JPH1042105A - 両面原稿同時読み取り装置 - Google Patents

両面原稿同時読み取り装置

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JPH1042105A
JPH1042105A JP8209159A JP20915996A JPH1042105A JP H1042105 A JPH1042105 A JP H1042105A JP 8209159 A JP8209159 A JP 8209159A JP 20915996 A JP20915996 A JP 20915996A JP H1042105 A JPH1042105 A JP H1042105A
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JP8209159A
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Tatsuo Takaoka
達夫 高岡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの読み取り画像用バッファや1つの符号
化装置を使用するだけで、両面同時読み取りを可能にし
て、装置の簡略化とコストダウンとを実現する。 【解決手段】 両面原稿の表裏を同時に読み取るために
原稿読み取りパス上に2個の読み取り手段を備えた原稿
読み取り装置において、スキャナ制御用の1回のブロッ
クシンク割り込みで順次表裏のデータを読み取る2つの
データ読み取り手段と、2つのデータ読み取り手段から
出力される表裏のデータを同一のデータ格納バッファに
格納する読み取りデータの転送手段と、データ格納バッ
ファから表裏データを順次読み出す格納データ読み出し
手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、両面原稿の同時
読み取りが可能な両面原稿読み取り装置や、読み取られ
て符号化されたデータを蓄積する画像メモリを有する装
置に係り、特に、ファクシミリ端末装置や、コピー機、
ファクシミリ/コピー複合機、マルチメディア両面原稿
読み取り装置、通信端末などで使用するのに好適な両面
原稿同時読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、両面原稿の読み取りと送受信
とが可能な画像情報送受信装置、例えばファクシミリ装
置は公知である。このファクシミリ装置は、一対の読み
取り手段を備えており、片面のデータの読み取り処理を
する間に、他方の読み取り手段のデータを符号化して蓄
積するようにしている(特開平2−124680号公
報)。また、一対の読み取り手段と各々の読み取り手段
に対応する記憶手段とを設けて、順序よく符号化送信処
理を行なう画像情報送受信装置も知られている(特開平
4−68758号公報)。これらの装置によれば、両面
印字も行なうこともできる。なお、両面原稿読み取り装
置としては、1つのスキャナによって、原稿の表と裏と
を順次読み取る装置も知られているが、読み取り速度が
低下する。次に、従来の両面原稿同時読み取り装置につ
いて説明する。
【0003】図8は、従来の両面原稿同時読み取り装置
について、その要部構成の一例を示す図である。図にお
いて、41はピックアップローラ、42はプリフィード
ローラ、43はR0ローラ、44はR1ローラ、45は
R2ローラ、46は排紙ローラ、47は済スタンプ、5
1は原稿検知センサ、52は原稿ジャム検知センサ、5
3は手差しセットセンサ、54はS2センサ、55は表
面読み取りセンサ、56は裏面読み取りセンサ、P1は
原稿の1ページ目を示す。
【0004】この図8に示した両面原稿同時読み取り装
置では、原稿面を上側にしてセットし、原稿の1ページ
目P1から読み取りを行なう。まず、ピックアップロー
ラ41でセットされた原稿の分離を行ない、プリフィー
ドローラ42への1枚の原稿だけの搬送を可能にする。
プリフィード処理としては、原稿先端をR1ローラ44
の先に配置されたS2センサ54より先の位置(+α位
置)まで移動させる。なお、原稿検知センサ51は、原
稿の有無を検知するセンサで、原稿ジャム検知センサ5
2は、S2センサ54までの搬送路が長い場合に、主と
して原稿ジャムのチェックに使用される。
【0005】原稿のフィードが開始されると、表面読み
取りセンサ55の出力が、原稿ありの検出信号を発生し
ている間読み取りを行なう。両面原稿の場合には、少し
遅れたタイミングで、並行して裏面読み取りセンサ56
による裏面読み取りが行なわれる。“済スタンプ”機能
オン時は、片面原稿のときは表面(下側)のスタンプ、
両面原稿のときは表裏両面のスタンプを原稿後端付近に
押下することができる。なお、最近では、読み取りセン
サ55,56は、キセノンランプと一体化されたCCD
で構成され、密着センサと呼ばれている。従来の両面原
稿同時読み取り装置は、この図8のような構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先の図8に示したよう
に、従来の両面原稿同時読み取り装置には、両面読み取
りを可能にするために、一対の読み取りセンサ55,5
6が設けられており、それぞれのセンサ55,56から
出力される読み取りデータは、それぞれに対応して設け
られた図示されない読み取り画像用バッファや符号化部
へ送られて処理された後、画像メモリに蓄積される(後
出の図2に破線で囲んで示す構成)。そのため、2つの
読み取り画像用バッファや符号化部が必要であり、コス
トアップの一因になる。この発明では、1つの読み取り
画像用バッファや1つの符号化装置を使用するだけで、
両面同時読み取りを可能にして、装置の簡略化とコスト
ダウンとを実現することを課題とする(請求項1と請求
項2の発明)。この場合に、片面原稿の読み取り時と同
様の処理速度に設定すると、内部処理が間に合わなくな
り、スキャナの間欠動作が生じるので、間欠動作の発生
を防止することを課題とする(請求項3と請求項4の発
明)。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、両
面原稿の表裏を同時に読み取るために原稿読み取りパス
上に2個の読み取り手段を備えた原稿読み取り装置にお
いて、スキャナ制御用の1回のブロックシンク割り込み
で順次表裏のデータを読み取る2つのデータ読み取り手
段と、2つのデータ読み取り手段から出力される表裏の
データを同一のデータ格納バッファに格納する読み取り
データの転送手段と、データ格納バッファから表裏デー
タを順次読み出す格納データ読み出し手段とを設けてい
る。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の両面原稿
同時読み取り装置において、データ格納バッファから表
裏データを順次読み出すとき、まず、表裏混在データか
ら連続する表側のデータと裏側のデータとを認識する手
順と、前記認識された連続する表側のデータを符号化す
る手順と、前記認識された連続する裏側のデータを符号
化する手順と、これらの手順を表裏ページの最終まで順
次繰り返えす手順とを制御する手順制御手段と、1つの
符号化部により表裏の符号化処理を切り換える制御部と
を設けている。
【0009】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の両面原稿同時読み取り装置において、両面原稿の
読み取り時に、固有の読み取り速度を設定する読み取り
速度設定手段と、読み取り速度の設定値によってデータ
読み取り手段を制御する制御手段とを設け、表裏のデー
タを1つの読み取りデータ格納バッファに格納し、格納
されたデータから表裏データを認識して、順次同一の符
号化手段によって符号化処理を行なうようにしている。
【0010】請求項4の発明では、請求項3の両面原稿
同時読み取り装置において、両面原稿の読み取り時に、
読み取り線密度や読み取りモードに応じて固有の読み取
り速度を設定する読み取り速度設定手段と、読み取り速
度の設定値によってデータ読み取り手段を制御する制御
手段とを設けている。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の両面原稿同時読み取り
装置について、図面を参照しながら、その実施の形態を
詳細に説明する。この発明の両面原稿同時読み取り装置
は、ファクシミリ装置や、コピー機、ファクシミリ/コ
ピー複合機、マルチメディア両面原稿読み取り装置、通
信端末などで使用することができる。ここでは、一例と
して、ファクシミリ装置について説明する。
【0012】図1は、この発明の両面原稿同時読み取り
装置の一例であるファクシミリ装置について、その要部
構成の実施の形態の一例を示す機能ブロック図である。
図において、1はシステム制御部、2はシステムメモ
リ、3はスキャナ、4はプロッタ、5は読み取り画像用
バッファメモリ、6は網制御部、7はG3FAXモデ
ム、8は画像メモリ、9は符号化復号化部、10は操作
表示部、11はシステムバスを示す。
【0013】両面原稿同時読み取り装置では、両面原稿
を同時に読み取ることが可能なスキャナを備えることが
必要である。この図1に示したファクシミリ装置では、
スキャナ3が2つ設けられているが、基本的な構成は従
来の装置と同様であり、システム制御部1が、後出の図
4や図5等のフローに従って制御する点に特徴を有して
いる。各部の機能は、概略次のとおりである。
【0014】システム制御部1は、図1のファクシミリ
装置において、符号化・復号化制御、通信制御、入出力
制御などシステム全体の制御処理およびファクシミリ伝
送制御手順を行なう。システムメモリ2は、システム制
御部1がプログラムを実行するときにワークエリアとし
て使用して、必要なデータ等を記憶したり、さらには、
システム的に必要なパラメータやユーザ登録データなど
の登録データ等を格納する記憶手段である。スキャナ3
は、原稿の同時読み取りのために2個設けられており、
所定の解像度で原稿を読み取る画像読み取り手段であ
る。プロッタ4は、所定の解像度で画像またはレポート
類を記録出力するプリンタ等の出力手段である。
【0015】読み取り画像用バッファメモリ5は、スキ
ャナ3によって読み取られた画像データ(生画像デー
タ)を一時的に格納する記憶手段である。網制御部6
は、公衆電話回線網やISDN回線網等に接続するため
の制御手段で、自動発着信機能も有している。G3FA
Xモデム7は、G3ファクシミリのモデム機能を実現す
る機能を有している。なお、G4ファクシミリのモデム
を使用することも可能である。
【0016】画像メモリ8は、メモリ送信時やメモリ受
信時(代行受信や親展受信など)に、必要に応じて画情
報を蓄積しておく記憶手段である。符号化復号化部9
は、生画像データ(符号化前の画情報)を所定の方式に
従って符号化して圧縮したり、符号化された画像を元の
生画像データに伸長したりする機能を有している。操作
表示部10は、通信操作および登録操作などを行なう機
能を有し、各種キーや表示器から構成されている。この
発明の両面原稿同時読み取り装置、例えばファクシミリ
装置は、以上のような構成であり、以下の各実施の形態
において全て共通している。
【0017】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、主として請求項1の発明に対
応しているが、請求項2から請求項4の発明にも関連し
ており、請求項1の発明が基本発明である。この第1の
実施の形態では、両面同時読み取りを行なう場合に、原
稿の表裏の読み取り画像を同一のバッファに格納するこ
とによって、コストダウンを図る点に特徴を有してい
る。次に、この発明の両面原稿同時読み取り装置におけ
る読み取り動作を、両面の読み取り時のデータパスの流
れ図によって説明する。
【0018】図2は、両面原稿同時読み取り装置につい
て、この発明によるデータの流れと従来のデータの流れ
とを説明する図である。図において、21は両面原稿、
21aは表側の画像イメージ、21bは裏側の画像イメ
ージ、22aは表用スキャナ、22bは裏用スキャナ、
23aは表用読み取り画像用バッファ、23bは裏用読
み取り画像用バッファ、24aは表用符号化復号化部、
24bは裏用符号化復号化部、25は画像メモリ、31
は読み取りデータ転送部、32は読み取り画像用バッフ
ァ、33は画像読み出し部、34は符号化復号化部、3
5は画像メモリを示し、S1,S2,S3,……は表側
読み取りデータ、B1,B2,B3,…………は裏側読
み取りデータを示す。
【0019】通常、両面同時読み取りを行なう場合に
は、この図2に破線で囲んで示したように、片面を読み
取る場合のパスを2つ独自に用意すれば、簡単に構成す
ることができる。しかし、読み取りデータを格納するバ
ッファ(読み取り画像用バッファ23a,23b)や符
号化部(符号化復号化部24a,24b)が、両面同時
読み取りのためだけに2つ必要であり、結果として高価
な装置になってしまう。そこで、この発明では、これら
を片面原稿の読み取り時と同様に(同様な物理的構造)
構成する。この図2に示した2つのスキャナ、すなわ
ち、表用スキャナ22aと裏用スキャナ22bは、ある
程度の読み取り情報が保持できる容量のメモリを有して
いるとする。そして、スキャナ制御用の1回のブロック
シンクの割り込みによって、保持している読み取りデー
タを、読み取りデータ転送部31によって読み取り画像
用バッファ32に対してDMA転送する。
【0020】両面原稿の場合には、ブロックシンク毎
に、両面原稿21のページ単位で表側と裏側とを交互に
読み取り、表側読み取りデータS1,S2,S3,……
と、裏側読み取りデータB1,B2,B3,……がDM
A転送される。このような処理によって、読み取り画像
用バッファ32には、表側と裏側の読み取りデータが、
S1,B1,S2,B2,S3,B3,……のように交
互に格納される。この読み取り画像用バッファ32に格
納された読み取りデータは、画像読み出し部33によっ
て順次格納された単位で交互に読み出され、符号化復号
化部34により符号化されて、画像メモリ35に格納
(蓄積)される。
【0021】図3は、両面原稿同時読み取り時における
読み取りデータの転送動作を説明するタイムチャートで
ある。図において、図2と同様の符号は図2の信号、d
1とd2はブロックシンク割り込み信号を示す。
【0022】読み取り時には、スキヤナ制御信号(2番
目)がオンになり、表用スキャナ22aと裏用スキャナ
22bによって、表側読み取りデータS1と裏側読み取
りデータB1とが読み込まれる。ブロックシンク割り込
み信号d1により、DMAの設定が行なわれ、表側読み
取りデータS1と裏側読み取りデータB1が、読み取り
画像用バッファ32へ転送される。その後、表側読み取
りデータS2と裏側読み取りデータB2とが読み込ま
れ、次のブロックシンク割り込み信号d2により、DM
Aの設定が行なわれて、読み取り画像用バッファ32へ
転送される。その後も、同様の動作が繰り返えされる。
したがって、読み取り画像用バッファ32を1つ設ける
だけで両面原稿の読み取りが可能になり、片面原稿の読
み取り/蓄積時と同様の構成になる。次に、以上の動作
を、フローチャートで説明する。
【0023】図4は、この発明の第1の実施の形態につ
いて、両面原稿の読み取り時における主要な処理の流れ
を示すフローチャートで、(1) は両面読み取りの処理、
(2)はブロックシンク割り込み時の処理を示す図であ
る。図において、#1〜#6と#11〜#12はステッ
プを示す。
【0024】図4(1) のステップ#1で、両面原稿21
をプリフィードする。次のステップ#2で、読み取り位
置に達したか否かチェックし、読み取り位置に達して読
み取りが可能であれば、ステップ#3へ進む。ステップ
#3で、原稿を読み取るためのフィード制御を行なう。
ステップ#4で、読み取りが終了したか否かチェック
し、読み取りが終了したときは、ステップ#5へ進む。
ステップ#5で、次のページがあるかどうか判断する。
【0025】次のページがあれば、再び先のステップ#
1へ戻る。また、次のページがなければ、ステップ#6
へ進み、排紙制御を行なって、この図4(1) のフローを
終了する。なお、次のページ(原稿)があるときは、そ
のプリフィード処理(ステップ#1)によって、前のペ
ージ(原稿)は排紙されるとする。また、この図4(1)
の読み取り処理を開始する前に、キセノンランプの点灯
や、線速度(読み取り速示)の調整等の処理は完了して
いるとする。
【0026】このフィード処理の間(ステップ#3)
に、ブロックシンク割り込みが発生すると、図4(2) に
示すように、表用スキャナ22aや裏用スキャナ22b
からの読み取りデータの読み取り画像用バッファ32へ
のDMA転送が実行される。すなわち、ステップ#11
で、表用スキャナ22aから表側読み取りデータ(S
1,S2,……の内の1単位分)を読み取り画像用バッ
ファ32へ転送し、次のステップ#12で、裏用スキャ
ナ22bから裏側読み取りデータ(B1,B2,……の
内の1単位分)を読み取り画像用バッファ32へ転送す
る。この図4(2) のステップ#11と#12の処理は、
全ての原稿の読み取りが終了するまで、すなわち、図4
(1) のステップ#3と#4の処理が終了するまで、繰り
返えし実行される。したがって、両面原稿の同時読み取
りおよびフィード制御と、読み取りデータの読み取り画
像用バッファ32へのDMA転送とは、並行して実行さ
れる。
【0027】したがって、この第1の実施の形態によれ
ば、読み取りデータを格納するバッファを削減すること
ができる(または共有化することができる)。すなわ
ち、表裏のデータを格納するバッファの共有化と共に、
片面読み取り時のデータを格納するバッファとも共有化
することができる。言い換えれば、表裏別々に2つのバ
ッファを設けなくてもよい構成が可能である。その結
果、装置が簡略化され、コストダウンが実現される。
【0028】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項2の発明に対応してい
るが、請求項1の発明にも関連している。先に述べた第
1の実施の形態では、両面同時読み取りを行なう場合
に、原稿の表裏の読み取り画像を同一のバッファに格納
することによって、コストダウンを実現する装置につい
て説明した。この第2の実施の形態では、両面同時読み
取りを行なう場合に、原稿の表裏の読み取り画像を同一
の符号化復号化部によって符号化することにより、コス
トダウンを図る点に特徴を有している。基本的な構成と
動作は、先の図1から図4に示したとおりである。この
第2の実施の形態では、先の図2に関連して説明したよ
うに、読み取り画像用バッファ32に格納された読み取
りデータは、フィード中に画像読み出し部33によって
順次格納された単位で交互に読み出され、符号化復号化
部34へ送られる。そして、この符号化復号化部34に
おいて符号化された後、画像メモリ35に格納(蓄積)
される。したがって、両面原稿の読み取りデータの読み
取り画像用バッファ32へのDMA転送と、符号化処理
とは、並行して実行されることになる。この符号化処理
では、読み取り画像用バッファ32に格納された読み取
りデータ(生データ)を、ライン単位で符号化する。以
上の符号化の処理を、フローチャートで説明する。
【0029】図5は、この発明の第2の実施の形態につ
いて、符号化処理時における主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#21〜#25はス
テップを示す。
【0030】ステップ#21で、原稿の読み取りが終了
したかどうか判断する。原稿の読み取りが終了していれ
ば、次のステップ#22で、符号化処理が終了したかど
うか判断する。符号化処理が終了したときは、この図5
のフローを終了する。これに対して、先のステップ#2
1で判断した結果、原稿の読み取りが終了していないと
きは、ステップ#23へ進む。また、先のステップ#2
2で判断した結果、符号化処理が終了していないとき
も、ステップ#23へ進む。
【0031】ステップ#23では、表側のラインである
かどうか判断する。表側のラインであれば、ステップ#
24へ進み、表側のライン単位で符号化の処理を行なっ
て、先のステップ#21へ戻る。また、表側のラインで
ないときは、ステップ#25へ進み、裏側のライン単位
で符号化の処理を行なって、先のステップ#21へ戻
る。以上のステップ#21〜#25の処理によって、両
面原稿の同時読み取りデータを1つの符号化復号化部3
4によって符号化することができる。なお、実際の制御
動作は、先の説明よりも多少複雑であるが、符号化処理
や蓄積処理等は周知の技術であるから、詳しい説明は省
略する。このように、第2の実施の形態によれば、先の
第1の実施の形態の場合と同様に、両面原稿同時読み取
り装置の構成を簡略化することが可能になるので、コス
トダウンが実現される。
【0032】第3の実施の形態 この第3の実施の形態は、請求項3の発明に対応してい
るが、請求項1と請求項2の発明にも関連している。先
に述べた第1と第2の実施の形態では、両面同時読み取
りを行なう場合に、原稿の表裏の読み取り画像を同一の
バッファに格納したり、同一の符号化復号化部によって
符号化処理を行なうことによって、コストダウンを実現
する装置について説明した。この第3の実施の形態で
は、両面同時読み取りを行なう場合に、読み取り速度を
遅く制御することによって、過度の間欠読み取りを防止
すると共に、コストダウンを図る点に特徴を有してい
る。
【0033】すでに述べたように、この発明の両面原稿
同時読み取り装置では、従来の方式のように、両面原稿
の表裏の画像を同時に(2系統のパスによって)符号化
するのではなく、1つの読み取り画像用バッファ32
と、1つの符号化復号化部34とによって処理して、画
像メモリ35に蓄積している。そのため、内部における
処理能力は、従来の方式に比べて当然低下する。具体的
にいえば、従来の方式(または装置)では、両面同時読
み取り時にも、片面読み取り時にも、特に読み取り速度
については考慮していない。例えば、規定サイズの原稿
の読み取り時間は、3秒/A4縦のように表現されてい
る。この発明の両面原稿同時読み取り装置でも、片面読
み取り時と同じ読み取り速度に設定しても、動作上は問
題はない。しかし、両面同時読み取り時には、片面読み
取り時に比べて、スループットが著しく低下するので、
例えば符号化待ち等のために、結果としてスキャナの間
欠動作が頻繁に発生することになる。この第3の実施の
形態では、このスキャナの間欠動作が生じないように、
片面読み取り時の読み取り速度の情報を保持しておく。
例えば、図1のシステムメモリ2内の所定エリアに、片
面読み取り時の読み取り速度の情報を格納しておく(具
体例は後出の図6に示す)。基本的には、1つの符号化
部によって、2つの符号化部が行なう処理を実行するの
で、両面同時読み取り時には、その読み取り速度の半分
に設定する。なお、読み取り時間による設定も可能であ
り、この場合には、片面読み取り時の読み取り時間の2
倍に設定する。以上のように、この第3の実施の形態で
は、片面読み取り時の読み取り速度の情報、あるいは読
み取り時間の情報を保持しておき、両面同時読み取り時
には、その情報を補正して読み取り速度または時間を設
定する。例えば、読み取り速度のときは半分の値に、読
み取り時間のときは2倍の値に設定する。したがって、
両面同時読み取り時においても、スキャナの間欠動作の
発生が防止されて、特に印刷時等には、滑らかな画像
(忠実な再現)を得ることが可能になる。さらに、読み
取り部以外は、片面読み取りと同様な構成で実現できる
ので、コストダウンも達成される。
【0034】第4の実施の形態 この第4の実施の形態は、請求項4の発明に対応してい
るが、請求項3の発明にも関連している。先に述べた第
3の実施の形態では、両面同時読み取りを行なう場合
に、読み取り速度を遅く制御することによって、過度の
間欠読み取りを防止すると共に、コストダウンを実現す
る装置について説明した。この第4の実施の形態では、
両面同時読み取りを行なう場合に、読み取り速度を遅
く、かつ、線密度や読み取りモード単位に切り換えて制
御することによって、過度の間欠読み取りを防止すると
共に、適切な読み取り時間が得られるようにする点に特
徴を有している。
【0035】先の第3の実施の形態では、システムメモ
リ2内の所定エリアに、片面読み取り時の読み取り速度
あるいは読み取り時間の情報を保持する場合を説明し
た。この第4の実施の形態では、これらの情報を、線密
度単位、あるいは読み取りモードによって切り換えるよ
うにしている。
【0036】図6は、読み取り時間の情報について、そ
の格納状態を説明するテーブルの一例を示す図である。
図の数字は時間(秒)を示す。
【0037】この図6に示すように、読み取り速度のテ
ーブルには、例えば、線密度、読み取りモード、片面原
稿の読み取り時間、両面原稿の読み取り時間の項目を設
け、それぞれの情報を予め格納しておく。この図6で
は、線密度が3種類の場合で、ふつう字のときには20
0×100dpi、小さな字は200×200dpi、
微細字は400×400dpiである。読み取りモード
は、2値(=文字)と写真の2種類である。片面原稿の
読み取り時間は、A4縦の原稿が200×100dpi
相当(ふつう字)の線密度のとき、0.75秒である。
同様に、A4縦の原稿が200×200dpi相当(小
さな字)の線密度のときは1.50秒、400×400
dpi相当(微細字)の線密度のときは、6.00秒で
読むことになる。基本的には、200×200dpiの
線密度は、200×100dpi相当の線密度の2倍の
情報量があるので、2倍の時間とし、400×400d
piの線密度は、200×100dpi相当の線密度の
4倍の情報量があるので、4倍の時間に設定している。
【0038】そして、両面原稿の情報量は片面原稿の情
報量の2倍であるから、その読み取り時間は、片面原稿
の読み取り時間の2倍としている。さらに、写真モード
の場合には変化点が多いので、符号化処理時間にも影響
を与えることを考慮して、この図6では、両面原稿の場
合には、2値のときの読み取り時間の1.5倍に設定で
きるようにしている。なお、これらの設定値は、ユーザ
によって書き換え可能であるように、図1の操作表示部
10のファンクションキーの1つに、その機能を割り当
てておくこともできる(サービス設定の機能)。
【0039】また、実際の原稿読み取り時には、セット
された原稿が両面か片面かの情報は、操作時のユーザの
指示によって得られる。線密度についても、操作表示部
10のLED表示による情報により、ユーザが変更する
ことが可能である。この線密度は、ページ単位で設定す
ることができるとする。システム制御部1は、原稿の読
み取り処理中は、この図6のテーブルの情報を常時読み
出して、必要な制御に使用する。先の図6のテーブルで
は、最も右側の列に示したように、線密度と読み取りモ
ードとの組み合わせにより、2値モードの場合には、片
面原稿のときの2倍の時間、また、写真モードの場合に
は、2値モードの2倍の時間(片面原稿の4倍に相当す
る)のにように設定する。
【0040】図7は、この発明の第4の実施の形態につ
いて、スキャナ線速決定処理時における主要な処理の流
れを示すフローチャートである。図において、#31は
ステップを示す。
【0041】ステップ#31で、図6のテーブルから、
線密度、読み取りモード、片面読み取りか両面読み取り
かに応じて、読み取り時間の情報を読み出し、スキャナ
線速を決定する。その他の処理は、先の第3の実施の形
態で説明した処理と同様である。したがって、第3の実
施の形態と同様に、スキャナの間欠動作の発生が防止さ
れて、特に印刷時等には、滑らかな画像(忠実な再現)
を得ることが可能になる等の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の両面原稿同時読み取り装置で
は、2つのデータ読み取り手段から出力される表裏のデ
ータを同一のデータ格納バッファに格納する読み取りデ
ータの転送手段と、データ格納バッファから表裏データ
を順次読み出す格納データ読み出し手段とを設けてい
る。したがって、データ格納バッファを1つ設けるだけ
で、両面原稿の同時読み取りが可能になり、コストダウ
ンが実現される。
【0043】請求項2の両面原稿同時読み取り装置で
は、請求項1の両面原稿同時読み取り装置において、デ
ータ格納バッファから表裏データを順次読み出すとき、
まず、表裏混在データから連続する表側のデータと裏側
のデータとを認識する手順と、認識された連続する表側
のデータを符号化する手順と、認識された連続する裏側
のデータを符号化する手順と、これらの手順を表裏ペー
ジの最終まで順次繰り返えす手順とを制御する手順制御
手段、および1つの符号化部により表裏の符号化処理を
切り換える制御部とを設けている。したがって、請求項
1の両面原稿同時読み取り装置による効果に加えて、1
つの符号化部を1つ設けるだけで、両面原稿の同時読み
取りが可能になり、コストダウンが実現される。
【0044】請求項3の両面原稿同時読み取り装置で
は、請求項1または請求項2の両面原稿同時読み取り装
置において、両面原稿の読み取り時に、固有の読み取り
速度を設定する読み取り速度設定手段と、読み取り速度
の設定値によってデータ読み取り手段を制御する制御手
段とを設けている。したがって、請求項1または請求項
2の両面原稿同時読み取り装置による効果に加えて、ス
キャナの間欠動作の発生が防止されて、特に印刷時等に
は、滑らかな画像(忠実な再現)を得ることが可能にな
る。
【0045】請求項4の両面原稿同時読み取り装置で
は、請求項1の両面原稿同時読み取り装置において、両
面原稿の読み取り時に、読み取り線密度や読み取りモー
ドに応じて固有の読み取り速度を設定する読み取り速度
設定手段と、読み取り速度の設定値によってデータ読み
取り手段を制御する制御手段とを設けている。したがっ
て、請求項1の両面原稿同時読み取り装置による効果に
加えて、スキャナの間欠動作の発生が防止されて、特に
印刷時等には、滑らかな画像(忠実な再現)を得ること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の両面原稿同時読み取り装置の一例で
あるファクシミリ装置について、その要部構成の実施の
形態の一例を示す機能ブロック図である。
【図2】両面原稿同時読み取り装置について、この発明
によるデータの流れと従来のデータの流れとを説明する
図である。
【図3】両面原稿同時読み取り時における読み取りデー
タの転送動作を説明するタイムチャートである。
【図4】この発明の第1の実施の形態について、両面原
稿の読み取り時における主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図5】この発明の第2の実施の形態について、符号化
処理時における主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図6】読み取り時間の情報について、その格納状態を
説明するテーブルの一例を示す図である。
【図7】この発明の第4の実施の形態について、スキャ
ナ線速決定処理時における主要な処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図8】従来の両面原稿同時読み取り装置について、そ
の要部構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 3 スキャナ 4 プロッタ 5 読み取り画像用バッファメモリ 6 網制御部 7 G3FAXモデム 8 画像メモリ 9 符号化復号化部 10 操作表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面原稿の表裏を同時に読み取るために
    原稿読み取りパス上に2個の読み取り手段を備えた原稿
    読み取り装置において、 スキャナ制御用の1回のブロックシンク割り込みで順次
    表裏のデータを読み取る2つのデータ読み取り手段と、 前記2つのデータ読み取り手段から出力される表裏のデ
    ータを同一のデータ格納バッファに格納する読み取りデ
    ータの転送手段と、 前記データ格納バッファから表裏データを順次読み出す
    格納データ読み出し手段とを備えたことを特徴とする両
    面原稿同時読み取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の両面原稿同時読み取り装置に
    おいて、 上記データ格納バッファから表裏データを順次読み出す
    とき、まず、表裏混在データから連続する表側のデータ
    と裏側のデータとを認識する手順と、前記認識された連
    続する表側のデータを符号化する手順と、前記認識され
    た連続する裏側のデータを符号化する手順と、これらの
    手順を表裏ページの最終まで順次繰り返えす手順とを制
    御する手順制御手段と、 1つの符号化部により表裏の符号化処理を切り換える制
    御部とを備えたことを特徴とする両面原稿同時読み取り
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の両面原稿同時
    読み取り装置において、 両面原稿の読み取り時に、固有の読み取り速度を設定す
    る読み取り速度設定手段と、 上記読み取り速度の設定値によってデータ読み取り手段
    を制御する制御手段とを備え、 表裏のデータを1つの読み取りデータ格納バッファに格
    納し、格納されたデータから表裏データを認識して、順
    次同一の符号化手段によって符号化処理することを特徴
    とする両面原稿同時読み取り装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の両面原稿同時読み取り装置に
    おいて、 両面原稿の読み取り時に、読み取り線密度や読み取りモ
    ードに応じて固有の読み取り速度を設定する読み取り速
    度設定手段と、 上記読み取り速度の設定値によってデータ読み取り手段
    を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする両面原
    稿同時読み取り装置。
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