JPH07184110A - Agc出力オフセット調節回路 - Google Patents
Agc出力オフセット調節回路Info
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- JPH07184110A JPH07184110A JP5324450A JP32445093A JPH07184110A JP H07184110 A JPH07184110 A JP H07184110A JP 5324450 A JP5324450 A JP 5324450A JP 32445093 A JP32445093 A JP 32445093A JP H07184110 A JPH07184110 A JP H07184110A
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- 238000011105 stabilization Methods 0.000 claims description 19
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 claims description 12
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 57
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 3
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 2
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィールド毎或いはフレーム毎にAGC回路
の利得を変化させても、フリッカの原因となるAGC回
路の出力ペデスタルレベルの変動をなくす。 【構成】 撮像装置の内部にAGC回路2と加算器3と
を有し、AGC回路2の出力ペデスタルレベルにディジ
タル制御回路7で求められた制御量を加算して、AGC
回路2の直流特性交点と設定ペデスタルレベルをフィー
ドバック制御により一致させる。 【効果】 AGC回路2の利得をフィールド毎或いはフ
レーム毎に変化しても、その出力端子には、ペデスタル
レベルの変動によるフリッカが発生しない。
の利得を変化させても、フリッカの原因となるAGC回
路の出力ペデスタルレベルの変動をなくす。 【構成】 撮像装置の内部にAGC回路2と加算器3と
を有し、AGC回路2の出力ペデスタルレベルにディジ
タル制御回路7で求められた制御量を加算して、AGC
回路2の直流特性交点と設定ペデスタルレベルをフィー
ドバック制御により一致させる。 【効果】 AGC回路2の利得をフィールド毎或いはフ
レーム毎に変化しても、その出力端子には、ペデスタル
レベルの変動によるフリッカが発生しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ装置など
に用いられるAGC出力オフセット調節回路に係り、特
に、自動利得制御回路(以下、AGC回路という)の利
得変動に伴う信号のフリッカの発生を防止するAGC出
力オフセット調節回路に関する。
に用いられるAGC出力オフセット調節回路に係り、特
に、自動利得制御回路(以下、AGC回路という)の利
得変動に伴う信号のフリッカの発生を防止するAGC出
力オフセット調節回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のAGC出力オフセット調節回路
は、特開平2−179174号公報に記載されるよう
に、レンズフレア量に従ってAGC回路の出力のペデス
タルレベルの変動量を調節し、AGC回路の出力に制御
量を加算してペデスタルレベルを一定量にするものであ
る。
は、特開平2−179174号公報に記載されるよう
に、レンズフレア量に従ってAGC回路の出力のペデス
タルレベルの変動量を調節し、AGC回路の出力に制御
量を加算してペデスタルレベルを一定量にするものであ
る。
【0003】また、図9に示すように、一般に使用され
ているAGC回路2の出力オフセット調節は、AGC回
路2の利得が変動した場合の出力ペデスタルレベルを一
定にするために、フィードバック制御によりAGC回路
2の入力に変動を補正する分を加算するようになってい
る。例えば、AGC回路2の前段に設けた相関2重サン
プリング回路8の入力画素信号のクランプレベルを発生
するコンデンサに、AGC回路2の出力と設定ペデスタ
ルレベルを比較するコンパレータ4の出力からの充放電
電流を流してクランプレベルを制御している。
ているAGC回路2の出力オフセット調節は、AGC回
路2の利得が変動した場合の出力ペデスタルレベルを一
定にするために、フィードバック制御によりAGC回路
2の入力に変動を補正する分を加算するようになってい
る。例えば、AGC回路2の前段に設けた相関2重サン
プリング回路8の入力画素信号のクランプレベルを発生
するコンデンサに、AGC回路2の出力と設定ペデスタ
ルレベルを比較するコンパレータ4の出力からの充放電
電流を流してクランプレベルを制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平2−17
9174号公報に記載のものは、AGC回路の利得が変
動したときに発生するペデスタルレベルの変動を考慮し
ていない。
9174号公報に記載のものは、AGC回路の利得が変
動したときに発生するペデスタルレベルの変動を考慮し
ていない。
【0005】また、図9に示した従来のフィードバック
によるAGC回路2の利得変化によるペデスタルレベル
の変動の抑圧に関しては、相関2重サンプリング回路8
のクランプレベルを発生するコンデンサに、制御のたび
に、充放電をしなければならないため、このコンデンサ
の容量値が大きくなると、レベルが安定するまでに時間
がかかることになる。このコンデンサの容量値は、一般
に、電位のホールドの良さを狙うために、大きめの値を
取ることにしている。
によるAGC回路2の利得変化によるペデスタルレベル
の変動の抑圧に関しては、相関2重サンプリング回路8
のクランプレベルを発生するコンデンサに、制御のたび
に、充放電をしなければならないため、このコンデンサ
の容量値が大きくなると、レベルが安定するまでに時間
がかかることになる。このコンデンサの容量値は、一般
に、電位のホールドの良さを狙うために、大きめの値を
取ることにしている。
【0006】例えば、その安定にかかる時間は、充放電
電流が300μAでコンデンサの容量値が10μF程
度、安定までの電位が数十mVとすると、1.67ms
ecかかることになる。従って、AGC回路2の利得の
変動によるペデスタルレベルの変動の抑圧のために、A
GC回路2の入力クランプレベルをフィードバック制御
を用いて安定化すると、AGC回路2の利得を各フィー
ルド毎或いは各フレーム毎に変化させなければならない
ときに、制御速度が追いつかず、AGC回路2の出力で
ペデスタルレベルが変動してフリッカが発生することに
なる。
電流が300μAでコンデンサの容量値が10μF程
度、安定までの電位が数十mVとすると、1.67ms
ecかかることになる。従って、AGC回路2の利得の
変動によるペデスタルレベルの変動の抑圧のために、A
GC回路2の入力クランプレベルをフィードバック制御
を用いて安定化すると、AGC回路2の利得を各フィー
ルド毎或いは各フレーム毎に変化させなければならない
ときに、制御速度が追いつかず、AGC回路2の出力で
ペデスタルレベルが変動してフリッカが発生することに
なる。
【0007】本発明の目的は、かかる問題を解消し、A
GC回路の利得をフィールドあるいはフレーム毎に変化
させても、AGC回路の出力ペデスタルレベルの変動が
生じないようにすることができるようにしたAGC出力
オフセット調節回路を提供することにある。
GC回路の利得をフィールドあるいはフレーム毎に変化
させても、AGC回路の出力ペデスタルレベルの変動が
生じないようにすることができるようにしたAGC出力
オフセット調節回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、次のように構成する。
に、本発明は、次のように構成する。
【0009】光電素子がアレイ状に配置された固体撮像
素子からの信号を前処理回路でクランプ、ホールド及び
増幅する。この前処理回路でクランプ、ホールドされた
信号をAGC回路で増幅する。このAGC回路の出力の
ペデスタルレベルを設定ペデスタルレベルにするため
に、AGC回路の入力のクランプレベルをフィードバッ
ク制御により調節する。AGC回路の出力のペデスタル
レベルに対する変動分から求められたデータからディジ
タル制御回路で制御データが計算され、この制御データ
をディジタル・アナログ変換器(以下、DACという)
でアナログ制御量に変換し、AGC回路の出力に加算す
る。このようにして、フィードバック制御を行なう。
素子からの信号を前処理回路でクランプ、ホールド及び
増幅する。この前処理回路でクランプ、ホールドされた
信号をAGC回路で増幅する。このAGC回路の出力の
ペデスタルレベルを設定ペデスタルレベルにするため
に、AGC回路の入力のクランプレベルをフィードバッ
ク制御により調節する。AGC回路の出力のペデスタル
レベルに対する変動分から求められたデータからディジ
タル制御回路で制御データが計算され、この制御データ
をディジタル・アナログ変換器(以下、DACという)
でアナログ制御量に変換し、AGC回路の出力に加算す
る。このようにして、フィードバック制御を行なう。
【0010】
【作用】AGC回路の直流特性は、図10に示すよう
に、設定ペデスタルレベルと交差点が一致していなくて
交差点が設定ペデスタルレベルよりも下にある状態で
は、利得がG1からG2に変化した場合、AGC回路の出
力のペデスタルレベルは△2だけ増加する。その後、A
GC回路の出力ペデスタルレベル安定化制御により、A
GC回路の入力レベルが変動してAGC回路出力のペデ
スタルレベルは設定ペデスタルレベルに安定する。逆
に、利得をG2からG1に変化した場合、同様にして、A
GC回路の出力のペデスタルレベルは△1だけ減少す
る。その後、AGC回路の入力レベルが変動し、AGC
回路出力のペデスタルレベルは設定ペデスタルレベルに
安定する。また、設定ペデスタルレベルと交差点が一致
せずに交差点が設定ペデスタルレベルよりも上にある
と、利得がG1からG2になった時にAGC回路の出力の
ペデスタルレベルは△2だけ減少する。ペデスタルレベ
ルの安定化制御によりAGC回路の入力レベルを変動
し、ペデスタルレベルを設定ペデスタルレベルに安定さ
せる。その後、利得をG2からG1にすると、AGC回路
の出力のペデスタルレベルは△1 だけ増加する。
に、設定ペデスタルレベルと交差点が一致していなくて
交差点が設定ペデスタルレベルよりも下にある状態で
は、利得がG1からG2に変化した場合、AGC回路の出
力のペデスタルレベルは△2だけ増加する。その後、A
GC回路の出力ペデスタルレベル安定化制御により、A
GC回路の入力レベルが変動してAGC回路出力のペデ
スタルレベルは設定ペデスタルレベルに安定する。逆
に、利得をG2からG1に変化した場合、同様にして、A
GC回路の出力のペデスタルレベルは△1だけ減少す
る。その後、AGC回路の入力レベルが変動し、AGC
回路出力のペデスタルレベルは設定ペデスタルレベルに
安定する。また、設定ペデスタルレベルと交差点が一致
せずに交差点が設定ペデスタルレベルよりも上にある
と、利得がG1からG2になった時にAGC回路の出力の
ペデスタルレベルは△2だけ減少する。ペデスタルレベ
ルの安定化制御によりAGC回路の入力レベルを変動
し、ペデスタルレベルを設定ペデスタルレベルに安定さ
せる。その後、利得をG2からG1にすると、AGC回路
の出力のペデスタルレベルは△1 だけ増加する。
【0011】このようなG1,G2,△1,△2の関係か
ら、交差点と設定ペデスタルレベルが一致するための制
御量△は、次の数1,数2,数3により求めることがで
きる。
ら、交差点と設定ペデスタルレベルが一致するための制
御量△は、次の数1,数2,数3により求めることがで
きる。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】
【数3】
【0015】即ち、ディジタル制御回路で制御データを
計算する場合、前処理回路中に存在するフィードバック
回路でのAGC回路の出力ペデスタルレベルの安定化制
御をオンにした状態で、利得G1から利得G2に変動した
ときに安定化制御の安定する以前に発生するAGC回路
出力電位変動△2、或いは利得G2から利得G1に変動し
たときに安定化制御の安定するする以前に発生するにA
GC回路の出力電位変動△1 からAGCオフセットデー
タ△を上記数1〜数3より算出する。
計算する場合、前処理回路中に存在するフィードバック
回路でのAGC回路の出力ペデスタルレベルの安定化制
御をオンにした状態で、利得G1から利得G2に変動した
ときに安定化制御の安定する以前に発生するAGC回路
出力電位変動△2、或いは利得G2から利得G1に変動し
たときに安定化制御の安定するする以前に発生するにA
GC回路の出力電位変動△1 からAGCオフセットデー
タ△を上記数1〜数3より算出する。
【0016】また、ディジタル制御回路で制御データを
計算する場合、フィードバック回路でのAGC回路の出
力ペデスタルレベルの安定化制御をしている状態で、利
得をG1或いはG2に設定してAGC回路の出力電位V1
を測定し、その後、AGC回路の出力の安定化制御をオ
フにした状態で、利得G1或いはG2に設定してAGC回
路の出力電位V2 を測定し、それらV1,V2からAGC
回路オフセットデータ△を次の数4,数5より算出す
る。
計算する場合、フィードバック回路でのAGC回路の出
力ペデスタルレベルの安定化制御をしている状態で、利
得をG1或いはG2に設定してAGC回路の出力電位V1
を測定し、その後、AGC回路の出力の安定化制御をオ
フにした状態で、利得G1或いはG2に設定してAGC回
路の出力電位V2 を測定し、それらV1,V2からAGC
回路オフセットデータ△を次の数4,数5より算出す
る。
【0017】G2に設定後G1に変化した場合には、
【0018】
【数4】
【0019】G1に設定後G2に変化した場合には、
【0020】
【数5】
【0021】この制御量△をAGC回路の出力に加算す
ることにより、交差点と設定ペデスタルレベルは一致し
て、利得がG1,G2と変化しても、AGC回路の出力ペ
デスタルレベルは変化しない。従って、AGC回路の利
得を変化した場合に、AGC回路の出力レベルの安定化
制御をしなくともよいため、フィールド或いはフレーム
毎にAGC回路の利得を変化しても、ペデスタルレベル
の変化をなくすことができ、画面に発生するペデスタル
レベル変動によるフリッカを抑えることができる。
ることにより、交差点と設定ペデスタルレベルは一致し
て、利得がG1,G2と変化しても、AGC回路の出力ペ
デスタルレベルは変化しない。従って、AGC回路の利
得を変化した場合に、AGC回路の出力レベルの安定化
制御をしなくともよいため、フィールド或いはフレーム
毎にAGC回路の利得を変化しても、ペデスタルレベル
の変化をなくすことができ、画面に発生するペデスタル
レベル変動によるフリッカを抑えることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明によるAGC出力オフセット調節回路
の第1の実施例を示すブロック図であって、1は前処理
回路、2はAGC回路、3は加算器、4は比較器、5は
加算器、6はDAC、7はディジタル制御回路である。
る。図1は本発明によるAGC出力オフセット調節回路
の第1の実施例を示すブロック図であって、1は前処理
回路、2はAGC回路、3は加算器、4は比較器、5は
加算器、6はDAC、7はディジタル制御回路である。
【0023】同図において、前処理回路1は図示しない
撮像装置用ADC(アナログ・ディジタル変換器)の直
前に配置され、光電素子がアレイ状に配置された図示し
ない固体撮像素子で発生するアナログ画素信号をクラン
プし、サンプリングホールドし、増幅する。この前処理
回路1内に設けられたAGC回路2は、画素信号をディ
ジタル制御に基づいた値で増幅する。加算器5と比較器
4で構成されるクランプレベルのフィードバック制御を
行なうことにより、前処理回路1の出力レベルが設定ペ
デスタルレベルになるようにAGC回路2の入力レベル
を変化させる。DAC6とディジタル制御回路7は、前
処理回路1の出力をディジタル化したデータから制御デ
ータを求めてアナログ化する。このアナログ制御データ
がAGC回路2の出力に加算器3で加算され、AGC回
路2の出力のオフセットを調節する。
撮像装置用ADC(アナログ・ディジタル変換器)の直
前に配置され、光電素子がアレイ状に配置された図示し
ない固体撮像素子で発生するアナログ画素信号をクラン
プし、サンプリングホールドし、増幅する。この前処理
回路1内に設けられたAGC回路2は、画素信号をディ
ジタル制御に基づいた値で増幅する。加算器5と比較器
4で構成されるクランプレベルのフィードバック制御を
行なうことにより、前処理回路1の出力レベルが設定ペ
デスタルレベルになるようにAGC回路2の入力レベル
を変化させる。DAC6とディジタル制御回路7は、前
処理回路1の出力をディジタル化したデータから制御デ
ータを求めてアナログ化する。このアナログ制御データ
がAGC回路2の出力に加算器3で加算され、AGC回
路2の出力のオフセットを調節する。
【0024】図2は本発明によるAGC出力オフセット
調節回路の第2の実施例を示すブロック図であって、8
はCDS(相関2重サンプリング)回路、9はゲインセ
レクト回路、10はサンプル・ホールド(S/H)回路
であり、図1に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
調節回路の第2の実施例を示すブロック図であって、8
はCDS(相関2重サンプリング)回路、9はゲインセ
レクト回路、10はサンプル・ホールド(S/H)回路
であり、図1に対応する部分には同一符号を付けてい
る。
【0025】同図において、図示しない固体撮像素子か
らの信号は、CDS回路8でクランプされてサンプリン
グ・ホールドされる。このクランプ処理においては、S
/H回路10の出力ペデスタルレベルと設定ペデスタル
レベルとを比較器4で比較して補正分を求め、この補正
分に応じてクランプ用コンデンサの充放電を行なう。
らの信号は、CDS回路8でクランプされてサンプリン
グ・ホールドされる。このクランプ処理においては、S
/H回路10の出力ペデスタルレベルと設定ペデスタル
レベルとを比較器4で比較して補正分を求め、この補正
分に応じてクランプ用コンデンサの充放電を行なう。
【0026】ゲインセレクト回路9は、固体撮像素子の
種類に応じたバラツキやと量産時のバラツキを吸収す
る。AGC回路2では、例えばディジタル制御回路7で
設定された制御量により利得が変化する。ディジタル制
御回路7により求められた制御データをDAC6で制御
量に変換し、加算器3でAGC回路2の出力信号に加算
する。この加算は、アナログ回路の加算であるため、増
幅回路の出力レベルの変動により実行することになる。
種類に応じたバラツキやと量産時のバラツキを吸収す
る。AGC回路2では、例えばディジタル制御回路7で
設定された制御量により利得が変化する。ディジタル制
御回路7により求められた制御データをDAC6で制御
量に変換し、加算器3でAGC回路2の出力信号に加算
する。この加算は、アナログ回路の加算であるため、増
幅回路の出力レベルの変動により実行することになる。
【0027】例えば、かかるAGC回路出力オフセット
回路の一具体例を図3に示すが、この具体例において
は、ディジタル制御回路7により発生した制御データに
よりDAC6の内部にあるスイッチ回路6aが動作し、
このスイッチ回路6aはラダー抵抗6bを操作してディ
ジタルデータをアナログ量に変換する。ラダー抵抗6b
とスイッチ回路6aは実質的にDACそのものを構成す
る。ラダー抵抗6bの出力を制御電流に変換し、この制
御電流によってAGC回路2の直流バイアスを制御す
る。AGC回路2の直流バイアスを変化させるには、図
3のAGC回路2の構成から明らかなように、電流制御
により行なうことができる。このようなAGC回路にお
いては、特開平2−100406号公報に示されてい
る。
回路の一具体例を図3に示すが、この具体例において
は、ディジタル制御回路7により発生した制御データに
よりDAC6の内部にあるスイッチ回路6aが動作し、
このスイッチ回路6aはラダー抵抗6bを操作してディ
ジタルデータをアナログ量に変換する。ラダー抵抗6b
とスイッチ回路6aは実質的にDACそのものを構成す
る。ラダー抵抗6bの出力を制御電流に変換し、この制
御電流によってAGC回路2の直流バイアスを制御す
る。AGC回路2の直流バイアスを変化させるには、図
3のAGC回路2の構成から明らかなように、電流制御
により行なうことができる。このようなAGC回路にお
いては、特開平2−100406号公報に示されてい
る。
【0028】図4は図1,図2におけるディジタル制御
回路7の一具体例を示すブロック図であって、7aはD
SP回路、7b,7cはラッチ、7dは減算回路、7e
は演算器、7fはラッチ、7gは利得制御回路、11は
AND回路、12はA/D変換器であり、図1,図2に
対応する部分には同一符号を付けている。
回路7の一具体例を示すブロック図であって、7aはD
SP回路、7b,7cはラッチ、7dは減算回路、7e
は演算器、7fはラッチ、7gは利得制御回路、11は
AND回路、12はA/D変換器であり、図1,図2に
対応する部分には同一符号を付けている。
【0029】以下、この具体例の動作を図5を用いて説
明するが、この具体例は、ブランキング期間或いはビデ
オカメラの初期設定中に動作することを想定している。
明するが、この具体例は、ブランキング期間或いはビデ
オカメラの初期設定中に動作することを想定している。
【0030】前処理回路1中のAGC回路2の出力ペデ
スタルレベルの安定化制御に関しては、OBPパルスが
“H”(高レベル)の期間に、図2に示す比較器4の動
作をオン状態にして制御を行なう。従って、ペデスタル
レベルの安定化制御をオフにするためには、OBPパル
スを“L”(低レベル)状態にすることにより実現す
る。図4においては、OBPオンオフパルスをOBPパ
ルスとともにAND回路11に供給することにより、O
BPパルスのオン,オフ、即ちペデスタルレベルの安定
化制御のオン,オフを行なう。
スタルレベルの安定化制御に関しては、OBPパルスが
“H”(高レベル)の期間に、図2に示す比較器4の動
作をオン状態にして制御を行なう。従って、ペデスタル
レベルの安定化制御をオフにするためには、OBPパル
スを“L”(低レベル)状態にすることにより実現す
る。図4においては、OBPオンオフパルスをOBPパ
ルスとともにAND回路11に供給することにより、O
BPパルスのオン,オフ、即ちペデスタルレベルの安定
化制御のオン,オフを行なう。
【0031】次に、図4のディジタル制御回路7につい
て説明する。
て説明する。
【0032】前処理回路1の出力をA/D変換器12で
ディジタルデータに変換した後、図5に示すタイミング
の読込みパルスに従って、AGC回路2のペデスタルレ
ベルを読み取ってラッチ7b,7cにラッチする。読み
取るべき値は、ペデスタルレベルの安定化制御がオンし
ている状態における利得G1のペデスタルレベル、即
ち、設定ペデスタルレベルV1と、ペデスタルレベルの
安定化制御をオフにしている状態における利得G2のペ
デスタルレベルV2であり、夫々を別々にラッチ7b,
7cにラッチする。それらの値を読み取った後、ペデス
タルレベルV1,V2の差分値を減算器7dで求め、上記
数5に従って、制御データをディジタル制御回路7中の
演算器7eにより求める。これによって求められた制御
量は図5に示す読込みパルスのタイミングでラッチ7f
にラッチされる。このラッチ7fにラッチされたデータ
はDAC6によってアナログ制御量に変換され、加算器
3でAGC回路2の出力に加算される。この加算につい
ては、図3で説明した通りである。
ディジタルデータに変換した後、図5に示すタイミング
の読込みパルスに従って、AGC回路2のペデスタルレ
ベルを読み取ってラッチ7b,7cにラッチする。読み
取るべき値は、ペデスタルレベルの安定化制御がオンし
ている状態における利得G1のペデスタルレベル、即
ち、設定ペデスタルレベルV1と、ペデスタルレベルの
安定化制御をオフにしている状態における利得G2のペ
デスタルレベルV2であり、夫々を別々にラッチ7b,
7cにラッチする。それらの値を読み取った後、ペデス
タルレベルV1,V2の差分値を減算器7dで求め、上記
数5に従って、制御データをディジタル制御回路7中の
演算器7eにより求める。これによって求められた制御
量は図5に示す読込みパルスのタイミングでラッチ7f
にラッチされる。このラッチ7fにラッチされたデータ
はDAC6によってアナログ制御量に変換され、加算器
3でAGC回路2の出力に加算される。この加算につい
ては、図3で説明した通りである。
【0033】以上の制御アルゴリズムを図6により説明
する。
する。
【0034】ビデオカメラの立上げ初期設定中であるこ
とを確認して、OBPオンオフパルスをオンにする。ペ
デスタルレベルの安定化制御を行なっている期間内にA
GC回路2の利得をG1に設定する。ペデスタルレベル
が安定した後、AGC回路2の出力電圧V1を読み取
る。この安定の確認については、安定化制御の時定数が
設計段階でわかるため、その分だけ時間遅れを行なうと
よい。AGC回路2の出力電圧V1の読取りにおいて
は、ADC12でディジタル変換後にデータとして読み
取る。
とを確認して、OBPオンオフパルスをオンにする。ペ
デスタルレベルの安定化制御を行なっている期間内にA
GC回路2の利得をG1に設定する。ペデスタルレベル
が安定した後、AGC回路2の出力電圧V1を読み取
る。この安定の確認については、安定化制御の時定数が
設計段階でわかるため、その分だけ時間遅れを行なうと
よい。AGC回路2の出力電圧V1の読取りにおいて
は、ADC12でディジタル変換後にデータとして読み
取る。
【0035】次に、OBPオンオフパルスをオフにす
る。ペデスタルレベルの安定化制御をオフにした後、A
GC回路2の利得をG2に設定する。この設定後、AG
C回路2の出力電圧V2 を読み取る。これら電圧V1,
V2を測定した後、これらの差分を求め、上記数5によ
り制御データを求める。
る。ペデスタルレベルの安定化制御をオフにした後、A
GC回路2の利得をG2に設定する。この設定後、AG
C回路2の出力電圧V2 を読み取る。これら電圧V1,
V2を測定した後、これらの差分を求め、上記数5によ
り制御データを求める。
【0036】また、この制御では、OBPオンオフパル
スをわざわざオフにしなくても、AGC回路2の利得を
G2 に変化した直後の出力電圧の変動を求め、これをV
2とすることにより制御データを求めることができる。
スをわざわざオフにしなくても、AGC回路2の利得を
G2 に変化した直後の出力電圧の変動を求め、これをV
2とすることにより制御データを求めることができる。
【0037】図7に示すタイミングでは、設定ペデスタ
ルレベルをディジタル制御回路7中でデータとして持ち
ブランキング期間中にAGC回路2の利得を変化させ
て、その直後の電位の変動を読み取ることにより、制御
データを求めることができるようにしたものである。こ
の状態では、上記数1に従って制御データを求める。
ルレベルをディジタル制御回路7中でデータとして持ち
ブランキング期間中にAGC回路2の利得を変化させ
て、その直後の電位の変動を読み取ることにより、制御
データを求めることができるようにしたものである。こ
の状態では、上記数1に従って制御データを求める。
【0038】また、図8に示す制御アルゴリズムは図7
のタイミングに従ったものである。
のタイミングに従ったものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィールド毎或いはフレーム毎にAGC回路利得を制御
しても、ペデスタルレベルの変動がなく、フリッカが発
生することがない。
フィールド毎或いはフレーム毎にAGC回路利得を制御
しても、ペデスタルレベルの変動がなく、フリッカが発
生することがない。
【図1】本発明によるAGC出力オフセット調節回路の
第1の実施例を示すブロック図である。
第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるAGC出力オフセット調節回路の
第2の実施例を示すブロック図である。
第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】図1,図2におけるAGC回路,ディジタル・
アナログ変換器の一部具体的回路構成を示す図である。
アナログ変換器の一部具体的回路構成を示す図である。
【図4】図1,図2におけるディジタル制御回路の一具
体例を示すブロック図である。
体例を示すブロック図である。
【図5】図4の各部の信号を示すタイミングチャートで
ある。
ある。
【図6】図4に示した具体例の制御アルゴリズムを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】図4の各部の信号の他の例を示すタイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図8】図7に示したタイミングチャートに従う図4に
示した具体例の制御アルゴリズムを示すフローチャート
である。
示した具体例の制御アルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図9】従来のAGC出力オフセット調節回路の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図10】AGC回路の直流特性を示す特性図である。
1 前処理回路 2 自動利得制御回路 3 加算器 4 比較器 5 加算器 6 ディジタル・アナログ変換器 7 ディジタル制御回路 8 相関2重サイプリング回路 9 ゲイン・セレクト回路 10 サンプル・ホールド回路
Claims (4)
- 【請求項1】 自動利得制御回路と、ディジタル制御デ
ータをアナログ補正量に変換するディジタル・アナログ
変換器とを備え、 該ディジタル・アナログ変換器の出力であるアナログ補
正量を該自動利得制御回路の出力信号に加算することを
特徴とするAGC出力オフセット調節回路。 - 【請求項2】 光電素子がアレイ状に配置された固体撮
像素子からの信号をクランプし、サンプルホールドし、
増幅し、かつ自動利得制御回路を備えた前処理回路と、 該自動利得制御回路の出力に補正量を加算する加算器
と、 該加算器の出力から制御データを算出するディジタル制
御回路と、 該制御データをアナログデータに変換し、該補正量とす
るディジタル・アナログ変換器と、 該自動利得制御回路の出力後の値をもとにフィードバッ
ク制御により該自動利得制御回路の入力以前の画素信号
のクランプレベルを調節するクランプ回路とを有し、フ
ィードバック制御を行なうことを特徴とするAGC出力
オフセット調節回路。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記ディジタル制御回路が、 前記自動利得制御回路の出力レベルの安定化制御を行な
っている状態で、前記前記自動利得制御回路の利得をG
1に設定してその出力電位を測定し、その後、前記自動
利得制御回路の利得をG2に設定して前記自動利得制御
回路の出力電位変動を測定し、それらの値から変動△2
を求め、或いは前記自動利得制御回路の利得をG2に設
定してその出力電位を測定し、その後、前記自動利得制
御回路の利得をG1に設定して前記自動利得制御回路の
出力電位変動を測定し、それらの値から変動△1を求め
て、それら△1,△2から前記自動利得制御回路のオフセ
ットデータ△を算出して前記制御データとすることを特
徴とするAGC出力オフセット調節回路。 - 【請求項4】 請求項2において、 前記ディジタル制御回路が、 前記自動利得制御回路の出力レベルの安定化制御を行な
っている状態で、前記自動利得制御回路の出力電位V1
を測定し、その後、前記自動利得制御回路の出力レベル
の安定化制御をオフにした状態で、利得G1或いはG2に
設定して前記自動利得制御回路の出力電位V2を測定
し、これらV1,V2からAGC回路オフセットデータ△
を算出して前記制御データとすることを特徴とするAG
C出力オフセット調節回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324450A JPH07184110A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | Agc出力オフセット調節回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324450A JPH07184110A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | Agc出力オフセット調節回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07184110A true JPH07184110A (ja) | 1995-07-21 |
Family
ID=18165952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324450A Pending JPH07184110A (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | Agc出力オフセット調節回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07184110A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0843466A2 (en) * | 1996-11-13 | 1998-05-20 | Nec Corporation | Imaging device |
JP2007282204A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フロントエンド信号処理回路及び撮像装置 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324450A patent/JPH07184110A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0843466A2 (en) * | 1996-11-13 | 1998-05-20 | Nec Corporation | Imaging device |
EP0843466A3 (en) * | 1996-11-13 | 2000-05-03 | Nec Corporation | Imaging device |
US6154252A (en) * | 1996-11-13 | 2000-11-28 | Nec Corporation | Imaging device for use as radiation detector |
JP2007282204A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-10-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フロントエンド信号処理回路及び撮像装置 |
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