JPH1039595A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1039595A
JPH1039595A JP8215432A JP21543296A JPH1039595A JP H1039595 A JPH1039595 A JP H1039595A JP 8215432 A JP8215432 A JP 8215432A JP 21543296 A JP21543296 A JP 21543296A JP H1039595 A JPH1039595 A JP H1039595A
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JP
Japan
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developer
toner
developing device
agitator
amount
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JP8215432A
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English (en)
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Hideo Aizawa
秀雄 相沢
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー補給後の所定期間、現像剤撹拌手段の
駆動条件を変更することにより、残トナーと未使用トナ
ーとの凝集に起因する地汚れの発生を抑制し、経時変化
によらず安定した画像品質を得ることができる現像装置
を提供する。 【解決手段】 第1トナー量検知器7によるトナーエン
ド検知後、ケーシング9内に未使用トナーを補給する。
トナー補給後、コピー動作が再開しても、ケーシング9
内の残トナーを消費するべく第2アジテータ6の回転を
所定のコピー枚数に達するまで停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置の現像装置に係り、
詳しくは、現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像担
持体上に形成された潜像を現像する現像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真や静電記録などに採用さ
れる乾式現像装置には、トナーとキャリヤとを含む二成
分系現像剤を用いるものと、キャリヤを含まない一成分
系現像剤を用いるものとがある。前者の装置は、比較的
安定して良好な画像が得られるが、その反面、キャリヤ
の劣化及びトナーとキャリヤとの混合比の変動などが発
生しやすく、装置の維持管理性やコンパクト化に難点が
ある。一方、後者の装置はトナー中にキャリヤに相当す
る物質を含有させてあり、磁力を利用してトナーを移動
させる場合には、トナーに磁性体を含有させる。しかし
ながら磁性体は不透明であるので、カラー現像において
は非磁性現像剤を用いる装置が適しており、この場合、
磁力を用いずに現像剤担持体としての例えば現像ローラ
に現像剤を安定に供給する必要がある。そこで、特開昭
61−42672号公報には非磁性の一成分現像剤を用
いる現像装置において、上記現像ローラに接触しながら
回転することにより、該現像ローラに現像剤を供給する
現像剤供給ローラを設けた現像装置が開示されている。
この技術によれば、トナーに必要な電荷が十分に付与さ
れると共に均一に薄層化された現像に好適なトナー薄層
を上記現像ローラ上に安定に形成することができる。
【0003】しかし、上記非磁性一成分現像剤を用いた
現像装置において、トナー消費量が少なく上記現像剤撹
拌手段により長時間撹拌されて凝集度の上がった現像装
置内の残トナーに未使用トナーを補給して撹拌すると、
両者が摩擦帯電し、逆極性に帯電した残トナーと正常な
極性に帯電した未使用トナーとが凝集して、転写材上に
大粒の地汚れが発生するという問題点があった。
【0004】上記現像剤の凝集を防止する技術として、
特開平4−85572号公報には、現像剤を収容せしめ
る現像剤容器と、該現像剤容器に形成された前方開口部
にて回転自在に配設された現像剤担持体と、上記現像剤
容器内部に配設され、該現像剤容器内の現像剤を該現像
剤容器奧側から上記現像剤担持体側へ搬送せしめる現像
剤搬送手段とを備えた現像装置において、少なくとも上
記現像剤担持体近傍の現像剤量を検知する現像剤量検知
手段と、該現像剤量検知手段によって検知する現像剤量
が所定値以上のときには上記現像剤搬送手段の駆動を停
止させる制御手段とを有していることを特徴とする現像
装置が開示されている。これによれば、現像剤の凝集を
防ぎ、鮮明な画像を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記現像剤
の凝集を防止する技術においても、凝集度は徐々に上が
るため、凝集度の上がった残トナーに未使用トナーを補
給して撹拌すると、両者が凝集して大粒の地汚れが発生
するという問題点が生じる。また、上記現像剤の凝集を
防止する技術は、上記現像剤搬送手段としての羽根車に
かかるトナーの圧力により現像剤量が所定値以上である
か否かを判断するため、トナーの凝集度によって実際の
現像装置内のトナー残量が異なるおそれがあった。すな
わち、トナーの凝集度が上がると密度が高くなり羽根車
にかかる圧力が大きくなるため、未使用トナーに比して
トナー残量が少なくても現像剤量が所定値以上であると
判断するおそれがあった。この結果、トナー量が所定値
に達していなくても上記制御手段は現像剤搬送手段の駆
動を停止させるため、現像剤担持体へのトナー供給量が
少なくなり、画像が安定しなくなるという問題点が生じ
る。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、トナー補給に伴う地
汚れの発生を抑制し、経時変化によらず安定した画像品
質を得ることができる現像装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像剤を担持する現像剤担持体
を有し、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装
置において、上記現像装置内の現像剤を撹拌する現像剤
撹拌手段を備え、該現像装置内への現像剤の補給後、所
定の画像形成枚数期間或いは所定の画像形成期間におけ
る上記現像剤撹拌手段の駆動条件を変更することを特徴
とするものである。
【0008】請求項1の現像装置においては、現像剤の
補給後、所定の画像形成枚数期間或いは所定の画像形成
期間、現像剤撹拌手段の駆動条件を変更する。すなわ
ち、現像剤補給後の撹拌により、残留現像剤と補給され
た未使用現像剤との凝集に起因して生じる地汚れの程度
は、未使用現像剤と撹拌される残留現像剤の量に左右さ
れる。具体的には、この残留現像剤の量がある程度少な
ければ、地汚れを実用上問題のない程度に抑えることが
できる。よって、残留現像剤と未使用現像剤との凝集が
生じない程度に現像剤撹拌手段の駆動条件を変更する。
例えば、現像剤補給後、残留現像剤の量がある程度減少
するまでの所定期間は、現像剤撹拌手段を停止する。ま
たは、通常の駆動速度で現像剤撹拌手段を駆動しても残
留現像剤と未使用現像剤との凝集の程度が低下するまで
の所定期間、残留現像剤と未使用現像剤とが徐々に撹拌
されるように現像剤撹拌手段の駆動速度を遅くする。
【0009】請求項2の発明は、現像剤を担持する現像
剤担持体を有し、像担持体上に形成された潜像を現像す
る現像装置において、上記現像装置内の現像剤を撹拌す
る現像剤撹拌手段と、該現像装置内の現像剤の残量を検
知する複数の現像剤残量検知手段とを備え、該現像装置
内への現像剤の補給後、該複数の検現像剤残量検知手段
による現像剤残量の検知結果の組み合わせに応じて上記
現像剤撹拌手段の駆動条件を変更することを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2の現像装置においては、現像剤の
補給後、複数の現像剤残量検知手段により現像剤残量を
検知し、該複数の検知結果に基づいて上記現像剤撹拌手
段の駆動条件を変更する。すなわち、現像剤補給後の撹
拌により、残留現像剤と補給された未使用現像剤との凝
集に起因して生じる地汚れの程度は、未使用現像剤と撹
拌される残留現像剤の量に左右される。具体的には、こ
の残留現像剤の量が少なければ、地汚れを実用上問題の
ない程度に抑えることができる。よって、残留現像剤の
量に応じて、残留現像剤と未使用現像剤との凝集が生じ
ない程度に現像剤撹拌手段の駆動条件を変更する。例え
ば、現像剤撹拌手段を、残留現像剤の量が少なければ駆
動し、残留現像剤の量が多ければ停止する。
【0011】請求項3の発明は、現像剤を担持する現像
剤担持体を有し、像担持体上に形成された潜像を現像す
る現像装置において、上記現像装置内の現像剤を撹拌す
る現像剤撹拌手段と、上記現像装置内への現像剤の補給
後から次の補給開始までの画像形成枚数をカウントする
画像形成枚数カウント手段とを備え、該現像装置内への
現像剤の補給後、該画像形成枚数カウント手段によるカ
ウント数と予め設定されている設定値とを比較し、該比
較の結果に応じて上記現像剤撹拌手段の駆動条件を変更
することを特徴とするものである。
【0012】請求項3の現像装置においては、現像剤の
補給後、上記画像形成枚数カウント手段によりカウント
された前回の現像剤の補給後からの画像形成枚数のカウ
ント数と、予め設定されている設定値とを比較し、比較
の結果に基づいて、上記現像剤撹拌手段の駆動条件を変
更する。すなわち、残留現像剤と未使用現像剤との凝集
に起因して生じるおそれがある地汚れの程度は、経時変
化に伴う残留現像剤の劣化状態によって左右される。具
体的には、この残留現像剤が劣化していなければ、地汚
れを実用上問題のない程度に抑えることができる。よっ
て、残留現像剤の劣化状態に応じて、残留現像剤と未使
用現像剤との凝集が生じない程度に現像剤撹拌手段の駆
動条件を変更する。例えば、上記現像剤撹拌手段を、残
留現像剤が劣化していれば停止し、残留現像剤が劣化し
ていなければ駆動する。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明を画像形成装置である電子
写真複写機(以下、複写機という)の現像装置に適用し
た一実施形態(以下、実施形態1という)について説明
する。図1は、本実施形態1に係る現像装置12の正面
図である。この現像装置12は、像担持体としての感光
体ドラム1表面に向けた開口を備えたケーシング9と、
該開口から一部が露出して所定の線速で矢印反時計方向
に回転駆動される現像剤担持体としての現像ローラ2
と、矢印時計方向に回転駆動される現像剤供給部材とし
ての現像剤供給ローラ3と、矢印時計方向に回転駆動す
ることによりケーシング内の右側方部に構成されたホッ
パー部に収容されている非磁性の一成分現像剤(以下、
トナーという)を撹拌すると共に現像剤供給ローラ3に
搬送する現像剤撹拌手段としての第1、2アジテータ
5、6と、現像ローラ2の回転で感光体ドラム1との対
向部である現像領域に搬送される現像ローラ2上のトナ
ー層の厚みを均一にならすように規制するブレード4と
を備えている。
【0014】上記アジテータ5、6の回転駆動により、
現像装置12内のトナーは撹拌されて現像剤供給ローラ
4へ搬送される。この現像剤供給ローラ3は、導電性ス
ポンジなどから構成され、現像ローラ2に対して約1mm
くい込む位置に配設されている。そして、負極性のバイ
アス電圧が印可されている。現像剤供給ローラ3と現像
ローラ2との摩擦により負極性に帯電されたトナーが現
像ローラ2側に供給される。現像ローラ2に担持された
負極性のトナーは、ブレード4により一定量に規制され
て、該ローラ2に印可されている負極性の現像バイアス
により、図示しない帯電装置及び露光装置により感光体
ドラム1上に形成された負極性の静電潜像を現像する。
【0015】次に、本実施形態1に係る残トナーと未使
用トナーとの凝集に起因する地汚れの防止手段について
説明する。本発明者が検討したところ、地汚れの程度は
残トナーの量に左右され、残トナー量が少なければ地汚
れを実用上問題のない程度に抑えることができることが
判明した。そこで、本実施形態1の地汚れ防止手段は、
残トナーの量をある程度減らすために、トナー補給後、
所定のコピー枚数期間或いは所定のコピー期間において
上記第2アジテータ6の駆動を停止するものである。な
お、残トナー40〜50gに未使用トナー60gを補給
した場合は、大粒の地汚れが顕著にあらわれ、残トナー
20g或いは80gに未使用トナー60gを補給した場
合は、地汚れは実用上問題ない程度であった。以下、図
2に示すフローチャートにしたがって説明する。
【0016】上記現像装置12は、図1に示すように、
第2アジテータ6近傍に現像剤残量検知手段としての第
1トナー量検知器7と、該検知器7によるトナーエンド
の検知によりトナーを補給するためのトナー補給口8と
を備えている。コピー動作の過程において(ステップS
1)、第1トナー量検知器7によってケーシング9内の
トナー量を検知する(ステップS2)。トナー不足を検
知すると、ユーザーに知らせるべく図示しない複写機の
操作部にトナーエンドを表示し、複写機の動作を停止す
る(ステップS3)。この表示に基づき、ユーザーは現
像装置12を複写機本体から外して、未使用トナーをト
ナー補給口8から補給する。補給後、再び現像装置12
を複写機本体に装着すると、第1トナー量検知器7によ
ってトナー量を検知する(ステップS4)。トナーが補
給されたことを確認すると、操作部のトナーエンド表示
は解除されて複写機が作動可能状態になり、第2アジテ
ータ6を数回回転させて補給されたトナーのならし運転
を行う(ステップS5)。コピー枚数のカウントを開始
し(ステップS6)、コピー動作を再開する(ステップ
S7)。また、ステップS4における第1トナー量検知
器7によるトナー補給の確認信号に基づいて、第2アジ
テータ6に設けられた図示しないクラッチにより、該ア
ジテータ6の回転は所定のコピー枚数期間停止する(ス
テップS8)。そして、コピー枚数のカウント数が所定
の値に達すると(ステップS9)、第2アジテータ6の
回転が再開する(ステップ10)。
【0017】以上のように、本実施形態1は、トナー補
給後、所定のコピー枚数期間或いは所定のコピー期間に
おいて第2アジテータ6の回転を停止することにより、
残トナーと未使用トナーとの混入を避けることができ
る。また、所定の期間に残トナーの量をある程度減らし
てから未使用トナーと撹拌するため、両者の凝集に起因
する地汚れを実用上問題ない程度に抑えることができ
る。
【0018】また、本実施形態1は、トナー補給後、第
2アジテータ6の回転を所定のコピー枚数期間において
完全に停止しているが、この停止に代えて、第2アジテ
ータ6の回転速度をおとして駆動してもよい。これによ
れば、残トナーと未使用トナーとが少しずつ撹拌される
ため、両者の凝集に起因する地汚れを実用上問題ない程
度に抑えることができる。また、所定期間第2アジテー
タ6を停止する場合に比して、トナー補給ローラ3近傍
に供給されるトナー量が多くなるため、安定した画像品
質を得ることができる。
【0019】[実施形態2]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態2という)に係る現像装置について
説明する。本実施形態2の現像装置は、基本的には上記
実施形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、ト
ナー補給ローラ3近傍に第2トナー量検知器10、第1
アジテータ5と第2アジテータ6との間に衝立11を設
け、トナーエンド検知後、第1、第2トナー量検知器
7、10による出力の組み合わせに応じて第2アジテー
タ6の駆動条件を変更する点である。以下、本実施形態
2に係る地汚れ防止手段について説明する。
【0020】図3は、本実施形態2に係る現像装置12
の正面図である。本実施形態2は、トナー供給ローラ3
近傍のトナー量が十分であるか否かを検知するために、
トナー供給ローラ3と第1アジテータ5との間に第2ト
ナー量検知器10を設けている。また、表1は、第1、
第2トナー量検知器7、10の出力の組み合わせと、各
組み合わせにおける第2アジテータ6の駆動条件及びト
ナーエンド表示の有無を示している。ここで、第1、第
2トナー量検知器7、10の出力において、Hはトナー
がある状態、Lはトナーが無い状態を示す。 (以下、余白)
【0021】
【表1】
【0022】本実施形態2は、図2に示すフローチャー
トのステップS2において、第1、第2トナー量検知器
7、10を用いてトナーエンド検知を行い、上記表1に
基づいてトナーエンドを判定する。すなわち、第2トナ
ー量検知器10の出力がLの場合は、トナー供給ローラ
3近傍のトナー量が不十分であるためトナー不足と判断
し、第2トナー量検知器10の出力がHの場合は、該ロ
ーラ3近傍のトナー量が十分であるためトナー不足では
ないと判断する。
【0023】また、第2アジテータ10の駆動条件も上
記表1に基づいて変更する。すなわち、第1、2トナー
量検知器7、10の出力が共にHの場合は、第2アジテ
ータ6の回転を停止し、それ以外の出力の場合は、第2
アジテータ6を駆動する。よって、トナーエンドである
と判定された場合、図2に示すフローチャートにおける
ステップS8からステップS10までの第2アジテータ
6の回転停止動作を行うことなく、通常のコピー動作を
再開する。
【0024】上記実施形態1は、所定コピー枚数期間第
2アジテータ6の回転を停止するため、この期間に多量
のコピーが行われると、トナー供給ローラ3近傍のトナ
ー量が少なくなり、画像品質が安定しなくなるおそれが
あった。これに対して、本実施形態2は、第2トナー量
検知器10を用いてトナー供給ローラ3近傍のトナー量
を検知し、該ローラ3近傍のトナー量が少なければ地汚
れを実用上問題ない程度に抑えることができるため、ト
ナー補給を行って第2アジテータ6を駆動する。この結
果、トナー供給ローラ3へのトナーの搬送を確実に行
い、安定した画像品質を得ることができる。
【0025】また、本実施形態2は、図3に示すよう
に、衝立11を設けているため、実施形態1に比して残
トナーとトナー補給口8から補給された未使用トナーと
が混ざりにくくなり、両者の凝集に起因する地汚れの発
生を低減できる。
【0026】[実施形態3]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態3という)に係る現像装置について
説明する。本実施形態3の現像装置は、基本的には上記
実施形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、前
回のトナーエンド検知から次のトナーエンド検知までの
コピー枚数をカウントするコピー枚数カウント手段とし
ての機能を備え、そのカウント数と予め設定されている
設定値との比較の結果に応じて、第2アジテータ6の駆
動条件を変更する点である。以下、本実施形態3に係る
地汚れ防止手段について、図4に示すフローチャートに
したがって説明する。
【0027】コピー動作の過程において(ステップS
1)、第1トナー量検知器7によってケーシング9内の
トナー量を検知する(ステップS2)。トナー不足を検
知すると、ユーザーに知らせるべく図示しない複写機の
操作部にトナーエンドを表示し、複写機の動作を停止す
る(ステップS3)。前回のトナーエンド検知からこの
停止までのコピー枚数がカウントされており、このカウ
ント数と予め設定されている設定値とを比較する(ステ
ップS4)。本実施形態3は、このステップS4におけ
る比較により、カウント数が設定値よりも大きい場合、
すなわち、前回のトナー補給後からのトナー消費量が少
なく長時間撹拌されて残トナーの特性が劣化している場
合と、カウント数が設定値よりも小さい場合、すなわ
ち、前回のトナー補給後からのトナー消費量が多く残ト
ナーの特性が劣化していない場合とで第2アジテータ6
の駆動条件を変更する。前者の場合、第1トナー量検知
器7によってトナーが補給されたことが確認されると
(ステップS5)、操作部のトナーエンド表示は解除さ
れ、複写機が作動可能状態になり、補給されたトナーの
ならし運転を行う(ステップS6)。コピー枚数のカウ
ントを開始し、(ステップS7)、コピー動作が再開す
る(ステップS8)。また、ステップS5における第1
トナー量検知器7によるトナー補給の確認信号に基づい
て、第2アジテータ6の回転を所定コピー枚数期間停止
する(ステップS9)。そして、コピー枚数のカウント
数が所定の値に達すると(ステップS10)、第2アジ
テータ6の回転を再開する(ステップ11)。一方、後
者の場合、第1トナー量検知器7によってトナーが補給
されたことが確認されると(ステップS12)、操作部
のトナーエンド表示は解除され、複写機が作動可能状態
になり、補給されたトナーのならし運転を行う(ステッ
プS13)。そして、コピー枚数のカウントを開始し
(ステップS14)、コピー動作を再開する(ステップ
S15)。
【0028】なお、本発明者が検討したところ、転写材
がA4サイズの場合、トナー補給後からトナーエンド検
知までのコピー枚数が13000枚以上場合、トナー消
費量が少ないために大粒の地汚れが発生しやすくなり、
これより少ないコピー枚数では地汚れは実用上問題ない
程度であることが確認された。
【0029】以上のように、本実施形態3は、トナーエ
ンドを検知すると、前回のトナーエンド検知からのコピ
ー枚数のカウント数と設定値との比較により、経時変化
に伴うトナーの劣化状態を推測して、第2アジテータ6
の駆動を、残トナーが劣化していれば停止し劣化してい
なければ駆動するため、劣化した残トナーと未使用トナ
ーとが撹拌されることを回避し、両者の凝集に起因する
地汚れの発生を防止できる。
【0030】また、本実施形態3は、実施形態2におけ
る第2トナー量検知器10を設けることなく、上記カウ
ント数に基づいて第2アジテータ6の駆動条件を変更す
るため、実施形態2に比してコストを低減できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の現像装置によれば、現像剤の
補給後、所定の期間に残留現像剤の量をある程度減らし
たり、所定の期間は残留現像剤と未使用現像剤とを徐々
に撹拌したりすることにより、残留現像剤が長時間撹拌
されて凝集度が上がっていても、未使用現像剤との凝集
に起因する地汚れの発生を抑制できるという優れた効果
がある。また、所定の期間は残留現像剤と未使用現像剤
とを徐々に撹拌する場合、現像剤担持体への現像剤の搬
送が良好に行われ、安定した画像品質を得ることができ
る。
【0032】請求項2の現像装置によれば、現像剤の補
給後、残留現像剤の量を把握することにより、残留現像
剤が長時間撹拌されて凝集度が上がっていても、未使用
現像剤との凝集に起因する地汚れの発生を抑制できると
いう優れた効果がある。また、残留現像剤の量が少ない
場合は、現像剤担持体への現像剤の搬送が良好に行わ
れ、安定した画像品質を得ることができる。
【0033】請求項3の現像装置によれば、現像剤の補
給後、経時変化に伴う残留現像剤の劣化状態を把握する
ことにより、残留現像剤が長時間撹拌されて凝集度が上
がっていても、未使用現像剤との凝集に起因する地汚れ
の発生を抑制できるという優れた効果がある。また、残
留現像剤が劣化していない場合は、現像剤担持体への現
像剤の搬送が良好に行われ、経時変化に依らず安定した
画像品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る現像装置の正面図。
【図2】実施形態1に係る第2アジテータの駆動制御を
示すフローチャート。
【図3】実施形態2に係る現像装置の正面図。
【図4】実施形態3に係る第2アジテータの駆動制御を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 現像ローラ 3 現像剤供給ローラ 4 ブレード 5 第1アジテータ 6 第2アジテータ 7 第1トナー量検知器 8 トナー補給口 9 ケーシング 10 第2トナー量検知器 11 衝立 12 現像装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像
    担持体上に形成された潜像を現像する現像装置におい
    て、 上記現像装置内の現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段を備
    え、該現像装置内への現像剤の補給後、所定の画像形成
    枚数期間或いは所定の画像形成期間における上記現像剤
    撹拌手段の駆動条件を変更することを特徴とする現像装
    置。
  2. 【請求項2】現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像
    担持体上に形成された潜像を現像する現像装置におい
    て、 上記現像装置内の現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段と、
    該現像装置内の現像剤の残量を検知する複数の現像剤残
    量検知手段とを備え、該現像装置内への現像剤の補給
    後、該複数の検現像剤残量検知手段による現像剤残量の
    検知結果の組み合わせに応じて上記現像剤撹拌手段の駆
    動条件を変更することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】現像剤を担持する現像剤担持体を有し、像
    担持体上に形成された潜像を現像する現像装置におい
    て、 上記現像装置内の現像剤を撹拌する現像剤撹拌手段と、
    上記現像装置内への現像剤の補給後から次の補給開始ま
    での画像形成枚数をカウントする画像形成枚数カウント
    手段とを備え、該現像装置内への現像剤の補給後、該画
    像形成枚数カウント手段によるカウント数と予め設定さ
    れている設定値とを比較し、該比較の結果に応じて上記
    現像剤撹拌手段の駆動条件を変更することを特徴とする
    現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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