風圧の小さいときでも、髭状突起325が発生する小さな風圧で揺動し、撓んで、ポール311および反射標識帯314をくり返して擦り、ポール311および反射標識帯314に付着する汚れの除去をおこなう。
【0028】
なお、以上説明した実施例において、払拭装置20,120,320は、上部21,121あるいはリング321をポール11,111,311に接着するだけでポール11,111,311に固定されているが、さらにキャップによってトップおよび上部21,121あるいはリング321を押さえて、より強固に払拭装置をポールに固定するなどしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明の道路標識柱は、以上説明したように、自然風や車両通行時の風圧を利用して暖簾状払拭体を不規則に揺動させ、撓ませて、ポールおよび反射標識帯の表面に付着した塵や泥を自動的に、かつ効率よく払拭できるばかりか、微風時などにおいて暖簾状払拭体がほとんど動かないときでも、髭状突起が微風圧によって動いて、ポールおよび反射標識帯を擦り、これらに付着する汚れを落して、反射標識帯の働きをつねに最良の状態に維持させるため、人力や洗浄専用機による汚れの除去をほとんど必要とせず、必要としても、メインテナンスインターバルを従来のこの種のものに比較してはるかに長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の道路標識柱の一実施例を示す正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】払拭装置まわりの斜視図である。
【図4】払拭装置における暖簾状払拭体の一部を拡大した裏面図である。
【図5】払拭装置の作動状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の道路標識柱の他の実施例を示すもので、払拭装置まわりの斜視図である。
【図7】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示すもので、これに組み込まれている払拭装置における暖簾状払拭体の拡大正面図である。
【図8】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示すもので、これに組み込まれている払拭装置における暖簾状払拭体の拡大裏面図である。
【図9】本発明の道路標識柱のさらに他の実施例を示す正面図である。
【図10】図9の道路標識柱に組み込まれている払拭装置における暖簾状払拭体の拡大正面図である。
【符号の説明】
11,111,311 …ポール
14,114,314 …反射標識帯
20,120,320 …払拭装置
23,123,223,323 …暖簾状払拭体
25,125,225,225A,325…髭状突起

Claims (1)

  1. 反射標識帯をもつポールと反射標識帯を外側から覆う払拭装置とからなり、払拭装置が反射標識帯上に位置してポール周面に沿って配置された多数の暖簾状払拭体を具備している道路標識柱において、該各暖簾状払拭体の側縁に前記ポールおよび反射標識帯を擦する髭状突起を形成せしめたことを特徴とする道路標識柱。
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