JPH1043450A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH1043450A
JPH1043450A JP9125125A JP12512597A JPH1043450A JP H1043450 A JPH1043450 A JP H1043450A JP 9125125 A JP9125125 A JP 9125125A JP 12512597 A JP12512597 A JP 12512597A JP H1043450 A JPH1043450 A JP H1043450A
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JP
Japan
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fabric
sewing
sewing machine
sewn
unit
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Application number
JP9125125A
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English (en)
Inventor
Karutatsubia Jiyobanni
ジョバンニ・カルタッビア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Macpi SpA
Original Assignee
Macpi SpA
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B35/00Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for
    • D05B35/02Work-feeding or -handling elements not otherwise provided for for facilitating seaming; Hem-turning elements; Hemmers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両伏せ縫いの左右方向と無関係に、部品
取り付け作業を必要とせず、高い生産性を達成すること
の出来るミシンを提供する。 【解決手段】 布地供給方向に沿って連続配置された、
水平ニードル・バー縫製ユニット2と垂直ニードル・バ
ー縫製ユニット3を備え、また、縫製対象布地の二つの
縁部20a,20bを、垂直な平面上で互いに対向する
状態に配置可能な第1通路18を形成する第1ガイド1
7と、水平ニードル・バー縫製ユニットによって一体に
縫製された布地縁部が通過可能な第2通路31を形成す
る第2ガイド30とを設け、さらに、縫合された布地縁
部を、布地供給方向4に対して横断方向に折り曲げ、縫
合された布地縁部を、第2ガイドの上方に水平に配置さ
れた二つの布地本体の一方の下方に位置させる折り曲げ
手段32を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンに関し、よ
り具体的には、両伏せ縫いの可能な工業用のミシンに関
する。
【0002】
【従来の技術】製織産業においてしばしば使用されるタ
イプの縫製方法の一つとして、いわゆる「両伏せ縫い」
と称されるものが知られている。この縫製作業は、通
常、第1縫製作業によって、縫製対象の布地の二つのパ
ーツ(通常これは布地の縁部に相当する)を互いに縫合
し、その後、この縫合された部分を、前記縫合された二
つの縁部から布地供給方向に対して左右に延出する布地
本体の左右いずれか一方の下に折り込む工程と、次に、
上述したように折り込まれたパーツを、第2縫製作業に
よって、前記折り込まれたパーツに覆い被さった方の布
地本体に固定する工程とから成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した一連の作業を
行うための従来のミシンは、二つの連続した操作行程か
らなる従来の操作を実施していた。すなわち、二台の別
々のミシンを使用するか、又は、一台のミシンを使用す
るが、ただし、左右いずれの方向に両伏せ縫いを行うか
によって、或いは、第1縫製工程によって縫合された布
地パーツを前記二つ布地本体のいずれの下方に折り込む
かによって、そのミシンの幾つかの部品を交換する必要
があった。当然、これらの交換作業には、熟練した作業
者を必要とし、更に、これら交換作業によってミシンの
運転は中断されるので、布地のコストが大幅に増大する
という問題が見られた。
【0004】従って、本発明の課題は、なんらの部品交
換も、部品取り付け作業も必要とすることなく、両伏せ
縫いの方向を左右のいずれにも変更可能な上記ミシンを
提供することにある。本発明の上述した課題の範囲内に
於て、本発明の第1の目的は、両伏せ縫いの方向と無関
係に、この両伏せ縫いを行うための部品取り付け作業を
必要としないことから、運転コストを最小限にとどめて
高い生産性を達成することの出来るミシンを提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、運転の安全性と信頼
性の高いミシンを提供することにある。本発明の第3の
目的は、両伏せ縫いの方向と無関係に、精度の高い連続
縫製作業を行うことが可能なミシンを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題及び目的、更
に、以下の記載から明らかになるであろうその他の課題
及び目的を達成するために、本発明に係るミシンでは、
布地供給方向に沿って連続配置された、水平ニードル・
バー縫製ユニットと垂直ニードル・バー縫製ユニットと
を備え、縫製対象布地の二つのパーツを、垂直な平面上
で互いに対向する状態に配置することが可能な第1通路
を形成する第1ガイドが設けられており、水平ニードル
・バー縫製ユニットによって一体に縫製された布地パー
ツが通過するための第2通路を形成する第2ガイドが設
けられており、さらに、縫合された布地パーツを、布地
供給方向に対して横断方向に折り曲げ、縫合された布地
パーツを、この縫合された布地パーツから延出して、第
2通路の両側にて第2ガイドの上方の水平面内に配置さ
れた二つの布地本体のいずれか一方の下方に位置させる
ための折り曲げ手段が設けられており、これにより、垂
直ニードル・バー縫製ユニットによる二つの布地パーツ
どうしを一体にする前記縫製の作業と、縫合された布地
パーツを、二つの布地本体のいずれか一方の下方に配置
して、両者を垂直ニードル・バー縫製ユニットによって
両伏せ縫いする作業とが連続的に実施可能となることを
特徴構成としている。
【0006】
【発明の効果】以上のような特徴構成を備えているため
に、請求項に記載されたミシンでは、ミシンの部品を交
換することなく、従って、ミシンの運転を中断すること
なく、左右のいずれの方向にも自在に両伏せ縫いが可能
となる。
【0007】第1ガイドについては、請求項2の発明の
ように、縫製対象布地を支持するための支持パネルの下
方に設けられていて、第1通路は、縫製対象布地の二つ
のパーツ(例えば縁部)を、両者が水平ニードル・バー
縫製ユニットの水平ニードル・バーの近傍にて垂直な平
面上で互いに対向するように配置させれば良く、第2ガ
イドは水平ニードル・バー縫製ユニットと垂直ニードル
・バー縫製ユニットの間に設ければ良い。
【0008】垂直ニードル・バー縫製ユニットは、請求
項3の発明のように、水平ニードル・バー縫製ユニット
に対して、布地供給方向を横切る方向に制御駆動可能に
設けても良い。
【0009】第1ガイドには、請求項4の発明のよう
に、縫製対象の二つの布地パーツ(例えば縁部)を支持
するための垂直でかつ布地供給方向に平行な布地支持面
を有するニードル・プレートと、布地支持面に対向する
足部材とを設け、ニードル・プレートと足部材とは、そ
れらの間に、縫製対象布地の二つのパーツ(例えば縁
部)が通過する第1通路を形成するように構成すれば、
縫製対象の二つの布地パーツ(例えば縁部)どうしを垂
直な姿勢で突き合わせる操作が確実に行われて都合が良
い。
【0010】足部材については、請求項5の発明のよう
に、弾性手段の付勢力に抗して、ニードル・プレートか
ら離間駆動可能に構成すれば、二つの縫製対象布地パー
ツ(例えば縁部)の厚みに多様性がある場合でも、これ
を確実に捕捉することができて都合が良い。
【0011】足部材の具体的な設け方については、請求
項6の発明のように、足部材が、弾性手段に抗してニー
ドル・プレートから側方に離間した垂直な揺動軸芯周り
で揺動できるように構成すれば良い。
【0012】請求項7の発明のように、第1ガイドに、
布地供給方向に沿って徐々に狭くなる導入部を設けれ
ば、第1通路内において実質的に垂直な方向に於ける布
地パーツ(例えば縁部)の導入作業をより容易にするこ
とができて都合が良い。
【0013】請求項8の発明のように、第2ガイドに、
布地供給方向に沿って互いに対向するとともに、第2通
路を間に形成するための二つの上部小プレートを設けて
おき、折り曲げ手段の具体的な構成としては、両上部小
プレートの下方に配置されるガイド溝を備えたプレート
状部材を設け、更に、両上部小プレートに対して布地供
給方向を横切る方向にプレート状部材を駆動して、二つ
の布地パーツ(例えば縁部)を側方のいずれかに折り曲
げるための駆動手段を設ければ良い。
【0014】請求項9の発明のように、駆動手段として
は、プレート状部材を操作するための空気シリンダとす
れば良い。
【0015】請求項10の発明のように、折り曲げ手段
に弾性戻り手段を設け、両上部小プレートが、この弾性
戻り手段の付勢力に抗して、布地供給方向を横切る方向
に、互いに離間駆動可能な構成とすれば良い。
【0016】請求項11の発明のように、縫合された布
地パーツ(例えば縁部)から延出する布地本体を、支持
パネル上に押し広げられた状態に保持するための空気手
段を設けておけば、縫合された布地パーツ(例えば縁
部)に対して布地本体が弛んだり、捻れたりした状態で
両伏せ縫いが行われることを防止することができて都合
が良い。
【0017】空気手段の具体的な構成としては、請求項
12の発明のように、支持パネルの上方に、該支持パネ
ルに向くように配設された加圧空気噴出ノズルを設けれ
ば良い。
【0018】請求項13の発明のように、布地供給方向
に関して垂直ニードル・バー縫製ユニットの下流側に、
両伏せ縫いの作業の完了した布地を引き込むための手段
を、布地供給方向に沿って設けることができる。引き込
み手段の具体的な構成としては、請求項13の発明のよ
うに、複数のプーリ部材と係合しつつ閉鎖ベルト・ルー
プを形成する駆動ベルトを設け、閉鎖ベルト・ループの
少なくとも一部が、布地支持面に対向し、これを引き込
む構成とすれば良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例に係るミシンについて説明する。 (ミシンの構成)図1に示されたミシン1は、縫製対象
布地の供給方向4に沿って連続して、あるいは、階段状
に配設された、水平ニードル・バー縫製ユニット2と垂
直ニードル・バー中央縫製ユニット3とから成る二つの
縫製ユニットを備えている。より具体的には、水平ニー
ドル・バー縫製ユニット2と垂直ニードル・バー中央縫
製ユニット3は、いずれも従来型のもので良い。例えば
電動モータによって軸芯周りで回転駆動される主軸5が
設けられており、この主軸5が、例えば駆動ベルト6,
7を備えた適当な変速伝動装置を介して、二つの受動軸
8,9を駆動し、次にこれら受動軸8,9が、公知のリ
ンク又はカム装置(これらは、その一部のみが図示され
ている)を介して、水平縫製ユニット2の水平ニードル
・バー10と、垂直縫製ユニット3の垂直ニードル・バ
ー11とを駆動するもので良い。
【0020】この点に関して、もちろん、二つの受動軸
8,9を一つの共通の主軸5に接続する構成に代えて、
水平ニードル・バー10、垂直ニードル・バー11、お
よび、前記二つの縫製ユニット2,3のその他の部材が
所望のタイミングで駆動するように、互いに適当に同期
した別々の電動モータによって、二つの受動軸8,9を
駆動して、縫製対象布地が供給方向4に沿って進行する
ように構成することも可能である。図示されているよう
に、好ましくは、縫製ユニット2は、縫製対象布地の本
体13a,13bを支持可能なようにほぼ水平に配置さ
れた布地支持パネル12の下方に配設されている。具体
的には、支持パネル12は、ミシンの支持フレームに固
定されたカバー・パネル14,15から構成されてい
る。
【0021】布地供給方向4に沿った縫製対象布地の供
給は、例えば、公知の方法に基づき、従来の水平ニード
ル・バー縫製ユニット及び垂直ニードル・バー縫製ユニ
ットに設けられている供給グリッパ等によって行われ
る。水平ニードル・バー10には、単数又は複数の縫製
ニードル16を備えさせることができ、ニードル16
は、受動軸8によって駆動されて、実質的に水平で、か
つ供給方向4を横断する方向に沿って往復水平移動す
る。ニードル16は、図示されていない従来式の単数又
は複数の鉤針(クロシェ)と協動して縫い目を形成す
る。本発明に係るミシン1は、更に、水平ニードル・バ
ー10の作業領域の近傍に於て、第1ガイド17を有し
ている。この第1ガイド17は、縫製対象布地本体13
a,13bの二つの縁部20a,20b(パーツの一
例)が、実質的に垂直な平面において互いに対向した関
係で通過するための第1通路18を、供給方向4に平行
に形成している。より詳しくは、第1ガイド17は、二
つの縁部20a,20bのための、実質的に垂直で供給
方向4に対して平行な支持面を形成するニードル・プレ
ート21と、この支持面に対向する足部材22とを有す
る。ニードル・プレート21と、足部材22とは、その
間に、二つの布地縁部20a,20bが通過するための
第1通路18を形成している。図示されているように、
足部材22は、ニードル・プレート21から側方に離間
した垂直軸芯23周りで、ニードル・プレート18から
遠ざかる方向へ、かつ、付勢バネ24(弾性手段の一
例)の付勢力に抗して揺動可能に構成されているので、
布地縁部20a,20bの様々な厚みに対応することが
出来る。
【0022】また、ニードル・プレート21には、更
に、布地が縫製される時に前記布地供給用グリッパが通
過するための通路手段を形成することができる。支持パ
ネル12を構成するカバー・プレート14、15は、更
に、第1ガイド17の入口を形成し、この入口は、実質
的に、二つの側壁25a,25b(導入部の一例)から
成り、これら側壁25a,25bは、供給方向4に沿っ
て互いに徐々に近づくように駆動されて、通路18内に
おいて実質的に垂直な方向に於ける布地縁部20a,2
0bの導入作業をより容易にする。本発明に係るミシン
1は、更に、水平ニードル・バー10と垂直ニードル・
バー11との間に、供給方向4に沿って配設された第2
ガイド30を有している。
【0023】第2ガイド30は、水平ニードル・バー縫
製ユニット2によって縫合された二つの布地縁部20
a,20bが通過するための第2通路31を形成してい
ている。更に、この第2ガイド30は、二つの布地縁部
20a,20bを、供給方向4を横切る方向に折り曲げ
るための折り曲げ手段32を備えている。従って、布地
縁部20a,20bから延出し、第2ガイド30の上方
に、実質的に水平な平面内に、第2通路31に関して対
向するように配置された二つの布地本体13a,13b
の内の、左右いずれかの下方に、縫合された布地縁部2
0a,20bを移動させることが出来る。従って、後続
の縫製ユニット3は、左右いずれの方向に両伏せ縫い作
業を行うべきかに応じて、両布地本体13a,13bの
いずれの下方にても、二つの布地縁部20a,20bの
両伏せ縫い作業を実施することが出来る。より詳しく
は、第2ガイド30は支持アーム部材33を有してい
る。この支持アーム部材33は、ミシン1の支持フレー
ムに固定されている。そして、支持アーム部材33は、
二つの布地縁部20a,20bのためのガイド溝36を
備えたプレート状部材35を、プレート状部材35が供
給方向4に対して実質的に垂直な方向(ここでは、左右
方向)に沿って摺動可能となるように支持している。
【0024】また、支持アーム部材33には、ガイド溝
36の下方に相当する位置に、切り欠37が形成されて
いて、ガイド溝36の底部まで延びている。ガイド溝3
6の上方には、供給方向4に沿って互いに対向配置さ
れ、その間に第2通路31を形成している二つの第1上
部小プレート38a,38bが配設されている。第1上
部小プレート38a,38bは、更に別の第2小プレー
ト39a,39bに接続されている。これら第2小プレ
ート39a,39bは、支持アーム部材33の部分40
と、この部分40に接続された更に別の底部小プレート
41a,41bとが形成する摺動台座内で、供給方向4
を横切る方向に沿って、互いに接近、或いは、互いに離
間移動可能である。詳しくは、両第2小プレート39
a,39bの相互離間方向の摺動には、戻りバネ42
(弾性戻り手段の一例)によって付勢抵抗を与えられて
いる。すなわち、両第2小プレート39a,39bを互
いに離間駆動し、従って、両第1小プレート38a,3
8bを互いに離間駆動することによって、両布地部分2
0a,20bの厚みの多様性に対応することができる。
【0025】ガイド溝36が形成されたプレート状部材
35は、空気シリンダ43によって、供給方向4を横切
る方向に駆動される。空気シリンダ43は、図7及び8
に明示されているように、ミシン1の支持フレームに軸
止されたシリンダ本体と、ピストンのステム・ロッド4
3aを備えており、ステム・ロッド43aの有端がプレ
ート状部材35に作用して、これを往復運動させる。第
1小プレート38a,38bの、互いに対向する両端部
分には、布地縁部20a,20bを案内するための導入
曲げ部44a,44bが備えられている。例えば、リミ
ット部材を備えた空気シリンダや、あるいは、ボルト・
ナットアセンブリによって、縫製ユニット2に対して供
給方向4を横切る方向に制御駆動可能なスライダーを設
け、このスライダーの上に縫製ユニット3を搭載してお
くのが好ましい。
【0026】本発明のミシンは、更に、二つの布地縁部
20a,20bから延出する布地本体13a,13b
を、これが前記両伏せ縫いされる時に、支持パネル12
上に於いて適切に広げられた状態に保持するための空気
手段を有している。図示されているように、上述した空
気手段は、加圧空気噴流供給ノズル50として構成さ
れ、これらノズル50は、垂直ニードル・バー11の作
業領域の真上流側に支持されるとともに、前記支持パネ
ル12の上面に面して配置されており、前記両伏せ縫い
の縫製作業中に於いて、布地本体13a,13bを支持
パネル12上に広げられた状態に保持する。また、垂直
ニードル・バー11の供給方向4に関する下流側には、
両伏せ縫い作業の済んだ布地を引き込む、又は、搬送す
るための引き込み手段60が設けられている。引き込み
手段60は、具体的には、駆動プーリ62と、二つの伝
動プーリ63,64と、更に、テンション・プーリ65
とに巻掛けられて閉鎖ループを形成する駆動ベルト61
を有し、駆動ベルト61の前記閉鎖ループの少なくとも
一部は、支持パネル12の近傍に延出して、その上面で
縫製直後の布地に係合して、前記グリッパと協動するこ
とによって、前記布地を供給方向4に沿って供給する。
【0027】(ミシンの動作)次に、上述した構成の本
発明に係るミシンの動作について説明する。作業者は、
縫合するべき布地の二つの縁部20a,20bを、縁部
20a,20bどうしが垂直平面において互いに対向す
るように、第1ガイド17の第1通路18に導入する。
このように互いに突き合わされた布地縁部20a,20
bを、供給方向4に沿って引き込み、これに対して水平
ニードル・バー10によって前記第1縫製作業を行う。
次に、互いに縫合された布地縁部20a,20bは、第
1通路18の出口から排出され、その布地縁部20a,
20bの両端部がガイド溝36内に配置された状態で、
第2ガイド30の第2通路31に導かれる。ここで、右
向きの両伏せ縫いが必要な場合には、図11に図示され
ているように、プレート状部材35を、駆動空気シリン
ダ43によって、右に駆動する。これにより、二つの布
地縁部20a,20bは、一緒に縫合される相手である
布地本体13bの下方に折り曲げられる。縫製ユニット
3にも、プレート状部材35に与えられた上記駆動に対
応する移動又は駆動が与えられて、この縫製ユニット3
は、その垂直ニードル・バー11によって、図12に示
されているような要領で両伏せ縫い作業を実施する。
【0028】他方、左向きの両伏せ縫いが必要な場合に
は、プレート状部材35を、上述の空気駆動シリンダ4
3によって、反対方向、すなわち、左に駆動し、これに
よって、布地縁部20a,20bを、布地本体13aの
下方に折り曲げ、更に、プレート状部材35に付与され
た駆動方向と同じ、布地供給方向4の横断方向、すなわ
ち、左に駆動された縫製ユニット3によって、図14に
明示されているように、部分20a,20bを本体13
aに固定する。以上の説明及び図面を参照することによ
って本発明に依るミシンが、意図した課題及び目的を完
全に達成するものであることが理解されるであろう。ま
た、本発明のミシンには、他にも種々の改変が、添付し
た請求項の範囲内において可能であることは言うまでも
ない。
【0029】尚、技術内容の理解を助ける目的で、特許
請求の範囲の項に、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限
定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に依るミシンの、布地支持パネルを構成
するカバー・プレートを省略した斜視図
【図2】図1のミシンの一部拡大図
【図3】図1のミシンの略側面図
【図4】図1のミシンの略正面図
【図5】図1ミシンの第2ガイドに関係する部分を示す
側方斜視図
【図6】図1ミシンの第2ガイドを示す別の斜視図
【図7】図1ミシンの第2ガイドと折り曲げ手段を示す
平面図
【図8】第2ガイドと折り曲げ手段の図7と異なる位置
にある状態を示す平面図
【図9】第2ガイドを示す正面図
【図10】第2ガイドを示す平面図
【図11】図7の線分XI−XIに略沿った断面図
【図12】図11に示した折り曲げ手段を適切に配置す
ることによって形成可能な両伏せ縫いを示す図
【図13】図8のXIII−XIII線に略沿った断面
【図14】図13に示した折り曲げ手段を適切に配置す
ることによって形成可能な両伏せ縫いを示す図
【図15】垂直ニードル・バー縫製ユニットの真上流側
に配置された空気手段を示す斜視図
【図16】図1のミシンの側面図
【符号の説明】
2 水平ニードル・バー縫製ユニット 3 垂直ニードル・バー縫製ユニット 4 布地供給方向 12 支持パネル 13a,13b 二つの布地本体 17 第1ガイド 18 第1通路 20a,20b 縫製対象布地の二つの縁部 21 ニードル・プレート 22 足部材 24 付勢バネ 25a,25b 側壁 30 第2ガイド 31 第2通路 32 折り曲げ手段 38a,38b 第1上部小プレート 42 戻りバネ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 布地供給方向(4)に沿って連続配置さ
    れた、水平ニードル・バー縫製ユニット(2)と垂直ニ
    ードル・バー縫製ユニット(3)とを備え、 縫製対象布地の二つのパーツ(20a,20b)を、垂
    直な平面上で互いに対向する状態に配置することが可能
    な第1通路(18)を形成する第1ガイド(17)が設
    けられており、 前記水平ニードル・バー縫製ユニット(2)によって一
    体に縫製された前記布地パーツ(20a,20b)が通
    過するための第2通路(31)を形成する第2ガイド
    (30)が設けられており、さらに、 前記縫合された布地パーツ(20a,20b)を、前記
    布地供給方向(4)に対して横断方向に折り曲げ、前記
    縫合された布地パーツ(20a,20b)を、この縫合
    された布地パーツ(20a,20b)から延出して、前
    記第2通路(31)の両側にて前記第2ガイド(30)
    の上方の水平面内に配置された二つの布地本体(13
    a,13b)のいずれか一方の下方に位置させるための
    折り曲げ手段(32)が設けられており、 これにより、前記垂直ニードル・バー縫製ユニット
    (3)による二つの布地パーツ(20a,20b)どう
    しを一体にする前記縫製の作業と、前記縫合された布地
    パーツ(20a,20b)を、前記二つの布地本体(1
    3a,13b)のいずれか一方の下方に配置して、両者
    を前記垂直ニードル・バー縫製ユニット(3)によって
    両伏せ縫いする作業とが連続的に実施可能となるミシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記第1ガイド(17)は前記縫製対象
    布地を支持するための支持パネル(12)の下方に設け
    られていて、前記第1通路(18)は、前記縫製対象布
    地の二つのパーツ(20a,20b)を、両者(20
    a,20b)が前記水平ニードル・バー縫製ユニット
    (2)の水平ニードル・バー(10)の近傍にて垂直な
    平面上で互いに対向するように配置させることが可能で
    あり、且つ、第2ガイド(30)は前記水平ニードル・
    バー縫製ユニット(2)と前記垂直ニードル・バー縫製
    ユニット(3)の間に設けられている請求項1に記載の
    ミシン。
  3. 【請求項3】 前記垂直ニードル・バー縫製ユニット
    (3)は、前記水平ニードル・バー縫製ユニット(2)
    に対して、前記布地供給方向(4)を横切る方向に、制
    御駆動可能に設けられている請求項1または2に記載の
    ミシン。
  4. 【請求項4】 前記第1ガイド(17)は、縫製対象の
    前記二つの布地パーツ(20a,20b)を支持するた
    めの垂直でかつ前記布地供給方向(4)に平行な布地支
    持面を有するニードル・プレート(21)と、前記布地
    支持面に対向する足部材(22)とを有し、前記ニード
    ル・プレート(21)と前記足部材(22)とは、それ
    らの間に、前記縫製対象布地の二つのパーツ(20a,
    20b)が通過する前記第1通路(18)を形成してい
    る請求項1から3のいずれか1項に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記足部材(22)は、前記二つの縫製
    対象布地パーツ(20a,20b)の異なった厚みに対
    応するべく、弾性手段(24)の付勢力に抗して、前記
    ニードル・プレート(21)から離間駆動可能となって
    いる請求項4に記載のミシン。
  6. 【請求項6】 前記足部材(22)は、前記弾性手段
    (24)に抗して、前記ニードル・プレート(21)か
    ら側方に離間した垂直な揺動軸芯(23)周りで揺動可
    能となっている請求項4または5に記載のミシン。
  7. 【請求項7】 前記第1ガイド(17)は、前記布地供
    給方向(4)に沿って徐々に狭くなる導入部(25a,
    25b)を備えている請求項1から6のいずれか1項に
    記載のミシン。
  8. 【請求項8】 前記第2ガイド(30)は、前記布地供
    給方向(4)に沿って互いに対向するとともに、前記第
    2通路(31)を間に形成するための二つの上部小プレ
    ート(38a,38b)を有し、前記折り曲げ手段(3
    2)は、前記両上部小プレート(38a,38b)の下
    方に配置されるガイド溝(36)を備えたプレート状部
    材(35)を有し、更に、前記両上部小プレート(38
    a,38b)に対して前記布地供給方向(4)を横切る
    方向に前記プレート状部材(35)を駆動して、前記二
    つの布地パーツ(20a,20b)を側方のいずれかに
    折り曲げるための駆動手段が設けられている請求項1か
    ら7のいずれか1項に記載のミシン。
  9. 【請求項9】 前記駆動手段は、前記プレート状部材
    (35)を操作するための空気シリンダ(43)を有す
    る請求項8に記載のミシン。
  10. 【請求項10】 前記折り曲げ手段(32)には弾性戻
    り手段(42)が含まれており、前記両上部小プレート
    (38a,38b)は、前記弾性戻り手段(42)の付
    勢力に抗して、前記布地供給方向(4)を横切る方向
    に、互いに離間駆動可能となっている請求項8または9
    に記載のミシン。
  11. 【請求項11】 前記両伏せ縫いの作業に於いて、前記
    縫合された布地パーツ(20a,20b)から延出する
    前記布地本体(13a,13b)を、前記支持パネル
    (12)上に押し広げられた状態に保持するための空気
    手段を有する請求項1から10のいずれか1項に記載の
    ミシン。
  12. 【請求項12】 前記空気手段は、前記支持パネル(1
    2)の上方に、該支持パネルに向くように配設された加
    圧空気噴出ノズル(50)を有している請求項11に記
    載のミシン。
  13. 【請求項13】 前記布地供給方向(4)に関して前記
    垂直ニードル・バー縫製ユニット(3)の下流側に、前
    記両伏せ縫いの作業の完了した布地を引き込むための引
    き込み手段(60)が、前記布地供給方向(4)に沿っ
    て設けられている請求項1から12のいずれか1項に記
    載のミシン。
  14. 【請求項14】 前記引き込み手段(60)は、複数の
    プーリ部材と係合しつつ閉鎖ベルト・ループを形成する
    駆動ベルト(61)を有し、前記閉鎖ベルト・ループの
    少なくとも一部は、前記布地支持面に対向している請求
    項13に記載のミシン。
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