JP3046301B1 - 電解銅箔の製造方法、電解銅箔、銅張り積層板およびプリント配線板 - Google Patents
電解銅箔の製造方法、電解銅箔、銅張り積層板およびプリント配線板Info
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Abstract
製造する際に、電解銅箔中に共析するPb微粉を効果的
に低減可能な電解銅箔の製造方法を提供する。 【解決手段】 硫酸銅を含む電解液を用いて、電解銅箔
を製造するに際して、電解液として、Clイオンを0.
1〜5.0mg/Lの量で含むものを使用し、かつ、電
解液に、炭酸ストロンチウムを、電解液中に含まれるP
bイオンの量に対して8〜100(g/Pb-g)の量で添加
し、電解液中に含まれるPbイオンを除去して電解銅箔
を形成する電解銅箔の製造方法。
Description
する。さらに詳しくは、電解銅箔製造時に、電解液中に
含まれるPbイオンによるPb微粉の析出を抑制する電
解銅箔の製造方法、および該方法で得られた電解銅箔、
該電解銅箔を用いて製造された銅張り積層板および該電
解銅箔を用いて製造されたプリント配線板に関する。
型ドラムを陰極とし、不溶性の陽極と対峙させて、硫酸
銅などの電解液の電解を行い、円筒型ドラム表面に銅を
電着させることによって連続的に銅箔を製造している。
特に、近年、電子機器の小型化、高密度化されるのに伴
い、使用されるプリント配線板の回路幅、回路間隔は年
々細線化しており、それにともなって使用される銅箔
も、表面の粗度が低いものが要望されている。
る際には、通常、塩素濃度が0.1〜5.0mg/Lの
硫酸銅電解液浴が使用されている。しかしながら、この
ような低塩素濃度の電解液を使用して、電解銅箔を製造
する際には、電解液中に不純物としてPbが含まれてい
ると、電解時にデンドライド状のPb微粉が発生し、電
解銅箔中に共析することがあった。Pb微粉は大きさが
1〜50μmの範囲にあり、特に5〜20μmの範囲に
あり、電解後の銅箔表面近くに多く共析している。な
お、「共析」とは浮遊している微粉が、電解によって析
出した銅中に取り込まれることをいう。
して、プリント配線板にたとえば線幅50μm/線間5
0μmのファイン回路を形成すると、Pb微粉によっ
て、回路が断線したり、回路の短絡が生じるなどの問題
を引き起こすことがあった。しかも得られた電解銅箔
は、プリント配線板に必要な特性を具備させるための表
面処理が施され、たとえば限界電流密度以上の電流で電
解銅箔表面に粗化処理を施した後、ZnやNiメッキ、ク
ロメート処理、シランカップリング剤処理などの防錆処
理が施される。このため、銅箔中にPb微粉があって
も、検出することが極めて難しいという問題があった。
6052号公報には、鉛合金を陽極として使用して金属箔の
電析を行う際に、電解液に炭酸ストロンチウムを添加す
ることによって、硫酸鉛などの鉛成分を共沈させて濾過
して除去することが記載されている。しかしながら、こ
の特開平6-146051号公報、特開平6-146052号公報には、
炭酸ストロンチウムを添加することは、電解液中のPb
濃度が高い場合に有効な方法であるものの、電解液中の
Pb濃度が低くなると、鉛の共沈物を濾過できず、Pb
イオンは電解銅箔中に取り込まれてしまうと記載されて
おり、特に、本発明のように低塩素濃度の電解液におけ
る鉛の除去方法について何ら開示されていない。
検討した結果、電解液として、Clイオンを0.1〜
5.0mg/Lの量で含むものを使用する際に、電解液
に、炭酸ストロンチウムを、電解液中に含まれるPbイ
オンの量に対して8〜100(g/Pb-g)の量で添加するこ
とによって、電解液中に含まれている不純物中のPbイ
オンを、極めて少量にまで、効果的に減らすことがで
き、これにより、電解時にPb微粉の共析が少ない電解
銅箔が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
題点を解決するためのものであって、低塩素イオン濃度
電解液を用いて電解銅箔を製造する際に、電解銅箔中に
共析するPb微粉を効果的に低減しうる電解銅箔の製造
方法、および該方法によって得られた電解銅箔、さらに
該電解銅箔から製造された銅張り積層板およびプリント
配線板を提供することを目的としている。
酸銅を含む電解液を用いて、電解銅箔を製造するに際し
て、電解液として、Clイオンを0.1〜5.0mg/
Lの量で含むものを使用し、かつ、電解液に、炭酸スト
ロンチウムを、電解液中に含まれるPbイオンの量に対
して8〜100(g/Pb-g)の量で添加し、電解液中に含ま
れるPbイオンを除去して電解銅箔を形成することを特
徴としている。
によって製造されるものであり、Pb微粉を含んでいな
い。さらにまた、本発明に係る銅張り積層板およびプリ
ント配線板はこのような電解銅箔を用いて製造されるも
のである。
造方法、電解銅箔、銅張り積層板およびプリント配線板
について具体的に説明する。[電解銅箔の製造方法]本
発明に係る電解銅箔の製造方法は、硫酸銅を含む電解液
を用いて、電解銅箔を製造するに際して、電解液とし
て、Clイオンを0.1〜5.0mg/Lの量で含むも
のを使用し、かつ、電解液に、炭酸ストロンチウムを、
電解液中に含まれるPbイオンの量に対して8〜100
(g/Pb-g)の量で添加し、電解液中に含まれるPbイオン
を除去して電解銅箔を形成することを特徴とするもので
ある。
に示されるような製造装置が使用される。図1は本発明
に係る電解銅箔の製造方法で使用される製造装置の一例
を示すものである。参照数字1は陰極ドラムが回転可能
に配置された電解槽、2は尾液槽、3は銅原料溶解槽、
4は補給液貯槽、5は添加剤槽、6は濾過機、7は巻き
取りドラム、8は銅原料である。また図中、Pは定量ポ
ンプを示している。
れる電解槽中1で、円筒状の陰極ドラム(図1中、1
a)と、該陰極ドラムに沿ってほぼ一定の距離に保たれ
て配置される電解用陽極(図1中、1b)との間に、硫
酸銅を含む電解液を流し、銅が電析するような量の電圧
を印加し、回転する陰極ドラム周囲に銅を電着させるよ
うになっている。所定の厚さになった銅箔は、連続的に
剥離され、巻き取りロール7によって巻き取られる。陰
極ドラム1aおよび電解用陽極1bの間に供給され、電析
により銅イオンが減少した電解液(本明細書では尾液と
いうこともある)は、オーバーフローして連続的に尾液
槽2に戻される。尾液は、尾液槽2から銅原料溶解槽3
に送液される。該溶解槽3内では、銅原料8から供給さ
れた銅原料と尾液とを接触させて銅を溶解し、銅イオン
の補充が行われる。銅溶解が終了した電解液は補給液貯
槽4に送液される。補給液貯槽4には炭酸ストロンチウ
ムが添加剤槽5より添加されたのち、濾過機6によっ
て、生成した液中の固形物(沈殿物)を除去したのち、
電解液の補給液として、電解槽1に供給される。
は、通常、陰極ドラム面側がシャイニー面(光沢面)と
なり、電着面側がマット面(粗面)となる。本発明で使
用される電解液は、塩素イオン濃度が0.1〜5.0m
g/Lの範囲にあり、かつ硫酸銅を含み、電解銅箔製造
用に使用されるものであれば、特に制限なく使用するこ
とができる。
g/Lの範囲にあり、硫酸濃度が50〜300g/Lの範囲に
あることが好ましい。上記のような電解液には、通常1
〜30mg/L程度のPb成分(主にPbイオン)が不
純物として含まれている。このPb成分は、次に示すよ
うなところから混入してくる。たとえば、銅原料として
溶解する銅くず原料には不純物としてPb成分が多く含
まれており、この他に同じく銅原料の硫酸銅中にも含ま
れる。また、銅箔製造装置の配管や各槽の内張りなどに
含まれているPbが溶出することによっても、電解液中
に含まれるようになる。
ストロンチウムを添加して、Pb成分(Pbイオン)を
除去する。炭酸ストロンチウムの添加量は、電解液中に
含まれるPbイオンの量に対して、8〜100g/Pb-g、
好ましくは10〜70g/Pb-gの範囲にあることが好まし
い。このような範囲で、炭酸ストロンチウムを添加する
と、Pbイオンを効率よく除去することができる。な
お、炭酸ストロンチウムの量が8g/Pb-gより少ない場合
は、炭酸ストロンチウムを添加する効果が充分ではな
く、また炭酸ストロンチウムの量を100g/Pb-gより多
くしても、それ以上の効果は期待できない。
そのまま電解液として使用することもできるが、図1に
示されるように炭酸ストロンチウム添加後の電解液を濾
過し、反応生成物を除去しておくことが望ましい。濾過
機としては、公知のものを使用することが可能であり、
具体的には、メンブランフィルター、カートリッジフィ
ルター、ウルトラフィルターなどが使用される。
て、電解液中に含まれるPbの量は、通常、2mg/L以下
に低減される。本発明のように0.1〜5.0mg/L
の低塩素イオン濃度の電解液に、特定量の炭酸ストロン
チウムを添加することによって、電解液中のPbイオン
の量を低減できる理由は、酸性の電解液中でPb成分が
炭酸ストロンチウムと優先的に反応し、鉛−ストロンチ
ウム複合物の沈殿を生じ、これにより電解液中のPbイ
オンが除去されるものと考えられる。
を用いて電解を行うと、Pb微粉を含まない電解銅箔が
製造できる。なお、特開平6-146051号公報、特開平6-14
6052号公報には、鉛濃度の少ない電解液に、炭酸ストロ
ンチウムを添加しても、微小な硫酸鉛のフロックを生じ
るのみで、充分に濾過して除去できない旨が記載されて
いる。しかしながら、本発明のように、塩素イオン濃度
が0.1〜5.0mg/Lの電解液を使用する場合に
は、添加する炭酸ストロンチウムの量を、電解液中に含
まれるPbイオンに対して8〜100(g/Pb-g)の量とす
れば、鉛−ストロンチウム複合物の沈殿物が生じ、しか
もこの沈殿物は、濾過などの方法によって除去できるの
であり、このことは、本発明者らによる新たな知見であ
る。
に応じて公知の添加剤が添加されていてもよい。添加剤
としては、たとえばブドウ糖、チオ尿素、グリシン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレングリコール、トリエタノー
ルアミン、ヒドラジン、酢酸ビニルなどが挙げられる。
また、ニカワ、ゼラチンなどを添加剤として使用するこ
ともできる。
て、電解する場合、電解液の液温は、30〜80℃の範
囲にあることが望ましく、また電流密度は8〜100A
/dm 2の範囲あることが好ましい。このような本発明
に係る方法によって得られたPb微粉を含まない電解銅
箔を使用して銅張り積層板およびプリント配線板を製造
することができる。
配線板の形成用銅箔として使用する場合、必要に応じ
て、電解銅箔のマット面(粗面)側上に、粒子状の銅電
着物層が形成される。この粒子状の銅電着物層を形成す
る処理を「コブ付け処理」あるいは「粗化処理」とい
う。このコブ付け処理は、マット面(粗面)側を電極に
対向させて配置させ、銅イオンを含む電解液を電解して
行われ、通常、ヤケメッキおよびカブセメッキからな
る。
銅箔のマット面(粗面)側を電極に対向させて配置し、
以下の条件で電解液の電解を行うことができる。 銅濃度:5〜30g/L 硫酸濃度:50〜150g/L 液温:20〜30℃ 電流密度:20〜40A/dm2 時間:5〜15秒 この電解条件により、ヤケメッキと呼ばれる樹枝状の銅
電着物層が、電解銅箔のマット面(粗面)側に形成され
る。
メッキ工程を施した電解銅箔の表面に、さらに以下の条
件で電解を行うことができる。 銅濃度:40〜80g/L 硫酸濃度:50〜150g/L 液温:45〜55℃ 電流密度:20〜40A/dm2 時間:5〜15秒 この電解条件により、前記樹枝状銅電着物層の上に、銅
の被覆層(カブセメッキと呼ばれる)が形成され、コブ
状の電着層が形成される。
表面は、必要に応じて、さらにヒゲメッキが行われても
よい。ヒゲメッキの一例としては、上記のカブセメッキ
を施した電解銅箔(プリント配線板用銅箔ということも
ある)の表面に、さらに以下の条件で電解を行うことが
できる。
層(ヒゲメッキと呼ばれる)が形成される。
常、防錆処理が施される。防錆処理としては、特に制限
されるものではなく、たとえば、亜鉛メッキ処理、錫メ
ッキ処理、クロメート処理などが挙げられる。亜鉛メッ
キ処理では、通常、硫酸亜鉛、ピロリン酸亜鉛などを含
む電解液を使用して行われる。また、クロメート処理
は、通常、無水クロム酸を0.2〜5g/Lの量で含み、
かつpHが9〜13の範囲にある電解液を、0.1〜3A
/dm2の電流密度で電気分解することによって行われる。
このときの電解時間は、1〜8秒であることが望まし
い。
要に応じてシランカップリング剤で、表面処理されてい
てもよい。シランカップリング剤としては、具体的に
は、エポキシアルコキシシラン、アミノアルコキシシラ
ン、メタクリロキシアルコキシシラン、メルカプトアル
コキシシランなどのシランカップリング剤などが使用さ
れる。なお、このようなシランカップリング剤は、2種
以上混合して使用してもよい。
で、0.15〜20mg/m2、好ましくは0.3〜
2.0mg/m2となるように塗布されていることが望
ましい。 [銅張り積層板およびプリント配線板]上記方法で得ら
れた電解銅箔をプリント配線板用銅箔として、絶縁基材
と加熱圧着させることにより、電解銅箔と絶縁基材とか
ら形成された銅張り積層板が得られる。
して使用されている樹脂基材であればとくに限定されず
に使用できる。具体的には、紙−フェノール基材、紙−
エポキシ基材、ガラスエポキシ基材、ポリイミド基材な
どが挙げられる。次に、この銅張り積層板に、公知の方
法によりドライフィルムをラミネートし、所定のレジス
ト幅および回路間隔のパターンフィルムを用いてUV露
光によって、パターンを形成し、公知の方法によってエ
ッチングを行うことによって、所望の配線パターンを有
するプリント配線板を得ることができる。なお、形成し
た回路パターンのエッチングは、市販の各種エッチング
液を用いて、公知の方法によって行うことができる。
〜5.0mg/Lの低塩素濃度の電解液に、特定の量の
炭酸ストロンチウムを添加することによって、電解液中
のPbイオンの量を極めて少なくすることが可能とな
り、製造設備や電解条件を変更することなく、Pb微粉
の偏在しない電解銅箔を製造することができる。しかも
製造された電解銅箔は、ファイン回路形成に適してい
る。
箔として用いてプリント配線板を作製すると、たとえば
線幅50μm/線間50μmのファイン回路を形成する
際に、Pb微粉によって、回路が断線したり、回路の短
絡が生じたりすることがなく、従来のプリント配線板用
銅箔と比較して信頼性が高いプリント配線板を作製する
ことができる。
るが、本発明はこれらの実施例に何ら制限されるもので
はない。
硫酸を250g/Lの濃度で含み、かつPbイオンを7.4m
g/Lの量で含む電解液に、炭酸ストロンチウムを、電解
液中に含まれる炭酸ストロンチウムの濃度が500mg/L
(電解液中のPbイオンに対して68g/Pb-g)となるよ
うに添加した。次いで、該電解液を濾過して、Pbイオ
ンが除去された電解液を調製した。
2mg/L以下であった。得られたPb除去後の電解液
を、連続的に、図1に示される電解槽1に供給し、50
A/dm2の電圧を印加し、陰極ドラム1aに銅を電着させた
のち、得られた銅箔を、連続的に剥離して厚さ35μm
の電解銅箔を作製した。Pb検出個数 得られた電解銅箔を10cm×10cmの大きさに切断した
のち、過硫酸アンモニウムを100g/Lの濃度で含む化
学研磨液に浸漬して、銅箔を溶解させ、溶解液を0.2
μmのメンブランフィルターで濾過した。濾紙上のPb
残滓個数を光学顕微鏡により観察した。
残滓個数の合計をPb検出個数とした。また得られた銅
箔の物性(面粗さ、抗張力、伸び率)を評価した。結果
を表1に示す。
を、電解液中に含まれる炭酸ストロンチウムの濃度が2
00mg/L(電解液中のPbイオンに対して27g/Pb-g)
となるように添加した以外は、実施例1と同様にして電
解銅箔を作製した。得られた電解銅箔について、実施例
1と同様にしてPb検出個数および銅箔物性を評価し
た。
を、電解液中に含まれる炭酸ストロンチウムの濃度が1
00mg/L(電解液中のPbイオンに対して14g/Pb-g)
となるように添加した以外は、実施例1と同様にして電
解銅箔を作製した。得られた電解銅箔について、実施例
1と同様にしてPb検出個数および銅箔物性を評価し
た。
を、電解液中に含まれる炭酸ストロンチウムの濃度が5
0mg/L(電解液中のPbイオンに対して7g/Pb-g)とな
るように添加した以外は、実施例1と同様にして電解銅
箔を作製した。得られた電解銅箔について、実施例1と
同様にしてPb検出個数および銅箔物性を評価した。
添加せずに、実施例1と同様にして電解銅箔を作製し
た。得られた電解銅箔について、実施例1と同様にして
Pb検出個数および銅箔物性を評価した。
ウムを添加することによって、得られる電解銅箔に含ま
れるPb微粉の量を極めて少なくできることが判明し
た。しかも、得られた電解銅箔の銅箔特性は、従来の銅
箔と同程度のものであった。
れる製造装置の一例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】硫酸銅を含む電解液を用いて、電解銅箔を
製造するに際して、 電解液として、Clイオンを0.1〜5.0mg/Lの
量で含むものを使用し、かつ、電解液に、炭酸ストロン
チウムを、電解液中に含まれるPbイオンの量に対して
8〜100(g/Pb-g)の量で添加し、電解液中に含まれる
Pbイオンを除去して電解銅箔を形成することを特徴と
する電解銅箔の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の方法によって製造された
Pb微粉を含まない電解銅箔。 - 【請求項3】請求項2に記載の電解銅箔を用いて製造さ
れた銅張り積層板。 - 【請求項4】請求項2に記載の電解銅箔を用いて製造さ
れたプリント配線板。
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