JP4027190B2 - 両面印刷ファクシミリ装置、両面印刷ファクシミリ装置の印刷方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は高解像度画像と両面印刷を可能とする両面印刷ファクシミリ装置、両面印刷ファクシミリ装置の印刷方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ装置においては、16*15.4line/mmまたは400*400dpiの通常解像度に対し、24*23.1line/mmまたは600*600dpiの高解像度での印刷を要求されている。そして、((600/400)*(600/400))=2.25という計算式が示すように、600dpiの高解像度の印刷は400dpiの通常解像度の印刷に比べて、ページメモリ容量が2.25倍必要になる。
【0003】
また、両面印刷機構でも、長尺受信原稿を考えると記録紙に入らない場合があるので、分割判断をするために1ページ目からページメモリに格納して2ページそろって印刷を開始する必要がある。したがって、400dpiの1ページ印刷に比べて、ページメモリ容量が2ページ分の2倍必要になる。
【0004】
よって、上述のことから従来のファクシミリ装置において高解像度印刷と両面印刷との両方を実現しようとすると、結果的にページメモリ容量は2.25*2=4.5となり、通常解像度の400dpiの1ページ印刷に比べ、4.5倍のページメモリ容量を必要とする。
【0005】
また、本発明に類似する従来技術として、両面印刷ユニットが装着されていたら拡張メモリの装着有無で受信可能な解像度を変更するファクシミリ装置がある(例えば、特許文献1参照)。該ファクシミリ装置は、該特許文献1における請求項1では、拡張メモリには言及していないが、両面印刷モード時は400dpi、片面印刷モード時は600dpiで受信可能な解像度を変更している。また、請求項2から4においては、拡張メモリの装着有無ではなく、受信可能な解像度は固定で宣言するが、ユーザの設定で受信可能な解像度を変更するというものである。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−333256号公報(第1−4頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファクシミリ装置においては、両面印刷と高解像度印刷を両立させようとすると、ページメモリは通常の片面印刷の4.5倍必要となり、コストアップにつながってしまう。
【0008】
また、一方でコストアップを避けるために、400dpiで宣言をした両面印刷を設定すると、受信画像が1ページでも400dpiで受信して400dpiの片面印刷になってしまう。また、受信画像が短い場合、600dpi両面印刷できる可能性があるにもかかわらず、400dpiで受信して400dpiの両面印刷になってしまう。さらに、400dpiで両面印刷できる場合と、600dpiの画像を2ページ受信して600dpi片面印刷になってしまう場合とがあり、ユーザにとってわかりにくい可能性もある。
【0009】
また、特許文献1の従来例は、オプション部品である両面印刷ユニットの接続有無および拡張メモリの装着有無に応じて相手送信機に受信可能な解像度を宣言するものであり、オプション部品を必要としない両面印刷が標準機能として内蔵されている両面印刷ファクシミリ装置には対応しない。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、両面印刷と高解像度の両方を実現する時に、400dpiの1ページ印刷に比べて4.5倍のページメモリ容量が必要になるが、4.5倍も持てない場合においても、両面印刷と高解像度の両方を実現する両面印刷ファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0011】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、受信した原稿の画情報に応じて解像度および印刷方法を制御する制御手段と、制御手段により制御された解像度および印刷方法によって印刷する印刷手段と、を有する両面印刷ファクシミリ装置において、解像度として、高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、印刷方法として、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能であり、制御手段は、高解像度が選択され、かつ、両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷ができない場合、受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷を行い、受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、かつ、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能である両面印刷ファクシミリ装置の印刷方法において、高解像度が選択され、かつ、両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷ができない場合、受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷を行い、受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷を行うことを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明は、高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、かつ、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能であり、ファクシミリ機能を実現できるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、高解像度が選択され、かつ、両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷処理をコンピュータに実行させることができない場合、受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷処理をコンピュータに実行させ、受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷処理をコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のプログラムを記憶したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施例であるファクシミリ装置のブロック図である。システム制御部1は、各部の制御処理およびファクシミリ電送制御手順を行う。システムメモリ(DRAM)2は、システム制御部がプログラムを実行する時に、必要なデータ等を記録したり、ワークエリアとしたりして利用する。スキャナ3は、所定の画像で原稿を読み取る。プロッタ4は、所定の解像度で画像またはリスト・レポート類を印刷する。読出専用メモリ(ROM)5は、プログラムや各種テーブルを格納する領域である。書込可能不揮発メモリ(SRAM)6は、画像メモリ(SAF)9とリンクして、システム制御上必要なパラメータやユーザ操作などで得られる登録データを格納する。網制御部7は、公衆電話回線網に接続するもので、自動発信機能を有する。G3FAXモデム8は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するものである。画像メモリ(SAF)9は、必要に応じて、送信画像や受信画像を記憶しておくものである。符号化復号化部10は、生画像を定められた符号に圧縮したり、符号化された画像を元の生画像に伸長したりするものである。操作表示部11は、通信操作や登録操作などを行うもので、各種のキーや表示器から構成される。
【0018】
複合機の両面印刷機能としては、ファクシミリ受信、プリンタ、コピー、レポート印刷などが考えられる。上述の図1のファクシミリ装置は、本発明の主要機能であるファクシミリ受信、プリンタ、コピー、レポート印刷の両面印刷裏紙の関係についてのものである。
【0019】
また、ファクシミリ装置には、排紙したままP1、P2と順番に読む裏面排紙のマシンと、排紙したまま最終ページからP1まで順番に読む表面排紙のマシンとがあり、この実施の形態では、裏面排紙のマシンについて述べることにする。表面排紙のマシンも表面、裏面の印刷順は異なるが、テキスト部と画像部に分ける考え方は同じである。
【0020】
次にファクシミリ装置の両面印刷機構について、図10を参照にして説明する。両面印刷機構は、排紙センサ13、定着ローラ14、感光体15、レジストローら16、転写ローラ17、分岐センサ(ツメとフィラーが一体)18、搬送ローラ19、レジストセンサ20とから構成されている。書き込み部は1箇所で、片面書き込み後に記録紙を逆転させてパスを切り替えて元のパスに戻す方式である。書き込み部が2箇所の方式でも本発明は有効であり、また、どんな書き込みスピードになっていようとも本発明は有効である。
【0021】
ただし、裏面排紙の場合は、最初にP2を第1面として印刷してから、P1を第2面として印刷する。したがって、ページ分割の判断もして両面印刷するためにページメモリを2ページ分確保して、P1、P2の順にページメモリに展開してP2から両面印刷する。
【0022】
次に、ファクシミリ受信時の動作についてデータパスを中心に説明する。図2は、直接受信のデータパスについて示している。システム制御部1が読出専用メモリ5からプログラムを読み出し、システムメモリ(DRAM)2、書込可能不揮発メモリ6を使用しながら全体を制御する。受信時は網制御部7で着呼を検出して回線を閉結して呼をつなぐ。その後、プロトコルの交換を行い画情報(圧縮)をG3FAXモデム8でデジタル信号に変換して圧縮データを画像メモリ(SAF)9に蓄積するとともに、符号化復号化部10で画情報(生)に復号化してシステムメモリ(DRAM)2上にあるページメモリ(PM)に展開して、そのデータをプロッタ4に送り印刷する。途中でプロッタ4がダウンしてもよいように画像メモリ(SAF)9に蓄積して画情報を保証している。
【0023】
次に、図3を参照にしてメモリ受信のデータパスについて説明する。画像メモリ(SAF)9に蓄積するまでは、上述の直接受信の場合と同じであるが、符号化復号化部10から先のデータパスは通さない。プロッタ4へも画情報(生)を送らない。これは、印字は受信後に行うメモリ受信だからである。回線を切断した後に画像メモリ(SAF)9を読み出し、符号化復号化部10で画情報(生)に復号化してシステムメモリ2上のページメモリ(PM)に展開してプロッタに送り印刷する。
【0024】
次に、図4を参照にしてバッファコピーのデータパスについて説明する。スキャナ3で読み取った画情報はシステムメモリ(DRAM)2上にあるページメモリ(PM)に展開して、そのデータをプロッタ4に送り印刷する。
【0025】
次に、図5を参照にしてバッファコピーのデータパスについて説明する。画像メモリ(SAF)9に蓄積した後は、上述のメモリ受信のデータパスと同じである。スキャナ3で読み取った画情報(生)は、符号化復号化部10で圧縮されて画像メモリ(SAF)9に蓄積する。蓄積した画情報(圧縮)は、画像メモリ(SAF)9から読み出して、符号化復号化部10で画情報(生)に復号化してシステムメモリ(DRAM)2上のページメモリ(PM)に展開してプロッタ4に送り印刷する。
【0026】
次に両面印刷時の受信方式について説明する。通常は直接受信、メモリ受信ともに両面印刷できる。直接受信の場合は、バックグラウンドで画像メモリ(SAF)9に蓄積しているので、同時に画情報(圧縮)を復号化して画情報(生)にしてシステムメモリ(DRAM)2上のページメモリ(PM)に展開する。1ページ目を受信した時点で相手にMCFを返し、ここでは印刷しない。2ページ目を受信した時点で相手にMCFを返し、2ページ分の画情報(生)がPMにたまったら、両面印刷モードで印刷する。その後、奇数ページでは印刷せず、偶数ページを受信した時点で両面印刷モードにより印刷する。最終ページが奇数ページであれば、片面印刷モードで印刷する。ただし、印刷面を一定にしたい場合は、偶数ページは白紙を印刷して、両面機構を通した後に奇数ページを印刷する。このようにすれば、奇数ページの印刷面が一定となり、片面にロゴ入りの記録紙を使用しても、順序よく並ぶ。なお、最終印刷ページが偶数ページであれば、両面印刷モードで印刷する。
【0027】
一方メモリ受信の場合は、すべての画情報を受け取って回線切断した後に、印刷に入る。画像メモリ(SAF)9から奇数ページと偶数ページの画情報(圧縮)を読み出して符号化復号化部で画情報(生)に復号化して、システムメモリ(DRAM)2上のPMに展開する。プロッタ4は、2ページ分の画情報(生)がPMにたまったら、両面印刷モードで印刷する。最終ページが奇数ページであれば、片面印刷モードで印刷する。
【0028】
次に両面印刷時のコピー方式について説明する。通常はバッファコピー、メモリコピーともに両面印刷できる。バッファコピーの場合は、読み取った画情報(生)をそのままシステムメモリ(DRAM)2上のページメモリ(PM)に展開する。1ページ目を読み取った時点では印刷しない。2ページ目を読み取った時点で2ページ分の画情報(生)がPMにたまったら、両面印刷モードで印刷する。その後も同様に奇数ページでは印刷せず、偶数ページを読み取った時点で両面印刷モードにより印刷する。最終ページが奇数ページであれば、片面印刷モードで印刷する。ただし、印刷面を一定にしたい場合は、偶数ページは白紙を印刷して、両面機構を通して、後に奇数ページを印刷する。このようにすれば、奇数ページの印刷面が一定となり、片面にロゴ入りの記録紙を使用しても、順序よく並ぶ。最終ページが偶数ページであれば、両面印刷モードで印刷する。
【0029】
次に、ファクシミリ装置の操作表示部11を示す図6から図10を参照にしながら、本発明の実施例であるファクシミリ装置の動作について詳細に説明する。以下は便宜上、高解像度が600*600dpi、通常解像度が400*400dpiとして説明するが、高解像度が400*400dpi、通常解像度が200*200dpiの場合でも本発明は成り立つ。
【0030】
まず、第1の実施例について説明する。あらかじめマシンとして両面印刷を設定しておく。設定方法は、図6(a)の表示の後に右矢印キーを押し、図6(b)の表示の後に設定ボタンを押す。両面印刷と片面印刷の選択をする。この時に相手先による場合のみ両面印刷、またはある給紙段の時のみ両面印刷など制限を加えることは可能である。ここでは、代表してすべてが両面印刷設定されている場合のみを記載している。
【0031】
まず、受信時に相手機に対して解像度を宣言する。両面印刷が設定されている場合、600dpiの情報が来ると、2ページ分のページメモリ容量が確保できないので、400dpiを宣言する。
【0032】
必ず400dpi以下の解像度で受信画情報が送信されるので、P1をページメモリに展開して、次にP2をページメモリに展開する。この時には2ページ分のページメモリ容量が確保できているので、問題はない。そして、P2から第1面として印刷し、次にP1を第2面として印刷するという方法で両面印刷する。
【0033】
一方、片面印刷を設定されている場合は、600dpiの画情報が送られてきても、1ページ分のページメモリ容量が確保できているので600dpiを宣言する。そして、600dpiの画情報が送られてきたら、P1をページメモリに展開して片面印刷する。P2があれば同様にしてページメモリに展開して片面印刷する。P2の後も同一動作でできる。
【0034】
次に、第2の実施例について説明する。第1の実施例と同様にあらかじめマシンとして両面印刷を設定しておく。設定方法は、図6(a)の表示の後に右矢印キーを押し、図6(b)の表示の後に設定ボタンを押す。
【0035】
第2の実施例の動作については、図7のフローチャートを参照にしながら説明する。まず、ファクシミリ受信時に相手機に対して解像度を600dpiで宣言する。そして、相手機から600dpiで画情報が送られてきたら、残りページが1ページのみかを判断する(S101)。1ページのみであれば(S101/YES)、600dpiで片面印刷する(S103)。そして、次ページがあれば(S105/YES)、上述の動作を最初から繰り返し、次ページがなければ(S105/NO)、印刷を終了する。
【0036】
残りページが2ページ以上あれば(S101/NO)、2ページ分の画情報がページメモリ全部に入りきることを確認する(S102)。入りきれば(S102/YES)、600dpiで両面印刷を行い(S104)、入りきらなければ(S102/NO)、600dpiのまま片面印刷をする(S103)。そして、次ページがあれば(S105/YES)、上述の動作を最初から繰り返し、次ページがなければ(S105/NO)、印刷を終了する。
【0037】
次に、第3の実施例について説明する。第1および第2の実施例と同様にあらかじめマシンとして両面印刷を設定しておく。設定方法は、図6(a)の表示の後に右矢印キーを押し、図6(b)の表示の後に設定ボタンを押す。
【0038】
第3の実施例の動作については、図8のフローチャートを参照にしながら説明する。まず、ファクシミリ受信時に相手機に対して解像度を600dpiで宣言する。そして、相手機から600dpiで画情報が送られてきたら、残りページが1ページのみかを判断する(S201)。1ページのみであれば(S201/YES)、600dpiで片面印刷する(S206)。そして、次ページがあれば(S207/YES)、上述の動作を最初から繰り返し、次ページがなければ(S207/NO)、印刷を終了する。
【0039】
残りページが2ページ以上あれば(S201/NO)、2ページ分の画情報がページメモリ全部に入りきることを確認する(S202)。入りきれば(S202/YES)、600dpiで両面印刷を行い(S205)、次ページがあれば(S207/YES)、上述の動作を最初から繰り返し、次ページがなければ(S207/NO)、印刷を終了する。
【0040】
2ページ分の画情報がページメモリ全部に入りきらなければ(S202/NO)、解像度を400dpiに変換してページメモリに再び展開する(S203)。そして、400dpiで両面印刷を行い(S204)、次ページがあるかを確認して、次ページがあれば(S207/YES)、最初に戻り、次ページがなければ(S207/NO)、印刷を終了する。
【0041】
次に、第4の実施例について説明する。上述した第2および第3の実施例においては、ユーザが高解像度と両面印刷のどちらを求めているかを規定できない。そこで、ユーザが優先させたい方を設定できるようにする。
【0042】
図9はファクシミリ装置の操作表示部11を示している。両面印刷を優先させる時は、図9(a)のように、両面印刷優先に選択カッコがつくようにして、ユーザは設定ボタンを押す。また、高解像度を優先させる時は、図9(a)において右矢印キーを押し、図9(b)のように高解像度優先に選択カッコがつくようにして、ユーザは設定ボタンを押す。
【0043】
以上の実施例の説明から明らかなように、本発明の両面印刷ファクシミリ装置は、両面印刷設定時と片面印刷設定時によって宣言する解像度を区別するので、ページメモリは通常の2.25倍で処理でき、コストアップを防止できる。
【0044】
また、両面印刷設定時および片面印刷設定時において、どちらも高解像度を宣言しておくことにより、受信原稿が1ページの場合は、通常解像度ではなく、高解像度で片面印刷でき、原稿が短い場合は、高解像度で両面印刷できる。また、高解像度印刷または両面印刷のいずれか一方を優先して行うので、ユーザにとっては、両面印刷になる場合と片面印刷になる場合とがわかりやすい。
【0045】
また、高解像度印刷と両面印刷と、どちらを優先するかをユーザ自身が設定できる。
【0046】
【発明の効果】
本発明の両面印刷ファクシミリ装置によれば、両面印刷設定時は相手機に対する通信モードは400dpiを宣言し、片面印刷設定時は600dpiを宣言することを特徴としているので、ページメモリは通常片面印刷の2.25倍で処理することができ、コストアップ額削減ができる。
【0047】
本発明の両面印刷ファクシミリ装置によれば、面印刷設定時および片面印刷設定時とも、相手機に対する通信モードは600dpiを宣言し、両面印刷設定時に600dpiの両面印刷ができない場合は、両面印刷よりも600dpi印刷を優先して,600dpiの片面印刷を行うことを特徴としているので、受信原稿が1ページのことがあるが600dpiで記録でき、受信原稿が短ければ600dpiで両面印刷できる。また、ユーザは600dpi印刷が優先して行われることがわかりやすい。
【0048】
本発明の両面印刷ファクシミリ装置によれば、両面印刷設定時および片面印刷設定時とも、相手機に対する通信モードは600dpiを宣言し、両面印刷設定時に、600dpiの両面印刷ができない場合は、600dpi印刷よりも両面印刷を優先して、600dpiで受信しても400dpiの両面印刷を行うことを特徴としているので、受信原稿が1ページのことがあるが600dpiで記録でき、受信原稿が短ければ600dpiで両面印刷できる。また、ユーザは両面印刷が優先して行われることがわかりやすい。
【0049】
本発明の両面印刷ファクシミリ装置によれば、600dpiの片面印刷と400dpiの両面印刷の優先をユーザが変更できることを特徴としているので、ユーザの意思をマシンの設定に活かすことができる。
【0050】
本発明の両面印刷ファクシミリ装置によれば、高解像度が400*400dpi、通常解像度が200*200dpiの場合でも成り立つことを特徴としているので、多様な解像度に対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】直接受信のデータパスを示す説明図である。
【図3】メモリ受信のデータパスを示す説明図である。
【図4】バッファコピーのデータパスを示す説明図である。
【図5】メモリコピーのデータパスを示す説明図である。
【図6】両面印刷設定時の表示を示す説明図である。
【図7】第2の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】両面印刷の優先設定時の表示を示す説明図である。
【図10】ファクシミリ装置の両面機構の内部構成を示す図である。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ(DRAM)
3 スキャナ
4 プロッタ
5 読出専用メモリ(ROM)
6 書込可能不揮発メモリ(SRAM)
7 網制御部
8 G3FAXモデム
9 画像メモリ(SAF)
10 符号化復号化部
11 操作表示部
12 システムバス
13 排紙センサ
14 定着ローラ
15 感光体
16 レジストローラ
17 転写ローラ
18 分岐センサ
19 搬送ローラ
20 レジストローラ
Claims (4)
- 受信した原稿の画情報に応じて解像度および印刷方法を制御する制御手段と、
前記制御手段により制御された前記解像度および前記印刷方法によって印刷する印刷手段と、を有する両面印刷ファクシミリ装置において、
前記解像度として、高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、
前記印刷方法として、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能であり、
前記制御手段は、
前記高解像度が選択され、かつ、前記両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷ができない場合、
受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷を行い、
受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷を行うことを特徴とする両面印刷ファクシミリ装置。 - 高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、かつ、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能である両面印刷ファクシミリ装置の印刷方法において、
前記高解像度が選択され、かつ、前記両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷ができない場合、
受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷を行い、
受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷を行うことを特徴とする両面印刷ファクシミリ装置の印刷方法。 - 高解像度または通常解像度のいずれかを選択可能であり、かつ、片面印刷または両面印刷のいずれかを選択可能であり、ファクシミリ機能を実現できるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記高解像度が選択され、かつ、前記両面印刷が選択されている場合で、メモリ不足により高解像度の両面印刷処理を前記コンピュータに実行させることができない場合、
受信した原稿が残り1ページでなかったときは、通常解像度の両面印刷処理を前記コンピュータに実行させ、
受信した原稿が残り1ページであったときは、高解像度の片面印刷処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 請求項3記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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