JPH104566A - 映像信号デジタル及びアナログ化方法と映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号デジタル及びアナログ化方法と映像信号処理装置

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JPH104566A
JPH104566A JP8155553A JP15555396A JPH104566A JP H104566 A JPH104566 A JP H104566A JP 8155553 A JP8155553 A JP 8155553A JP 15555396 A JP15555396 A JP 15555396A JP H104566 A JPH104566 A JP H104566A
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Japan
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video signal
output
converter
power supply
control
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JP8155553A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Tagami
知久 田上
Masayuki Akihisa
正之 秋久
Hideaki Yamauchi
秀昭 山内
Yutaka Miki
豊 三木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像信号をデジタル処理する信号処理装置の
回路規模が大きく複雑でコストも高く、また動作速度が
低速であった。 【解決手段】 コントラスト制御信号に応じた制御電圧
を出力する制御回路1と、アナログ映像信号のペデスタ
ルレベル電圧を取り込み維持するサンプルホールド回路
4と、ペデスタルレベル電圧に制御回路1からの制御電
圧と第1の基準電源2からの出力電圧を加算する第1の
加算器5と、ペデスタルレベル電圧に第2の基準電源3
からの出力電圧を加算する第2の加算器6と、第1の加
算器5の出力を上側基準電圧とし、第2の加算器6の出
力を下側基準電圧としアナログ映像信号をデジタル映像
信号に変換するA/D変換器7を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号をデジタ
ル処理するためのアナログ・デジタル変換(以下A/D
変換)及びデジタル・アナログ変換(以下D/A変換)
をする回路に関し、特にデジタルテレビジョンなどで映
像信号をデジタル処理する機器における映像信号デジタ
ル及びアナログ化方法と映像信号処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機においてメモ
リを応用したデジタル映像信号処理が導入されるように
なってきた。これにより従来のアナログ信号処理では困
難であった2次元/3次元のフィルタ処理も実現できる
ようになるとともに、信号処理の大幅な安定化、高精度
化が図られている。例えばデジタルテレビジョン受像機
における映像信号処理回路の一例について図27を参照
しながら説明する。
【0003】図27は、従来のデジタルテレビジョン受
像機における映像信号処理回路のブロック図を示す。図
27において、301は入力されたアナログ映像信号を
デジタル映像信号に変換するA/D変換回路、302は
A/D変換回路301からのデジタル映像信号をコント
ラストデータによりコントラスト制御を行うコントラス
ト制御回路、303はコントラスト制御回路302から
の出力信号をブライトネスデータによりブライトネス制
御を行うブライトネス制御回路、304はブライトネス
制御回路303からの出力信号をユニフォミティデータ
によりユニフォミティ補正を行うユニフォミティ補正回
路、305はユニフォミティ補正回路304からの出力
信号をゲインデータ及びバイアスデータによりゲイン・
バイアスを制御するゲイン・バイアス制御回路、306
はゲイン・バイアス制御回路305からの出力信号をア
ナログ信号に変換するD/A変換回路、307はD/A
変換回路306の出力信号を増幅し陰極線管308に供
給するビデオアンプ回路である。
【0004】以上のように構成された従来の映像信号処
理回路の動作について説明する。まず、入力されたRG
B3色のアナログ映像信号はA/D変換回路301に供
給され、デジタル映像信号に変換される。このデジタル
映像信号はコントラスト制御回路302に供給され、こ
こでRGBそれぞれのデジタル映像信号に対しコントラ
ストデータを乗算する。これにより、デジタル映像信号
の振幅を変え、コントラストを制御する。このコントラ
スト制御回路302の出力映像信号はブライトネス制御
回路303に供給される。ここでRGBそれぞれの出力
映像信号に対しブライトネスデータを加算する。これに
より、出力映像信号の直流レベルを変え、ブライトネス
を制御する。このブライトネス制御回路303の出力映
像信号はユニフォミティ補正回路304に供給される。
ここでRGBそれぞれの出力映像信号に対しRGBそれ
ぞれのユニフォミティデータを乗算する。これにより、
出力映像信号のそれぞれの振幅をRGBで独立して変
え、ユニフォミティを補正する。このユニフォミティ補
正回路304の出力映像信号はゲイン・バイアス制御回
路305に供給される。ここでRGBそれぞれの出力映
像信号に対しゲインデータを乗算するとともに、バイア
スデータを加算する。これにより、デジタル映像信号の
ゲインとバイアスを変え、画面輝度と映像信号の特性が
RGBで等しくなるよう制御する。このゲイン・バイア
ス制御回路305の出力映像信号はD/A変換回路30
6に供給される。ここでRGBそれぞれの出力映像信号
をアナログ映像信号に変換する。この変換された映像信
号はビデオアンプ回路307で増幅された後、陰極線管
308に供給され表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、コントラスト制御回路302で3個の乗
算器、ブライトネス制御回路303で3個の加算器、ユ
ニフォミティ補正回路304では3個の乗算器、ゲイン
・バイアス制御回路305では3個の乗算器と3個の加
算器を含むなど、回路規模が非常に大きくなっていた。
また、精度を確保するためには、8ビット×8ビットの
乗算器の出力データは16ビットになるなど、直列につ
ないでいくほど演算ビット数が増え、複雑になってい
た。それとともに映像信号はデータ速度が非常に速く、
乗算器もこのデータ速度に追従する必要があった。特に
高速なデジタル乗算器は回路規模が大きくLSI化する
際に集積度が低く、消費電力が大きくなるという課題を
有していた。
【0006】本発明は、従来の映像信号処理のこのよう
な課題を考慮し、回路規模が小さく簡単でコストも安
く、また動作速度が非常に高速である映像信号処理装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、映
像信号とその映像信号に所定種類の制御を行うための制
御信号に基づき、A/D変換器の上側基準電圧及び/又
は下側基準電圧を変更し、その変更されたA/D変換器
によってアナログ映像信号をデジタル化する映像信号デ
ジタル化方法である。
【0008】請求項2の本発明は、映像信号に所定種類
の制御を行うための制御信号を出力する映像信号制御手
段と、第1の基準電源と、第2の基準電源と、入力R、
G、Bアナログ映像信号のそれぞれのペデスタルレベル
を取り込み維持するサンプルホールド手段と、そのサン
プルホールド手段のR、G、B信号のそれぞれの出力に
出力される制御信号と第1の基準電源の出力を加算する
第1の加算手段と、サンプルホールド手段のR、G、B
信号のそれぞれの出力に第2の基準電源の出力を加算す
る第2の加算手段と、第1の加算手段の出力を第1の基
準電圧とし、第2の加算手段の出力を第2の基準電圧と
し、入力R、G、B映像信号それぞれのアナログ映像信
号をデジタル映像信号に変換するA/D変換器を備えた
映像信号処理装置である。
【0009】請求項9の本発明は、映像信号とその映像
信号に所定種類の制御を行うための制御信号に基づき、
D/A変換器の上側基準電圧及び/又は下側基準電圧を
変更し、その変更されたD/A変換器によってデジタル
映像信号をアナログ化する映像信号アナログ化方法であ
る。
【0010】請求項10の本発明は、映像信号に所定種
類の制御を行うための制御信号を出力する映像信号制御
手段と、第1の基準電源と、第2の基準電源と、第1の
基準電源の出力に映像信号制御手段の出力を加算する第
1の加算手段と、その第1の加算手段の出力を第1の基
準電圧とし、第2の基準電源の出力を第2の基準電圧と
し、入力R、G、B映像信号それぞれのデジタル映像信
号をアナログ映像信号に変換するD/A変換器とを備え
た映像信号処理装置である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態における映像信号処理装置のブロック図を示すもので
ある。図1において、1は入力されるコントラスト制御
信号に応じた制御電圧を出力する制御回路、2は第1の
基準電源としての基準電源、3は第2の基準電源として
の基準電源、4はサンプル信号によりアナログ映像信号
のペデスタルレベル電圧を取り込み維持するサンプルホ
ールド回路、5はサンプルホールド回路4の出力に基準
電源2の出力と制御回路1の出力を加算する第1の加算
手段としての加算器、6はサンプルホールド回路4の出
力に基準電源3の出力を加算する第2の加算手段として
の加算器、7はA/D変換器である。201はこれら基
準電源2、基準電源3、サンプルホールド回路4、加算
器5、加算器6、A/D変換器7で構成される赤(R)
信号A/D変換手段である。また、202は緑(G)信
号A/D変換手段、203は青(B)信号A/D変換手
段であり、これらは、R信号A/D変換手段201と同
様の回路で構成されている。
【0012】以上のように構成された上記第1の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0013】まず、制御回路1は入力されたコントラス
ト制御信号に応じた制御電圧をR信号A/D変換手段2
01、G信号A/D変換手段202及びB信号A/D変
換手段203に出力する。ただし、コントラスト制御が
行われていない場合は0Vを出力する。また、サンプル
ホールド回路4は、サンプル信号によって入力されたア
ナログ映像信号のペデスタルレベル電圧を取り込み維持
する。サンプルホールド回路4では、この動作をサンプ
ル信号が入力される度に行い、常に最新のペデスタルレ
ベル電圧を出力する。
【0014】次に、加算器5は、このサンプルホールド
回路4の出力に基準電源2の出力と制御回路1の出力を
加算する。この加算結果をA/D変換器7の上側基準電
圧入力端子に供給して、A/D変換する際の第1の基準
電圧である上側基準電圧として使用する。また、加算器
6は、サンプルホールド回路4の出力に基準電源3の出
力を加算する。この加算結果はA/D変換器7の下側基
準電圧入力端子に供給され、A/D変換する際の第2の
基準電圧である下側基準電圧として使用する。A/D変
換器7のアナログ入力端子にはアナログ映像信号が供給
され、クロック信号に同期して、上側基準電圧・下側基
準電圧を基準としてA/D変換され、デジタル映像信号
として出力される。また、G信号A/D変換手段202
及びB信号A/D変換手段203についても、R信号A
/D変換手段201と同様の回路動作を行い、デジタル
映像信号を出力する。
【0015】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7の上側基準電圧をサンプルホールド回路4
の出力であるペデスタルレベル電圧に加算器5を用い
て、基準電源2の出力電圧とコントラスト制御信号に応
じた制御電圧を加算して得る。また、A/D変換器7の
下側基準電圧をサンプルホールド回路4の出力であるペ
デスタルレベル電圧に加算器6を用いて、基準電源3の
出力電圧を加算して得る。したがって、コントラスト制
御信号に応じてA/D変換器7の上側基準電圧が変化す
ることによって、後のデジタル信号処理回路のビット精
度はそのままでよく、回路規模は大きくなることがな
い。 (第2の実施の形態)図2は、本発明の第2の実施の形
態における映像信号処理装置のブロック図であり、上記
第1の実施の形態のより詳細な回路図を示すものであ
る。図2において図1と同様なものは同じ番号を付し、
以下その説明を省略する。また、図2ではR信号A/D
変換を行う場合についてのみ説明し、G信号A/D変換
及びB信号A/D変換を行う場合の説明は省略する。
【0016】図2において、8はアナログ映像信号とホ
ールドコンデンサ9との接続をサンプル信号によってo
n/offするサンプルスイッチ、9はペデスタルレベ
ル電圧を維持するホールドコンデンサ、10はホールド
コンデンサ9の端子電圧を増幅するバッファである。サ
ンプルホールド回路4はこれらサンプルスイッチ8、ホ
ールドコンデンサ9、バッファ10より構成されてい
る。11は入力されたコントラスト制御信号をアナログ
信号に変換するデジタル/アナログ変換器(以下D/A
変換器)、12はバッファ10の出力に基準電源2の出
力とD/A変換器11の出力を加減算する演算増幅器で
ある。図1の加算器5はこの演算増幅器12と抵抗器1
3、14、15、16から構成されている。また、17
はバッファ10の出力に基準電源3の出力を加算する演
算増幅器である。図1の加算器6はこの演算増幅器17
と抵抗器18、19、20、21から構成されている。
基準電源2、基準電源3、サンプルホールド回路4、A
/D変換器7は図1と同様である。
【0017】以上のように構成された上記第2の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0018】まず、サンプルホールド回路4の動作を説
明する。図3は、本実施の形態の映像信号処理装置にお
ける動作波形図であり、(a)は入力されるアナログ映
像信号、(b)はサンプル信号、(c)はバッファ10
の出力、(d)は基準電源2及び基準電源3の出力電圧
を示している。サンプルスイッチ8はサンプル信号によ
って制御されており、サンプル信号がHigh(アクテ
ィブ)のときon状態となり、アナログ映像信号のペデ
スタルレベル電圧Vp でホールドコンデンサ9を充電す
る。このサンプルスイッチ8はサンプル信号がLowに
なればoff状態となり、ホールドコンデンサ9への充
電は停止され、ペデスタルレベル電圧Vp を保持する。
バッファ10ではこのホールドコンデンサ9の端子電圧
を電流増幅する。これらの様子を図3の(a)〜(c)
に示す。図3に示すとおりバッファ10の出力は常に入
力アナログ映像信号のペデスタルレベル電圧を出力して
おり、ペデスタルレベル電圧の変化にも追従している。
【0019】次に、基準電源2及び基準電源3の出力電
圧の設定について説明する。例えば、高精細度テレビジ
ョン(以下HDTV)の映像信号を8ビットの分解能で
量子化する場合を説明する。まず、HDTVの映像信号
レベルと量子化レベルへの対応について説明すると、Y
信号またはG信号、B信号、R信号については256レ
ベルを割り当て、黒レベル(ペデスタルレベル)を0と
し、白ピークレベルを255とする。一方、これらに対
応するアナログ映像信号のレベルは黒レベルで0mV、
白ピークレベルで700mVとする。よって、デジタル
信号は8ビットの場合、0〜255の範囲で変化するが
0を0mV、255を700mVとすると、最大可変範
囲である255に対応する電圧は700mVとなり、最
小可変範囲である0に対応する電圧は0mVとなる。し
たがって、基準電源2の出力電圧は、コントラスト制御
が行われていない場合の最大可変範囲電圧とペデスタル
レベル電圧である0mVとの差分電圧を出力するため、
この場合V1 =700mVを出力する。また、基準電源
3の出力電圧は、最小可変範囲電圧とペデスタルレベル
電圧との差分であるから、同様に考えV2 =0mVを出
力する。この様子を図3(d)に示す。
【0020】次に、コントラスト制御の動作について説
明する。コントラスト制御信号は例えばマイクロコンピ
ュータ等で入力され、D/A変換器11に供給される。
また、D/A変換器11に入力されるコントラスト制御
信号は0〜127のデジタル信号とする。入力端子にコ
ントラスト制御信号が入力されると、コントラスト制御
信号はD/A変換器11に供給されて、アナログ信号に
変換される。ここで、63のコントラスト制御信号が入
力されたときには、D/A変換器11からは0Vが出力
される。また、コントラスト制御信号が63より小さけ
れば負電圧が、大きければ正電圧がD/A変換器11か
ら出力される。この様子を図4に示す。D/A変換器1
1の出力は演算増幅器12の反転増幅端子に抵抗13を
介して接続され、演算増幅器12の非反転増幅端子には
バッファ10の出力と基準電源2の出力が抵抗15、1
6を介して接続されており、出力側の抵抗14とともに
バッファ10の出力と基準電源2の出力を加算し、D/
A変換器11の出力を減算する加減算器を構成してい
る。これが加算器5の内部回路である。ここで、加算器
5の演算式を(数1)に示す。
【0021】
【数1】Vo=−(R2/R1)・Vc+(R1+R2)/
(R3+R4)・{(R3/R1)・V1+(R4/R1)・
Vp} 同様に、演算増幅器17の非反転増幅端子にはバッファ
10の出力と基準電源3の出力が抵抗18、19を介し
て接続されており、出力側の抵抗20、21とともにバ
ッファ10の出力と基準電源3の出力を加算する非反転
加算器を構成している。これが加算器6の内部回路であ
る。ここで、加算器6の演算式を(数2)に示す。
【0022】
【数2】Vo=(R7+R8)/(R5+R6)・{(R5/
R8)・V2+(R6/R8)・Vp} ここで、例えば、(数1)、(数2)の抵抗値を、R1
=R2=R3=R4 、R5=R6=R7=R8 とすると、
(数1)はVo=−Vc+V1+Vpとなり、(数2)はV
o=V2+Vpとなる。
【0023】したがって、コントラスト制御されていな
い場合、入力端子に63のデジタル信号が入力され、D
/A変換器11からは0Vが出力される。よって、Vc
=0より、演算増幅器12からはVo=Vp+V1 が出力
される。また、演算増幅器17からはVo=Vp+V2 が
出力される。演算増幅器12の出力はA/D変換器7の
上側基準電圧端子に接続されており、上側基準電圧とし
てバッファ10の出力電圧であるペデスタルレベル電圧
に基準電源2の出力を加算したものを使用する。同様に
下側基準電圧としてペデスタルレベル電圧に基準電源3
の出力を加算したものが使用される。
【0024】次に、コントラスト制御を行った場合、例
えば、入力端子に100のコントラスト制御信号が入力
されると、D/A変換器11からはVc100(>0V)が
出力される。よって、Vc=Vc100より、演算増幅器1
2からはVo=Vp+V1−Vc100が出力される。演算増
幅器12の出力はA/D変換器7の上側基準電圧端子に
接続されており、上側基準電圧としてバッファ10の出
力電圧であるペデスタルレベル電圧にD/A変換器11
の出力と基準電源2の出力を加減算したものを使用す
る。図5にコントラスト制御信号とA/D変換器7の上
側基準電圧の関係を示す。また下側基準電圧はペデスタ
ルレベル電圧に基準電源3の出力を加算したものが使用
される。このようにA/D変換器7の上側基準電圧は、
図5に示すようにコントラスト制御信号に追従して変化
する。A/D変換器7は、これらの上側基準電圧、下側
基準電圧を使用して入力アナログ映像信号をA/D変換
し、デジタル映像信号を出力する。
【0025】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7ではコントラスト制御信号に応じて上側基
準電圧が変化するため、高速で常に正確なA/D変換が
行えるとともに追従性もよく、また回路規模が大幅に簡
単化されコストも安い映像信号処理装置を実現できる。 (第3の実施の形態)図6は、本発明の第3の実施の形
態における映像信号処理装置のブロック図を示すもので
ある。図6において、第1の発明と同様のものは同じ番
号を付し、以下説明を省略する。22は入力されるブラ
イトネス制御信号に応じた制御電圧を出力する制御回
路、2は第1の基準電源である基準電源、3は第2の基
準電源である基準電源、4はサンプルホールド回路、2
3はサンプルホールド回路4の出力に基準電源2の出力
と制御回路22の出力を加算する第1の加算手段として
の加算器、24はサンプルホールド回路4の出力に基準
電源3の出力と制御回路22の出力を加算する第2の加
算手段としての加算器、7はA/D変換器である。20
4はこれら基準電源2、基準電源3、サンプルホールド
回路4、加算器23、加算器24、A/D変換器7で構
成されるR信号A/D変換手段である。また、205は
G信号A/D変換手段、206はB信号A/D変換手段
であり、これらは、R信号A/D変換手段204と同様
の回路で構成されている。
【0026】以上のように構成された上記第3の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0027】まず、制御回路22は入力されたブライト
ネス制御信号に応じた制御電圧をR信号A/D変換手段
204、G信号A/D変換手段205及びB信号A/D
変換手段206に出力する。ただし、ブライトネス制御
が行われていない場合は0Vを出力する。また、サンプ
ルホールド回路4は、第1の実施の形態と同様に常に最
新のペデスタルレベル電圧を取り込み維持する。
【0028】次に、加算器23は、このサンプルホール
ド回路4の出力に基準電源2の出力と制御回路22の出
力を加算する。この加算結果をA/D変換器7の上側基
準電圧入力端子に供給して、A/D変換する際の上側基
準電圧として使用する。また、加算器24は、サンプル
ホールド回路4の出力に基準電源3の出力と制御回路2
2の出力を加算する。この加算結果はA/D変換器7の
下側基準電圧入力端子に供給され、A/D変換する際の
下側基準電圧として使用する。A/D変換器7のアナロ
グ入力端子にはアナログ映像信号が供給され、クロック
信号に同期して、上側基準電圧・下側基準電圧を基準と
してA/D変換され、デジタル映像信号として出力され
る。また、G信号A/D変換手段205及びB信号A/
D変換手段206についても、R信号A/D変換手段2
04と同様の回路動作を行い、デジタル映像信号を出力
する。
【0029】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7の上側基準電圧をサンプルホールド回路4
の出力であるペデスタルレベル電圧に加算器23を用い
て、基準電源2の出力電圧とブライトネス制御信号に応
じた制御電圧を加算して得る。また、A/D変換器7の
下側基準電圧をサンプルホールド回路4の出力であるペ
デスタルレベル電圧に加算器24を用いて、基準電源3
の出力電圧とブライトネス制御信号に応じた制御電圧を
加算して得る。したがって、ブライトネス制御信号に応
じてA/D変換器7の上側基準電圧、下側基準電圧が変
化することによって、後のデジタル信号処理回路のビッ
ト精度はそのままでよく、回路規模は大きくなることが
ない。 (第4の実施の形態)図7は、本発明の第4の実施の形
態における映像信号処理装置のブロック図であり、上記
第3の実施の形態のより詳細な回路図を示すものであ
る。図7において図2及び図6と同様なものは同じ番号
を付し、以下その説明を省略する。また、図7ではR信
号A/D変換を行う場合についてのみ説明し、G信号A
/D変換及びB信号A/D変換を行う場合の説明は省略
する。
【0030】図7において、25は入力されたブライト
ネス制御信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナ
ログ変換器(以下D/A変換器)、26はサンプルホー
ルド回路4の出力に基準電源2の出力とD/A変換器2
5の出力を加減算する演算増幅器である。加算器23
は、この演算増幅器26と抵抗器27、28、29、3
0から構成されている。また、31はサンプルホールド
回路4の出力に基準電源3の出力とD/A変換器25の
出力を加減算する演算増幅器である。加算器24は、こ
の演算増幅器31と抵抗器32、33、34、35から
構成されている。基準電源2、基準電源3、サンプルホ
ールド回路4、A/D変換器7は上記第1の実施の形態
及び図6と同様である。
【0031】以上のように構成された上記第4の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0032】ここで、サンプルホールド回路4は、前述
したのと同様に常に入力アナログ映像信号のペデスタル
レベル電圧Vp を出力している。また、基準電源2から
は、ブライトネス制御が行われていない場合の最大可変
範囲電圧とペデスタル電圧との差分電圧が出力され、基
準電源3からは、ブライトネス制御が行われていない場
合の最小可変範囲電圧とペデスタル電圧との差分電圧が
出力されている。
【0033】次に、ブライトネス制御の動作について説
明する。ブライトネス制御信号は、例えばマイクロコン
ピュータ等で入力され、D/A変換器25に供給され
る。また、D/A変換器25に入力されるブライトネス
制御信号は0〜127のデジタル信号とする。入力端子
にブライトネス制御信号が入力されると、ブライトネス
制御信号はD/A変換器25に供給されて、アナログ信
号に変換される。ここで、63のブライトネス制御信号
が入力されたときには、D/A変換器25からは0Vが
出力される。また、ブライトネス制御信号が63より小
さければ負電圧が、大きければ正電圧がD/A変換器2
5から出力される。この様子を図8に示す。D/A変換
器25の出力は演算増幅器26の反転増幅端子に抵抗2
7を介して接続され、演算増幅器26の非反転増幅端子
にはサンプルホールド回路4の出力と基準電源2の出力
が抵抗29、30を介して接続されており、出力側の抵
抗28とともにサンプルホールド回路4の出力と基準電
源2の出力を加算し、D/A変換器25の出力を減算す
る加減算器を構成している。これが加算器23の内部回
路である。ここで、抵抗器27、28、29、30の抵
抗値が同じである時、加算器23の演算式を(数3)に
示す。
【0034】
【数3】Vo=−Vb+V1+Vp 同様に、D/A変換器25の出力は演算増幅器31の反
転増幅端子に抵抗32を介して接続され、演算増幅器3
1の非反転増幅端子にはサンプルホールド回路4の出力
と基準電源3の出力が抵抗34、35を介して接続され
ており、出力側の抵抗33とともにサンプルホールド回
路4の出力と基準電源3の出力を加算し、D/A変換器
25の出力を減算する加減算器を構成している。これが
加算器24の内部回路である。ここで、抵抗器32、3
3、34、35の抵抗値が同じである時、加算器24の
演算式を(数4)に示す。
【0035】
【数4】Vo=−Vb+V2+Vp したがって、ブライトネス制御されていない場合、入力
端子に63のデジタル信号が入力され、D/A変換器2
5からは0Vが出力される。よって、Vb =0より、演
算増幅器26からはVo=Vp+V1 が出力される。ま
た、演算増幅器31からはVo=Vp+V2 が出力され
る。演算増幅器26の出力はA/D変換器7の上側基準
電圧端子に接続されており、上側基準電圧としてサンプ
ルホールド回路4の出力電圧であるペデスタルレベル電
圧に基準電源2の出力を加算したものを使用する。同様
に下側基準電圧としてペデスタルレベル電圧に基準電源
3の出力を加算したものが使用される。
【0036】次に、ブライトネス制御を行った場合、例
えば、入力端子に100のブライトネス制御信号が入力
されると、D/A変換器25からはVb100が出力され
る。よって、Vb=Vb100より、演算増幅器26からは
Vo=Vp+V1−Vb100が出力される。演算増幅器26
の出力はA/D変換器7の上側基準電圧端子に接続され
ており、上側基準電圧としてサンプルホールド回路4の
出力電圧であるペデスタルレベル電圧にD/A変換器2
5の出力と基準電源2の出力を加減算したものを使用す
る。同様に下側基準電圧としてペデスタルレベル電圧に
D/A変換器25の出力と基準電源3の出力を加減算し
たものが使用される。図9にブライトネス制御信号とA
/D変換器7の上側基準電圧、下側基準電圧の関係を示
す。このようにA/D変換器7の上側基準電圧、下側基
準電圧は、図9に示すようにブライトネス制御信号に追
従して変化する。A/D変換器7ではこれらの上側基準
電圧、下側基準電圧を使用して入力アナログ映像信号を
A/D変換し、デジタル映像信号を出力する。
【0037】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7ではブライトネス制御信号に応じて上側基
準電圧及び下側基準電圧が変化するため、高速で常に正
確なA/D変換が行えるとともに追従性もよく、また回
路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像信号処理装
置を実現できる。 (第5の実施の形態)図10は、第5の実施の形態にお
ける映像信号処理装置の詳細な回路図を示すものであ
る。図10において、上述の図2及び図7と同様のもの
は同じ番号を付し、以下説明を省略する。また、図10
ではR信号A/D変換を行う場合についてのみ説明し、
G信号A/D変換及びB信号A/D変換を行う場合の説
明は省略する。
【0038】図10において、36は入力されたユニフ
ォミティ補正信号の振幅を制御する乗算型D/A変換
器、2は第1の基準電源である基準電源、3は第2の基
準電源である基準電源、4はサンプルホールド回路、3
7はサンプルホールド回路4の出力に基準電源2の出力
と乗算型D/A変換器36の出力を加算する演算増幅
器、17は演算増幅器、7はA/D変換器である。
【0039】以上のように構成された上記第5の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0040】ここで、サンプルホールド回路4は、前述
したのと同様に常に入力アナログ映像信号のペデスタル
レベル電圧Vp を出力している。また、基準電源2から
は、ユニフォミティ補正が行われていない場合の最大可
変範囲電圧とペデスタル電圧との差分電圧が出力され、
基準電源3からは、最小可変範囲電圧とペデスタル電圧
との差分電圧が出力されている。
【0041】次に、ユニフォミティ補正の動作について
説明する。ユニフォミティ補正信号は、例えば図11
(b)に示すようなパラボラ波形であり、乗算型D/A
変換器36に供給されて、補正信号の振幅が制御され
る。乗算型D/A変換器36の出力は、演算増幅器37
の非反転増幅端子にサンプルホールド回路4の出力と基
準電源2の出力とともに抵抗器38、39、40を介し
て接続されている。演算増幅器37及び抵抗器38,3
9,40は、出力側の抵抗器41、42、43とともに
サンプルホールド回路4の出力と基準電源2の出力と乗
算型D/A変換器36の出力を加算する非反転加算器を
構成している。ここで、抵抗器38、39、40、4
1、42、43の抵抗値が同じである時、演算増幅器3
7の演算式を(数5)に示す。
【0042】
【数5】Vo=Vu+V1+Vp また、図2の場合と同様に、演算増幅器17の非反転増
幅端子にはサンプルホールド回路4の出力と基準電源3
の出力が抵抗器18、19を介して接続されており、出
力側の抵抗器20、21とともにサンプルホールド回路
4の出力に基準電源3の出力を加算する非反転加算器を
構成している。ここで、抵抗器18、19、20、21
の抵抗値が同じである時、演算増幅器17の演算式を
(数6)に示す。
【0043】
【数6】Vo=V2+Vp したがって、ユニフォミティ補正を行った場合、入力端
子にユニフォミティ補正信号が入力されると、乗算型D
/A変換器36からは振幅制御されたユニフォミティ補
正信号が出力される。よって、演算増幅器37からはV
o=Vp+V1+Vuが出力される。演算増幅器37の出力
はA/D変換器7の上側基準電圧端子に接続されてお
り、上側基準電圧としてサンプルホールド回路4の出力
電圧であるペデスタルレベル電圧に乗算型D/A変換器
36の出力と基準電源2の出力を加算したものを使用す
る。下側基準電圧は第1及び第2の実施の形態と同様
に、ペデスタルレベル電圧に基準電源3の出力を加算し
たものが使用される。図12(b)に、A/D変換器7
の上側基準電圧と下側基準電圧の動作波形図を示す。図
12(b)に示すようにA/D変換器7の上側基準電圧
は、ユニフォミティ補正信号が加算されている。A/D
変換器7ではこれらの上側基準電圧と下側基準電圧を使
用して入力アナログ映像信号をA/D変換し、デジタル
映像信号を出力する。
【0044】以上のように、本実施の形態によれば、ユ
ニフォミティ補正信号に応じてA/D変換器7の上側基
準電圧が変化するため、後のデジタル信号処理回路のビ
ット精度はそのままでよく、回路規模は大きくなること
がない。 (第6の実施の形態)図13は、本発明の第6の実施の
形態における映像信号処理装置のブロック図を示すもの
である。図13において、上述の第1の実施の形態と同
様のものは同じ番号を付し、以下説明を省略する。44
は入力されるゲイン制御信号及びバイアス制御信号に応
じた各制御電圧を出力する制御回路、2は第1の基準電
源である基準電源、3は第2の基準電源である基準電
源、4はサンプルホールド回路、45はサンプルホール
ド回路4の出力に基準電源2の出力と制御回路44の出
力を加算する第1の加算手段としての加算器、46はサ
ンプルホールド回路4の出力に基準電源3の出力と制御
回路44の出力を加算する第2の加算手段としての加算
器、7はA/D変換器である。207はこれら制御回路
44、基準電源2、基準電源3、サンプルホールド回路
4、加算器45、加算器46、A/D変換器7で構成さ
れるR信号A/D変換手段である。208はG信号A/
D変換手段、209はB信号A/D変換手段であり、R
信号A/D変換手段207と同様の回路で構成されてい
る。
【0045】以上のように構成された上記第6の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。まず、制御回路44は入力されたゲイン制御信号
及びバイアス制御信号に応じた制御電圧を出力する。た
だし、ゲイン制御及びバイアス制御が行われていない場
合は0Vを出力する。また、サンプルホールド回路4
は、上述の第1の実施の形態と同様に、常に最新のペデ
スタルレベル電圧を取り込み維持する。加算器45は、
このサンプルホールド回路4の出力に基準電源2の出力
と制御回路44の出力を加算する。この加算結果をA/
D変換器7の上側基準電圧入力端子に供給して、A/D
変換する際の上側基準電圧として使用する。また、加算
器46は、サンプルホールド回路4の出力に基準電源3
の出力と制御回路44の出力を加算する。この加算結果
はA/D変換器7の下側基準電圧入力端子に供給され、
A/D変換する際の下側基準電圧として使用する。A/
D変換器7のアナログ入力端子にはアナログ映像信号が
供給され、クロック信号に同期して、上側基準電圧・下
側基準電圧を基準としてA/D変換し、デジタル映像信
号を出力する。また、G信号A/D変換手段208及び
B信号A/D変換手段209についても、R信号A/D
変換手段207と同様の回路動作を行い、デジタル映像
信号を出力する。
【0046】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7の上側基準電圧をサンプルホールド回路4
の出力であるペデスタルレベル電圧に加算器45を用い
て、基準電源2の出力電圧とゲイン制御信号及びバイア
ス制御信号に応じた制御電圧を加算して得る。また、A
/D変換器7の下側基準電圧をサンプルホールド回路4
の出力であるペデスタルレベル電圧に加算器46を用い
て、基準電源3の出力電圧とバイアス制御信号に応じた
制御電圧を加算して得る。したがって、ゲイン制御信号
及びバイアス制御信号に応じてA/D変換器7の上側基
準電圧、下側基準電圧が変化することによって、後のデ
ジタル信号処理回路のビット精度はそのままでよく、回
路規模は大きくなることがない。 (第7の実施の形態)図14は、本発明の第7の実施の
形態における映像信号処理装置のより詳細な回路図を示
すものである。図14において、上述の第1の実施の形
態と同様なものは同じ番号を付し、以下その説明を省略
する。また、図14ではR信号A/D変換を行う場合に
ついてのみ説明し、G信号A/D変換及びB信号A/D
変換を行う場合の説明は省略する。
【0047】図14において、47は入力されたゲイン
制御信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ
変換器(以下D/A変換器)、48は入力されたバイア
ス制御信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナロ
グ変換器(以下D/A変換器)、49はサンプルホール
ド回路4の出力に基準電源2の出力とD/A変換器47
の出力とD/A変換器48の出力を加減算する演算増幅
器である。図13の加算器45はこの演算増幅器49と
抵抗器50、51、52、53、54から構成されてい
る。また、55はサンプルホールド回路4の出力に基準
電源3の出力とD/A変換器48の出力を加減算する演
算増幅器である。図13の加算器46はこの演算増幅器
55と抵抗器56、57、58、59から構成されてい
る。基準電源2、基準電源3、サンプルホールド回路
4、A/D変換器7は上述の第1の実施の形態及び図1
3などと同様である。
【0048】以上のように構成された上記第7の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0049】上述の第1の実施の形態などと同様にサン
プルホールド回路4は、常に入力アナログ映像信号のペ
デスタルレベル電圧Vp を出力している。また、基準電
源2からは、ゲイン制御及びバイアス制御が行われてい
ない場合の最大可変範囲電圧とペデスタル電圧との差分
電圧が出力され、基準電源3からは、バイアス制御が行
われていない場合の最小可変範囲電圧とペデスタル電圧
との差分電圧が出力されている。
【0050】次に、ゲイン制御及びバイアス制御の動作
について説明する。ゲイン制御信号及びバイアス制御信
号は、例えばマイクロコンピュータ等で入力され、D/
A変換器47とD/A変換器48に供給される。また、
D/A変換器47及びD/A変換器48に入力されるゲ
イン制御信号及びバイアス制御信号は0〜127のデジ
タル信号とする。入力端子にゲイン制御信号が入力され
ると、ゲイン制御信号はD/A変換器47に供給され
て、アナログ信号に変換される。また、入力端子にバイ
アス制御信号が入力されると、バイアス制御信号はD/
A変換器48に供給されて、アナログ信号に変換され
る。ここで、ゲイン制御信号及びバイアス制御信号に6
3が入力されたときには、D/A変換器47及びD/A
変換器48からは0Vが出力される。また、ゲイン制御
信号及びバイアス制御信号は63より小さければ負電圧
が、大きければ正電圧がD/A変換器47及びD/A変
換器48から出力される。この様子を図15(a)、
(b)に示す。
【0051】D/A変換器47の出力とD/A変換器4
8の出力は、演算増幅器49の反転増幅端子に抵抗5
0、51を介して接続され、演算増幅器49の非反転増
幅端子にはサンプルホールド回路4の出力と基準電源2
の出力が抵抗53、54を介して接続されており、出力
側の抵抗52とともにサンプルホールド回路4の出力と
基準電源2の出力を加算し、D/A変換器47の出力と
D/A変換器48の出力を減算する加減算器を構成して
いる。これが加算器45の内部回路である。ここで、抵
抗器50、51、52、53、54の抵抗値が同じであ
る時、加算器45の演算式を(数7)に示す。
【0052】
【数7】Vo=−Vg−Vb+V1+Vp 同様に、D/A変換器48の出力は演算増幅器55の反
転増幅端子に抵抗器56を介して接続され、演算増幅器
55の非反転増幅端子にはサンプルホールド回路4の出
力と基準電源3の出力が抵抗器58、59を介して接続
されており、出力側の抵抗器57とともにサンプルホー
ルド回路4の出力と基準電源3の出力を加算し、D/A
変換器48の出力を減算する加減算器を構成している。
これが加算器46の内部回路である。ここで、抵抗器5
6、57、58、59の抵抗値が同じである時、加算器
46の演算式を(数8)に示す。
【0053】
【数8】Vo=−Vb+V2+Vp したがって、ゲイン制御及びバイアス制御されていない
場合、入力端子に63のゲイン制御信号が入力され、D
/A変換器47からは0Vが出力される。また、入力端
子に63のバイアス制御信号が入力され、D/A変換器
48からは0Vが出力される。よって、Vg=0、Vb=
0より、演算増幅器49からはVo=Vp+V1が出力さ
れる。また、演算増幅器55からはVo=Vp+V2が出
力される。演算増幅器49の出力はA/D変換器7の上
側基準電圧端子に接続されており、上側基準電圧として
サンプルホールド回路4の出力電圧であるペデスタルレ
ベル電圧に基準電源2の出力を加算したものを使用す
る。同様に下側基準電圧としてペデスタルレベル電圧に
基準電源3の出力を加算したものが使用される。
【0054】次に、ゲイン制御及びバイアス制御を行っ
た場合、入力端子に入力されたゲイン制御信号に応じて
D/A変換器47からゲイン制御電圧が出力される。ま
た、入力端子に入力されたバイアス制御信号に応じてD
/A変換器48からバイアス制御電圧が出力される。よ
って、演算増幅器49からはVo =Vp+V1−Vg−Vb
が出力される。演算増幅器49の出力はA/D変換器7
の上側基準電圧端子に接続されており、上側基準電圧と
してサンプルホールド回路4の出力電圧であるペデスタ
ルレベル電圧にD/A変換器47の出力とD/A変換器
48の出力と基準電源2の出力を加減算したものを使用
する。同様に下側基準電圧としてペデスタルレベル電圧
にD/A変換器48の出力と基準電源3の出力を加減算
したものが使用される。図16(a)にバイアス制御が
行われていない場合のゲイン制御信号とA/D変換器7
の上側基準電圧の関係を示す。また、図16(b)にゲ
イン制御が行われていない場合のバイアス制御信号とA
/D変換器7の上側基準電圧、下側基準電圧の関係を示
す。このようにA/D変換器7の上側基準電圧、下側基
準電圧は、図16に示すように、ゲイン制御信号及びバ
イアス制御信号に追従して変化する。A/D変換器7で
はこれらの上側基準電圧、下側基準電圧を使用して入力
アナログ映像信号をA/D変換し、デジタル映像信号を
出力する。
【0055】以上のように、本実施の形態によれば、A
/D変換器7ではゲイン制御信号及びバイアス制御信号
に応じて上側基準電圧及び下側基準電圧が変化するた
め、高速で常に正確なA/D変換が行えるとともに追従
性もよく、また回路規模が大幅に簡単化されコストも安
い映像信号処理装置を実現できる。 (第8の実施の形態)図17は、本発明の第8の実施の
形態における映像信号処理装置のブロック図を示すもの
である。図17において、第1の実施の形態と同様なも
のは同じ番号を付し、以下その説明を省略する。1は入
力されるコントラスト制御信号に応じた制御電圧を出力
する制御回路、60は第1の基準電源としての基準電
源、61は第2の基準電源としての基準電源、62は基
準電源60の出力に制御回路1の出力を加算する第1の
加算手段としての加算器、63はD/A変換器である。
211はこれら基準電源60、基準電源61、加算器6
2、D/A変換器63で構成される赤(R)信号D/A
変換手段である。また、212は緑(G)信号D/A変
換手段、213は青(B)信号D/A変換手段であり、
R信号D/A変換手段211と同様の回路により構成さ
れている。
【0056】以上のように構成された上記第8の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0057】まず、制御回路1は上述の第1の実施の形
態と同様に、入力されたコントラスト制御信号に応じた
制御電圧をR信号D/A変換手段211、G信号D/A
変換手段212及びB信号D/A変換手段213に出力
する。加算器62は基準電源60の出力に制御回路1の
出力を加算する。この加算結果をD/A変換器63の上
側基準電圧入力端子に供給して、D/A変換する際の第
1の基準電圧である上側基準電圧として使用する。ま
た、基準電源61の出力はD/A変換器63の下側基準
電圧入力端子に供給され、D/A変換する際の第2の基
準電圧である下側基準電圧として使用する。D/A変換
器63にはデジタル映像信号が供給され、上側基準電圧
・下側基準電圧を基準としてD/A変換し、アナログ映
像信号を出力する。また、G信号D/A変換手段212
及びB信号D/A変換手段213についても、R信号D
/A変換手段211と同様の回路動作を行い、アナログ
映像信号を出力する。
【0058】以上のように本実施の形態によれば、D/
A変換器63の上側基準電圧を基準電源60の出力電圧
に加算器62を用いて、コントラスト制御信号に応じた
制御電圧を加算する。また、D/A変換器63の下側基
準電圧には基準電源61の出力電圧を利用する。したが
って、回路構成が簡単でコストも安く、正確かつ高速な
D/A変換動作を得ることができる。 (第9の実施の形態)図18は、本発明の第8の実施の
形態における映像信号処理装置のより詳細な回路図を示
すものである。本実施の形態ではD/A変換器63に8
ビット電圧ポテンショメータ型D/A変換器を使用した
場合について説明する。
【0059】図18において、図17と同様なものは同
じ番号を付し、以下その説明を省略する。また、図18
ではR信号D/A変換を行う場合についてのみ説明し、
G信号D/A変換及びB信号D/A変換を行う場合の説
明は省略する。
【0060】図18において、1は制御回路、65は基
準電源60の出力と制御回路1の出力を加算する演算増
幅器である。図17の加算器62はこの演算増幅器65
と抵抗器66、67、68、69から構成されている。
70はデコード回路、71はD/A変換する際の変換電
圧を作成する抵抗ネットワーク、72は255個のスイ
ッチからなるスイッチ群、73はバッファである。D/
A変換器63はこれらデコード回路70、抵抗ネットワ
ーク71、スイッチ群72、バッファ73で構成されて
いる。基準電源60、基準電源61は図17と同様であ
る。
【0061】以上のように構成された上記第9の実施の
形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説明
する。
【0062】まず、制御回路1は第8の実施の形態と同
様に、入力されたコントラスト制御信号に応じた制御電
圧Vc を出力する。制御回路1の出力は演算増幅器65
の非反転増幅端子に基準電源60の出力とともに抵抗器
66、67を介して接続され、基準電源60の出力と制
御回路1の出力を加算する非反転加算器を構成してい
る。これが加算器62の内部回路である。ここで、抵抗
器66、67、68、69の抵抗値が同じである時、加
算器62の演算式を(数9)に示す。
【0063】
【数9】Vo=Vc+V1 したがって、コントラスト制御されていない場合、入力
端子に63のデジタル信号が入力され、制御回路1から
は0Vが出力される。よって、Vc =0より、演算増幅
器65からはVo=V1が出力される。演算増幅器65の
出力は抵抗ネットワーク71の上側基準電圧端子に接続
されており、下側基準電圧端子には基準電源61の出力
が接続されている。
【0064】次に、コントラスト制御を行った場合、例
えば、入力端子に100のコントラスト制御信号が入力
されると、制御回路1からはVc100(>0V)が出力さ
れる。よって、Vc=Vc100より、演算増幅器65から
はVo=V1+Vc100 が出力される。演算増幅器65の
出力は抵抗ネットワーク71の上側基準電圧端子に接続
されており、上側基準電圧として基準電源60の出力に
制御回路1の出力を加算したものを使用する。また、下
側基準電圧として基準電源61の出力が使用される。こ
のように抵抗ネットワーク71の上側基準電圧は、コン
トラスト制御信号に追従して変化する。ここで、コント
ラスト制御信号と上側基準電圧の関係を図19に示す。
D/A変換器63において、デコード回路70は入力デ
ジタル映像信号に対して8ビットのデータから255個
のデコード信号を出力する。デコード回路70からのデ
コード信号により、入力コードに相当するスイッチ群7
2の1個のスイッチをonにしてバッファ73を介し、
アナログ映像信号を出力する。
【0065】以上のように、本実施の形態によれば、D
/A変換器ではコントラスト制御信号に応じて上側基準
電圧が変化するため、高速で常に正確なD/A変換が行
えるとともに追従性もよく、また回路規模が大幅に簡単
化されコストも安い映像信号処理装置を実現できる。 (第10の実施の形態)図20は、本発明の第10の実
施の形態における映像信号処理装置のブロック図を示す
ものである。図20において、図6及び図17と同様な
ものは同じ番号を付し、以下その説明を省略する。22
は入力されるブライトネス制御信号に応じた制御電圧を
出力する制御回路、60は第1の基準電源である基準電
源、61は第2の基準電源である基準電源、74は基準
電源60の出力に制御回路22の出力を加算する第1の
加算手段としての加算器、75は基準電源61の出力に
制御回路22の出力を加算する第2の加算手段としての
加算器、63はD/A変換器である。214はこれら基
準電源60、基準電源61、加算器74、加算器75、
D/A変換器63で構成される赤(R)信号D/A変換
手段である。また、215は緑(G)信号D/A変換手
段、216は青(B)信号D/A変換手段であり、R信
号D/A変換手段214と同様の回路により構成されて
いる。
【0066】以上のように構成された上記第10の実施
の形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説
明する。
【0067】まず、制御回路22は第3の実施の形態と
同様に入力されたブライトネス制御信号に応じた制御電
圧をR信号D/A変換手段214、G信号D/A変換手
段215及びB信号D/A変換手段216に出力する。
加算器74は基準電源60の出力に制御回路22の出力
を加算する。この加算結果をD/A変換器63の上側基
準電圧入力端子に供給して、D/A変換する際の上側基
準電圧として使用する。また、加算器75は基準電源6
1の出力に制御回路22の出力を加算する。この加算結
果をD/A変換器63の下側基準電圧入力端子に供給し
て、D/A変換する際の下側基準電圧として使用する。
D/A変換器63にはデジタル映像信号が供給され、上
側基準電圧・下側基準電圧を基準としてD/A変換し、
アナログ映像信号を出力する。また、G信号D/A変換
手段215及びB信号D/A変換手段216について
も、R信号D/A変換手段214と同様の回路動作を行
い、アナログ映像信号を出力する。
【0068】以上のように、本実施の形態によれば、D
/A変換器63の上側基準電圧を基準電源60の出力電
圧に加算器74を用いて、ブライトネス制御信号に応じ
た制御電圧を加算する。また、D/A変換器63の下側
基準電圧には基準電源61の出力電圧に加算器75を用
いて、ブライトネス制御信号に応じた制御電圧を加算し
たものを利用する。したがって、回路構成が簡単でコス
トも安く、正確かつ高速なD/A変換動作を得ることが
できる。 (第11の実施の形態)図21は、本発明の第11の実
施の形態における映像信号処理装置のより詳細な回路図
を示すものである。本実施の形態では第9の実施の形態
と同様に、D/A変換器63に8ビット電圧ポテンショ
メータ型D/A変換器を使用した場合について説明す
る。
【0069】図21において、第3の実施の形態、図1
8及び図19と同様なものは同じ番号を付し、以下その
説明を省略する。また、図21ではR信号D/A変換を
行う場合についてのみ説明し、G信号D/A変換及びB
信号D/A変換を行う場合の説明は省略する。
【0070】図21において、22は制御回路、60は
第1の基準電源である基準電源、61は第2の基準電源
である基準電源、70はデコード回路、71は抵抗ネッ
トワーク、72はスイッチ群、73はバッファ、76は
基準電源60の出力と制御回路22の出力を加算する演
算増幅器である。図20の加算器74はこの演算増幅器
76と抵抗器77、78、79、80から構成されてい
る。81は基準電源61の出力と制御回路22の出力を
加算する演算増幅器である。図20の加算器75はこの
演算増幅器81と抵抗器82、83、84、85から構
成されている。
【0071】以上のように構成された上記第11の実施
の形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説
明する。
【0072】まず、制御回路22は、第3の実施の形態
と同様に、入力されたブライトネス制御信号に応じた制
御電圧Vb を出力する。制御回路22の出力は演算増幅
器76の非反転増幅端子に基準電源60の出力とともに
抵抗器77、78を介して接続され、基準電源60の出
力と制御回路22の出力を加算する非反転加算器を構成
している。これが加算器74の内部回路である。ここ
で、抵抗器77、78、79、80の抵抗値が同じであ
る時、加算器74の演算式を(数10)に示す。
【0073】
【数10】Vo=Vb+V1 さらに、制御回路22の出力は演算増幅器81の非反転
増幅端子にも基準電源61の出力とともに抵抗器82、
83を介して接続され、基準電源61の出力と制御回路
22の出力を加算する非反転加算器を構成している。こ
れが加算器75の内部回路である。ここで、抵抗器8
2、83、84、85の抵抗値が同じである時、加算器
75の演算式を(数11)に示す。
【0074】
【数11】Vo=Vb+V2 したがって、ブライトネス制御されていない場合、入力
端子に63のデジタル信号が入力され、制御回路22か
らは0Vが出力される。よって、Vb=0より、演算増
幅器76からはVo=V1が出力され、演算増幅器81か
らはVo=V2が出力される。演算増幅器76の出力は抵
抗ネットワーク71の上側基準電圧端子に接続されてお
り、下側基準電圧端子には演算増幅器81の出力が接続
される。
【0075】次に、ブライトネス制御を行った場合、例
えば、入力端子に100のブライトネス制御信号が入力
されると、制御回路22からはVb100(>0V)が出力
される。よって、Vb=Vb100より、演算増幅器76か
らはVo=V1+Vb100 が出力される。演算増幅器76
の出力は抵抗ネットワーク71の上側基準電圧端子に接
続され、上側基準電圧として基準電源60の出力に制御
回路22の出力を加算したものを使用する。また、演算
増幅器81からはVo=V2+Vb100が出力され、抵抗ネ
ットワーク71の下側基準電圧端子に接続される。そし
て、下側基準電圧として基準電源61の出力に制御回路
22の出力を加算したものが使用される。このように抵
抗ネットワーク71の上側基準電圧、下側基準電圧は、
ブライトネス制御信号に追従して変化する。ここで、ブ
ライトネス制御信号と下側基準電圧の関係を図22に示
す。D/A変換器63において、デコード回路70は入
力デジタル映像信号の8ビットのデータから255個の
デコード信号を出力する。デコード回路70からのデコ
ード信号により、入力コードに相当するスイッチ群72
の1個のスイッチをonにしてバッファ73を介し、ア
ナログ映像信号を出力する。
【0076】以上のように、本実施の形態によれば、D
/A変換器ではブライトネス制御信号に応じて上側基準
電圧、下側基準電圧が変化するため、高速で常に正確な
D/A変換が行えるとともに追従性もよく、また回路規
模が大幅に簡単化されコストも安い映像信号処理装置を
実現できる。 (第12の実施の形態)図23は、本発明の第12の実
施の形態における映像信号処理装置の詳細な回路図を示
すものである。図23において、図10及び図18と同
様なものは同じ番号を付し、以下その説明を省略する。
また、図23ではR信号D/A変換を行う場合について
のみ説明し、G信号D/A変換及びB信号D/A変換を
行う場合の説明は省略する。
【0077】図23において、36は乗算型D/A変換
器、86は基準電源60の出力と乗算型D/A変換器3
6の出力を加算する演算増幅器である。70はデコード
回路、71は抵抗ネットワーク、72はスイッチ群、7
3はバッファである。基準電源60、基準電源61は図
18と同様である。
【0078】以上のように構成された上記第12の実施
の形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説
明する。
【0079】まず、乗算型D/A変換器36は第5の実
施の形態と同様に、入力されたユニフォミティ補正信号
に応じた制御電圧を出力する。乗算型D/A変換器36
の出力は演算増幅器86の非反転増幅端子に基準電源6
0の出力とともに抵抗器87、88を介して接続され、
基準電源60の出力と乗算型D/A変換器36の出力を
加算する非反転加算器を構成している。ここで、抵抗器
87、88、89、90の抵抗値が同じである時、演算
増幅器86の演算式を(数12)に示す。
【0080】
【数12】Vo=Vu+V1 したがって、ユニフォミティ補正されていない場合、乗
算型D/A変換器36からは0Vが出力される。よっ
て、Vu=0より、演算増幅器86からはVo=V1 が出
力される。演算増幅器86の出力は抵抗ネットワーク7
1の上側基準電圧端子に接続されており、下側基準電圧
端子には基準電源61の出力が接続されている。
【0081】次に、ユニフォミティ補正を行った場合、
例えば、入力端子にパラボラ波形のユニフォミティ補正
信号が入力されると、乗算型D/A変換器36からは図
11(b)に示すような制御電圧が出力される。演算増
幅器86の出力は抵抗ネットワーク71の上側基準電圧
端子に接続されており、上側基準電圧として基準電源6
0の出力と乗算型D/A変換器36の出力を加算したも
のを使用する。また、下側基準電圧として基準電源61
の出力が使用される。このように抵抗ネットワーク71
の上側基準電圧は、ユニフォミティ補正信号に追従して
変化する。ここで、ユニフォミティ補正波形と上側基準
電圧、下側基準電圧の関係は図12と同様である。入力
デジタル映像信号はデコード回路70により8ビットの
データから255個のデコード信号に変換されて出力さ
れる。デコード回路70からのデコード信号により、入
力コードに相当するスイッチ群72の1個のスイッチを
onにしてバッファ73を介し、アナログ映像信号を出
力する。
【0082】以上のように、本実施の形態によれば、D
/A変換器ではユニフォミティ補正信号に応じて上側基
準電圧が変化するため、高速で常に正確なD/A変換が
行えるとともに追従性もよく、また回路規模が大幅に簡
単化されコストも安い映像信号処理装置を実現できる。 (第13の実施の形態)図24は、本発明の第13の実
施の形態における映像信号処理装置のブロック図を示す
ものである。図24において、図13及び図20と同様
のものは同じ番号を付し、以下説明を省略する。44は
入力されるゲイン制御信号及びバイアス制御信号に応じ
た制御電圧を出力する制御回路、60は第1の基準電源
である基準電源、61は第2の基準電源である基準電
源、91は基準電源60の出力と制御回路44の出力を
加算する第1の加算手段としての加算器、92は基準電
源61の出力と制御回路44の出力を加算する第2の加
算手段としての加算器、63はD/A変換器である。2
17はこれら制御回路44、基準電源60、基準電源6
1、加算器91、加算器92、D/A変換器63で構成
されるR信号D/A変換手段である。また、218はG
信号D/A変換手段、219はB信号D/A変換手段で
あり、R信号D/A変換手段217と同様の回路で構成
されている。
【0083】以上のように構成された上記第13の実施
の形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説
明する。
【0084】まず、制御回路44は入力されたゲイン制
御信号及びバイアス制御信号に応じた制御電圧を出力す
る。ただし、ゲイン制御及びバイアス制御が行われてい
ない場合は0Vを出力する。加算器91は基準電源60
の出力と制御回路44の出力を加算する。この加算結果
をD/A変換器63の上側基準電圧入力端子に供給し
て、D/A変換する際の上側基準電圧として使用する。
また、加算器92は基準電源61の出力と制御回路44
の出力を加算する。この加算結果はD/A変換器63の
下側基準電圧入力端子に供給され、D/A変換する際の
下側基準電圧として使用する。D/A変換器63のデジ
タル入力端子にはデジタル映像信号が供給され、上側基
準電圧・下側基準電圧を基準としてD/A変換し、アナ
ログ映像信号を出力する。また、G信号D/A変換手段
218及びB信号D/A変換手段219についても、R
信号D/A変換手段217と同様の回路動作を行い、ア
ナログ映像信号を出力する。
【0085】以上のように、本実施の形態によれば、D
/A変換器63の上側基準電圧を加算器91を用いて、
基準電源60の出力電圧とゲイン制御信号及びバイアス
制御信号に応じた制御電圧を加算して得る。また、D/
A変換器63の下側基準電圧を加算器92を用いて、基
準電源61の出力電圧とバイアス制御信号に応じた制御
電圧を加算して得る。したがって、回路構成が簡単でコ
ストも安く、正確かつ高速なD/A変換動作を得ること
ができる。 (第14の実施の形態)図25は、本発明の第14の実
施の形態における映像信号処理装置のより詳細な回路図
を示すものである。図25において、図14、図21及
び図24と同様なものは同じ番号を付し、以下その説明
を省略する。また、図25ではR信号D/A変換を行う
場合についてのみ説明し、G信号D/A変換及びB信号
D/A変換を行う場合の説明は省略する。
【0086】図25において、47は入力されたゲイン
制御信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、48
は入力されたバイアス制御信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器、93は基準電源60の出力とD/A変
換器47の出力とD/A変換器48の出力を加算する演
算増幅器である。図24の加算器91はこの演算増幅器
93と抵抗器94、95、96、97、98から構成さ
れている。また、99は基準電源61の出力とD/A変
換器48の出力を加算する演算増幅器である。図24の
加算器92はこの演算増幅器99と抵抗器100、10
1、102、103から構成されている。基準電源6
0、基準電源61、D/A変換器63は、上述の第8〜
11の実施の形態と同様である。
【0087】以上のように構成された上記第14の実施
の形態の映像信号処理装置について、以下その動作を説
明する。
【0088】まず、基準電源60からは、ゲイン制御及
びバイアス制御が行われていない場合の最大可変範囲電
圧とペデスタル電圧との差分電圧が出力され、基準電源
61からは、バイアス制御が行われていない場合の最小
可変範囲電圧とペデスタル電圧との差分電圧が出力され
ている。
【0089】次に、ゲイン制御及びバイアス制御の動作
について説明する。ゲイン制御信号及びバイアス制御信
号は、例えばマイクロコンピュータ等で入力され、D/
A変換器47及びD/A変換器48に供給される。ま
た、D/A変換器47及びD/A変換器48に入力され
るゲイン制御信号及びバイアス制御信号は0〜127の
デジタル信号とする。入力端子にゲイン制御信号が入力
されると、ゲイン制御信号はD/A変換器47に供給さ
れて、ゲイン制御電圧に変換される。また、入力端子に
バイアス制御信号が入力されると、バイアス制御信号は
D/A変換器48に供給されて、バイアス制御電圧に変
換される。ここで、ゲイン制御信号及びバイアス制御信
号に63が入力されたときには、D/A変換器47及び
D/A変換器48からは0Vが出力される。D/A変換
器47の出力とD/A変換器48の出力は、演算増幅器
93の非反転増幅端子に基準電源60の出力とともに抵
抗器94、95、96を介して接続されており、出力側
の抵抗器97、98とともに基準電源60の出力とD/
A変換器47の出力とD/A変換器48の出力を加算す
る非反転加算器を構成している。これが加算器91の内
部回路である。ここで、抵抗器94、95、96、9
7、98の抵抗値が同じである時、加算器91の演算式
を(数13)に示す。
【0090】
【数13】Vo=Vg+Vb+V1 同様に、D/A変換器48の出力は、演算増幅器99の
非反転増幅端子に基準電源61の出力とともに抵抗器1
00、101を介して接続されており、出力側の抵抗1
02、103とともに基準電源61の出力とD/A変換
器48の出力を加算する非反転加算器を構成している。
これが加算器92の内部回路である。ここで、抵抗器1
00、101、102、103の抵抗値が同じである
時、加算器92の演算式を(数14)に示す。
【0091】
【数14】Vo=Vb+V2 したがって、ゲイン制御及びバイアス制御されていない
場合、入力端子に63のゲイン制御信号が入力され、D
/A変換器47からは0Vが出力される。また、入力端
子に63のバイアス制御信号が入力され、D/A変換器
48からは0Vが出力される。よって、Vg=0、Vb=
0より、演算増幅器93からはVo=V1が出力される。
また、演算増幅器99からはVo=V2 が出力される。
演算増幅器93の出力は抵抗ネットワーク71の上側基
準電圧端子に接続されており、上側基準電圧として基準
電源60の出力を使用する。同様に下側基準電圧として
基準電源61の出力が使用される。
【0092】次に、ゲイン制御及びバイアス制御を行っ
た場合、入力端子に入力されたゲイン制御信号に応じて
D/A変換器47からゲイン制御電圧が出力される。ま
た、入力端子に入力されたバイアス制御信号に応じてD
/A変換器48からバイアス制御電圧が出力される。よ
って、演算増幅器93からはVo=V1+Vg+Vbが出力
される。演算増幅器99の出力は抵抗ネットワーク71
の上側基準電圧端子に接続されており、上側基準電圧と
してD/A変換器47の出力とD/A変換器48の出力
と基準電源60の出力を加算したものを使用する。同様
に下側基準電圧としてD/A変換器48の出力と基準電
源61の出力を加算したものが使用される。図26
(a)にバイアス制御が行われていない場合のゲイン制
御信号とD/A変換器63の上側基準電圧の関係を示
す。また、図26(b)にゲイン制御が行われていない
場合のバイアス制御信号とD/A変換器63の上側基準
電圧、下側基準電圧の関係を示す。このようにD/A変
換器63の上側基準電圧、下側基準電圧は、図26に示
すように、ゲイン制御信号及びバイアス制御信号に追従
して変化する。D/A変換器63ではこれらの上側基準
電圧、下側基準電圧を使用して入力デジタル映像信号を
D/A変換し、アナログ映像信号を出力する。
【0093】以上のように本実施の形態によれば、D/
A変換器ではゲイン制御信号及びバイアス制御信号に応
じて上側基準電圧及び下側基準電圧が変化するため、高
速で常に正確なD/A変換が行えるとともに追従性もよ
く、また回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像
信号処理装置を実現できる。
【0094】以上説明したように、第1及び第2の実施
の形態によれば、デジタルコントラスト制御回路を高速
化させるとともに、回路規模が大幅に簡単化されコスト
も安い映像信号処理装置を実現することができる。
【0095】また、第3及び第4の実施の形態によれ
ば、デジタルブライトネス制御回路を高速化させるとと
もに、回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像信
号処理装置を実現することができる。
【0096】また、第5の実施の形態によれば、デジタ
ルユニフォミティ補正回路を高速化させるとともに、回
路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像信号処理装
置を実現することができる。
【0097】また、第6及び第7の実施の形態によれ
ば、デジタルゲイン・バイアス制御回路を高速化させる
とともに、回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映
像信号処理装置を実現することができる。
【0098】また、第8及び第9の実施の形態によれ
ば、デジタルコントラスト制御回路を高速化させるとと
もに、回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像信
号処理装置を実現することができる。
【0099】また、第10及び第11の実施の形態によ
れば、デジタルブライトネス制御回路を高速化させると
ともに、回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像
信号処理装置を実現することができる。
【0100】また、第12の実施の形態によれば、デジ
タルユニフォミティ補正回路を高速化させるとともに、
回路規模が大幅に簡単化されコストも安い映像信号処理
装置を実現することができる。
【0101】また、第13及び第14の実施の形態によ
れば、デジタルゲイン・バイアス制御回路を高速化させ
るとともに、回路規模が大幅に簡単化されコストも安い
映像信号処理装置を実現することができる。
【0102】なお、上記第1から第7までの実施の形態
では、A/D変換器の基準電圧として上側と下側の2種
の基準電源を使用したが、上側基準電圧と下側基準電圧
の差を出力する1つの基準電源に置き換え、この基準電
源をサンプルホールド回路4の出力によってレベルシフ
トしてもよい。
【0103】また、上記第1から第7までの実施の形態
の内、任意の複数を組み合わせてもよい。
【0104】また、上記第8から第14までの実施の形
態の内、任意の複数を組み合わせてもよい。
【0105】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、映像信号とその映像信号に所定種類の制御を行
うための制御信号に基づき、A/D変換器の上側基準電
圧及び/又は下側基準電圧を変更し、その変更されたA
/D変換器によってアナログ映像信号をデジタル化する
ので、回路規模が小さく簡単でコストも安く、また動作
速度が非常に高速であるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における映像信号処
理装置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における映像信号処
理装置の回路図である。
【図3】同第2の実施の形態における動作を示す波形図
である。
【図4】同第2の実施の形態におけるコントラスト制御
信号とD/A変換器の出力との関係図である。
【図5】同第2の実施の形態におけるコントラスト制御
信号とA/D変換器の上側基準電圧との関係図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における映像信号処
理装置のブロック図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態における映像信号処
理装置の回路図である。
【図8】同第4の実施の形態におけるブライトネス制御
信号とD/A変換器の出力との関係図である。
【図9】同第4の実施の形態におけるブライトネス制御
信号とA/D変換器の上側基準電圧、下側基準電圧との
関係図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における映像信号
処理装置の回路図である。
【図11】同第5の実施の形態におけるユニフォミティ
補正信号の波形図である。
【図12】同第5の実施の形態におけるA/D変換器の
上側基準電圧、下側基準電圧の波形図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態における映像信号
処理装置のブロック図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態における映像信号
処理装置の回路図である。
【図15】同第7の実施の形態におけるゲイン・バイア
ス制御信号とD/A変換器の出力との関係図である。
【図16】同第7の実施の形態におけるゲイン・バイア
ス制御信号とA/D変換器の上側基準電圧、下側基準電
圧との関係図である。
【図17】本発明の第8の実施の形態における映像信号
処理装置のブロック図である。
【図18】本発明の第9の実施の形態における映像信号
処理装置の回路図である。
【図19】同第9の実施の形態のコントラスト制御信号
とD/A変換器の上側基準電圧との関係図である。
【図20】本発明の第10の実施の形態における映像信
号処理装置のブロック図である。
【図21】本発明の第11の実施の形態における映像信
号処理装置の回路図である。
【図22】同第11の実施の形態におけるブライトネス
制御信号とD/A変換器の上側基準電圧、下側基準電圧
との関係図である。
【図23】本発明の第12の実施の形態における映像信
号処理装置の回路図である。
【図24】本発明の第13の実施の形態における映像信
号処理装置のブロック図である。
【図25】本発明の第14の実施の形態における映像信
号処理装置の回路図である。
【図26】同第14の実施の形態におけるゲイン・バイ
アス制御信号とD/A変換器の上側基準電圧、下側基準
電圧との関係図である。
【図27】従来例における映像信号処理装置のブロック
図である。
【符号の説明】
1 制御回路 2、3 基準電源 4 サンプルホールド回路 5、6 加算器 7 A/D変換器 8 サンプリングスイッチ 9 ホールドコンデンサ 10 バッファ 11 D/A変換器 12、17 演算増幅器 63 D/A変換器 201 R信号A/D変換手段 202 G信号A/D変換手段 203 B信号A/D変換手段 211 R信号D/A変換手段 212 G信号D/A変換手段 213 B信号D/A変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三木 豊 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号とその映像信号に所定種類の制
    御を行うための制御信号に基づき、A/D変換器の上側
    基準電圧及び/又は下側基準電圧を変更し、その変更さ
    れたA/D変換器によってアナログ映像信号をデジタル
    化することを特徴とする映像信号デジタル化方法。
  2. 【請求項2】 映像信号に所定種類の制御を行うための
    制御信号を出力する映像信号制御手段と、第1の基準電
    源と、第2の基準電源と、入力R、G、Bアナログ映像
    信号のそれぞれのペデスタルレベルを取り込み維持する
    サンプルホールド手段と、そのサンプルホールド手段の
    R、G、B信号のそれぞれの出力に前記出力される制御
    信号と前記第1の基準電源の出力を加算する第1の加算
    手段と、前記サンプルホールド手段のR、G、B信号の
    それぞれの出力に前記第2の基準電源の出力を加算する
    第2の加算手段と、前記第1の加算手段の出力を第1の
    基準電圧とし、前記第2の加算手段の出力を第2の基準
    電圧とし、前記入力R、G、B映像信号それぞれのアナ
    ログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換
    器を備えたことを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 映像信号制御手段が、コントラスト制御
    手段、あるいはユニフォミティ調整手段であることを特
    徴とする請求項2記載の映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 映像信号制御手段が、前記コントラスト
    制御手段の場合は、コントラスト制御データに応じた直
    流電圧を1種類出力し、その出力を前記第1の加算手段
    に供給することを特徴とする請求項3記載の映像信号処
    理装置。
  5. 【請求項5】 映像信号制御手段が、前記ユニフォミテ
    ィ調整手段の場合は、RGBそれぞれのユニフォミティ
    調整データに応じた信号を3種類出力し、その出力を前
    記第1の加算手段に供給することを特徴とする請求項3
    記載の映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 映像信号制御手段が、ブライトネス制御
    手段、あるいはR、G、B信号それぞれのゲイン・バイ
    アス調整を行うゲイン・バイアス制御手段であって、前
    記第2の加算手段は、更に、前記ブライトネス制御手段
    の出力、あるいは前記ゲイン・バイアス制御手段の出力
    も加算することを特徴とする請求項2記載の映像信号処
    理装置。
  7. 【請求項7】 映像信号制御手段が、前記ブライトネス
    制御手段の場合は、ブライトネス制御データに応じた直
    流電圧を1種類出力し、その出力を前記第1の加算手段
    及び前記第2の加算手段に供給することを特徴とする請
    求項6記載の映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 映像信号制御手段が、前記ゲイン・バイ
    アス制御手段の場合は、RGBそれぞれのゲイン制御デ
    ータに応じた3種類の直流電圧と、バイアス制御データ
    に応じた3種類の直流電圧を出力し、前記ゲイン制御デ
    ータに応じた3種類の直流電圧を前記第1の加算手段に
    供給し、前記バイアス制御データに応じた3種類の直流
    電圧を前記第1の加算手段と前記第2の加算手段に供給
    することを特徴とする請求項6記載の映像信号処理装
    置。
  9. 【請求項9】 映像信号とその映像信号に所定種類の制
    御を行うための制御信号に基づき、D/A変換器の上側
    基準電圧及び/又は下側基準電圧を変更し、その変更さ
    れたD/A変換器によってデジタル映像信号をアナログ
    化することを特徴とする映像信号アナログ化方法。
  10. 【請求項10】 映像信号に所定種類の制御を行うため
    の制御信号を出力する映像信号制御手段と、第1の基準
    電源と、第2の基準電源と、前記第1の基準電源の出力
    に前記映像信号制御手段の出力を加算する第1の加算手
    段と、その第1の加算手段の出力を第1の基準電圧と
    し、前記第2の基準電源の出力を第2の基準電圧とし、
    入力R、G、B映像信号それぞれのデジタル映像信号を
    アナログ映像信号に変換するD/A変換器とを備えたこ
    とを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】 映像信号制御手段が、コントラスト制
    御手段、あるいはユニフォミティ調整手段であることを
    特徴とする請求項10記載の映像信号処理装置。
  12. 【請求項12】 映像信号制御手段が、前記コントラス
    ト制御手段の場合は、コントラスト制御データに応じた
    直流電圧を1種類出力し、その出力を前記第1の加算手
    段に供給することを特徴とする請求項11記載の映像信
    号処理装置。
  13. 【請求項13】 映像信号制御手段が、前記ユニフォミ
    ティ調整手段の場合は、RGBそれぞれのユニフォミテ
    ィ調整データに応じた信号を3種類出力し、その出力を
    前記第1の加算手段に供給することを特徴とする請求項
    11記載の映像信号処理装置。
  14. 【請求項14】 映像信号制御手段が、ブライトネス制
    御手段、あるいはR、G、B信号それぞれのゲイン・バ
    イアス調整を行うゲイン・バイアス制御手段であって、
    更に、前記第2の基準電源の出力に前記ブライトネス制
    御手段の出力、あるいは前記ゲイン・バイアス制御手段
    の出力を加算する第2の加算手段を備えたことを特徴と
    する請求項10記載の映像信号処理装置。
  15. 【請求項15】 映像信号制御手段が、前記ブライトネ
    ス制御手段の場合は、ブライトネス制御データに応じた
    直流電圧を1種類出力し、その出力を前記第1の加算手
    段及び前記第2の加算手段に供給することを特徴とする
    請求項14記載の映像信号処理装置。
  16. 【請求項16】 映像信号制御手段が、前記ゲイン・バ
    イアス制御手段の場合は、RGBそれぞれのゲイン制御
    データに応じた3種類の直流電圧と、バイアス制御デー
    タに応じた3種類の直流電圧を出力し、前記ゲイン制御
    データに応じた3種類の直流電圧を前記第1の加算手段
    に供給し、前記バイアス制御データに応じた3種類の直
    流電圧を前記第1の加算手段と前記第2の加算手段に供
    給することを特徴とする請求項14記載の映像信号処理
    装置。
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