JP2009007348A5 - - Google Patents

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より具体的には、(6−アミノ−3−ピリジル)メタノールと1−[4−(1−アセチル−1H−3−ピラゾリル)フェニル]−2−ブロモ−1−エタノンをジオキサンに溶解し、加熱還流する。放冷後、析出物をろ取して表記化合物の臭酸塩を得る。得られた固体をクロロホルムに懸濁し、トリエチルアミンを加え、室温で撹拌する。反応液を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−{4−[6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンを得る。次に、1−(3−{4−[6−(ヒドロキシメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンと四臭化炭素のテトラヒドロフラン溶液に、トリフェニルフォスフィンを加える。室温で撹拌した後、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−{4−[6−(ブロモメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンを得る。次に、1−(3−{4−[6−(ブロモメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンとN1,N2−ジ{2−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−2−メチルプロピル}−1,2−エタンジアミンをアセトニトリルに溶解し、トリエチルアミンを加え,加熱還流する。放冷後、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(3−{4−[6−({{2−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−2−メチルプロピル}[2−({2−[(4−メトキシベンジルスルファニル)]−2−メチルプロピル}アミノ)エチル]アミノ}メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンを得る。次に、1−(3−{4−[6−({{2−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−2−メチルプロピル}[2−({2−[(4−メトキシベンジルスルファニル)]−2−メチルプロピル}アミノ)エチル]アミノ}メチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンをトリフルオロ酢酸に溶解し、加熱還流する。放冷後、減圧濃縮して得られる残渣に水を加え、ジクロロメタンで洗浄する。水層を減圧濃縮することにより、2−メチル−1−[{2−[(2−メチル−2−スルファニルプロピル)アミノ]エチル}({2−[4−(1H−3−ピラゾリル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}メチル)アミノ]−2−プロパンチオール 二トリフルオロ酢酸塩を得ることができる。
より具体的には、1−(3−{4−[6−(ブロモメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾリル)−1−エタノンと2,2’−ジピコリルアミンをアセトニトリルに溶解し、トリエチルアミンを加え、加熱還流する。放冷後、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−{3−[4−(6−{[ジ(2−ピリジルメチル)アミノ]メチル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1H−1−ピラゾリル}−1−エタノンを得る。次に、1−{3−[4−(6−{[ジ(2−ピリジルメチル)アミノ]メチル}イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1H−1−ピラゾリル}−1−エタノンをエタノールに溶解し、3N塩酸を加えて加熱還流する。放冷後、水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性としたのち、クロロホルムで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、N,N−ジ(2−ピリジルメチル)−{2−[4−(1H−3−ピラゾリル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}メタンアミンを得ることができる。
より具体的には、2,5−ジアミノピリジンと6−[2−(tert−ブトキシカルボニル)ヒドラジノ]ニコチン酸、及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾールをN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、トリエチルアミン、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩を加え、室温で撹拌する。反応溶液に水を加え、ジクロロメタンで抽出後、硫酸マグネシウムでする。溶媒を減圧留去して得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、tert−ブチル 2−(5−{[(6−アミノ−3−ピリジル)アミノ]カルボニル}−2−ピリジル)−1−ヒドラジンカルボシキレートを得る。次に、tert−ブチル 2−(5−{[(6−アミノ−3−ピリジル)アミノ]カルボニル}−2−ピリジル)−1−ヒドラジンカルボシキレートと1−[4−(1−アセチル−1H−3−ピラゾリル)フェニル]−2−ブロモ−1−エタノンをジオキサンに溶解し、加熱還流する。放冷後,析出物をろ取して臭酸塩を得る。得られた固体をクロロホルムに懸濁し,トリエチルアミンを加え,室温で撹拌する。反応液を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにて精製し、tert−ブチル 2−{5−[({2−[4−(1−アセチル−1H−3−ピラゾリル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}アミノ)カルボニル]−2−ピリジル}−1−ヒドラジンカルボキシレートを得る。次に、tert−ブチル 2−{5−[({2−[4−(1−アセチル−1H−3−ピラゾリル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}アミノ)カルボニル]−2−ピリジル}−1−ヒドラジンカルボキシレートをエタノールに溶解し、3N塩酸を加え,加熱還流する。析出する固体をろ取してN3−{2−[4−(1H−3−ピラゾリル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−6−ヒドラジノニコチンアミド 二塩酸塩を得ることができる。
参考例5
1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−−エタノン(9)
1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノール(579mg)のクロロホルム溶液(50mL)に二酸化マンガン(691mg)を加え、8時間還流した。反応液をセライト濾過し、母液を濃縮して得られる残渣物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=95:5)にて精製、減圧濃縮し標題化合物(371mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:2.60(3H,s),7.46(2H,s),8.03(2H,d,J=8.3Hz),8.09(2H,J=8.3Hz),8.46(1H,s),8.93(1H,s).
EI−MS m/z:362(M)
参考例6
(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−2−プロペン−1−オン(10)
1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−−エタノン(495mg)のジメチルホルムアミド溶液(50mL)にN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(363μL)を滴下し、150℃で16時間加熱した。反応液を濃縮し残渣物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=97:3)にて精製、減圧濃縮し標題化合物(274mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl)δ:2.97(3H,br),3.16(3H,br),5.77(1H,d,J=12.4Hz),7.35(1H,dd,J=1.5,10.9Hz),7.44(1H,d,J=9.3Hz),7.83(1H,d,J=12.4Hz),7.86(1H,s),7.98(4H,d,J=0.5Hz),8.40(1H,s).
実施例3
6−ヨード−2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル] イミダゾ[1,2−a]ピリジン(11)
(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−2−プロペン−1−オン(344mg)のエタノール溶液(30mL)にヒドラジン1水和物(100μL)を加え、3時間還流した。反応液を放冷し、析出物を濾取し乾燥することで標題化合物(290mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:6.75(1H,d,J=1.7Hz),7.44(2H,t,J=9.8Hz),7.79(1H,br),7.87(2H,d,J=8.0Hz),7.98(2H,d,J=8.0Hz),8.34(1H,s),8.91(1H,s),12.90(1H,br).
EI−MS m/z:386(M)
参考例7
2−ブロモ−1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノン(14)
1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−−エタノン(464mg)にジクロロメタン(9mL)とトリエチルアミン(355μL)を加え氷冷中で撹拌した。この反応液にブロモトリメチルシラン(379μL)を滴下し、室温で22時間撹拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンにて抽出後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮し、濃縮残渣をテトラヒドロフラン(7mL)に溶解し、N−ブロモこはく酸イミド(228mg)を加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を留去し残渣物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=98:2)にて精製、減圧濃縮し標題化合物(441mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:4.95(2H,s),7.47(2H,s),8.07(2H,d,J=8.3Hz),8.12(2H,d,J=8.3Hz),8.49(1H,s),8.94(1H,s).
EI−MS m/z:442(M+H)
実施例4
2−[4−(1H−4−イミダゾル)フェニル]−6−ヨード イミダゾ[1,2−a]ピリジン(15)
2−ブロモ−1−[4−(6−ヨードイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノン(100mg)のホルムアミド溶液(2mL)を190℃で1時間加熱した。室温まで放冷後、反応液に水と2規定水酸化ナトリウム溶液を加え、ジクロロメタン+メタノールにて抽出後、溶媒を留去し残渣物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=9:1)にて精製、減圧濃縮し標題化合物(81mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:7.42(2H,s),7.67(1H,s),7.71(1H,s),7.85(2H,d,J=8.3Hz),7.92(2H,d,J=8.1Hz),8.30(1H,s),8.90(1H,s),12.18(1H,br).
EI−MS m/z:386(M)
参考例18
2−アミノ−−ブロモベンゼンチオール(35)
水(80mL)に0℃で水酸化カリウム(39.6g)を溶解し、これに2−アミノ−6−ブロモベンゾチアゾール(6.87g)を加えて、一晩加熱還流した。室温に戻したのち、5N 酢酸水溶液で中和して析出する結晶をろ取した。ろ取した結晶を水で洗浄し、減圧加熱乾燥後、イソプロピルエーテルから再結晶することにより、標題化合物(3.87g)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d+DO)δ:6.72(1H,d,J=8.8Hz),7.00(1H,d,J=2.4Hz),7.24(1H,dd,J=2.4,8.8Hz).
FAB−MS m/z:204(M+H)
参考例22
5−[4−(6−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−1,3−オキサゾール(39)
2−アミノ−−ブロモベンゼンチオール(102mg)及び4−(1,3−オキサゾール−5−イル)ベンズアルデヒド(87mg)をジメチルスルホキシド(1mL)に溶解し、160℃で10分間撹拌した。反応溶液に水(10mL)を加えて析出物をろ取し、メタノールで洗浄することにより標題化合物(105mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:7.71(1H,dd,J=2.0,8.5Hz),7.88(1H,s),7.93(2H,d,J=8.3Hz),8.01(1H,d,J=8.5Hz),8.16(2H,d,J=8.3Hz),8.47(1H,d,J=2.0Hz),8.54(1H,s).
EI−MS m/z:356(M+H)
参考例24
2−アミノ−−ブロモベンゼンチオール(44)
原料として3−ブロモフェニル イソチオシアネート(25.0g)を用いて参考例16と同様の操作を行い、N−(3−ブロモフェニル)チオウレア(19.4g)を無色結晶として得た。続いて参考例17同様の操作を行い、2−アミノ−5−ブロモベンゾチアゾール(1.21g)を得た。続いて参考例18と同様の操作を行い、標題化合物(227mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDOD)δ:6.67(1H,d,J=7.8Hz),6.75(1H,d,J=7.8Hz),6.95(1H,d,J=7.8Hz).
実施例14
5−[4−(5−ヨード−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−1,3−オキサゾール(47)
参考例24で得られた2−アミノ−−ブロモベンゼンチオール(143mg)及び参考例21で得られた4−(1,3−オキサゾール−5−イル)ベンズアルデヒド(121mg)を用いて参考例22と同様の操作を行い、5−[4−(5−ブロモ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)フェニル]−1,3−オキサゾール(156mg)を得た。続いて参考例12と同様の操作を行い、5−{4−[5−(1,1,1−トリブチルスタンニル)−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル]フェニル}−1,3−オキサゾール(94mg)を得た。続いて実施例8と同様の操作を行い、標題化合物(33.4mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:7.35(1H,t,J=7.8Hz),7.83(1H,d,J=7.8Hz),7.90(1H,s),7.93(2H,d,J=8.3Hz),8.09(1H,d,J=7.8Hz),8.22(2H,d,J=8.3Hz),8.54(1H,s).
EI−MS m/z:404(M)
HR−EI−MS m/z:403.9500(calcd.for C16OSI;403.9480).
参考例28
1−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノン(91)
2−アミノ−5−フルオロピリジン(2.5g)と2−ブロモ−4’−シアノアセトフェノン(5.0g)をエタノール(100mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(1.9g)を加え、16時間還流した。反応溶液に水(10mL)を加え放冷後、析出物を濾取し乾燥し、4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル(2.1g)を得た。次に得られた4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリルを無水テトラヒドロフラン溶液(30mL)に溶解し、−78℃にてジイソブチル水素化アルミニウム(9.0mL,0.93Mヘキサン溶液)を滴下し、アルゴン気流下、室温にて2時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム飽和水溶液(10mL)を滴下後、室温にて1時間撹拌し、無水硫酸マグネシウム、ジエチルエーテルを加えて更に1時間撹拌した。溶媒を留去して得られる残渣物を精製し、4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド(0.6g)を得た。次に無水テトラヒドロフラン溶液(30mL)に溶解しアルゴン気流下、−78℃にてメチルマグネシウムブロマイド(0.78mL,3Mヘキサン溶液)を滴下し、氷冷中で15分撹拌後、室温にて3時間撹拌した。反応液に塩化アンモニウム飽和水溶液(10mL)を滴下し、室温で1時間撹拌した。ジクロロメタン−メタノールにて抽出後、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=95:5)にて精製し、1−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノール(530mg)を得た。得られた1−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−1−エタノール(530mg)をクロロホルム溶液(50mL)に溶解し、二酸化マンガン(721mg)を加え、4時間還流した。反応液をセライト濾過し、ろ液を濃縮して得られる残渣物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=98:2)にて精製し、標題化合物(410mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:2.60(3H,d,J=0.6Hz),7.34−7.39(1H,m),7.67(1H,dd,J=5.4Hz,10.0Hz),8.02(2H,d,J=8.3Hz),8.09(2H,d,J=8.1Hz),8.53(1H,s),8.77(1H,dd,J=2.4Hz,4.6Hz).
EI−MS m/z:254(M)
実施例22
6−フルオロ−2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン(93)
参考例28で得られた1−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−−エタノン(410mg)を用いて参考例6と同様の操作を行い、(E)−3−(ジメチルアミノ)−1−[4−(6−フルオロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル)フェニル]−2−プロペン−1−オン(120mg)を得た。次に実施例3と同様の操作を行い、標題化合物(75mg)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:6.74(1H,d,J=2.0Hz),7.30−7.35(1H,m),7.64(1H,dd,J=4.4Hz,10.0Hz),7.71(1H,br),7.86(2H,d,J=8.3Hz),7.98(2H,d,J=8.3Hz),8.41(1H,s),8.75(1H,dd,J=2.4Hz,4.6Hz),12.94(1H,br).
EI−MS m/z:278(M)
実施例24
125I]6−ヨード−2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]−6−(1,1,1−トリブチルスタニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(トリブチルスタニル前駆体)を用いて実施例2と同様の操作を行い、最終的に約1〜2mCi/mLの5.0mMアスコルビン酸/90%エタノール水溶液の組成になるようにエタノールと50mMアスコルビン酸水溶液を適量添加した後、0.20μmのメンブランフィルターで濾過し、目的物の溶液を調製した。in vitro結合実験及びラット体内分布実験のために、8週間まで−20℃にて貯蔵した。90%メタノール水溶液を展開溶媒として逆相シリカゲルプレート(Whatman、KC18F)を用いるTLCで分析する時、目的物のRf値は約0.5、放射化学的純度は95%以上であり、比放射能は約2000Ci/ミリモルであった。
参考例30
123I]6−ヨード−2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]−6−(1,1,1−トリブチルスタニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(トリブチルスタニル前駆体)を用いて参考例29と同様の操作を行い、最終的に約2〜3mCi/mLの5%エタノール/40mMアスコルビン酸/0.05%ツィーン80生理食塩水溶液になるように、エタノールと40mMアスコルビン酸/0.05%ツィーン80生理食塩水溶液を適量添加して溶解させ、0.20μmのメンブランフィルターで濾過し、目的物の溶液(サルイメージング実験用)を調製した。90%メタノール水溶液を展開溶媒として逆相シリカゲルプレート(Whatman、KC18F)を用いるTLCで分析する時、目的物のRf値は約0.5、調製直後及び室温3時間後の放射化学的純度は共に90%以上であった。
実施例25
tert−ブチル 3−{4−[6−(1,1,1−トリブチルスタニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イル]フェニル}−1H−1−ピラゾールカルボキシレート
2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]−6−(1,1,1−トリブチルスタニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(113mg)とジメチルアミノピリジン(26mg)をジクロロメタン(3mL)に溶解し、氷冷中で撹拌した。反応溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(1.1mL)を加え、室温で8時間撹拌した。反応溶液にジクロロメタンを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して得られる残渣物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン:メタノール=97:3溶出部より得た分画を減圧濃縮し、標題化合物(127mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl)δ:0.91(9H,t,J=7.3Hz),1.06−1.26(6H,m),1.31−1.40(6H,m),1.47−1.61(6H,m),1.68(9H,s),6.76(1H,d,J=2.9Hz),7.16(1H,d,J=8.8Hz),7.61(1H,d,J=8.5Hz),7.89(1H,s),7.98−8.04(5H,m),8.11(1H,d,J=3.0Hz).
FAB−MS m/z:651(M+H)
実施例27
6−ヨード−2−[4−(1H−4−ピラゾル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
4’−ブロモアセトフェノン(641mg)と4,4,5,5−テトラメチル−2−(1H−ピラゾール−2−イル)−1,3,2−ジオキサボロラン(750mg)を1−プロパノール(16mL)に溶解し、2規定炭酸ナトリウム(5mL)とビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド(67mg)を加え、アルゴンガス中100℃で19時間加熱した。反応溶液にジクロロメタンを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して得られる残渣物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン:メタノール=100:5溶出部より得た分画を減圧濃縮し、1−[4−(1H−4−ピラゾル)フェニル]−1−エタノン(444mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl)δ:2.62(3H,s),7.61(2H,d,J=8.5Hz),7.94(2H,s),7.98(2H,d,J=8.5Hz).
EI−MS m/z:186(M)
次に、1−[4−(1H−4−ピラゾル)フェニル]−1−エタノン(44mg)とジメチルアミノピリジン(292mg)をジクロロメタン(30mL)に溶解し、氷冷中で撹拌した。この反応溶液に二炭酸ジ−tert−ブチル(1.1mL)を加え、室温で8時間撹拌した。反応溶液にジクロロメタンを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して得られる残渣物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン:メタノール=100:1溶出部より得た分画を減圧濃縮し、tert−ブチル 4−(4−アセチルフェニル)−1H−1−ピラゾールカルボキシレート(659mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDCl)δ:1.69(9H,s),2.61(3H,s),7.62(2H,d,J=8.5Hz),7.99(2H,d,J=8.2Hz),8.04(1H,s),8.39(1H,s).
EI−MS m/z:286(M)
次に、(E)−1−[4−(5−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル]−3−ジメチルアミノ−2−プロペン−1−オンと(E)−1−[4−(−ブロモ−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル]−3−ジメチルアミノ−2−プロペン−1−オンの1:1混合物(93mg)をエタノール(2mL)に懸濁し、ヒドラジン1水和物(30μL)を加え、2時間加熱還流した。放冷後、反応液を濃縮して得られる固体をろ取してジエチルエーテルで洗浄し、減圧乾燥して5−ブロモ−2−[4−(1H−3−ピラゾリル)フェニル]−1H−ベンゾ[d]イミダゾール(83mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDOD)δ:6.79(1H,d,J=2.2Hz),7.39(1H,dd,J=1.7,8.5Hz),7.53(1H,d,J=8.5Hz),7.72(1H,brs),7.77(1H,s),7.98(2H,d,J=8.3Hz),8.14(2H,d,J=8.3Hz).
EI−MS m/z:338(M)
実施例34
N1−(−メチル−−スルファニルプロピル)−N1−{2−[(−メチル−−スルファニルプロピル)アミノ]エチル}−2−[3−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルフェニル)−1H−1−ピラゾリル]アセタミド
2−アミノピリジン(1.88g)と2−ブロモ−4’−シアノアセトフェノン(4.48g)をエタノール(40mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(1.85g)を加え、10時間還流した。反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン:メタノール=100:1溶出部より得た分画を減圧濃縮して得られる固体をジエチルエーテルでろ取することにより、4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルベンゾニトリル(3.82g)を得た。
H−NMR(400MHz,DMSO−d)δ:6.94(1H,tt,J=1.0,6.8Hz),7.30(1H,ddt,J=1.0,6.8,9.0Hz),7.62(1H,d,J=9.0Hz),7.90(2H,d,J=8.5Hz),8.16(2H,d,J=8.5Hz),8.56(1H,ddd,J=1.0,2.0,6.8Hz),8.60(1H,s).
次に、2−[3−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルフェニル)−1H−1−ピラゾリル]酢酸(255mg)とN1,N2−ジ{2−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−2−メチルプロピル}−1,2−エタンジアミン(381mg)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(135mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、トリエチルアミン(279μL)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(192mg)を加え、室温で6時間撹拌した。反応溶液に水を加え、ジクロロメタンで抽出後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーに付し、ジクロロメタン:メタノール=30:1溶出部より得た分画を減圧濃縮することにより、N1−{−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−−メチルプロピル}−N1−[2−({−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−−メチルプロピル}アミノ)エチル]−2−[3−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルフェニル)−1H−1−ピラゾリル]アセタミド(456mg)を得た。
H−NMR(400MHz,CDOD)δ:1.32(6H,s),1.34(6H,s),2.56(2H,s),2.72(2H,t,J=6.6Hz),3.57−3.85(8H,m),3.71(6H,s),5.30(2H,s),6.72(1H,d,J=2.4Hz),6.78(2H,d,J=8.6Hz),6.82(2H,d,J=8.6Hz),6.91(1H,dt,J=1.0,6.8Hz),7.21(2H,d,J=8.6Hz),7.24(2H,d,J=8.6Hz),7.31(1H,ddd,J=1.0,2.4,6.8Hz),7.56(1H,d,J=9.0Hz),7.65(1H,d,J=2.4Hz),7.87(2H,d,J=8.5Hz),7.93(2H,d,J=8.5Hz),8.20(1H,s),8.41(1H,d,J=6.8Hz).
ESI−MS m/z:777(M+H)
次に、N1−{−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−−メチルプロピル}−N1−[2−({−[(4−メトキシベンジル)スルファニル]−−メチルプロピル}アミノ)エチル]−2−[3−(4−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルフェニル)−1H−1−ピラゾリル]アセタミド(155mg)をトリフルオロ酢酸(2mL)に溶解し、4時間加熱還流した。放冷後、減圧濃縮して得られる残渣に水を加え、ジクロロメタンで洗浄した。水層を減圧濃縮することにより、標題化合物(90mg)を得た。FAB−MS m/z:537(M+H)
実施例36
123I]6−ヨード−2−[4−(1H−3−ピラゾル)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン注射液の製法
ヨウ化ナトリウム3.75μgを0.3mol/Lリン酸−ナトリウム緩衝液(pH5.5)1167μLに溶解し、ヨウ化ナトリウム(123I)液(検定日時放射能濃度;12.33GBq/mL)500μL、1mg/mL実施例25化合物の2−プロパノール溶液333μL及び0.1mg/mLクロラミンT水溶液333μLを加え、室温で5分間反応させた。反応終了後、エタノール1667μL及び塩酸833μLを加えて反応用ガラスバイアルにゴム栓及びアルミ栓を施栓し、70℃に加熱したヒーティングブロックに30分間置いて脱保護化した。脱保護化終了後施栓を解き、12mol/L水酸化ナトリウム水溶液750μL及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液2499μLを加えて液を中和し、更に注射用水8000μLを加えた。この液全量を、あらかじめ無水エタノール5mL及び注射用水5mLで活性化した固相抽出カラム(Empore C18 HD, 3M)に減圧下(100Torr)通液し、反応用ガラスバイアルを注射用水5mLで洗浄した液全量も減圧下(100Torr)通液した。更に注射用水5mLを減圧下(100Torr)通液した。固相抽出カラムに無水エタノール0.5mL及び注射用水0.5mLを減圧下(500Torr)通液し、標題化合物を抽出した。次に、固相抽出カラムからの抽出液をHPLCに注入し、下記条件にて精製した。[移動相;ラインA:エタノール、ラインB:蒸留水、A:B=50:50、流速;2mL/min.、カラム温度;30℃、UV測定波長;275nm、カラム;CAPCELL PAK C18 UG120,5μm]

Claims (10)

  1. 一般式(1)
    Figure 2009007348

    (式中、Xは置換基を有していてもよい2環性の複素環式基を示し;
    は水素原子、ハロゲン原子又はキレート形成基を示し;
    Aを含む環は、ベンゼン環又はピリジン環を示し;
    Bを含む環は、置換基を有していてもよい5員の芳香族複素環式基を示し、この環は式中のベンゼン環又はピリジン環と炭素原子で結合している。)
    で表され、X 、X 、又はBを含む環に少なくとも1個の放射性核種を有する化合物、その塩、それらの溶媒和物又はそれらの遷移金属配位体を含有するイメージング剤。
  2. 放射性核種が、放射性のハロゲン原子及び放射性の遷移金属原子から選ばれるものである請求項記載のイメージング剤。
  3. 、X、又はBを含む環に少なくとも1個のハロゲン原子を有するものである請求項1又は2記載のイメージング剤。
  4. が、置換基を有していてもよい6員環―5員環の2環性複素環式基である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  5. が、置換基を有していてもよい、ベンゾチアゾリル基、ベンズオキサゾリル基、イミダゾピリジル基、イミダゾピリミジル基又はベンズイミダゾリル基である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  6. で示される2環性の複素環式基上の置換基が、ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、アルキルスズ基、ハロゲノアルキル基、ハロゲノアルキルカルボニルアミノ基及びキレート形成基から選ばれる1〜3個の置換基である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  7. Bを含む環が、置換基を有していてもよい含窒素5員芳香族複素環である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  8. Bを含む環が、置換基を有していてもよい、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、チアジアゾリル基、オキサジアゾリル基又はテトラゾリル基である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  9. Bを含む環上の置換基が、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基及びキレート形成基から選ばれる1〜3個の置換基である請求項1〜のいずれか1項記載のイメージング剤。
  10. アミロイドイメージング剤である請求項1〜9のいずれか1項記載のイメージング剤。
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