JPH1044348A - ポリオレフィン多孔膜、その製造方法及びそれを用いた電池用セパレーター - Google Patents

ポリオレフィン多孔膜、その製造方法及びそれを用いた電池用セパレーター

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JPH1044348A
JPH1044348A JP8220465A JP22046596A JPH1044348A JP H1044348 A JPH1044348 A JP H1044348A JP 8220465 A JP8220465 A JP 8220465A JP 22046596 A JP22046596 A JP 22046596A JP H1044348 A JPH1044348 A JP H1044348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面が粗な構造を有し、かつ内部に小
さな孔径を有するポリオレフィン多孔膜、その製造方法
及び透気度、保液率、巻姿等が改善された高容量化に対
応できる電池用セパレーターを提供する。 【解決手段】 空孔率が30〜70%、平均貫通孔径が
0.001〜0.5μm、透気度100〜2000秒/
100ccの緻密層を有し、かつ少なくとも一方の表面
の開口度が50〜90%であるポリオレフィン多孔膜、
その製造方法及びそれを用いた電池用セパレーター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィン多
孔膜、その製造方法及びそれを用いた電池用セパレータ
ーに関し、より詳しくは、内部孔径が小さくかつ表面粗
構造を有するポリオレフィン多孔膜、その製造方法及び
それを用いた電池用セパレーターに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン微多孔膜は、各種の分離
膜や、電池用セパレーター、電解コンデンサー用セパレ
ーター等に使用されている。特にリチウム電池において
は、リチウム金属、リチウムイオンが用いられているた
めに非プロトン性極性有機溶媒が電解液溶媒として用い
られ、また、電解質としては、リチウム塩を用いてい
る。したがって正極と負極との間に設置するセパレータ
ーには、有機溶媒に不溶でありかつ電解質や電極活物質
に対して安定なポリエチレン、ポリプロピレンなどのポ
リオレフィン系材料を微多孔膜や不織布に加工したもの
をセパレーターとして用いている。
【0003】リチウム二次電池は起電力が2.5〜4V
と高く、活性質の主成分をなすリチウムの分子量が小さ
いために、最もエネルギー密度の高い二次電池の一つと
して期待されている。コイン型や単3サイズの小容量リ
チウム二次電池は、メモリーバックアップ用電池や携帯
電話などで用いられている。しかし、電気自動車や小規
模負荷調整には数10kWh程度の容量が必要とされて
おり、大容量化と高出力化が課題である。リチウム二次
電池は、起電力が高いなどのため水溶液系の電解液が利
用できず、有機溶媒の電解液を用いるために、それらの
導電率が低いので電流密度が小さい。このため大容量高
出力の大形電池では、電極面積の増大が必要である。
【0004】これらの電池で用いられるセパレーターと
しては、適度に小さい孔径が望まれているが電極とセパ
レーターの接点によって電極の有効断面積を減少させな
い様にセパレーター表面が粗く孔径が大きいことが必要
である。また安全性を考えた場合、両極間の距離を適切
に取るために適度に厚い膜厚が必要である。さらに、電
池特性である放電特性及びサイクル特性を良好とするた
め電解液保持量の大きい膜が必要である。
【0005】超高分子量ポリオレフィンを用いた高強度
の微多孔膜の製造法が種々提案されている。例えば、特
開昭60−242035号、特開昭61−195132
号、特開昭61−195133号、特開昭63−396
02号、特開昭63−273651号等には、超高分子
量ポリオレフィンを含むポリオレフィン組成物を溶媒に
加熱溶解した溶液からゲル状シートを成形し、前記ゲル
状シートを加熱延伸、溶媒の抽出除去による微多孔膜が
開発されている。これらのポリオレフィン微多孔膜は孔
径が小さく電池用セパレーターとして良好な物性を有し
ているが、前記の二次電池用のセパレーターとしてのよ
り高容量化や大出力化には、必ずしも十分対応が出来て
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第一及び第二の課題は、表面が粗な構造を有し、かつ内
部に小さな孔径を有するポリオレフィン多孔膜及びその
製造方法を提供することにある。さらに、本発明の他の
課題は、前記多孔膜を用いた透気度、保液率、巻姿等が
改善された高容量化に対応できる電池用セパレーターを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために提案されたものであって、ポリオレフィン
またはその組成物からなる特定の空孔率、透気度、平均
貫通孔径かつ表面開口度を有するポリオレフィン多孔膜
が電池用セパレーターとして優れていることを見出し、
本発明に想到した。
【0008】すなわち、本発明のポリオレフィン多孔膜
は、空孔率が30〜70%、透気度が100〜2000
秒/100cc、平均貫通孔径が0.001〜0.5μ
mの緻密層を有し、かつ少なくとも一方の表面の開孔度
が50〜90%のものである。
【0009】また、上記ポリオレフィン多孔膜の製造方
法は、重量平均分子量が5×105以上のポリオレフィ
ンまたはそのポリオレフィン組成物からなり、空孔率が
30〜50%、透気度が100〜2000秒/100c
c、平均貫通孔径が0.001〜0.5μmであるポリ
オレフィン微多孔膜に、厚さが30〜100μm、目付
けが5〜50g/m2 のポリオレフィン不織布を積層す
るに際して、前記不織布を50〜120℃の予備圧縮加
熱ロールで予熱圧縮した後、前記ポリオレフィン微多孔
膜を積層し、ロール圧力5〜30kg/cm2 、50〜
140℃の加熱圧縮ロールで積層する、膜厚が25〜2
00μm、透気度が100〜2000秒/100cc、
かつ少なくとも一方の表面の開孔度が50〜90%とす
ることである。
【0010】さらに、本発明の電池用セパレーターは、
上記ポリオレフィン多孔膜からなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のポリオレフィン多孔膜に
ついて詳細を説明する。
【0012】(1)ポリオレフィン多孔膜 本発明のポリオレフィン多孔膜を形成するポリオレフィ
ンまたはそのポリオレフィン組成物としては、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテン−
1、1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体、
2段重合体、または共重合体及びこれらのブレンド物等
が挙げられる。これらのうちでは、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、特に高密度ポリエチレン及びこれらの組成
物等が好ましい。
【0013】本発明のポリオレフィン多孔膜の空孔率
は、30〜70%、好ましくは30〜50%である。空
孔率が30%未満では、電池セパレーターとして用いた
場合に、電解液の空孔内への充填量が小さくなり好まし
くない。一方、70%を超えると、膜の機械的強度が小
さくなり実用性に劣る。
【0014】また、透気度は、100〜2000秒/1
00cc、好ましくは200〜1500秒/100cc
である。透気度が、100秒/100cc未満では、電
池セパレーターとして用いた場合に、安全性確保が困難
である。一方、2000秒/100ccを超えると電池
特性が悪化する。
【0015】ポリオレフィン多孔膜の平均貫通孔径は、
0.001〜0.5μm、好ましくは0.005〜0.
1μm。平均貫通孔径が0.001μm未満であると、
電池セパレーターとして用いた場合に、電解液の空孔内
への充填が物理的に困難となるとともに、イオンの通過
に支障をきたす。一方、0.5μmを超える場合は、活
物質や反応生成物の拡散を防止することが困難となる。
【0016】さらに、ポリオレフィン多孔膜の少なくと
も一方の表面の開口度が50%未満では、電池セパレー
ターとして用いる場合に、電極有効断面積を向上でき
ず、また電解液保持量を増加させることができないため
に、電池の容量及び特性を改良することができない。ま
た、副生成物の捕捉効果も発揮されない。一方、90%
を超えると、膜強度が低下するために好ましくない。
【0017】このような、本発明のポリオレフィン多孔
膜をリチウム電池セパレーターとして用いた場合は、リ
チウム金属のリサイクルによるデンドライトの成長を防
ぎつつイオン導電性の優れたセパレーターとすることが
できる。
【0018】また、本発明のポリオレフィン多孔膜の好
ましい態様としては、重量平均分子量が5×105 以上
のポリオレフィンまたはそのポリオレフィン組成物から
なり、空孔率が30〜50%、透気度が100〜200
0秒/100cc、平均貫通孔径が0.001〜0.5
μmであるポリオレフィン微多孔膜に、厚さが30〜1
00μm、目付が5〜50g/m2 のポリオレフィン不
織布を積層した複合膜であって、膜厚が25〜200μ
m、透気度が100〜2000秒/100cc、かつ少
なくとも一方の表面の開孔度が50〜90%であるもの
が挙げられる。次に、この複合膜からなるポリオレフィ
ン多孔膜について詳細に説明する。
【0019】本発明のポリオレフィン多孔膜に用いるポ
リオレフィン微多孔膜のポリオレフィンは、重量平均分
子量が5×105 以上、好ましくは1×106 〜15×
106 のものである。重量平均分子量が5×105 未満
では、微多孔膜の製造時の延伸工程において最大延伸倍
率が低く、目的の微多孔膜が得られない。一方、上限は
特に限定的ではないが15×106 を超えるものは、微
多孔膜の製造時のゲル状成形物の形成において成形性に
劣る。
【0020】また、本発明においては、後述のポリオレ
フィン溶液の高濃度化と微多孔膜の強度の向上を図るた
めに、重量平均分子量1×106 以上の超高分子量ポリ
オレフィンと重量平均分子量1×105 以上1×106
未満のポリオレフィンとの組成物を用いることができ
る。超高分子量ポリオレフィンのポリオレフィン組成物
中の含有量は、ポリオレフィン組成物全体を100重量
%として1重量%以上が好ましくは、より好ましくは1
0〜70重量%である。
【0021】上記ポリオレフィンとしては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテン−1、
1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体、2段
重合体、または共重合体及びこれらのブレンド物等が挙
げられる。これらのうちでは、ポリプロピレン、ポリエ
チレン(特に高密度ポリエチレン)及びこれらの組成物
等が好ましい。
【0022】また、ポリオレフィンまたはそのポリオレ
フィン組成物には、ポリオレフィン多孔膜をリチウム電
池等のセパレーターとして用いた場合に、電極が短絡し
て電池内部の温度が上昇した時、低温でシャットダウン
する機能を付与する物質である低密度ポリエチレンや低
分子量ポリエチレン等を加えることができる。
【0023】本発明で用いるポリオレフィン微多孔膜
は、ポリオレフィンまたはポリオレフィン組成物に、必
要に応じて低温シャットダウン効果を付与する物質を加
えた樹脂成分に有機液状体または固体を混合し、溶融混
練後押出成形し、抽出、延伸を施すことにより得られ
る。また、樹脂成分および有機液状体または固体の混合
物に無機微粉体を添加しても何等差し支えない。本発明
で用いるポリオレフィン微多孔膜を得る好ましい方法と
しては、ポリオレフィン組成物にポリオレフィンの良溶
媒を供給しポリオレフィン組成物の溶液を調製して、こ
の溶液を押出機のダイよりシート状に押し出した後、冷
却してゲル状組成物を形成して、このゲル状組成物を加
熱延伸し、しかる後残存する溶媒を除去する方法であ
る。
【0024】本発明で用いるポリオレフィン微多孔膜の
製造において、原料となるポリオレフィンまたはそのポ
リオレフィン組成物の溶液は、上述のポリオレフィンま
たはそのポリオレフィン組成物(以下、ポリオレフィン
ともいう)を、溶媒に加熱溶解することにより調製す
る。この溶媒としては、ポリオレフィンを十分に溶解で
きるものであれば特に限定されない。例えば、ノナン、
デカン、ウンデカン、ドデカン、流動パラフィンなどの
脂肪族または環式の炭化水素、あるいは沸点がこれらに
対応する鉱油留分などがあげられるが、溶媒含有量が安
定なゲル状成形物を得るためには流動パラフィンのよう
な不揮発性の溶媒が好ましい。加熱溶解は、ポリオレフ
ィンが完全に溶解する温度で強力に攪拌または押出機で
混練しながら行う。その温度は、例えば140〜250
℃の範囲が好ましい。またポリオレフィン溶液の濃度
は、10〜80重量%好ましくは10〜50重量%であ
る。濃度が10重量%未満では、使用する溶媒量が多く
経済的でないばかりか、シート状に成形する際に、ダイ
ス出口でスウェルやネックインが大きくシートの成形が
困難となる。なお、加熱溶解にあたってはポリオレフィ
ンの酸化を防止するために酸化防止剤を添加するのが好
ましい。
【0025】次に、このポリオレフィンの加熱溶液を好
ましくはダイスから押し出して成形する。ダイスは、通
常長方形の口金形状をしたシートダイスが用いられる
が、2重円筒状のインフレーションダイスなども用いる
ことができる。シートダイスを用いた場合のダイスギャ
ップは、通常、0.1〜5mmであり、押し出し成形温
度は140〜250℃である。
【0026】このようにしてダイスから押し出された溶
液は、冷却することによりゲル状組成物に成形される。
冷却方法としては、冷風、冷却水、その他の冷却媒体に
直接接触させる方法、冷媒で冷却したロールに接触させ
る方法などを用いることができる。なお、ダイスから押
し出された溶液は、冷却前あるいは冷却中に好ましくは
1〜10、より好ましくは1〜5の引き取り比で引取っ
てもよい。
【0027】次に、このゲル状成形物に延伸を行う。延
伸はゲル状成形物を加熱し、通常のテンター法、ロール
法、インフレーション法、圧延法もしくはこれらの方法
の組み合わせによって所定の倍率で行う。延伸は一軸延
伸でも二軸延伸でもよいが、二軸延伸が好ましい。ま
た、二軸延伸の場合は、縦横同時延伸または逐次延伸の
いずれでもよい。延伸温度はポリオレフィンの融点+1
0℃以下、好ましくはポリオレフィンの結晶分散温度か
ら結晶融点未満の範囲である。また延伸倍率は原反の厚
さによって異なるが、一軸延伸では2倍以上が好まし
く、より好ましくは3〜30倍である。二軸延伸では面
倍率で10倍以上が好ましく、より好ましくは15〜4
00倍である。面倍率が10倍未満では、延伸が不十分
で高弾性、高強度の微多孔膜が得られない。一方、面倍
率が400倍を超えると、延伸操作などで制約が生じ
る。
【0028】得られた延伸成形物は、溶剤で洗浄し残留
する溶媒を除去する。洗浄溶剤としては、ペンタン、ヘ
キサン、ヘプタンなどの炭化水素、塩化メチレン、四塩
炭素などの塩素化炭化水素、三フッ化エタンなどのフッ
化炭化水素、ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエー
テル類などの易揮発性のものを用いることができる。こ
れらの溶剤は、ポリオレフィンの溶解に用いた溶媒に応
じて適宜選択し、単独もしくは混合して用いる。洗浄方
法は、溶剤に浸漬し抽出する方法、溶剤をシャワーする
方法、またはこれらの組合せによる方法などにより行う
ことができる。
【0029】上述のような洗浄は、延伸成形物中の残留
溶媒が1重量%未満になるまで行う。その後洗浄溶剤を
乾燥するが、洗浄溶剤の乾燥方法は加熱乾燥、風乾など
の方法で行うことができる。乾燥した延伸成形物は、ポ
リオレフィンの結晶分散温度〜融点の温度範囲で熱固定
することが望ましい。
【0030】複合膜であるポリオレフィン多孔膜に用い
るポリオレフィン不織布は、厚さが30〜100μm、
目付けが5〜50g/m2 である。また、繊維径が0.
1〜5μm及び透気度が0.1〜100秒/100cc
のものが好ましい。
【0031】ポリオレフィンとしては、エチレン、プロ
ピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテン−1、1−
ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体、2段重合
体、または共重合体及びこれらのブレンド物等が挙げら
れる。これらの中では、ポリプロピレン、ポリエチレン
等が好ましい。
【0032】(2)ポリオレフィン多孔膜の製造方法 前記製法によって得られるポリオレフィン微多孔膜は、
微細な変形が容易に起き、適度な温度範囲の処理におい
ては、微多孔膜の孔径、空孔率、透過性を変化させるこ
となく、また膜表面の存在する孔をつぶすことなく、積
層の相手側の多孔性膜の繊維に応じた微妙な凹凸を生じ
せしめることのできる特徴を有している。このため、本
発明のポリオレフィン多孔膜は、前記ポリオレフィン微
多孔膜とポリオレフィン不織布を特定条件下の加熱積層
処理することにより得ることができる。
【0033】積層処理は、カレンダー処理により行う。
あらかじめ不織布を予備圧縮加熱ロール等で予熱または
膜厚を調整するために50〜120℃、好ましくは50
〜100℃で予熱または予熱圧縮し、また必要に応じて
ポリオレフィン微多孔膜を50〜100℃で予熱処理す
る。その後予熱処理した不織布とポリオレフィン微多孔
膜を積層し積層加熱圧縮ロールで50〜140℃、好ま
しくは90〜120℃で、ロール圧力は5〜30kg/
cm2 、好ましくは5〜20kg/cm2 で積層体とす
る。予備圧縮加熱ロール温度が50℃未満では予熱圧縮
が不十分であり、一方120℃を超えると不織布表面の
開口度を悪化させるために好ましくない。また、ロール
圧が5kg/cm2 未満では、積層圧着が不十分とな
り、一方30kg/cm2 を超えると複合膜の表面開口
度を悪化させるために好ましくない。加熱圧縮ロールの
温度は140℃を超えると微多孔膜の透過性が損なわれ
好ましくなく、50℃未満では適度な圧着強度が得られ
ない。
【0034】積層は、微多孔膜/不織布の2層、不織布
/微多孔膜/不織布の3層のように微多孔膜の片側また
は両側に不織布を積層してもよい。
【0035】
【実施例】以下に本発明について実施例を挙げてさらに
詳細に説明するが、本発明は実施例に特に限定されるの
もではない。なお、実施例における試験方法は次の通り
である。 (1)膜厚:断面を走査型電子顕微鏡により測定。 (2)平均貫通孔径:オムニソープ360[日機装
(株)]によって測定。 (3)引張り破断強度:幅15mm短冊状試験片の破断
強度をASTM D882に準拠して測定。 (4)透気度:JIS P8117に準拠して測定。 (5)空孔率:重量法により測定。 (6)表面開口度:電子顕微鏡写真により測定。 (7)保液率:γ−ブチロラクトンの含液量を測定。 (8)巻姿・たるみ値:長さ1.5m、幅0.4mのサ
ンプルを巻物から切り出し、1m間隔の水平のロールに
のせて、その余りの一端を固定し、残りの片方に0.4
kgの荷重を均等にかける。その時の多孔膜または微多
孔膜の中央部のたるみを測定器で測定し、最大値を表示
した。
【0036】実施例1 重量平均分子量が2.5×106 の超高分子量ポリエチ
レン6重量部と重量平均分子量が3.5×105 の高密
度ポリエチレン24重量部のポリエチレン組成物100
重量部に酸化防止剤0.375重量部を加えたポリエチ
レン組成物を得た。このポリエチレン組成物30重量部
を二軸押出機(58mmφ、L/D=42、強混練タイ
プ)に投入した。またこの二軸押出機のサイドフィーダ
ーから流動パラフィン70重量部を供給し、溶融混練し
て、押出機中にてポリエチレン溶液を調製した。
【0037】続いて、この押出機の先端に設置されたT
ダイから190℃で押し出し、冷却ロールで引き取りな
がらゲル状シートを成形した。続いてこのゲル状シート
を、115℃で5×5に同時2軸延伸を行い、延伸膜を
得た。得られた延伸膜を塩化メチレンで洗浄して残留す
る流動パラフィンを抽出除去した後、乾燥および熱処理
を行い厚さ25μm、空孔率40%、透気度590秒/
100cc及び平均貫通孔径0.03μmのポリエチレ
ン(PE)微多孔膜を得た。
【0038】ポリプロピレン(PP)製不織布(繊維
径:4μm、目付け:7g/m2 、厚さ:50μm、透
気度:1秒/100cc以下)を80℃の予熱圧縮ロー
ルで処理した後、上記PE微多孔膜を供給し、予備圧縮
加熱ロール温度80℃で予熱後、積層加熱圧縮ロール温
度110℃、16kg/cm2 、速度20m/分でカレ
ンダー積層して複合膜からなるポリオレフィン多孔膜を
得た。このポリオレフィン多孔膜の物性を表1に示す。
【0039】実施例2 実施例1において、PE微多孔膜とPP不織布とを積層
加熱圧縮ロール温度を100℃及びロール圧10kg/
cm2 で積層した以外は同様にして複合膜からなるポリ
オレフィン多孔膜を得た。このポリオレフィン多孔膜の
物性を表1に示す。
【0040】実施例3 実施例1において、PE微多孔膜の厚さを15μm及び
透気度が200秒/100ccのものと、PP不織布の
厚さを30μm及びその目付けを6g/m2 で積層した
以外は同様にして複合膜からなるポリオレフィン多孔膜
を得た。このポリオレフィン多孔膜の物性を表1に示
す。
【0041】実施例4 実施例1において、PE微多孔膜の厚さを15μm及び
透気度が200秒/100ccのものと、PP不織布の
厚さを30μm、その目付けを6g/m2 及び積層加熱
圧縮ロール温度115℃でPP不織布/PE微多孔膜/
PP不織布の3層に積層した以外は同様にして複合膜か
らなるポリオレフィン多孔膜を得た。このポリオレフィ
ン多孔膜の物性を表1に示す。
【0042】実施例5 実施例1において、PE微多孔膜の透気度が560秒/
100ccのものと、PP不織布に代り厚さ100μ
m、目付け41g/m2 、透気度100秒/100cc
のPE不織布[イー・アイ・デュポン社製、タイベック
(商品名)]を用いて積層加熱圧縮ロール温度110
℃、ロール圧5kg/cm2 及び速度3m/分で積層し
た以外は同様にして複合膜からなるポリオレフィン多孔
膜を得た。このポリオレフィン多孔膜の物性を表1に示
す。
【0043】実施例6 実施例5において、積層加熱圧縮ロール温度を105℃
とした以外は同様にして複合膜からなるポリオレフィン
多孔膜を得た。このポリオレフィン多孔膜の物性を表1
に示す。
【0044】比較例1 実施例1において得られたPE微多孔膜のみの物性を表
1に示す。
【0045】比較例2 実施例1において、PE微多孔膜とPP不織布との積層
加熱圧縮ロール温度を145℃で積層した以外は同様に
して複合膜からなるポリオレフィン多孔膜を得た。この
ポリオレフィン多孔膜の物性を表1に示す。
【0046】比較例3 実施例1において、PE微多孔膜を透気度が2119秒
/100cc、空孔率27%及び平均貫通孔径0.03
μmのものを用いた以外は同様にして複合膜からなるポ
リオレフィン多孔膜を得た。このポリオレフィン多孔膜
の物性を表1に示す。
【0047】比較例4 実施例1において、PP不織布の厚さが100μm及び
目付けが55g/m2のものを用いて積層加熱圧縮ロー
ル温度を120℃とした以外は同様にして積層を行った
が、圧着できず複合膜からなるポリオレフィン多孔膜が
得られなかった。
【0048】 表1 実 施 例 1 2 3 4 5 6 PE微多孔膜 厚さ(μm) 25 25 15 15 25 25 透気度(秒/100cc) 590 590 200 200 560 560 空孔率(%) 40 40 40 40 40 40 平均貫通孔径(μm) 0.03 0.03 0.03 0.03 0.03 0.03 表面開口度(%) 40 40 40 40 40 40 不織布 ポリオレフィン PP PP PP PP PE PE 厚さ(μm) 50 50 30 30 100 100 目付(g/m2 ) 7 7 6 6 41 41 透気度(秒/100cc) <1 <1 <1 <1 100 100 積層条件 予備圧縮加熱ロール 温度(℃) 80 80 80 80 80 80 積層加熱圧縮ロール 温度(℃) 110 100 110 115 110 105 ロール圧力(kg/cm2 ) 16 10 16 16 5 5 速度(m/分) 20 20 20 20 3 3 ポリオレフィン多孔膜 2層体 2層体 2層体 3層体 2層体 2層体 厚さ(μm) 45 50 32 72 122 125 空孔率(%) 45 45 46 42 40 40 透気度(秒/100cc) 630 612 252 956 1010 962 表面開口度 表(%) 76 79 72 76 59 60 裏(%) 40 40 40 77 40 40 表面孔径 表(μm) 20 20 18 20 30 30 裏(μm) 0.03 0.03 0.03 20 0.03 0.03 保液率(wt%) 57.6 59.4 61.3 58.0 55.5 56.3 巻姿・たるみ値(mm) 4 3 3 2 5 5
【0049】 表1(続き) 比 較 例 1 2 3 4 PE微多孔膜 厚さ(μm) 25 25 25 25 透気度(秒/100cc) 590 590 2119 590 空孔率(%) 40 40 27 40 平均貫通孔径(μm) 0.03 0.03 0.02 0.03 表面開口度(%) 40 40 25 40 不織布 ポリオレフィン - PP PP PP 厚さ(μm) - 50 50 100 目付(g/m2 ) - 7 7 55 透気度(秒/100cc) - <1 <1 <1 積層条件 予備圧縮加熱ロール 温度(℃) - 80 80 80 積層加熱圧縮ロール 温度(℃) - 145 110 120 ロール圧力(kg/cm2 ) - 16 16 16 速度(m/分) - 20 20 20 ポリオレフィン多孔膜 - 2層体 2層体 2層体 厚さ(μm) 25 45 45 空孔率(%) 37 45 40 圧 透気度(秒/ 100cc) 590 3219 2427 着 表面開口度 表(%) 40 76 76 で 裏(%) 40 32 23 き 表面孔径 表(μm) 0.03 20 20 ず 裏(μm) 0.03 0.03 0.02 保液率(wt%) 38.5 61 50 巻姿・たるみ値(mm) 15 4 5
【0050】表1から明らかなように、本発明による複
合膜からなるポリオレフィン多孔膜は、透気度及び表面
の開口度に優れ、内部孔径が小さく、かつ表面粗構造を
有する。また、電池用セパレーターとして要求される保
液率及び巻姿たるみ値についてもPE微多孔膜単独に比
べて優れていることがわかる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、内部孔径が小さく、か
つ表面粗構造を有するポリオレフィン多孔膜が提供さ
れ、これによって得られたポリオレフィン多孔膜は透気
度及び表面開口度に、電池用セパレーターとして、高容
量化に要求される透気度、保液率、巻姿等の改善された
性能を有し、特にリチウム電池用セパレーターとして好
適である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空孔率が30〜70%、透気度が10
    0〜2000秒/100cc、平均貫通孔径が0.00
    1〜0.5μmの緻密層を有し、かつ少なくとも一方の
    表面の開口度が50〜90%であるポリオレフィン多孔
    膜。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリオレフィン多孔
    膜が、重量平均分子量が5×105 以上のポリオレフィ
    ンまたはそのポリオレフィン組成物からなり、空孔率が
    30〜50%、透気度が100〜2000秒/100c
    c、平均貫通孔径が0.001〜0.5μmであるポリ
    オレフィン微多孔膜に、厚さが30〜100μm、目付
    けが5〜50g/m2 のポリオレフィン不織布を積層し
    た複合膜であって、膜厚が25〜200μm、透気度が
    100〜2000秒/100cc、かつ少なくとも一方
    の表面の開孔度が50〜90%であるポリオレフィン多
    孔膜。
  3. 【請求項3】 重量平均分子量が5×105 以上のポ
    リオレフィンまたはそのポリオレフィン組成物からな
    り、空孔率が30〜50%、透気度が100〜2000
    秒/100cc、平均貫通孔径が0.001〜0.5μ
    mであるポリオレフィン微多孔膜に、厚さが30〜10
    0μm、目付けが5〜50g/m2 のポリオレフィン不
    織布を積層するに際して、前記不織布を50〜120℃
    の予備圧縮加熱ロールで予熱圧縮した後、前記ポリオレ
    フィン微多孔膜を積層し、ロール圧力5〜30kg/c
    2 、50〜140℃の加熱圧縮ロールで積層する、膜
    厚が25〜200μm、透気度が100〜2000秒/
    100cc、かつ少なくとも一方の表面の開孔度が50
    〜90%であるポリオレフィン多孔膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のポリオレフ
    ィン多孔膜からなる電池用セパレーター。
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