JPH1043444A - 剃 刀 - Google Patents

剃 刀

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JPH1043444A
JPH1043444A JP20741396A JP20741396A JPH1043444A JP H1043444 A JPH1043444 A JP H1043444A JP 20741396 A JP20741396 A JP 20741396A JP 20741396 A JP20741396 A JP 20741396A JP H1043444 A JPH1043444 A JP H1043444A
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finger
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thumb
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Wataru Kamiya
亘 神谷
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Feather Safety Razor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柄の首部付近に使用者の親指や人差し指を安
定して載せることができて、安定状態で使用することが
できる剃刀を提供する。 【解決手段】 長尺状の柄12の先端にホルダ13を設
け、そのホルダ13に刃体14を取り付ける。ホルダ1
3に近接する柄12の首部には、使用者の指を載せるた
めの指載せ部21を配設する。指載せ部21の頂面には
指の腹部にフィットする第1の凹面23を形成する。指
載せ部21の両側面には同じく指の腹部にフィットする
第2の凹面24を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ひげ剃りや無駄
毛の処理等に使用する剃刀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の剃刀においては、細幅長
尺状の柄の先端にホルダが設けられ、そのホルダに刃体
が取り付けられている。そして、柄の基端部を中指及び
薬指で握るとともに、ホルダに近接する柄の首部付近に
親指や人差し指を添えて、ひげ剃り等を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
剃刀においては、柄が細幅の長尺状に形成され、その首
部付近の外面が平坦状に形成されている。このため、柄
の首部付近に親指や人差し指を安定して添えることがで
きず、剃刀を安定状態で使用することができないという
問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、柄の首部付近に使用者の親指や人差し指
を安定して載せることができて、安定状態で使用するこ
とができる剃刀を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、長尺状の柄の先端に
ホルダを設け、そのホルダに刃体を取り付けた剃刀にお
いて、前記ホルダに近接する柄の首部には、使用者の指
を載せるための指載せ部を配設したものである。
【0006】したがって、請求項1に記載の剃刀を使用
して、ひげ剃り等を行う場合には、柄の基端部を中指及
び薬指で握るとともに、柄の首部付近に親指や人差し指
を添える。このとき、柄の首部付近に指載せ部が配設さ
れているため、その指載せ部に親指や人差し指を安定し
て載せることができ、剃刀を安定状態で使用することが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明をT型剃刀に具体
化した第1の実施形態を、図1〜図6に基づいて説明す
る。
【0008】図1〜図4に示すように、このT型剃刀1
1の柄12は合成樹脂により長尺状に形成されている。
ホルダ13は柄12の先端と一体にその延長方向と直交
する方向へ延びるように形成され、そのホルダ13には
刃体14が取り付けられている。大径状の握り部15は
柄12の基端に形成され、その外周面の両側には複数の
突条よりなる滑り止め15aが形成されている。
【0009】図3〜図5に示すように、膨出部16は前
記ホルダ13に近接する柄12の首部付近に形成され、
その両側下面には円弧状の指掛け凹所17,18が形成
されている。取付凹部19は膨出部16の上面にほぼ円
弧状に切欠形成されている。係合突起20は取付凹部1
9内にその内底部から突出形成され、その両側面には係
止爪部20aが形成されている。
【0010】図1〜図6に示すように、柄12とは別体
で、合成樹脂製の指載せ部としての指載せ部材21は下
面の係合溝22を前記係合突起20に係合させることに
より、柄12の取付凹部19に取り付けられ、その係合
溝22の開口端の両側内面には係止爪部22aが形成さ
れている。そして、この係合溝22の係止爪部22aが
係合突起20の係止爪部20aに係合することによっ
て、指載せ部材21が取付凹部19内の取り付け状態に
係止保持されている。
【0011】円弧状の第1の凹面23は使用者の親指F
1の腹部にフィットする形状をなすように、前記指載せ
部材21の頂面に形成され、その表面の前端部分には複
数の突条よりなる滑り止め23aが形成されている。一
対の円弧状の第2の凹面24は使用者の親指F1及び人
差し指F2の腹部にフィットする形状をなすように、指
載せ部材21の両側面に形成され、それらの表面には複
数の円形状の突部よりなる滑り止め24aが形成されて
いる。
【0012】次に、前記のように構成されT型剃刀の作
用を説明する。さて、このT型剃刀11を使用して、ひ
げ剃り等を行う場合には、柄12の基端の握り部15を
把持した状態でひげ剃り箇所等に応じて、図1に示すよ
うに、指載せ部材21上の第1の凹面23に親指F1の
腹部を載せる。あるいは、図2に示すように、指載せ部
材21の両側の第2の凹面24に親指F1及び人差し指
F2の腹部をそれぞれ載せて、指載せ部材21を両側か
ら把持する。
【0013】この状態で、親指F1や人差し指F2を指
載せ部材21の第1の凹面23または第2の凹面24に
安定して載置することができる。従って、T型剃刀11
を安定状態で自由に操作することができて、ひげ剃り等
を容易に行うことができる。
【0014】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (a) この実施形態の剃刀においては、柄12の首部
付近に、使用者の指を載せるための指載せ部としての指
載せ部材21が配設されている。このため、ひげ剃り等
の使用時に、指載せ部材21に親指F1や人差し指F2
を安定して載せることができて、安定状態で使用するこ
とができる。
【0015】(b) この実施形態の剃刀においては、
指載せ部材21の頂面に第1の凹面23が形成されると
ともに、指載せ部材21の両側面に第2の凹面24が形
成されている。このため、ひげ剃り等の使用時に、その
ひげ剃り箇所等に応じて、第1の凹面23に親指F1の
腹部を載せたり、一対の第2の凹面24に親指F1及び
人差し指F2の腹部を載せたりして、便利に使い分けす
ることができる。
【0016】(c) この実施形態の剃刀においては、
指載せ部材21の第1の凹面23及び第2の凹面24上
に滑り止め23a,24aが形成されている。このた
め、第1の凹面23に親指F1の腹部を載せたり、一対
の第2の凹面24に親指F1及び人差し指F2の腹部を
載せたりして使用する場合、指F1,F2の腹部を各凹
面23,24上に、滑りを生じることなく安定して載置
することができる。
【0017】(d) この実施形態の剃刀においては、
柄12の首部に取付凹部19が形成され、その取付凹部
19に指載せ部材21が取り付けられている。このた
め、指載せ部材21を柄12と一体に形成するのが難し
い場合でも、柄12の首部に指載せ部材21を容易に配
設することができる。また、指載せ部材21が柄12と
別体で形成されているため、柄12の形状や色彩に拘束
されることなく、指載せ部材21の形状や色彩を自由に
設定することができて、デザイン的な変化を持たせるこ
ともできる。
【0018】(第2の実施形態)次に、この発明を長柄
剃刀に具体化した第2の実施形態を、前記第1の実施形
態と異なる部分を中心に説明する。さて、この第2の実
施形態の長柄剃刀31においては、図7に示すように、
長尺状の柄12の先端にホルダ13が同一方向に延長形
成され、その内部に刃体14が取り付けられている。
【0019】そして、この実施形態においても、ホルダ
13に近接する柄12の首部付近に取付凹部19が形成
され、その取付凹部19に柄とは別体の指載せ部材21
が取り付けられている。また、この指載せ部材21の頂
面には親指F1の腹部にフィットする第1の凹面23が
形成されるとともに、両側面には親指F1及び人差し指
F2の腹部にフィットする第2の凹面24が形成されて
いる。
【0020】よって、この第2の実施形態の長柄剃刀3
1を使用する場合にも、前記第1の実施形態のT型剃刀
11と同様に、指載せ部材21の第1の凹面23または
第2の凹面24に、親指F1や人差し指F2を安定して
載置することができる。このため、長柄剃刀31を安定
状態で自由に操作することができて、ひげ剃り等を容易
に行うことができる。
【0021】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態における(a)〜(d)の作用
効果とほぼ同様の作用効果を発揮することができる。な
お、この発明は、次のように変更して具体化することも
可能である。
【0022】(1) 指載せ部材21を別体で形成して
柄12に取り付けることなく、柄12に指載せ部を一体
に形成すること。 (2) 指載せ部材21の各凹面23,24に粗面加工
を施して、滑り止めを形成すること。
【0023】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1) 請求項1に記載の剃刀において、前記指載せ部
の頂面には指の腹部にフィットする第1の凹面を形成す
るとともに、指載せ部の両側面には同じく指の腹部にフ
ィットする第2の凹面を形成した剃刀。このように構成
した場合、ひげ剃り等の使用時に、そのひげ剃り箇所等
の変更に応じて、指載せ部上の第1の凹面に親指の腹部
を載せたり、一対の第2の凹面に親指及び人差し指の腹
部を載せたりして、便利に使い分けすることができる。
【0024】(2) 上記(1)に記載の剃刀におい
て、前記第1の凹面及び第2の凹面の少なくとも一方に
は滑り止めを形成した剃刀。このように構成した場合、
指載せ部の第1の凹面及び第2の凹面に滑り止めが形成
されているため、親指や人差し指の腹部を各凹面上に滑
りを生じることなく安定して載置することができる。
【0025】(3) 請求項1ないし上記(2)のいず
れかに記載の剃刀において、前記柄の首部に取付凹部を
形成し、その取付凹部に柄とは別体の指載せ部を取り付
けた剃刀。このように構成した場合、柄の首部に取付凹
部が形成され、その取付凹部に柄とは別体の指載せ部が
取り付けられているため、指載せ部を柄と一体に形成す
るのが難しい場合でも、柄の首部に指載せ部を容易に配
設することができる。また、柄の形状や色彩に拘束され
ることなく、指載せ部の形状や色彩を自由に設定するこ
とができて、デザイン的な変化を持たせることもでき
る。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、柄の首部付近に指載せ部が配設されている
ため、ひげ剃り等の使用時に、指載せ部に親指や人差し
指を安定して載せることができて、安定状態で使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の剃刀の第1の実施形態を示す正面
図。
【図2】 その剃刀の平面図。
【図3】 柄に指載せ部を取り付ける前の状態を示す剃
刀の正面図。
【図4】 その状態の剃刀の平面図。
【図5】 図3の5―5線における拡大断面図。
【図6】 指載せ部を拡大して示す側面図。
【図7】 この発明の剃刀の第2の実施形態を示す正面
図。
【符号の説明】 12…柄、13…ホルダ、14…刃体、21…指載せ部
としての指載せ部材、F1…親指、F2…人差し指。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の柄の先端にホルダを設け、その
    ホルダに刃体を取り付けた剃刀において、 前記ホルダに近接する柄の首部には、使用者の指を載せ
    るための指載せ部を配設した剃刀。
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