JPH1046385A - 電気・電子回路部品 - Google Patents

電気・電子回路部品

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Publication number
JPH1046385A
JPH1046385A JP21909096A JP21909096A JPH1046385A JP H1046385 A JPH1046385 A JP H1046385A JP 21909096 A JP21909096 A JP 21909096A JP 21909096 A JP21909096 A JP 21909096A JP H1046385 A JPH1046385 A JP H1046385A
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JP
Japan
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acid
tin
zinc
group
plating
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Pending
Application number
JP21909096A
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English (en)
Inventor
Takao Takeuchi
孝夫 武内
Keigo Obata
惠吾 小幡
Yuji Kato
祐二 加藤
Kazuhiro Aoki
和博 青木
Hidemi Nawafune
秀美 縄舟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Kasei Kenkyusho KK
Ishihara Chemical Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Kasei Kenkyusho KK
Ishihara Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1046385A publication Critical patent/JPH1046385A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/24Reinforcing the conductive pattern
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別のめっき皮膜を有する電気・電子回路部
品を提供する。 【解決手段】 0.1%以上、15%以下の亜鉛含有率
を有し、かつ光沢又は半光沢を有する0.1〜100μ
mの厚さの錫−亜鉛合金めっき皮膜を予め被覆した電気
・電子回路部品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、はんだ接合技術
に関し、特に、錫−亜鉛系のはんだで電気・電子回路を
接合するに適した錫−亜鉛合金めっきを施した電気・電
子回路部品に関する。
【0002】
【従来の技術】電気・電子工業においては、はんだ接合
によって回路を形成する方法は不可欠の技術であり、従
来、素材の熱損傷を避けるためにごく低温で接合しなけ
ればならないなどの特殊な例を除き、ほとんどの場合に
接合材としては錫−鉛合金が、またはんだ付け皮膜とし
ても錫−鉛合金めっきが利用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
鉛の健康・環境への影響が懸念され、有害な鉛を含む錫
−鉛はんだ接合材を規制しようとする考えが急速に広ま
りつつあり、鉛レスの代替接合材を開発する必要に迫ら
れている。錫−鉛はんだ接合材の代替となりうるような
錫との合金における第2成分となる金属元素の条件は毒
性が低くかつ錫合金とした際に融点が低くなければなら
ず、候補になりうる可能性がある元素は、銀、ビスマ
ス、銅、インジウム、アンチモン、亜鉛などに限定され
ざるを得ず、いまのところ錫−鉛はんだ接合材に代替で
きるような鉛レスのはんだで工業的に採用し得る性能を
満足するものはなく、日米欧を中心として研究開発が行
われているところであるが、亜鉛は第2成分金属元素と
して、特にコストの観点から有力な候補金属の一つとし
て研究対象として挙げられる。しかしながら、錫−亜鉛
系はんだ接合材は、かつて古く行われていたようなはん
だごてによる高温かつ時間をかけたはんだ接合などには
利用可能な程度に操作性や性能を有した接合材である
が、多数の接合個所を有する高密度実装の回路部品を低
温かつ迅速に連続して接合しなければならない電気・電
子部品の接合材としては問題点も多い。すなわち、錫−
亜鉛合金は錫−鉛合金に比べて、融点が高く、また亜鉛
は空気によって酸化され易い。さらに、錫中に亜鉛が混
入するとざらつきを生じるところから、現状の錫−鉛系
のはんだを用いる際には、亜鉛の混入許容量は通常0.
001%以下でなければならないとされている程であ
る。このように問題点の多い亜鉛であるが、鉛の使用が
厳しく規制されるならば、利用可能な技術を開発し、そ
れらの問題点を解決していかなければならない。一方、
錫−鉛系はんだ接合材によってはんだ接合を行う場合、
接合を迅速かつ確実に行うために、部品をはんだ接合工
程に供する以前にはんだ接合されやすいめっき皮膜を施
しておくことが行われている。あらかじめ施されるめっ
き皮膜としては、以前には錫めっきが施されていたが、
現在ではほとんどの場合、錫−鉛合金が利用され、その
他に、錫、金、銀、パラジウムなどのめっき皮膜が利用
されている。はんだ接合材に含有される鉛が規制されれ
ば、同時に前処理としての錫−鉛合金めっき皮膜もまた
その使用を制限されざるを得ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】はんだ接合の前処理のめ
っき皮膜で鉛を含まないものとして、前述の金、銀、パ
ラジウム、錫などを利用する方法も考えられるが、錫単
独の皮膜はウィスカーの発生という観点から、また、
金、銀、パラジウムなどはコストの観点から、これらを
工業的に全面的に採用することはできない。これに対し
て発明者らは、亜鉛の含有量が0.1%〜15%であっ
て、かつ、光沢ないしは半光沢である錫−亜鉛合金めっ
き皮膜を前処理として施しておくことにより、はんだ接
合材として錫−亜鉛系の合金を使用した際にも優れたは
んだ接合性が得られることを見出し、錫−亜鉛系はんだ
接合材の電気・電子回路部品への適用を可能とし、はん
だ接合工程における鉛規制問題を解決するに至った。錫
−亜鉛合金めっきは、従来耐食性皮膜として、特に毒性
の高いカドミウムめっきの代替皮膜として研究され、2
0%〜35%の亜鉛含有率の皮膜が高耐食性を示すとし
て推奨されるとともに、そのような組成の場合にめっき
皮膜粒子が微細になり易いところから、該組成のめっき
皮膜を得る方法についてはシアン浴を中心として幾種類
かの浴が報告され、限られた範囲ではあるが工業的に利
用されている。しかしながら、発明者らの検討の結果、
そのように亜鉛含有率が高い場合にはめっき皮膜の融点
が高く、かつ、はんだ接合温度で空気中の酸素によって
酸化される亜鉛量が多いところから、はんだ接合の前処
理用皮膜としては適切でないことがわかった。鋭意研究
の結果、発明者らは、皮膜中の亜鉛含有率を15%以下
とし、かつ皮膜の結晶粒子を外観が半光沢ないしは光沢
を示す程度にまで微細化させたものを使用することによ
って、良好なはんだ接合性が得られることを見出した。
また、本発明が環境問題を解決する手段の一つであるこ
とに鑑み、該処理を施すためのめっき浴は非シアンの浴
を用いるべきである。
【0005】発明の概要 即ち、本発明は、錫−亜鉛系はんだ接合材で接合される
電気・電子回路部品表面を、非シアン系の錫−亜鉛合金
電気めっき浴から得られた光沢又は半光沢を有し、か
つ、0.1%以上で15%以下に限定された亜鉛含有率
を有する皮膜で予め被覆しておくことを特徴とする電気
・電子回路部品である。また、本発明は、錫−亜鉛合金
めっき皮膜を施した後に、さらにリン酸塩処理を施すこ
とを特徴とする上記の電気・電子回路部品である。さら
に、本発明は、錫−亜鉛合金めっき皮膜を施すに先立っ
て、さらに電気めっき又は無電解めっきによってニッケ
ル又はニッケル合金又は銅の下層めっき皮膜を施すこと
を特徴とする上記の電気・電子回路部品である。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、該電気・電子回路部品を製
造するための錫−亜鉛合金めっきについて説明を加え
る。錫−亜鉛合金は、はんだ付け性が良好と記載されて
いる文献があるが、これは例えば鉄やニッケルのような
材質と比較してのことであり、錫−鉛系合金等と比較し
た際にははんだ付け性は劣ると言わざるを得ない。した
がって、従来耐食性が良好であり、はんだ接合が可能で
あるという理由で推奨されてきた20%〜35%の亜鉛
含有量の皮膜では、低温・短時間での接合完了が要求さ
れる電気・電子回路の接合に適するレベルまでの良好な
はんだ付け性は発揮されず、共晶組成である8%を中心
とした0.1%〜15%の低融点領域に限定しなければ
ならない。すなわち、従来推奨されてきた20%〜35
%の亜鉛含有量の皮膜の融点は概ね240℃から320
℃に達する。これに対して0.1%〜15%の領域に限
定することによって、融点は概ね198℃から240℃
の範囲に入り、錫−鉛系で通常使用されてきた230℃
はその範囲に入る。また、良好なはんだ付け性を発揮さ
せるためにさらに重要なことは、該めっき皮膜を形成す
る結晶粒子が、外観状態が半光沢ないしは光沢を有する
程度まで十分に微細であることが要求されることであ
る。かようなる条件に限定された錫−亜鉛合金めっき皮
膜を0.1〜100μmの厚さに前処理として予め施す
ことによって初めて非鉄素材の電気・電子回路部品は、
錫−亜鉛系はんだ接合材によって迅速にはんだ接合が可
能となる。錫単独では発生し易いウィスカーの発生を抑
制するために0.1%以上の亜鉛を含有させる必要があ
る。
【0007】さらに、該錫−亜鉛合金めっき皮膜には、
リン酸塩処理を施すことができる。錫−亜鉛合金めっき
皮膜は、錫−鉛合金めっき皮膜に比べて特に亜鉛成分の
酸化により、フィンガープリントがつき易いなどめっき
皮膜表面の変質が生じ易い。これを抑制するためにはク
ロメート処理が優れた方法であるが、クロメート処理を
施した場合にははんだ接合性が著しく低下するために、
クロメート処理を採用することは好ましくない。これに
対して、錫−亜鉛合金皮膜上に施されたリン酸塩処理
は、はんだ接合性を著しく低下させることなくめっき皮
膜表面の変質を防止できることがわかり、フィンガープ
リントの抑制や部品の保存中の表面変質の抑制に効果が
ある。リン酸塩処理には、錫及び錫合金めっきに採用さ
れている公知の方法・条件を利用することができる。ご
く一般的には、例えば60〜90℃のリン酸3ナトリウ
ム5〜10%水溶液に浸漬して処理することができる。
また、リン酸のナトリウム塩に代えて、アミノトリメチ
レンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレ
ンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレン
トリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)など有機リン
酸又はそれらのアルカリ金属塩の0.05〜10%水溶
液、さらに好ましくは0.1〜5%水溶液を用いること
もできる。
【0008】電気・電子回路部品には、銅系素材又は4
2アロイなどの鉄系素材が用いられることが多いが、鉄
系素材よりも銅の方がはんだの濡れ性が良好であるの
で、鉄系素材が用いられているような場合には、下層に
銅めっきを施しておくことが望ましい。また、銅及び銅
合金が使用される場合には、錫及び亜鉛が銅系素材中に
拡散し易い金属であり、拡散によってボイドなどの欠陥
を生じることがあり、該錫−亜鉛合金めっき皮膜を施し
た直後では良好なはんだ接合性を示しても、経時後には
拡散によってはんだ接合性が劣化することもある。これ
を防止するためには、錫−鉛合金系めっき皮膜において
採用されていたようにニッケル又はニッケル合金めっき
を下地めっきとして施しておくことがはんだ接合性劣化
の抑制に効果がある。該ニッケル又はニッケル合金下地
めっきには、電気めっき及び無電解めっきの何れもが効
果があり、これらのめっき皮膜を得るためには、公知の
めっき浴・めっき条件を採用することができる。めっき
厚さについては特に限定されないが、素地とめっき皮膜
の間でお互いの元素が相互に拡散することを防止又は抑
制する効果から0.1〜10μmの皮膜厚さが望まし
い。
【0009】上述の該錫−亜鉛合金めっき皮膜を得るた
めには公知の浴が利用できる。技術的及び経済的な観点
からはシアン浴を用いるほうが容易ではあるが、環境問
題を解決するための技術であることに鑑み、非シアンの
酸性浴や錯塩浴あるいはジンケート−スタネート浴など
を用いることが望ましい。したがって、めっき浴を構成
する金属イオンの供給源としては、非シアンの錫化合物
及び非シアンの亜鉛化合物を用いるが、それら錫及び亜
鉛の化合物としては、 (1)酸化物又は酸素酸塩 (2)硫酸塩 (3)ハロゲン化物 (4)ホウフッ化物 (5)ケイフッ化物 (6)スルファミン酸塩 (7)リン酸又は縮合リン酸の塩 (8)酢酸塩 (9)アルキル基の炭素数が0〜3の脂肪族ジカルボン
酸の塩 (10)アルキル基の炭素数が1〜2の脂肪族ヒドロキ
シモノカルボン酸の塩 (11)アルキル基の炭素数が1〜3の脂肪族ヒドロキ
シポリカルボン酸の塩 (12)単糖類の一部が酸化されたポリヒドロキシカル
ボン酸の塩、 (13)アルキル基の炭素数が1〜4の脂肪族モノ−も
しくはジ−アミノ、モノ−もしくはジ−カルボン酸の
塩、 (14)アルキル基の炭素数が2〜3の脂肪族モノメル
カプトモノカルボン酸及び脂肪族モノメルカプトジカル
ボン酸及び脂肪族モノメルカプトモノアミノモノカルボ
ン酸の塩、 (15)下記のアミンカルボン酸のキレート物、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、イミノジ酢酸(I
DA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸(DTPA)、トリエチレンテトラミ
ンヘキサ酢酸(TTHA)、エチレンジオキシビス(エ
チルアミン)−N,N,N’,N’−テトラ酢酸、グリ
コールエチレンジアミンテトラ酢酸(GEDTA)、N
−ヒドロキシエチルエチレンジアミンテトラ酢酸(HE
EDTA) (16)アルカンの炭素数が1〜3のヒドロキシアルカ
ンビスホスホン酸の塩、 (17)下記の一般式(i) 及び(ii)で表される脂肪族ス
ルホン酸の塩、(i) 一般式 (X1n −R−SO3 H [ここで、RはC1 〜C5 のアルキル基を表し、X1
水素、水酸基、アルキル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、カルボキシル基又はスルホン酸基を表し、そし
てアルキル基の任意の位置にあってよく、nは0〜3の
整数である。] (ii)一般式
【化1】 [ここで、RはC1 〜C5 のアルキル基又はC1 〜C3
のアルキレン基を表し、アルキレン基の任意の位置に水
酸基があってよく、Xは塩素及びフッ素のハロゲンを表
し、アルキル基及びアルキレン基の水素と置換された塩
素又はフッ素の置換数は1からアルキル基又はアルキレ
ン基に配位したすべての水素が飽和置換されたものまで
を表し、置換されたハロゲン種は1種又は2種類であ
り、塩素又はフッ素の置換基は任意の位置にあってよ
い。Yは水素又はスルホン酸基を表し、Yで表されるス
ルホン酸基の置換数は0から2の範囲にある。] (18)下記の一般式(iii) で表される芳香族スルホン
酸の塩、(iii) 一般式
【化2】 [ここで、X2 は水酸基、アルキル基、アリール基、ア
ルキルアリール基、アルデヒド基、カルボキシル基、ニ
トロ基、メルカプト基、スルホン酸基又はアミノ基を表
し、或いは2個のX2 はベンゼン環と一緒になってナフ
タリン環を形成でき、mは0〜3の整数である。]から
選ばれた1種又は2種以上を単独又は適宜混合して使用
できる。
【0010】上記の(1)〜(18)の中で単独で列挙
せず一般式で示した化合物の中で好適なものを例示すれ
ば、(7)リン酸又は縮合リン酸の塩としては、リン
酸、トリポリリン酸及びピロリン酸の塩が、(9)脂肪
族ジカルボン酸の塩としては、蓚酸、マロン酸、コハク
酸の塩が、(10)脂肪族ヒドロキシモノカルボン酸の
塩としては、グリコール酸の塩が、(11)脂肪族ヒド
ロキシポリカルボン酸の塩としては、酒石酸、クエン酸
の塩が、(12)単糖類およびその一部が酸化されたポ
リヒドロキシカルボン酸ならびにそれらの環状エステル
化合物の塩またはキレート物としては、アスコルビン
酸、グルコン酸、δ−グルコノラクトンの塩またはキレ
ート物が、(13)脂肪族アミノカルボン酸の塩として
は、グリシンの塩が、(14)脂肪族メルカプトカルボ
ン酸の塩としては、メルカプトコハク酸の塩が、(1
5)アミンカルボン酸のキレート物としては、エチレン
ジアミンテトラ酢酸、イミノジ酢酸、ニトリロトリ酢酸
のキレート物が、(16)ヒドロキシアルカンビスホス
ホン酸の塩としては、1−ヒドロキシエタン−1,1−
ビスホスホン酸の塩が(17)−(i) 〜(18)−(i
i)、(iii) の有機スルホン酸の塩の例としては、メタン
スルホン酸、メタンジスルホン酸、メタントリスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン
酸、プロパンスルホン酸、2−プロパンスルホン酸、ブ
タンスルホン酸、2−ブタンスルホン酸、ペンタンスル
ホン酸、2−ヒドロキシエタン−1−スルホン酸、2−
ヒドロキシプロパン−1−スルホン酸、2−ヒドロキシ
ブタンスルホン酸、2−ヒドロキシペンタンスルホン
酸、1カルボキシエタンスルホン酸、1,3−プロパン
ジスルホン酸、アリールスルホン酸、2−スルホ酢酸、
2−又は3−プロピオスルホン酸、スルホこはく酸、ス
ルホマレイン酸、スルホフマル酸、ベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、ニトロ
ベンゼンスルホン酸、スルホ安息香酸、スルホサリチル
酸、ベンズアルデヒドスルホン酸、フェノールスルホン
酸、フェノール−2,4−ジスルホン酸の塩が、挙げら
れる。
【0011】めっき浴中の金属の濃度は、用いる浴の種
類やめっき対象物によって増減することが望ましいが、
概ね1〜50g/lが適当であり、好ましくは5〜30
g/l程度とする。
【0012】また、該めっき処理には、外観が光沢又は
半光沢状の錫−亜鉛合金めっき皮膜を用いるが、非シア
ン浴からこのような皮膜を得るためには界面活性剤を添
加することが望ましい。該界面活性剤としては、既存の
界面活性剤を利用することができる。すなわち、効果の
ある界面活性剤の例としては、(1)一般式:
【化3】 [ここで、Rはアルキル基(C1 〜C25)を表わし、M
は水素又はアルカリ金属を表わす。]で表わされるナフ
タレンスルホン酸系界面活性剤、例えば、アルキル(メ
チル、エチル、プロピル、ブチル・・・)ナフタレンス
ルホン酸のナトリウム塩等、(2)一般式: HO−(A)m −(B)n −H [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されず、m及びnは0〜40の整数を表わす。
ただし、m及びnの和は1から40の範囲内にある。]
で表わされるポリオキシアルキレン系界面活性剤、例え
ば、エチレングリコール、ジ−(トリ−、テトラ−、オ
クタ・・・)エチレングリコールのようなポリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジ−(トリ−、テ
トラ−、オクタ・・・)プロピレングリコールのような
ポリプロピレングリコール、エチレンオキサイドとプロ
ピレンオキサイドとの縮合物等、(3)一般式: R−D−(A)m −(B)n −H [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されず、m及びnは、0〜40の整数を表わ
す。ただし、m及びnの和は1から40の範囲内にあ
る。Rは炭素数1〜22のアルキル基又は炭素数1〜2
5の脂肪酸でエステル化したソルビタンを表わす。D
は、−O−又は−COO−を表わす。]で表わされるポ
リオキシアルキレンアルキルエーテル(又はエステル)
系界面活性剤、例えば、上記の(B)のポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のアルキル(例
えば、オレイル、セチル、ステアリル、ラウリル・・
・)エーテル若しくは脂肪酸エステル、ソルビタンエス
テル等、(4)一般式: R−O−(A)m −(B)n −H [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されず、m及びnは、0〜40の整数を表わ
す。ただし、m及びnの和は1から40の範囲内にあ
る。Rはフェニル基又はアルキル基(C1 〜C25)で置
換したフェニル基を表わす。]で表わされるポリオキシ
アルキレンフェニル(又はアルキルフェニル)エーテル
系界面活性剤、例えば、上記の(B)のポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール等のフェニルエー
テル又はアルキル置換フェニルエーテル等、(5)一般
式:
【化4】 [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されず、m及びnは0〜40の整数を表わす。
ただし、m及びnの和は1から40の範囲内にある。R
は水素又はアルキル基(C1 〜C25)を表わす。]で表
わされるポリオキシアルキレンナフチル(又はアルキル
ナフチル)エーテル系界面活性剤、例えば、ナフトール
又はアルキルナフトールのエチレンオキサイド及び(又
は)プロピレンオキサイド付加物等、(6)一般式:
【化5】 [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されず、m及びnは0〜40の整数を表わす。
ただし、m及びnの和は1から40の範囲内にある。R
a 、Rb 、Rc は、それぞれ独立に水素、フェニル基、
アルキル基(C1 〜C4 )又は−CH(CH3 )−φを
表わす。ただし、少なくとも1つはフェニル基若しくは
−CH(CH3 )−φであるものとする。]で表わされ
るポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテル系
界面活性剤、例えば、スチレン化フェノール又はα−メ
チルスチレン化フェノールのエチレンオキサイド及び
(又は)プロピレンオキサイド付加物等、(7)一般
式:
【化6】 [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されない。Rc1、Rc2は、それぞれ独立に水
素、フェニル基又はアルキル基(C1 〜C4 )を表わ
し、Rd 、Re は、それぞれ独立に水素又は−CH3
表わし、m1 、m2 、n1 、n2 はそれぞれ独立に0〜
40の整数を表わす。ただし、m1 及びn1 、さらにm
2 及びn2 の和は1から40の範囲内にある。]で表わ
されるポリオキシアルキレンスチレン化フェニルエーテ
ルのフェニル基にさらにポリオキシアルキレン鎖を付加
した界面活性剤、例えば、ビスフェノールAのビス(エ
チレンオキサイド及び(又は)プロピレンオキサイド付
加物)等、(8)一般式:
【化7】 [ここで、Ra 及びRb は水素若しくはアルキル基(C
1 〜C25)を表わし、同一又は異なってもよい。A及び
Bは−CH2 −CH2 −O−又は−CH2 −C(CH
3 )H−O−を表わし、それらの存在位置は限定されな
い。m1 、m2 、n1 、n2 はそれぞれ独立に0〜40
の整数を表わす。ただし、m1 及びn1 、さらにm2
びn2 の和は1から40の範囲内にある。Mは水素又は
アルカリ金属を示す。]で表わされるリン酸エステル系
界面活性剤、例えば、アルキルリン酸のナトリウム塩
等、ポリオキシエチレン化及び(又は)ポリオキシプロ
ピレン化リン酸のナトリウム塩等、(9)一般式:
【化8】 [ここで、Rはアルキル基(C1 〜C30)、アルケニル
(C1 〜C30)又はアシル基(C1 〜C30)を表わし、
A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−CH2−C
(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位置は限定
されない。m1 、m2 、n1 、n2 はそれぞれ独立に0
〜6の整数を表わす。ただし、m1 及びn1、さらにm2
及びn2 の和は1から6の範囲内にある。CH2 −C
H(CH3 )−Oの付加モル数がCH2 −CH2 −Oの
付加モル数より多いことはない。]で表わされるポリオ
キシアルキレンアルキル(又はアルケニル)アミン(又
はアミド)系界面活性剤、例えば、アルキル(又はアル
ケニル)アミン(又はアミド)のエチレンオキサイド及
び(又は)プロピレンオキサイド付加物等、(10)一
般式:
【化9】 [ここで、A及びBは−CH2 −CH2 −O−又は−C
2 −C(CH3 )H−O−を表わし、それらの存在位
置は限定されない。m1 、m2 、m3 、m4 、n1 、n
2 、n3 、n4 は整数で、m1 +m2 +m3 +m4 =5
〜70、n1 +n2 +n3 +n4 =5〜70である。m
1 、m2 、n1 、n2 はそれぞれ独立に0〜6の整数を
表わす。ただし、m1 及びn1 、さらにm2 及びn2
和は1から6の範囲内にある。xは2又は3の整数を表
わす。Rはアルキル基(C1 〜C30)又はアルケニル基
(C1 〜C30)を表わす。]で表わされるアルキレンジ
アミンのアルキレンオキシド付加物系界面活性剤、例え
ば、エチレンジアミンのエチレンオキサイド及び(又
は)プロピレンオキサイドN付加物等、(11)一般
式:
【化10】 [ここで、Ra はアルキル基(C1 〜C20)を表わし、
b は(CH2m OH又は(CH2 )OCH2 COO
- を表わしRc は、アルキル基(C1 〜C4 )、(CH
2n COO- 、(CH2n SO3 -又はCH(OH)
CH2 SO3 -を表わし、m及びnは1〜4の整数を表わ
す。Mはアルカリ金属を表わし、Xはハロゲン、水酸基
又はアルカンスルホン酸基(C1 〜C5 )を表わす。R
c がアルキル基の場合にはMは存在せず、Rc がアルキ
ル基以外の場合にはMは存在してもしなくてもよく、M
が存在しないときにはXも存在しない。]で表わされる
アルキルイミダゾリニウムベタイン系界面活性剤、例え
ば、2−ラウリル(オレイル、セチル、ステアリル、べ
へニル・・・)−N−メチル−N−ヒドロキシエチルイ
ミダゾリニウムベタイン等、(12)一般式:
【化11】 [ここで、Ra は水素又はメチル基を表わし、又は結合
がなくてもよい。Rb は水素又はメチル基若しくはエチ
ル基を表わし、該アルキル基の水素の一つがエーテル結
合を介してアシルオキシ基と結合していてもよい。Rc
はアルキル基(C5 〜C20)を表わす。カルボキシル基
は水素又はアルカリ金属とイオン結合していてもよい。
mは1〜4の整数を、nは0〜4の整数を表わす。]で
表わされるアルキル(又はアミド)ベタイン系界面活性
剤、例えば、ジメチルラウリル(オレイル、セチル、ス
テアリル、べへニル・・・)ベタイン等、(13)一般
式:
【化12】 [ここで、Xはハロゲン、水酸基又はアルカンスルホン
酸基(C1 〜C5 )を表わし、Ra はアルキル基(C1
〜C20)を表わし、Rb 及びRc はアルキル基(C1
4 )又はアルコキシル基(C1 〜C10)を表わし、R
d はアルキル基(C1 〜C10)、ベンジル基又は脂肪酸
(CH2n COOHを表わし、ここで、nは1〜18
の整数を表わす。Re はアルキル基(C8 〜C20)を表
わし、Rfは水素又はアルキル基(C1 〜C4 )を表わ
す。]で表わされるアンモニウム又はピリジニウム4級
塩系界面活性剤、例えば、ラウリル(オレイル、セチ
ル、ステアリル、べへニル・・・)トリ(ジ)メチルア
ンモニウムクロライド等から1種又は2種以上が選ば
れ、めっき浴に添加される。
【0013】さらにそれらの中で市販品として容易に入
手できるものを具体的に挙げれば、前記式(1)で表さ
れるものとして、ペレックスNB−L、デモールN(花
王(株)社製)等が、前記式(2)で表されるものとし
て、エパン720、エパン740、エパン750、エパ
ン450(第一工業製薬(株)社製)、プルロニックL
64、プルロニックL101、プルロニックP103、
プルロニックPP150(旭電化工業(株)社製)、ニ
ッコールBO−20(日光ケミカルズ(株)社製)、エ
マルゲンL−40(花王(株)社製)、50HB−20
00/5000(三洋化成(株)社製)等が、前記式
(3)で表されるものとして、ブラウノンEL−130
3、ブラウノンEL−1509、ブラウノンCH−31
0(青木油脂工業(株)社製)、ニューコール1110
(日本乳化剤(株)社製)、ニッコールBL、ニッコー
ルMYL−10(日光ケミカルズ(株)社製)、ノイゲ
ンET−170(第一工業製薬(株)社製)等が、前記
式(4)で表されるものとして、ノイゲンEA−15
0、ノイゲンEA−130T(第一工業製薬(株)社
製)、ブラウノンNK−808、N−512、DP−9
(青木油脂工業(株)社製)、ニューコール704、ニ
ューコール707、ニューコール710、ニューコール
714、ニューコール723、ブラウノンLPE−10
07(青木油脂工業(株)社製)、アデカトールNP−
15、アデカトールNP−720(旭電化工業(株)社
製)、等が、前記式(5)で表されるものとして、ブラ
ウノンBN−18(青木油脂工業(株)社製)、アデカ
トールPC−10(旭電化工業(株)社製)、ノイゲン
EN−10(第一工業製薬(株)社製)等が、前記式
(6)で表されるものとして、ニューコール2607
(日本乳化剤(株)社製)、ブラウノンDSP−9(青
木油脂工業(株)社製)、等が、前記式(7)で表され
るものとして、リポノックスNC−100(ライオン)
等が、前記式(8)で表されるものとして、アデカコー
ルPS−440E、アデカコールCS−141E、アデ
カコールTS−230E(旭電化工業(株)社製)等
が、前記式(9)で表されるものとして、ナイミーンL
207、ナイミーンT2−210、ナイミーンS−21
5(日本油脂(株)社製)、ニューコール420(日本
乳化剤(株)社製)、ブラウノンO−205(青木油脂
工業(株)社製)、等が、前記式(10)で表されるも
のとして、テトロニックTR−701、テトロニックT
R−702(旭電化工業(株)社製)、等が、前記式
(11)で表されるものとして、ソフタゾリンCH、ソ
フタゾリンNS(川研ファインケミカル(株)社製)、
ニッサンアノンGLM−R(日本油脂(株)社製)、レ
ボン101−H(三洋化成工業(株)社製)、ニッコー
ルAM−103EX(日本乳化剤(株)社製)等が、前
記式(12)で表されるものとして、アセタミン24
(花王(株)社製)等が、前記式(13)で表されるも
のとして、ニッコールCA2150、ニッコールCA1
01(日光ケミカルズ(株)社製)、テクスノールR−
5(日本乳化剤(株)社製)等が、挙げられる。これら
界面活性剤のめっき浴における濃度は、0.05〜10
0g/lで、好適には0.1〜50g/lが使用され
る。
【0014】さらに、半光沢性ないしは光沢性のあるめ
っき皮膜を得るために、析出物の結晶を微細化するため
に、結晶微細化剤を使用することができる。結晶微細化
剤には公知の物質が利用できるが、効果のあるものの例
としては、下記(1)〜(18)を挙げることができ
る。これらは単独又は適宜混合添加して使用できる。使
用量は、下記(1)の天然高分子を用いる場合は0.5
〜50g/lが適当であり、好ましくは1〜20g/l
である。下記(2)〜(18)の群の結晶微細化剤に対
しては、0.005〜30g/lが適当であり、好まし
くは0.02〜20g/l添加される。
【0015】(1)ゼラチン、ペプトン。 (2)一般式:
【化13】 [ここで、Rb は水素、アルキル基(C1 〜C4 )又は
フェニル基を表わし、Ra は水素又はアルキル基(C1
〜C4 )を表わし、Rc は水素又は水酸基を表わし、A
は単結合、アルキレン基(C1 〜C4 )、ベンジリデン
基又はフェニレン基を表わす。]で表されるスルファニ
ル酸誘導体及びその塩。 (3)一般式:
【化14】 [ここで、Xは水素又はアルキル基(C1 〜C4 )を表
わし、Rは、水素又は−CH3 を表わし、nは、2〜1
5の整数を表わす。]で表されるキノリン類。 (4)一般式:
【化15】 [ここで、Xは水素、ハロゲン、アルキル基(C1 〜C
4 )、アセチル基、アミノ基、水酸基又はカルボキシル
基を表わし、Rb は水素、ヒドロキシル基を表わし、n
は0〜12の整数を表わす。]で表されるベンゾトリア
ゾール及びその誘導体。 (5)一般式:
【化16】 [ここで、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、それぞれ
同一又は異なってもよく、−H:−SH:−OH:−O
R(Rは所望により−COOHで置換されていてもよい
1 〜C6 のアルキル基)、ハロゲン、−COOH,−
COCOOH,アリール、−SR(Rは所望により−C
OOHにて置換されていてもよいC1 〜C6 アルキ
ル)、
【化17】 −NH2 ,−NRR’(R及びR’はC1 〜C6 アルキ
ル又は一緒になって環を形成してもよい)、−NHCO
R(RはC1 〜C6 アルキル)、−NHCOアリール、
−NHNH2 、−NO2 、−CONHアリール、−CS
NHアリール、−CN、−CHO:−SO3 H:−SO
2 NH2 又は−SO2 NRR’(R及びR’はC1 〜C
6 アルキル又は一緒になって環を形成してもよい)を意
味する。]で表されるベンゾチアゾール類。 (6)一般式:
【化18】 [ここで、Ra1、Ra2は、それぞれ独立に水素、ヒドロ
キシル基を表わし、Rb1、Rb2は、それぞれ独立にアル
キル基(C1 〜C5 )を表わす。]で表されるイミン
類。 (7)一般式:
【化19】 [ここで、Ra は水素、ハロゲン、アルキル基(C1
4 )を表わし、Rb は水素、ヒドロキシル基を表わ
し、nは、0〜12の整数を表わす。]で表されるトリ
アジン類。 (8)一般式:
【化20】 [ここで、Ra 、Rb は、同一又は異なっていてもよく
水素、アルキル基(C1〜C18)、アルコキシ基(C1
〜C18)又はC3 〜C7 のシクロアルキル基を表わし、
Aは、低級アルキレン基を表わす。]で表されるトリア
ジン類。 (9)一般式:
【化21】 [ここで、Rは、アルキル基(C1 〜C4 )又はフェニ
ル基を表わす。]で表される芳香族オキシカルボン酸の
エステル類。 (10)一般式: Ra −CRb =CH−CO−X−Rc [ここで、Ra 及びRc はフェニル、ナフチル、ピリジ
ル、キノリル、チエニル、フリル及びピロニル、アミノ
基、水酸基、若しくは水素から選ばれた基であり、該基
はC1 〜C6 アルキル、C1 〜C6 アルキルオキシ、C
1 〜C6 アシル、C1 〜C6 アルキルチオ、OH、ハロ
ゲン、カルボキシル基、−NO2 及び−NRde (R
d 及びRe は、同一又は異なって各々水素又はC1 〜C
4 アルキル)から選ばれた同一又は異なる置換基を1〜
4個有してもよく、或いはRa とR c は結合して環状と
なってもよく、或いは、Rc はRa −CRb =CH−C
O−に等しくてもよい。Xは、単結合若しくは−CH2
−である。Rb は水素又はC1 〜C4 アルキルであ
る。]で表されるC=Oと共役の位置に二重結合を有す
る化合物。 (11)一般式: R−CHO [ここで、RはC1 〜C6 アルキル、フェニル、ナフチ
ル、アセナフチル、ピリジル、キノリル、チエニル、フ
リル、インドール及びピロニル、アルデヒド基若しくは
水素から選ばれた基であり、該基はC1 〜C6 アルキ
ル、C1 〜C6 アルキルオキシ、C1 〜C6 アシル、C
1 〜C6 アルキルチオ、OH、ハロゲン、NO2 及び−
NRde (Rd 及びRe は、同一又は異なって各々水
素又はC1 〜C4 アルキル)から選ばれた同一又は異な
る置換基を1〜4個有してもよい。]で表されるアルデ
ヒド類。 (12)一般式: Ra −CO−(CH2n −CO−Rb [ここで、Ra 及びRb は同一又は異なってそれぞれ水
素、C1 〜C6 アルキル及び−C24 −CO−CO−
25 であり、nは0〜2の整数である。]で表され
るジケトン類。 (13)一般式: Ra −NH−Rb [ここで、Ra はフェニル基であり、該基はC1 〜C3
アルキル、ハロゲン、アミノ基で置換されていてもよ
い。Rb は水素、C1 〜C3 アルキル、−NH−CS−
N=N−φ、−CH2 −φ−NH2 である。]で表され
るアニリン誘導体。 (14)一般式:
【化22】 [ここで、Ra 及びRb はそれぞれ水素、低級アルキル
基、水酸基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸基
を表わす。]で表されるニトロ化合物又はそのナトリウ
ム、カリウム又はアンモニウム塩。 (15)一般式: HOOC−CHR−SH [ここで、Rは、水素、C1 〜C2 アルキルであり、該
アルキル基はカルボキシル基で置換されていてもよ
い。]で表されるメルカプトカルボン酸類。 (16)下記から選ばれる複素環式化合物類:1,10
−フェナントロリン、2−ビニルピリジン、2−シンナ
ミルチオフェン、1,2,3−(又は1,2,4−又は
1,3,5−)トリアジン、2,4−ジアミノ−6−
(2’−ウンデシルイミダゾリル(1’)メチル−S−
トリアジン、1,2,3−ベンゾトリアジン、インドー
ル、イミダゾール、2−メルカプトベンゾイミダゾー
ル、2−メルカプトベンゾオキサゾール及びキノリン。 (17)アセトフェノン及びハロゲン化アセトフェノ
ン。 (18)アミン−アルデヒド縮合物。
【0016】これらのうち、特に好適な例を挙げると、
8−ヒドロキシキノリンに5モルの酸化プロピレンを付
加した生成物、N,N’−ジイソブチリデン−o−フェ
ニレンジアミン、ベンゾチアゾール、2−アミノ−4−
クロロベンゾチアゾール、2−アミノ−6−メトキシベ
ンゾチアゾール、2−ヒドロキシベンゾチアゾール、2
−クロロベンゾチアゾール、2−メチル−5−クロロベ
ンゾチアゾール、2,5−ジメチルベンゾチアゾール、
5−ヒドロキシ−2−メチルベンゾチアゾール、6−ク
ロロ−2−メチル−4−メトキシベンゾチアゾール、2
−(n−ブチル)メルカプト−6−アミノベンゾチアゾ
ール、2−ベンゾチアゾールチオ酢酸、2−ベンゾチア
ゾールオキシ酢酸、2−メチルベンゾチアゾール、2−
メルカプトベンゾチアゾール、6−エトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール、N−ブチリデンスルファニル
酸、N−シンナモイリデンスルファニル酸、N−(3−
ヒドロキシブチリデン)−p−スルファニル酸、アルド
ール、ベンズアルデヒド、m−クロロベンズアルデヒ
ド、p−ニトロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベン
ズアルデヒド、(o−,m−,p−)メトキシベンズア
ルデヒド、o−バニリン、ベラトルアルデヒド、(2,
4−、2,6−)ジクロロベンズアルデヒド、(o−,
p−)クロロベンズアルデヒド、1−ナフトアルデヒ
ド、2−ナフトアルデヒド、2(4)−クロル−1−ナ
フトアルデヒド、5−メトキシナフトアルデヒド、ピコ
リンアルデヒド、2(3)−チオフェンカルボキシアル
デヒド、2(3)−フルアルデヒド、3−インドールカ
ルボキシアルデヒド、サリチルアルデヒド、o−フタル
アルデヒド、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パ
ラアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、n−バレルアルデヒド、ア
クロレイン、クロトンアルデヒド、グリオキサール、ス
クシンアルデヒド、カプロンアルデヒド、イソバレルア
ルデヒド、アリルアルデヒド、グルタルアルデヒド、1
−ベンジリデン−7−ヘプテナール、2,4−ヘキサジ
エナール、シンナムアルデヒド、ベンジルクロトンアル
デヒド、アミン−アルデヒド縮合物、メシチルオキシ
ド、イソホロン、ジアセチル。ヘキサンジオン−3,
4、アセチルアセトン、3−クロロベンジリデンアセト
ン、sub,ピリジリデンアセトン、sub,フルフリ
ジンアセトン、sub,テニリデンアセトン、4−(1
−ナフチル)−3−ブテン−2−オン、4−(2−フリ
ル)−3−ブテン−2−オン、4−(2−チオフェニ
ル)−3−ブテン−2−オン、クルクミン、ベンジリデ
ンアセチルアセトン、ベンザルアセトン、アセトフェノ
ン、(2,4−、3,4−)ジクロロアセトフェノン、
ベンジリデンアセトフェノン、ベンジリデンメチルエチ
ルケトン、ベンジリデンアセトンアルコール、p−トル
イデンアセトン、p−ヒドロキシベンジリデンアセト
ン、ベンジリデンメチルイソブチルケトン、4−(1−
ナフチル)−3−ブテン−2−オン、2−シンナミルチ
オフェン、2−(ω−ベンゾイル)ビニルフラン、ビニ
ルフェニルケトン、ビフェニルプロペニルケトン、フェ
ニルイソブテニルケトン、フェニル−2−メチルプロペ
ニルケトン、p−フルオロ又はクロロフェニルプロペニ
ルケトン、p−ヒドロキシフェニルプロペニルケトン、
m−ニトロフェニルプロペニルケトン、p−メチルフェ
ニルプロペニルケトン、2,4,6−トリメチルフェニ
ルプロペニルケトン、p−メトキシフェニルプロペニル
ケトン、p−メトキシフェニルブテニルケトン、p−メ
チルフェニルプロペニルケトン、p−イソブチルフェニ
ルプロペニルケトン、α−ナフチル−1−メチルプロペ
ニルケトン、4−メトキシナフチルプロペニルケトン、
2−チエニルプロペニルケトン、2−フリルプロペニル
ケトン、1−メチルピロールプロペニルケトン、アクリ
ル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、クロト
ン酸、プロピレン−1,3−ジカルボン酸、桂皮酸、ア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、t−ブチル
アクリルアミド、N−メトキシジメチルアクリルアミ
ド、(o−,m−,p−)トルイジン、(o−,p−)
アミノアニリン、アニリン、(o−,p−)クロルアニ
リン、(2,5−、3,4−)クロルメチルアニリン、
N−モノメチルアニリン、4,4’−ジアミノジフェニ
ルメタン、N−フェニル−(α−,β−)ナフチルアミ
ン、ジチゾン、ベンゾトリアゾール、4−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール、4−カルボキシベンゾトリアゾー
ル、4−メチルベンゾトリアゾール、1,2,3−トリ
アジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリア
ジン、1,2,3−ベンズトリアジン、2,4−ジアミ
ノ−6−[2’−メチルイミダゾリル(1’)エチル]
−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−
[2’−エチルイミダゾリル(1’)エチル]−1,
3,5−トリアジン、β−N−ドデシルアミノプロピオ
グアナミン、β−N−ヘキシルアミノプロピオグアナミ
ン、ピペリジンプロピオグアナミン、シクロヘキシルア
ミノプロピオグアナミン、モルホリンプロピオグアナミ
ン、β−N−(2−エチルヘキシロキシプロピルアミ
ノ)プロピオグアナミン、β−N−(ラウリルオキシプ
ロピルアミノ)プロピオグアナミン、o−(m−,p
−)安息香酸メチル、サリチル酸フェニル、p−ニトロ
フェノール、ニトロベンゼンスルホン酸、2,4−ジニ
トロベンゼンスルホン酸、m−ニトロ安息香酸、チオグ
リコール酸、メルカプトコハク酸、イミダゾール、2−
ビニルピリジン、インドール、キノリンなどを挙げるこ
とができる。
【0017】さらに、該めっき浴には、浴を安定化させ
るために酸及び/或いはキレート剤及び/或いはアルカ
リを添加することができる。これらの安定化剤として
は、下記の(1)〜(19)を挙げることができる。 (1)硫酸 (2)塩酸 (3)ホウフッ酸 (4)ケイフッ酸 (5)スルファミン酸 (6)リン酸又は縮合リン酸 (7)酢酸又は酢酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム
塩 (8)アルキル基の炭素数が0〜3の脂肪族ジカルボン
酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモニウム塩 (9)アルキル基の炭素数が1〜2の脂肪族ヒドロキシ
モノカルボン酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモニ
ウム塩 (10)アルキル基の炭素数が1〜3の脂肪族ヒドロキ
シポリカルボン酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモ
ニウム塩 (11)単糖類の一部が酸化されたポリヒドロキシカル
ボン酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモニウム塩、 (12)アルキル基の炭素数が1〜4の脂肪族モノ−も
しくはジ−アミノ、モノ−もしくはジ−カルボン酸又は
それらのアルカリ金属又はアンモニウム塩、 (13)アルキル基の炭素数が2〜3の脂肪族モノメル
カプトモノカルボン酸及び脂肪族モノメルカプトジカル
ボン酸及び脂肪族モノメルカプトモノアミノモノカルボ
ン酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモニウム塩、 (14)下記のアミンカルボン酸又はそれらのアルカリ
金属又はアンモニウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸
(EDTA)、イミノジ酢酸(IDA)、ニトリロトリ
酢酸(NTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(D
TPA)、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸(TTH
A)、エチレンジオキシビス(エチルアミン)−N,
N,N’,N’−テトラ酢酸、グリコールエチレンジア
ミンテトラ酢酸(GEDTA)、N−ヒドロキシエチル
エチレンジアミンナテトラ酢酸(HEEDTA)又はそ
れらのアルカリ金属又はアンモニウム塩 (15)アルカンの炭素数が1〜3のヒドロキシアルカ
ンビスホスホン酸又はそれらのアルカリ金属又はアンモ
ニウム塩、 (16)下記の一般式(i) 及び(ii)で表される脂肪族ス
ルホン酸、(i) 一般式 (X1n −R−SO3 H [ここで、RはC1 〜C5 のアルキル基を表し、X1
水素、水酸基、アルキル基、アリール基、アルキルアリ
ール基、カルボキシル基又はスルホン酸基を表し、そし
てアルキル基の任意の位置にあってよく、nは0〜3の
整数である。] (ii)一般式
【化23】 [ここで、RはC1 〜C5 のアルキル基又はC1 〜C3
のアルキレン基を表し、アルキレン基の任意の位置に水
酸基があってよく、Xは塩素及びフッ素のハロゲンを表
し、アルキル基及びアルキレン基の水素と置換された塩
素又はフッ素の置換数は1からアルキル基又はアルキレ
ン基に配位したすべての水素が飽和置換されたものまで
を表し、置換されたハロゲン種は1種又は2種類であ
り、塩素又はフッ素の置換基は任意の位置にあってよ
い。Yは水素又はスルホン酸基を表し、Yで表されるス
ルホン酸基の置換数は0から2の範囲にある。] (17)下記の一般式(iii) で表される芳香族スルホン
酸、(iii) 一般式
【化24】 [ここで、X2 は水酸基、アルキル基、アリール基、ア
ルキルアリール基、アルデヒド基、カルボキシル基、ニ
トロ基、メルカプト基、スルホン酸基又はアミノ基を表
し、或いは2個のX2 はベンゼン環と一緒になってナフ
タリン環を形成でき、mは0〜3の整数である。] (18)アルカリ金属の水酸化物又は水酸化アンモニウ
ムから選ばれた1種又は2種以上を単独又は適宜混合し
て使用できる。 (19)一般式
【化25】 [ここで、R1 、R2 、及びR3 はそれぞれ独立に、水
素、メチル基、エチル基又は(CH2n −CH(R
4 )(OH)を表し、R1 、R2 及びR3 の内、少なく
とも一つは(CH2n −CH(R4 )(OH)であ
る。R4 は、水素又はメチル基を表し、nは1又は2の
整数を表す。]で表されるアミンアルコール。
【0018】前記の(1)〜(19)の中で単独に列挙
せず一般式で示した化合物の中で好適なものを例示すれ
ば、(6)リン酸又は縮合リン酸としては、リン酸及び
ピロリン酸及びトリポリリン酸が、(8)脂肪族ジカル
ボン酸としては、蓚酸、マロン酸、コハク酸が、(9)
脂肪族ヒドロキシモノカルボン酸としては、グリコール
酸が、(10)脂肪族ヒドロキシポリカルボン酸として
は、酒石酸、クエン酸が、(11)単糖類およびその一
部が酸化されたポリヒドロキシカルボン酸ならびにそれ
らの環状エステル化合物としては、アスコルビン酸、グ
ルコン酸、δ−グルコノラクトンが、(12)脂肪族ア
ミノカルボン酸としては、グリシンが、(13)脂肪族
メルカプトカルボン酸としては、メルカプトコハク酸
が、(14)アミンカルボン酸としては、エチレンジア
ミンテトラ酢酸、イミノジ酢酸、ニトリロトリ酢酸が、
(15)ヒドロキシアルカンビスホスホン酸としては、
1−ヒドロキシエタン−1,1−ビスホスホン酸が(1
6)−(i) 〜(17)−(iii) の有機スルホン酸として
は、メタンスルホン酸、メタンジスルホン酸、メタント
リスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタン
スルホン酸、プロパンスルホン酸、2−プロパンスルホ
ン酸、ブタンスルホン酸、2−ブタンスルホン酸、ペン
タンスルホン酸、2−ヒドロキシエタン−1−スルホン
酸、2−ヒドロキシプロパン−1−スルホン酸、2−ヒ
ドロキシブタンスルホン酸、2−ヒドロキシペンタンス
ルホン酸、1カルボキシエタンスルホン酸、1,3−プ
ロパンジスルホン酸、アリールスルホン酸、2−スルホ
酢酸、2−又は3−プロピオスルホン酸、スルホこはく
酸、スルホマレイン酸、スルホフマル酸、ベンゼンスル
ホン酸、トルエンスルホン酸、キシレスルホン酸、ニト
ロベンゼンスルホン酸、スルホ安息香酸、スルホサリチ
ル酸、ベンズアルデヒドスルホン酸、フェノールスルホ
ン酸、フェノール−2,4−ジスルホン酸、(19)の
アミンアルコールとしては、N−メチルエタノールアミ
ン、2−ジエチルアミノエタノール、3−ジエチルアミ
ノ−1−プロパノール、1−(ジメチルアミノ)−2−
プロパノール、3−(ジメチルアミノ)−2−プロパノ
ール、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミンなどが挙げられる。めっき浴中での
使用量は、用いる浴の種類やめっき対象物によって適宜
選択されるが、浴中金属成分の1モルに対して、0.5
〜20モル程度が適当であり、好ましくは2〜15モル
程度である。
【0019】なお、亜鉛含有率が0.1〜15%で、光
沢ないしは半光沢の錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した該
電気・電子回路部品は、上述の如く、錫−亜鉛系はんだ
によって接合される場合に、良好なはんだ接合性能を有
するものであるが、錫−亜鉛系以外のはんだ、即ち、錫
−鉛系、錫−銀系、錫−アンチモン系、錫−ビスマス
系、錫−インジウム系、錫−銅系などのはんだを用いた
場合にも、該皮膜よりも亜鉛含有率の高い皮膜や、光沢
性のない皮膜を用いた場合よりもはんだ接合性能は良好
であり、これら錫−亜鉛系以外のはんだに対しても適用
は可能である。
【0020】
【実施例】次に実施例によって、この発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではなく、前述した目的に沿って請求項に記載
した範囲内で、めっき皮膜組成、膜厚、めっき浴の構
成、下地めっき、リン酸塩処理などのめっき条件を適
宜、任意に変更し、該電気・電子回路部品を製作するこ
とができる。
【0021】バフ研磨した銅板を素地として用い、2.
5cm×2.5cmに切断後、定法に従って予備処理と
して、ベンジン脱脂、電解脱脂、水洗を施して試料とし
た。めっきを施す場合には、引き続き酸洗を施し、水洗
の後にめっきを施した。ニッケルめっきには通常の無光
沢浴を、無電解ニッケルめっきには、通常の次亜リン酸
を還元剤とするニッケル−リン合金めっきを施した。金
めっきはシアン浴から純金めっきを施した。錫−亜鉛め
っきの後にリン酸塩処理を施す場合には、錫めっきある
いは錫−鉛合金めっきに施される定法のリン酸塩処理を
施した。はんだ接合性試験には、メニスコグラフ法を用
い、錫−亜鉛(92%−8%)の合金をはんだ浴として
用い、浴温230℃、浸漬時間5秒で測定した。比較例
及び実施例に用いた錫−亜鉛合金めっき浴の組成は、そ
れぞれの例の中に記載した。はんだ接合試験の結果を、
(a)ゼロクロスタイム(b)浸漬開始より5秒後の濡
れ荷重(c)外観状態の3つを指標として評価し、
(d)総合評価をA〜Eに分類した。
【0022】比較例1 銅板試料を上述にしたがって、予備処理し、乾燥させた
直後にはんだ接合試験を実施した。 比較例2 予備処理、乾燥の後、一週間放置し、はんだ接合試験を
実施した。めっき皮膜を施さない場合には、十分なはん
だ接合性は得られず、一週間放置した試料はさらにはん
だ接合性は低下した。 比較例3 予備処理の後、10μmの下層ニッケルめっきを施し、
さらに0.1μmの上層金めっきを施した。該試料は、
比較例2に比べるとかなり良好なはんだ接合性を示し
た。ニッケルめっき→金めっきという従来からの皮膜の
組み合わせで、はんだ接合性はある程度改善されるけれ
ども、工業的利用に十分とは言えず、また、従来錫−鉛
めっきが利用されてきた接合部品のすべてに希有金属の
金を使用することは、コストばかりでなく希有資源の保
全の面からも好ましくない。
【0023】比較例4 下記の浴Aから厚さ約10μmで亜鉛含有率が35%の
半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴A 錫(硫酸錫として添加) 0.125mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.125mol/l グルコン酸Na 0.5 mol/l トリエタノールアミン 0.25 mol/l ポリエチレングリコール ノニルフェニルエーテル 10 g/l ベンズアルデヒド 0.1 g/l pH 5 浴温 20 ℃ 電流密度 1.5 A/dm2 標準的な錫−亜鉛合金めっきであり、カドミめっきの代
替として防蝕用皮膜として使用されている亜鉛含有率が
35%の半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を応用しても、
はんだ接合性は改善されなかった。
【0024】比較例5 下記の浴Bから厚さ約10μmで亜鉛含有率が12%の
無光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴B 錫(硫酸錫として添加) 0.40mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.10mol/l グルコン酸Na 1.0 mol/l トリエタノールアミン 0.50mol/l ポリエチレングリコール ノニルフェニルエーテル 10 g/l pH 4 浴温 40 ℃ 電流密度 1 A/dm2 亜鉛含有率の低い錫−亜鉛合金めっき皮膜は、比較例4
に較べると良好なはんだ接合性を示したが、工業的利用
に対しては不十分な性能と考えられる。
【0025】実施例1 下記の浴Cから厚さ約10μmで亜鉛含有率が8%の光
沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴C 錫(硫酸錫として添加) 0.20mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.05mol/l グルコン酸Na 0.5 mol/l トリエタノールアミン 0.25mol/l ポリエチレングリコール ノニルフェニルエーテル 2.5 g/l o−バニリン 0.05 g/l 37%ホルマリン 0.5 ml/l pH 5 浴温 20 ℃ 電流密度 2 A/dm2 亜鉛含有率が低く、かつ外観が光沢の錫−亜鉛合金めっ
き皮膜は、非常に良好なはんだ接合性を示した。
【0026】実施例2 下記の浴Dから厚さ約10μmで亜鉛含有率が8%の半
光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴D 錫(硫酸錫として添加) 0.20mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.05mol/l グルコン酸Na 0.5 mol/l トリエタノールアミン 0.25mol/l ポリエチレングリコール ノニルフェニルエーテル 2.5 g/l o−バニリン 0.05 g/l pH 5 浴温 20 ℃ 電流密度 2 A/dm2 半光沢めっき皮膜も、実施例1と同様良好なはんだ接合
性を示した。
【0027】実施例3 実施例2と同じ浴から厚さ約1μmで亜鉛含有率が8%
の半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。めっき皮膜
の厚さを、1μmまで薄くしても、はんだ接合性は良好
であった。
【0028】以下実施例4〜11には、添加剤、キレー
ト剤など浴の構成を変化させて、亜鉛含有率が概10%
で厚さが概0.1〜50μmの半光沢めっきを施した。
【0029】実施例4 下記の浴Eから厚さ約0.1μmで亜鉛含有率が10%
の半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴E 錫(ピロリン酸錫として添加) 0.17mol/l 亜鉛(ピロリン酸亜鉛として添加) 0.55mol/l メタンスルホン酸 1.0 mol/l ジメチルラウリルベタイン 5 g/l pH 5 浴温 60 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0030】実施例5 下記の浴Fから厚さ約1μmで亜鉛含有率が10%の半
光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴F 錫(硫酸錫として添加) 0.17mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.15mol/l クエン酸 0.50mol/l 硫酸アンモニウム 80 g/l ジメチルラウリルベタイン 5 g/l pH 5 浴温 20 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0031】実施例6 下記の浴Gから厚さ約3μmで亜鉛含有率が8%の半光
沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴G 錫(ピロリン錫として添加) 0.17mol/l 亜鉛(ピロリン亜鉛として添加) 0.10mol/l ピロリン酸 0.55mol/l ジメチルラウリルベタイン 5 g/l pH 5 浴温 60 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0032】実施例7 下記の浴Hから厚さ約5μmで亜鉛含有率が9%の半光
沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴H 錫(硫酸錫として添加) 0.30mol/l 亜鉛(硫酸亜鉛として添加) 0.15mol/l クエン酸 0.50mol/l 硫酸アンモニウム 80 g/l ジメチルラウリルベタイン 5 g/l pH 5 浴温 20 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0033】実施例8 下記の浴Iから厚さ約10μmで亜鉛含有率が8%の半
光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴I 錫(メタンスルホン酸錫として添加) 0.30mol/l 亜鉛(メタンスルホン酸亜鉛として添加) 0.15mol/l EDTA Na 0.50mol/l イミノジ酢酸 0.03mol/l 硫酸アンモニウム 80 g/l ポリオキシエチレン トリスチリルフェノールエーテル 5 g/l pH 5 浴温 30 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0034】実施例9 下記の浴Jから厚さ約30μmで亜鉛含有率が11%の
半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴J 錫(塩化錫として添加) 0.30mol/l 亜鉛(塩化亜鉛として添加) 0.15mol/l 酒石酸Na 0.50mol/l イミノジ酢酸 0.03mol/l 塩化アンモニウム 80 g/l ポリオキシエチレン ナフトールエーテル 5 g/l pH 5 浴温 30 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0035】実施例10 下記の浴Kから厚さ約20μmで亜鉛含有率が9%の半
光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴K 錫(スルホコハク酸錫として添加) 0.30mol/l 亜鉛(スルホコハク酸亜鉛として添加) 0.15mol/l リンゴ酸 0.50mol/l イミノジ酢酸 0.03mol/l 硫酸アンモニウム 80 g/l ポリオキシエチレンポリ オキシプロピレンエチレンジアミン 5 g/l pH 5 浴温 30 ℃ 電流密度 2 A/dm2
【0036】実施例11 下記の浴Lから厚さ約50μmで亜鉛含有率が10%の
半光沢錫−亜鉛合金めっき皮膜を施した。 浴L 錫(スルファミン酸錫として添加) 0.30mol/l 亜鉛(スルファミン亜鉛として添加) 0.15mol/l スルファミン酸 1.0 mol/l イミノジ酢酸 0.03mol/l ポリオキシエチレンポリオキシプロ ピレントリスチリルフェノールエーテル 5 g/l pH 1 浴温 30 ℃ 電流密度 2 A/dm2 実施例4〜11に示したように、浴の構成を変化させて
も、亜鉛含有率が低く、外観が半光沢のめっき皮膜は全
て良好なはんだ接合性を示した。
【0037】比較例6 素地を42アロイに変えて実施例1と同じ条件でめっき
を施して作成した試料のはんだ接合性は、良好であった
けれども、実施例1よりは劣っていた。
【0038】実施例12 42アロイ素地上に電気めっきによって3μmの銅めっ
きを施した後、実施例1と同じ条件でめっきを施して作
成した試料のはんだ接合性は、実施例1と同様に良好で
あった。
【0039】実施例13 実施例1と同じ条件で作成した試料を1週間放置した
後、はんだ接合性を測定した。錫−亜鉛めっき皮膜がな
い場合よりは良好であったけれども、経時によって、め
っき直後よりもはんだ接合性は低下した。
【0040】実施例14 下層めっきとして厚さ10μmの電気ニッケルめっき皮
膜を施した上に、実施例1及び13と同じ条件で錫−亜
鉛合金めっき皮膜を施し、実施例13と同じく1週間の
放置の後にはんだ接合性を測定した。はんだ接合性は、
実施例13よりも良好であったが、実施例1のめっき直
後よりも低下していた。
【0041】実施例15 実施例1と同じ条件で錫−亜鉛合金めっきを施した後
に、下記条件に従ってリン酸塩処理を施して、1週間経
時後にはんだ接合性を測定した。 結果は実施例14と同程度であった。
【0042】実施例16 実施例15のリン酸塩処理を、下記の条件に変更して行
った。 リン酸塩処理条件:アミノトリ(メチレンホスホン酸5ナトリウム) 5%水溶液 温度 室温 結果は実施例15と同程度であった。
【0043】実施例17 実施例14と同じ条件でニッケルめっき及び錫−亜鉛合
金めっき皮膜を施した後に、実施例15と同じ条件でリ
ン酸塩処理を施して、1週間経時後にはんだ接合性を測
定した。実施例1と同程度の良好なはんだ接合性が得ら
れた。
【0044】実施例18 ニッケル下層めっきを0.1μmの厚さの無電解ニッケ
ルめっき皮膜に変えて、実施例17と同じ条件ではんだ
接合性を測定した。下層めっき皮膜は0.1μmの厚さ
でも十分の効果を示し、実施例1あるいは実施例17と
同様の良好なはんだ接合性を示した。
【0045】得られた結果を下記の表1に要約する。
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明に係る電気・電子回路部品は、非
鉛の錫−亜鉛系はんだ接合材を用いる際に良好なはんだ
接合性を有した電気・電子回路部品を提供するものであ
り、電気・電子回路部品のはんだ接合工程から鉛を追放
することを可能とするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 祐二 兵庫県明石市二見町南二見21−8株式会社 大和化成研究所内 (72)発明者 青木 和博 兵庫県神戸市兵庫区西柳原町5番26号石原 薬品株式会社内 (72)発明者 縄舟 秀美 大阪府高槻市真上町5丁目38−34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錫−亜鉛系はんだではんだ接合すること
    を目的として、非シアン系の錫−亜鉛合金電気めっき浴
    から得られる、0.1%以上、15%以下の亜鉛含有率
    を有し、かつ光沢又は半光沢を有する0.1〜100μ
    mの厚さの皮膜で予め被覆しておくことを特徴とする電
    気・電子回路部品。
  2. 【請求項2】 錫−亜鉛合金めっきを施した後に、さら
    にリン酸塩処理を施すことを特徴とする請求項1記載の
    電気・電子回路部品。
  3. 【請求項3】 錫−亜鉛合金めっきを施すに先立って、
    さらに電気めっき又は無電解めっきによってニッケル又
    はニッケル合金又は銅の下層めっきを施すことを特徴と
    する請求項1〜2のいずれかに記載の電気・電子回路部
    品。
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