JPH1036992A - 電解銅箔及びその製造方法 - Google Patents

電解銅箔及びその製造方法

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JPH1036992A
JPH1036992A JP8207681A JP20768196A JPH1036992A JP H1036992 A JPH1036992 A JP H1036992A JP 8207681 A JP8207681 A JP 8207681A JP 20768196 A JP20768196 A JP 20768196A JP H1036992 A JPH1036992 A JP H1036992A
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electrolytic
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electrolytic copper
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Ikuya Kurosaki
郁也 黒崎
Toubun Nagai
燈文 永井
Taro Kimura
太郎 木村
Tsuneo Suzuki
恒男 鈴木
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 180℃破断伸びが大きく、好ましくは18
0℃における熱処理によっても再結晶しない耐熱安定性
に優れた銅箔製造技術の確立。 【解決手段】 銅箔中の塩素含有量が40ppm以下そ
して硫黄含有量が30ppm以下にコントロールするこ
とにより180℃での伸び率が5%以上となる。銅箔中
に含まれる塩素を3ppm以上あるいは銅箔中に含まれ
る硫黄を5ppm以上とすることで、再結晶温度を20
0℃以上とできる。塩化物イオン濃度が5ppm以下、
チオ尿素及びその誘導体濃度が0.5〜2ppm未満の
硫酸酸性硫酸銅溶液を電解液として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
(PCB)の製造に有用な電解銅箔およびその製造方法
に関するものであり、特には180℃での伸び率が5%
以上で、しかも熱安定性に優れた電解銅箔およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電解銅箔の製造は、アノード、回転する
カソード、電解液および電流源を包含する電解形式セル
の使用と係る。アノードとカソードの間隔は、ほぼ一定
の距離に保たれており、電解液は銅イオンと硫酸イオン
を含有し、これがアノードとカソードの間を流れる。ア
ノードとカソードの間に電圧が加えられ、そして銅が回
転するカソード上に析出し、析出した銅被膜がはぎ取ら
れて銅箔とされる。銅線またはリサイクルされた銅に代
表される銅の原料を硫酸銅の電解液に溶かして電解液と
する。製造される電解銅箔の特性は、代表的には、例え
ばニカワ、チオ尿素および塩化物イオンを電解液に加え
ることにより制御される。
【0003】電解銅箔は、表面粗さの大きなマット面と
表面粗さの小さなシャイニー面とを有する。そして、電
解銅箔のマット面側をエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂上に
接着して形成される銅張積層板の形態でPCB製造業者
に供給される。銅張積層板の銅箔の部分をPCBの導電
性回路を形成するようにエッチングし、エッチングによ
り形成された銅の導電性回路は、電子部品の種々の部分
間の電気的接続を提供する。
【0004】近年の電子機器の小型、軽量化に伴い、よ
り高密度の電子回路の形成が求められ、これに応えるた
めに、複数の基板を張り合わせた積層板が広く用いられ
ている。積層板の作製には、約180℃の熱を約1時間
かけて基板と銅箔を張り合わせる工程がある。この工程
では、基板と銅箔の熱膨張率の違いから、銅箔の180
℃破断伸び率が小さいと、銅箔が基板の膨張に追随する
ことができずにクラックが発生し、電気的な接触不良が
発生する場合がある。このような問題が起きないために
は、銅箔の180℃破断伸びが大きいことが必要であ
る。銅箔中の不純物量を少なくし、再結晶性を高めるこ
とにより、180℃破断伸びが大きい銅箔を作ることは
できるが、一般に、再結晶後の金属は強度、および硬度
が著しく低下するため、再結晶性の高い銅箔を使用する
と、積層後の銅箔は硬度が低下する。この場合、積層板
表面の銅箔は、積層板を重ねて運搬する等の作業時に、
再結晶によって強度、および硬度が低下した銅箔に傷が
付きやすいという問題が起こる。
【0005】例えば特表平5−502062号は、18
0℃で測定した伸び率が5.5%より大きくそして23
℃における最大引張強度が60,000psiより大き
いと共に、マット側の表面粗さRtmを4.5〜18μm
の範囲とした電解銅箔を製造するべく、銅イオン及び硫
酸イオンを含有しそして20ppm以下の塩化物イオン
を含有する電解浴を基本とし、そして1平方フィート当
たり200〜3000Aの電流密度を用いて電着を行う
電解銅箔の製造方法を記載している。電解浴は、更に、
15ppmまでのチオ尿素のような活性硫黄含有物質及
び20ppmまでのニカワに代表されるゼラチンの一方
乃至両方を含むことができるとされる。その実施例を参
照すると、100g/l濃度の銅イオン、80g/l濃
度の硫酸及び5ppm濃度の塩化物イオンを含有し、そ
して2ppm乃至4ppmのチオ尿素を単独添加した電
解液を用いて、1平方フィート当たり1000A乃至1
500Aの電流密度そして電極間の電解液の流速124
cm/秒の条件において電解を行い、180℃での伸び
率が7.9〜13.5%の銅箔を得ている。
【0006】特表平4−501887号は、ゼラチン成
分と調節された量の活性硫黄成分との両方を含有する電
解液を使用することにより銅箔のさまざまの特性を調整
することを記載し、180℃で高い伸び率を実現してい
る。
【0007】特開平7−188969号は、銅イオン、
硫酸イオン、及び少なくとも1種の有機添加物を含有
し、塩化物イオン濃度を1ppm未満とした電解液を用
いて、電流密度0.1〜5A/cm2 の条件で電着を行
うことにより、円柱状粒子および双晶境界がなくそして
10ミクロンまでの平均粒子サイズを有する、実質的に
一様でランダムな粒子構造を有し、180℃での伸び率
が15〜28%の範囲にある低プロフィル電解銅箔の製
造方法を記載する。有機添加物は約3〜100ppmの
範囲で添加され、有用な例として、動物ニカワに代表さ
れるゼラチンを挙げ、その他の例としてチオ尿素、サッ
カリン、カフェイン、糖蜜などを例示している。実施例
では、0.03〜0.05ppm塩化物イオン濃度にお
いて動物ニカワが9mg/分/kAの添加速度で添加さ
れた電解液を使用して、1.51A/cm2 の電流密
度、2m/秒の電解液流速の条件において一様なランダ
ムに配向した微細な粒子構造を実現し、23%の180
℃伸び率を得ている。
【0008】特開平8−53789号は、添加剤とし
て、0.05〜2.0ppmのチオ尿素もしくはその誘
導体、0.08〜12ppmの高分子多糖類、及び0.
03〜4.0ppmの、分子量10,000以下の膠を
含有する電解液を用いて、常温及び高温での伸び率が高
い、ロープロファイルの電解銅箔を製造することを記載
する。実施例では、0.15ppmのチオ尿素、0.8
ppmのアラビアゴム及び0.4ppmの低分子量の膠
を添加剤として12.6%の180℃伸び率を実現し、
0.3ppmのチオ尿素、0.8ppmのアラビアゴム
及び0.4ppmの低分子量の膠を添加剤として9.5
%%の180℃伸び率を実現し、そして0.15ppm
のチオ尿素、0.3ppmのアラビアゴム及び0.15
ppmの低分子量の膠を添加剤として12.6%の18
0℃伸び率を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらはいずれも電解
液中の塩化物イオン濃度並びに単独若しくは複数種の有
機添加剤の濃度を規制するものであり、そこから電解銅
箔中に取り込まれる不純物元素の濃度を直接規制するも
のではない。また、再結晶問題に言及するものは実質上
ない。180℃での高い伸び率の実現に一貫して、統一
的に取り組むものではない。本発明の課題は、電解銅箔
中に取り込まれる不純物元素濃度の直接的なコントロー
ルを通して180℃破断伸びがある程度大きく、好まし
くは180℃における熱処理によっても再結晶しない耐
熱安定性に優れた銅箔及びその製造技術を確立すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】180℃破断伸びがある
程度大きく、加えて180℃における熱処理によっても
再結晶しない耐熱安定性に優れた銅箔の開発という課題
に対して、本発明者は銅箔中に含有される不純物として
塩素および硫黄濃度のコントロールが重要であることを
見いだした。銅箔中の塩素が40ppm以下そして硫黄
が30ppm以下であるよう銅箔中の塩素および硫黄両
方の不純物量をコントロールすることにより180℃破
断伸びが5%以上とすることができる。しかも、銅箔中
に含有される塩素が約3ppm以上となるように、ある
いは銅箔中に含有される硫黄が約5ppm以上となるよ
うに、銅箔中の塩素或いは硫黄いずれかの不純物量をコ
ントロールすることにより、180℃破断伸びが5%以
上で、さらに180℃で1時間熱処理しても再結晶しな
い耐熱安定性に優れた銅箔が得られることが判明した。
更に、上記電解銅箔は、塩化物イオン濃度が5ppm以
下、チオ尿素及び/又はその誘導体濃度が0.5〜2p
pm未満の硫酸酸性硫酸銅溶液を用いることにより製造
することができることも見いだされた。
【0011】こうした知見に基づいて、本発明は、
(A)塩素含有量が40ppm以下そして硫黄含有量が
30ppm以下で、180℃での伸び率が5%以上であ
ることを特徴とする電解銅箔、(B)塩素含有量が3p
pm以上で、再結晶温度が200℃以上であることを特
徴とする(A)記載の電解銅箔、(C)硫黄含有量が5
ppm以上で、再結晶温度が200℃以上であることを
特徴とする(A)記載の電解銅箔を提供する。本発明は
また、(D)塩化物イオン濃度が5ppm以下、チオ尿
素及び/又はその誘導体濃度が0.5〜2ppm未満の
硫酸酸性硫酸銅溶液を電解液として用いることを特徴と
する(A)〜(C)いずれか記載の電解銅箔の製造方法
を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】電解銅箔は、円筒状の回転するカ
ソードとカソードに沿ってカソードとほぼ一定の距離に
保たれて配置されるアノードとの間に銅イオンと硫酸イ
オンを含有する硫酸酸性硫酸銅溶液から成る電解液を流
し、カソードに銅が電析するように有効な量の電圧を印
加し、回転するカソード周囲に銅を電着していくことに
より製造される。所定の厚さとなった薄膜はカソードか
らはぎ取られる。カソード面側がシャイニー面を構成し
そして電着面側がマット面を構成する。本発明は、18
0℃での伸び率が5%以上である電解銅箔、さらには再
結晶温度が200℃以上である電解銅箔並びにその製造
方法を提供する。
【0013】本発明に従えば、電解液としての硫酸酸性
硫酸銅溶液が塩化物イオン濃度が5ppm以下、好まし
くは0.1〜4ppm、チオ尿素及び/又はその誘導体
濃度が0.5〜2ppm未満、好ましくは0.5〜1.
5ppmの硫酸酸性硫酸銅溶液を用いることにより、銅
箔に取り込まれる不純物としての塩素および硫黄両方の
不純物量を塩素含有量が40ppm以下そして硫黄含有
量が30ppm以下にコントロールする。塩素含有量が
40ppmを超えるか或いは硫黄含有量が30ppmを
超えると、180℃での伸び率が5%未満となる。加え
て、上記の条件の下で、銅箔中に含有される塩素が約3
ppm以上となるように、あるいは銅箔中に含有される
硫黄が約5ppm以上となるように、銅箔中の塩素或い
は硫黄いずれかの不純物量をコントロールする。塩素が
約3ppm未満かつ硫黄が約5ppm未満であると、耐
熱安定性が悪くなり、再結晶温度が200℃未満とな
る。
【0014】チオ尿素は(NH22 C=Sで示される
硫黄含有物質であり、この硫黄が銅箔中に取り込まれ
る。硫黄原子が硫酸銅用液中の銅イオンと反応して銅錯
体が形成されることにより、或いはメッキ界面に作用し
て過電圧を上昇させることにより銅の結晶を微細化し、
高温伸びの高い電着物を形成するものと考えられる。チ
オ尿素誘導体としては、ジエチルチオ尿素、アリルチオ
尿素、アセチルチオ尿素、ジメチルチオ尿素、チオセミ
カルバジド等が好適例である。塩化物イオンは水その他
の成分の汚染物質として存在するので、硫酸酸性硫酸銅
溶液には、塩化物イオンが不可避的に混入している。本
発明では、規制された塩化物イオン濃度の電解液を使用
し、必要なら塩化物を添加して銅箔中に取り込まれる塩
素の量をコントロールする。電解液中の塩化物イオンの
濃度の管理は、塩化物イオン源の添加並びに製造設備周
辺の環境を一定の条件にコントロールすること等により
行うことができる。
【0015】硫酸酸性硫酸銅溶液の銅イオン濃度は一般
に70〜120g/lでありそして硫酸濃度は一般に5
0〜120g/lである。電流密度Dkは特には限定さ
れず、通常範囲、50〜200A/dm2 、特には10
0〜150A/dm2 で十分である。硫酸酸性硫酸銅溶
液の液温度もまた特には限定されるものではなく、通常
40〜80℃、特には50〜60℃範囲に管理される。
硫酸酸性硫酸銅溶液の液流速もまた特には限定されるも
のではなく、通常1.5m/sec以上、好ましくは
2.0〜5m/secとされる。
【0016】以上の条件の下で電解を実施することによ
り、PCB応用品に適応可能なタイプの、より品質の高
い銅箔を製造することができる。得られる銅箔は、18
0℃での伸び率が5%以上であり、さらに好ましくは再
結晶温度が200℃以上である。積層板の作製に当たっ
て約180℃の熱を約1時間かけて基板と銅箔を張り合
わせる工程において、銅箔の180℃破断伸び率が大き
いため、銅箔が基板の膨張に追随することができ、クラ
ックが発生しない。本発明はまた、上記電解銅箔に対
し、銅箔中に含有される塩素が約3ppm以上あるいは
銅箔中に含有される硫黄が約5ppm以上とすること
で、180℃で1時間熱処理しても再結晶せず、耐熱安
定性に優れ、積層板を重ねて運搬する等の作業時に、再
結晶による強度および硬度低下により銅箔に傷が付きや
すいという問題が起こる心配もない。
【0017】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を示す。いずれ
も、銅イオン濃度は70g/lでありそして硫酸濃度は
100g/lである。180℃破断伸びはインストロン
型引張強度試験機を用いて測定した。再結晶温度は20
0℃で1時間熱処理後の金属組織を観察して再結晶が起
こったかどうかを観察し、再結晶が起こっていない場合
を再結晶温度200℃以上とした。
【0018】(実施例1)表−1は、有機添加剤として
チオ尿素を用い、電流密度:150A/dm2 、電解液
温度:57℃、液流速:2m/secとした場合の箔中
塩素量、硫黄量、並びに銅箔の180℃破断伸び及び再
結晶温度を調べた結果である。銅箔中の塩素の含有量が
40ppm以下かつ硫黄の含有量が30ppm以下とな
っている場合にのみ、180℃破断伸びが5%以上とな
る。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)表−2は、有機添加剤として
ジエチルチオ尿素を用い、電流密度:150A/dm
2 、電解液温度:57℃、液流速:2m/secとした
場合の箔中塩素量、硫黄量並びに銅箔の180℃破断伸
び及び再結晶温度を調べた結果である。
【0021】
【表2】
【0022】再結晶温度は、200℃で1時間熱処理後
の金属組織を観察して箔中に含有される塩素が約3pp
m以上、あるいは箔中に含有される硫黄が約5ppm以
上の場合、180℃で1時間の熱処理で再結晶しないこ
とが確認された。
【0023】
【発明の効果】電解銅箔中に取り込まれる不純物元素濃
度の直接的なコントロールを通して180℃破断伸びが
大きく、好ましくは180℃における熱処理によっても
再結晶しない耐熱安定性に優れた銅箔及びその製造技術
を確立した。積層板の作製に当たって約180℃の熱を
約1時間かけて基板と銅箔を張り合わせる工程におい
て、銅箔の180℃破断伸び率が大きいため、銅箔が基
板の膨張に追随することができ、クラックが発生しな
い。銅箔中に含まれる塩素を3ppm以上あるいは銅箔
中に含まれる硫黄を5ppm以上とすることで、180
℃で1時間熱処理しても再結晶せず、耐熱安定性に優
れ、積層板を重ねて運搬する等の作業時に、再結晶によ
って強度および硬度低下により銅箔に傷が付きやすいと
いう問題も解消した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 恒男 埼玉県戸田市新曽南3丁目17番35号株式会 社ジャパンエナジー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素含有量が40ppm以下そして硫黄
    含有量が30ppm以下で、180℃での伸び率が5%
    以上であることを特徴とする電解銅箔。
  2. 【請求項2】 塩素含有量が3ppm以上で、再結晶温
    度が200℃以上であることを特徴とする請求項1記載
    の電解銅箔。
  3. 【請求項3】 硫黄含有量が5ppm以上で、再結晶温
    度が200℃以上であることを特徴とする請求項1記載
    の電解銅箔。
  4. 【請求項4】 塩化物イオン濃度が5ppm以下、チオ
    尿素及び/又はその誘導体濃度が0.5〜2ppm未満
    の硫酸酸性硫酸銅溶液を電解液として用いることを特徴
    とする請求項1〜3いずれか記載の電解銅箔の製造方
    法。
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