JPH11305734A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11305734A
JPH11305734A JP10811298A JP10811298A JPH11305734A JP H11305734 A JPH11305734 A JP H11305734A JP 10811298 A JP10811298 A JP 10811298A JP 10811298 A JP10811298 A JP 10811298A JP H11305734 A JPH11305734 A JP H11305734A
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JP
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luminance characteristic
level
output luminance
liquid crystal
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Application number
JP10811298A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Someya
隆一 染矢
Yasuhisa Hironaka
康久 弘中
Kentaro Teranishi
謙太郎 寺西
Nobuaki Kabuto
展明 甲
Takaaki Matono
孝明 的野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示において、色ずれの抑制とピーク輝
度の確保とを両立させ、ブラウン管の表示映像と同程度
にする。 【解決手段】 R,G,B信号は夫々、利得可変増幅器
2,3,4とレベル可変クランプ回路38,39,40で処
理された後、LUT(ルックアップテーブル)11,12,
13で特性が変換されて液晶表示デバイス18に供給さ
れ、映像表示が行なわれる。APL検出回路37は、
R,G,B信号からAPL(映像平均レベル)を検出し、
APLが高くて全体に明るい画面であるときには、利得
可変増幅器2〜4の利得を下げてR,G,B色の比を一定
に保ち、かつレベル可変クランプ回路38〜40で黒レ
ベルを低下させ、APLが低くて全体に暗い画面である
ときには、利得可変増幅器2〜4の利得を上げてピーク
輝度を出し、かつレベル可変クランプ回路38〜40で
黒レベルの低下を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶を用いた表示
装置に係り、特に、良好なホワイトバランスが得られる
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン画面をスクリーンに拡大
投写してプレゼンテーションする前面投写式の液晶フロ
ントプロジェクタや、背面投写式の液晶リアプロジェク
タ,デスクトップでパソコン画面のモニタとして使用す
る直視タイプの液晶ディスプレイモニタなどといった液
晶表示装置が急速に普及してきており、ブラウン管によ
る表示装置に次ぐ表示装置としてその地位を確立しつつ
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディスプレイ装置で色
を再現するためには、信号源側(送像側)の色の3刺激
値を受け側のディスプレイ装置で忠実に再生する必要が
ある。また、色の忠実再現に欠かせないのは無彩色であ
る白色であり、白色の色度点が無彩色の階調変化によっ
て変わるようなことがあってはならない。ブラウン管デ
ィスプレイ装置では、入力対輝度特性がRGB間で比較
的良く揃っているため、ブラウン管のRGBカットオフ
点と映像信号の黒レベルとを揃え、RGB間の振幅比を
アンプゲインで決めておけば、同じRGB入力レベルに
対して色度一定の白色を再現することができる。
【0004】一方、液晶表示装置では、ブラウン管とは
入力対輝度特性が異なり、図3に示すグラフ40のよう
に、RGB間の比も一定でないため、階調レベルに応じ
て白色の色度が変化してしまい、正確な色再現ができな
いといった問題が発生する。
【0005】これに対して、例えば、特開平8−190
362号公報や特開平8−190363号公報,特開平
8−194450号公報などに記載のように、RGB毎
にLUT(Look Up Table:ルックアップテーブル)を
備えて液晶の入力対輝度特性を補正する方式が広く使わ
れているが、液晶表示装置の場合、RGB比の調整のた
めには、RGBいずれかの輝度を下げるようにしなけれ
ばならず、このため、全体の輝度が抑えられてしまうこ
とになる。このため、本来出せるはずのピーク輝度が出
せなくなるという問題があった。
【0006】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、ブラウン間表示装置の表示映
像に匹敵するメリハリのある映像表示を実現可能とした
液晶表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、平均映像レベル(以下、APLという)
が高いときには、白色の色度を一定にし、全ての色が忠
実に再現できるように利得を下げてRGB比を一定に
し、APLが低いときは、最大輝度が出せるように、R
GB比が崩れる範囲があるものの利得を上げるようにし
た。
【0008】これにより、見かけ上全体に明るい画面で
は色ずれが少なく、全体に暗い画面では白色輝度が上が
るため、輝きのある映像となり、ブラウン管ディスプレ
イ装置の映像に匹敵するメリハリのある映像表示が実現
できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明による液晶表示装置の第1
の実施例を示すブロック図であって、1はAPL検出回
路(APL)、2〜4は増幅器(AMP)、5〜7はク
ランプ回路(DC)、8〜10はAD(アナログ・ディ
ジタル)変換器、11〜13はルックアップテーブル
(LUT)、14〜16はDA(ディジタル・アナロ
グ)変換器、17は制御回路、18は液晶表示デバイ
ス、19〜23は入力端子である。
【0010】同図において、映像信号が、R,G,B信
号として、入力端子19,20,21から夫々入力され、
APL検出回路1と増幅器2,3,4とに供給される。A
PL検出回路1では、これらR,G,B信号から輝度信号
Yの平均映像レベル(APL)に応じた利得制御電圧S
1が生成され、これによって増幅器2,3,4の利得が制
御される。
【0011】増幅器2,3,4から出力されるR,G,B信
号は夫々、クランプ回路5,6,7でクランプされて黒レ
ベルが所定に設定され、AD変換器8,9,10でサンプ
リングされてディジタルデータに変換された後、LUT
11,12,13に供給される。LUT11,12,13
は、例えば、SR増幅器などのメモリで構成されてお
り、液晶表示デバイス18の表示特性をブラウン管の表
示特性に変換するための変換データを格納している。A
D変換器8,9,10からのディジタルデータは夫々、L
UT11,12,13の変換データによって変換され、D
A変換器14,15,16でアナログ信号に変換されて液
晶表示デバイス18を駆動する。
【0012】制御回路17は、入力端子22からの水平
同期信号Hと入力端子23からの垂直同期信号Vとに基
づいて、上記のクランプ回路5,6,7のクランプパルス
やAD変換器8,9,10のサンプリングパルス,LUT
11,12,13の制御パルス,DA変換器 14,15,1
6のクロックパルス,液晶表示デバイスのタイミング信
号などを生成する。
【0013】図2は図1におけるAPL検出回路1の一
具体例を示す回路図であって、24〜26はバッファ
(Buf)、27〜30は抵抗、31はバッファ、32
は抵抗、33はコンデンサ、34はバッファ、35は可
変電源であり、図1に対応する部分には同一符号をつけ
ている。
【0014】同図において、入力端子19,20,21か
ら入力されたR,G,B信号は夫々、バッファ24,25,
26を介して抵抗27,28,29に供給される。これら
抵抗27,28,29と抵抗30とは加算回路を構成して
おり、これらR,G,B信号はこれら抵抗27,28,29
の抵抗値の比率に応じた割合で加算されて輝度信号Yが
生成される。ここで、例えば、NTSC方式の輝度信号
Yが得られるようにこれら抵抗27,28,29の抵抗値
が設定されているとすると、これらR,G,B信号の加算
比率は 0.3:0.59:0.11である。
【0015】このようにして得られた輝度信号Yは、バ
ッファ31を介し、抵抗32とコンデンサ33とで形成
される積分回路に供給され、この輝度信号Yのレベルが
平均化されてその平均映像レベル(APL)を表わす電
圧EYAが得られる。この電圧EYAはバッファ34を介し
て可変電源35に供給され、この可変電源35が電圧E
YAによって制御される。従って、可変電源35からはこ
の電圧EYAに応じたレベルの電圧が得られ、図1におけ
る増幅器2,3,4の利得制御電圧S1として出力端子3
6から出力される。
【0016】なお、上記積分回路の抵抗32とコンデン
サ33による時定数は、映像信号の垂直走査周期より長
くなるように設定され、これにより、画面全体の輝度レ
ベルを検出するようにする。
【0017】ここで、図3を用いてLUT11,12,1
3に収める変換データについて説明する。
【0018】同図において、図3(b)は、液晶表示デバ
イス18でのR,G,B色についての入力対輝度特性の一
例を、図3(a)は、ガンマ値を2.6、色温度9300
°K+27MPCD(x=281、y=3.11)としたとき
のブラウン管のR,G,B色についての入力対輝度特性の
一例を夫々示すものであって、横軸の入力は入力される
R,G,B信号の階調レベル(以下、入力階調レベルとい
う)を示し、縦軸は入力階調レベルに対して液晶表示デ
バイス18あるいはブラウン管で発光するR,G,B色の
輝度(cd/m2)を示している。
【0019】図3(a),(b)において、特性R,G,
Bは夫々R,G,B色に対するものである。図3(a),
(b)で夫々示す特性Gでは、G色の輝度の最大値が2
32cd/m2と一致し、また、図3(a),(b)で夫々
示す特性Bでは、B色の輝度の最小値が0.2cd/m2
と一致している。
【0020】図1において、いま、クランプ回路5,6,
7から出力されるR,G,B信号をそのまま液晶表示デバ
イス18に供給したとすると、この液晶表示デバイス1
8では、図3(b)に示す入力対輝度特性R,G,Bによ
るR,G,B色の輝度が得られるが、かかる特性から明ら
かなように、入力階調レベルに応じてR,G,B色の輝度
比率が異なるため、入力階調レベルに応じて発生する白
色の色度が異なることになる。
【0021】これに対し、この実施形態では、LUT1
1,12,13に格納される変換データでR,G,B信号を
夫々変換することにより、液晶表示デバイス18で得ら
れる入力対輝度特性を図3(a)に示すようにするもの
である。即ち、LUT11,12,13 は、液晶表示デ
バイス18の入力対輝度特性を、見掛け上、図3(a)に
示す入力対輝度特性に変換するものである。
【0022】LUT11,12,13に格納される変換デ
ータは図3(c)に示す入力対出力特性を表わすデータ
であるが、かかる変換データは次のようにして求める。
【0023】即ち、図3(a),(b)に示すように、
夫々の入力/輝度特性を関連付けて配置し、図3(b)
に示す特性の入力階調レベルを図3(c)での出力階調
レベルとし、また、R,G,B色毎に、図3(b)の特性
の入力階調レベルに対する輝度に等しい輝度を示す図3
(a)の特性での入力階調レベルを図3(c)における
入力階調レベルとして、夫々このように対応させながら
プロットしていくことにより、図3(c)に示す入力対
出力特性が得られる。
【0024】例えば、図3(b)での特性Gについて、
G信号の入力階調レベルが250のときのG色の輝度は
最大の232cd/m2であり、図3(a)での特性Gに
おいて、G色の輝度がこの232cd/m2であるときの
G信号の入力階調レベルは250である。従って、図3
(c)での特性Gにおいて、G信号の入力階調レベルが
250であるときのこのG信号の出力階調レベルは25
0である。また、図3(b)での特性Bについて、B信
号の入力階調レベルが0のときのG色の輝度は0.2c
d/m2であり、図3(a)での特性Bにおいて、B色の
輝度がこの0.2cd/m2であるときのB信号の入力階
調レベルは0である。従って、図3(c)での特性Bに
おいて、B信号の入力階調レベルが0であるときのこの
B信号の出力階調レベルは0である。
【0025】このようにして図3(c)に示す入力対出
力特性R,G,Bが求められるが、LUT11に格納され
る変換データはかかる入力対出力特性Rを表わしてお
り、LUT12に格納される変換データはかかる入力対
出力特性Gを表わしており、LUT13に格納される変
換データはかかる入力対出力特性Bを表わしている。
【0026】そこで、R信号についてみると、図1にお
いて、いま、LUT11の入力R信号の階調レベルがX
とすると、図3(c)に示す入力対出力特性Rを表わすL
UT11の変換データにより、図3(c)に示すよう
に、この入力階調レベルXのR信号が階調レベルYのR
信号に変換される。この変換されたR信号がDA変換器
14を介して液晶表示デバイス18に供給されるのであ
るが、この供給されるR信号は、図3(c)で示す出力階
調レベルYに等しい入力階調レベルYのR信号であり、
液晶表示デバイス18がこの入力階調レベルYに対し
て、図3(b)に示すように、輝度ZのR色を発光する。
ところで、このR色の輝度Zは、図3(a)において、
ブラウン管の入力R信号の階調レベルを上記のXとして
ときに発生するR色の輝度に等しい。このことはG,B
信号についても同様である。従って、LUT11,12,
13の階調レベルXの入力R,G,B信号(AD変換器
8,9,10の出力R,G,B信号)に対し、液晶表示デバ
イス18で発生するR,G,B色の輝度は、この階調レベ
ルXのR,G,B信号をそのままブラウン管の入力したと
きのこのブラウン管から発光するR,G,B色の輝度に等
しいことになる。
【0027】このようにして、この実施形態では、液晶
表示デバイス18の見掛け上の入力/輝度特性を図3
(a)に示すようにすることができ、階調レベルに対する
R,G,B色間の輝度の比率を一定とすることができる。
従って、階調レベルに対して白色の色度を一定とするこ
とができ、色再現性が向上する。
【0028】ここで、入力対出力特性R,Bは夫々、約
195,200の入力階調レベル付近で出力階調レベル
255に飽和している。これは、図3(a)に示すよう
に、液晶表示デバイス18では、R色は約56cd/m2
が、また、B色は約22cd/m2 が夫々最大輝度であ
って、それ以上の階調レベルを出力することができない
からである。
【0029】また、入力対出力特性R,Gは夫々、約1
5,22の入力階調レベル付近で出力階調レベル0に飽
和している。これは、図3(a)に示すように、液晶表
示デバイス18では、R色は約0.7cd/m2が、G色
は約1.4cd/m2が最低輝度であって、それ以下の階
調レベルを出力することができないからである。従っ
て、液晶表示デバイス18で指定した色温度(ここで
は、9300°K+27MPCD)を正確に再現できるの
は、約22〜約195の入力階調レベルの範囲というこ
とになる。
【0030】次に、LUT11,12,13に以上のよう
な変換データが設定されているものとして、この実施形
態の特徴をなすAPLに応じた制御動作について図4に
より説明する。なお、kは図3(c)に示したLUT1
1,12,13の入力対出力特性を示すものであって、a
1,a2 はクランプ回路5,6,7の出力信号波形の例を示
しており、信号波形a1が最小利得、信号波形a2が最大
利得の場合である。
【0031】同図において、最小利得の場合には、信号
波形a1の最大値、即ち、白レベルがLUT11,12,
13で約195の入力階調レベルになるように設定し、
最大利得の場合には、信号波形a2の白レベルがLUT
11,12,13で255の入力階調レベルになるように
設定しておく。また、これら信号波形a1,a2の黒レベ
ルは、常に、LUT11,12,13で約22の入力階調
レベルになるようにしておく。
【0032】図1におけるAPL検出回路1は、入力
R,G,B信号による映像信号のAPL(平均映像レベ
ル)を検出し、検出したAPLが大きくて全体に明るい
画面であるときには、増幅器2,3,4の利得を小さくす
るように動作することにより、これら増幅器2,3,4で
入力信号波形を信号波形a1で示すようにする。これに
より、全ての階調レベルに対して色温度一定、即ち、色
ずれのない状態が実現できる。一方、APLが小さくて
全体に暗い画面であるときには、APL検出回路1が増
幅器の利得を大きくするように動作することにより、こ
れら増幅器2,3,4で入力信号波形を信号波形a2で示
すようにし、ピーク輝度が出せるようにする。勿論、入
力階調レベルが195以上の場合には、色ずれは生ずる
が、APLが低いときには、入力階調レベルが約195
以上の映像領域の面積は小さく、この領域での色ずれは
人間の目には気にならないと考えられる。
【0033】上記2つの状態をAPL検出回路1からの
利得制御信号S1によって無段階に切り換えることによ
り、見掛け上ピーク輝度を維持しつつ色ずれの少ない映
像表示を実現することができることになる。
【0034】以上のようにして、全体に明るい画面で
は、色ずれが少なく、全体に暗い画面では、白色輝度が
高められた輝きのある映像となり、ブラウン管の表示映
像に匹敵するメリハリのある映像表示を実現することが
できる。
【0035】図5は本発明による液晶表示装置の第2の
実施形態を示すブロック図であって、37はAPL検出
回路、38〜40はクランプ回路であり、図1に対応す
る部分,信号には同一符号をつけて重複する説明を省略
する。
【0036】この第2の実施形態は、図1に示した第1
の実施形態の構成に加え、映像信号の振幅だけでなく、
黒レベルもAPLに応じて制御する構成とし、引き締ま
った黒色表示を行なうこともできるようにしたものであ
る。
【0037】同図において、APL検出回路37は、増
幅器2〜4の利得制御電圧S1を発生するとともに、ク
ランプ回路38〜40のレベル制御電圧S2も発生し、
検出したAPLに応じてR,G,B信号の黒レベルも制御
するようにする。これ以外の構成は、図1に示した第1
の実施形態と同様である。
【0038】図6は図5におけるAPL検出回路37の
一具体例を示す回路図であって、41はバッファ(Bu
f)、42は可変電源、43は出力端子であり、図2に
対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略
する。
【0039】同図において、抵抗32とコンデンサ33
で形成される積分回路で得られる平均映像レベル(AP
L)を表わす電圧EYAは、また、可変電源42を制御す
る。この可変電源35からえられる電圧EYAに応じたレ
ベルの電圧が、図5におけるクランプ回路38〜40の
利得制御電圧S2として出力端子43から出力される。
【0040】次に、図7により、この第2の本実施形態
の動作を説明する。但し、信号波形b1,b2は図5にお
けるクランプ回路38〜40の出力信号の波形であっ
て、信号波形b1は利得が最小で黒レベルが最小の場合
のものであり、信号波形b2は利得が最大で黒レベルが
最大の場合のものである。なお、kはLUT11〜13
の入力対出力特性を示すものであり、これは図1に示し
た第1の実施形態と同様とする。
【0041】図7において、クランプ回路38〜40は
増幅器2〜4からのR,G,B信号をクランプするのであ
るが、このクランプとしては、信号波形b1,b2のよう
にする。信号波形b1は、その最大値、即ち、白レベル
が約195の階調レベルに、黒レベルが0の階調レベル
に夫々なるようにクランプするものであり、信号波形b
2 は、白レベルが255の階調レベルに、黒レベルが約
22の階調レベルに夫々なるようにクランプするもので
ある。
【0042】次に、この第2の実施形態のAPLによる
制御動作について説明する。
【0043】APL検出回路37は、入力R,G,B信号
をもとにしてAPLを検出するが、この検出の結果、A
PLが大きくて全体に明るい画面のときには、図7の信
号波形b1で示すように、利得制御電圧S1によって白
レベルを約195の階調レベルとするとともに、レベル
制御電圧S2によって黒レベルを0の階調レベルとし、
明るい方の階調で色ずれをが生じないようにするととも
に、暗い方の階調では、多少の色ずれはあるものの、黒
レベルを下げることによって、いわゆる、黒浮きのない
状態を実現する。一方、APLが小さくて全体に暗い画
面のときには、利得制御電圧S1によって白レベルを2
55の階調レベルとするとともに、レベル制御電圧S2
によって黒レベルを約22の階調レベルとし、ピーク輝
度を出すとともに、黒レベルを色ずれのないレベルまで
高めて、低輝度映像の色づきなどがない状態としてい
る。
【0044】上記2つの状態をAPL検出回路37の出
力電圧S1,S2で無段階に切り換えることにより、見
掛け上ピーク輝度を維持しつつ色ずれの少ない黒の引き
締まった映像表示を実現することができる。
【0045】以上のようにして、この第2の実施形態で
は、全体に明るい画面では、色ずれが少なく、かつ黒色
が引き締まったコントラストのある映像となるし、全体
に暗い画面では、白色輝度が上がって輝きがあり、かつ
低輝度レベルの色ずれの少ない映像となり、ブラウン管
での映像に匹敵するメリハリのある映像表示を実現する
ことができる。
【0046】なお、増幅器2〜4の利得やクランプ回路
38〜40のレベルを制御する代わりに、AD変換器8
〜10の基準電圧を制御することにより、第1,第2の
実施形態と同様の効果を得ることもできる。
【0047】図8は本発明による液晶表示装置の第3の
実施形態を示すブロック図であって、44,45は入力
端子、46はAPL検出回路、47はRGBデコーダ回
路であり、図5に対応する部分には同一符号をつけて重
複する説明を省略する。この第3の実施形態は、輝度信
号Yと色度信号Cとを入力信号とするものである。
【0048】同図において、入力端子44からは輝度信
号Yが入力し、RGBデコーダ47とAPL検出回路4
6とに供給される。また、入力端子45から色度信号C
が入力し、RGBデコーダ47に供給される。APL検
出回路46は輝度信号YからAPLを検出し、このAP
Lに応じた利得制御電圧S1とレベル制御電圧S2とを
生成してRGBデコーダ47に供給する。RGBデコー
ダ47は輝度信号YをデコードしてR,G,B信号に変換
するものであるが、例えば、東芝製TA1222などの利得調
整端子やクランプレベル調整端子を有して利得調整,直
流レベル調整及びクランプ機能を備えたテレビ用ICを
用いるものであって、利得制御電圧S1をこの利得調整
端子に供給することにより、先の実施形態のように、信
号波形の白レベルを規定し、また、レベル制御電圧S2
をこのクランプレベル調整端子に供給することにより、
先の実施形態のように、黒レベルを規定する。
【0049】かかる構成により、この第3の実施形態で
は、先の実施形態のような増幅器2〜4やクランプ回路
5〜7などの外付け回路が不要になり、部品点数が低減
し、回路構成が簡略化されて低コスト化される。
【0050】図9は図8におけるAPL検出回路46の
一具体例を示すブロック図であって、図6に対応する部
分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0051】同図において、この具体例は、図5に示し
たAPL検出回路でバッファ24〜26,抵抗27〜3
0を省いた構成をなすものであって、入力端子からの輝
度信号Yがバッファ31を介して積分回路に供給され、
そのAPLの電圧EAYが形成される。この電圧EAYによ
って可変電源35,42が制御され、利得制御電圧S1
とレベル制御電圧S2とが得られる。
【0052】このように、この第3の実施形態では、A
PL回路46も構成を簡略化でき、特に、テレビ機能中
心の液晶表示装置を実現する際、回路部品点数が少なく
なってその分コストを抑えることができる。
【0053】図10は本発明による液晶表示装置の第4
の実施形態を示すブロック図であって、48はAPL検
出演算回路、49〜51は乗算器、52〜54は加算器
であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複
する説明を省略する。
【0054】この第4の実施形態は、図5に示した第2
実施形態をディジタル化したものであって、図10に示
すように、AD変換器8,9,10とLUT11,12,1
3との間に乗算器49〜51と加算器52〜54とを設
けて、これら乗算器49〜51に図5での増幅器2,3,
4の利得制御の機能を持たせ、また、加算器52〜54
に図5でのクランプ回路38,39,40のレベル制御機
能を持たせたものである。
【0055】入力端子19,20,21から入力したR,
G,B信号は夫々、AD変換器8,9,10でディジタル
R,G,B信号に変換された後、乗算器49,50,51と
APL検出演算回路48とに供給される。APL検出演
算回路48では、これらR,G,B信号によるAPLが検
出されてこのAPLに応じた乗算係数D1と加算係数D
2とが生成される。
【0056】乗算器49,50,51では、供給されたデ
ィジタルR,G,B信号に乗算係数D1が乗算され、AP
Lに応じた利得制御が行なわれる。また、加算器52,
53,54では、乗算器49,50,51からのディジタ
ルR,G,B信号に加算係数D2が加算され、APLに応
じたレベル制御が行なわれる。
【0057】ここで、APL検出演算回路48で検出さ
れるAPLが大きく、全体として明るい画面である場合
には、乗算係数D1や加算係数D2が適宜低められ、こ
れにより、白レベルや黒レベルが下げられる。また、A
PLが小さくて全体として暗い画面である場合には、乗
算係数D1や加算係数D2が適宜高められ、これによ
り、白レベルや黒レベルが高められる。このようにし
て、図7で説明したのと同様の効果が得られることにな
る。
【0058】図11は図10におけるAPL検出演算回
路48の一具体例を示すブロック図であって、55〜5
7は入力端子、58〜60は乗算器、61〜63は係数
器、64,65は加算器、66は乗算器、67は係数
器、68は加算器、69はレジスタ、70はタイミング
制御回路、71はラッチ回路、72,73はLUT、7
4,75 は出力端子である。
【0059】同図において、入力端子55,56,57か
ら入力したディジタルR,G,B信号は夫々、乗算器5
8,59,60に供給されて係数器61,62,63に格納
されている係数が乗算された後、加算器64,65で加
算処理されてディジタル輝度信号Yが生成される。NT
SC方式の映像信号の場合、係数器61,62,63に格
納されている係数の比率は、上記のように、0.3:0.
59:0.11である。
【0060】加算器65から出力されるディジタル輝度
信号Yは、乗算器66で係数器67に格納されている所
定の係数が乗算された後、加算器68とレジスタ81と
を用いて1垂直走査期間毎に順次累積加算処理される。
ここで、係数器67に格納されている係数は1/(1垂直
走査期間での累積回数)の値であり、また、タイミング
制御回路70はレジスタ69を1垂直走査期間毎にリセ
ットする。これにより、加算器68からは、ディジタル
輝度信号Yの垂直走査期間での平均値、即ち、APLを
表わすデータ(APLデータ)が得られることになる。
加算器68からの累積加算値はラッチ回路71に供給さ
れ、タイミング制御回路70によって1垂直走査期間の
経過毎にラッチされる。これにより、ラッチ回路71に
APLデータがラッチされる。
【0061】ラッチ回路71でラッチされたAPLデー
タは、一方では、LUT72で乗算係数D1に変換さ
れ、出力端子74から乗算器49〜51(図1)に供給
され、他方、LUT73で加算器73で加算係数D2に
変換されて出力端子75から加算器52〜54(図1)
に供給される。LUT72,73には、図5に示した第
2実施形態と同様に、APLが高いとき、乗算係数D
1,加算係数D2を下げ、APLが低いとき、乗算係数
D1,加算係数D2を上げるように、変換データが格納
されている。
【0062】以上のように、この第4の実施形態におい
ても、上記のディジタル処理により、第2実施形態と同
様に、見掛け上ピーク輝度を維持しつつ色ずれの少ない
黒の引き締まった映像表示を実現することができる。ま
た、ディジタル処理によるものであるから、AD変換後
からDA変換直前までの回路などをLSI化することが
でき、部品点数を少なくして低コスト化できるし、ブラ
ウン管による映像表示に匹敵するメリハリのある映像示
を実現することができる。
【0063】図12は本発明による液晶表示装置の第5
の実施形態を示すブロック図であって、76,77はA
D変換器、78はディジタルRGBデコーダ、79はA
PL検出演算回路であり、図10に対応する部分には同
一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0064】この実施形態は、図10に示した第4の実
施形態で、R,G,B信号の代わりに、輝度信号Yと色度
信号Cとを入力するようにしたものである。
【0065】図12において、入力端子44,45から
入力された輝度信号Yと色度信号Cとは夫々、AD変換
器76,77でディジタル輝度信号Y,ディジタル色度信
号Cに変換された後、ディジタルRGBデコーダ78に
供給され、ディジタルR,G,B信号にデコードされる。
【0066】また、AD変換器76からのディジタル輝
度信号Yは、また、APL検出演算回路79にも供給さ
れる。このAPL検出演算回路79では、供給されたデ
ィジタル輝度信号YがAPLが検出され、さらに、この
APLに応じた乗算係数D1と加算係数D2とが生成さ
れる。
【0067】以上以外の構成は、図10に示した実施形
態と同様である。
【0068】図13は図12におけるAPL検出演算回
路79の一具体例を示すブック図であって、図11に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0069】この具体例は、AD変換器76からのディ
ジタル輝度信号Yを演算処理するものであるから、図1
1に示した具体例でのディジタルR,G,B信号からディ
ジタル輝度信号Yを生成する部分(即ち、乗算器58〜
60,係数器61〜63及び加算器64,65からなる部
分)を不要とするものであり、図13に示すように、か
かるディジタル輝度信号YがAD変換器76(図12)
から供給されて乗算器66に供給される。それ以外の構
成及び動作は、図11に示した具体例と同様である。
【0070】このようにして、この第5の実施形態も、
図10で示した第4の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0071】図14は本発明による液晶表示装置の第6
の実施形態を示すブロック図であって、80は演算部、
81R1〜81Rn,81G1〜81Gn,81B1〜81Bn
はLUT、82R1,82R2,82G1,82G2,82B1,
82B2は選択手段、83はAPL検出演算回路であ
り、図10に対応する部分には同一符号をつけて重複す
る説明を省略する。
【0072】この第6の実施形態は、図10における乗
算器49〜51の利得制御機能などをLUTに持たせる
ようにしたものである。
【0073】同図において、AD変換器8,9,10とD
A変換器14,15,16との間に、演算部80が設けら
れている。この演算部80は、AD変換器8,9,10か
ら出力されるR,G,B信号毎に、APL検出演算回路8
3で検出されるこれらディジタルR,G,B信号によるA
PLに応じて、図10における乗算器49〜51による
ものと同様の利得制御と図10におけるLUT11〜1
3によるものと同様の変換とを行なうものであり、ディ
ジタルR信号に対するn個のLUT81R1〜81Rn
2個の選択手段82R1,82R2、ディジタルG信号に
対するn個のLUT81G1〜81Gnと2個の選択手段
82G1,82G2、ディジタルB信号に対するn個のL
UT81B1〜81Bnと2個の選択手段82B1,82B
2、及び上記のAPL検出演算回路83で構成されてい
る。
【0074】ディジタルR,G,B信号に対する演算部8
0の動作は同様であるので、いま、ディジタルR信号に
ついて説明すると、AD変換器8から出力されるディジ
タルR信号は、演算部80において、LUT81R1
81Rnのうちの選択手段82R1で選択されたLUT8
1Ri(但し、i=1,2,……,n)に供給される。また、
選択手段82R2は選択手段82R1が選択したLUT8
1Riを選択するものであり、LUT81Ri で変換さ
れたディジタルR信号は選択手段82R2を介してDA
変換器14に供給される。
【0075】ここで、APL検出演算回路83は、検出
したAPLをその大きさに応じてn個に区分して夫々を
ランク付け、ランクiの大きさのAPLがi番目のLU
T81Riに対応するようにしている。即ち、APL検
出演算回路83は、検出したAPLの大きさがランクi
のものであるとき、選択手段82R1,82R2を制御し
てi番目のLUT81Ri を選択させる。
【0076】ここで、最初のLUT81R1には、利得
を最大にするときの変換データが格納され、最後のLU
T81Rnには、利得を最小にするときの変換データが
格納されている。また、これらLUT81R2,……,8
1R(n-1)には夫々、最大利得と最小利得との間の(n
−2)段階の利得夫々に対応し、この対応した利得にす
るときの変換データが格納されている。
【0077】最大利得を得るためのLUT81R1に格
納される変換データとしては、図3(c)に示した入力
対出力特性を表わす変換データとすればよい。また、最
小利得を得るためのLUT81Rnに格納される変換デ
ータとしては、図15(a)に示すブラウン管の入力対
輝度特性と、図15(b)に示す図3(b)と同様の液
晶表示デバイス18の入力対輝度特性とから、図3で説
明したようにして求めた図15(c)に示す入力対出力
特性を表わす変換データとする。さらに、LUT81R
2,……,81R(n-1)の各変換データとしては、これら図
3(c)に示す入力対出力特性と図15(c)に示す入
力対出力特性との間の特性であって、これらから直線補
間により求めた入力対出力特性を表わす変換データとす
る。
【0078】なお、この場合、AD変換器8から出力さ
れるディジタルR信号の最大階調レベルを255になる
ようにしておくことはいうまでもない。
【0079】ここで、図15(a)に示すブラウン間の
入力対輝度特性は、ガンマ値を2.6、色温度9300
°K+27MPCD(x=281,y=3.11)としたとき
のものであって、図3(a)に示した入力対輝度特性と
は異なり、ディジタルR信号の入力階調レベルが最大値
255であるときの輝度が図15(b)でのR色の最大
輝度56cd/m2になるようにしている。また、図15
(a)において、ディジタルG,B信号の入力階調レベ
ルが最大値255であるときの輝度が夫々、115cd
/m2,21cd/m2になるようにしている。
【0080】ディジタルG,B信号についても同様であ
り、図3(c)に示す入力対出力特性R,G,Bを表わす変
換データが夫々LUT81R1,81G1,81B1に格納
され、図15(c)に示す入力対出力特性R,G,Bを表わ
す変換データが夫々LUT81Rn,81Gn,81Bn
格納されている。そして、図3(c)に示す入力対出力
特性Rと図15(c)に示す入力対出力特性Rとの間の
直線補間で求めた(n−1)個の入力対出力特性Rを表
わす変換データが、利得を大きくする順にLUT81R
2,……,81R(n-1)に格納される。LUT81G2,…
…,81G(n-1)及びLUT81B2,……,81B(n-1)
ついても同様である。
【0081】そこで、APL検出演算回路83は、最小
のランクのAPLを検出したとき、選択手段82R1,8
2R2を制御してLUT81R1を選択する。これによ
り、AD変換器8からのディジタルR信号はLUT81
1の変換データによって変換処理され、DA変換器1
4を介して液晶表示デバイス18に供給されるが、この
ときの液晶表示デバイス18から発生されるR色は図3
(a)における入力対輝度特性Rを満足する。また、AP
L検出演算回路83は、最大のランクのAPLを検出す
ると、選択手段82R1,82R2を制御してLUT81
nを選択する。これにより、AD変換器8からのディ
ジタルR信号はLUT81Rnの変換データによって変
換処理され、DA変換器14を介して液晶表示デバイス
18に供給されるが、このときの液晶表示デバイス18
から発生されるR色は図15(a)における入力対輝度
特性Rを満足する。この場合、LUT81Rnの変換デ
ータによる図15(c)での入力対出力特性によって利
得が抑えられている。LUT81R2 ,……,81R
(n-1)についても、検出されるAPLの大きさに応じて
利得が抑えられている。
【0082】このことはG,B信号についても同様であ
り、この結果、AD変換器8,9,10からのディジタル
R,G,B信号の全ての階調レベルに対し、その階調レベ
ルに応じた利得が設定されて液晶表示デバイス18で発
生するR,G,B色が飽和することなく、最大輝度での色
ずれもなくすことができる。従って、この第6の実施形
態も、図1に示した第1の実施形態と同様の効果が得ら
れることになる。
【0083】なお、APL検出演算83は、図11に示
した構成としてよく、LUT72,72から出力される
データD1,D2のいずれかの値に応じて、上記のよう
に、演算部80を制御するようにする。勿論、この場
合、これらLUT72またはLUT73には、選択手段
82R1,82R2や選択手段82G1,82G2及び選択手
段82B1,82B2を制御できる変換データが格納され
ていることはいうまでもない。
【0084】この第6の実施形態においても、ディジタ
ル処理を行なうものであるから、処理回路をLSI化で
き、部品点数を少なくすることができるし、先の第1の
実施形態と同様、ブラウン管の表示映像に匹敵するメリ
ハリのある映像表示を実現することができる。
【0085】図16は本発明による液晶表示装置の第7
の実施形態を示すブロック図であって、図12及び図1
4に対応する部分には同一符号をつけている。
【0086】同図において、この第7の実施形態は、図
14に示した第6の実施形態において、図12に示した
第5の実施形態のように、輝度信号Yと色度信号Cとを
入力信号としたものである。即ち、入力端子44,45
から入力された輝度信号Yと色度信号Cとは夫々、AD
変換器76,77でディジタル輝度信号,ディジタル色度
信号に変換された後、ディジタルRGBデコーダ78に
供給されてディジタルR,G,B信号にデコードされ、演
算部80に供給される。この演算部80では、これらデ
ィジタルR,G,B信号の図14における演算部80と同
様の変換処理が行なわれる。
【0087】ここで、演算部80でのAPL検出演算回
路84は図13に示す構成をなしており、LUT72,
73からのデータD1,D2のいずれかに応じて選択手
段82R1,82R2や選択手段82G1,82G2、選択手
段82B1,82B2が制御される。勿論、この場合、こ
れら選択手段が切り換えられるように、LUT72また
は73に変換データが設定されている。
【0088】このように、この第7の実施形態において
も、第1の実施形態と同様、ブラウン管の表示映像に匹
敵するメリハリのある映像表示を実現することができ
る。
【0089】図17は本発明による液晶表示装置の第8
の実施形態を示すブロック図であって、1'はAPL検
出回路、2'〜4'は利得可変増幅器、5'〜7'はクラン
プ回路、8'〜10'はAD変換機、11'〜13'はLU
T、14'〜16'はDA変換器、17'は制御回路、1
8'は液晶表示デバイス、19'〜23'は入力端子、8
5,85',86,86'はバッファ、87,87'は端子、
88,89は液晶表示部であり、図1に対応する部分に
は同一符号をつけて重複する説明は省略する。
【0090】同図において、この第8の実施形態は、2
台の同一構成の液晶表示部88,89を連動して動作さ
せるものであって、例えば、夫々の液晶表示部88,8
9の液晶表示デバイス18,18'に映出される映像を同
じスクリーン(図示せず)に投写表示するマルチスクリ
ーン方式のディスプレイ装置などに用いられるものであ
り、このような場合のこれら液晶表示部88,89の表
示映像間の色ずれをなくすようにするものである。
【0091】ここで、入力端子19,20,21からの
R,G,B信号と入力端子19,20,21からのR,G,B
信号とは同じ映像信号のものであっても、異なる映像信
号のものであってもよい。勿論、同じ映像信号の一部の
R,G,B信号を入力端子19,20,21から入力し、残
りの部分のR,G,B信号を入力端子R,G,B信号を入力
端子19',20',21'から入力するようにして、スク
リーン全体に1つの映像を表示するようにしてもよい、
少なくともこの場合には、入力端子22,22'から入力
される水平同期信号Hや入力端子23,23'から入力さ
れる垂直同期信号は同期している。
【0092】APL検出回路1の検出APLに応じた利
得制御電圧S1はバッファ86に供給され、また、AP
L検出回路1'の検出APLに応じた利得制御電圧S1'
はバッファ86'に供給される。ここで、バッファ86
の出力端子はバッファ85と端子87とに接続され、ま
た、バッファ86'の出力端子はバッファ85'と端子8
7'とに接続されている。さらに、これら端子87,8
7'は互いに接続されている。
【0093】ここで、バッファ86,86'は選択機能を
有する。即ち、バッファ86は、それ自身の出力電圧が
端子87での電圧よりも高いときには、その出力電圧を
バッファ85と端子87に供給するが、その出力電圧が
端子87での電圧よりも低いときには、この端子87で
の電圧をバッファ85に供給する。バッファ86'もこ
れと同じ機能を有している。従って、バッファ86,8
6'の代わりにダイオードを用いてもよい。
【0094】そこで、APL検出回路1で検出されるA
PLがAPL検出回路1'で検出されるAPLよりも大
きく、利得制御電圧S1<利得制御電圧S1'とする
と、液晶表示デバイス89において、この利得制御電圧
S1'がバッファ85'を介して利得可変増幅器2'〜4'
に供給され、これとともに、この利得制御電圧S1'は
端子87',87とバッファ85とを介して液晶表示部8
8の利得可変増幅器2〜4にも供給される。これによ
り、液晶表示部88の利得可変増幅器2〜4も、また、
液晶表示部89の利得可変増幅器2'〜4'も、液晶表示
部89のAPL検出回路1' で検出されたAPLに応じ
て利得制御されることになる。
【0095】また、利得制御電圧S1'<利得制御電圧
S1のときには、液晶表示デバイス88において、この
利得制御電圧S1がバッファ85を介して利得可変増幅
器2〜4に供給され、これとともに、この利得制御電圧
S1は端子87,87'とバッファ85'を介して液晶表
示部88の利得可変増幅器2'〜4'にも供給される。こ
れにより、液晶表示部88の利得可変増幅器2〜4も、
また、液晶表示部89の利得可変増幅器2'〜4'も、液
晶表示部89のAPL検出回路1で検出されたAPLに
応じて利得制御されることになる。
【0096】これ以外の動作は、液晶表示部88,89
とも図1に示した第1の実施形態と同様であり、このよ
うにして、液晶表示部88,89では、同じ利得制御電
圧で、さらに具体的には、APL検出回路1,1'で検出
されるAPLのうちで大きい方のAPLに応じて利得可
変増幅器2〜4,2'〜4'が利得制御されることにな
り、液晶表示部88,89間の利得のばらつきがなくな
って、マルチスクリーン表示においても、輝度差や色の
差のない均一な映像表示になるとともに、ブラウン管の
表示映像に匹敵するメリハリのある映像表示を実現する
ことができる。
【0097】この第8の実施形態は、図1に示した第1
の実施形態を2台用いたものであるが、3台以上用いる
ようにしてもよく、同様の効果が得られるし、また、そ
れ以外の図面で示した実施形態を2台以上用いて同様の
利得制御を行なうようにすることもできる。
【0098】ところで、以上説明した各実施形態では、
APL検出回路やAPL検出演算回路を用いて各部の制
御を行なっていたが、色ずれ量を検出し、その検出した
色ずれ量に応じて各部の制御を行なうようにしてもよ
い。
【0099】図18はかかる色ずれ量検出回路の一具体
例を示す回路図であって、88〜90は入力端子、91
〜93は比較器、94〜96は抵抗、97〜99はコン
デンサ、100〜102はバッファ、103〜106は
抵抗、107,108はバッファ、109,110は可変
電源、111,112は出力端子である。
【0100】同図において、入力端子88,89,90か
ら入力されたR,G,B信号は夫々比較器91,92,93
で基準電圧ER,EG,EBと比較される。これら基準電圧
R,EG,EBは、R,G,B信号が図7に示した入力対出
力特性R,G,Bで出力が飽和する入力に相当する電圧レ
ベルに設定されている。図7に示す入力対出力特性の場
合、R信号は約195の入力階調レベルで出力が飽和す
るから、基準電圧ERをこの約195の階調レベルと
し、G信号は約255の入力階調レベルで出力が飽和す
るから、基準電圧EGをこの約255の階調レベルと
し、B信号は約200の入力階調レベルで出力が飽和す
るから、基準電圧EBをこの約200の階調レベルとす
る。
【0101】比較器91,92,93からは夫々、R,G,
B信号が基準電圧ER,EG,EBを越えると、R,G,B信
号と基準電圧ER,EG,EBとの差のレベルの差信号ΔR,
ΔG,ΔBが出力されるのであるが、このように基準電
圧ER,EG,EBの大きさを設定することにより、例え
ば、図5において、入力端子19,20,21から入力さ
れるR,G,B信号を、上記のように、利得制御やレベル
制御をせずにLUT11,12,13で変換した場合に
は、これらR,G,B信号の階調レベルがかかる基準電圧
R,EG,EBを越えたとき、映像表示デバイス18によ
る表示映像に色ずれが発生するものであるから、かかる
色ずれが発生する期間、比較器91,92,93の少なく
ともいずれか1つから色ずれ量に応じたレベルの上記の
差信号が出力されることになる。
【0102】比較器91から出力される差信号ΔRは、
抵抗94とコンデンサ97とからなる積分回路で積分さ
れて平均化された後、バッファ100を介して抵抗10
3に供給される。同様にして、比較器92から出力され
る差信号ΔGは、抵抗95とコンデンサ98とからなる
積分回路で積分されて平均化された後、バッファ101
を介して抵抗104に供給され、比較器92から出力さ
れる差信号ΔBは、抵抗96とコンデンサ99とからな
る積分回路で積分されて平均化された後、バッファ10
2を介して抵抗105に供給される。これら積分回路の
時定数は、垂直走査期間よりも長い値に設定されてい
る。抵抗103〜105と抵抗106とは加算器を構成
しており、バッファ100,101,102の出力信号を
これら抵抗103,104,105の抵抗値の比率で加算
する。これにより、この加算器からは色ずれ量に応じた
レベルの電圧が得られる。この電圧は色ずれ量を示す指
数に相当する。
【0103】かかる加算器の出力電圧は、一方では、バ
ッファ107を介して可変電源109の制御電圧として
使用され、他方では、バッファ108を介して可変電源
110の制御電圧として使用される。これにより、可変
電圧源109からは色ずれ量に応じた利得制御電圧S1
が得られ、出力端子111から、例えば、図5での利得
可変増幅器2,3,4に供給され、また、可変電圧源11
0からは色ずれ量に応じたレベル制御電圧S2が得ら
れ、出力端子112から、例えば、図5でのクランプ回
路38,39,40に供給される。
【0104】図1に示した第1の実施形態においても、
これと同様の構成の色ずれ量検出回路をAPL検出回路
1の代わりに用いることができる。但し、この場合に
は、図18において、バッファ108や可変電源110
は不要となる。また、図8に示した第3の実施形態にお
いても、RGBデコーダ47からのR,G,B信号を用い
ることにより、APL回路46の代わりにこの色ずれ量
検出回路を用いることができる。
【0105】上記の色ずれ量の指数である加算結果を一
定値に抑えるようにすることができ、表示映像の色ずれ
を精度良く抑えることができるようになる。
【0106】図19はディジタルR,G,B信号を入力信
号とする色ずれ量検出回路の他の具体例を示すブロック
図であって、113〜115は入力端子、116〜11
8は比較器、119〜121はレジスタ、122〜12
4はカウンタ、125,126は加算器、127はラッ
チ回路、128はタイミング制御回路、129,130
はLUT、131,132 は出力端子である。
【0107】入力端子113,114,115からのディ
ジタルR,G,B信号は夫々比較器116,117,118
に供給され、レジスタ119,120,121に格納され
ている基準データDR,DG,DBと比較される。これら基
準データDR,DG,DBも、図18における基準電圧ER,
G,EBと同様に、例えば、図7における入力対出力特
性R,G,Bが飽和する入力階調レベルに相当する値に設
定されており、比較器116,117,118からは、夫
々ディジタルR,G,B信号での画素の階調レベルが基準
データDR,DG,DBを越えるとき(即ち、色ずれを生ず
る階調レベルのとき)、画素毎にその階調レベルと基準
データDR,DG,DBとの差分値が出力される。
【0108】比較器116,117,118からの差分値
は夫々カウンタ122,123,124に供給され、垂直
走査期間毎に累積加算される。ここで、カウンタ12
2,123,124としては夫々、図11での係数器6
7,乗算器66,加算器68及びレジスタ69とからなる
部分と同じ構成をなしており、かかる係数器67に1/
(垂直走査期間での画素数)の係数値が格納されて、こ
の係数値が比較器116,117,118 からの差分値
に乗算器66で乗算され、この乗算器66の出力が加算
器68とレジスタ69とによって累積加算されるように
している。
【0109】これらカウンタ122,123,124の累
積加算値は加算器125,126によって加算され、ラ
ッチ回路127でラッチされる。カウンタ122,12
3,124で垂直走査期間毎に最後の画素の上記差分値
が加算されると、タイミング制御回路128によってリ
セットされるが、ラッチ回路127では、その直前での
カウンタ122,123,124で垂直走査期間の最後の
画素の上記差分値が加算された直後に加算器126の出
力をラッチする。これにより、ラッチ回路127では、
比較器116〜118からの差分値の垂直走査期間での
平均値が得られることになり、これが色ずれ量の指数に
相当する値となる。この値は、一方では、LUT129
で乗算データD1に変換されて出力端子131から出力
され、他方では、LUT130で乗算データD2に変換
されて出力端子132から出力される。
【0110】かかる構成の色ずれ量検出回路は、図10
に示す第4の実施形態や図14に示す第6の実施形態で
のAPL検出演算回路48の代わりに用いることがで
き、APL検出の場合とは異なって、上記色ずれ量の指
数である加算結果を一定値に抑えるようにすることがで
き、色ずれを精度良く抑えることができるようになる。
【0111】また、図12や図16に示した実施形態に
おいても、ディジタルRGBデコーダ78から出力され
るディジタルR,G,B信号を用いることにより、APL
検出演算回路79,84の代わりにかかる色ずれ量検出
回路を用いることができ、同様の効果を得ることができ
る。
【0112】以上のように、APL検出だけではなく、
上記の色ずれ量検出でも、有効な効果が得られることに
なる。
【0113】なお、以上の実施形態では、液晶表示装置
を主に説明したが、ブラウン管に替わる表示装置として
PDPやELなど様々のものがあり、これらの表示デバ
イスでも、入力対輝度特性をブラウン管のそれに模擬し
ようとする際、本発明を適用することができ、同様の効
果を得ることができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
全体に明るい画面では、色ずれが少なく、かつ黒色が締
まったコントラストの表示映像を得ることができるし、
全体に暗い画面では、例えば、小面積の白色部分の輝度
が高まって輝きのあり、かつ低輝度レベルの色ずれの少
ない表示映像を得ることができ、ブラウン管の表示映像
に匹敵するメリハリのある映像表示を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1におけるAPL検出回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図3】図1におけるLUTに格納される変換データの
作成要領を示す図である。
【図4】図1に示す第1の実施形態でのAPLに応じた
制御動作を示す図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図6】図5におけるAPL検出回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図7】図5に示す第2の実施形態でのAPLに応じた
制御動作を示す図である。
【図8】本発明による液晶表示装置の第3の実施形態を
示すブロック図である。
【図9】図8におけるAPL検出回路の一具体例を示す
ブロック図である。
【図10】本発明による液晶表示装置の第4の実施形態
を示すブロック図である。
【図11】図10におけるAPL検出演算回路の一具体
例を示すブロック図である。
【図12】本発明による液晶表示装置の第5の実施形態
を示すブロック図である。
【図13】図12におけるAPL検出演算回路の一具体
例を示すブロック図である。
【図14】本発明による液晶表示装置の第6の実施形態
を示すブロック図である。
【図15】図14におけるLUTに格納される変換デー
タの作成要領を示す図である。
【図16】本発明による液晶表示装置の第7の実施形態
を示すブロック図である。
【図17】本発明による液晶表示装置の第8の実施形態
を示すブロック図である。
【図18】本発明による液晶表示装置に用いる色ずれ量
検出回路の一具体例を示すブロック図である。
【図19】本発明による液晶表示装置に用いる色ずれ量
検出回路の他の具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,1' APL(映像平均レベル)検出回路 2〜4,2'〜4' 利得可変増幅器 5〜7,5'〜7' クランプ回路 11〜13,11'〜13' LUT(ルックアップテーブ
ル) 18,18' 液晶表示デバイス 37 APL検出回路 38〜40 レベル可変クランプ回路 46 APL検出回路 47 RGBデコーダ 48 APL検出演算回路 49〜51 乗算器 52〜54 加算器 78 ディジタルRGBデコーダ 79 APL検出演算回路 80 演算部 81R1〜81Rn,81G1〜81Gn,81B1〜81Bn
LUT 82R1,82R2,82G1,82G2,82B1,82B2
選択手段 83,84 APL検出演算回路 85,85',86,86' バッファ 87,87' 端子 88,89 液晶表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 9/69 H04N 9/69 9/73 9/73 B (72)発明者 寺西 謙太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 甲 展明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 的野 孝明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力対輝度特性の変換手段を具備し、ブ
    ラウン管表示装置の入力対輝度特性と同等な入力対輝度
    特性範囲と該入力対輝度特性範囲内で白色色温度がほぼ
    一定である液晶表示装置において、 平均映像レベルが高いときは、該入力対出力輝度特性範
    囲相当内で映像出力し、平均映像レベルが低いときは、
    該入力対出力輝度特性範囲範囲外でも映像出力すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 入力対出力輝度特性の変換手段を具備
    し、ブラウン管表示装置の入力対出力輝度特性と同等な
    入力対出力輝度特性範囲と該入力対出力輝度特性範囲内
    で白色色温度がほぼ一定である液晶表示装置において、 平均映像レベルが高いときは、白レベルは該入力対出力
    輝度特性範囲相当内で映像出力し、黒レベルは該入力対
    出力輝度特性範囲外でも映像出力し、平均映像レベルが
    低いときは、白レベルは該入力対出力輝度特性範囲外で
    も映像出力し、黒レベルは該入力対出力輝度特性範囲相
    当内で映像出力することを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、平均映像レベル検出手段と
    利得可変増幅手段と直流レベル可変手段と入力対出力輝
    度特性変換手段とからなり、 該入力対出力輝度特性変換手段は、ブラウン管表示装置
    の入力対出力輝度特性と同等な入力対出力輝度特性範囲
    を有して、該入力対出力輝度特性範囲内で白色色温度を
    ほぼ一定に設定し、 該平均映像レベル検出手段の検出結果に応じて該利得可
    変増幅手段と映像直流レベル可変手段との少なくともい
    ずれか一方を制御し、白レベルと黒レベルとの少なくと
    もいずれか一方を該入力対出力輝度特性範囲内外で映像
    出力することを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、平均映像レベル検出手段と
    複数の入力対出力輝度特性変換手段とからなり、 該複数の入力対出力輝度特性変換手段は、ブラウン管表
    示装置の入力対出力輝度特性と同等な入力対出力輝度特
    性範囲を有して、該入力対出力輝度特性範囲で白色色温
    度をほぼ一定に設定し、かつ夫々映像出力利得が異なる
    ように設定し、 該平均映像レベル検出手段の検出結果に応じて該複数の
    入力対出力輝度特性変換手段を切り換え制御し、平均映
    像レベルが高いときには、利得の低い該入力対出力輝度
    特性変換手段を選択し、平均映像レベルが低いときに
    は、利得の高い該入力対出力輝度特性変換手段を選択す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、平均映像レベル検出手段と
    利得可変増幅手段と直流レベル可変手段と入力対出力輝
    度特性変換手段とからなる液晶表示部を複数個有し、 夫々の該液晶表示部での該入力対出力輝度特性変換手段
    は、ブラウン管表示装置の入力対出力輝度特性と同等な
    入力対出力輝度特性範囲を有して、該入力対出力輝度特
    性範囲で白色色温度をほぼ一定に設定し、 複数個の該液晶表示部のいずれかの該平均映像レベル検
    出手段の検出結果に応じて該液晶表示部夫々の該利得可
    変増幅手段と該直流レベル可変手段との少なくともいず
    れか一方を制御し、白レベルと黒レベルとの少なくとも
    いずれか一方を該入力対出力輝度特性範囲外で映像出力
    することを特徴とする液晶表示装置。
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