JPH104629A - 電力系統保護制御装置 - Google Patents

電力系統保護制御装置

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JPH104629A
JPH104629A JP15203196A JP15203196A JPH104629A JP H104629 A JPH104629 A JP H104629A JP 15203196 A JP15203196 A JP 15203196A JP 15203196 A JP15203196 A JP 15203196A JP H104629 A JPH104629 A JP H104629A
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JP
Japan
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output
control
unit
input
data
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Application number
JP15203196A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hachisuga
勉 蜂須賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 事前の機能検証のための模擬データは固定デ
ータのため、第一段制御後の系統変化をとらえることが
できず、さらに実行される補正制御の事前検証ができな
かった。 【解決手段】 第一段制御出力により、その制御出力に
該当する模擬データの出力をロックする構成とする。こ
れにより、第一段制御後の将来の系統変化を早期(強制
的)に作り出せるので、補正制御の検証が事前にでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力系統保護制御装
置における実入力の代わりに模擬データを用いて演算機
能を検証する試験機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電力系統保護制御装置のブ
ロック図である。電力系統保護制御装置(1)は系統事
故を検出する事故検出部(11)、自所及び他電気所か
らの線路潮流、発電量、機器の開閉状態を入力する入力
部(12)を有する。模擬入力部(13)は入力部(1
2)で入力されるデータと同じものが設定されている。
入力部(12)及び模擬入力部(13)のデータは次段
の入力切替部(14)の切り替え状態によりいずれか一
方のデータが演算部(15)に入力され、保護制御に必
要な制御演算が実行される。電力系統で事故が発生する
と、事故検出部(11)により系統事故が検出され演算
部に起動がかかる。演算部(15)はこの起動により第
一段制御の演算結果である制御指令を次段の出力部(1
6)に出力する。出力部(16)は制御指令に該当する
制御出力(T1 〜Tn )を他装置へ出力する。第一段制
御後は系統への制御効果を確認した後、制御に不足が生
じたと判定される場合はさらに補正制御の演算を行い第
一段制御同様に制御指令を他装置へ出力する。装置を実
入力で運用する場合は入力切替部(14)を入力部(1
2)側に、装置を模擬入力で試験検証する場合は入力切
替部(14)を模擬入力部(13)側に切り替えて行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式は模擬入力
部で設定されている固定データを用いて演算するため、
事故検出を起動に制御される第一段制御の機能検証は容
易に行えるが、第一段制御指令が出力された後の発電機
遮断、線路遮断等の系統変化をとらえてさらに実行され
る補正制御の検証ができなかった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、制御指令出力結果から模擬入力部に設
定されている該当模擬データを変化させる事で第一段制
御後の系統変化を容易に模擬できる機能を有した装置を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の請求項1
による電力系統保護制御装置のブロック図であり、出力
部(16)からの制御出力(T1 〜Tn )に該当する模
擬入力部(13)の模擬データ出力をロックする模擬入
力ロック部(131)を付加するものである。電力系統
事故は事故検出部(11)で検出され次段の演算部(1
5)に起動をかける。演算部(15)は起動がかかった
事を条件に演算結果である制御指令を出力部(16)に
出力し、他装置に制御出力(T1 〜Tn )を出力する。
電力系統における発電量、線路潮流、機器状態等の各種
データは入力部(12)で検出され入力切替部(14)
を経由して演算部(15)に入力される。一方、模擬入
力部(13)は入力部(12)で検出されるデータと同
じ物が設定されていて、次段の模擬入力ロック部(13
1)及び入力切替部(14)を経由して模擬入力が演算
部(15)に入力される。模擬入力ロック部(131)
は制御出力(T1 〜Tn )が出力された条件で該当する
模擬入力データの出力をロック(出力=0)し、第一段
制御後の実系統と同様な系統変化のデータを演算部(1
5)に入力する。
【0006】図3は本発明の請求項2による電力系統保
護制御装置のブロック図であり、模擬入力部(13)で
制御前、制御後の2種類の模擬データを出力し、出力部
(16)からの制御出力(T1 〜Tn )に該当する模擬
データ出力を制御後の模擬データに切り替える模擬入力
切替部(132)を付加するものである。電力系統事故
は事故検出部(11)で検出され次段の演算部(15)
に起動をかける。演算部(15)は起動がかかった事を
条件に演算結果である制御指令を出力部(16)に出力
し、他装置に制御出力(T1 〜Tn )を出力する。電力
系統における発電量、線路潮流、機器状態等の各種デー
タは入力部(12)で検出され入力切替部(14)を経
由して演算部(15)に入力される。一方、模擬入力部
(13)は制御前の模擬入力A(13A)と制御後の模
擬入力B(13B)の2種類の模擬データを出力する。
出力されたデータは模擬入力切替部(132)及び入力
切替部(14)を経由して模擬入力が演算部(15)に
入力される。模擬入力切替部(132)は制御出力(T
1 〜Tn )が出力された条件で該当する模擬入力を制御
前の模擬入力A(13A)のものから制御後の模擬入力
B(13B)のデータに切り替えて出力し、第一段制御
後の実系統と同様な系統変化のデータを演算部(15)
に入力する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の一実施の形態
について図1、図2を用いて以下説明する。図1は本発
明の請求項1による電力系統保護制御装置のブロック図
である。構成上の特徴は模擬入力ロック部(131)を
付加している。図2は本発明の請求項1における模擬入
力ロック部(131)の詳細図である。模擬入力部(1
3)で設定されたデータ(発電量、線路潮流、機器の開
閉状態)は次段の模擬入力ロック部(131)に入力さ
れる。一方、出力部(16)から出力された制御出力
(T1 〜Tn )も模擬入力ロック部(131)に入力さ
れる。模擬入力ロック部(131)内のAND回路(1
31A)に、模擬入力部(13)からのデータと、制御
出力(TI )がNOT回路(131B)に入力され信号
反転された信号とがAND回路(131A)に入力され
る。常時は演算部(15)から制御指令が出力されてい
ないので制御出力(T1 〜Tn )は「0」。よって、N
OT回路(131B)で信号が反転され「1」となる。
次段のAND回路(131A)は模擬入力部(13)か
らのデータとNOT回路(131B)の「1」出力でア
ンド条件が成立し、設定されたデータが入力切替部(1
4)を経由して演算部(15)に入力される。次に系統
事故発生で事故検出部(11)から起動が演算部(1
5)にかかると制御指令が出力部(16)に出力され制
御出力(TI )は「1」が出力される。この結果、制御
出力(TI )に該当する模擬入力ロック部(131)の
NOT回路(131B)の出力が「0」となり次段のA
ND回路(131A)は条件不成立となる。この結果、
設定された模擬データの出力は「0」となる。すなわ
ち、装置の制御結果が設定されている模擬データの出力
をロックすることで第一段制御後の系統変化を等価的に
作り出す事が可能となる。
【0008】本発明の請求項2の一実施の形態について
図3、図4を用いて以下説明する。図3は本発明の請求
項2による電力系統保護制御装置のブロック図である。
構成上の特徴は模擬入力部(13)のデータは制御前の
模擬入力A(13A)と制御後の模擬入力B(13B)
の二種類を出力、さらに二種類の入力を切り替える模擬
入力切替部(132)を付加している。図4は本発明の
請求項2の模擬入力切替部(132)の詳細図である。
【0009】模擬入力部(13)で設定された制御前、
制御後のデータ(発電量、線路潮流、機器の開閉状態)
は次段の模擬入力切替部(132)に入力される。一
方、出力部(16)から出力された制御出力(T1 〜T
n )も模擬入力切替部(132)に入力される。模擬入
力切替部(132)内の切替器(132A)には制御前
の模擬入力A(13A)のデータともう一方には制御後
の模擬入力B(13B)のデータが入力される。切替器
(132A)は常時模擬入力A(13A)側に切り替わ
っている。出力部(16)からの制御出力「1」が入力
されると、切替器(132A)は他方に切り替わり模擬
入力B(13B)が次段の入力切替部(14)を経由し
て演算部(15)に入力される。常時は演算部(15)
から制御指令が出力されていないので制御出力は「0」
であり、切替器(132A)は模擬入力A(13A)を
選択している。
【0010】次に系統事故発生で事故検出部(11)か
ら起動が演算部(15)にかかると制御指令が出力部
(16)に出力され制御出力(TI )=「1」が出力さ
れる。この結果、制御出力(TI )に該当する模擬入力
切替部(132)内の切替器(132A)は模擬入力A
(13A)から模擬入力B(13B)に切り替わりこの
模擬データを演算部(15)に出力する。すなわち、装
置の制御結果で設定されている制御前の模擬データから
制御後の模擬データに切り替わることで第一段制御後の
系統変化を等価的に作り出す事が可能となった。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば設
定された模擬データを演算結果により出力された制御出
力の条件で該当する模擬データの出力をロック、あるい
は制御前と制御後の模擬データに切り替えることで制御
後の将来の系統変化を早期(強制的)に作り出すことが
でき、第一段制御後の補正制御の検証試験を事前に行え
る電力系統保護制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1による電力系統保護制御装置
のブロック図
【図2】本発明の請求項1の模擬入力ロック部の詳細図
【図3】本発明の請求項2による電力系統保護制御装置
のブロック図
【図4】本発明の請求項2の模擬入力切替部の詳細図
【図5】従来の電力系統保護制御装置のブロック図
【符号の説明】
1…電力系統保護制御装置、 11…事故検出部、 12…入力部、 13…模擬入力部、 131…模擬入力ロック部、 131A…AND回路、 131B…NOT回路、 132…模擬入力切替部、 132A…切替器、 13A…模擬入力A、 13B…模擬入力B、 14…入力切替部、 15…演算部、 16…出力部、 TI …制御出力。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統における発電量、線路潮流、機
    器状態などの各種データを取り込むデータ入力部と、電
    力系統から取り込む各種データと同一の模擬データを設
    定する模擬入力部、これらの入力データを切り替える入
    力切替部と、切り替えられたデータを用いて系統の保護
    制御演算を行う演算部と、演算部からの制御指令を他の
    装置へ出力する出力部から成る保護制御装置において、
    出力部からの制御出力を入力し制御出力に該当する模擬
    データ出力をロックする模擬入力ロック部を備え、制御
    後の系統変化を事前に模擬できることを特徴とする電力
    系統保護制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の保護制御装置において、模擬
    入力部で模擬データを制御前、制御後の2種類設け、出
    力部からの制御出力を模擬入力切替部で検出し、検出結
    果から制御出力に該当するデータを制御後の模擬データ
    に切り替える事で制御後の系統変化を模擬できることを
    特徴とする電力系統保護制御装置。
JP15203196A 1996-06-13 1996-06-13 電力系統保護制御装置 Pending JPH104629A (ja)

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JP15203196A JPH104629A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 電力系統保護制御装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9675358B2 (en) 2012-04-12 2017-06-13 Wake Forest University Health Sciences Conduit for peripheral nerve replacement
US10076318B2 (en) 2008-07-18 2018-09-18 Wake Forest University Health Sciences Apparatus and method for cardiac tissue modulation by topical application of vacuum to minimize cell death and damage

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US10076318B2 (en) 2008-07-18 2018-09-18 Wake Forest University Health Sciences Apparatus and method for cardiac tissue modulation by topical application of vacuum to minimize cell death and damage
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