JPH1045735A - ベンゾチアゾール及びベンゾオキサゾール誘導体の製法 - Google Patents
ベンゾチアゾール及びベンゾオキサゾール誘導体の製法Info
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- JPH1045735A JPH1045735A JP13176097A JP13176097A JPH1045735A JP H1045735 A JPH1045735 A JP H1045735A JP 13176097 A JP13176097 A JP 13176097A JP 13176097 A JP13176097 A JP 13176097A JP H1045735 A JPH1045735 A JP H1045735A
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Abstract
−ハロメチルベンゾチアゾール、及び2−ハロメチルベ
ンゾオキサゾール誘導体を、簡便に製造すること。 【解決手段】下記一般式(II) 【化1】 [R6 =C1〜C6アルキル基等、Q=S又はO、m=
0、1、2、3、4]の化合物を、下記一般式(II
I) 【化2】 [X=ハロゲン原子、R4 、R5 =H等]のカルボン酸
又はその反応性誘導体と反応させることを特徴とする、
下記一般式(I) 【化3】 [X、R4 、R5 、R6 、Q、mは前記と同意義]の2
−ハロメチルベンゾチアゾール又は2−ハロメチルベン
ゾオキサゾール誘導体の製造法。
Description
成中間体として有用である2−ハロメチルベンゾチアゾ
ール又は2−ハロメチルベンゾオキサゾール誘導体の新
規で簡便な製造法に関する。
−ハロメチルベンゾオキサゾールの製造法としては、例
えば、2−メチルベンゾチアゾールをN−ブロモこはく
酸イミドを用いてブロム化する方法が、Journal
of MedicinalChemistry 35
巻 1200−1209頁(1992年)に記載されて
いるが、反応速度が遅いことや、ジブロモ体が大量に副
生することなどの欠点がある。
ロロイソシアヌル酸を用いてクロル化する方法が、Sy
nthetic Communication 25巻
3421−3426頁(1995年)に記載されてい
るが、反応速度が遅いことや、ジクロル体が副生するこ
となどの欠点がある。
ロライドを塩基の存在下反応させる方法が、Heter
ocycles 9巻 1413−1418頁(197
8年)に記載されているが、反応速度が遅いことや、副
生物が多い、反応工程が長くなる、などの欠点がある。
ォスフォラニリデンアニリンとクロロアセチルクロライ
ドを反応させる方法が、Heterocycles 4
1巻455−460頁(1995年)に記載されている
が、2−メチルチオ−N−トリフェニルフォスフォラニ
リデンアニリンの入手性に問題があること、反応速度が
遅いことや、反応工程が長くなる、などの欠点がある。
ルクロライドを塩基の存在下反応させ、その後エチルポ
リフォスフェートで環化させる方法が、Heteroc
ycles 41巻 477−485頁(1995年)
に記載されているが、反応工程が長くなる欠点がある。
ルを、例えばクロル化剤を用いてクロル化する方法が、
Tetrahedron 44巻 2021−2032
頁(1985年)に記載されているが、ベンゾチアゾー
ルの2位にハロメチル基を有する化合物のみが製造され
る方法であって種々の置換基を有する化合物を製造し得
ず、また、反応工程が長くなるという欠点がある。
thetic Communication 19巻
2921−2924頁(1989年)に、2−アミノチ
オフェノール、及び2−アミノフェノールとクロロオル
ト酢酸トリエチルエステルより、2−クロロメチルベン
ゾチアゾール、及び2−クロロメチルベンゾオキサゾー
ルを製造する方法が記載されており、同様に、Jour
nal of Medicinal Chemistr
y 30巻 400−405頁(1987年)に、2−
アミノチオフェノール、及び2−アミノフェノールと2
−クロロアセチミディック酸塩酸塩(ClCH2 C=N
H(OCH3 )・HCl )より、2−クロロメチルベン
ゾチアゾール、及び2−クロロメチルベンゾオキサゾー
ルを製造する方法が記載されており、同様に、Jour
nal of Chemicalsociety 14
80−1498頁(1956年)に、2−アミノチオフ
ェノールとクロロアセチルクロライドを五酸化ニリン存
在下、反応させる方法が記載されている。しかしこれら
の製造法においても、反応に用いる試薬の調製が煩わし
いことと、限定された誘導体のみが製造可能であるなど
の欠点がある。
性物質の合成中間体としての2−ハロメチルベンゾチア
ゾール及び2−ハロメチルベンゾオキサゾール誘導体の
重要性に鑑み、その簡便な合成法を鋭意検討した結果、
入手容易な下記一般式(II)で表される2−アミノチ
オフェノール又は2−アミノフェノール誘導体と、下記
一般式(III)で表される2−ハロ酢酸誘導体又はそ
の反応性誘導体とを反応させることにより、わずか1工
程の反応で、容易に下記一般式(I)で表される化合物
が製造されることを見出し本発明を完成した。
(II)
(当該アルキル基は、1乃至4個のハロゲン原子により
置換されても良い)、C3〜C6アルケニル基、C3〜
C6アルキニル基、C1〜C6アルコキシ基(当該アル
コキシ基は、1乃至4個のハロゲン原子により置換され
ても良い)又はハロゲン原子を示し、Qは硫黄原子又は
酸素原子を示し、mは、0、1、2、3又は4を示す
(但し、mが2、3又は4の場合は、それぞれのR6
は、同一又は異なっても良い)。]で表わされる2−ア
ミノチオフェノール又は2−アミノフェノール誘導体
を、下記一般式(III)
びR5 は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、
C1〜C6アルキル基又はフェニル基を示す。]で表わ
されるカルボン酸又はその反応性誘導体と反応させるこ
とを特徴とする、下記一般式(I)
mは前記と同意義を示す。]で表わされる2−ハロメチ
ルベンゾチアゾール又は2−ハロメチルベンゾオキサゾ
ール誘導体の製造法である。
は、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であ
る。R6 において、好適には弗素原子又は塩素原子であ
り、更に好適には弗素原子である。Xにおいて、好適に
は塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には塩素原子
である。R4 及びR5 において、好適には弗素原子又は
塩素原子である。
基」とは、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソ
プロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、t-ブチ
ル、n-ペンチル、イソペンチル、2-メチルブチル、ネオ
ペンチル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、4-メチルペ
ンチル、3-メチルペンチル、2-メチルペンチル、1-メチ
ルペンチル、3,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチ
ル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジ
メチルブチル、2,3-ジメチルブチル、2-エチルブチルの
ような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基
である。R6 において、好適には炭素数1乃至5個の直
鎖又は分枝鎖アルキル基であり、更に好適には炭素数1
乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C1〜C4アル
キル基)であり、より更に好適には炭素数1乃至2個の
アルキル基であり、最も好適にはメチル基である。R4
及びR5 において、好適にはメチル基である。
ル基」とは、例えば、2-プロペニル、1-メチル-2- プロ
ペニル、2-メチル-2- プロペニル、2-エチル-2- プロペ
ニル、2-ブテニル、1-メチル-2- ブテニル、2-メチル-2
- ブテニル、1-エチル-2- ブテニル、3-ブテニル、1-メ
チル-3- ブテニル、2-メチル-3- ブテニル、1-エチル-3
- ブテニル、2-ペンテニル、1-メチル-2- ペンテニル、
2-メチル-2- ペンテニル、3-ペンテニル、1-メチル-3-
ペンテニル、2-メチル-3- ペンテニル、4-ペンテニル、
1-メチル-4- ペンテニル、2-メチル-4- ペンテニル、2-
ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニ
ルのような、炭素数3乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルケ
ニル基である。R6 において、好適には炭素数3乃至5
個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基(C3〜C5アルケニ
ル基)であり、更に好適には2-プロペニル基である。
ル基」とは、例えば、2-プロピニル、1-メチル-2- プロ
ピニル、2-メチル-2- プロピニル、2-エチル-2- プロピ
ニル、2-ブチニル、1-メチル-2- ブチニル、2-メチル-2
- ブチニル、1-エチル-2- ブチニル、3-ブチニル、1-メ
チル-3- ブチニル、2-メチル-3- ブチニル、1-エチル-3
- ブチニル、2-ペンチニル、1-メチル-2- ペンチニル、
2-メチル-2- ペンチニル、3-ペンチニル、1-メチル-3-
ペンチニル、2-メチル-3- ペンチニル、4-ペンチニル、
1-メチル-4- ペンチニル、2-メチル-4- ペンチニル、2-
ヘキシニル、3-ヘキシニル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニ
ルのような、炭素数3乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキ
ニル基である。R6 において、好適には炭素数3乃至5
個の直鎖又は分枝鎖アルキニル基(C3〜C5アルキニ
ル基)である。
シ基」とは、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロポキ
シ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、s-ブ
トキシ、t-ブトキシ、n-ペントキシ、イソペントキシ、
2-メチルブトキシ、ネオペントキシ、1-エチルプロポキ
シ、n-ヘキシルオキシ、4-メチルペントキシ、3-メチル
ペントキシ、2-メチルペントキシ、1-メチルペントキ
シ、3,3-ジメチルブトキシ、2,2-ジメチルブトキシ、1,
1-ジメチルブトキシ、1,2-ジメチルブトキシ、1,3-ジメ
チルブトキシ、2,3-ジメチルブトキシ、2-エチルブトキ
シのような、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコ
キシ基である。R6 において、好適には炭素数1乃至3
個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C1〜C3アルコキ
シ基)であり、更に好適にはメトキシ基又はエトキシ基
であり、最も好適にはメトキシ基である。
原子により置換されたC1〜C6アルキル基」とは、例
えば、クロルメチル、ジクロルメチル、トリクロルメチ
ル、1-クロルエチル、2-クロルエチル、1-クロルプロピ
ル、3-クロルプロピル、1-クロルブチル、4-クロルブチ
ル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロ
メチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、フルオ
ロクロルメチル、ブロモメチル、1-ブロモエチル、2-ブ
ロモエチルのような、前記「ハロゲン原子」が1乃至4
個前記「C1〜C6アルキル基」に結合した基である。
R6 において、好適にはフルオロメチル基、クロロメチ
ル基、トリフルオロメチル基である。
原子により置換されたC1〜C6アルコキシ基」とは、
例えば、クロルメトキシ、ジクロルメトキシ、トリクロ
ルメトキシ、1-クロルエトキシ、2-クロルエトキシ、1-
クロルプロポキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、1-フルオロエトキシ、2-
フルオロエトキシ、フルオロクロルメトキシ、ブロモメ
トキシのような、前記「ハロゲン原子」が1乃至4個前
記「C1〜C6アルキル基」に結合した基である。R6
において、好適にはフルオロメトキシ基、クロロメトキ
シ基、トリフルオロメトキシ基であり、更に好適には、
トリフルオロメトキシ基である。
は、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基又
はハロゲン原子である。
適には、0である。
って、水素原子、ハロゲン原子又はC1〜C6アルキル
基であり、最も好適には、ともに水素原子である。
記一般式(II)
C1〜C6アルコキシ基又はハロゲン原子を示し、Qは
硫黄原子又は酸素原子を示し、mは、0又は1を示
す。]で表わされる2−アミノチオフェノール又は2−
アミノフェノール誘導体を、下記一般式(III)
びR5 は同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子又
はC1〜C6アルキル基を示す。]で表わされるカルボ
ン酸の反応性誘導体と反応させることを特徴とする、下
記一般式(I)
mは前記と同意義を示す。]で表わされる2−ハロメチ
ルベンゾチアゾール又は2−ハロメチルベンゾオキサゾ
ール誘導体の製造法であり、(2)更に好適には、下記
一般式(II)
し、mは、0を示す。]で表わされる2−アミノチオフ
ェノール又は2−アミノフェノール誘導体を、下記一般
式(III)
びR5 は水素原子を示す。]で表わされるカルボン酸の
反応性誘導体と反応させることを特徴とする、下記一般
式(I)
は前記と同意義を示す。]で表わされる2−ハロメチル
ベンゾチアゾール又は2−ハロメチルベンゾオキサゾー
ル誘導体の製造法であり、(3)最も好適には、下記一
般式(II)
示す。]で表わされる2−アミノチオフェノール誘導体
を、下記一般式(III)
びR5 は水素原子を示す。]で表わされるカルボン酸の
反応性誘導体と反応させることを特徴とする、下記一般
式(I)
は前記と同意義を示す。]で表わされる2−ハロメチル
ベンゾチアゾール誘導体の製造法である。
造される化合物(I)を例示するが、本発明はこれら化
合物の製造法に限定されるものではない。
t」はエチル基を、「nPr」はn−プロピル基を、
「iPr」はi−プロピル基を、「nBu」はn−ブチ
ル基を、「iBu」はi−ブチル基を、「sBu」はs
−ブチル基を、「nHex」はn−ヘキシル基を、「P
h」はフェニル基を、それぞれ示す。
硫黄原子である化合物(Ia)を例示しており、表2
は、化合物(I)においてQが酸素原子である化合物
(Ib)を例示している。
は非存在下、必要に応じて酸触媒を使用して行われる。
酸、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、ピバロン酸又はト
リフルオロ酢酸のような低級有機カルボン酸、トリフル
オロメタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のよ
うなスルホン酸、塩酸、硝酸、硫酸又はシリカゲル(ケ
イ酸)のような無機酸、三フッ化ホウ素エーテル錯体又
はチタン酸テトライソプロピルのようなルイス酸、及び
酸性樹脂、を挙げることができる。
ぼさない限り特に限定はないが、例えば、ヘキサン、ベ
ンゼン、トルエンのような炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ンのようなエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類、
クロロホルム、ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロベ
ンゼンのようなハロゲン化炭化水素類及び酢酸、ギ酸の
ようなカルボン酸並びにこれらの混合溶媒を挙げること
ができる。
合は前述した酸触媒を兼ねることもできる。
反応性誘導体とは、通常カルボン酸の反応性誘導体とし
て知られているものであれば特に限定はなく、例えば、
カルボン酸クロリド、カルボン酸ブロミドのようなカル
ボン酸ハライド類、化合物(III)とイミダゾールや
トリアゾールが脱水縮合し活性化されたカルボン酸アミ
ド類、並びに酸無水物を挙げることができる。好適には
酸ハライド類であり、更に好適には酸クロリド類であ
る。
と式(III)のカルボン酸又はその反応性誘導体及び
必要に応じて使用される酸触媒の使用割合は、特に限定
はなく広い範囲から適宜選択できるが、化合物(II
I)は化合物(II)に対して、好適には1〜3倍当
量、更に好適には1〜1.5倍当量、酸触媒は化合物
(II)に対して通常0.001〜大過剰、好適には
0.05〜5当量程度、使用される。
は0℃〜120℃の範囲で行われる。
は30分〜6時間である。
法に従って反応混合物より採取することができる。例え
ば、反応混合物を水にあけ、水不混和性溶媒で抽出を行
なう。抽出液を乾燥後、溶媒を留去することにより式
(I)の化合物が得られる。式(I)の化合物は、必要
ならば再結晶、蒸留又はカラムクロマトグラフィー等の
常法によって精製することができる。
オフェノール又は2−アミノフェノール誘導体(II)
は、置換基R6 の種類によっては不安定な場合がある。
そのような場合には塩酸塩のような、より安定な形態で
本製造法に用いることが望ましい。更に、下記一般式
(IV)
す。]のような、より安定なジスルフィドの形態で本製
造法に用いることもできる。
のジスルフィドを還元するために、還元剤の添加が必要
である。添加する還元剤としては、ジスルフィドをチオ
ールに還元できるものであれば特に限定はないが、例え
ば、亜鉛末や鉄粉などを挙げることができる。これらの
還元剤を化合物(III)と化合物(IV)の混合物に
添加し、反応混合物中で化合物(II)を生成させつつ
所望の化合物(I)を製造することができる。又、場合
によっては、化合物(IV)と還元剤を混合し、反応液
中に十分量の化合物(II)が生成した後、化合物(I
II)を加え、所望の化合物(I)を製造することもで
きる。
に説明する。
−1) 2−アミノチオフェノール0.5g(4.0mmol)
の酢酸(5ml)溶液に、室温でクロロアセチルクロリ
ド0.41ml(5.2mmol)を加え、その後、1
20℃で1時間撹拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO
4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、目的物の粗生成物を
0.64g(87.3%)得た。
d, J=8.0Hz), 7.90 (1H, dd, J=1.4, 7.1Hz), 7.38-7.5
6 (2H, m), 4.95 (2H, s). Mass (M/Z): 183(M+), 149.
−1) 2−アミノチオフェノール0.5g(4.0mmol)
のギ酸(10ml)溶液に、室温でクロロアセチルクロ
リド0.41ml(5.2mmol)を加え、その後、
120℃で1.5時間撹拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(Mg
SO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、0.3
5g(48%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール200mg(1.6mmo
l)のトルエン(2ml)溶液に、室温でクロロアセチ
ルクロリド0.15ml(1.9mmol)と酢酸91
μl(1.6mmol)を加え、その後、120℃で
1.5時間撹拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4 )
後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲル
薄層クロマトグラフィーで精製して、0.26g(90
%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール200mg(1.6mmo
l)のトルエン(2ml)溶液に、室温でクロロアセチ
ルクロリド0.15ml(1.9mmol)を加え、そ
の後、120℃で1時間撹拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(M
gSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣を
シリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、0.2
5g(87%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール1.0ml(9.3mmo
l)の酢酸エチル(12ml)溶液に、氷冷下、クロロ
アセチルクロリド0.89ml(11.2mmol)を
加え、その後、90℃で3時間撹拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾
燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、1.
40g(82%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール0.1ml(0.93mmo
l)のジクロロエタン(1ml)溶液に、室温下、クロ
ロアセチルクロリド78μl(0.98mmol)を加
え、その後、90℃で1時間撹拌した。反応終了後、反
応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥
(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、1
56.3mg(92%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール0.1ml(0.93mmo
l)のジオキサン(1ml)溶液に、室温下、クロロア
セチルクロリド78μl(0.98mmol)を加え、
その後、110℃で1時間撹拌した。反応終了後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥
(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残
渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、1
37.9mg(81%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール0.1ml(0.93mmo
l)のジメチルホルムアミド(1ml)溶液に、室温
下、クロロアセチルクロリド78μl(0.98mmo
l)を加え、その後室温で1時間撹拌した。反応終了
後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製し
て、148.5mg(87%)の目的物を得た。
−1) 2−アミノチオフェノール0.2ml(1.87mmo
l)のトルエン(2.4ml)溶液に、室温でモノクロ
ロ酢酸353mg(3.74mmol)を加え、その
後、120℃で4時間撹拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(Mg
SO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、68.4
mg(19.9%)の目的物を得た。
−1) ビス(2−アミノフェニル)ジスルフィド1.0g
(4.03mmol)の酢酸(10ml)溶液に、室温
でクロロアセチルクロリド0.64ml(8.06mm
ol)と亜鉛末263mg(4.03mmol)を加
え、その後、110℃で1.5時間撹拌した。反応終了
後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
して、0.34g(23%)の目的物を得た。
−1) ビス(2−アミノフェニル)ジスルフィド1.0g
(4.03mmol)の酢酸(10ml)溶液に、室温
で亜鉛末263mg(4.03mmol)を加え、その
後、110℃で1.5 時間撹拌した。放冷後、室温でクロ
ロアセチルクロリド0.64ml(8.06mmol)
を加え、その後、110℃で1.5時間撹拌した。反応
終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製して、0.77g(52%)の目的物を得た。
−2) 2−アミノチオフェノール5.0g(40.0mmo
l)の酢酸(30ml)溶液に、室温でブロモアセチル
クロリド3.97ml(48.0mmol)を加え、そ
の後、120℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(M
gSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、目的物の粗生成
物を8.39g(92%)得た。
d, J=1.4, 7.2Hz), 7.87 (1H, dd, J=1.4, 8.0Hz), 7.3
8-7.56 (2H, m), 4.82 (2H, s).
−2) 2−アミノチオフェノール0.5g(4.0mmol)
の酢酸(5ml)溶液に、室温でブロモアセチルブロミ
ド0.453ml(5.2mmol)を加え、その後、
120℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応液を水に
あけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO
4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、目的物の粗生成物を
0.31g(34%)得た。
−2) 2−アミノチオフェノール0.2ml(1.9mmo
l)のトルエン(2.4ml)溶液に、氷冷下、ブロモ
アセチルブロミド0.2ml(2.2mmol)を加
え、その後、110℃で1時間撹拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾
燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた
残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、
260.4mg(77%)の目的物を得た。
合物番号A−32) 2−アミノチオフェノール0.5g(4.0mmol)
の酢酸(5ml)溶液に、室温で無水クロロジフルオロ
酢酸0.906ml(5.2mmol)を加え、その
後、120℃で2時間撹拌した。反応終了後、反応液を
水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(Mg
SO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、0.4
7g(54%)の目的物を得た。
d, J=1.4, 7.0Hz), 7.97 (1H, dd, J=1.4, 7.0Hz), 7.5
9 (1H, dq, Jd=1.4Hz, Jq=7.0Hz), 7.56 (1H, dq, Jd=
1.4Hz,Jq=7.0Hz).
号A−34) 2−アミノチオフェノール1.0g(8.0mmol)
の酢酸(10ml)溶液に、室温で2−ブロモプロピオ
ニル クロリド1.0ml(9.6mmol)を加え、
その後、120℃で1.5時間撹拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾
燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
て、1.57g(81%)の目的物を得た。
m), 7.90 (1H, m), 7.45 (2H, m), 5.45 (1H, m), 2.22
(1.5H, d, J=6.9Hz), 2.04 (1.5H, d, J=6.9Hz).Mass
(M/Z): 241(M+).
番号A−42) 2−アミノチオフェノール1.0g(8.0mmol)
の酢酸(10ml)溶液に、室温で2−ブロモ−2−フ
ェニルアセチル クロリド2.2g(9.6mmol)
を加え、その後、120℃で1.5時間撹拌した。反応
終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製して、0.68g(28%)の目的物を得た。
d, J=8.1Hz), 7.80 (1H, dd, J=0.7, 8.1Hz), 7.20-7.5
0 (7H, m), 4.45 (1H, s). Mass (M/Z): 303(M+).
ール (化合物番号A−38) 2−アミノチオフェノール1.0g(8.0mmol)
の酢酸(10ml)溶液に、室温で2−ブロモ−3−メ
チルブチリル クロリド1.9g(9.6mmol)を
加え、その後、120℃で1.0時間撹拌した。反応終
了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製して、0.83g(38%)の目的物を得た。
m), 7.87 (1H, m), 7.35-7.55 (2H, m), 5.17 (1H, d,
J=7.3Hz), 2.55 (1H, m), 1.21 (3H, d, J=6.5Hz), 1.0
8 (3H,d, J=6.7Hz). Mass (M/Z): 269(M+).
番号A−36) 2−アミノチオフェノール0.7g(5.6mmol)
の酢酸(7ml)溶液に、室温で2−ブロモブチリル
クロリド1.25g(6.7mmol)を加え、その
後、120℃で1.0時間撹拌した。反応終了後、反応
液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥
(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
0.75g(37%)の目的物を得た。
m), 7.87 (1H, m), 7.35-7.52 (2H, m), 5.22 (1H, m),
2.25-2.50 (2H, m), 1.14 (1H, t, J=7.4Hz). Mass (M/Z): 255(M+).
A−31) 2−アミノチオフェノール1.0g(8.0mmol)
の酢酸(10ml)溶液に、室温で2、2−ジクロロ
アセチル クロリド1.4g(9.6mmol)を加
え、その後、120℃で1.0時間撹拌した。反応終了
後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液
を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
して、1.56g(90%)の目的物を得た。
d, J=1.4, 7.0Hz), 7.93 (1H, dd, J=1.4, 7.3Hz), 7.4
2-7.60 (2H, m), 7.04 (1H, s). Mass (M/Z): 217(M+).
合物番号A−19) ビス(2−アミノ−5−フルオロフェニル)ジスルフィ
ド1.0g(3.8mmol)の酢酸(10ml)溶液
に、室温で亜鉛末246mg(3.8mmol)を加
え、その後、110℃で1.0時間撹拌した。放冷後、
室温でクロロアセチルクロリド0.6ml(7.5mm
ol)を加え、その後、110℃で1.0時間撹拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に
濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して、0.38g(25%)の目的物を得
た。
d, J=4.8, 9.1Hz), 7.56 (1H, dd, J=2.8, 8.1Hz), 7.2
2 (1H, td, Jt=8.1Hz, Jd=2.5Hz), 4.91 (2H, s).
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
の酢酸(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルクロリ
ド88μl(1.10mmol)を加え、その後、12
0℃で3時間撹拌した。反応終了後、反応液を水にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO
4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカ
ゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、65.8mg
(43%)の目的物を得た。
(1H, m), 7.54-7.59 (1H, m), 7.36-7.43 (2H, m), 4.7
6 (2H, s). Mass (M/Z): 167 (M+).
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
のトルエン(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルク
ロリド88μl(1.10mmol)と酢酸0.26m
l(4.58mmol)を加え、その後、120℃で6
時間撹拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エ
チルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4 )後、濾
過、減圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーで精製して、67.4mg(44%)
の目的物を得た。
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
のトルエン(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルク
ロリド88μl(1.10mmol)を加え15分撹拌
した後、濃塩酸を1滴加え、その後、120℃で3時間
撹拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)後、濾過、減
圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマト
グラフィーで精製して、79.8mg(52%)の目的
物を得た。
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
のトルエン(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルク
ロリド88μl(1.10mmol)を加え15分撹拌
した後、濃硫酸を1滴加え、その後、120℃で3時間
撹拌した。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)後、濾過、減
圧下に濃縮し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマト
グラフィーで精製して、118.2mg(77%)の目
的物を得た。
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
のトルエン(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルク
ロリド88μl(1.10mmol)を加え15分撹拌
した後、p−トルエンスルホン酸を17.4mg(0.
09mmol)加え、その後、120℃で3時間撹拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に
濃縮し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィーで精製して、127.1mg(83%)の目的物を
得た。
B−1) 2−アミノフェノール100mg(0.92mmol)
のトルエン(1ml)溶液に、室温でクロロアセチルク
ロリド88μl(1.10mmol)を加え15分撹拌
した後、チタン酸テトライソプロピルを27μl(0.
09mmol)加え、その後、120℃で3時間撹拌し
た。反応終了後、反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を乾燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に
濃縮し、得られた残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフ
ィーで精製して、84.4mg(55%)の目的物を得
た。
(化合物番号B−51) 2−アミノ−4−クロロ−フェノール100mg(0.
70mmol)の酢酸(1ml)溶液に、室温でクロロ
アセチルクロリド67μl(0.84mmol)を加
え、その後、120℃で3時間撹拌した。反応終了後、
反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾
燥(MgSO4 )後、濾過、減圧下に濃縮し、得られた
残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製して、
52.6mg(37%)の目的物を得た。
d, J=2.0Hz), 7.49 (1H, d, J=9.0Hz),7.37 (1H, dd, J
=9.0Hz, J=2.0Hz), 4.75 (2H, s). Mass (M/Z): 201(M+). 融点 48℃
−ハロメチルベンゾチアゾール、及び2−ハロメチルベ
ンゾオキサゾール誘導体は、生理活性物質の合成中間体
として極めて有用である。以下の参考例によって、より
具体的に合成中間体としての有用性を示す。
ェニル]アセトアミド N−(4−ヒドロキシフェニル)アセトアミド133.
9mgをジメチルホルムアミド(DMF)2.7mlに
溶解後、60%水素化ナトリウム0.24gを加えた。
ついで2−ブロモメチルベンゾチアゾ−ル(化合物番号
A−2)205.6mgのDMF溶液(2ml)を加
え、室温にて7時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水
洗し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、減圧下溶媒
留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶
媒 ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製し、融点1
68〜170℃を有する標記化合物221.1mg(収
率84%)を得た。
7.4Hz), 7.90 (1H, d, J=6.9Hz), 7.55-7.35 (2H, m),
7.42 (2H, d, J=9.0Hz), 7.07 (1H, br.s) 7.00 (2H,
d, J=9.0Hz), 5.47 (2H, s), 2.16 (3H, s).
キシ)−2−メチルフェニル]カルバマート N−(4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)カルバマ
ート200mgをジメチルホルムアミド(DMF)5m
lに溶解後、60%水素化ナトリウム52.8mgを加
えた。ついで2−クロロメチルベンゾチアゾ−ル(化合
物番号A−1)284mgのDMF溶液(2ml)を加
え、室温にて20分間撹拌した後、50℃に昇温し更に
1時間撹拌した。酢酸エチルで希釈後、水洗し、硫酸ナ
トリウムで乾燥した。濾過し、減圧下溶媒留去後、シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒 ヘキサ
ン:酢酸エチル=2:1)で精製し、融点159〜16
2℃を有する標記化合物320.4mg(収率85.5
%)を得た。
m), 7.61-7.51 (1H,m), 7.41-7.32 (3H, m), 6.93-6.88
(2H, m), 6.22 (1H, brs), 5.30 (2H, s), 3.77 (3H,
s), 2.24 (3H, s). 参考例1及び参考例2において合成された化合物は、殺
草作用を有しており、除草剤として使用することができ
る。例えば、水田において、雑草の発芽前又は発芽後に
湛水土壌処理することにより、水田の強雑草であるタイ
ヌビエ、ヒメタイヌビエ、ケイヌビエ等のイネ科雑草を
強力に防除することができる。
移植水稲は薬害を受けることがないため、処理適用幅が
大きいという利点がある。
体的にその効果を示す。
ナトリウム塩2.5%、リグニンスルホン酸カルシウム
塩2.5%及び珪藻土70%をよく粉砕混合して水和剤
を得た。
ナトリウム塩2.5%、リグニンスルホン酸カルシウム
塩2.5%及び珪藻土70%をよく粉砕混合して水和剤
を得た。
タイヌビエの種子を表層1cmに混和した。また、2葉
期の水稲の苗を移植して湛水状態とし、温室で生育させ
た。3日後に、製剤例1又は2に準じて調製した水和剤
を用いて所定の薬量を湛水土壌処理し、21日後に、次
に示す判定基準に従って調査を行なった。
薬量で、タイヌビエに対して5の活性を示し、一方、水
稲には殺草活性を有しなかった(0の活性であった)。
剤例1又は2に準じて調製した水和剤を用いて所定の薬
量を湛水土壌処理し、21日後に、試験例1に示した判
定基準に従って調査を行なった。その結果、参考合成例
1、及び2において合成された化合物は、10g/aと
5g/aの薬量で、タイヌビエに対してそれぞれ5の活
性を示し、一方、水稲には殺草活性を有しなかった(0
の活性であった)。
Claims (10)
- 【請求項1】下記一般式(II) 【化1】 [式中、R6 は、C1〜C6アルキル基(当該アルキル
基は、1乃至4個のハロゲン原子により置換されても良
い)、C3〜C6アルケニル基、C3〜C6アルキニル
基、C1〜C6アルコキシ基(当該アルコキシ基は、1
乃至4個のハロゲン原子により置換されても良い)又は
ハロゲン原子を示し、Qは硫黄原子又は酸素原子を示
し、mは、0、1、2、3又は4を示す(但し、mが
2、3又は4の場合は、それぞれのR6 は、同一又は異
なっても良い)。]で表わされる2−アミノチオフェノ
ール又は2−アミノフェノール誘導体を、下記一般式
(III) 【化2】 [式中、Xはハロゲン原子を示し、R4 及びR5 は同一
又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6ア
ルキル基又はフェニル基を示す。]で表わされるカルボ
ン酸又はその反応性誘導体と反応させることを特徴とす
る、下記一般式(I) 【化3】 [式中、X、R4 、R5 、R6 、Q、及びmは前記と同
意義を示す。]で表わされる2−ハロメチルベンゾチア
ゾール又は2−ハロメチルベンゾオキサゾール誘導体の
製造法。 - 【請求項2】一般式(II)及び(I)において、R6
が、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基又
はハロゲン原子である、請求項1に記載の製造法。 - 【請求項3】一般式(II)及び(I)において、m
が、0又は1である、請求項1又は2に記載の製造法。 - 【請求項4】一般式(II)及び(I)において、m
が、0である、請求項1又は2に記載の製造法。 - 【請求項5】一般式(III)及び(I)において、R
4 及びR5 が、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン
原子又はC1〜C6アルキル基である、請求項1乃至4
に記載の製造法。 - 【請求項6】一般式(III)及び(I)において、R
4 及びR5 が、水素原子である、請求項1乃至4に記載
の製造法。 - 【請求項7】一般式(II)及び(I)において、Q
が、硫黄原子である、請求項1乃至6に記載の製造法。 - 【請求項8】一般式(III)で表されるカルボン酸の
反応性誘導体を用いる、請求項1乃至7に記載の製造
法。 - 【請求項9】酸触媒の存在下で行う、請求項1乃至8に
記載の製造法。 - 【請求項10】酸触媒の非存在下で行う、請求項1乃至
8に記載の製造法。
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JP8-130145 | 1996-05-24 | ||
JP13176097A JP4077054B2 (ja) | 1996-05-24 | 1997-05-22 | ベンゾチアゾール及びベンゾオキサゾール誘導体の製法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1045735A true JPH1045735A (ja) | 1998-02-17 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2013123634A1 (en) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | Rhodia Operations | Process for production of dfmb derivatives |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP13176097A patent/JP4077054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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EP1681287A1 (en) | 2000-07-04 | 2006-07-19 | Ube Industries, Ltd. | Benzoxazole compounds, process for producing the same, and herbicides |
WO2013123634A1 (en) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | Rhodia Operations | Process for production of dfmb derivatives |
JP2015506991A (ja) * | 2012-02-20 | 2015-03-05 | ローディア オペレーションズ | Dfmb誘導体の製造方法 |
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