JPH10126648A - 液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ補正回路 - Google Patents

液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ補正回路

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JPH10126648A
JPH10126648A JP29940996A JP29940996A JPH10126648A JP H10126648 A JPH10126648 A JP H10126648A JP 29940996 A JP29940996 A JP 29940996A JP 29940996 A JP29940996 A JP 29940996A JP H10126648 A JPH10126648 A JP H10126648A
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digital
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Ichiro Negishi
一郎 根岸
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないビット数での変換処理で、暗部の階調
特性を良好に改善できる高精度γ補正回路を提供する。 【解決手段】 遅延回路3から第1の可変利得制御増幅
器4に供給された入力画像信号は、前記の増幅器4から
AD変換器5に供給される画像信号が、AD変換器5の
間口と対応する信号レベルを有する状態の画像信号とな
るように増幅されてから、AD変換器5でデジタル画像
信号に変換される。AD変換器5の出力は、前記の増幅
器4の増幅度と関連して定められた特定なガンマ補正特
性によってガンマ補正を行なうデジタルガンマ補正部6
でγ補正された後に、DA変換器7でアナログ信号に変
換されてから、第2の可変利得制御増幅器8に供給され
る。前記した第1,第2の可変利得制御増幅器4,8に
おける増幅度の可変制御の態様は、互いに相補的な可変
制御態様の関係となるようにされていて、DA変換器7
から出力された画像信号を、増幅器4によって増幅され
る以前の相対的な信号レベル関係を有する状態に戻され
た状態で増幅器8から出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置にお
ける入力信号レベル適応型ガンマ補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一対の基板間に液晶を封入し、一方の基
板上に共通電極を配置し、他方の基板上にはマトリクス
状に配置された画素電極と、前記の画素電極に接続され
た記憶素子と、前記の記憶素子に信号を供給するために
設けられた信号線と、前記の記憶素子を選択するための
アドレス線と、入力信号の電圧に対応して前記の記憶素
子に電荷を蓄積して、前記の一対の基板間に封入された
液晶に、表示の対象にされている画像信号の電圧と対応
する電界を印加して、液晶の変調を行なうようにした液
晶表示素子、その他、一対の基板間に封入されている液
晶に、表示の対象にされている画像信号の電圧と対応す
る電界を印加して、液晶の変調を行なうようにした各種
の構成態様の液晶表示素子における画像入力信号に対す
る光出力特性は、例えば図3の(a)に例示されている
ように、非線形な特性を示すものになっている。
【0003】ところで、前記した図3の(a)に例示さ
れているように、画像入力信号に対して非線形特性の光
出力特性を有する液晶表示素子を用いて構成された液晶
表示装置によって、良好な階調特性を有する再生画像を
得るのには、前記した図3の(a)に示されている非線
形特性に対して逆特性の関係にある図3の(b)に例示
してあるような入出力特性を有する回路によって、表示
の対象にされている画像信号の信号処理を行なえばよ
く、従来から、前記のような信号処理を行なう回路とし
て、ガンマ補正回路が実用されて来ている。そして、従
来からアナログ信号形態の画像信号についてのガンマ補
正回路としては、ダイオードの非線形領域を用いたり、
異なる利得を有する回路を組合わせたりして構成させた
折線近似方式によるものが用いられて来ており、また、
デジタル信号形態の画像信号についてのガンマ補正回路
としては、折線近似方式による特性を用いて変換テーブ
ルを作成して、デジタルデータの大きさに対応して重み
付けを行なうようにしたものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アナログ信
号形態の画像信号についてのガンマ補正回路の内で、ダ
イオードの非線形領域を用いたものは、ダイオードの容
量による周波数特性の劣化によって補正誤差が発生し、
また、異なる利得を有する回路を組合わせて構成した折
れ線近似方式によるものでは、折れ線特性による補正誤
差が発生する。一方、デジタル信号形態の画像信号につ
いてのガンマ補正回路では、高精度の補正を行なう場合
に、ビット数の多いデジタル信号への変換と演算とが必
要とされるために、ガンマ補正を広帯域で高精度に行な
うのにはコスト高になるということが問題になる。
【0005】特に、例えば、1フレームが(1280×
1024)個の画素で構成されているような画像を、フ
レーム周波数60Hzで表示させるコンピュータの画像
信号では、それのデータレートが110MHzにも達す
るが、前記のようなデジタル画像信号をリアルタイム
に、かつ、高精度にガンマ補正を行なうようにするため
には、高速のアナログデジタル変換器や、高速のデジタ
ルアナログ変換器が必要とされる。ところで、一対の基
板間に封入されている液晶に、表示の対象にされている
画像信号の電圧と対応する電界を印加して、液晶の変調
を行なう液晶表示素子を用いて構成してある液晶表示装
置では、表示画像の暗部の階調特性がつぶれた状態を示
す液晶表示素子を用いていても、画像の暗部が良好な階
調特性を示す画像を表示させるためのガンマ補正を行な
うに当たっては、ビット数の多いデータで演算すること
が必要とされるので、コスト高になることが避けられな
い。それで、前記のような問題点の解決策が求められ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一対の基板間
に封入されている液晶に、表示の対象にされている画像
信号の電圧と対応する電界を印加して、液晶の変調を行
なう液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ
補正回路であって、表示の対象にされているアナログ信
号形態の画像信号を遅延させる遅延回路と、前記の遅延
回路によって遅延されたアナログ信号形態の画像信号
を、それの信号レベルが、アナログデジタル変換器の間
口と対応している状態で、第1の可変利得制御増幅器を
介してアナログデジタル変換器に供給されるように、前
記のアナログ信号形態の画像信号が、予め定められた複
数の増幅度の内から選択された増幅度で、前記の第1の
可変利得制御増幅器で増幅されるように制御する信号制
御手段と、前記した第1の可変利得制御増幅器から出力
されたアナログ信号形態の画像信号を、デジタル信号に
変換するアナログデジタル変換器と、前記のアナログデ
ジタル変換器から出力されたデジタル信号を、前記した
第1の可変利得制御増幅器の増幅度の選択情報と関連し
て定められた特定なガンマ補正特性によってガンマ補正
を行なうデジタルガンマ補正部と、前記のデジタルガン
マ補正部から出力されたデジタル信号をアナログ信号に
変換するデジタルアナログ変換器と、前記のデジタルア
ナログ変換器から出力されたアナログ信号形態の画像信
号を、前記した第1の可変利得制御増幅器によって増幅
される以前の相対的な信号レベル関係を有する状態に戻
して出力させるように増幅する第2の可変利得制御増幅
器とを備えてなる液晶表示装置における入力信号レベル
適応型ガンマ補正回路を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ補
正回路の具体的な内容を詳細に説明する。図1は本発明
の液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ補
正回路の実施例のブロック図であり、1はアナログ信号
形態の画像信号の入力端子、2はガンマ補正された状態
のアナログ信号形態の画像信号の出力端子である。アナ
ログ信号形態の画像信号の入力端子1に供給されたアナ
ログ信号形態の画像信号は、遅延回路3と比較部9とに
与えられる。前記の遅延回路3は、後述の切換制御部1
0から発生された制御信号によって入力信号レベル適応
型ガンマ補正回路の各構成部分が動作するまでの時間を
調整するために設けられたものである。
【0008】そして、前記した遅延回路3からの出力信
号は、第1の可変利得制御増幅器4に与えられる。前記
の第1の可変利得制御増幅器4では、遅延回路3から供
給されたアナログ信号形態の画像信号を、切換制御部1
0から第1の可変利得制御増幅器4に供給されている利
得制御信号により、増幅度が可変制御された状態で増幅
する。そして第1の可変利得制御増幅器4からアナログ
デジタル変換器5[例えば8ビット(256階調)のア
ナログデジタル変換器]に対して、それの信号レベルが
アナログデジタル変換器5の間口(アナログデジタル変
換器5のアナログ入力電圧範囲)と対応している状態の
アナログ信号形態の画像信号として供給する。前記した
遅延回路3による遅延時間は、アナログデジタル変換器
及びデジタルアナログ変換器における変換パルス(標本
化周期のパルス)の周期と関連して設定すると、切換時
に発生する可能性のある雑音を無視することができる。
【0009】前記の切換制御部10では、比較部9から
切換制御部10に供給される後述の信号Sjに基づい
て、前記した第1の可変利得制御増幅器4の増幅度を可
変制御するのに用いられる利得制御信号を発生させると
ともに、比較部9から切換制御部10に供給される信号
Sjに基づいて、後述されている第2の可変利得制御増
幅器8の増幅度を可変制御するのに用いられる利得制御
信号、及び後述のデジタルガンマ補正部6の動作制御に
用いられる制御信号などの各種の信号を、それぞれ、所
定のタイミングで発生して、前記の各種の信号における
所定のものを、第1の可変利得制御増幅器4、第2の可
変利得制御増幅器8、デジタルガンマ補正部6に供給す
る。
【0010】前記の比較部9では、アナログ信号形態の
画像信号の入力端子1から、比較部9に供給されたアナ
ログ信号形態の画像信号の信号レベルを検出して、その
検出された信号レベルと、前記した入力端子1に供給さ
れているアナログ信号形態の画像信号の電圧範囲の最大
値とを比較して、前記の検出された信号レベルが、入力
端子1に供給されているアナログ信号形態の画像信号の
電圧範囲をN個(ただし、Nは2以上の自然数)に分割
して設定されたN個の信号レベルの領域の内のどの信号
レベルの領域に属するのかを判定し、その判定結果の信
号Sjを切換制御部10に供給する。なお、前記した入
力端子1に供給されるアナログ信号形態の画像信号の電
圧範囲の最大値(電子機器間における信号の受渡し電圧
値)は、通常、予め規格値として定められていることは
周知のとおりであり、前記した比較部9には、前記した
入力端子1に供給されているアナログ信号形態の画像信
号の電圧範囲の最大値の電圧値(予め規格値として既知
の電圧値)が、信号レベルの比較動作のために用いる基
準電圧値として、前以って比較部9内に設定されている
のである。
【0011】前記した比較部9では、既述のように、ア
ナログ信号形態の画像信号の入力端子1から比較部9に
供給されたアナログ信号形態の画像信号が、その画像信
号の電圧範囲をN個(ただし、Nは2以上の自然数)に
分割して設定したN個の信号レベルの領域の内のどの信
号レベルの領域に属するのかを判定する動作を行なうの
であるが、比較部9に設定されるべき前記したN個の信
号レベル領域は、例えば、入力端子1に供給されている
アナログ信号形態の画像信号の電圧範囲をN等分して、
N個の信号レベル領域を構成させるようにしてもよい
し、あるいは、入力端子1に供給されているアナログ信
号形態の画像信号の電圧範囲を、等分ではない状態でN
個に分割して、N個の信号レベル領域を構成させるよう
にしてもよい。以下の明細書中の設例においては、前記
した比較部9に設定するN個の信号レベル領域として、
入力端子1に供給されているアナログ信号形態の画像信
号の電圧範囲を4等分(N=4)して、4個の信号レベ
ル領域(最も低い信号レベルの領域を#1の信号レベル
領域とし、信号レベルが高くなるのにつれて、#2の信
号レベル領域,#3の信号レベル領域,#4の信号レベ
ル領域)を設定した場合について説明している。
【0012】入力端子1から比較部9に供給されたアナ
ログ信号形態の画像信号は、比較部9において、入力端
子1に供給されているアナログ信号形態の画像信号の電
圧範囲の最大値の電圧値(予め規格値として既知の電圧
値)と比較されて、前記した入力端子1から比較部9に
供給されたアナログ信号形態の画像信号の信号レベル
が、4個の信号レベル領域、すなわち、#1の信号レベ
ル領域,#2の信号レベル領域,#3の信号レベル領
域,#4の信号レベル領域の内の何れの信号レベル領域
に属する画像信号であるのかについて判定されて、前記
の判定結果を示す信号Sjが比較部9から切換制御部1
0に供給される。
【0013】前記のように、入力端子1から比較部9に
供給されたアナログ信号形態の画像信号が、4個の信号
#1の信号レベル領域,#2の信号レベル領域,#3の
信号レベル領域,#4の信号レベル領域の内の何れの信
号レベル領域に属する画像信号であるのかについて判定
して、前記の判定結果を示す信号Sjを出力するための
回路配置としては、例えば次のような構成のものが使用
できる。すなわち、入力端子1に供給されているアナロ
グ信号形態の画像信号の電圧範囲の最大値の電圧値(予
め規格値として既知の電圧値)をVボルトとしたとき
に、最も低い信号レベルの領域である#1の信号レベル
領域に属する信号レベルの画像信号の判定は、比較部9
に設定されているV/4ボルトの電圧値を閾値とする比
較器を用いて、前記した閾値のV/4ボルト以下の信号
の際に、前記の比較器から出力される信号を、#1の信
号レベル領域に属する信号レベルの画像信号を示す信号
Sjとして用いる。
【0014】また、#2の信号レベル領域に属する信号
レベルの画像信号の判定は、比較部9に設定されている
V/4ボルトの電圧値を閾値とする比較器と、2V/4
ボルトの電圧値を閾値とする比較器とを用いて、前記の
V/4ボルトの閾値が供給されている比較器に、V/4
ボルト以上の信号が供給されている場合に、その比較器
から出力される信号と、前記の2V/4ボルトの閾値が
供給されている比較器に、前記した閾値の2V/4ボル
ト以下の信号が供給されている際に、その比較器から出
力される信号との論理積が「1」の信号を、#2の信号
レベル領域に属する信号レベルの画像信号を示す信号S
jとして用いる。さらに#3の信号レベル領域に属する
信号レベルの画像信号の判定は、比較部9に設定されて
いる2V/4ボルトの電圧値を閾値とする比較器と、3
V/4ボルトの電圧値を閾値とする比較器とを用いて、
前記の2V/4ボルトの閾値が供給されている比較器
に、2V/4ボルト以上の信号が供給されている場合
に、その比較器から出力される信号と、前記の3V/4
ボルトの閾値が供給されている比較器に、前記した閾値
の3V/4ボルト以下の信号が供給されている場合に、
その比較器から出力される信号との論理積が「1」の信
号を#3の信号レベル領域に属する信号レベルの画像信
号を示す信号Sjとして用いる。
【0015】また最も高い信号レベルの領域である#4
の信号レベル領域に属する信号レベルの画像信号の判定
は、比較部9に設定されている3V/4ボルトの電圧値
を閾値とする比較器と、Vボルトの電圧値を閾値とする
比較器とを用いて、前記の3V/4ボルトの閾値が供給
されている比較器に、3V/4ボルト以上の信号が供給
されている場合に、その比較器から出力される信号と、
前記のVボルトの閾値が供給されている比較器に、前記
した閾値のVボルト以下の信号が供給されている場合
に、その比較器から出力される信号との論理積が「1」
の信号を、#4の信号レベル領域に属する信号レベルの
画像信号を示す信号Sjとして用いる。
【0016】比較部9から切換制御部10に供給された
前記の信号Sjに基づいて、切換制御部10で発生され
て、前記した第1の可変利得制御増幅器4の増幅度を可
変制御するのに用いられる利得制御信号は、既述のよう
に遅延回路3から第1の可変利得制御増幅器4に供給さ
れた画像信号を、図4の(a)中の#1の部分に示され
ているような#1の信号レベル領域に属する信号レベル
の画像信号であった場合には、第1の可変利得制御増幅
器4からアナログデジタル変換器5の間口[アナログデ
ジタル変換器5のアナログ入力電圧範囲…図4の(d)
中の横軸に示すA〜Dの電圧範囲]と対応している信号
レベルのアナログ信号形態の画像信号にさせるような増
幅度で、前記した第1の可変利得制御増幅器4の増幅動
作を行なわせることができる直流電圧値とされている。
【0017】ところで、前記した図4の(a)中に示し
てある曲線は、図3の(b)について既述した液晶表示
素子のガンマ補正を行なう際に使用される入出力特性曲
線と同一の入出力特性を示す曲線である。また、図4の
(a)〜(d)における横軸のA〜Dは、アナログデジ
タル変換器5の間口[アナログデジタル変換器5のアナ
ログ入力電圧範囲]を示している。また、図4の(a)
〜(d)における縦軸のA〜Bは、デジタルアナログ変
換器7のアナログ出力電圧範囲を示している。次に、既
述した遅延回路3から第1の可変利得制御増幅器4に供
給された画像信号が、図4の(a)中の#1,#2の部
分に示されているような#1〜#2の信号レベル領域に
属する信号レベルの画像信号であった場合に、比較部9
から切換制御部10に供給された前記の信号Sjに基づ
いて、切換制御部10で発生されて、前記した第1の可
変利得制御増幅器4の増幅度を可変制御するのに用いら
れる利得制御信号は、第1の可変利得制御増幅器4から
アナログデジタル変換器5の間口[アナログデジタル変
換器5のアナログ入力電圧範囲…図4の(c)中の横軸
に示すA〜Dの電圧範囲]と対応している信号レベルの
アナログ信号形態の画像信号にさせるような増幅度で、
前記した第1の可変利得制御増幅器4の増幅動作を行な
わせることができる直流電圧値とされている。
【0018】また、遅延回路3から第1の可変利得制御
増幅器4に供給された画像信号が、図4の(a)中の#
1〜#3の部分に示されているような#1〜#3の信号
レベル領域に属する信号レベルの画像信号であった場合
に、比較部9から切換制御部10に供給された前記の信
号Sjに基づいて、切換制御部10で発生されて、前記
した第1の可変利得制御増幅器4の増幅度を可変制御す
るのに用いられる利得制御信号は、第1の可変利得制御
増幅器4からアナログデジタル変換器5の間口[アナロ
グデジタル変換器5のアナログ入力電圧範囲…図4の
(b)中の横軸に示すA〜Dの電圧範囲]と対応してい
る信号レベルのアナログ信号形態の画像信号にさせるよ
うな増幅度で、前記した第1の可変利得制御増幅器4の
増幅動作を行なわせることができる直流電圧値とされて
いる。
【0019】さらに、遅延回路3から第1の可変利得制
御増幅器4に供給された画像信号が、図4の(a)中の
#1〜#4の部分に示されているような#1〜#4の信
号レベル領域に属する信号レベルの画像信号であった場
合に、比較部9から切換制御部10に供給された前記の
信号Sjに基づいて、切換制御部10で発生されて、前
記した第1の可変利得制御増幅器4の増幅度を可変制御
するのに用いられる利得制御信号は、第1の可変利得制
御増幅器4からアナログデジタル変換器5の間口[アナ
ログデジタル変換器5のアナログ入力電圧範囲…図4の
(a)中の横軸に示すA〜Dの電圧範囲]と対応してい
る信号レベルのアナログ信号形態の画像信号にさせるよ
うな増幅度で、前記した第1の可変利得制御増幅器4の
増幅動作を行なわせることができる直流電圧値とされて
いる。
【0020】前記した第1の可変利得制御増幅器4か
ら、信号レベルがアナログデジタル変換器5の間口と対
応している状態のアナログ信号形態の画像信号が供給さ
れたアナログデジタル変換器5では、アナログデジタル
変換動作を行なって、出力されたデジタル画像信号(デ
ジタル画像データ)をデジタルガンマ補正部6に供給す
る。デジタルガンマ補正部6では、前記したアナログデ
ジタル変換器5からデジタルガンマ補正部6に供給され
るデジタル画像データと、切換制御部10からデジタル
ガンマ補正部6に供給される個別の信号レベル領域を指
示する信号とによって、ガンマ補正されたデジタル画像
データが格納されている補正データROMから、所定の
デジタル画像データを読出し、それをデジタルアナログ
変換器7に供給する。
【0021】前記したデジタルガンマ補正部6として
は、例えば図2の(a),(b)に例示されているよう
な構成態様のものが使用できる。図2の(a)に例示し
ているデジタルガンマ補正部6は、切換スイッチ11,
12と、補正データROM13〜16とによって構成さ
れており、また図2の(b)に例示しているデジタルガ
ンマ補正部6は、補正データROM17によって構成さ
れている。まず、図2の(a)に例示してあるデジタル
ガンマ補正部6における入力端子6aには、アナログデ
ジタル変換器5から出力されたデジタル画像信号(デジ
タル画像データ)が供給されており、前記のデジタル画
像信号は切換スイッチ11の睡動接点vに与えられる。
【0022】前記した切換スイッチ11の可動接点v
と、後述する切換スイッチ12の可動接点vとは、既述
した切換制御部10から供給されているデジタルガンマ
補正部6の動作制御に用いられる制御信号により、固定
接点a〜dの何れかに選択的に切換え接続される。すな
わち、切換制御部10からデジタルガンマ補正部6の切
換スイッチ11,12に供給されている前記の制御信号
は、アナログデジタル変換器5からデジタルガンマ補正
部6の入力端子6aに供給されているデジタル画像信号
が、例えば既述した4個の信号レベル領域の内の#1の
信号レベル領域に属するものであった場合には、可動接
点vを固定接点aに接触させるように切換え、また、例
えば既述した4個の信号レベル領域の内の#2の信号レ
ベル領域に属するものであった場合には、可動接点vを
固定接点bに接触させるように切換え、さらに例えば、
既述した4個の信号レベル領域の内の#3の信号レベル
領域に属するものであった場合には、可動接点vを固定
接点cに接触させるように切換え、さらにまた、例え
ば、既述した4個の信号レベル領域の内の#4の信号レ
ベル領域に属するものであった場合には、可動接点vを
固定接点dに接触させるように切換える。
【0023】デジタルガンマ補正部6に設けられている
補正データROM13〜16における補正データROM
13は、前記した信号レベル領域の内の#1の信号レベ
ル領域に属するデジタル画像信号が、切換スイッチ11
の可動接点vと固定接点aとを介してアドレス信号とし
て与えられることにより、前記した信号レベル領域の内
の#1の信号レベル領域のデジタル画像信号に対して、
図4の(d)に示されているような入出力特性で示され
るガンマ補正が施された状態のデジタル画像信号が、前
記した補正データROM13から読出されて、それが切
換スイッチ12の固定接点aと可動接点vとを介して出
力端子6bに出力される。
【0024】また、デジタルガンマ補正部6中の補正デ
ータROM14は、前記した信号レベル領域の内の#2
の信号レベル領域に属するデジタル画像信号が、切換ス
イッチ11の可動接点vと固定接点bとを介してアドレ
ス信号として与えられることにより、前記した信号レベ
ル領域の内の#1〜#2の信号レベル領域のデジタル画
像信号に対して、図4の(c)に示されているような入
出力特性で示されるガンマ補正が施された状態のデジタ
ル画像信号が、前記した補正データROM14から読出
されて、それが切換スイッチ12の固定接点bと可動接
点vとを介して出力端子6bに出力される。
【0025】さらに、デジタルガンマ補正部6中の補正
データROM15は、前記した信号レベル領域の内の#
1〜#3の信号レベル領域に属するデジタル画像信号
が、切換スイッチ11の可動接点vと固定接点cとを介
してアドレス信号として与えられることにより、前記し
た信号レベル領域の内の#1〜#3の信号レベル領域の
デジタル画像信号に対して、図4の(b)に示されてい
るような入出力特性で示されるガンマ補正が施された状
態のデジタル画像信号が、前記した補正データROM1
5から読出されて、それが切換スイッチ12の固定接点
cと可動接点vとを介して出力端子6bに出力される。
【0026】さらにまた、デジタルガンマ補正部6中の
補正データROM16は、前記した信号レベル領域の内
の#1〜#4の信号レベル領域に属するデジタル画像信
号が、切換スイッチ11の可動接点vと固定接点dとを
介してアドレス信号として与えられることにより、前記
した信号レベル領域の内の#1〜#4の信号レベル領域
のデジタル画像信号に対して、図4の(a)に示されて
いるような入出力特性で示されるガンマ補正が施された
状態のデジタル画像信号が、前記した補正データROM
16から読出されて、それが切換スイッチ12の固定接
点dと可動接点vとを介して出力端子6bに出力され
る。
【0027】次に、図2の(b)のデジタルガンマ補正
部6について説明する。図2の(b)のデジタルガンマ
補正部6の入力端子6aには、アナログデジタル変換器
5から出力された8ビツトのデジタル画像信号(デジタ
ル画像データ)がアドレス信号として供給されており、
また、入力端子6cには、既述した切換制御部10から
デジタルガンマ補正部6の動作制御に用いられる2ビッ
トの制御信号がアドレス信号として供給されている。前
記した入力端子6cに供給された2ビットの制御信号
は、4個の補正データROM17z1,補正データRO
M17z2,補正データROM17z3,補正データR
OM17z4の内から特定の1個の補正データROMを
選択するために用いられる。
【0028】デジタルガンマ補正部6に設けられている
4個の補正データROM17z1,補正データROM1
7z2,補正データROM17z3,補正データROM
17z4における補正データROM17z1には、既述
した信号レベル領域の内の#1の信号レベル領域に属す
るデジタル画像信号に対して、図4の(d)に示されて
いるような入出力特性で示されるガンマ補正が施された
状態のデジタル画像信号が記憶されており、また、補正
データROM17z2には、既述した信号レベル領域の
内の#1〜#2の信号レベル領域に属するデジタル画像
信号に対して、図4の(c)に示されているような入出
力特性で示されるガンマ補正が施された状態のデジタル
画像信号が記憶されており、さらに、補正データROM
17z3には、既述した信号レベル領域の内の#1〜#
3の信号レベル領域に属するデジタル画像信号に対し
て、図4の(b)に示されているような入出力特性で示
されるガンマ補正が施された状態のデジタル画像信号が
記憶されており、さらにまた補正データROM17z4
には、既述した信号レベル領域の内の#1〜#4の信号
レベル領域に属するデジタル画像信号に対して、図4の
(a)に示されているような入出力特性で示されるガン
マ補正が施された状態のデジタル画像信号が記憶されて
いる。
【0029】そして、アナログデジタル変換器5からデ
ジタルガンマ補正部6に供給されたデジタル画像信号
が、信号レベル領域の内の#1の信号レベル領域のデジ
タル画像信号の場合には、前記した入力端子6cに供給
される2ビットの制御信号によるアドレス信号によっ
て、補正データROM17z1が選択され、図4の
(d)に示されているような入出力特性で示されるガン
マ補正が施された状態のデジタル画像信号が、前記した
補正データROM17z1から読出されて出力端子6b
に出力される。また、アナログデジタル変換器5からデ
ジタルガンマ補正部6に供給されたデジタル画像信号
が、信号レベル領域の内の#1〜#2の信号レベル領域
のデジタル画像信号の場合には、前記した入力端子6c
に供給される2ビットの制御信号によるアドレス信号に
よって、補正データROM17z2が選択され、図4の
(c)に示されているような入出力特性で示されるガン
マ補正が施された状態のデジタル画像信号が、前記した
補正データROM17z2から読出されて出力端子6b
に出力される。
【0030】さらに、アナログデジタル変換器5からデ
ジタルガンマ補正部6に供給されたデジタル画像信号
が、信号レベル領域の内の#1〜#3の信号レベル領域
のデジタル画像信号の場合には、前記した入力端子6c
に供給される2ビットの制御信号によるアドレス信号に
よって、補正データROM17z3が選択され、図4の
(b)に示されているような入出力特性で示されるガン
マ補正が施された状態のデジタル画像信号が、前記した
補正データROM17z3から読出されて出力端子6b
に出力される。さらにまた、アナログデジタル変換器5
からデジタルガンマ補正部6に供給されたデジタル画像
信号が、信号レベル領域の内の#1〜#4の信号レベル
領域のデジタル画像信号の場合には、前記した入力端子
6cに供給される2ビットの制御信号によるアドレス信
号によって、補正データROM17z4が選択され、図
4の(a)に示されているような入出力特性で示される
ガンマ補正が施された状態のデジタル画像信号が、前記
した補正データROM17z4から読出されて出力端子
6bに出力される。
【0031】前記のデジタルガンマ補正部6から出力さ
れたデジタル画像信号が供給されるデジタルアナログ変
換器7[例えば8ビット(256階調)のデジタルアナ
ログ変換器]では、ガンマ補正が施された状態のデジタ
ル画像データをデジタルアナログ変換して、アナログ信
号形態の画像信号を出力する。前記のデジタルアナログ
変換器7から出力されたアナログ信号形態の画像信号
は、第2の可変利得制御増幅器8に供給される。そし
て、前記の第2の可変利得制御増幅器8は、切換制御部
10から供給されている利得制御信号によって増幅度が
可変制御されるのであるが、前記した第2の可変利得制
御増幅器8における増幅度の可変制御の態様と、アナロ
グデジタル変換器5の入力側に設けられていた既述の第
1の可変利得制御増幅器4における増幅度の可変制御の
態様とは、互いに相補的な可変制御態様の関係である、
として表現できるようなものである。
【0032】前記した第1の可変利得制御増幅器4にお
ける増幅度の可変制御の態様と、第2の可変利得制御増
幅器8における増幅度の可変制御の態様とが互いに相補
的な可変制御態様の関係である、という点を具体的に説
明すると次のとおりである。既述した4個の信号レベル
領域の内の信号レベル領域#1に属するデジタル画像信
号に対する第1の可変利得制御増幅器4の増幅度が例え
ば4/1とされ、また、信号レベル領域#2に属するデ
ジタル画像信号に対する第1の可変利得制御増幅器4の
増幅度が例えば4/2とされ、信号レベル領域#3に属
するデジタル画像信号に対する第1の可変利得制御増幅
器4の増幅度が例えば4/3とされ、また、信号レベル
領域#4に属するデジタル画像信号に対する第1の可変
利得制御増幅器4の増幅度が例えば4/4とされていた
場合に、4個の信号レベル領域の内の信号レベル領域#
1に属するデジタル画像信号に対する第2の可変利得制
御増幅器8の増幅度が例えば1/4とされ、また、信号
レベル領域#2に属するデジタル画像信号に対する第2
の可変利得制御増幅器8の増幅度が例えば2/4とさ
れ、信号レベル領域#3に属するデジタル画像信号に対
する第2の可変利得制御増幅器8の増幅度が例えば3/
4とされ、また、信号レベル領域#4に属するデジタル
画像信号に対する第2の可変利得制御増幅器8の増幅度
が例えば1/4とされるのである。
【0033】すなわち、既述したアナログデジタル変換
器5の入力側に設けられている第1の可変利得制御増幅
器4は、それに供給されたアナログ信号形態の入力画像
信号の信号レベルが、予め定められた複数個(設例では
4個)の信号レベル領域の内のどの信号レベル領域に属
しているのかに応じて、それぞれ定められた利得制御信
号が切換制御部10から第1の可変利得制御増幅器4に
供給されることにより、第1の可変利得制御増幅器4か
ら例えば8ビットのアナログデジタル変換器5に供給さ
れるアナログ信号形態の画像信号が、常に、アナログデ
ジタル変換器5の間口[図4の(a)〜(d)における
横軸のAからDまでの電圧範囲]と対応する信号レベル
を有するアナログ信号形態の画像信号となるように、前
記した予め定められた複数個(設例では4個)の信号レ
ベル領域毎にそれぞれ異なる特定な増幅度で増幅するよ
うな動作を行なっていたのに対し、ガンマ補正が施され
た状態のデジタル画像データをデジタルアナログ変換し
て、アナログ信号形態の画像信号として、例えば8ビッ
トのデジタルアナログ変換器7から出力されたアナログ
信号形態の画像信号が供給される第2の可変利得制御増
幅器8では、それに入力されたアナログ信号形態の画像
信号が、前記した第1の可変利得制御増幅器4に供給さ
れた、もとの入力信号が有していた信号レベルの関係に
復元された状態の信号として出力されるように、既述の
予め定められた複数個の信号レベル領域の内のどの信号
レベル領域に属しているのかに応じて、それぞれ定めら
れた利得制御信号が切換制御部10から第2の可変利得
制御増幅器8に供給されて、前記した予め定められた複
数個の信号レベル領域毎にそれぞれ異なる特定な増幅度
で増幅するような動作を行なうのである。前記のよう
に、アナログデジタル変換器4とデジタルアナログ変換
器8として、それぞれ8ビットのアナログデジタル変換
器と8ビットのデジタルアナログ変換器とが用いられた
場合に、信号処理の対象にされる画像信号が4個の信号
レベル領域に分割された状態で、ガンマ補正処理動作を
施されると、等価的に10ビットの精度でのガンマ補正
動作が行なわれたことになる。
【0034】これまでに記述した点について、図4の
(a)〜(d)を参照して具体的に説明すると、次のと
おりである。まず、遅延回路3から第1の可変利得制御
増幅器4に供給されたアナログ信号形態の入力画像信号
が、予め定められた複数個(設例では4個)の信号レベ
ル領域の内の#1〜#4の信号レベル領域にわたる信号
レベルのものであった場合には、第1の可変利得制御増
幅器4からアナログデジタル変換器5に供給されるアナ
ログ信号形態の画像信号が、図4の(a)の横軸のAか
らDまでの電圧範囲として示してある、アナログデジタ
ル変換器5の間口と対応する信号レベルを有するアナロ
グ信号形態の画像信号とさせるような増幅度で第1の可
変利得制御増幅器4で増幅されてから、アナログデジタ
ル変換器5でデジタル画像信号に変換される。
【0035】次いで、前記のデジタル画像信号に対し
て、デジタルガンマ補正部6で図4の(a)中における
曲線A→G→F→E→Cで示されるような変換特性によ
るガンマ補正が行なわれてから、前記のガンマ補正が施
された状態のデジタル画像信号は、デジタルアナログ変
換器7でアナログ信号に変換される。前記したデジタル
アナログ変換器7から出力されるアナログ信号の出力電
圧範囲は、図4の(a)〜(d)における縦軸のAから
Bまでの電圧範囲で示されている。前記したデジタルア
ナログ変換器7から出力されたアナログ信号は、可変利
得制御増幅器8によって所定の増幅されて出力端子6b
に出力される。
【0036】次に、遅延回路3から第1の可変利得制御
増幅器4に供給されたアナログ信号形態の入力画像信号
が、予め定められた複数個(設例では4個)の信号レベ
ル領域の内の#1〜#3の信号レベル領域にわたる信号
レベルのものであった場合には、第1の可変利得制御増
幅器4からアナログデジタル変換器5に供給されるアナ
ログ信号形態の画像信号が、図4の(b)の横軸のAか
らDまでの電圧範囲として示してある、アナログデジタ
ル変換器5の間口と対応する信号レベルを有するアナロ
グ信号形態の画像信号とさせるような増幅度で第1の可
変利得制御増幅器4で増幅されてから、アナログデジタ
ル変換器5でデジタル画像信号に変換される。
【0037】アナログデジタル変換器5から出力された
デジタル画像信号に対して、図4の(b)中の曲線A→
E[図4の(a)中の曲線A→G→F→Eが4/3倍さ
れている]で示されるような変換特性によるガンマ補正
が、デジタルガンマ補正部6で行なわれてから、前記の
ガンマ補正が施された状態のデジタル画像信号は、デジ
タルアナログ変換器7でアナログ信号に変換される。前
記したデジタルアナログ変換器7から出力されるアナロ
グ信号の出力電圧範囲は、図4の(a)〜(d)におけ
る縦軸のAからBまでの電圧範囲で示されている。前記
したデジタルアナログ変換器7から出力されたアナログ
信号は、図4の(b)中のEが図4の(a)中のEの位
置とされるような状態となるようにして第2の可変利得
制御増幅器8により増幅されて出力端子6bに出力され
る。
【0038】次に、遅延回路3から第1の可変利得制御
増幅器4に供給されたアナログ信号形態の入力画像信号
が、予め定められた複数個(設例では4個)の信号レベ
ル領域の内の#1〜#2の信号レベル領域にわたる信号
レベルのものであった場合には、第1の可変利得制御増
幅器4からアナログデジタル変換器5に供給されるアナ
ログ信号形態の画像信号が、図4の(c)の横軸のAか
らDまでの電圧範囲として示してある、アナログデジタ
ル変換器5の間口と対応する信号レベルを有するアナロ
グ信号形態の画像信号とさせるような増幅度で第1の可
変利得制御増幅器4で増幅されてから、アナログデジタ
ル変換器5でデジタル画像信号に変換される。
【0039】アナログデジタル変換器5から出力された
デジタル画像信号に対して、図4の(c)中の曲線A→
F[図4の(a)中の曲線A→G→Fが4/2倍されて
いる]で示されるような変換特性によるガンマ補正が、
デジタルガンマ補正部6で行なわれてから、前記のガン
マ補正が施された状態のデジタル画像信号は、デジタル
アナログ変換器7でアナログ信号に変換される。前記し
たデジタルアナログ変換器7から出力されるアナログ信
号の出力電圧範囲は、図4の(a)〜(d)における縦
軸のAからBまでの電圧範囲で示されている。前記した
デジタルアナログ変換器7から出力されたアナログ信号
は、図4の(c)中のFが図4の(a)中のFの位置と
されるような状態となるようにして第2の可変利得制御
増幅器8により増幅されて出力端子6bに出力される。
【0040】次に遅延回路3から第1の可変利得制御増
幅器4に供給されたアナログ信号形態の入力画像信号
が、予め定められた複数個(設例では4個)の信号レベ
ル領域の内の#1の信号レベル領域にわたる信号レベル
のものであった場合には、第1の可変利得制御増幅器4
からアナログデジタル変換器5に供給されるアナログ信
号形態の画像信号が、図4の(d)の横軸のAからDま
での電圧範囲として示してある、アナログデジタル変換
器5の間口と対応する信号レベルを有するアナログ信号
形態の画像信号とさせるような増幅度で第1の可変利得
制御増幅器4で増幅されてから、アナログデジタル変換
器5でデジタル画像信号に変換される。
【0041】アナログデジタル変換器5から出力された
デジタル画像信号に対して、図4の(c)中の曲線A→
G[図4の(a)中の曲線A→Gが4/1倍されてい
る]で示されるような変換特性によるガンマ補正が、デ
ジタルガンマ補正部6で行なわれてから、前記のガンマ
補正が施された状態のデジタル画像信号は、デジタルア
ナログ変換器7でアナログ信号に変換される。前記した
デジタルアナログ変換器7から出力されるアナログ信号
の出力電圧範囲は、図4の(a)〜(d)における縦軸
のAからBまでの電圧範囲で示されている。前記したデ
ジタルアナログ変換器7から出力されたアナログ信号
は、図4の(c)中のGが図4の(a)中のGの位置と
されるような状態となるようにして第2の可変利得制御
増幅器8により増幅されて出力端子6bに出力される。
【0042】前記のように、第1の可変利得制御増幅器
4と第2の可変利得制御増幅器8、及びデジタルガンマ
補正部6などの各構成部分が、切換制御部10から前記
の各構成部分に個別に供給されている信号によって、既
述のように制御されることにより、前記の各構成部分に
おいて信号処理の対象にされる信号部分は、それぞれ正
確に対応している状態となるように選択された状態とし
て信号処理されるのである。
【0043】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように本発明の液晶表示装置における入力信号レベル
適応型ガンマ補正回路は、一対の基板間に封入されてい
る液晶に、表示の対象にされている画像信号の電圧と対
応する電界を印加して、液晶の変調を行なう液晶表示装
置における入力信号レベル適応型ガンマ補正回路であっ
て、表示の対象にされているアナログ信号形態の画像信
号を遅延させる遅延回路と、前記の遅延回路によって遅
延されたアナログ信号形態の画像信号を、それの信号レ
ベルが、アナログデジタル変換器の間口と対応している
状態で、第1の可変利得制御増幅器を介してアナログデ
ジタル変換器に供給されるように、前記のアナログ信号
形態の画像信号が、予め定められた複数の増幅度の内か
ら選択された増幅度で、前記の第1の可変利得制御増幅
器で増幅されるように制御する信号制御手段と、前記し
た第1の可変利得制御増幅器から出力されたアナログ信
号形態の画像信号を、デジタル信号に変換するアナログ
デジタル変換器と、前記のアナログデジタル変換器から
出力されたデジタル信号を、前記した第1の可変利得制
御増幅器の増幅度の選択情報と関連して定められた特定
なガンマ補正特性によってガンマ補正を行なうデジタル
ガンマ補正部と、前記のデジタルガンマ補正部から出力
されたデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル
アナログ変換器と、前記のデジタルアナログ変換器から
出力されたアナログ信号形態の画像信号を、前記した第
1の可変利得制御増幅器によって増幅される以前の相対
的な信号レベル関係を有する状態に戻して出力させるよ
うに増幅する第2の可変利得制御増幅器とを備えてなる
液晶表示装置における入力信号レベル適応型ガンマ補正
回路であるから、少ないビット数の変換処理により、高
精度の広帯域なガンマ補正回路により、暗部の階調特性
を良好に改善できる液晶表示装置を低価格で提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置における入力信号レベル
適応型ガンマ補正回路のブロック図である。
【図2】デジタルガンマ補正部6の具体的な構成例のブ
ロック図である。
【図3】説明用の特性曲線図である。
【図4】説明用の特性曲線図である。である。
【符号の説明】
3…遅延回路、4,8…可変利得制御増幅器、5…アナ
ログデジタル変換器、6…デジタルガンマ補正部、7…
デジタルアナログ変換器、9…比較部、10…切換制御
部、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板間に封入されている液晶に、
    表示の対象にされている画像信号の電圧と対応する電界
    を印加して、液晶の変調を行なう液晶表示装置における
    入力信号レベル適応型ガンマ補正回路であって、表示の
    対象にされているアナログ信号形態の画像信号を遅延さ
    せる遅延回路と、前記の遅延回路によって遅延されたア
    ナログ信号形態の画像信号を、それの信号レベルが、ア
    ナログデジタル変換器の間口と対応している状態で、第
    1の可変利得制御増幅器を介してアナログデジタル変換
    器に供給されるように、前記のアナログ信号形態の画像
    信号が、予め定められた複数の増幅度の内から選択され
    た増幅度で、前記の第1の可変利得制御増幅器で増幅さ
    れるように制御する信号制御手段と、前記した第1の可
    変利得制御増幅器から出力されたアナログ信号形態の画
    像信号を、デジタル信号に変換するアナログデジタル変
    換器と、前記のアナログデジタル変換器から出力された
    デジタル信号を、前記した第1の可変利得制御増幅器の
    増幅度の選択情報と関連して定められた特定なガンマ補
    正特性によってガンマ補正を行なうデジタルガンマ補正
    部と、前記のデジタルガンマ補正部から出力されたデジ
    タル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変
    換器と、前記のデジタルアナログ変換器から出力された
    アナログ信号形態の画像信号を、前記した第1の可変利
    得制御増幅器によって増幅される以前の相対的な信号レ
    ベル関係を有する状態に戻して出力させるように増幅す
    る第2の可変利得制御増幅器とを備えてなる液晶表示装
    置における入力信号レベル適応型ガンマ補正回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6654028B1 (en) * 1909-02-03 2003-11-25 Sony Corporation Display device
US7170477B2 (en) 2000-04-13 2007-01-30 Sharp Kabushiki Kaisha Image reproducing method, image display apparatus and picture signal compensation device
US7663678B2 (en) 2004-09-30 2010-02-16 Nec Corporation Gamma correction, image processing method and program, gamma correction circuit, image processing apparatus, and display apparatus

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