JPH1039835A - El表示装置 - Google Patents

El表示装置

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JPH1039835A
JPH1039835A JP19213996A JP19213996A JPH1039835A JP H1039835 A JPH1039835 A JP H1039835A JP 19213996 A JP19213996 A JP 19213996A JP 19213996 A JP19213996 A JP 19213996A JP H1039835 A JPH1039835 A JP H1039835A
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雅彦 長田
Mitsuaki Kondou
充晃 近藤
Osamu Katayama
理 片山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数色の発光層に対しパルス幅変調により階
調表示を行う場合に、線形性のある混色階調表示が行え
るようにする。 【解決手段】 EL素子によりマトリクス表示を行う場
合のデータ電極駆動回路において、第1の階調用クロッ
ク信号CK2aと第2の階調用クロック信号CK2bの
出力タイミングおよび周波数が異なるようにし、第1、
第2の階調用クロックCK2a、CK2bをカウンタ4
14a、414bにてカウントした値と、階調信号とを
比較して、第1、第2の発光層用のデータ電圧のパルス
幅を設定する。このことにより、発光層の輝度−パルス
幅特性に応じたパルス幅を設定することができ、線形性
のある混色階調表示を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EL(エレクトロ
ルミネッセンス)素子をマトリクス配置して表示を行う
EL表示装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、EL表示装置に
おいて、データ電極のパルス幅を変調して階調表示を行
うようにしたものがある(特開平1−307797号公
報参照)。実際には、ELドライバーICに東芝製TD
62C948を用いることにより、階調表示を行うこと
ができる。
【0003】また、特開平2−44392号公報には、
3原色光を発光する3つの発光層を設けることにより、
マルチカラーのEL表示を行うようにしたものが提案さ
れている。このように複数色の発光層を有するEL素子
に対し、上記したパルス幅変調による階調制御を行うこ
とが考えられる。
【0004】例えば、特公平7−99462号公報にお
いては、蛍光表示管を主な適用対象とし、階調に応じた
クロック数を計数してパルス幅を設定し、これにより複
数色にて階調表示を行うようにしている。しかしなが
ら、蛍光表示管では、電流により発光を制御するもので
あるため、パルス幅と輝度が比例し、クロック数による
パルス幅の設定で階調表示を行うことができるが、EL
素子では、電圧により発光を制御するものであるため、
パルス幅と輝度は相関関係はあるものの比例はしない。
【0005】例えば、複数の発光層として、青色のSr
S:Ce発光層、黄橙色のZnS:Mn発光層、緑色の
ZnS:TbOF発光層とした場合、電圧印加時間に対
する伝導電流特性は、図7に示すように、それぞれA、
B、Cとなる。すなわち、電圧を印加してからEL素子
に伝導電流が流れ始めるまでの時間や応答(時定数)が
発光層によって異なる。このため、階調度が低い(例え
ば16階調とした場合の1〜3階調あたり)場合に、そ
の階調度に応じたパルス幅とすると、EL素子が発光す
る前に電圧印加が終了してしまうことになる。
【0006】このように、EL素子においては、発光層
毎に輝度−パルス幅特性が異なるため、単純にパルス幅
変調を行ったのでは、混色発光時に階調の線形性が悪く
なるという問題がある。本発明は上記問題に鑑みたもの
で、複数色の発光層に対しパルス幅を変調して階調表示
を行う場合に、線形性のある混色階調表示が行えるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、各発光層の輝度
−パルス幅特性に応じ、各発光層毎に独立した階調開始
タイミングとすることにより、線形性のある混色階調表
示を行うことができる。特に、請求項2に記載の発明の
ように、階調信号がEL素子を最低の階調度で発光させ
る信号でも、データ電圧のパルス幅を、EL素子を発光
できる時間以上に設定するようにすれば、一定のパルス
幅を確保してパルス幅変調制御を行うことができ、階調
度が低い場合であってもEL素子を発光させて、混色発
光時の線形性を良好にすることができる。
【0008】この場合、請求項3に記載の発明のよう
に、パルス幅の決定に用いられるクロック信号の発生
を、設定されたパルス幅に相当する時間まで停止させる
ことにより行うことができる。また、請求項4に記載の
発明のように、クロック信号を、各発光層毎に独立して
設定することにより、各発光層毎に独立したパルス幅の
設定を容易に行うことができる。
【0009】さらに、請求項5に記載の発明のように、
各クロック信号の周波数を異ならせるようにすれば、輝
度−パルス幅特性に応じたパルス幅の設定をより容易に
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施形態を示す
EL表示装置の全体構成を示す。また、図2にEL素子
の模式的な断面構成を示す。図2において、EL素子1
0は、ガラス基板11上に積層形成された、透明電極1
2、第1絶縁層13、複数色の発光層を並列に形成した
発光層14、第2絶縁層15、背面電極16から構成さ
れており、透明電極12、背面電極16間に交流の駆動
電圧パルスを印加することにより、EL素子が発光す
る。この図2では、ガラス基板11より光を取り出すよ
うにしている。この構成は、基本的には、特開平2−4
4392号公報に示されるものと同様である。なお、背
面電極16を透明電極とすれば図の上下の両方向から光
を取り出すことができる。
【0011】図1に示すEL表示パネル1は、図2に示
す構成に対し、透明電極12、背面電極16を行列上に
複数配置して走査電極およびデータ電極とし、EL素子
をマトリクス配置して表示を行うように構成されてい
る。具体的には、行方向に奇数走査電極201、20
2、…、偶数走査電極301、302、…が形成され、
列方向にデータ電極401、402、403、…が形成
されている。なお、奇数走査電極201、202、…、
偶数走査電極301、302、…は、上述した複数色の
発光層と交差し、またデータ電極401、402、40
3、…は、複数色の発光層と平行になるように形成され
ている。
【0012】走査電極201、301、202、30
2、…とデータ電極401、402、403、…とのそ
れぞれの交差領域には、画素としてのEL素子111、
112、…121、…が形成されている。なお、EL素
子は容量性の素子であるため、図ではコンデンサの記号
で表している。このEL表示パネル1の表示駆動を行う
ために、走査側ドライバIC2、3およびデータ側ドラ
イバIC4が設けられている。
【0013】走査側ドライバIC2は、プッシュプルタ
イプの駆動回路であり、奇数走査電極201、202、
…に接続されたPチャンネルFET21a、22a、…
とNチャンネルFET21b、22b、…を有し、駆動
回路20からの出力に従って奇数走査電極201、20
2、…に走査電圧を印加する。また、FET21a、2
1b、22a、22b、…のそれぞれには、寄生ダイオ
ード21c、21d、22c、22d、…が形成されて
おり、走査電極を所望の基準電圧に設定する。
【0014】走査側ドライバIC3も同様の構成で、駆
動回路30、PチャンネルFET31a、32a、…と
NチャンネルFET31b、32b、…を有して、偶数
走査電極301、302、…に走査電圧(電圧パルス)
を供給する。データ側ドライバIC4も同様に、駆動回
路40、PチャンネルFET41a、42a、…とNチ
ャンネルFET41b、42b、…を有して、データ電
極401、402、403、…にデータ電圧(表示電
圧)を供給する。
【0015】走査側ドライバIC2、3には、走査電圧
供給回路5、6から走査電圧が供給される。走査電圧供
給回路5は、スイッチング素子51、52を有し、その
オンオフ状態に応じて、直流電圧(書き込み電圧)Vr
または接地電圧を、走査側ドライバIC2、3における
PチャンネルFETソース側共通線L1に供給する。走
査電圧供給回路6は、スイッチング素子61、62を有
し、そのオンオフ状態に応じて、直流電圧−Vr+V
m、オフセット電圧Vmを、走査側ドライバIC2、3
におけるNチャンネルFETソース側共通線L2に供給
する。
【0016】また、データ側ドライバIC4には、デー
タ電圧供給回路7からデータ電圧が供給される。このデ
ータ電圧供給回路7は、データ側ドライバIC4のPチ
ャンネルFETソース側共通線に直流電圧(変調電圧)
Vmを供給し、NチャンネルFETソース側共通線に接
地電圧を供給する。上記構成において、EL素子を発光
させるには、走査電極とデータ電極との間に交流のパル
ス電圧を印加する必要があり、このためフィールド毎に
正負に極性反転するパルス電圧を各走査線毎に作成して
駆動を行うようにしている。以下、図3に示すタイミン
グチャートを参照して、正負フィールドでの作動につい
て説明する。 (正フィールド)スイッチング素子51、62をオン、
52、61をオフにする。この時、走査電極201、3
01、202、302、…の基準電圧は、走査側ドライ
バIC2、3のFETの寄生ダイオードの作動により、
オフセット電圧Vmとなっている。また、データ側ドラ
イバIC4のFET41a、42a、43a、…側をオ
ンし、データ電極の電圧をVmにする。この状態では、
全てのEL素子に印加される電圧が0Vになるため、E
L素子は発光しない。
【0017】この後、正フィールドでの発光動作を開始
する。まず、1行目の走査電極201に接続されている
走査側ドライバIC2のPチャンネルFET21aをオ
ンにして、走査電極201の電圧をVrにする。また、
他の走査電極に接続されている走査側ドライバIC2、
3の出力段FETを全てオフにしそれらの走査電極をフ
ローティング状態にする。
【0018】また、データ電極401、402、40
3、…のうち発光させたいEL素子のデータ電極に接続
されているデータ側ドライバIC4のPチャンネルFE
Tをオフ、NチャンネルFETをオンにし、発光させた
くないEL素子のデータ電極に接続されているデータ側
ドライバIC4のPチャンネルFETをオン、Nチャン
ネルFETをオフにする。
【0019】このことにより、発光させたいEL素子の
データ電極の電圧が接地電圧になるため、EL素子にし
きい値電圧以上の電圧VrがかかりEL素子が発光す
る。また、発光させたくないEL素子のデータ電極の電
圧はVmのままとなり、EL素子にはVr−Vmの電圧
が印加される。このVr−Vmの電圧は、しきい値電圧
より低く設定されておりEL素子は発光しない。
【0020】図3のタイミングチャートでは、データ側
ドライバIC4のPチャンネルFET41aをオフ、N
チャンネルFET41bをオンにして、EL素子111
にVrの電圧を印加し、EL素子111を発光させる状
態を示している。この後、1行目の走査電極201に接
続されている走査側ドライバIC2のPチャンネルFE
T21aをオフにし、NチャンネルFET21bをオン
することにより、走査電極201上のEL素子に蓄積し
た電荷を放電する。
【0021】次に、2行目の走査電極301に接続され
ている走査側ドライバIC3のPチャンネルFET31
aをオンして、走査電極301の電圧をVrにする。ま
た、他の走査電極に接続されている走査側ドライバIC
2、3の出力段FETを全てオフにしそれらの走査電極
をフローティング状態にする。また、データ電極40
1、402、403、…の電圧レベルを、発光させたい
EL素子と発光させたくないEL素子に応じた電圧レベ
ルとすることにより、上記したのと同様にして2行目の
EL素子の発光駆動を行う。
【0022】図3のタイミングチャートでは、データ側
ドライバIC4のPチャンネルFET41aをオン、N
チャンネルFET41bをオフにし、データ電極401
の電圧をVmとして、EL素子121にVr−Vmの電
圧を印加し、EL素子121を発光させない状態を示し
ている。この後、2行目の走査電極301に接続されて
いる走査側ドライバIC3のPチャンネルFET31a
をオフにし、NチャンネルFET31bをオンすること
により、走査電極301上のEL素子に蓄積した電荷を
放電する。
【0023】以後、同様にして、最後の走査線に至るま
で上記作動を繰り返す、線順次走査を行う。 (負フィールド)スイッチング素子52、61をオン、
51、62をオフにし、極性を反転させて正フィールド
と同様な動作を行う。この時、走査電極の基準電圧は接
地電圧となる。また、データ側ドライバIC4のFET
41b、42b、43b…、側をオンし、データ電極の
電圧を接地電圧にする。この状態では、全てのEL素子
に印加される電圧が0Vになるため、EL素子は発光し
ない。
【0024】以下、負フィールドも正フィールドと同様
に線順次走査を行う。この場合、表示選択を行う行の走
査電極には−Vr+Vmを印加する。データ電極側にお
いては、正フィールドとは逆に、発光させたいデータ電
極の電圧をVmにし、発光させたくないデータ電極に対
しては接地電圧のままにする。従って、−Vr+Vmの
電圧が印加されている走査電極に対し、データ電極に電
圧Vmが印加されると、それに対するEL素子に−Vr
の電圧が印加されEL素子が発光する。また、データ電
極の電圧が接地電圧であると、EL素子にしきい値電圧
より低い−Vr+Vmが印加されるためEL素子は発光
しない。
【0025】そして、上記した正負フィールドの駆動に
より1サイクルの表示動作が終了し、これを繰り返し行
う。次に、データ側ドライバIC4における駆動回路4
0の構成に説明する。図4にその具体的な構成を示す。
このものは、東芝製TD62C948のELドライバー
ICと基本的な構成は同じであるが、複数の発光層(本
実施形態では2色の第1、第2の発光層としている)に
対して階調表示を行うように構成されている。
【0026】図において、シフトレジスタ回路411に
は、A PORT IN、B PORT INに4ビットの階調データ
(階調信号)が入力される。その入力された階調データ
は、ドットクロック信号CK1(後述する図6(d)参
照)の立ち上がりに同期して、図に示す下段の各シフト
レジスタに転送される。A PORT INに入力された4ビッ
トの階調データは第1の発光層の階調を行うためのもの
であり、B PORT INに入力された4ビットの階調データ
は第2の発光層の階調を行うためのものである。
【0027】なお、図では40個の出力を行う1つのド
ライバICについて示しているが、このドライバICの
A PORT OUT、B PORT OUT を、後段のドライバICの
A PORT IN、B PORT INに接続するようにしていけば、
複数のドライバICにて所望数の出力を得ることができ
る。シフトレジスタ回路411に全ての階調データが転
送された後、水平同期信号をなすSTB(ストローブ)
バー信号(バーは負論理信号を表す)がLレベルになる
と、その時のシフトレジスタ回路411の出力がラッチ
回路412にラッチされ、STBバー信号がLレベルの
期間中そのデータが保持される。
【0028】ラッチ回路412の奇数番目の出力412
1a、…からは、第1の発光層に対応する階調データが
出力され、偶数番目の出力4121b、…からは、第2
の発光層に対応する階調データが出力される。次に、C
L(クリア)バー信号(後述する図6(c)参照)がL
レベルからHレベルになると、第1の発光層のパルス幅
を決定するためのカウンタ414aとコンパレータ41
3a、第2の発光層のパルス幅を決定するためのカウン
タ414bとコンパレータ413bが動作可能になる。
このとき、コンパレータ413a、413bからは、階
調データが0(表示を行わないデータ)以外のとき、H
レベル信号が出力される。
【0029】カウンタ414aは、第1の階調用クロッ
クCK2aによりカウントアップを行い、コンパレータ
413aは、カウンタ414aのカウント値とラッチ回
路412にラッチされた奇数番目の出力4121a、…
の出力とを比較し、両者が一致したときに、出力413
1a、…をLレベルにする。同様に、カウンタ414b
は、第2の階調用クロックCK2bによってカウントア
ップを行い、コンパレータ413bは、カウンタ414
bのカウント値とラッチ回路412にラッチされた偶数
番目の出力4121b、…の出力とを比較し、両者が一
致したときに、出力4131b、…をLレベルにする。
【0030】コンパレータ413a、413bの出力
は、排他的論理和回路415に入力される。負フィール
ドのときには、P/Cバー信号がLレベルであるため、
コンパレータ413a、413bの出力はそのまま出力
回路416に出力され、変調電圧Vmに変換される。な
お、正フィールドのときには、P/Cバー信号がHレベ
ルであるため、コンパレータ413a、413bの出力
に対し反転した信号が出力回路416に出力される。
【0031】上記した説明から理解されるように、A P
ORT OUT、B PORT OUT に、第1、第2の発光層に対応
する階調データが入力され、この入力後、CLバー信号
がHレベルになると、階調データが0以外のときにはコ
ンパレータ413a、413bの出力がHレベルにな
り、負フィールドにおいては出力回路416から変調電
圧Vmが出力され、正フィールドにおいては出力回路4
16から接地電圧が出力される。
【0032】この後、第1の階調用クロックCK2aを
用いてカウントしたカウント値が第1の発光層に対応す
る階調データに一致すると、コンパレータ413aの出
力が反転する。同様に、第2の階調用クロックCK2b
を用いてカウントしたカウント値が第2の発光層に対応
する階調データに一致すると、コンパレータ413bの
出力が反転する。階調データに応じてコンパレータ41
3a、413bの出力が反転するタイミングが変化する
ため、階調データに応じたパルス幅の設定を行うことが
できる。
【0033】本実施形態においては、第1、第2の発光
層の輝度−パルス幅特性に応じたパルス幅を得るため、
第1、第2の階調用クロックCK2a、CK2bの発生
タイミングおよびその周波数を異ならせている。図5
に、第1、第2の階調用クロックCK2a、CK2bを
出力する回路構成を示す。また、図6に、タイミングチ
ャートを示す。
【0034】バイナリーカウンタ51は、STBバー信
号(図6(b)参照)がHレベルになるとクリアされ、
STBバー信号がLレベルになるとCK1バー信号(図
6(a)参照)によりカウント動作を開始する。また、
Dフリップフロップ56、57は、STBバー信号の立
ち下がり変化により、Qバー端子よりLレベル信号を出
力する。このLレベル信号により、AND回路58、5
9の出力はLレベルに維持される、すなわちマスキング
が行われる。
【0035】コンパレータ52、53は、バイナリーカ
ウンタ51のカウント値を、第1、第2の設定値とそれ
ぞれ比較する。第1、第2の設定値は、第1、第2の設
定回路54、55にて設定される。ここで、バイナリー
カウンタ51のカウント値が第1の設定値に達すると、
コンパレータ52のA=B端子よりHレベルの信号が出
力され(図6(e)参照)、Dフリップフロップ56お
よびカウンタ60がクリアされる。
【0036】Dフリップフロップ56がクリアされる
と、周波数設定回路66からのクロック信号SAによ
り、AND回路58から第1の階調用クロックCK2a
が出力される(図6(f)参照)。また、カウンタ60
は、AND回路58からの第1の階調用クロックCK2
aによりカウントアップを行い、そのカウント値が15
になると、AND回路62、インバータ64を介してA
ND回路58にLレベル信号を出力し、AND回路58
を閉じる。従って、AND回路58からは、第1の階調
用クロックCK2aが15個だけ出力されることにな
る。すなわち、本実施形態では、16階調としているた
め、15個だけ第1の階調用クロックCK2aが出力さ
れる。
【0037】同様に、バイナリーカウンタ53のカウン
ト値が第2の設定値に達すると、コンパレータ52のA
=B端子よりHレベルの信号が出力され(図6(g)参
照)、Dフリップフロップ57およびカウンタ61がク
リアされる。Dフリップフロップ57がクリアされる
と、周波数設定回路66からのクロック信号SBによ
り、AND回路59から第2の階調用クロックCK2b
が出力される(図6(h)参照)。
【0038】また、カウンタ61は、AND回路59か
らの第2の階調用クロックCK2bによりカウントアッ
プを行い、そのカウント値が15になると、AND回路
63、インバータ65を介してAND回路59にLレベ
ル信号を出力し、AND回路59を閉じる。従って、A
ND回路59からは、第2の階調用クロックCK2bが
15個だけ出力される。
【0039】ここで、第1、第2の設定値を、第1、第
2の発光層に応じて異なる値に設定することにより、図
6(f)、(h)に示すように、第1、第2の階調用ク
ロックCK2a、CK2bの発生タイミングを異ならせ
ることができる。また、周波数設定回路66は、バイナ
リカウンター51の出力端子Q1 〜Q8のいずれかを選
択してクロック信号を出力するように構成されており、
本実施形態では、バイナリカウンター51の出力端子Q
2 からクロック信号SAを、出力端子Q3 からクロック
信号SBを出力するようにしている。このことによっ
て、クロック信号SA、SBの周波数が異なり、第1、
第2の階調用クロックCK2a、CK2bの周波数を図
6(f)、(h)に示すように異ならせることができ
る。
【0040】第1、第2の階調用クロックCK2a、C
K2bは図4のカウンタ414a、414bにてカウン
トされパルス幅を決定するのに用いられるため、コンパ
レータ413a、413bの出力は、図6(i)、
(j)のように変化する。なお、図では、第1の発光層
の所定のデータ電極に対する階調データが3で、第2の
発光層の所定のデータ電極に対する階調データが7であ
り、それぞれの階調データに対する第1、第2の階調用
クロックCK2a、CK2bのカウントが行われたとき
に、コンパレータ413a、413bの出力がLレベル
になっている。
【0041】コンパレータ413a、413bの出力に
より、出力回路416の出力は、図6(k)、(l)の
ように変化する(なお、図では負フレームの場合を示し
ている)。この実施形態では、第1の発光層に対して、
第1の階調用クロックCK2aの発生タイミング、すな
わち階調開始タイミングを早くするとともにその周波数
を高くしてパルス幅を短くし、また第2の発光層に対し
て、第2の階調用クロックCK2bの発生タイミングを
遅くするとともにその周波数を低くしてパルス幅を長く
することにより、図6(k)、(l)に示すように、第
1、第2の発光層の輝度−パルス幅特性に応じたパルス
幅の設定を行うようにしている。
【0042】従って、第1、第2の発光層に対し、第
1、第2の階調用クロックCK2a、CK2bを用いて
各発光層毎に独立した階調開始タイミングを設定すると
ともに、それらの周波数を異ならせることにより、第
1、第2の発光層が図7に示すように、異なる輝度−パ
ルス幅特性であっても、線形性のある混色階調表示を行
うことができる。
【0043】また、図5に示す回路51〜57により、
所定時間の間第1、第2の階調用クロック信号SA、S
Bの出力を停止し、パルス幅を所定のパルス幅以上にし
ているため、一定のパルス幅を確保し、階調信号が非常
に低いときであっても、EL素子に確実に伝導電流が流
れるようにしてEL素子を発光させ、混色発光時の線形
性を良好にすることができる。
【0044】なお、上記実施形態では、2色の発光層に
対して輝度−パルス幅特性に応じたパルス幅の設定を行
うものを示したが、3色の発光層に対して同様のパルス
幅設定を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すEL表示装置の構成
図である。
【図2】EL素子の模式的構成を示す構成図である。
【図3】図1に示すものの駆動タイミングチャートを示
す図である。
【図4】データ側ドライバIC4における駆動回路40
の構成を示す図である。
【図5】第1、第2の階調用クロックCK2a、CK2
bを出力する回路構成を示す図である。
【図6】図4、図5中の各部の信号波形を示す図であ
る。
【図7】発光層の、電圧印加時間に対する伝導電流特性
を示す図である。
【符号の説明】
1…EL表示パネル、2、3…走査側ドライバIC、4
…データ側ドライバIC、411…シフトレジスタ回
路、412…ラッチ回路、413a、413b…コンパ
レータ、414a、414b…カウンタ、415…排他
的論理和回路、416…出力回路、51…バイナリーカ
ウンタ、52、53…コンパレータ、56、57…Dフ
リップフロップ、60、61…カウンタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる発光色を持つ複数の発光層を挟ん
    で一方の面側に複数の走査電極(201、301、20
    2、302、…)が行方向に形成され、他方の面側に複
    数のデータ電極(401、402、403、…)が列方
    向に形成され、前記走査電極と前記データ電極とが交差
    する位置にてEL素子(111、112、…121、
    …)が形成されたEL表示パネル(1)と、 前記走査電極に走査電圧を印加する走査電極駆動回路
    (2、3)と、 前記各発光層に対応したデータ電極に、階調信号に応じ
    たパルス幅のデータ電圧を印加するデータ電極駆動回路
    (4)とを備え、 前記データ電極駆動回路は、各発光層の輝度−パルス幅
    特性に応じ、各発光層毎に独立した階調開始タイミング
    により、階調信号に応じたパルス幅のデータ電圧を前記
    データ電極に印加することを特徴とするEL表示装置。
  2. 【請求項2】 前記データ電極駆動回路は、前記階調信
    号がEL素子を最低の階調度で発光させる信号でも、前
    記データ電圧のパルス幅を、EL素子を発光できる時間
    以上に設定するパルス幅保証回路(51〜57)を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のEL表示装置。
  3. 【請求項3】 前記データ電極駆動回路は、クロック信
    号のカウント値と前記階調信号とを比較して前記パルス
    幅を決定する回路(411〜416)を有し、前記パル
    ス幅保証回路は、前記設定されたパルス幅に相当する時
    間まで前記クロック信号の発生を停止させるものである
    ことを特徴とする請求項2に記載のEL表示装置。
  4. 【請求項4】 前記クロック信号は、前記各発光層毎に
    独立して設定された信号であることを特徴とする請求項
    3に記載のEL表示装置。
  5. 【請求項5】 前記各発光層毎に独立して設定されたク
    ロック信号は、互いに周波数の異なる信号であることを
    特徴とする請求項4に記載のEL表示装置。
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