JPH1043094A - エレベータ乗場窓ガラス清掃装置 - Google Patents
エレベータ乗場窓ガラス清掃装置Info
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Abstract
手作業であった。 【解決手段】 カウンターレール1に押出ガイド部材2
を設け、かご14の下に清掃装置を取り付ける。清掃部
材10が乗場の窓ガラス12に対向する位置にあると
き、押出ガイド部材2にローラー3が乗り上げ、連結棒
4を窓ガラス12側に押す。清掃部材10は連結棒4の
先端に取り付けらており、これが窓ガラス12に押し付
けられる。この状態でかご14が移動するので、その動
きを利用して清掃を行う。
Description
ラス清掃装置、特に、昇降路側から前記窓ガラスの清掃
を行う装置に関する。
の清掃の様子が示されている。同図において、100は
エレベータ各階乗場に設けられている乗場扉、101は
乗場扉100の中央部に設けられる網入りの乗場窓ガラ
ス(以下単に「窓ガラス」ともいう)、102はエレベ
ータかご、103は窓ガラス101の清掃材ウエスであ
る。
露出している。従って、窓ガラス101には昇降路内の
ほこりやちりが付着しやすく、単に見た目だけではな
く、見通しの低下が防犯の面で好ましくない。そこで従
来は、図6に示すようにかご102の上部に作業者が乗
り、清掃材であるウエス103を用いて手で各階の乗場
扉100の窓ガラス101のほこりを拭き取り、定期的
に窓ガラス101の清掃を行っている。このほかに、か
ご102の中から作業者が同様に清掃を行う場合もあ
る。
01の清掃のたびにエレベータの運転を停止しなければ
ならず、運転効率が落ちるという問題があった。また、
清掃作業も作業者の手作業であるため、煩雑で作業コス
トもかかった。
のであり、その目的は、窓ガラスの清掃を自動化してエ
レベータの運転効率を高め、煩雑な作業を削減して作業
コストを低減することにある。本発明の別の目的は、所
望の時刻に清掃を自動的に行うことにある。
降路においてエレベータ乗場の窓ガラスに対向する位置
にその窓ガラスの方向にせり出すように設けられた押出
ガイド手段と、エレベータかごの所定位置に取り付けら
れ、エレベータかごが昇降する際に前記押出手段によっ
て前記窓ガラスの方向に押し出される連絡手段と、前記
連絡手段の窓ガラス側先端に取り付けられ、連絡手段が
押し出された状態にて前記窓ガラスに接触する清掃手段
とを含む。
するとき、連絡手段が押出手段によって窓ガラスの方向
に押し出される。この押出手段は窓ガラスに対向する位
置にあるため、連絡手段はちょうど窓ガラスのある位置
で押し出されることになる。このとき、清掃手段が窓ガ
ラスに接触するため、この状態でエレベータかごが昇降
すれば、清掃手段が窓ガラスの面に接触しながら上下方
向に移動するため、清掃が可能となる。
スの清掃を行うことができる。また、通常運転中に清掃
が行われるため、清掃のために別途保守時間を設ける必
要がなく、エレベータの運転効率が高まる。
置は、エレベータかごが昇降するときそのエレベータか
ごの位置を検出するかご位置検出手段と、エレベータか
ごの所定位置に取り付けられた駆動手段と、その駆動手
段によってエレベータ乗場の窓ガラスの方向に押し出し
可能な状態でエレベータかごの所定位置に取り付けられ
た連絡手段と、前記連絡手段の窓ガラス側先端に取り付
けられ、連絡手段が押し出された状態にて前記窓ガラス
に接触する清掃手段とを含む。
エレベータかごの位置が検出される。かご位置がわかれ
ば、かご位置と窓ガラスの相対位置関係も判明する。そ
のため、連絡手段がちょうど窓ガラスに対向する位置に
きたとき、例えばモーターなどの駆動手段によって連絡
手段を押出駆動する。連絡手段が押し出されれば清掃手
段が窓ガラスに接触するため、この状態でエレベータか
ごが昇降すれば窓ガラスの清掃が可能となる。この結
果、(1)同様の効果が得られる。
置はさらに、前記駆動手段の動作許可のタイミングを設
定する設定手段を含む。このため、自動清掃に加えて清
掃時間等の設定が可能になる。従って、乗る人の少ない
早朝などに清掃を行うことができる。
面を参照しながら説明する。
ータ乗場窓ガラス清掃装置の構成図である。同図におい
て、11は乗場扉、12は網入りの窓ガラス、14はエ
レベータかごである。また、2は窓ガラス12に対抗す
る位置に昇降路側にせり出すように設けられた押出手段
に相当する押出ガイド部材、1は押出ガイド部材を取り
付けるためのカウンターレール、4は押出ガイド部材2
によって窓ガラス側に押し出される連絡手段に相当する
連結棒、3は連結棒4の一端に回転可能に取り付けら
れ、押出ガイド部材2と回転しながら接するローラー、
10は清掃手段であるスポンジなどの清掃部材、7はロ
ーラー3が押出ガイド部材2に接していないときに自由
長になってローラー3および連結棒4を窓ガラス12か
ら遠ざかる方向におくスプリングである。すなわち、図
1のように押出ガイド部材2にローラー3が乗り上げて
いるときにはスプリング7は延ばされており、乗り上げ
ていないときにはこれが自由長に戻って連結棒4を図中
右方向に移動させる。
固定する第一スプリング固定板、8はスプリング7の窓
ガラスに近い端を固定し、かつ清掃部材10がその先端
に取り付けられる第二スプリング固定板、9は第二スプ
リング固定板8を円滑に移動可能とするためのガイドロ
ーラー、6はガイドローラー9に接し、ガイドローラー
9の移動方向を連結棒4と水平に保つためのガイドロー
ラー9用のガイド板、13は連結棒4などを収納する装
置外装部である。この装置外装部13とその内部の各部
材の関係は図2に示されている。
て示す図である。同図では上下3階分に相当する昇降路
が示され、この昇降路にエレベータかご14がある。以
下、図1〜3を用いて本実施形態の動作を説明する。
部材2は各階ごとに窓ガラス12に対向する位置に設け
られている。いまエレベータかご14が昇降路を昇って
いくと考える。このとき、ローラー3が押出ガイド部材
2のない箇所にある間はスプリング7が自由長にあり、
連結棒4が図中最も右寄り、すなわちカウンターレール
1側に出た状態になる。つづいてエレベータかご14が
さらに昇り、ローラー3が押出ガイド部材2のある箇所
に到達すると、ローラー3がこれに乗り上げる。ローラ
ー3は押出ガイド部材2のせり出した形状に沿って窓ガ
ラス12の側に押され、連結棒4が次第に図中左側に押
し出されていく。押出ガイド部材2は傾斜のつけられて
いる部分と平坦な部分があり、ちょうど窓ガラス12に
対向する位置が平坦部になっている。このため、押出ガ
イド部材2に乗り上げて押し出されていくローラー3
は、窓ガラス12の下端の位置で最大かつ一定の押し出
しを受け、この状態が窓ガラス12の上端の位置まで維
持される。正確にいえば、ローラー3の押し出しに伴っ
て第二スプリング固定板8に取り付けられたガイドロー
ラー9がガイド板6の中を窓ガラス12の方向に押され
て移動し、連結棒4全体が押され、スプリング7が延ば
されながら清掃部材10が窓ガラス12に押し付けられ
る。この状態でエレベータかご14は上昇していくか
ら、清掃部材10が窓ガラス12を下から上へ掃き、清
掃が行われる。
材2の平坦部にある。この後、さらにエレベータかご1
4が上昇すれば、窓ガラス12の上端の位置でローラー
3が押出ガイド部材2の平坦部からその上方に設けられ
た傾斜部に移り、延ばされていたスプリング7が第一ス
プリング固定板5のほうに縮まり、連結棒4全体を窓ガ
ラス12から引き離す方向に移動せしめる。この結果、
清掃部材10が装置外装部13の中に引き込まれ、エレ
ベータかご14の昇降動作が円滑に行われる。
するときについては以上の逆の動作を考えればよい。す
なわち、ローラー3は押出ガイド部材2の上方からこれ
に乗り上げ、押出ガイド部材2の平坦部を通過する間に
窓ガラス12を上から下に掃き、その後ローラー3が押
出ガイド部材2から次第に外れて清掃を終える。
実施形態では押出ガイド部材2はプレート状でもよい
し、ローラー3にかみ合うレール状でもよい。また、清
掃部材10は、例えば第二スプリング固定板8に端部を
広げて挟み込んだり、第二スプリング固定板8に開けら
れた穴に挿入固定する構成とすることにより、脱着可能
にしてもよい。その場合、清掃部材10を適宜交換する
ことができる。
部材2によって連結棒4を機構的に押し出す構成とし
た。実施形態2では、これをモータによって行う。
ス清掃装置の構成図である。この図において図1と同様
の構成は同一の符号を与えて適宜その説明を省略する。
可倒式のスイッチで、その先端にはローラー20aが取
り付けられている。22は昇降路に設けられ、エレベー
タかご14の昇降に伴って前記スイッチ20を押し倒す
ためのスイッチ押下部材である。このスイッチ押下部材
22も実施形態1の押出ガイド部材2同様、2つの斜面
部と1つの平坦部から構成され、スイッチ20の乗り上
げを容易にしている。以降、スイッチ20がスイッチ押
下部材22に乗り上げて倒されている状態を「オン」、
そうでない状態を「オフ」と呼ぶ。スイッチ20のオ
ン、オフは信号ケーブル30を介して機械室の制御盤
(図示せず)に送られる。
応階の窓ガラス12の位置よりも上方に設けられてい
る。これは清掃部材10が窓ガラス12の位置にきたと
きスイッチ20がオンするような位置関係を実現するた
めである。本実施形態では、スイッチ押下部材22の長
さを窓ガラス12の長さよりも200mm長くとり、エ
レベータかご14が上昇する場合、清掃部材10が窓ガ
ラス12の下端よりも100mm手前にきたときにスイ
ッチ20がオンし、窓ガラス12の上端よりも100m
m上方まで上昇したときにオフするよう配置を調整す
る。図4では、スイッチ20がちょうどオンしはじめる
位置を示している。
モータ、24はステッピングモータ23によって回転す
る楕円ローラー、25は連結棒4の一端に取り付けら
れ、楕円ローラー24に接して回転するローラー、26
は装置外装部である。
御盤から制御される。本実施形態では、スイッチ20が
オンの間、楕円ローラー24の長径が水平方向を向くよ
うステッピングモータ23が制御される。(なお、以降
楕円ローラー24のこの向きを単に「横向き」とよび、
この状態から90°回転した状態を「縦向き」とよ
ぶ)。スプリング7は楕円ローラー24が縦向きのとき
に自然長になり、横向きのときに連結棒4が窓ガラス1
2の方向に押し出されて延ばされるよう配置が調整され
る。
を示すフローチャートである。同図はエレベータが最下
階から上昇していく場合を示す。すなわち、まずエレベ
ータかご14が最下階から上昇を開始する(S10)。
この瞬間はまだスイッチ20がオフしているため楕円ロ
ーラー24は縦向きで、清掃部材10は装置外装部26
に収納されている。このとき、スイッチ20のオフから
オンへの変化が監視されており(S12)、最初はスイ
ッチ20がしばらくオフのままであるから、清掃部材1
0はひきつづき収納状態に保持される(S18)。
くと、清掃部材10の水平位置が窓ガラス10の下端か
ら100mm下にくる。このときスイッチ20がオンす
るため、S12のYESに進み、ステッピングモータ2
3が90°回転して楕円ローラー24が横方向になり、
清掃部材10が窓ガラス12の側に押し出される(S1
4)。このとき、監視の対象はスイッチ20のオンから
オフへの変化に切り替わる(S16)。この後しばらく
スイッチ20はオンのままになるから、S16のNOに
進み、清掃部材10がひきつづき押し出された状態で維
持される。
よりもさらに100mm上方に到達するとスイッチ20
はオフするため、S16のYESに進み、ステッピング
モータ23が90°回転して楕円ローラー24が縦方向
に戻り、清掃部材10が収容される(S18)。以降、
S12以下の処理が繰り返される。
実施形態については、以下のような変形例も考えられ
る。
22およびスイッチ20の組合せによって機構的にエレ
ベータかご14の位置を検出したが、これは光学センサ
ーなど、別の方法で検出してもよい。また、かご位置は
機械室でもなんらかの形で把握されているため、その情
報を用いて清掃部材10を押し出してもよい。
の昇降に伴って必ず清掃が行われることになるが、そこ
まで頻繁な清掃は必要でない場合も多い。そこでタイマ
ーを用い、清掃を所定の時間に限定してもよい。すなわ
ち、タイマーが「清掃許可時間」であることを示す場合
に限って図5のフローチャートを実行し、「清掃禁止時
間」であることを示す場合には楕円ローラー24を縦方
向にロックし、清掃を禁止してもよい。清掃許可時間と
して、乗員の少ない早朝や深夜を選ぶことができる。
て、昇降回数を数えるカウンタによって清掃すべきタイ
ミングを決定してもよい。例えばこのカウンタが所定回
数に達するたびに清掃を行ってもよい。このカウンタを
毎日リセットする場合は、カウンタ値が0のときに清掃
を行ってもよい。その場合、毎日最初にエレベータが運
転されたときに清掃が行われることになる。
置の構成図である。
の関係を示す図である。
る。
置の構成図である。
チャートである。
ラー、4 連結棒、5第一スプリング固定板、6 ガイ
ド板、7 スプリング、8 第二スプリング固定板、9
ガイドローラー、10 清掃部材、11 乗場扉、1
2 窓ガラス、13 装置外装部、14 エレベータか
ご、20 スイッチ、22 スイッチ押下部材、23
ステッピングモータ、24 楕円ローラー、25 ロー
ラー、26 装置外装部、30 信号ケーブル。
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降路においてエレベータ乗場の窓ガラ
スに対向する位置にその窓ガラスの方向にせり出すよう
に設けられた押出ガイド手段と、 エレベータかごの所定位置に取り付けられ、エレベータ
かごが昇降する際に前記押出手段によって前記窓ガラス
の方向に押し出される連絡手段と、 前記連絡手段の窓ガラス側先端に取り付けられ、連絡手
段が押し出された状態にて前記窓ガラスに接触する清掃
手段と、 を含み、エレベータかごの昇降を利用して前記清掃手段
によって窓ガラスの清掃を行うことを特徴とするエレベ
ータ乗場窓ガラス清掃装置。 - 【請求項2】 エレベータかごが昇降するときそのエレ
ベータかごの位置を検出するかご位置検出手段と、 エレベータかごの所定位置に取り付けられた駆動手段
と、 その駆動手段によってエレベータ乗場の窓ガラスの方向
に押し出し可能な状態でエレベータかごの所定位置に取
り付けられた連絡手段と、 前記連絡手段の窓ガラス側先端に取り付けられ、連絡手
段が押し出された状態にて前記窓ガラスに接触する清掃
手段と、 を含み、前記かご位置の検出結果をもとに清掃手段が窓
ガラスの位置で押し出されて窓ガラスに接触し、エレベ
ータかごの昇降を利用して窓ガラスの清掃を行うことを
特徴とするエレベータ乗場窓ガラス清掃装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、該装置
はさらに、前記駆動手段の動作許可のタイミングを設定
する設定手段を含むことを特徴とするエレベータ乗場窓
ガラス清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20439496A JP3236222B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | エレベータ乗場窓ガラス清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20439496A JP3236222B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | エレベータ乗場窓ガラス清掃装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043094A true JPH1043094A (ja) | 1998-02-17 |
JP3236222B2 JP3236222B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=16489824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20439496A Expired - Fee Related JP3236222B2 (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | エレベータ乗場窓ガラス清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236222B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028324A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Tohru Miyake | 窓拭き装置 |
KR101475409B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2014-12-23 | 삼성중공업 주식회사 | 부유식 구조물 |
CN114180435A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-15 | 深圳市逸科网络科技有限公司 | 一种电梯门板消毒机构 |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20439496A patent/JP3236222B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004028324A1 (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-08 | Tohru Miyake | 窓拭き装置 |
KR101475409B1 (ko) * | 2012-06-29 | 2014-12-23 | 삼성중공업 주식회사 | 부유식 구조물 |
CN114180435A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-15 | 深圳市逸科网络科技有限公司 | 一种电梯门板消毒机构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3236222B2 (ja) | 2001-12-10 |
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