JP2003320934A - 信号保安システムの試験装置 - Google Patents

信号保安システムの試験装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄道の駅構内における信号機等の現場機器の
制御を電子連動装置を用いて行う信号保安システムに現
場機器を増設して試験する際、試験装置を小型化、簡略
化して、試験効率を向上を図る。 【解決手段】 既設の複数の電子端末の替わりに、該各
電子端末を模擬する模擬電子端末61〜6Nを有する電
子端末模擬装置6を備え、電子連動装置1からの制御、
指示に対して現場機器を制御する模擬状態を生成して、
現場機器が接続された場合と同様に応答させ、小型で簡
略な構成で複数の電子端末を模擬させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道の駅構内に
おける信号機、転てつ機等の現場機器の制御を電子連動
装置を用いて行う信号保安システムの試験装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道においては、信号機、転てつ機、軌
道回路等の現場機器が相互に関連づけられて駅構内の全
体的な安全が確保される。そのような関連づけを行い、
駅構内の安全を確保するシステムとして信号保安システ
ムがある。図5は、駅構内の信号保安システムの構成図
である。図において、1は電子連動装置で、コンピュー
タを組み込んだ連動処理部や各種メモリ等から成り、L
AN2によって電子端末3、4、5と接続され、電子端
末3、4、5に信号機7、転てつ機8、軌道回路9等の
現場機器を制御する制御指令を与え、電子端末3、4、
5からは表示情報を受ける。
【0003】このような信号保安システムの動作試験を
実施する場合、信号保安システムを実際に稼働できる構
成にして試験するのが最良であるが、全ての現場機器を
接続できない場合があるため、例えば特開平6−321
101号公報に記載されるように、各電子端末3、4、
5に実機モードと模擬モードとを設け、実機モード時に
は接続された現場機器との間で信号伝送を行い、模擬モ
ード時には現場機器を制御する模擬状態を生成して、電
子連動装置1に応答するようにしていた。このような電
子端末3、4、5は、図6に示すように、フェールセー
フが可能なプロセッサとしてのFSP(CPU)10、
ROM11、RAM12、電子連動装置I/F13、現
場機器I/F14によって構成される。ROM11には
実機モード、模擬モードのそれぞれのモード時のプログ
ラムが記憶され、RAM12は作業用の記憶領域であ
る。
【0004】次に、従来の信号保安システムの試験時の
動作について以下に説明する。図5に示す現場機器7、
8、9のうち、信号機7を制御する例を図7に示す動作
チャートに基づいて説明する。実機モード時(通常時)
に電子連動装置1から電子端末3に進行現示制御(HR
=1)を行うと、電子端末3は信号機7に青色(G)点
灯の制御を行う。信号機7が点灯情報を電子端末3に返
すと、電子端末3は表示鎖錠(HR=0)を電子連動
装置1に返す。なお、本明細書中ではHRはHRの反
転信号を表すものとする。模擬モードに変換するための
模擬化指示時には、電子連動装置1から電子端末3に模
擬化指示を行うと、電子端末3は信号機7に赤色(R)
点灯の制御を行う。これに対して電子端末3が模擬アン
サを電子連動装置1に出し、模擬モードに移行する。模
擬モード時には電子連動装置1から電子端末3に進行現
示制御(HR=1)を行うと、電子端末3は信号機7に
は何等の指示を出すことなく、電子連動装置1に表示鎖
錠(HR=0)を返す。このように、電子端末3、
4、5は、模擬モード時において、電子連動装置1から
の制御、指示に対して現場機器を制御する模擬状態を生
成して、現場機器が接続された場合と同様の表示情報を
電子連動装置1へ返す。これにより、仮に電子端末3、
4、5に現場機器が接続されていない場合にも、模擬モ
ードに設定することにより模擬的な現場機器を準備する
ことなく動作試験を可能にするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号保安システ
ムの試験は以上のように行われており、電子端末に実機
モードと模擬モードとの2種のモードを備えることによ
り、電子端末に接続されない現場機器があっても動作試
験を可能にするものであるが、駅対応の電子端末は全て
準備する必要があった。ところで、現場機器を増設する
際、既設の電子端末をそのまま利用して駅で試験するに
は、列車の運行に支障のない深夜などの限られた時間帯
にしか試験できないため、増設する現場機器を現場に設
置する以前に製造元などで予め信号保安システムの動作
試験を行うものである。このような場合、既設の現場機
器を準備する必要はないが、電子端末は増設分だけでな
く既設分も準備する必要があり、試験装置が大型化して
容易に構成できないという問題点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、信号保安システムの動
作試験を行う試験装置を大型化することなく容易に構成
して、試験効率を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の信号保安システムの試験装置は、電子連動装置と
複数の電子端末装置とが伝送路を介して接続され、上記
電子連動装置からの制御指令により、信号機、転てつ機
等の現場機器の制御を上記各電子端末装置で行う信号保
安システムの試験装置であって、上記現場機器を制御す
る複数の上記電子端末装置の状態をそれぞれ模擬する複
数の電子端末模擬部を備えた電子端末模擬装置を、上記
伝送路を介して上記電子連動装置と接続し、上記電子端
末模擬装置は、上記電子連動装置からの制御指令によ
り、上記現場機器と接続することなく上記現場機器を制
御する上記電子端末装置の模擬状態を生成して上記電子
連動装置に応答するものである。
【0008】またこの発明に係る請求項2記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項1において、試験対象
の上記信号保安システム内の一部の電子端末装置を上記
電子連動装置と上記伝送路を介して接続し、上記一部以
外の電子端末装置に替えて該電子端末装置を模擬する上
記電子端末模擬装置を備え、該電子端末模擬装置および
上記一部の電子端末装置と上記電子連動装置との間の信
号伝送により試験するものである。
【0009】またこの発明に係る請求項3記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項1において、試験対象
の上記信号保安システム内の一部の電子端末装置を上記
電子連動装置と上記伝送路を介して接続し、上記信号保
安システム内の全ての電子端末装置を模擬する上記電子
端末模擬装置を備え、該電子端末模擬装置および上記一
部の電子端末装置と上記電子連動装置との間の信号伝送
により試験するものである。
【0010】またこの発明に係る請求項4記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項2または3において、
上記電子連動装置と接続する上記一部の電子端末装置
は、実機モードと模擬モードとを有し、実機モード時に
は接続された現場機器との間で信号伝送を行い、模擬モ
ード時には現場機器を制御する模擬状態を生成して、上
記電子連動装置に応答するものである。
【0011】またこの発明に係る請求項5記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項2〜4のいずれかにお
いて、上記電子連動装置と接続する上記一部の電子端末
装置は、既存の信号保安システムに増設する現場機器を
制御する電子端末装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1は、この発明
の実施の形態1による信号保安システムの試験装置の構
成図である。1は電子連動装置で、コンピュータを組み
込んだ連動処理部や各種メモリ等から成り、伝送路とし
てのLAN2によって電子端末3、4、5と接続され、
電子端末3、4、5に信号機7、転てつ機8、軌道回路
9等の現場機器を制御する制御指令を与え、電子端末
3、4、5からは表示情報を受けるものである。なお、
この場合、信号機7、転てつ機8、軌道回路9等の現場
機器は増設予定の現場機器であり、稼働できる状態にて
駅に設置するものではなく、予め別の場所で、この増設
予定の現場機器を含んだ全体の信号保安システムの試験
を行う。6は電子端末3、4、5と同様にLAN2に接
続された電子端末模擬装置で、信号保安システムが備え
る電子端末のうち、増設予定の現場機器7、8、9に対
応するもの以外、即ち、既設の電子端末(N個)をそれ
ぞれ模擬する電子端末模擬部としてのN個の模擬電子端
末61〜6Nを備える。この各模擬電子端末61〜6N
は、電子連動装置1からのLAN2を介した制御、指示
に対して、対応する現場機器を制御する模擬状態を生成
して、現場機器が接続された場合と同様の表示情報を電
子連動装置1へ返す。
【0013】このような電子端末模擬装置6は、図2に
示すように、フェールセーフが可能なプロセッサとして
のFSP(CPU)10a、ROM11a、RAM12
a、電子連動装置I/F13aによって構成される。R
OM11aには模擬電子端末61〜6Nにて用いるプロ
グラムが記憶され、RAM12aは作業用の記憶領域で
ある。
【0014】次に、試験時の動作について図3に示す動
作チャートに基づいて以下に説明する。まず、電子連動
装置1から電子端末模擬装置6の模擬電子端末61〜6
Nに対して、模擬化指示を行う。このとき、電子端末模
擬装置6は、模擬電子端末61〜6Nを既設のN個の電
子端末を模擬する装置として設定し、電子連動装置1に
応答する。次に、電子連動装置1から、例えば、信号機
を制御する模擬電子端末(1)61に対して、進行現示
制御(HR=1)を行うと、模擬電子端末(1)61は
信号機を制御する模擬状態を生成して、信号機が接続さ
れた場合と同様の表示鎖錠(HR=0)を電子連動装
置1に返す。また、電子連動装置1から転てつ器を制御
する模擬電子端末(2)62に対して、転換制御(WL
R=1)(NR/RR=1)を行うと、模擬電子端末
(2)62は転てつ器を制御する模擬状態を生成して、
転てつ器が接続された場合と同様の開通表示(NKR/
RKR=1)を電子連動装置1に返す。次に、電子連動
装置1から模擬電子端末(2)62に鎖錠制御(WLR
=0)を行うと、模擬電子端末(2)62は転てつ器を
制御する模擬状態を生成して、転てつ器が接続された場
合と同様の鎖錠表示(WLR=1)を電子連動装置1
に返す。なお、実際に接続されている電子端末3、4、
5は、電子連動装置1から信号制御、転換制御等がある
と実際に動作して接続された現場機器7、8、9との間
で信号伝送を行い電子連動装置1に応答する。
【0015】この実施の形態では、電子端末模擬装置6
を既設の複数の電子端末の替わりに備えて、該既設の電
子端末を模擬させるようにした。それぞれの電子端末を
模擬する模擬電子端末61〜6Nは、信号保安システム
を試験するために試験装置に備えた模擬端末であり、電
子連動装置1からの制御、指示に対して現場機器を制御
する模擬状態を生成して、現場機器が接続された場合と
同様に応答する。このため現場機器を接続する必要はな
く、即ち現場機器とのインターフェース(I/F)を持
たず、現場機器との間で信号伝送を行う実機モードも必
要ない。このため、電子端末模擬装置6は電子連動装置
1とのインターフェース(I/F)13aを備える以外
は、模擬モードに対応するソフトウェアのみで構成で
き、小型で簡略な構成で複数の電子端末を模擬させるこ
とができる。上述したように、現場機器を増設する際
に、増設する現場機器を現場に設置する以前に製造元な
どで予め信号保安システムの動作試験を行う場合、電子
端末模擬装置6を備えることにより、既設の現場機器
も、さらに既設の電子端末も準備する必要がなく、試験
装置が小型で簡略な構造で容易に構成でき、試験効率が
大きく向上する。
【0016】なお、この場合、現場機器および対応する
電子端末で実際に備えるものを増設予定の現場機器7、
8、9および電子端末3、4、5とし、それ以外の既設
のものを電子端末模擬装置6に置き換えるものを示した
が、このように増設分、既設分で分けることに限るもの
ではなく、試験条件に応じて他の組み合わせであっても
良い。また、電子端末3、4、5は、実機モードと模擬
モードとを有するものとしても良く、実機モード時には
接続された現場機器7、8、9との間で信号伝送を行
い、模擬モード時には現場機器7、8、9を制御する模
擬状態を生成して、上記電子連動装置に応答する。この
場合、現場機器を接続せず模擬モードを用いて試験する
こともできる。
【0017】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図について説明する。図4は、この発明の実施の
形態1による信号保安システムの試験装置の構成図であ
る。図において、1〜5、7〜9は上記実施の形態1と
同様のもの、6はLAN2に接続された電子端末模擬装
置で、この場合、信号保安システム内の全ての電子端末
をそれぞれ模擬する電子端末模擬部としての模擬電子端
末61〜6N、31、41、51を備える。ここで、各
模擬電子端末61〜6Nは、上記実施の形態1と同様に
既設の電子端末を模擬するもの、各模擬電子端末31、
41、51は、増設予定の現場機器7、8、9に対応す
る電子端末3、4、5を模擬するものである。この各模
擬電子端末61〜6N、31、41、51は、電子連動
装置1からのLAN2を介した制御、指示に対して、対
応する現場機器を制御する模擬状態を生成して、現場機
器が接続された場合と同様の表示情報を電子連動装置1
へ返す。またこのような電子端末模擬装置6は、上記実
施の形態1の図2で示した同様の構成で実現できる。
【0018】電子端末模擬装置6は、以上のように、既
設の電子端末を模擬する模擬電子端末61〜6Nと増設
予定の現場機器7、8、9に対応する電子端末3、4、
5を模擬する模擬電子端末31、41、51の双方を備
える。また、増設予定の現場機器7、8、9は対応する
電子端末3、4、5と共に実際に試験装置に備えられて
いる。このため、この試験装置により信号保安システム
の動作試験を実施する際、電子端末3、4、5を用いず
に電子端末模擬装置6のみで試験する場合と、電子端末
模擬装置6内の模擬電子端末31、41、51は用いず
に既設の電子端末を模擬する模擬電子端末61〜6Nお
よび電子端末3、4、5を用いて試験する場合との2通
りの試験方法がある。後者の試験方法については上記実
施の形態1で示した場合と同様であるため、前者の試験
方法について以下に示す。まず、電子連動装置1から電
子端末模擬装置6の模擬電子端末61〜6N、31、4
1、51に対して、模擬化指示を行う。このとき、電子
端末模擬装置6は、模擬電子端末61〜6N、31、4
1、51を(N+3)個の電子端末を模擬する装置とし
て設定し、電子連動装置1に応答する。続いて、電子連
動装置1から、各模擬電子端末61〜6N、31、4
1、51にLAN2を介して制御指令が出力され、各模
擬電子端末61〜6N、31、41、51は現場機器を
制御する模擬状態を生成して、現場機器が接続された場
合と同様に応答する。
【0019】この実施の形態においても、電子端末模擬
装置6内の各模擬電子端末61〜6N、31、41、5
1は、システムを試験するために試験装置に備えた模擬
端末であり、現場機器を接続する必要はなく、即ち現場
機器とのインターフェース(I/F)を持たず、現場機
器との間で信号伝送を行う実機モードも必要ない。この
ため、電子端末模擬装置6は上記実施の形態1と同様
に、電子連動装置1とのインターフェース(I/F)1
3aを備える以外は、模擬モードに対応するソフトウェ
アのみで構成でき、小型で簡略な構成で複数の電子端末
を模擬させることができる。このため、試験装置が小型
で簡略な構造で容易に構成でき、試験効率が大きく向上
する。また、試験装置を大型化することなく2通りの試
験方法が得られて、試験条件に応じて選択することがで
き、試験方法の自由度が向上する。
【0020】なお、実際の現場機器7、8、9と対応す
る電子端末3、4、5とを省略して模擬電子端末61〜
6N、31、41、51を備えたた電子端末模擬装置6
のみをLAN2を介して電子連動装置と接続しても良
い。この場合、試験方法はこの実施の形態内で説明した
1つとなる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る請求項1記
載の信号保安システムの試験装置は、電子連動装置と複
数の電子端末装置とが伝送路を介して接続され、上記電
子連動装置からの制御指令により、信号機、転てつ機等
の現場機器の制御を上記各電子端末装置で行う信号保安
システムの試験装置であって、上記現場機器を制御する
複数の上記電子端末装置の状態をそれぞれ模擬する複数
の電子端末模擬部を備えた電子端末模擬装置を、上記伝
送路を介して上記電子連動装置と接続し、上記電子端末
模擬装置は、上記電子連動装置からの制御指令により、
上記現場機器と接続することなく上記現場機器を制御す
る上記電子端末装置の模擬状態を生成して上記電子連動
装置に応答するため、試験装置が小型で簡略な構造で容
易に構成でき、試験効率が大きく向上する。
【0022】またこの発明に係る請求項2記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項1において、試験対象
の上記信号保安システム内の一部の電子端末装置を上記
電子連動装置と上記伝送路を介して接続し、上記一部以
外の電子端末装置に替えて該電子端末装置を模擬する上
記電子端末模擬装置を備え、該電子端末模擬装置および
上記一部の電子端末装置と上記電子連動装置との間の信
号伝送により試験するため、上記一部以外の電子端末装
置を準備する必要なく同様の試験機能を果たす試験装置
が得られ、試験装置が小型で簡略な構造で容易に構成で
き、試験効率が大きく向上する。
【0023】またこの発明に係る請求項3記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項1において、試験対象
の上記信号保安システム内の一部の電子端末装置を上記
電子連動装置と上記伝送路を介して接続し、上記信号保
安システム内の全ての電子端末装置を模擬する上記電子
端末模擬装置を備え、該電子端末模擬装置および上記一
部の電子端末装置と上記電子連動装置との間の信号伝送
により試験するため、上記一部以外の電子端末装置を準
備する必要なく同様の試験機能を果たす試験装置が得ら
れて試験装置が小型で簡略な構造で容易に構成でき、試
験効率が大きく向上する。また、試験装置を大型化する
ことなく2通りの試験方法が得られて、試験の自由度が
向上する。
【0024】またこの発明に係る請求項4記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項2または3において、
上記電子連動装置と接続する上記一部の電子端末装置
は、実機モードと模擬モードとを有し、実機モード時に
は接続された現場機器との間で信号伝送を行い、模擬モ
ード時には現場機器を制御する模擬状態を生成して、上
記電子連動装置に応答するため、一部の電子端末装置を
実際に接続した状態でさらに試験装置の構成を簡略化で
き、試験効率が向上する。
【0025】またこの発明に係る請求項5記載の信号保
安システムの試験装置は、請求項2〜4のいずれかにお
いて、上記電子連動装置と接続する上記一部の電子端末
装置は、既存の信号保安システムに増設する現場機器を
制御する電子端末装置であるため、小型で簡略な構成の
試験装置で、現場機器を増設した場合の信号保安システ
ムの試験が効率良く行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による信号保安シス
テムの試験装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による電子端末模擬
装置の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による信号保安シス
テムの試験装置の動作を示す動作チャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による信号保安シス
テムの試験装置の構成図である。
【図5】 信号保安システムの構成図である。
【図6】 従来の電子端末装置の構成図である。
【図7】 従来の信号保安システムの試験動作を示す動
作チャートである。
【符号の説明】
1 電子連動装置、2 伝送路としてのLAN、3,
4,5 電子端末、6 電子端末模擬装置、7,8,9
現場機器、31,41,51,61〜6N 電子端末
模擬部としての模擬電子端末。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子連動装置と複数の電子端末装置とが
    伝送路を介して接続され、上記電子連動装置からの制御
    指令により、信号機、転てつ機等の現場機器の制御を上
    記各電子端末装置で行う信号保安システムの試験装置に
    おいて、上記現場機器を制御する複数の上記電子端末装
    置の状態をそれぞれ模擬する複数の電子端末模擬部を備
    えた電子端末模擬装置を、上記伝送路を介して上記電子
    連動装置と接続し、上記電子端末模擬装置は、上記電子
    連動装置からの制御指令により、上記現場機器と接続す
    ることなく上記現場機器を制御する上記電子端末装置の
    模擬状態を生成して上記電子連動装置に応答することを
    特徴とする信号保安システムの試験装置。
  2. 【請求項2】 試験対象の上記信号保安システム内の一
    部の電子端末装置を上記電子連動装置と上記伝送路を介
    して接続し、上記一部以外の電子端末装置に替えて該電
    子端末装置を模擬する上記電子端末模擬装置を備え、該
    電子端末模擬装置および上記一部の電子端末装置と上記
    電子連動装置との間の信号伝送により試験することを特
    徴とする請求項1記載の信号保安システムの試験装置。
  3. 【請求項3】 試験対象の上記信号保安システム内の一
    部の電子端末装置を上記電子連動装置と上記伝送路を介
    して接続し、上記信号保安システム内の全ての電子端末
    装置を模擬する上記電子端末模擬装置を備え、該電子端
    末模擬装置および上記一部の電子端末装置と上記電子連
    動装置との間の信号伝送により試験することを特徴とす
    る請求項1記載の信号保安システムの試験装置。
  4. 【請求項4】 上記電子連動装置と接続する上記一部の
    電子端末装置は、実機モードと模擬モードとを有し、実
    機モード時には接続された現場機器との間で信号伝送を
    行い、模擬モード時には現場機器を制御する模擬状態を
    生成して、上記電子連動装置に応答することを特徴とす
    る請求項2または3記載の信号保安システムの試験装
    置。
  5. 【請求項5】 上記電子連動装置と接続する上記一部の
    電子端末装置は、既存の信号保安システムに増設する現
    場機器を制御する電子端末装置であることを特徴とする
    請求項2〜4のいずれかに記載の信号保安システムの試
    験装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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