JPH11296219A - 電力系統保護装置 - Google Patents
電力系統保護装置Info
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- JPH11296219A JPH11296219A JP9759398A JP9759398A JPH11296219A JP H11296219 A JPH11296219 A JP H11296219A JP 9759398 A JP9759398 A JP 9759398A JP 9759398 A JP9759398 A JP 9759398A JP H11296219 A JPH11296219 A JP H11296219A
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部の送信装置から受信データの入力が無い
場合であっても自装置のみで容易、迅速、確実に試験を
実施できる電力系統保護装置の提供。 【解決手段】 複数組の模擬データ5a,5bを入力し
うる模擬データ入力部5と、演算部4への入力データ
を、受信部2で受信される系統データ8dから模擬デー
タ入力部5に入力される模擬データ9dへ、またはその
逆に切替える第1の切替スイッチ3と、模擬データ入力
部5から入力された複数組の模擬データ5a,5bを所
定の時間間隔または演算部の演算結果が所定の条件を満
たしたとき切替える第2の切替スイッチ31とを設けた
電力系統保護装置。
場合であっても自装置のみで容易、迅速、確実に試験を
実施できる電力系統保護装置の提供。 【解決手段】 複数組の模擬データ5a,5bを入力し
うる模擬データ入力部5と、演算部4への入力データ
を、受信部2で受信される系統データ8dから模擬デー
タ入力部5に入力される模擬データ9dへ、またはその
逆に切替える第1の切替スイッチ3と、模擬データ入力
部5から入力された複数組の模擬データ5a,5bを所
定の時間間隔または演算部の演算結果が所定の条件を満
たしたとき切替える第2の切替スイッチ31とを設けた
電力系統保護装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統保護装
置、より詳細には、他装置から系統データを受信する受
信部と、系統データを用いて系統の保護制御演算を行う
演算部と、この演算部の演算結果を出力する出力部とを
備えた電力系統保護装置に関する。
置、より詳細には、他装置から系統データを受信する受
信部と、系統データを用いて系統の保護制御演算を行う
演算部と、この演算部の演算結果を出力する出力部とを
備えた電力系統保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な電力系統保護装置は、入
力部、受信部、演算部、送信部および出力部を含んで構
成されている。入力部は電力系統の電圧情報や電流情
報、機器情報などの入力データを入力し、受信部は外部
の1または2以上の送信装置からのデータを受信データ
として取り込み、それぞれのデータを演算部へ送出す
る。演算部は取り込んだ入力データや受信データを用い
て所定の制御演算、すなわち系統の保護制御に必要な機
器制御の要否を判定したり保護制御演算などを行ったり
し、その演算結果を送信部および出力部へと出力する。
送信部は外部のデータ受信装置へとデータ送信を行い、
出力部は電力系統の保護制御を行うための制御出力とし
て用いられる。
力部、受信部、演算部、送信部および出力部を含んで構
成されている。入力部は電力系統の電圧情報や電流情
報、機器情報などの入力データを入力し、受信部は外部
の1または2以上の送信装置からのデータを受信データ
として取り込み、それぞれのデータを演算部へ送出す
る。演算部は取り込んだ入力データや受信データを用い
て所定の制御演算、すなわち系統の保護制御に必要な機
器制御の要否を判定したり保護制御演算などを行ったり
し、その演算結果を送信部および出力部へと出力する。
送信部は外部のデータ受信装置へとデータ送信を行い、
出力部は電力系統の保護制御を行うための制御出力とし
て用いられる。
【0003】上述の従来の一般的な電力系統保護装置に
おいては、外部から入力部への入力データの入力ができ
ない状態では、送信部が正しく動作することの確認、外
部のデータ受信装置で正しく送信データを受信したかの
確認をすることができない。また、入力部に対し外部か
ら入力データを入力することができる状態であっても、
状況によっては入力データを任意に変化させることがで
きず、送信データを任意に変化させて送信部の動作確認
をすることができないことも少なくなかった。さらに
は、外部からの入力データが多数ある場合、試験を行う
のに多数の試験装置が必要になる。
おいては、外部から入力部への入力データの入力ができ
ない状態では、送信部が正しく動作することの確認、外
部のデータ受信装置で正しく送信データを受信したかの
確認をすることができない。また、入力部に対し外部か
ら入力データを入力することができる状態であっても、
状況によっては入力データを任意に変化させることがで
きず、送信データを任意に変化させて送信部の動作確認
をすることができないことも少なくなかった。さらに
は、外部からの入力データが多数ある場合、試験を行う
のに多数の試験装置が必要になる。
【0004】外部のデータ受信装置で機能確認を行う場
合には、送信部からの送信データを一定の条件に保つ必
要が生じる。外部からデータを入力する場合、入力が電
流や電圧等の物理量である場合は、それらを試験装置か
ら入力したとしても、所要の状態を作ることは困難であ
った。また、外部の送信装置からのデータを受信部で受
信する場合、送信装置との間の伝送路に障害を生じる
と、円滑なデータ受信をすることができなくなるので、
演算部の機能確認をすることができなくなる。
合には、送信部からの送信データを一定の条件に保つ必
要が生じる。外部からデータを入力する場合、入力が電
流や電圧等の物理量である場合は、それらを試験装置か
ら入力したとしても、所要の状態を作ることは困難であ
った。また、外部の送信装置からのデータを受信部で受
信する場合、送信装置との間の伝送路に障害を生じる
と、円滑なデータ受信をすることができなくなるので、
演算部の機能確認をすることができなくなる。
【0005】そこで、図8に示すように、電力系統保護
装置1に本来的に備えられている受信部2、演算部4お
よび出力部6のほかに、内部に模擬データ入力部5を備
えるとともに、演算部4の入力側に切替スイッチ3を設
け、この切替スイッチ3の切替により、演算部4に対し
外部の送信装置7からの受信データ8d、または模擬デ
ータ入力部5を介して入力される模擬データ9dを選択
的に入力し得るようにした電力系統保護装置が提案され
ている(特開平9−93796号公報)。
装置1に本来的に備えられている受信部2、演算部4お
よび出力部6のほかに、内部に模擬データ入力部5を備
えるとともに、演算部4の入力側に切替スイッチ3を設
け、この切替スイッチ3の切替により、演算部4に対し
外部の送信装置7からの受信データ8d、または模擬デ
ータ入力部5を介して入力される模擬データ9dを選択
的に入力し得るようにした電力系統保護装置が提案され
ている(特開平9−93796号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8に示す電力系統保
護装置1においては、模擬データ入力部5に入力される
模擬データ9dは外部からその都度与えられるものであ
って、必ずしも使い勝手のよいものではなかった。
護装置1においては、模擬データ入力部5に入力される
模擬データ9dは外部からその都度与えられるものであ
って、必ずしも使い勝手のよいものではなかった。
【0007】本発明の課題は、複数の伝送情報を入力し
て制御動作する電力系統保護装置において、入力される
べき情報が入力されない場合であっても、自装置だけで
容易かつ迅速、確実に試験を実施し得るようにすること
である。
て制御動作する電力系統保護装置において、入力される
べき情報が入力されない場合であっても、自装置だけで
容易かつ迅速、確実に試験を実施し得るようにすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、他装置から系統データを受
信する受信部と、系統データを用いて系統の保護制御演
算を行う演算部と、この演算部の演算結果を出力する出
力部とを備えた電力系統保護装置において、複数組の模
擬データを入力しうる模擬データ入力部と、演算部への
入力データを、受信部で受信される系統データから模擬
データ入力部に入力される模擬データへ、または模擬デ
ータから系統データへと切替える第1の切替手段と、模
擬データ入力部から入力された複数組の模擬データを所
定の時間間隔または演算部の結果が所定の条件を満たし
たとき切替える第2の切替手段とを設けたことを特徴と
するものである。
に、請求項1に係る発明は、他装置から系統データを受
信する受信部と、系統データを用いて系統の保護制御演
算を行う演算部と、この演算部の演算結果を出力する出
力部とを備えた電力系統保護装置において、複数組の模
擬データを入力しうる模擬データ入力部と、演算部への
入力データを、受信部で受信される系統データから模擬
データ入力部に入力される模擬データへ、または模擬デ
ータから系統データへと切替える第1の切替手段と、模
擬データ入力部から入力された複数組の模擬データを所
定の時間間隔または演算部の結果が所定の条件を満たし
たとき切替える第2の切替手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0009】切替手段は所定の時間間隔で、または演算
部の結果が所定の条件を満たしたとき自動的に切替わ
り、切替手段を模擬データ側に切替えた場合、切替えた
時は模擬データを演算部に入力し、一定時間後には切替
手段が切替わり、模擬データを演算部に入力する。さら
に所定時間経過すると切替手段は模擬データ1から模擬
データ2に戻る。これにより所定の時間間隔で変化する
受信データに対して、演算が正しく行われることを容易
に確認することができ、保護装置で制御した結果を入力
データにフィードバックすることができ、装置の総合的
な試験を簡単に模擬することができる。
部の結果が所定の条件を満たしたとき自動的に切替わ
り、切替手段を模擬データ側に切替えた場合、切替えた
時は模擬データを演算部に入力し、一定時間後には切替
手段が切替わり、模擬データを演算部に入力する。さら
に所定時間経過すると切替手段は模擬データ1から模擬
データ2に戻る。これにより所定の時間間隔で変化する
受信データに対して、演算が正しく行われることを容易
に確認することができ、保護装置で制御した結果を入力
データにフィードバックすることができ、装置の総合的
な試験を簡単に模擬することができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
電力系統保護装置において、第1の切替手段が、演算部
への入力データを、受信部で受信される系統データと模
擬データ入力部に入力される模擬データとを一定時間毎
に切替えるものであることを特徴とする。
電力系統保護装置において、第1の切替手段が、演算部
への入力データを、受信部で受信される系統データと模
擬データ入力部に入力される模擬データとを一定時間毎
に切替えるものであることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、一定時間だけ入力を変
化させた後、入力データが平常時の状態に戻ることによ
り、装置が正常に動作することの確認を簡単にとること
ができる。
化させた後、入力データが平常時の状態に戻ることによ
り、装置が正常に動作することの確認を簡単にとること
ができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
電力系統保護装置において、第1の切替手段が模擬デー
タ入力部に切替えられるとき、第1の切替手段は、演算
部での演算が受信部で受信される系統データの一部をデ
ータ模擬データ入力部に入力された模擬データを用いて
演算するように切替動作するものであることを特徴とす
る。
電力系統保護装置において、第1の切替手段が模擬デー
タ入力部に切替えられるとき、第1の切替手段は、演算
部での演算が受信部で受信される系統データの一部をデ
ータ模擬データ入力部に入力された模擬データを用いて
演算するように切替動作するものであることを特徴とす
る。
【0013】この発明によれば、特定の受信データを模
擬データに入替えた試験を容易にし、データ入力数を減
らしデータ入力時間及び入力ミスを減らすことができ
る。
擬データに入替えた試験を容易にし、データ入力数を減
らしデータ入力時間及び入力ミスを減らすことができ
る。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
電力系統保護装置において、受信部はそれぞれ固有の送
信装置からの受信データを受信する複数の受信部からな
り、第1の切替手段に対する模擬データ入力部からの入
力模擬データとして複数の模擬データのセットを複数の
受信部の受信データとして切替える切替手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
電力系統保護装置において、受信部はそれぞれ固有の送
信装置からの受信データを受信する複数の受信部からな
り、第1の切替手段に対する模擬データ入力部からの入
力模擬データとして複数の模擬データのセットを複数の
受信部の受信データとして切替える切替手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0015】この発明によれば、1セットの模擬データ
を複数の受信データ模擬のたに使用するので、少ない模
擬データの設定で一連の試験を行うことができる。
を複数の受信データ模擬のたに使用するので、少ない模
擬データの設定で一連の試験を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)請求項1に係る
発明の実施の形態について図1を参照して説明する。図
1に示す電力系統保護装置1Aは、外部の送信装置7か
らの送信データを入力データ8dとして取り込む受信部
2、演算部4、模擬データ9dを取り込む模擬データ入
力部5、この演算部の入力側を受信部2または模擬デー
タ入力部5に選択的に切替える切替スイッチ3、および
模擬データ入力部5から出力される模擬データ5aまた
は模擬データ5bに選択的に切替える切替スイッチ31
を備えている。
発明の実施の形態について図1を参照して説明する。図
1に示す電力系統保護装置1Aは、外部の送信装置7か
らの送信データを入力データ8dとして取り込む受信部
2、演算部4、模擬データ9dを取り込む模擬データ入
力部5、この演算部の入力側を受信部2または模擬デー
タ入力部5に選択的に切替える切替スイッチ3、および
模擬データ入力部5から出力される模擬データ5aまた
は模擬データ5bに選択的に切替える切替スイッチ31
を備えている。
【0017】受信データ8dは例えば系統の電力値Pを
表す数値データである。模擬データ入力部5に入力され
る模擬データとしては、2組の模擬データ5aと模擬デ
ータ5bが電力を表す数値で記憶されている。演算部4
には切替スイッチ3を切替スイッチ31側に切り替える
ことにより、模擬データ9dが取り込まれる。この模擬
データ9dは時刻T1またはT2で切替スイッチ31を
切替えることにより、図2に示すように入力データを変
化させることができる。さらに切替スイッチ3を切替ス
イッチ31に切替えた時点を0として、切替スイッチ3
1を時間0〜T1で模擬データ5a側に、時間T1〜T
2で模擬データ5b側に、時間T2以降では模擬データ
5a側に切り替えることにより、演算部4に模擬データ
5a,5bを交互に入力することができる。
表す数値データである。模擬データ入力部5に入力され
る模擬データとしては、2組の模擬データ5aと模擬デ
ータ5bが電力を表す数値で記憶されている。演算部4
には切替スイッチ3を切替スイッチ31側に切り替える
ことにより、模擬データ9dが取り込まれる。この模擬
データ9dは時刻T1またはT2で切替スイッチ31を
切替えることにより、図2に示すように入力データを変
化させることができる。さらに切替スイッチ3を切替ス
イッチ31に切替えた時点を0として、切替スイッチ3
1を時間0〜T1で模擬データ5a側に、時間T1〜T
2で模擬データ5b側に、時間T2以降では模擬データ
5a側に切り替えることにより、演算部4に模擬データ
5a,5bを交互に入力することができる。
【0018】図1の保護装置によれば演算部4に入力さ
れる電力値を受信データ8d以外の任意の値に一定時間
だけ変化させることができ、受信データ8dが変化した
時の演算処理の確認を確実に行うことができる。
れる電力値を受信データ8d以外の任意の値に一定時間
だけ変化させることができ、受信データ8dが変化した
時の演算処理の確認を確実に行うことができる。
【0019】(実施の形態2)図3は請求項1に係る発
明の他の実施の形態を示すものである。受信データ8d
として送信装置7から送電線の潮流量を受信し、演算部
4が受信データ8dを複数の発電機出力の合計値として
演算を行い、演算部4から発電機の遮断指令が出力され
たとした場合、実系統では潮流量が変化する。模擬デー
タ入力部5には、平常時の模擬データ5aと、系統事故
発生中の模擬データ5bと、系統事故除去後の模擬デー
タ5cと、演算部5から制御指令が出力された後の模擬
データ5dとの各潮流量が数値で記憶されている。切替
スイッチ3を切替スイッチ31側に切替えると、演算部
4に切替スイッチ31を介してまず模擬データ5aが入
力される。演算部4は模擬データ5aを用いた制御演算
を行い、系統事故相当の演算結果を得ると、切替信号4
aを出力し、切替スイッチ31を切替えて演算部4に模
擬データ5bを入力する。演算部4は模擬データ5bを
用いて制御演算を行い、事故除去を検出した時に切替信
号4aを出力し、切替スイッチ31を切替えて演算部4
に模擬データ5cを入力する。演算部4は模擬データ5
cを用いて制御演算を行い、制御指令を出力した時に切
替信号4aを出力し、切替スイッチ81を切替えて演算
部には模擬データ7cを入力する。
明の他の実施の形態を示すものである。受信データ8d
として送信装置7から送電線の潮流量を受信し、演算部
4が受信データ8dを複数の発電機出力の合計値として
演算を行い、演算部4から発電機の遮断指令が出力され
たとした場合、実系統では潮流量が変化する。模擬デー
タ入力部5には、平常時の模擬データ5aと、系統事故
発生中の模擬データ5bと、系統事故除去後の模擬デー
タ5cと、演算部5から制御指令が出力された後の模擬
データ5dとの各潮流量が数値で記憶されている。切替
スイッチ3を切替スイッチ31側に切替えると、演算部
4に切替スイッチ31を介してまず模擬データ5aが入
力される。演算部4は模擬データ5aを用いた制御演算
を行い、系統事故相当の演算結果を得ると、切替信号4
aを出力し、切替スイッチ31を切替えて演算部4に模
擬データ5bを入力する。演算部4は模擬データ5bを
用いて制御演算を行い、事故除去を検出した時に切替信
号4aを出力し、切替スイッチ31を切替えて演算部4
に模擬データ5cを入力する。演算部4は模擬データ5
cを用いて制御演算を行い、制御指令を出力した時に切
替信号4aを出力し、切替スイッチ81を切替えて演算
部には模擬データ7cを入力する。
【0020】以上により、試験装置を用いずに保護装置
で演算した結果を入力データに反映させ、反映された後
の装置動作を確認することができる。
で演算した結果を入力データに反映させ、反映された後
の装置動作を確認することができる。
【0021】(実施の形態3)図4は請求項2に係る発
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Cは、受信部2が送信装置7から受信データ8dと
して例えば系統電圧を入力し、模擬データ入力部5には
模擬データ9dとして電圧値0Vを記憶しておく。切替
スイッチ3を模擬データ入力部5側に切替えると、演算
部4に入力される電圧値は受信データ8dの電圧値から
模擬データ9dの電圧値に切替わる。一定時間後、切替
スイッチ3を受信部2側に切り替えると、演算部4に入
力される電圧値は模擬データ9dから受信データ8dに
切り替えられる。
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Cは、受信部2が送信装置7から受信データ8dと
して例えば系統電圧を入力し、模擬データ入力部5には
模擬データ9dとして電圧値0Vを記憶しておく。切替
スイッチ3を模擬データ入力部5側に切替えると、演算
部4に入力される電圧値は受信データ8dの電圧値から
模擬データ9dの電圧値に切替わる。一定時間後、切替
スイッチ3を受信部2側に切り替えると、演算部4に入
力される電圧値は模擬データ9dから受信データ8dに
切り替えられる。
【0022】以上により、平常時に受信されている電圧
値を使って系統事故発生の後で受信データが系統事故発
生前の状態に戻った時の演算部4の動作確認を容易に実
施することができる。
値を使って系統事故発生の後で受信データが系統事故発
生前の状態に戻った時の演算部4の動作確認を容易に実
施することができる。
【0023】(実施の形態4)図5は請求項2に係る発
明の他の実施の形態を示すものである。この電力系統保
護装置1Dは、切替スイッチ3の切替え時間を制御する
切替タイマー11を設けたことが特徴である。制御部4
に対し受信部2から平常時の系統電圧を入力し、模擬デ
ータ入力部5には系統事故発生中の電圧値と1ms〜1
000msの間で時間調整可能な切替タイマー17の設
定時間Tが記憶されている。切替スイッチ3を模擬デー
タ入力部5側に切替えると、演算部4に入力される電圧
値は受信部2からの受信データ8dの電圧値から模擬デ
ータ入力部5の電圧値に切替わり、同時に切替タイマー
11が始動する。切替タイマー11が設定値T時間を経
過すると切替信号4bが出力され、切替スイッチ3が受
信データ8d側に切替わり、切替タイマーは0にリセッ
トされる。切替スイッチ3が受信部2側に戻ると、演算
部4に入力される電圧値は模擬データ9dから受信デー
タ8dに戻る。
明の他の実施の形態を示すものである。この電力系統保
護装置1Dは、切替スイッチ3の切替え時間を制御する
切替タイマー11を設けたことが特徴である。制御部4
に対し受信部2から平常時の系統電圧を入力し、模擬デ
ータ入力部5には系統事故発生中の電圧値と1ms〜1
000msの間で時間調整可能な切替タイマー17の設
定時間Tが記憶されている。切替スイッチ3を模擬デー
タ入力部5側に切替えると、演算部4に入力される電圧
値は受信部2からの受信データ8dの電圧値から模擬デ
ータ入力部5の電圧値に切替わり、同時に切替タイマー
11が始動する。切替タイマー11が設定値T時間を経
過すると切替信号4bが出力され、切替スイッチ3が受
信データ8d側に切替わり、切替タイマーは0にリセッ
トされる。切替スイッチ3が受信部2側に戻ると、演算
部4に入力される電圧値は模擬データ9dから受信デー
タ8dに戻る。
【0024】これにより模擬データ9dの入力時間(事
故中の時間)と事故中の電圧値を容易に変更することが
でき、演算部4への入力データの変化時間を変えた装置
試験を容易に実施することができる。
故中の時間)と事故中の電圧値を容易に変更することが
でき、演算部4への入力データの変化時間を変えた装置
試験を容易に実施することができる。
【0025】(実施の形態5)図6は請求項3に係る発
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Eは、切替スイッチ3の模擬データ入力部5側に、
受信部2と模擬データ入力部5のデータに切り替え模擬
受信データ12dとして入力するデータ切替部12を設
けたことが特徴である。送信装置7からの受信データ8
dは、電力値Pを表す数値情報と、「1」又は「0」の
いずれかの値をとる送信装置7用のスイッチ情報と、機
器情報との3つの情報を含んでいる。仮に、受信データ
8dの値が電力値「300MW」とスイッチ情報「1」
と機器情報「1」であったとする。切替スイッチ3をデ
ータ切替部5側に切替えると、切替えた時点では受信デ
ータ8dの「300MW」、「1」、「1」が模擬受信
データ12dとして演算部4に入力される。模擬データ
入力部5により模擬受信データ12dの電力値を「20
0MW」に変更すると、模擬受信データ12dのうち電
力値Pのみが入替った「200MW」、「1」、「1」
が演算部4に入力される。同様に、模擬データ入力部5
からスイッチ情報「0」を入力すると、模擬受信データ
9dは「200MW」、「0」、「1」と、スイッチ情
報のみが入替って演算部4に入力される。切替スイッチ
3を受信部2側に切替えることより、模擬データ入力部
5から入力された模擬データ9dは無効となり、次に切
替スイッチ3をデータ切替部12側に切替えた時は、切
替えた時点の受信データ8dが最初に模擬受信データ1
2dとして演算部4に入力される。
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Eは、切替スイッチ3の模擬データ入力部5側に、
受信部2と模擬データ入力部5のデータに切り替え模擬
受信データ12dとして入力するデータ切替部12を設
けたことが特徴である。送信装置7からの受信データ8
dは、電力値Pを表す数値情報と、「1」又は「0」の
いずれかの値をとる送信装置7用のスイッチ情報と、機
器情報との3つの情報を含んでいる。仮に、受信データ
8dの値が電力値「300MW」とスイッチ情報「1」
と機器情報「1」であったとする。切替スイッチ3をデ
ータ切替部5側に切替えると、切替えた時点では受信デ
ータ8dの「300MW」、「1」、「1」が模擬受信
データ12dとして演算部4に入力される。模擬データ
入力部5により模擬受信データ12dの電力値を「20
0MW」に変更すると、模擬受信データ12dのうち電
力値Pのみが入替った「200MW」、「1」、「1」
が演算部4に入力される。同様に、模擬データ入力部5
からスイッチ情報「0」を入力すると、模擬受信データ
9dは「200MW」、「0」、「1」と、スイッチ情
報のみが入替って演算部4に入力される。切替スイッチ
3を受信部2側に切替えることより、模擬データ入力部
5から入力された模擬データ9dは無効となり、次に切
替スイッチ3をデータ切替部12側に切替えた時は、切
替えた時点の受信データ8dが最初に模擬受信データ1
2dとして演算部4に入力される。
【0026】以上により、すでに送信装置7から受信デ
ータ8dが送られてきている時は、その受信データ8d
をべースとし試験上不可欠なデータのみを試験データと
して入力し、試験データの入力数を減らしデータの入力
時間及び入力ミスを少なくすることができる。
ータ8dが送られてきている時は、その受信データ8d
をべースとし試験上不可欠なデータのみを試験データと
して入力し、試験データの入力数を減らしデータの入力
時間及び入力ミスを少なくすることができる。
【0027】(実施の形態6)図7は請求項4に係る発
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Fにおいては、複数の送信装置7a,7b,7cか
ら、それぞれ対応する受信データ8a,8b,8cを受
信する複数の受信部2a,2b,2cを備えており、各
受信部からの受信データは切替スイッチ13の別個の接
点を通って演算部4へ入力される。模擬データ入力部5
は2つの模擬データ5a,5bを記憶しており、それぞ
れ切替スイッチ14a,14b,14cを介していずれ
か一方の模擬データが切替スイッチ13のそれぞれの模
擬データ入力部5側接点に入力される。
明の実施の形態を示すものである。この電力系統保護装
置1Fにおいては、複数の送信装置7a,7b,7cか
ら、それぞれ対応する受信データ8a,8b,8cを受
信する複数の受信部2a,2b,2cを備えており、各
受信部からの受信データは切替スイッチ13の別個の接
点を通って演算部4へ入力される。模擬データ入力部5
は2つの模擬データ5a,5bを記憶しており、それぞ
れ切替スイッチ14a,14b,14cを介していずれ
か一方の模擬データが切替スイッチ13のそれぞれの模
擬データ入力部5側接点に入力される。
【0028】複数の送信装置からの受信データに対応す
る模擬データを設定する場合、複数の送信装置のうち、
いずれか一装置又は複数装置以外は同じ模擬データを設
定する場合がある。送信装置7a,7b,7cからの受
信データ8a,8b,8cは平常時は「0」で、系統事
故が発生した場合に「1」となるデータである。模擬デ
ータ入力部5に模擬データ5a「0」と、模擬データ5
b「1」を記憶しておき、切替スイッ13を模擬データ
入力部5側に切替え、切替スイッチ14a,14b,1
4cを、送信装置7aからの受信データ8aに代わる模
擬データとして模擬データ5aを用い、送信装置7bと
送信装置7cの受信データ8b,8cに代わる模擬デー
タとして模擬データ5bを用いるように設定し、模擬デ
ータ5a,5bを演算部4に入力する。
る模擬データを設定する場合、複数の送信装置のうち、
いずれか一装置又は複数装置以外は同じ模擬データを設
定する場合がある。送信装置7a,7b,7cからの受
信データ8a,8b,8cは平常時は「0」で、系統事
故が発生した場合に「1」となるデータである。模擬デ
ータ入力部5に模擬データ5a「0」と、模擬データ5
b「1」を記憶しておき、切替スイッ13を模擬データ
入力部5側に切替え、切替スイッチ14a,14b,1
4cを、送信装置7aからの受信データ8aに代わる模
擬データとして模擬データ5aを用い、送信装置7bと
送信装置7cの受信データ8b,8cに代わる模擬デー
タとして模擬データ5bを用いるように設定し、模擬デ
ータ5a,5bを演算部4に入力する。
【0029】以上により、1つの模擬データを異なる送
信装置に入力することができるため、複数の送信装置で
同じ模擬データの設定がある場合に少ないデータ量で複
数の受信データの設定をすることができ、同じ設定を行
う場合の入力ミスを減らすことができる。
信装置に入力することができるため、複数の送信装置で
同じ模擬データの設定がある場合に少ないデータ量で複
数の受信データの設定をすることができ、同じ設定を行
う場合の入力ミスを減らすことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、外部の送信装置から受
信データの入力が無い場合であっても模擬データ入力部
からの模擬データをを用いて自装置のみで容易、迅速、
確実に試験を実施することができる。
信データの入力が無い場合であっても模擬データ入力部
からの模擬データをを用いて自装置のみで容易、迅速、
確実に試験を実施することができる。
【図1】請求項1に係る発明による電力系統保護装置の
実施の形態を示すブロック図。
実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1の電力系統保護装置の動作を説明するため
のタイムチャート。
のタイムチャート。
【図3】請求項1に係る発明による電力系統保護装置の
他の実施の形態を示すブロック図。
他の実施の形態を示すブロック図。
【図4】請求項2に係る発明による電力系統保護装置の
実施の形態を示すブロック図。
実施の形態を示すブロック図。
【図5】請求項2に係る発明による電力系統保護装置の
他の実施の形態を示すブロック図。
他の実施の形態を示すブロック図。
【図6】請求項3に係る発明による電力系統保護装置の
実施の形態を示すブロック図。
実施の形態を示すブロック図。
【図7】請求項4に係る発明による電力系統保護装置の
実施の形態を示すブロック図。
実施の形態を示すブロック図。
【図8】従来技術に係る電力系統保護装置を示すブロッ
ク図。
ク図。
1A〜1F 電力系統保護装置 2,2a,2b,2c 受信部 3,31 切替スイッチ 4 演算部 5 模擬データ入力部 6 出力部 7,7a,7b,7c 送信装置 11 切替タイマー 12 データ切替部 13 切替スイッチ 14a,14b,14c 切替スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】他装置から系統データを受信する受信部
と、前記系統データを用いて系統の保護制御演算を行う
演算部と、この演算部の演算結果を出力する出力部とを
備えた電力系統保護装置において、複数組の模擬データ
を入力しうる模擬データ入力部と、前記演算部への入力
データを、前記受信部で受信される系統データから前記
模擬データ入力部に入力される模擬データへ、または模
擬データから系統データへと切替える第1の切替手段
と、前記模擬データ入力部から入力された複数組の模擬
データを所定の時間間隔または前記演算部の結果が所定
の条件を満たしたとき切替える第2の切替手段とを設け
たことを特徴とする電力系統保護装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の電力系統保護装置におい
て、前記第1の切替手段は、前記演算部への入力データ
を、前記受信部で受信される系統データと前記模擬デー
タ入力部に入力される模擬データとを一定時間毎に切替
えるものであることを特徴とする電力系統保護装置。 - 【請求項3】請求項2に記載の電力系統保護装置におい
て、前記第1の切替手段が前記模擬データ入力部に切替
えられるとき、前記第1の切替手段は、前記演算部での
演算が前記受信部で受信される系統データの一部を前記
データ模擬データ入力部に入力された模擬データを用い
て演算するように切替動作するものであることを特徴と
する電力系統保護装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の電力系統保護装置におい
て、前記受信部はそれぞれ固有の送信装置からの受信デ
ータを受信する複数の受信部からなり、前記第1の切替
手段に対する模擬データ入力部からの入力模擬データと
して複数の模擬データのセットを複数の受信部の受信デ
ータとして切替える切替手段を設けたことを特徴とする
電力系統保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9759398A JPH11296219A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 電力系統保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9759398A JPH11296219A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 電力系統保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11296219A true JPH11296219A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14196545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9759398A Pending JPH11296219A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | 電力系統保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11296219A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100929014B1 (ko) | 2002-12-23 | 2009-11-26 | 주식회사 포스코 | 제어시스템의 입출력신호 시뮬레이션 시스템 및 방법 |
JP2009295090A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Yamatake Corp | 起動ファイル作成装置、コントローラ、監視システムの接続試験システム及び監視システムの接続試験方法 |
JP2012080600A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Ltd | ディジタル保護継電装置 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP9759398A patent/JPH11296219A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100929014B1 (ko) | 2002-12-23 | 2009-11-26 | 주식회사 포스코 | 제어시스템의 입출력신호 시뮬레이션 시스템 및 방법 |
JP2009295090A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Yamatake Corp | 起動ファイル作成装置、コントローラ、監視システムの接続試験システム及び監視システムの接続試験方法 |
JP2012080600A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Ltd | ディジタル保護継電装置 |
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