JPH1044513A - コード印刷装置及びそれに適用されるコード印刷媒体 - Google Patents

コード印刷装置及びそれに適用されるコード印刷媒体

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JPH1044513A
JPH1044513A JP8208196A JP20819696A JPH1044513A JP H1044513 A JPH1044513 A JP H1044513A JP 8208196 A JP8208196 A JP 8208196A JP 20819696 A JP20819696 A JP 20819696A JP H1044513 A JPH1044513 A JP H1044513A
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JP8208196A
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Takeshi Mori
健 森
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Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K1/00Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion
    • G06K1/12Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching
    • G06K1/121Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching by printing code marks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】通常の文字や絵などのコード以外の情報とコー
ド化されたマルチメディア情報とを効率よく配置して、
印刷媒体上に印刷記録できるようにすること。 【解決手段】ドットコード生成部110はコード化すべ
きマルチメディア情報を受けてドットコードを生成す
る。媒体サイズ検出部112は印刷情報より印刷用紙の
サイズを検出する。印刷位置設定部114は各種媒体サ
イズに応じたドットコードの印刷位置を記憶しており、
それをシステムコントロール部116に入力する。シス
テムコントロール部116は、媒体サイズ検出部112
で検出した印刷用紙のサイズに対応するドットコードの
印刷位置を印刷位置設定部114から入力される情報に
基づいて決定して、ドットコード生成部110で生成さ
れたドットコードとパーソナルコンピュータ106から
与えられる紙面印刷情報との編集合成を行い、プリンタ
122で印刷出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声,音楽等の音
声情報、カメラ,ビデオ機器等から得られる画像情報、
及びパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ等から
得られるテキストデータ、等を含めた所謂マルチメディ
ア情報を光学的に読み取り可能なコードパターンイメー
ジとして紙等の印刷媒体上に印刷記録するコード印刷装
置及び該コード印刷装置に適用されるコード印刷媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、音声や音楽等の音声情報を記
録する媒体として、磁気テープや光ディスク等、種々の
ものが知られている。しかしこれらの媒体は、大量に複
製を作ったとしても単価はある程度高価なものとなり、
またその保管にも多大な場所を必要としていた。さらに
は、音声を記録した媒体を、遠隔地にいる別の者に渡す
必要ができた場合には、郵送するにしても、また直に持
っていくにしても、手間と時間がかかるという問題もあ
った。また、音声情報以外の、カメラ,ビデオ機器等か
ら得られる画像情報、及びパーソナルコンピュータ,ワ
ードプロセッサ等から得られるテキストデータ、等をも
含めた所謂マルチメディア情報全体に関しても同様であ
った。
【0003】このような問題に対処するべきものとし
て、本発明の出願人による特開平6−231466号公
報には、マルチメディア情報を、ファクシミリ伝送が可
能で、また大量の複製が安価に可能な画像情報即ち符号
化情報としての複数のドットを2次元に配置してなるド
ットコードの形で紙等の情報記録媒体に記録するシステ
ム及びそれを再生するためのシステムが開示されてい
る。
【0004】ここで、図28は、この公報に開示された
ドットコード10を示す図で、このドットコード10の
データフォーマットでは、1つのブロック12は、マー
カ14、ブロックアドレス16、及びアドレスのエラー
検出,エラー訂正データ18と、実際のデータに応じた
データドット20が入るデータエリア22とから成って
いる。そして、このブロック12が縦,横、2次元的に
配列され、それが集まってドットコード10というイメ
ージの形で形成される。
【0005】このようなドットコード10は、ペン型情
報再生装置によって読み取られて再生されることが上記
公報には開示されているが、さらに、このペン型情報再
生装置を文字や絵などのスキャナとして用い、読み取っ
た文字や絵などのコードイメージ以外の情報と、コード
イメージ化されたマルチメディア情報とを合成してプリ
ンタ等で印刷出力する手法についても記されている。
【0006】即ち、図29に示すように、ペン型情報再
生装置24にて紙面26に印刷されている文字や絵など
のマルチメディア情報が読み取られ、このマルチメディ
ア情報が出力処理部28に入力される。出力処理部28
では、入力されたマルチメディア情報を分離部30で画
像,グラフ,文字に分離し、それぞれが伸長処理部3
2,34,36で伸張されて、画像及びグラフに関して
はデータ補間回路38,40で補間、文字に関してはP
DL(ページ記述言語)処理部42でPDL処理を行な
って、合成回路44で合成されて、メモリ46に記憶さ
れる。メモリ46はアドレス制御部48により制御さ
れ、読出されたデータは補間部50及びD/A変換部5
2を介して、実際に出力されるデータを確認するための
出力部54に構成された編集モニタ56に出力される。
【0007】また、メモリ46から読出されたデータ
は、合成部58にも入力される。この合成部58は、ペ
ン型情報再生装置24からのマルチメディア情報をコー
ド化部60でドットコードにして、それを出力適応補間
部62で、出力すべきプリンタ又は複写機等の出力装置
64の解像度に合わせた出力補間を行なって、それとメ
モリ46からのデータとを合成する。つまり、文字や絵
にドットコードを付け加えて、I/F66を介して、出
力部54のプリンタ又は複写機等の出力装置64に出力
する。
【0008】出力選択部68は、プリンタ又は複写機等
の出力装置64で出力する場合に、その出力装置64を
当該出力処理部28に繋いだときにその機種が分かれ
ば、自動的に解像度の方の設定に入り、またフロッピ等
でオフラインで送る場合であると機種が分からないの
で、そのようなときにはマニュアルで切り換えるものと
する。
【0009】このような構成では、文字や絵などのドッ
トコード以外の情報はそのままプリントやコピーされ、
ドットコードはその出力の媒体の解像度に合わせて出力
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな文字や絵などのコードイメージ以外の情報とコード
イメージ化されたマルチメディア情報とを合成してプリ
ンタ等で印刷出力する手法では、合成部58において、
実際にそのドットコード以外の情報とドットコードのレ
イアウトをどのように規定するかという具体的な手段に
ついては開示されていない。
【0011】このような、ドットコード以外の情報とド
ットコードのレイアウトについては、ペン型情報再生装
置24を用いないコード印刷装置であっても同様に問題
となる部分である。
【0012】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、通常の文字や絵などのコードイメージ以外の情報と
コードイメージ化されたマルチメディア情報とを効率よ
く配置して、印刷媒体上に印刷記録できるコード印刷装
置及びそれに適用されるコード印刷媒体を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明によるコード印刷装置は、
オーディオ情報、映像情報、ディジタルコードデータの
少なくとも一つを含むマルチメディア情報を入力するた
めの入力手段と、上記入力手段により入力されたマルチ
メディア情報を光学的に読み取り可能なコードイメージ
に変換するためのコードイメージ生成手段と、上記コー
ドイメージ生成手段で生成されたコードイメージを所定
の印刷媒体上に光学的に読み取り可能に印刷する印刷手
段と、上記印刷手段により印刷されるコードイメージの
印刷媒体上での印刷位置を設定するための印刷位置設定
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】即ち、請求項1に記載の発明のコード印刷
装置によれば、コードイメージ生成手段で生成されたコ
ードイメージを所定の印刷媒体上に光学的に読み取り可
能に印刷する印刷手段によって印刷されるコードイメー
ジの印刷媒体上での印刷位置を、印刷位置設定手段によ
り設定するようにしているため、印刷媒体に印刷される
文字や絵などのコードイメージ以外の情報と、コードイ
メージ化されたマルチメディア情報とを、効率よく配置
することが可能になる。
【0015】また、請求項2に記載の発明によるコード
印刷装置は、上記印刷媒体における周辺の余白領域を検
出するための周辺領域検出手段を更に備え、上記印刷位
置設定手段は、上記コードイメージの印刷位置を該周辺
領域検出手段で検出された周辺領域に設定する手段を含
むものであることを特徴とする。
【0016】即ち、請求項2に記載の発明のコード印刷
装置によれば、周辺領域検出手段によって印刷媒体にお
ける周辺の余白領域を検出し、印刷位置設定手段が、こ
の周辺領域検出手段で検出された周辺領域にコードイメ
ージの印刷位置を自動的に設定するので、ユーザは、コ
ードイメージの配置を意識せずに、コードイメージを印
刷することが可能になる。
【0017】さらに、請求項3に記載の発明によるコー
ド印刷媒体は、オーディオ情報、映像情報、ディジタル
コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
報を入力するための入力手段と、上記入力手段により入
力されたマルチメディア情報を光学的に読み取り可能な
コードイメージに変換するためのコードイメージ生成手
段と、上記コードイメージ生成手段で生成されたコード
イメージを所定の印刷媒体上に光学的に読み取り可能に
印刷する印刷手段と、上記印刷手段により印刷されるコ
ードイメージの印刷媒体上での印刷位置を設定するため
の印刷位置設定手段とを具備したコード印刷装置に適用
される上記印刷媒体であって、上記印刷位置設定手段が
当該印刷媒体に対して設定すべきコードイメージの印刷
位置を指示するための指示情報を備えたことを特徴とす
る。
【0018】即ち、請求項3に記載の発明のコード印刷
媒体によれば、コード印刷装置の印刷位置設定手段が当
該印刷媒体に対して設定すべきコードイメージの印刷位
置を指示するための指示情報を備えるので、コード印刷
装置の印刷位置設定手段はこの指示情報に従って印刷手
段により印刷されるコードイメージの印刷媒体上での印
刷位置を設定することが可能になる。従って、ユーザが
印刷位置を指定する等の操作を行わなくても、所望の印
刷位置に確実にコードイメージが印刷されるようにな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0020】[第1の実施の形態]図1の(A)は、本
発明の第1の実施の形態のコード印刷装置100の外観
を示す図であり、該コード印刷装置100には、マルチ
メディア情報の入力部として、オーディオ情報入力用の
マイクロホン102、映像情報入力用のビデオカメラ1
04、及びディジタルコードデータ入力用のパーソナル
コンピュータ106が接続されている。そして、これら
入力されたマルチメディア情報をドットコードとして、
上記パーソナルコンピュータ106からの文字や絵など
でなる紙面印刷情報と共に印刷用紙上に印刷して印刷出
力媒体108を得る。
【0021】図1の(B)は、このコード印刷装置10
0のブロック構成図であり、ドットコード生成部11
0、媒体サイズ検出部112、印刷位置設定部114、
システムコントロール部116、メモリ118、外部イ
ンターフェース120、及びプリンタ122を含む。
【0022】ドットコード生成部110は、コードイメ
ージ化すべきマルチメディア情報を受けてドットコード
を生成し、それをシステムコントロール部116に供給
する。この場合、ドットコードを生成するのに必要とさ
れる圧縮率等の各種パラメータは、システムコントロー
ル部116から与えられる。
【0023】媒体サイズ検出部112は、パーソナルコ
ンピュータ106から与えられる紙面印刷情報に付随す
る書式設定情報等の属性情報から印刷用紙つまり印刷出
力媒体108のサイズを検出する。あるいは、不図示ス
イッチ等により当該コード印刷装置100にセットされ
た印刷用紙のサイズを検出するものとしても良い。
【0024】印刷位置設定部114は、各種媒体サイズ
に応じたドットコードの印刷位置を記憶しており、それ
をシステムコントロール部116に入力する。
【0025】システムコントロール部116は、当該コ
ード印刷装置100全体の制御を行うものである。該シ
ステムコントロール部116は、媒体サイズ検出部11
2で検出した印刷用紙のサイズに対応するドットコード
の印刷位置を印刷位置設定部114から入力される情報
に基づいて決定して、ドットコード生成部110で生成
されたドットコードとパーソナルコンピュータ106か
ら与えられる紙面印刷情報との編集合成を行う編集合成
機能116Aを有している。
【0026】メモリ118は、このシステムコントロー
ル部116の制御プログラム等を記憶していると共に、
編集合成された印刷用情報を一旦格納する。
【0027】外部インターフェース120は、パーソナ
ルコンピュータ106等とのインターフェースであり、
紙面印刷情報のうちドットコード化すべきディジタルコ
ードデータを受けて、システムコントロール部116を
介してドットコード生成部110にそれを与えたり、ま
たメモリ118に格納された編集合成された印刷用情報
をパーソナルコンピュータ106等に送信して不図示フ
ロッピーディスク等の外部記憶媒体に記憶させる等でき
るようになっている。
【0028】プリンタ122は、メモリ118に格納さ
れた編集合成後の印刷用情報を印刷用紙上に記録して印
刷出力媒体108を得る。
【0029】なお、上記ドットコード生成部110とし
ては、例えば、特開平6−231466号公報に開示さ
れているようなものが利用できる。
【0030】即ち、図2に示すように、マルチメディア
情報の内、オーディオ情報については、マイクロホンや
オーディオ出力機器102から入力され、プリアンプ1
24で増幅後、A/D変換器126でディジタルに変換
されて、圧縮処理部128に供給される。
【0031】圧縮処理部128では、入力ディジタルオ
ーディオ信号は、ADPCM回路のような音声圧縮回路
130と音声合成コード化回路132とに選択的に供給
されるようになっている。音声圧縮回路130は、入力
ディジタルオーディオ情報を適応型の差動PCMするこ
とによりデータ圧縮を施す。音声合成コード化回路13
2は、入力ディジタルオーディオ情報に対して、1つ音
声を認識した後、コードに変換する。これは、上記AD
PCMが音声情報という形でそれを符号化しデータ量を
減らしていく即ちそのまま処理をしていくのに対して、
一旦別の合成のコードに変えてしまうことで相対的にデ
ータ量を減らすものである。なお、この入力ディジタル
オーディオ信号の選択的な供給は、例えば、スイッチに
よりユーザの方で目的に応じて手動で切り換えるように
したり、あるいは、例えばオーディオ出力機器からの情
報のように高音質のものについては音声圧縮回路130
を通し、例えばマイクロホン102からの人の話声やコ
メントというようなものについては音声合成コード化回
路132を通すというように予め決めておけば、入力さ
れたオーディオ情報がどちらのものであるのかを認識を
して自動的に振り分けるという構成にすることも可能で
ある。
【0032】また、カメラやビデオ出力機器等104の
画像情報は、プリアンプ134による増幅及びA/D変
換器136でのA/D変換後、圧縮処理部128に供給
される。
【0033】圧縮処理部128では、像域判定及び分離
回路138にて、入力された画像情報が手書き文字やグ
ラフ等の二値画像なのか、それとも自然画像等の多値画
像なのかを判別する。この像域判定及び分離回路138
は、例えば、本出願人による特願平5−163635号
に示されているようなニューラルネットを利用した判別
像域分離の手法を用いて、二値画像データと多値画像デ
ータを分離しても良い。そして、二値画像データは、二
値圧縮としてJBIG等で一般的なMR/MH/MMR
等の二値圧縮処理回路140で圧縮され、多値画像デー
タについては、例えばDPCMあるいはJPEG等の静
止画像の圧縮機能を使って多値圧縮処理回路142で圧
縮される。
【0034】そして、もう既にディジタルコードデータ
として形成されているパソコン、ワープロ、CAD、電
子手帳や通信等からくる各種データは外部インターフェ
ース120を介して、また上記のようにして圧縮処理部
128でそれぞれ圧縮処理を施されたデータは直接、適
宜データ合成処理部144に供給されて合成される。こ
の合成データは、一旦、データメモリ部146に格納さ
れる。
【0035】なお、必ずしもそれぞれの情報入力及び圧
縮処理の系統を並列的に全て備えている必要はなく、目
的に応じて、一つあるいは複数の系統を適宜組み合わせ
て構成するようにしても良い。従って、上記データ合成
処理部144は必ずしも必要なものではなくて、データ
系統が1種類しかないものについては、これを省略し、
直接次段のデータメモリ部146へ入力する構成とする
ことができる。
【0036】データメモリ部146に格納された合成デ
ータは、エラー訂正符号付加部148により読み出され
てエラー訂正符号が付加され、データメモリ部146に
戻される。そして、このエラー訂正符号の付加された合
成データは、インターリーブ部150にてインターリー
ブされる。これは、実際にドットコードとして記録さ
れ、そしてそれを再生される際に、少しでもエラーを減
らす、例えば、ノイズ等によるブロックエラーというも
のを少しでもなくして訂正能力を高めるために、連続す
るデータ列を適宜離れた位置に分散させていく処理であ
る。即ち、バーストエラーをビットエラーの単位に危険
度を下げるという作業を行う。なお、インターリーブを
かけた後に、エラー訂正のための符号を付加するように
しても良いことは勿論である。
【0037】こうしてインターリーブされたデータが変
調回路152で変調され、エンコード部154でエンコ
ードされた後、データ付加部156により、マーカ、ブ
ロックのアドレス、アドレス用のエラー判定符号(CR
C等)を付加し、その結果が上記システムコントロール
部116に対して出力される。なお、この変調回路15
2では、例えば8−10変調を行う。
【0038】図3は、上記システムコントロール部11
6の動作フローチャートである。
【0039】即ち、まず、紙面印刷情報が入ってきたか
どうか確認し(ステップS100)、紙面印刷情報がな
い場合には、さらに紙面印刷情報を印刷するかどうかの
確認をとる(ステップS102)。紙面印刷情報を印刷
する場合には、その入力を待たねばならないので、上記
ステップS100に戻る。
【0040】そして、上記ステップS100で紙面印刷
情報の入力があったと判断した場合、もしくは上記ステ
ップS102で紙面印刷情報を印刷しないと判断した場
合には、次に、ドットコード生成部110からドットコ
ードとして印刷するイメージ情報の入力があったかどう
か確認し(ステップS104)、ドットコードの入力が
ない場合には、さらにドットコードを印刷するかどうか
の確認をとる(ステップS106)。ドットコードを印
刷する場合には、その入力を待たねばならないので、上
記ステップS104に戻る。
【0041】そして、上記ステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合には、そのドットコ
ードを、上記媒体サイズ検出部112の媒体サイズの検
出結果と印刷位置設定部114からの情報とに基づいて
決定される固定位置に配するように、上記入力された紙
面印刷情報と合成して(ステップS108)、プリンタ
122でプリントアウトする(ステップS110)。
【0042】また、上記ステップS106でドットコー
ドを印刷しないと判断した場合には、上記ステップS1
10に進んで、上記入力された紙面印刷情報をプリンタ
122でプリントアウトする。
【0043】以上のように、コード印刷装置100内部
にドットコードを印刷すべき固定位置の情報を持ってい
て、そこに印刷する。こうすることによって、ユーザが
意識せずに、自動的に、印刷出力用媒体108の紙面に
ドットコード10が印刷できるという効果が生じる。
【0044】なお、上記説明では、マルチメディア情報
をドットコードとして、パーソナルコンピュータ106
からの文字や絵などでなる紙面印刷情報と共に印刷出力
用媒体108上に印刷するものとしたが、当該コード印
刷装置100内部にスキャナ部を含めることで、図1の
(A)に示すような被読取用印刷媒体158上に印刷さ
れている文字や絵などの紙面印刷情報を読み取って、こ
れをドットコード10と合成して印刷用紙上に印刷記録
することで印刷出力用媒体108を得るものとしても良
い。この場合、媒体サイズ検出部112は、不図示スキ
ャナ部で読み取った紙面印刷情報に基づいて被読取用印
刷媒体158のサイズを検出するものとし、また、ドッ
トコード10の印刷位置は、例えば印刷用紙即ち出力用
媒体108や被読取用印刷媒体158のサイズに応じて
予め決められた位置とする。
【0045】あるいは、被読取用印刷媒体158をその
まま印刷用紙とすることもできる。つまり、文字や絵な
どのコード以外の紙面印刷情報が印刷された被読取用印
刷媒体158に、マイクロホン102で入力した音声を
ドットコード化して印刷記録することで印刷出力用媒体
108が生成されるという構成をとることもできる。
【0046】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、被読取用印
刷媒体158の文字や絵などの紙面印刷情報の印刷され
ていない周辺位置を検出して、当該被読取用印刷媒体1
58のその検出した周辺位置にドットコードを印刷して
印刷出力用媒体108を得る、あるいは何も印刷されて
いない印刷用紙に読み取った紙面印刷情報を印刷すると
共に検出した周辺位置にドットコードを印刷して印刷出
力用媒体108を得るというものである。
【0047】図4の(A)はその構成を示すブロック図
で、第1の実施の形態の構成と同様のものには、図1の
(B)と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施の
形態のコード印刷装置100は、上記第1の実施の形態
の構成において、上記媒体サイズ検出部112の代わり
に媒体サイズ・周辺検出部160を配すると共に、撮像
回路162,A/D変換器164,及び走査駆動回路1
66でなる撮像部168と、印刷位置設定部114に代
えて、印刷紙サイズ指定部170を含む操作部172と
を追加したものである。そして、システムコントロール
部116は、上記編集合成機能116Aに加えて、被読
取用印刷媒体158上の紙面印刷情報の印刷方向を検出
する印刷方向検出機能116Bを有している。
【0048】即ち、撮像部168において、走査駆動回
路166は、システムコントロール部116からの命令
により撮像回路162を主走査方向及び副走査方向に駆
動して、被読取用印刷媒体158を撮像する。ここで、
本実施の形態では、撮像回路162はラインセンサを含
むものとするが、勿論、2次元センサ等を用いるものと
しても良い。撮像回路162の出力は、A/D変換器1
64でディジタルデータとされ、システムコントロール
部116を介して、メモリ118に記憶される。
【0049】また、このA/D変換器164の出力デー
タは、媒体サイズ・周辺検出部160に入力される。媒
体サイズ・周辺検出部160は、この入力データより、
被読取用印刷媒体158のサイズを検出すると共に、そ
の周辺つまり端を検出し、これら検出結果をシステムコ
ントロール部116に出力する。
【0050】一方、操作部172の印刷紙サイズ指定部
170は、例えば操作パネルスイッチ等として構成さ
れ、該印刷紙サイズ指定部170の操作によって、印刷
用紙つまり印刷出力用媒体108のサイズの指定が可能
となっている。例えば、媒体サイズ・周辺検出部160
で検出される被読取用印刷媒体158と異なるサイズの
印刷用紙を用いる場合には、ここで指定する。
【0051】図5は、本第2の実施の形態に於けるシス
テムコントロール部116の動作フローチャートであ
り、第1の実施の形態の構成と同様の処理には、図3と
同様の参照番号を付してある。
【0052】即ち、ステップS100乃至S106に
て、上記第1の実施の形態と同様に印刷情報及びドット
コードの入力及び印刷するかどうかの確認を行い、ドッ
トコードの入力確認を行うステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合に、本実施の形態で
は、まず媒体サイズ・周辺検出部160の出力により被
読取用印刷媒体158の周辺を確認する(ステップS1
12)。
【0053】そして、その周辺からの印刷情報領域まで
の距離を4方向検出することで4つの周辺領域それぞれ
のサイズを検出する(ステップS114)、即ち、図4
の(B)に示すように、メモリ118に記憶されている
撮像データを上記確認した周辺位置からスキャンして、
被読取用印刷媒体158の文字や絵などの紙面印刷情報
が印刷された印刷情報領域174がどこからどこまでで
あるかを検出することで、その印刷情報領域174を除
いた余白部分である媒体の周辺領域176をそれぞれ検
出する。この印刷情報領域174と周辺領域176の分
離は、何らかの紙面印刷情報が有ればそこは暗くなり、
何も印刷されていなければハイライトつまり白部分とな
るので、基本的には、二値化により求めることができ
る。なお、これは、シェーディング補正を行ってから行
うのが好ましい。
【0054】こうして4つの周辺領域それぞれのサイズ
即ち面積が検出されたならば、それらの中からドットコ
ードが印刷できる、例えば最も面積の大きい、周辺領域
を確定し(ステップS116)、そこにドットコードを
配するように、紙面印刷情報と合成して(ステップS1
18)、プリンタ122でプリントアウトする(ステッ
プS110)。
【0055】以上のように、ドットコードを印刷する際
に、紙面印刷情報の妨げにならない周辺領域176を自
動的に検出してドットコードが印刷されるので、確実に
ドットコードが印刷されることができる。
【0056】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、上記第2の
実施の形態に、ドットコードを印刷用紙の縦方向に印刷
するか横方向に印刷するかを指定する機能を付加したも
のである。
【0057】即ち、構成においては、図4の(A)に参
照番号178で示すような縦横印刷位置設定部を追加
し、動作においては、図6に示すように、上記ステップ
S116とS118の間に、縦横印刷位置設定部178
による縦横の設定入力がなされたかどうかの判断(ステ
ップS120)と、該縦横印刷位置設定部178の入力
により、ドットコードを印刷する周辺領域176を決定
する処理(ステップS122)を追加したものである。
【0058】つまり、周辺領域176にドットコードを
印刷する際に、紙面印刷情報の妨げにならないドットコ
ードが印刷が可能になる効果に加えて、ドットコードを
縦書き印刷するか横書き印刷するかをユーザが確認して
入力できることによって、ドットコードのより確実な印
刷が可能になる。
【0059】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、スキャナで
読み込んだ印刷情報よりその印刷情報の印刷方向を認識
して、その方向の周辺領域176にドットコードを印刷
するようにしたものである。
【0060】この場合の構成は、図4の(A)と同様で
あるが、本実施の形態では、システムコントロール部1
16がさらに文字認識機能とその認識結果に応じて印刷
情報の印刷方向を求める機能を有することが必要であ
る。なお、文字認識機能については、広く利用されてい
る技術であるので、ここではその説明を省略する。
【0061】図7は、本第4の実施の形態に於けるシス
テムコントロール部116の動作フローチャートであ
る。
【0062】即ち、ステップS100乃至S106に
て、上記第1の実施の形態と同様に印刷情報及びドット
コードの入力及び印刷するかどうかの確認を行い、ドッ
トコードの入力確認を行うステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合に、本実施の形態で
は、まず、図4の(C)に四角180で囲って示すよう
な最近接2文字の文字の認識を行って(ステップS12
4)、それらの認識結果より文字方向及び縦横書きの検
出を行う(ステップS126)。つまり、1文字だけ認
識したのでは、その文字がどちらの方向を向いているの
かは検出できるが、縦書きであるのか横書きであるのか
は検出できない。そこで、本実施の形態では、一般に行
間よりも文字間の方が狭いことに着目し、最近接2文字
を検出して文字認識することで、縦書きか横書きかを認
識するようにしている。
【0063】しかして、この検出された文字方向並びに
縦横書きの検出結果に従って紙面印刷情報の印刷方向を
検出する(ステップS128)。その後、上記と同様に
被読取用印刷媒体158の周辺領域176を検出して
(ステップS112)、上記検出した印刷方向に基づい
て、これら周辺領域176のうちの一つをコード印刷位
置として決定する(ステップS130)。そして、この
決定したコード印刷位置にドットコードを配するよう
に、紙面印刷情報と合成して(ステップS118)、プ
リンタ122でプリントアウトする(ステップS11
0)。
【0064】これにより、上記第3の実施の形態に比べ
て、操作が簡単になるという効果を奏することができ
る。
【0065】なお、本実施の形態においても、紙面印刷
情報をパーソナルコンピュータ106から入力すること
もでき、その場合には、文字方向や縦横書き、印刷方向
等の情報は属性情報として供給されるので、上記ステッ
プS124及びS126の処理は不要となる。
【0066】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、紙面印刷情
報とドットコードとの重なり印字を回避するものであ
る。
【0067】即ち、ドットコード10が大きくて、その
まま紙面印刷情報と合成して印刷したのでは、上記第1
の実施の形態のように予め規定されている固定位置に入
りきらずに、図8の(A)の左上側に示すように、ドッ
トコード10が紙面印刷情報(この例では文字列「いた
します」)に重なってしまう場合、同図の右下側に示す
ように、紙面印刷情報を縮小して合成する等の何らかの
レイアウト変更を自動的に行うことで、これを回避す
る。
【0068】図9は、本第5の実施の形態に於けるシス
テムコントロール部116の動作フローチャートであ
る。
【0069】即ち、前述の第1の実施の形態の図3のフ
ローチャートのステップS104でドットコードの入力
があったと判断した場合に、ドットコードと紙面印刷情
報が重なるかどうかを判断して(ステップS132)、
重なっていなければステップS108に進んで、ドット
コードを固定位置に配するように紙面印刷情報と合成
し、ステップS110でプリンタ122によってプリン
トアウトする。
【0070】一方、上記ステップS132において、ド
ットコードと紙面印刷情報が重なると判断した場合に
は、紙面印刷情報の縮小等の自動編集処理を行ってから
(ステップS134)、ステップS108にてドットコ
ードを固定位置に配するように紙面印刷情報と合成し、
ステップS110でプリンタ122によってプリントア
ウトする。
【0071】なお、上記ステップS134の紙面印刷情
報の自動編集処理は、図10に示すように行われる。
【0072】即ち、まず、例えば不図示警告灯の点灯や
警告音などにより、ドットコードと紙面印刷情報とが重
なっていることを警告し(ステップS134A)、その
後、不図示スイッチ等による編集方法の選択指示状態に
応じた処理を行う。つまり、印刷情報のレイアウトの変
更の指示がなされている場合には(ステップS134
B)、印刷位置をずらす等の紙面印刷情報のレイアウト
の変更を行った後(ステップS134C)、上記ステッ
プS108に進む。また、印刷情報の縮小の指示がなさ
れている場合には(ステップS134D)、紙面印刷情
報を縮小した後(ステップS134E)、レイアウトの
変更を行い、上記ステップS108に進む。あるいは、
何も処理しないことが指定されている場合には(ステッ
プS134F)、ここで処理を終了する。そして、何れ
の指定もなされていない場合には、上記ステップS13
4Aで用いられたのとは異なる警告灯の点灯や警告音な
どにより何らかの選択を行うような指示を出してから
(ステップS134G)、上記ステップS134Bに戻
る。
【0073】以上のようにして、ドットコードは何ら変
更されることなく、紙面印刷情報とドットコードとの重
なり印字を回避できるので、確実なドットコードの印刷
が可能となる。
【0074】なお、本実施の形態のような重なった場合
の紙面印刷情報の自動編集は、上記第2乃至第4の実施
の形態のように、確定された周辺領域176にドットコ
ードを印刷する場合にも同様に適用可能なことは勿論で
ある。
【0075】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、複数の周辺
領域176、例えば図8の(B)に示すように上下の周
辺領域に、同じ内容のドットコード10を印刷するとい
うものである。
【0076】図11は、本第6の実施の形態に於けるシ
ステムコントロール部116の動作フローチャートであ
り、第1の実施の形態の構成と同様の処理には、図3と
同様の参照番号を付してある。
【0077】即ち、ステップS100乃至S106に
て、上記第1の実施の形態と同様に印刷情報及びドット
コードの入力及び印刷するかどうかの確認を行い、ドッ
トコードの入力確認を行うステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合に、本実施の形態で
は、同一のデータのドットコードを複数発生し(ステッ
プS136)、これら複数のドットコードと紙面印刷情
報を合成して(ステップS138)、プリンタ122で
プリントアウトする(ステップS110)。
【0078】このように同一内容のドットコードを複数
印刷することで、手で持つなどして汚れ易い部分である
周辺領域176に印刷されても、全てのドットコードが
同じように汚れるということは少ないので、いずれかの
ドットコードにより再生が可能となるという効果を奏す
ることができる。
【0079】[第7の実施の形態]次に、本発明の第7
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、入力された
コード化すべき情報のデータ長(量)を検出すること
で、ドットコードのサイズを推測して、その印刷位置を
決定するようにしたものである。
【0080】図12の(A)はその構成を示すブロック
図で、第1の実施の形態の構成と同様のものには、図1
の(B)と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施
の形態のコード印刷装置100は、上記第1の実施の形
態の構成において、さらにコード化する情報のデータ長
を検出するデータ長検出部182を備えると共に、シス
テムコントロール部116に、該データ長に基づいてド
ットコードの印刷位置を決定する印刷位置設定機能11
6Cを持たせたものである。
【0081】ここで、データ長検出部182は、図12
の(B)に示すように、データ長検出回路182A,1
82B、特徴量検出回路182C,182D、及び総デ
ータ長検出回路182Eから構成される。
【0082】データ長検出回路182Aは、像域判定及
び分離回路138から入力される画像データのデータ長
を検出するもので、ここで検出するデータ長とは、圧縮
処理部128での圧縮結果を反映すると共に後段のエラ
ー訂正等で付加されるデータをも全て含めたドットコー
ド化された場合のデータ長のことである。そのため、特
徴量検出回路182Cにて画像データの特徴量を検出
し、その結果を該データ長検出回路182Aに与えてい
る。即ち、画像では、背景がモノトーンだった場合に例
えばそこだけ別の圧縮をかけるという処理を行うことも
あり、この背景の量によって全体のデータ長が変わって
しまうので、該特徴量検出回路182Cによって、この
背景のような特徴量を検出して、データ長検出回路18
2Aに与えるようにしている。なお、上記データ長検出
部182Aには、圧縮処理部128での圧縮結果を反映
させるために、システムコントロール部116より圧縮
率等の情報が与えられる。
【0083】音声についても同様であり、データ長検出
回路182Cにて、特徴量検出回路182Dでの特徴量
検出に基づいてデータ長を検出する。この音声の場合の
特徴量検出は、無音部の検出等を含む。
【0084】そして、総データ長検出回路182Eで、
データ長検出回路182A及び182Bの検出結果を合
計することで、ドットコード化すべき情報の総データ長
を検出し、これをシステムコントロール部116に出力
する。
【0085】ここで、どのようにしてデータ長を検出す
るかを、データ長検出回路182Bによる音声データの
データ長検出の場合を例に説明する。
【0086】今、入力時間をTsec 、圧縮率をC、デー
タ量をDbps 、変調やエラー訂正等を含む冗長度率を
γ、ヘッダの領域をH、無音時間をMとしたとき、ドッ
トコードにするデータ長とは、まず、入力時間Tに対し
て無音時間Mを引いた時間に対してデータ量Dをかける
ことで、どれくらいのデータ量が入力されたかを求め、
これに対してデータ圧縮率Cをかける。一方、当該コー
ドが無音かアクティブなデータであるかを区別するため
に設けられるヘッダについては圧縮はかけないので、上
記演算結果にこのヘッダ領域のデータ量Hを加算する。
そして、その結果に対して、冗長度率γをかけること
で、実際にドットコードにするデータ長が求められる。
即ち、 ドットコードにするデータ長=γ(C・D・(T−M)
+H) により算出される。
【0087】図13の(A)は、本第7の実施の形態に
於けるデータ長検出部182及びシステムコントロール
部116の動作フローチャートである。
【0088】即ち、データ長検出部182では、コード
化すべきデータが入力されてくると、特徴量検出回路1
82C,182Dで特徴量を検出する(ステップS14
0)。そして、データが終了したかどうか判断し(ステ
ップS142)、まだデータが入力されているときは上
記ステップS140に戻る。
【0089】データが終了した場合には、データ長検出
回路182A,182Bでそれぞれのデータ長を検出
し、総データ長検出回路182Eで総データ長を算出す
る(ステップS144)。そして、この総データ長に基
づいて、システムコントロール部116は、ドットコー
ドの印刷位置を設定し、そこにドットコードを配するよ
うに、紙面印刷情報と合成して(ステップS118)、
プリンタ122でプリントアウトする(ステップS11
0)。
【0090】これによって、ユーザはデータ長に合わせ
たドットコードの印刷が可能になる。
【0091】勿論、このデータ長に合わせて、前述した
ような周辺位置の検出と組み合わせて印刷位置を設定す
ることも可能である。
【0092】なお、上記データ長検出部182は、デー
タの入力と同時にデータ長の検出ができる構成としてい
るが、リアルタイムの処理を必要としない場合には、ド
ットコード生成部110で生成されたドットコードから
データ長を検出する構成とすることができる。また、上
記説明では、画像と音声のデータ長検出のみ説明した
が、パーソナルコンピュータ106からのディジタルコ
ードデータ即ちテキストデータなどについても同様に扱
うことができる。
【0093】[第8の実施の形態]次に、本発明の第8
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、上記第7の
実施の形態のようにして求めたデータ長がユーザ設定の
範囲に入らなかった場合に警告を行うというものであ
る。
【0094】本第8の実施の形態においては、図12の
(A)に示すように、操作部172に、データ長設定部
184とデータ長警告部186を設けている。
【0095】図14は、本実施の形態の動作フローチャ
ートであり、まず、許容量として当該コード印刷装置に
予め設定されているプリセット量が指定されているかど
うか判断し(ステップS146)、プリセット量ではな
くてユーザ設定のデータ長が指定されている場合には、
データ長設定部184からユーザが規定するデータ長が
入力されているかどうか確認する(ステップS14
8)。そして、まだ入力されていない場合には、上記ス
テップS146に戻る。
【0096】上記ステップS146においてプリセット
量を使用すると判断した場合、あるいは上記ステップS
148においてデータ長設定部184によりユーザ規定
のデータ長が設定されていると判断した場合には、次
に、データ長検出部182により特徴量の検出を行いな
がら(ステップS140)、コード化するデータの入力
の終了を待ち(ステップS142)、データ入力が終了
したならば、総データ長を算出する(ステップS14
4)。
【0097】ここで、算出した総データ長と入力時間つ
まり上記プリセット量もしくは設定入力データ長に相当
する時間との対応が可能かどうか、即ち、算出総データ
長が上記許容量内であるかどうかの判断を行う(ステッ
プS150)。
【0098】そして、対応が可能であれば、算出した総
データ長に基づいて、ドットコードの印刷位置を設定
し、そこにドットコードを配するように、紙面印刷情報
と合成して(ステップS118)、プリンタ122でプ
リントアウトする(ステップS110)。
【0099】一方、上記ステップS150において、対
応がつかないと判断された場合には、データ長警告部1
86により警告を表示して(ステップS152)、処理
を終了する。この場合の警告としては、アラーム音を発
生したり、LCDで「今のはあなたの設定した時間内に
収まりませんでした」という表示を行うなどの処理を含
む。
【0100】このように、ドットコード化する情報が入
ってきた時点で、実際のコード化を行う前に、データ長
を検出することで印刷不可能な場合に警告を発すること
ができるので、無駄なコード化処理を行うことが無くな
る。
【0101】[第9の実施の形態]次に、本発明の第9
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ユーザがド
ットコードの印刷位置を任意に設定できるようにしたも
のである。
【0102】図8の(C)はその構成を示すブロック図
で、第1の実施の形態の構成と同様のものには、図1の
(B)と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施の
形態のコード印刷装置100は、上記第1の実施の形態
の構成において、印刷位置設定部114の代わりに、操
作部172として印刷位置ユーザ設定部188を設けた
ものである。この印刷位置ユーザ設定部188は、複数
の予め決められた規定位置の選択用のスイッチや、LC
Dとその上に配されたタッチパネルあるいはポインティ
ングデバイス等の任意指定部材を含む。
【0103】図15は、本第9の実施の形態に於けるシ
ステムコントロール部116の動作フローチャートであ
り、第1の実施の形態の構成と同様の処理には、図3と
同様の参照番号を付してある。
【0104】即ち、ステップS100乃至S106に
て、上記第1の実施の形態と同様に印刷情報及びドット
コードの入力及び印刷するかどうかの確認を行い、ドッ
トコードの入力確認を行うステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合に、本実施の形態で
は、印刷位置ユーザ設定部188によるユーザ設定印刷
位置に基づいたドットコードの印刷位置の指定処理を行
う(ステップS154)。そして、この指定された印刷
位置にドットコードを配するように、ドットコードを紙
面印刷情報と合成して(ステップS118)、プリンタ
122でプリントアウトする(ステップS110)。
【0105】上記ステップS154における印刷位置の
指定処理は、図16に示すようにして行われる。
【0106】即ち、印刷位置ユーザ設定部188からの
入力を待ち(ステップS154A)、入力があると、そ
の入力がプリセット位置を示すときには(ステップS1
54B)、プリセット位置を印刷位置として確定して
(ステップS154C)、上記ステップS118へ進
む。
【0107】一方、印刷位置ユーザ設定部188からの
入力がプリセット位置を示さない場合には、次に、当該
入力がスイッチによる規定位置への選択入力であるかど
うか判断し(ステップS154D)、そうであるときに
は、そのスイッチで選択された規定位置を印刷位置とし
て選択して(ステップS154E)、上記ステップS1
18へ進む。
【0108】また、規定位置への選択入力ではない場合
には、次に、当該入力がタッチパネル等による任意の位
置の指定であるかどうか判断し(ステップS154
F)、そうであるときには、その任意に指定された位置
を印刷位置として指定して(ステップS154G)、上
記ステップS118へ進む。
【0109】そして、任意の位置の指定でもない場合に
は、上記LCDにより選択を行うようユーザに指示表示
を行った後(ステップS154H)、上記ステップS1
54Bに戻る。
【0110】以上のようにして、ユーザの意図によりレ
イアウトが設定できるので、確実なドットコード印刷が
可能となる。
【0111】[第10の実施の形態]次に、本発明の第
10の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ドット
コードの印刷位置を位置検出用媒体の読み込みにより行
うようにしたものである。
【0112】図17はその構成を示すブロック図で、第
2の実施の形態の構成と同様のものには、図4の(A)
と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施の形態の
コード印刷装置100は、上記第2の実施の形態の構成
において、媒体サイズ・周辺検出部160の代わりに媒
体サイズ・印刷位置検出部190を設けると共に、A/
D変換器164の出力を該媒体サイズ・印刷位置検出部
190とシステムコントロール部116とに選択的に供
給するためのセレクタ192が追加されている。該セレ
クタ192は、システムコントロール部116の制御信
号CONTにより制御される。また、操作部172に
は、第2の実施の形態の印刷紙サイズ指定部170の代
わりに位置検出用媒体入力指示部194を設けている。
さらに、前述の第7の実施の形態で説明したようなデー
タ長検出部182並びにデータ長警告部186を備えて
いる。
【0113】ここで、位置検出用媒体入力指示部194
によって位置検出用媒体の読み込みが指示されると、シ
ステムコントロール部116は、走査駆動回路116並
びにセレクタを制御して、撮像回路162によってその
位置検出用媒体を撮像させ、A/D変換器164出力を
媒体サイズ・印刷位置検出部190に入力させて、ドッ
トコードの印刷位置を検出させる。なお、データ長検出
部182及びデータ長警告部186は、この検出された
ドットコード印刷位置に、ドットコードが収まるかどう
か判別して、収まらないときに警告を発するために設け
られている。
【0114】図18の(A)乃至(F)はそれぞれ、ド
ットコードを印刷すべき位置を示すコード位置指定マー
クが印刷された位置検出用媒体196を示している。即
ち、同図の(A)の場合は、印刷位置の4隅を示す4つ
の黒丸が記されており、同図の(B)の場合は、印刷領
域を示す四角形が記されている。また、同図の(C)の
場合は、印刷位置の上下を規定する2本の直線が記され
ており、同図の(D)の場合は、ドットコードの左位置
を示す縦線が記されている。そして、同図の(E)の場
合は、ドットコードの左位置を示すと共にコードの印刷
方向を指定する三角形が記されており、同図の(F)の
場合は、ドットコードの左上位置を指定する左かぎ括弧
が記されている。
【0115】図19の(A)は、媒体サイズ・印刷位置
検出部190の構成を示す図で、該媒体サイズ・印刷位
置検出部190は、図18の(A)に示したような位置
検出用媒体196を読み取る場合の構成である。
【0116】この媒体サイズ・印刷位置検出部190
は、2値化回路198、白中の黒検出回路200、中心
検出回路202、ドットコード書き込み位置発生回路2
04、主走査方向白連続検出回路206、副走査方向白
連続検出回路208、アドレス発生回路210、及び媒
体サイズ検出回路212より構成されている。
【0117】即ち、2値化回路198は、セレクタ19
2を介してA/D変換器164から入力された信号を2
値化する。白中の黒検出回路200は、その2値化信号
から白の中の黒を検出する。中心検出回路202は、検
出された黒つまり黒丸の中心を検出する。ドットコード
書き込み位置発生回路204は、検出した中心間を結ん
で規定される領域をドットコードの書き込み位置として
決定し、その情報をシステムコントロール部116に供
給する。なお、白中の黒検出回路200並びに中心検出
回路202については、本発明の出願人による特開平6
−231466号公報に開示されたマーカ検出及び中心
検出の手法が適用可能であるので、ここではその詳細は
省略する。
【0118】また、主走査方向白連続検出回路206及
び副走査方向白連続検出回路208は、2値化信号より
主走査方向及び副走査方向の白の連続する長さを検出す
る。ここで、白の連続する長さとは、媒体の周辺より検
出される白連続の最大値を示す。また、主走査方向と
は、同図に示すように、位置検出用媒体196の短手方
向を意味し、該位置検出用媒体196の長手方向を副走
査方向とする。媒体サイズ検出回路212は、これら主
走査方向白連続検出回路206及び副走査方向白連続検
出回路208で検出された主副それぞれの走査方向の白
の連続する長さより媒体の紙面サイズを検出し、その情
報をシステムコントロール部116に供給する。
【0119】アドレス発生回路210は、2値化回路1
98からの2値化信号の出力に同期して、中心検出回路
202、主走査方向白連続検出回路206、及び副走査
方向白連続検出回路208にアドレス信号を供給する。
【0120】また、媒体のサイズ検出として、複写機等
に広く用いられているセンサによる原稿サイズ検出手法
を利用することで、図19の(B)に示すように、主走
査方向白連続検出回路206、副走査方向白連続検出回
路208、及び媒体サイズ検出回路212を省略するこ
とができる。即ち、媒体センサ214により媒体サイズ
を検出して、その情報をシステムコントロール部116
に供給する構成とすることができる。
【0121】図20は、本実施の形態の動作フローチャ
ートであり、まず、システムコントロール部116は、
ドットコードの位置指定データがあるかどうか、つまり
以前に位置検出用媒体196の入力があったかどうか判
断する(ステップS156)。
【0122】ドットコードの位置の指定が無い場合に
は、不図示LCD等により、位置検出用媒体の入力をす
るようユーザに指示を行い(ステップS158)、位置
検出用媒体の入力を待つ(ステップS160)。そし
て、位置検出用媒体入力指示部194の操作により、ユ
ーザが位置検出用媒体196を当該コード印刷装置10
0にセットしたことを入力すると、システムコントロー
ル部116は、撮像部168、媒体サイズ・印刷位置検
出部190、及びセレクタ192を制御して、その位置
検出用媒体196からドットコードの印刷位置を検出す
る(ステップS162)。
【0123】こうして印刷位置が検出されたならば、あ
るいは上記ステップS156においてドットコードの位
置指定データがあると判断された場合には、次に、上記
第1の実施の形態におけるステップS100乃至S10
6と同様にして、印刷情報及びドットコードの入力及び
印刷するかどうかの確認を行い、ドットコードの入力確
認を行うステップS104でドットコードの入力があっ
たと判断した場合に、上記ステップS162で検出した
印刷位置又は上記ステップS156であると判断された
位置指定データにより示される印刷位置に、ドットコー
ドを配するように、ドットコードを紙面印刷情報と合成
して(ステップS164)、プリンタ122でプリント
アウトする(ステップS110)。
【0124】なお、上記ステップS162の印刷位置の
検出処理は、図13の(B)に示すようにして行われ
る。ここで、本実施の形態では、特開平6−23146
6号公報に開示されたマーカ検出及び中心検出の手法を
利用することから、図18の(A)に示したような位置
検出用媒体196の4つの黒丸をマーカととらえて説明
する。
【0125】即ち、白中の黒検出回路200によりマー
カの入力があるかどうかの確認を行い(ステップS16
2A)、マーカがあったならば、中心検出回路202に
てマーカの中心検出を行う(ステップS162B)。そ
して、ドットコード書き込み位置発生回路204で、マ
ーカの中心をコーナアドレスとする印刷位置を決定する
(ステップS162C)。
【0126】このように、位置検出用媒体196の4つ
の黒丸をマーカととらえることによって、ドットコード
の検出と同じ処理構成で印刷位置を検出することができ
るようになる。
【0127】図19の(C)は、図18の(B)に示す
ような位置検出用媒体196を使用する場合の媒体サイ
ズ・印刷位置検出部190の構成を、図19の(B)に
対応させて示す図である。この場合は、中心検出回路2
02に代えて角検出回路216を設けている。この角検
出回路216は、四角形の4隅を検出するものである。
【0128】この場合における上記ステップS162の
印刷位置の検出処理は、図21に示すようになる。
【0129】まず、黒がK画素以上続く主走査ラインが
検出されるのを待ち(ステップS162D)、検出され
たならば、その主走査ラインの検出した後の主走査ライ
ンにおいて2カ所のL画素以上続く黒に白がM画素続い
てはさまれた主走査ラインaを検出し(ステップS16
2E)、この主走査ラインaについて2カ所の黒連続の
中点を一方の2つのコーナとして、それらのアドレスを
メモリする(ステップS162F)。
【0130】即ち、図22の(A)に示すように、四角
形のコード位置指定マーク218において、一番上に示
すような主走査ライン220が黒がK画素以上続く主走
査ラインであると判断されると、それ以降の主走査ライ
ン220において、2カ所のL画素以上続く黒に白がM
画素続いてはさまれた主走査ラインがあると、それを主
走査ラインaとする。この図の例では、上から2番目の
主走査ラインである。なおここで、L画素は、コード位
置指定マーク218の四角形を構成する縦線の幅に応じ
て決められる。そして、この主走査ラインa上の2カ所
の黒連続の中点を、同図に丸で示すように、一方の2つ
のコーナとする。
【0131】その後、同様にして黒がK画素以上続く主
走査ラインが検出されるのを待ち(ステップS162
G)、検出されたならば、その主走査ラインを検出した
直前の主走査ラインにおいて2カ所のL画素以上続く黒
に白がM画素続いてはさまれた主走査ラインbを検出し
(ステップS162H)、この主走査ラインbについて
2カ所の黒連続の中点を他方の2つのコーナとして、そ
れらのアドレスをメモリする(ステップS162I)。
【0132】そして、これらメモリした4つのコーナで
囲まれた範囲をドットコードの印刷位置として確定する
(ステップS162J)。
【0133】なお、コード位置指定マーク218の線の
幅としては、図22の(B)に示すように、主走査ライ
ンに傾きがあったとしても端から端まで横切れる幅を持
つようにするのが好ましい。
【0134】以下同様に、図18の(C)乃至(F)に
示した位置検出用媒体196を使用する場合、媒体サイ
ズ・印刷位置検出部190はそれぞれの媒体196に合
わせた構成並びに処理動作を行う必要がある。
【0135】なお、図18の(A)乃至(F)に示した
ようなコード位置指定マークを印刷した位置検出用媒体
196を用いる代わりに、それらのようなコード位置指
定マークをシール等として構成して、白紙の媒体にユー
ザが貼付することで、任意の位置をドットコード印刷位
置として指定することもできる。
【0136】また、図18の(A)に示したようなコー
ド位置指定マークの代わりに、ダミーのデータ内容を含
むドットコードを用いることもできる。即ち、そのドッ
トコードの4隅のマーカ14をコード位置指定マークと
見なすことができる。
【0137】[第11の実施の形態]次に、本発明の第
11の実施の形態を説明する。本実施の形態は、コード
印刷位置検出用のセンサを撮像回路162とは別に設け
たものである。
【0138】図23の(A)は本実施の形態のコード印
刷装置100の構成を示すブロック図で、第10の実施
の形態と同様のものには、図17と同様の参照番号を付
してある。即ち、本実施の形態のコード印刷装置100
は、上記第10の実施の形態の構成において、媒体サイ
ズ・印刷位置検出部190及びセレクタ192に代え
て、媒体サイズ検出部112により媒体サイズを検出す
るようにし、コード印刷位置は、撮像回路162と一体
化して構成した位置検出センサ222と該位置検出セン
サ222の出力から印刷位置検出部224により検出す
るようにしている。
【0139】ここで、撮像回路162と位置検出センサ
222を一体化した撮像部材226は、図23の(B)
に示すように、照明228により被読取用印刷媒体15
8を照明し、その媒体からの反射光がレンズ230を介
して撮像素子232に導かれるようになっている。ま
た、位置検出用媒体196からの反射光をフィルタ23
4を介して位置検出センサ222に導くようにしてい
る。これは、被読取用印刷媒体158上の紙面印刷情報
と位置検出用媒体196上のコード位置指定マークとの
区別が可能なように、両者の色を異ならせておき、フィ
ルタ234によって特定色だけを分離して位置検出セン
サで検出するようにしているものである。
【0140】また、この一体化した撮像部材226は、
フィルタ234を用いる代わりに、図23の(C)に示
すように、照明228とは別の位置検出光源236を設
ける構成としても良い。なおこの場合、撮像する位置が
異なるが、このオフセットは、印刷位置検出部224に
より補正する。このような構成であれば、位置検出用媒
体196上のコード位置指定マークを、紫外線や赤外線
領域の光を照射することではじめて可視状態となるステ
ルスインクで印刷することが可能となる。また、このよ
うな構成の方が、図23の(B)に示すものよりも撮像
素子232とセンサ222の位置合わせが照明に対して
個々に行えるため、製造が容易となる。
【0141】なお、本実施の形態のような一体化した撮
像部材226を使用する構成では、被読取用印刷媒体1
58にコード位置指定マークを色を変えて又はステルス
インクで印刷ないしはそのようなシールを貼付すること
で、被読取用印刷媒体158自体を位置検出用媒体とし
て利用できる。この場合には、位置検出用媒体入力指示
部194も省略することが可能となる。
【0142】[第12の実施の形態]次に、本発明の第
12の実施の形態を説明する。本実施の形態は、被読取
用印刷媒体158上の紙面印刷情報を読み取るときに、
どこに空白があるかも読み取って、そこの位置にドット
コードを印刷するようにしたものである。
【0143】図22の(C)はその構成を示すブロック
図で、第1の実施の形態の構成と同様のものには、図1
の(B)と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施
の形態のコード印刷装置100は、上記第1の実施の形
態の構成において、上記媒体サイズ検出部112の代わ
りに媒体サイズ・空白位置検出部238を配すると共
に、撮像回路162,A/D変換器164,及び走査駆
動回路166でなる撮像部168と、印刷位置設定部1
14に代えて、印刷位置ユーザ設定部188を含む操作
部172とを追加したものである。ここで、媒体サイズ
・空白位置検出部238は、媒体サイズと共に空白位置
を検出する。また、印刷位置ユーザ設定部188は、こ
の媒体サイズ・空白位置検出部238で検出した空白の
どの位置をドットコードの印刷位置とするかをユーザが
任意に指定するためのものである。図24は、本第12
の実施の形態に於けるシステムコントロール部116の
動作フローチャートであり、第1の実施の形態の構成と
同様の処理には、図3と同様の参照番号を付してある。
【0144】即ち、まず、紙面印刷情報が入ってきたか
どうか確認し(ステップS100)、紙面印刷情報がな
い場合には、さらに紙面印刷情報を印刷するかどうかの
確認をとる(ステップS102)。紙面印刷情報を印刷
する場合には、その入力を待たねばならないので、上記
ステップS100に戻る。
【0145】そして、上記ステップS100で紙面印刷
情報の入力があったと判断した場合には、空白位置を検
出する(ステップS166)。その後、もしくは上記ス
テップS102で紙面印刷情報を印刷しないと判断した
場合には、次に、ドットコード生成部110からドット
コードとして印刷するイメージ情報の入力があったかど
うか確認し(ステップS104)、ドットコードの入力
がない場合には、さらにドットコードを印刷するかどう
かの確認をとる(ステップS106)。ドットコードを
印刷する場合には、その入力を待たねばならないので、
上記ステップS104に戻る。
【0146】そして、上記ステップS104でドットコ
ードの入力があったと判断した場合には、そのドットコ
ードを、上記ステップS166で検出した空白位置のう
ち、印刷位置ユーザ設定部188によってユーザにより
指定される位置にドットコードを配するように、ドット
コードと紙面印刷情報とを合成して(ステップS16
8)、プリンタ122でプリントアウトする(ステップ
S110)。
【0147】また、上記ステップS106でドットコー
ドを印刷しないと判断した場合には、上記ステップS1
10に進んで、上記入力された紙面印刷情報をプリンタ
122でプリントアウトする。
【0148】ここで、上記ステップS166に於ける空
白位置検出処理は、図25の(A)に示すようにして行
われる。
【0149】即ち、当該走査ライン上の予め規定した出
力以上となる連続画素、つまり白の連続する部分を検出
し(ステップS166A)、それが副走査方向に何ライ
ン分あるかを検出することで、空白領域の範囲つまりサ
イズを検出する(ステップS166B)。そして、その
範囲にドットコードが印刷できるかどうか判断する(ス
テップS166C)。これは、ドットコードには規定の
サイズがあるので、その長手方向及び短手方向の長さと
上記範囲とを比較することで行われる。そして、印刷で
きない場合には、上記ステップS166Aに戻って、次
の空白領域を探しに行く。
【0150】一方、印刷可能と判断した場合には、その
空白領域を印刷領域としてメモリ118上に記憶してお
く(ステップS166D)。そして、被読取用印刷媒体
158を全てスキャンしたかどうか確認し(ステップS
166E)、全てスキャンをしていなければ上記ステッ
プS166Aに戻って、次の空白領域を探しに行く。
【0151】こうして、被読取用印刷媒体158を全て
スキャンしたならば、上記ステップS104に進む。
【0152】以上のように、空白位置を検出してそこに
ドットコードを印刷できるので、紙面の有効利用が可能
となる。
【0153】[第13の実施の形態]次に、本発明の第
13の実施の形態を説明する。本実施の形態は、前述し
た第10の実施の形態に於けるコード位置指定マークを
ドットコードとした例である。即ち、印刷位置指示ドッ
トコードを、被読取用印刷媒体158の紙面印刷情報の
一部として印刷しておいたり、あるいは位置検出用媒体
196に印刷しておき、この印刷位置指示ドットコード
を読み取って解読することで、紙面印刷情報と合成する
ドットコードの印刷位置を決定するようにしたものであ
る。
【0154】図26の(A)はその構成を示すブロック
図で、第10の実施の形態の構成と同様のものには、図
17と同様の参照番号を付してある。即ち、本実施の形
態のコード印刷装置100は、上記第10の実施の形態
の構成において、媒体サイズ・印刷位置検出部190の
代わりにドットコード解読部240を設け、また位置検
出用媒体入力指示部194の代わりに、印刷位置ユーザ
設定部188を設けている。さらに、操作部172に、
LCD等でなる印刷位置情報入力確認部242を設けて
いる。
【0155】ここで、ドットコード解読部240は、セ
レクタ192を介してA/D変換器164から与えられ
る撮像データよりドットコードを解読するものであり、
その詳細は例えば特開平6−231466号公報に開示
されているので、ここではその説明を省略する。
【0156】また、印刷位置ユーザ設定部188は、印
刷位置指示ドットコードの印刷された位置検出用媒体1
96を利用する場合に、セレクタ192をドットコード
解読部240側に切り換えるよう指示するために用いら
れる。あるいは、印刷位置指示ドットコードを紙面印刷
情報の一部として印刷した被読取用印刷媒体158を利
用する場合には、その印刷位置指示ドットコードの印刷
位置を指示するために用いたり、紙面印刷情報のどこに
印刷位置指示ドットコードがあるか識別するためのプリ
スキャンの指示を行うために用いられる。
【0157】印刷位置情報入力確認部242は、ユーザ
に対し各種確認表示を行うためのものである。
【0158】図27は、本第13の実施の形態に於ける
システムコントロール部116の動作フローチャートで
あり、第10の実施の形態の構成と同様の処理には、図
20と同様の参照番号を付してある。
【0159】即ちまず、システムコントロール部116
は、前もってドットコードの位置の指定がなされている
かどうか判断し(ステップS156)、ドットコードの
位置の指定が無い場合には、印刷位置情報入力確認部2
42により印刷位置指示ドットコードの印刷された位置
検出用媒体196もしくは印刷位置指示ドットコードを
紙面印刷情報の一部として印刷した被読取用印刷媒体1
58の入力をするようユーザに指示を行い(ステップS
170)、その媒体の入力を待つ(ステップS17
2)。そして、媒体がセットされると、システムコント
ロール部116は、撮像部168、ドットコード解読部
240、及びセレクタ192を制御して、その媒体に印
刷された印刷位置指示ドットコードを読み取って解読す
ることで、ドットコード生成部110で生成するであろ
うドットコードの印刷位置を検出する(ステップS17
2)。
【0160】こうして印刷位置が検出されたならば、あ
るいは上記ステップS156においてドットコードの位
置指定データがあると判断された場合には、次に、上記
第1の実施の形態におけるステップS100乃至S10
6と同様にして、印刷情報及びドットコードの入力及び
印刷するかどうかの確認を行い、ドットコードの入力確
認を行うステップS104でドットコードの入力があっ
たと判断した場合に、上記ステップS174で検出した
印刷位置又は上記ステップS156であると判断された
位置指定データにより示される印刷位置に、ドットコー
ドを配するように、ドットコードを紙面印刷情報と合成
して(ステップS164)、プリンタ122でプリント
アウトする(ステップS110)。
【0161】なお、上記ステップS174の印刷位置指
示ドットコードの読み取り処理は、図13の(C)に示
すようにして行われる。
【0162】即ち、ドットコード解読部240にセレク
タ192を介してA/D変換器164の出力を入力して
ドットコードを検出し(ステップS174A)、そのド
ットコードの解読を行う(ステップS174B)。そし
て、解読が終了したならば、システムコントロール部1
16は、そのことを印刷位置情報入力確認部242によ
り表示し(ステップS174C)、入力媒体のサイズと
印刷位置とを決定して(ステップS174D)、上記ス
テップS100に進む。
【0163】なお、上記ステップS174Cにおいて、
印刷位置情報入力確認部242に印刷位置指示ドットコ
ードの解読終了を表示させるだけでなく、その解読結果
つまりどこが印刷位置かを併せて表示し、印刷位置ユー
ザ設定部188の操作によりその位置で良いかどうかの
入力を行わせるようにすることが好ましい。
【0164】このように、印刷位置をドットコードを解
読して決定することにより、2カ所に印刷するような複
雑な印刷位置指定も可能になる。
【0165】なお、印刷位置指示ドットコードを、例え
ば媒体の端部のように、予め決められた位置に印刷する
ものとしておけば、印刷位置ユーザ設定部188にてそ
の位置を指示する等の手間を省くことが可能である。
【0166】[第14の実施の形態]次に、本発明の第
14の実施の形態を説明する。本実施の形態は、ドット
コードと印刷情報の合成結果の確認を行ってから実際の
印刷へ進むようにしたものである。
【0167】図26の(B)はその構成を示すブロック
図で、前述した第9の実施の形態の構成と同様のものに
は、図8の(C)と同様の参照番号を付してある。即
ち、本実施の形態のコード印刷装置100は、上記第9
の実施の形態の構成に印刷位置確認部244を付加した
ものである。
【0168】図25の(B)は、本第14の実施の形態
の動作を示すフローチャートであり、まず、上記第9の
実施の形態の図15の動作フローチャートのステップS
118においてドットコードと印刷情報の合成を終了し
たかどうかの確認をとる(ステップS176)。そし
て、合成が終了したならば、そのレイアウトを印刷位置
確認部244に表示し(ステップS178)、印刷位置
ユーザ設定部188よりレイアウトOKの入力があるか
どうか判断する(ステップS180)。
【0169】レイアウトがOKであったならば、ステッ
プS110に進んでそのままプリントアウトするが、ユ
ーザがそのレイアウトを不所望と判断したときには、印
刷位置ユーザ設定部188によりレイアウトの修正作業
が行われ(ステップS182)、上記ステップS176
に戻ってその修正結果に応じた合成処理を繰り返すこと
になる。
【0170】このようなレイアウト確認機能を付加する
ことで、ユーザの意図するドットコードの印刷が可能に
なる。
【0171】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。
【0172】(1) オーディオ情報、映像情報、ディ
ジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメデ
ィア情報を入力するための入力手段と、上記入力手段に
より入力されたマルチメディア情報を光学的に読み取り
可能なコードに変換するためのコードイメージ生成手段
と、上記コードイメージ生成手段で生成されたコードイ
メージを所定の印刷媒体上に光学的に読み取り可能に印
刷する印刷手段と、上記印刷手段により印刷されるコー
ドイメージの印刷媒体上での印刷位置を設定するための
印刷位置設定手段と、を具備することを特徴とするコー
ド印刷装置。
【0173】即ち、印刷媒体に印刷される文字や絵など
のコードイメージ以外の情報と、コードイメージ化され
たマルチメディア情報とを、効率よく配置することが可
能になる。
【0174】(2) 上記印刷位置設定手段は、上記コ
ードイメージの印刷位置を印刷媒体上の予め固定された
位置に設定する手段を含むものであることを特徴とする
上記(1)に記載のコード印刷装置。
【0175】即ち、コードイメージ位置が予め指定され
ていることにより、コードイメージ以外の情報の配置を
簡単に決めることが可能になる。
【0176】(3) 上記コード印刷装置は、上記印刷
媒体における周辺の余白領域を検出するための周辺領域
検出手段を更に備え、上記印刷位置設定手段は、上記コ
ードイメージの印刷位置を該周辺領域検出手段で検出さ
れた周辺領域に設定する手段を含むものであることを特
徴とする上記(1)に記載のコード印刷装置。
【0177】即ち、印刷媒体に印刷される文字や絵など
のコードイメージ以外の情報とコードイメージ化された
マルチメディア情報とを効率よく配置することが可能に
なる。また、ユーザは、コードイメージの配置を意識せ
ずに、印刷することが可能になる。
【0178】(4) 上記コード印刷装置は、上記印刷
媒体におけるコードイメージの印刷方向を縦方向乃至横
方向の何れかに選択するための印刷位置選択手段を更に
備え、上記印刷位置設定手段は、上記コードイメージの
印刷位置として、上記周辺領域検出手段で検出された周
辺領域のうち何れかの領域を該印刷位置選択手段により
選択された印刷位置に従って設定する手段を含むもので
あることを特徴とする上記(3)に記載のコード印刷装
置。
【0179】即ち、縦書き、横書きをユーザが認識して
確実なコードイメージ印刷が可能になり、文字や絵の方
向とコードイメージの走査方向が異なるといった不具合
を回避することができる。
【0180】(5) 上記コード印刷装置は、上記印刷
媒体における文書等のコードイメージ以外の他の情報か
らコードイメージの印刷すべき方向を検出するための印
刷方向検出手段を更に備え、上記印刷位置設定手段は、
上記コードイメージの印刷位置として、上記周辺領域検
出手段で検出された周辺領域のうち何れかの領域を該印
刷方向検出手段により検出された印刷方向に従って設定
する手段を含むものであることを特徴とする上記(3)
に記載のコード印刷装置。
【0181】即ち、印刷媒体に印刷される文字や絵など
のコードイメージ以外の情報とコードイメージ化された
マルチメディア情報とを効率よく配置することが可能に
なる。また、ユーザは、コードイメージの配置を意識せ
ずに、印刷することが可能になる。
【0182】(6) 上記コード印刷装置は、上記印刷
媒体における文書等のコードイメージ以外の他の情報を
編集するための編集手段を更に備え、上記印刷位置設定
手段は、上記印刷媒体上の予め固定された位置にコード
イメージの印刷位置を設定する際、当該印刷媒体におけ
るコードイメージのコードイメージ以外の他の情報に対
する重なり状態を検出する重なり状態検出手段を含み、
上記編集手段は、該重なり状態検出手段で検出された結
果に応じてコードイメージ以外の他の情報を編集するこ
とを特徴とする上記(2)に記載のコード印刷装置。
【0183】即ち、印刷媒体上のコードイメージ以外の
情報とコードイメージが重なることがなくなり、確実な
コードイメージ印刷が可能になり、また、後の読み取り
に当たっての不都合を解消できる。ユーザは、コードイ
メージ以外の情報とコードイメージの配置を意識せず
に、印刷することが可能になる。
【0184】(7) 上記編集手段によるコードイメー
ジ以外の他の情報に対する編集が、当該他の情報の上記
印刷媒体上でのレイアウトを変更する処理であることを
特徴とする上記(6)に記載のコード印刷装置。
【0185】即ち、印刷媒体上のコードイメージ以外の
情報とコードイメージが重なることがなくなり、確実な
コードイメージ印刷が可能になる。また、ユーザは、コ
ードイメージ以外の情報とコードイメージの配置を意識
せずに、印刷することが可能になる。
【0186】(8) 上記編集手段によるコードイメー
ジ以外の他の情報に対する編集が、当該他の情報を縮小
する処理であることを特徴とする上記(6)に記載のコ
ード印刷装置。
【0187】即ち、印刷媒体上のコードイメージ以外の
情報とコードイメージが重なることがなくなり、確実な
コードイメージ印刷が可能になる。また、ユーザは、コ
ードイメージ以外の情報とコードイメージの配置を意識
せずに、印刷することが可能になる。
【0188】(9) 上記編集手段によるコードイメー
ジ以外の他の情報に対する編集が、当該他の情報の印刷
媒体に対する印刷を禁止して警告を行う処理であること
を特徴とする上記(6)に記載のコード印刷装置。
【0189】即ち、印刷媒体上のコードイメージ以外の
情報とコードイメージが重なることがなくなり、禁止す
ることによってユーザが不具合の確認をすることができ
る。
【0190】(10) 上記印刷位置設定手段は、上記
コードイメージの印刷位置を印刷媒体上の予め固定され
た複数の異なる位置に設定する手段を含み、上記印刷手
段は、印刷媒体上における該複数の異なる位置にそれぞ
れ同一のマルチメディア情報に係るコードイメージを印
刷することを特徴とする上記(2)に記載のコード印刷
装置。
【0191】即ち、汚れやキズ等によりコードイメージ
を劣化させる要因があっても、同一内容の他のコードイ
メージの存在によって、確実な情報再生が可能となる。
【0192】(11) 上記コード印刷装置は、上記入
力手段により入力されたマルチメディア情報のコードイ
メージ変換後のデータに係る総データ量を算出するため
のデータ量算出手段を更に備え、上記印刷位置設定手段
は、上記コードイメージの印刷位置として、上記周辺領
域検出手段で検出された周辺領域のうち何れかの領域を
該データ量算出手段により算出された総データ量に基づ
いて設定することを特徴とする上記(3)に記載のコー
ド印刷装置。
【0193】即ち、コードイメージ情報量によって印刷
位置を変えることにより、印刷媒体における領域の有効
活用が可能になる。また、ユーザは、コードイメージ以
外の情報とコードイメージの配置を意識せずに、印刷す
ることが可能になる。
【0194】(12) 上記印刷位置設定手段は、上記
データ量算出手段で算出された総データ量に対して上記
周辺領域検出手段で検出された周辺領域のうち何れの領
域も印刷領域として対応できないときに警告を行う手段
を更に含むことを特徴とする上記(11)に記載のコー
ド印刷装置。
【0195】即ち、ユーザが印刷媒体にプリントする前
にコードイメージがプリントできないという不具合の認
識をすることが可能になる。
【0196】(13) 上記コード印刷装置は、上記入
力手段より入力されるマルチメディア情報の入力データ
に係るデータ量を設定するための入力データ量設定手段
と、該入力されたマルチメディア情報のコードイメージ
変換後のデータに係る総データ量を算出するためのデー
タ量算出手段とを更に備え、上記印刷位置設定手段は、
該データ量算出手段で算出された総データ量が上記入力
データ量設定手段で設定された入力データ量を越えるこ
とを判別したときに警告を行う手段を更に含むことを特
徴とする上記(1)に記載のコード印刷装置。
【0197】即ち、ユーザが印刷位置を意識しながらの
マルチメディア情報の入力が可能となり、プリント前に
コードイメージがプリントできないという不具合の認識
をすることが可能になる。
【0198】(14) 上記印刷位置設定手段は、上記
印刷媒体上におけるコードイメージの印刷位置を入力指
定するためのコード印刷位置指定手段を含むものである
ことを特徴とする上記(1)に記載のコード印刷装置。
【0199】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。
【0200】(15) 上記コード印刷位置指定手段
は、印刷媒体に対して予め設定された複数の印刷位置か
ら所望の印刷位置を選択するために該位置に対応して設
けられた入力操作部であることを特徴とする上記(1
4)に記載のコード印刷装置。
【0201】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。
【0202】また、印刷位置の設定が簡単に行える。
【0203】(16) 上記コード印刷装置は、印刷媒
体におけるコードイメージの印刷位置乃至は印刷予定位
置を可視化表示する表示手段を更に備え、上記コード印
刷位置指定手段は、上記表示手段による表示画面上に於
いて当該コードイメージの印刷予定位置を指定入力する
手段を含むものであることを特徴とする上記(14)に
記載のコード印刷装置。
【0204】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。また、ユーザ
が認識しやすくなるため、ユーザインターフェースが向
上する。
【0205】(17) 上記コード印刷位置指定手段
は、印刷媒体上におけるコードイメージの印刷すべき予
定位置を検出する印刷予定位置検出手段を備え、該印刷
予定位置検出手段で検出された印刷予定位置に基づいて
印刷媒体上にコードイメージの印刷すべき位置を指定す
ることを特徴とする上記(14)に記載のコード印刷装
置。
【0206】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。また、印刷位
置の設定が簡単に行える。
【0207】(18) 上記コード印刷装置は、印刷媒
体上におけるコードイメージの印刷位置を指定するため
の、印刷媒体と等価な印刷位置指定用サンプル媒体を適
用可能とし、上記印刷予定位置検出手段は、該印刷位置
指定用サンプル媒体上に形成された印刷位置指定マーク
を読み取るマーク読取手段を備え、上記コード印刷位置
指定手段は、該マーク読取手段で読み取られたマークの
位置から印刷媒体上におけるコードイメージの印刷位置
を指定することを特徴とする上記(17)に記載のコー
ド印刷装置。
【0208】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。また、印刷位
置の設定が簡単に行える。
【0209】(19) 上記コード印刷装置は、印刷媒
体上におけるコードイメージの印刷位置を指定するため
の、印刷媒体と等価な印刷位置指定用サンプル媒体を適
用可能とし、上記印刷予定位置検出手段は、該印刷位置
指定用サンプル媒体乃至は印刷媒体上に剥離自在に貼付
された印刷位置指定シールを読み取るシール読取手段を
備え、上記コード印刷位置指定手段は、該シール読取手
段で読み取られたシールの位置から印刷媒体上における
コードイメージの印刷位置を指定することを特徴とする
上記(17)に記載のコード印刷装置。
【0210】即ち、ユーザがその意図によってコードイ
メージの印刷位置を設定でき、所望のレイアウトに基づ
いたコードイメージの印刷が可能になる。また、印刷位
置の設定が簡単に行える。さらに、剥離自在であるため
複数回使用でき、省エネ性に優れている。
【0211】(20) 上記印刷予定位置検出手段は、
印刷媒体上に形成されたコード印刷位置指定用の特定の
マークを読み取るマーク読取手段を備え、上記コード印
刷位置指定手段は、該マーク読取手段で読み取られたマ
ークの位置から印刷媒体上におけるコードイメージの印
刷位置を指定することを特徴とする上記(17)に記載
のコード印刷装置。
【0212】即ち、ユーザは、コードイメージの位置指
定をすること無く、コードイメージとコードイメージ以
外の情報の印刷が可能となる。
【0213】(21) 上記印刷媒体上に形成された特
定のマークが、当該コードイメージの一部を構成する部
分を用いて形成されたものであることを特徴とする上記
(20)に記載のコード印刷装置。
【0214】即ち、マークの検出においてコードイメー
ジ再生処理の構成がそのまま活用でき、回路の共通化が
可能になる。
【0215】(22) 上記印刷予定位置検出手段は、
印刷媒体上の余白領域を検出する余白領域検出手段を備
え、上記コード印刷位置指定手段は、該余白領域検出手
段で検出された余白領域から印刷媒体上におけるコード
イメージの印刷位置を指定することを特徴とする上記
(17)に記載のコード印刷装置。
【0216】即ち、コードイメージを余白に印刷するこ
とから、印刷媒体における印刷領域の有効活用が可能と
なる。
【0217】(23) 上記印刷予定位置検出手段は、
印刷媒体中に形成された、印刷媒体上でのコードイメー
ジの印刷位置を指示するための指示情報を読み取る読取
手段を備え、上記コード印刷位置指定手段は、該読取手
段で読み取られた指示情報に基づいて印刷媒体上におけ
るコードイメージの印刷位置を指定することを特徴とす
る上記(17)に記載のコード印刷装置。
【0218】即ち、印刷位置指示情報により、ユーザの
操作がなくても確実なコードイメージ印刷が可能にな
る。
【0219】(24) オーディオ情報、映像情報、デ
ィジタルコードデータの少なくとも一つを含むマルチメ
ディア情報を入力するための入力手段と、上記入力手段
により入力されたマルチメディア情報を光学的に読み取
り可能なコードイメージに変換するためのコードイメー
ジ生成手段と、上記コードイメージ生成手段で生成され
たコードイメージを所定の印刷媒体上に光学的に読み取
り可能に印刷する印刷手段と、上記印刷手段により印刷
されるコードイメージの印刷媒体上での印刷位置を設定
するための印刷位置設定手段とを具備したコード印刷装
置に適用される上記印刷媒体であって、該印刷媒体は、
上記印刷位置設定手段が当該印刷媒体に対して設定すべ
きコードイメージの印刷位置を指示するための指示情報
を備えたことを特徴とするコード印刷媒体。
【0220】即ち、ユーザの操作がなくても確実なコー
ドイメージ印刷が可能になる印刷媒体を提供できる。
【0221】(25) 上記指示情報は、当該印刷媒体
の端部に予め形成されていることを特徴とする上記(2
4)に記載のコード印刷媒体。
【0222】即ち、ユーザの操作がなくても確実なコー
ドイメージ印刷が可能になる印刷媒体を提供できる。ま
た、指示情報の印刷位置が決められていることにより、
指示情報の読み取りが即座に行える。
【0223】(26) 上記指示情報が、当該印刷媒体
の端部に予め印刷されたコードイメージによる情報であ
ることを特徴とする上記(24)に記載のコード印刷媒
体。
【0224】即ち、ユーザの操作がなくても確実なコー
ドイメージ印刷が可能になり、指示情報の印刷位置が決
められていることにより、指示情報の読み取りが即座に
行える。また、指示情報がコードイメージになっている
ことにより、2カ所に印刷するような複雑な印刷位置指
定も可能になる。
【0225】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
通常の文字や絵などのコードイメージ以外の情報とコー
ドイメージ化されたマルチメディア情報とを効率よく配
置して、印刷媒体上に印刷記録できるコード印刷装置及
びそれに適用されるコード印刷媒体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態のコード印
刷装置の外観を示す図であり、(B)はこのコード印刷
装置のブロック構成図である。
【図2】図1の(B)中のドットコード生成部のブロッ
ク構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のコード印刷装置の
動作フローチャートである。
【図4】(A)は本発明の第2の実施の形態のコード印
刷装置のブロック構成図、(B)は印刷情報領域と周辺
領域を説明するための図であり、(C)は最近接2文字
を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のコード印刷装置の
動作フローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態のコード印刷装置の
動作フローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態のコード印刷装置の
動作フローチャートである。
【図8】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第5及び
第6の実施の形態の動作を説明するためのドットコード
イメージの印刷例を示す図であり、(C)は本発明の第
9の実施の形態のコード印刷装置のブロック構成図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態のコード印刷装置の
動作フローチャートである。
【図10】図9中の紙面印刷情報の自動編集処理のフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第6の実施の形態のコード印刷装置
の動作フローチャートである。
【図12】(A)は本発明の第7及び第8の実施の形態
のコード印刷装置のブロック構成図であり、(B)は
(A)中のデータ長検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】(A)は本発明の第7の実施の形態のコード
印刷装置の動作フローチャート、(B)は図18の
(A)の位置検出用媒体を用いる場合の図20中の印刷
位置の検出処理のフローチャートであり、(C)は図2
7中の印刷位置指示ドットコードの読み取り処理のフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第8の実施の形態のコード印刷装置
の動作フローチャートである。
【図15】本発明の第9の実施の形態のコード印刷装置
の動作フローチャートである。
【図16】図15中の印刷位置の指定処理のフローチャ
ートである。
【図17】本発明の第10の実施の形態のコード印刷装
置のブロック構成図である。
【図18】(A)乃至(F)はそれぞれ本発明の第10
の実施の形態に利用される位置検出用媒体を示す図であ
る。
【図19】(A)乃至(C)はそれぞれ図17中の媒体
サイズ・印刷位置検出部の構成を示すブロック図であ
る。
【図20】本発明の第10の実施の形態のコード印刷装
置の動作フローチャートである。
【図21】図18の(B)の位置検出用媒体を用いる場
合の図20中の印刷位置の検出処理のフローチャートで
ある。
【図22】(A)は図21のフローチャート中の各処理
を説明するためのコード位置指定マークと走査ラインの
関係を示す図、(B)はコード位置指定マークの線幅を
説明するための図であり、(C)は本発明の第12の実
施の形態のコード印刷装置のブロック構成図である。
【図23】(A)は本発明の第11の実施の形態のコー
ド印刷装置のブロック構成図であり、(B)及び(C)
はそれぞれ(A)中の撮像回路と位置検出センサを一体
化した撮像部材を示す図である。
【図24】本発明の第12の実施の形態のコード印刷装
置の動作フローチャートである。
【図25】(A)は図24中の空白位置検出処理のフロ
ーチャートであり、(B)は本発明の第14の実施の形
態のコード印刷装置の動作フローチャートである。
【図26】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第13
及び第14の実施の形態のコード印刷装置のブロック構
成図である。
【図27】本発明の第13の実施の形態のコード印刷装
置の動作フローチャートである。
【図28】本発明に適用されるドットコードのフォーマ
ットを示す図である。
【図29】従来のコード記録装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 ドットコード 100 コード印刷装置 108 印刷出力媒体 110 ドットコード生成部 112 媒体サイズ検出部 114 印刷位置設定部 116 システムコントロール部 122 プリンタ 158 被読取用印刷媒体 160 媒体サイズ・周辺検出部 162 撮像回路 164 A/D変換器 166 走査駆動回路 168 撮像部 170 印刷紙サイズ指定部 172 操作部 174 印刷情報領域 176 周辺領域 178 縦横印刷位置設定部 182 データ長検出部 184 データ長設定部 186 データ長警告部 188 印刷位置ユーザ設定部 190 媒体サイズ・印刷位置検出部 192 セレクタ 194 位置検出用媒体入力指示部 196 位置検出用媒体 222 位置検出センサ 224 印刷位置検出部 226 一体化した撮像部材 238 媒体サイズ・空白位置検出部 240 ドットコード解読部 242 印刷位置情報入力確認部 244 印刷位置確認部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/387 G06K 19/00 E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ情報、映像情報、ディジタル
    コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
    報を入力するための入力手段と、 上記入力手段により入力されたマルチメディア情報を光
    学的に読み取り可能なコードイメージに変換するための
    コードイメージ生成手段と、 上記コードイメージ生成手段で生成されたコードイメー
    ジを所定の印刷媒体上に光学的に読み取り可能に印刷す
    る印刷手段と、 上記印刷手段により印刷されるコードイメージの印刷媒
    体上での印刷位置を設定するための印刷位置設定手段
    と、 を具備することを特徴とするコード印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記コード印刷装置は、上記印刷媒体に
    おける周辺の余白領域を検出するための周辺領域検出手
    段を更に備え、 上記印刷位置設定手段は、上記コードイメージの印刷位
    置を該周辺領域検出手段で検出された周辺領域に設定す
    る手段を含むものであることを特徴とする請求項1に記
    載のコード印刷装置。
  3. 【請求項3】 オーディオ情報、映像情報、ディジタル
    コードデータの少なくとも一つを含むマルチメディア情
    報を入力するための入力手段と、上記入力手段により入
    力されたマルチメディア情報を光学的に読み取り可能な
    コードイメージに変換するためのコードイメージ生成手
    段と、上記コードイメージ生成手段で生成されたコード
    イメージを所定の印刷媒体上に光学的に読み取り可能に
    印刷する印刷手段と、上記印刷手段により印刷されるコ
    ードイメージの印刷媒体上での印刷位置を設定するため
    の印刷位置設定手段とを具備したコード印刷装置に適用
    される上記印刷媒体であって、 該印刷媒体は、上記印刷位置設定手段が当該印刷媒体に
    対して設定すべきコードイメージの印刷位置を指示する
    ための指示情報を備えたことを特徴とするコード印刷媒
    体。
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