JPH1035316A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JPH1035316A
JPH1035316A JP19349396A JP19349396A JPH1035316A JP H1035316 A JPH1035316 A JP H1035316A JP 19349396 A JP19349396 A JP 19349396A JP 19349396 A JP19349396 A JP 19349396A JP H1035316 A JPH1035316 A JP H1035316A
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cam
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meshing
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JP19349396A
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Masao Teraoka
正夫 寺岡
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GKN Driveline Japan Ltd
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Tochigi Fuji Sangyo KK
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 四輪駆動状態では噛み合いクラッチの連結を
維持し、二輪駆動状態への切り換えの際には噛み合いク
ラッチの連結解除を容易にする。 【解決手段】 外側と内側のケ−ス5、7からなるデフ
ケ−ス3と、ピニオンシャフト35を介して内側のケ−
ス7に固定された差動ギヤ機構33と、ケ−ス5に連結
されたクラッチ部材13と、部材13とケ−ス7との間
に設けられた噛み合いクラッチ19と、部材13とケ−
ス5との間に設けられたカムと、部材13をクラッチ1
9の噛み合い解除側に付勢するスプリング75と、部材
13を噛み合い側に移動させるアクチュエ−タ57とを
備え、車両の前進走行時のクラッチ19と前記カムのカ
ム角をαd、βdとし、後進走行時のこれらのカム角を
αc、βcとしたとき、βd−αd>βc−αcにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、四輪駆動車にお
いて、二輪駆動時に切り離される車輪側に用いられるデ
ファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−235748公報に図5の
ようなデファレンシャル装置201が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置201は、デフ
ケ−ス203の内部にリング205が回転自在に配置さ
れており、このリング205にはベベルギヤ式差動機構
207のピニオンシャフト209が固定されている。
又、デフケ−ス203の内周にはスライドギヤ211が
軸方向移動自在に連結されている。このスライドギヤ2
11とリング205との間にはドッグクラッチ213が
形成されており、スライドギヤ211の移動操作によっ
てデフケ−ス203とリング205(差動機構207)
とを断続する。
【0004】スライドギヤ211の移動操作は、デフケ
−ス203の外部から油圧アクチュエ−タ215により
シフトフォ−ク217を介して行われる。
【0005】このデファレンシャル装置201を四輪駆
動車に用いて、二輪駆動時にドッグクラッチ213でデ
フケ−ス203とリング205とを切り離すと、切り離
された車輪側の動力伝達系から差動機構207を介して
リング205までがフリ−回転状態になるから、振動が
軽減して乗り心地が向上すると共に、この動力伝達系各
部の磨耗が軽減されて耐久性が向上し、更に、回転抵抗
の低減分だけエンジンの負担が軽減し、燃費が向上す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このデファ
レンシャル装置201において、スライドギヤ211と
デフケ−ス203との間に、トルクを受けてスライドギ
ヤ211をドッグクラッチ213の噛み合い方向に移動
させる圧力角が設けられていると、この圧力角によって
セルフロック機能が得られ、ドッグクラッチ213の噛
み合わせが確実になる。
【0007】しかし、二輪駆動状態へ切り換える際に、
ドッグクラッチ213の噛み合いを解除しようすると、
車輪の連れ回りトルクを受けてこのセルフロック機能が
働くから、二輪駆動状態への切り換えが不調になり易
い。
【0008】これを防ぐには、リタ−ンスプリング21
9を強くする必要があり、これに伴って油圧アクチュエ
−タ215も大型にしなければならない。又、これらを
大型にすると各摺動部の摩耗がそれだけ促進される。
【0009】又、スライドギヤ211とデフケ−ス20
3との間に圧力角が設けられていないと、走行中の振動
によってスライドギヤ211が後退しドッグクラッチ2
13の噛み合いが外れ、四駆動状態から二駆動状態にな
ってしまうことがある。
【0010】そこで、この発明は、駆動力を断続する噛
み合いクラッチを備え、四輪駆動状態では噛み合いクラ
ッチの連結を維持し、二輪駆動状態へ切り換える際には
噛み合いクラッチの連結解除を容易にするデファレンシ
ャル装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデファレ
ンシャル装置は、エンジンの駆動力によって回転するア
ウタ−ケ−スと、その内部に相対回転自在に配置された
インナ−ケ−スとを有するデフケ−スと、インナ−ケ−
スに固定されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフト
上に回転自在に支承されたピニオンギヤと、ピニオンギ
ヤと噛み合った一対の出力側サイドギヤとを有するベベ
ルギヤ式の差動ギヤ機構と、アウタ−ケ−スと回転方向
に連結したクラッチ部材と、このクラッチ部材とインナ
−ケ−スとの間に設けられた噛み合いクラッチと、クラ
ッチ部材とアウタ−ケ−スとの間で回転方向両側に設け
られたカムと、クラッチ部材を噛み合いクラッチの噛み
合い解除側に付勢するリタ−ンスプリングと、リタ−ン
スプリングに抗してクラッチ部材を噛み合いクラッチの
噛み合い側に移動操作するアクチュエ−タとを備え、前
記噛み合いクラッチが、トルクを受けてクラッチ部材を
噛み合いクラッチの噛み合い解除側に押圧するカム角α
を有し、前記カムが、トルクを受けてクラッチ部材を噛
み合いクラッチの噛み合い側に押圧するカム角βを有
し、車両が前進走行するときの噛み合いクラッチとカム
のカム角がそれぞれαd、βdであり、車両が後進走行
するときの噛み合いクラッチとカムのカム角がそれぞれ
αc、βcであるときに、 βd−αd>βc−αc にしたことを特徴とする。
【0012】このように、請求項1のデファレンシャル
装置では、クラッチ部材を移動操作して噛み合いクラッ
チを噛み合わせると、アウタ−ケ−スとインナ−ケ−ス
とが連結され、エンジンの駆動力はアウタ−ケ−スから
インナ−ケ−スに伝達され、差動ギヤ機構が作動する。
【0013】又、噛み合いクラッチの噛み合いを解除す
ると、アウタ−ケ−スとインナ−ケ−スとが切り離さ
れ、インナ−ケ−スから差動ギヤ機構を介して車輪まで
がフリ−回転状態になる。これと共に、切り離し側の動
力伝達系をエンジンから切り離す2−4切り換え機構か
らアウタ−ケ−スまでの動力伝達系の連れ回りが防止さ
れ、振動が軽減して乗り心地が向上すると共に、この動
力伝達系各部の摩耗が軽減して耐久性が向上する。更
に、回転抵抗の低減分だけエンジンの負担が軽減し、燃
費が向上する。
【0014】これに加えて、車両の走行中にクラッチ部
材に回転方向の慣性力が掛かり、この場合、噛み合いク
ラッチは、カム角βdとカム角αdの箇所が同時に作動
し、カム角βcとカム角αcの箇所が同時に作動する。
このとき生じるスラスト力は、カム角βdがカム角αd
より大きいから(βd−αd)は噛み合いクラッチの噛
み合い方向になる。
【0015】ここで、上記のように、噛み合い方向のス
ラスト力(βd−αd)を噛み合い解除方向のスラスト
力(βc−αc)より大きくしたから、走行中はクラッ
チ部材に噛み合い方向のスラスト力が掛かり、噛み合い
クラッチを噛み合わせようとするカムのスラスト力が噛
み合いを解除しようとする噛み合いクラッチのスラスト
力より大きくなりこのセルクロック機能によって噛み合
いクラッチの連結が維持され、クラッチの外れが防止さ
れ、四輪駆動状態が維持される。又、二輪駆動状態への
切り換えに際しては、スラスト力が小さくなるので切り
換えを確実に行うことができる。
【0016】このように、四輪駆動状態の維持が確実に
なると共に二輪駆動状態への切り換えが容易であるか
ら、従来例と異なって、リタ−ンスプリングを強くする
必要がなく、アクチュエ−タを大型にする必要もないか
ら、それだけ低コストであり、各摺動部の摩耗も軽減す
る。
【0017】更に、後進走行時は、上記のように噛み合
いクラッチの噛み合い解除が容易になるから、二輪駆動
状態に切り換える際は、後進をかけて噛み合い部を抜け
易くすることもできる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、αc=0°であり、αd
=0°であり、βc=0°であることを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0019】これに加えて、噛み合いクラッチのカム角
αd、αcを0°にしたから、クラッチ部材に回転方向
の慣性が働いても、噛み合いクラッチの連結を解除する
スラスト力が発生せず、噛み合いが安定して維持され
る。
【0020】又、噛み合いクラッチのカム角αd=0°
であるから、これと対抗するカムのカム角βdをそれだ
け小さくすることができる。更に、αc=0°であるか
ら、これと対抗するカムのカム角βcを0°にすること
ができる。
【0021】このように、カムのカム角が小さく、スラ
スト力が小さいから、リタ−ンスプリングをそれだけ弱
くすることができ、これに伴い、アクチュエ−タも小型
化が可能になって有利である。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載のデ
ファレンシャル装置であって、αc=0°であり、αd
=0°であり、βd>βcであることを特徴とし、請求
項1の構成と同等の効果を得る。
【0023】これに加えて、βd>βcにしたから、前
進走行時には噛み合いクラッチの連結が維持され、後進
走行時には噛み合いクラッチの連結を解除し易くなる。
【0024】又、請求項2の構成と同様に、噛み合いク
ラッチのカム角αd、αcを0°にしたから、クラッチ
部材が回転方向の慣性を受けても、噛み合いが安定して
維持される。
【0025】更に、αd=0°であるからカム角βdを
小さくすることができ、αc=0°であるからカム角β
cによる噛み合いクラッチの連結解除機能がそれだけ大
きくなる。
【0026】又、請求項2の構成と同様に、カムのスラ
スト力が小さいから、リタ−ンスプリングをそれだけ弱
くすることができ、アクチュエ−タも小型化が可能にな
って有利である。
【0027】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であ
って、カムが、アウタ−ケ−スに設けられた開口とクラ
ッチ部材との間に形成されたことを特徴とし、請求項1
乃至請求項3の構成と同等の効果を得る。
【0028】これに加えて、アウタ−ケ−スにはオイル
取り入れ用の開口があり、この開口を利用して、開口と
クラッチ部材との間にカムを形成すれば、それだけ低コ
ストに実施することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1と図2によって本発明の第1
実施形態を説明する。図1はこの実施形態のデファレン
シャル装置1を示している。なお、左右の方向は図1、
2での左右の方向であり、符号を与えていない部材等は
図示されていない。
【0030】このデファレンシャル装置1は、四輪駆動
車に用いられており、二輪駆動時に切り離される車輪側
に配置されている。
【0031】デファレンシャル装置1のデフケ−ス3
は、アウタ−ケ−ス5とインナ−ケ−ス7とから構成さ
れている。インナ−ケ−ス7はアウタ−ケ−ス5の内周
によって回転自在に支承されている。デフケ−ス3はデ
フキャリヤの内部に配置されており、アウタ−ケ−ス5
の左右のボス部9、11はベアリングを介してデフキャ
リヤに支承されている。デフキャリヤの内部にはオイル
溜りが形成されている。
【0032】アウタ−ケ−ス5にはリングギヤがボルト
で固定されている。このリングギヤは動力伝達系の出力
ギヤと噛み合っており、アウタ−ケ−ス5はエンジンの
駆動力によって回転駆動される。
【0033】又、この動力伝達系には、二輪駆動時にエ
ンジンからの切り離しを行う2−4切り換え機構が配置
されている。
【0034】アウタ−ケ−ス5の内部にはリング状のク
ラッチ部材13が配置されており、アウタ−ケ−ス5の
内周で軸方向移動自在に支承されている。図1のよう
に、インナ−ケ−ス7とクラッチ部材13にはそれぞれ
噛み合い歯15、17が設けられ、ドッグクラッチ19
(噛み合いクラッチ)を構成している。アウタ−ケ−ス
5にはオイル取り入れ用の開口21が周方向等間隔に設
けられており、これらの開口21にはクラッチ部材13
の脚部23が係合し、外部に突き出している。
【0035】クラッチ部材13が左方に移動操作される
と、ドッグクラッチ19が噛み合ってアウタ−ケ−ス5
とインナ−ケ−ス7とが連結される。又、図1のよう
に、クラッチ部材13が右方へ戻ると、ドッグクラッチ
19の噛み合いが解除され、アウタ−ケ−ス5とインナ
−ケ−ス7とが切り離される。
【0036】図2のように、クラッチ部材13とアウタ
−ケ−ス5との間には、回転方向両側にカム25、27
が形成されている。
【0037】アウタ−ケ−ス5とインナ−ケ−ス7との
間には、クラッチ部材13の移動操作力、ドッグクラッ
チ19、カム25、27からのスラスト力を受けるスラ
ストワッシャ29が配置されている。
【0038】インナ−ケ−ス7には貫通孔31が設けら
れており、これらの貫通孔31にはベベルギヤ式差動ギ
ヤ機構33のピニオンギヤ35の先端が係合し、スプリ
ングピン37で固定されている。ピニオンギヤ35上に
はピニオンギヤ39が回転自在に支承されており、ピニ
オンギヤ39には左右から出力側のサイドギヤ41、4
3が噛み合っている。
【0039】各サイドギヤ41、43は車輪側の車軸に
それぞれスプライン連結されている。各サイドギヤ4
1、43とアウタ−ケ−ス5との間にはそれぞれスラス
トワッシャ45、45が配置され、サイドギヤ41、4
3の噛み合いスラスト力を受けている。
【0040】アウタ−ケ−ス5には、開口21の他に、
デフキャリヤのオイル溜りからのオイルが流出入する開
口47、49が設けられている。又、ボス部9、11の
内周にはアウタ−ケ−ス5の回転によってこのオイルを
導入する螺旋状の油路51、53が設けられている。更
に、アウタ−ケ−ス5の内周には油路51、53からの
オイルを遠心力で移動させる油路55、55が形成され
ている。
【0041】これらの開口21、47、49、油路5
1、53から流入したオイルは差動ギヤ機構33の各ギ
ヤと摺動部などを潤滑し、更に、アウタ−ケ−ス5の内
周とインナ−ケ−ス7及びクラッチ部材13の外周との
摺動部を潤滑する。又、これらの摺動部には油路51、
53からのオイルが遠心力により油路55を通って与え
られ、充分に潤滑される。
【0042】図1のように、アウタ−ケ−ス5の右側ボ
ス部11の周囲には、リング状のエアアクチュエ−タ5
7(アクチュエ−タ)が配置されており、支持部材59
を介してデフキャリヤに支持されている。
【0043】このエアアクチュエ−タ57では、基板6
1にダイヤフラム63が気密に固定されて圧力室65が
形成されており、ダイヤフラム63には押圧部材67が
ビス止めされている。
【0044】一方、クラッチ部材13の脚部23にはリ
テ−ナ69が固定されており、このリテ−ナ69の突き
出し部71とアウタ−ケ−ス5側のワッシャ73との間
にリタ−ンスプリング75が配置され、クラッチ部材1
3をドッグクラッチ19の噛み合い解除側に付勢してい
る。
【0045】エアアクチュエ−タ57の圧力室65にエ
ア圧が送られると、ダイヤフラム63が左方に撓み、リ
テ−ナ69を介してクラッチ部材13を左方に移動操作
し、ドッグクラッチ19を噛み合わせてアウタ−ケ−ス
5とインナ−ケ−ス7とを連結する。又、圧力室65へ
のエア圧供給を停止すると、リタ−ンスプリング75の
付勢力によってクラッチ部材13が右方へ戻り、ドッグ
クラッチ19の噛み合いが解除され、アウタ−ケ−ス5
とインナ−ケ−ス7とが切り離される。
【0046】上記の2−4切り換え機構とドッグクラッ
チ19とは二輪駆動状態から四輪駆動状態への切り換え
に当たって同時に連結操作され、四輪駆動状態から二輪
駆動状態への切り換えに当たって同時に連結解除操作さ
れる。
【0047】四輪駆動状態では、2−4切り換え機構を
介してエンジンの駆動力が動力伝達系からアウタ−ケ−
ス5に伝達されると共に、ドッグクラッチ19を介して
インナ−ケ−ス7が回転駆動される。この回転はピニオ
ンシャフト35からピニオンギヤ39を介してサイドギ
ヤ41、43に分配され、各車軸を介して左右の車輪に
伝達される。又、例えば悪路走行中に、各車輪間に駆動
抵抗差が生じると各ピニオンギヤ39の自転によってエ
ンジンの駆動力は左右各側に差動分配される。
【0048】又、二輪駆動状態では、ドッグクラッチ1
9の連結解除によってインナ−ケ−ス7から車輪までが
フリ−回転状態になると共に、2−4切り換え機構から
アウタ−ケ−ス5までの動力伝達系は、エンジンの駆動
力と車輪の回転力の両方から切り離され、回転が停止す
る。
【0049】このように、二輪駆動状態では、切り離し
側動力伝達系の連れ回りが防止されるから、振動が軽減
して乗り心地が向上すると共に、この動力伝達系各部の
摩耗が軽減されて耐久性が向上し、更に、回転抵抗の低
減分だけエンジンの負担が軽減し、燃費が向上する。
【0050】図2の矢印77は、車両が前進走行すると
きのデフケ−ス3の回転方向を示している。前進走行時
のアウタ−ケ−ス5の回転は、カム25とドッグクラッ
チ19の噛み合い歯17dを介してインナ−ケ−ス7に
伝達され、後進走行時のアウタ−ケ−ス5の回転は、カ
ム27とドッグクラッチ19の噛み合い歯17cを介し
てインナ−ケ−ス7に伝達される。
【0051】又、二輪駆動状態への切り換えの際に、2
−4切り換え機構によって動力伝達系が切り離される
と、車輪の引きずり回転によって車輪側から矢印77方
向のトルクが働くから、この場合、トルクの方向は後進
走行時と同方向になり、カム27とドッグクラッチ19
の噛み合い歯17c側が当たる。
【0052】ここで、前進走行時のドッグクラッチ19
とカム25のカム角をそれぞれαd、βdとし、後進走
行時のドッグクラッチ19とカム27のカム角をそれぞ
れαc、βcとしたとき、 αd<βd、αc≧βc (1)式 にしてあり、 更に、 βd−αd>βc−αc (2)式 にしてある。
【0053】(1)式のように、前進走行時はカム25
のカム角βdがドッグクラッチ19のカム角αdより大
きいから、これらの差によってクラッチ部材13がドッ
グクラッチ19の連結方向へ押圧され、このセルフロッ
ク機能によってドッグクラッチ19は連結状態に保たれ
る。
【0054】又、後進走行時はカム27のカム角βcが
ドッグクラッチ19のカム角αcより小さいか、あるい
は等しいから、これらの差によってクラッチ部材13が
ドッグクラッチ19の連結解除方向へ押圧される。
【0055】更に、二輪駆動状態への切り換えの際は、
上記のように、トルクの方向は後進走行時と同方向にな
るから、クラッチ部材13がドッグクラッチ19の連結
解除方向へ押圧され、ドッグクラッチ19は円滑に連結
解除される。
【0056】これに加えて、車両の走行中はクラッチ部
材13に回転方向の慣性力が掛かり、回転方向一側で
は、カム25(カム角βd)とカム角αd側のドッグク
ラッチ19が同時に作動し、回転方向他側では、カム2
7(カム角βc)とカム角αc側のドッグクラッチ19
が同時に作動する。このとき生じるスラスト力は、カム
角βdがカム角αdより大きいから、(βd−αd)は
噛み合いクラッチの噛み合い方向になり、カム角βcが
カム角αcより小さいから、(βc−αc)は噛み合い
解除方向になる。
【0057】ここで、(2)式のように、噛み合い方向
のスラスト力(βd−αd)を噛み合い解除方向のスラ
スト力(βc−αc)より大きくしてあるから、走行中
はクラッチ部材13に噛み合い方向のスラスト力が掛か
り、ドッグクラッチ19の外れが防止され、車両は四輪
駆動状態が維持される。又、二輪駆動切り換えに際して
はスラスト力が小さくなるので切り換えを確実に行うこ
とができる。
【0058】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
【0059】上記のように、デファレンシャル装置1で
は、前進走行時と後進走行時とでドッグクラッチ19と
カム25、27のカム角を変えることにより、四輪駆動
走行時はセルフロック機能によってドッグクラッチ19
の連結が維持され、二輪駆動状態への切り換えに際して
は、ドッグクラッチ19の噛み合い解除が容易になり、
二輪駆動状態への切り換えを確実に行うことができる。
【0060】このように、二輪駆動状態への切り換えが
容易であるから、従来例と異なって、リタ−ンスプリン
グ75やエアアクチュエ−タ57を大型にする必要がな
く、押圧部材67とリテ−ナ69との摺動部の摩耗もそ
れだけ低減される。
【0061】更に、後進走行時は、上記のように、ドッ
グクラッチ19の噛み合い解除が容易になるから、二輪
駆動状態に切り換える際に後進をかけてもドッグクラッ
チ19が外れ易くなり、二輪駆動への切り換えが容易に
なる。
【0062】これに加えて、アウタ−ケ−ス5に設けら
れたオイル取り入れ用の開口21を利用して、クラッチ
部材13との間でカム25、27を形成したから、それ
だけ実施コストが低減する。
【0063】又、リテ−ナ69をクラッチ部材13に固
定し、リテ−ナ69の突き出し部71とアウタ−ケ−ス
5との間にリタ−ンスプリング75を配置することによ
って、リタ−ンスプリング75が外部に配置されてい
る。
【0064】このように、リタ−ンスプリング75を外
部配置することによって、デフケ−ス3の内部構造がそ
れだけ簡単になると共に、デフケ−ス3の小型化が可能
になり、デファレンシャル装置1の組付けが楽になる。
【0065】又、リタ−ンスプリング75の交換が容易
であると共に、リテ−ナ69とアウタ−ケ−ス5は相対
回転しないから、リタ−ンスプリング75は摺動による
摩耗から開放される。
【0066】次に、本発明の第2実施形態を図3によっ
て説明する。
【0067】なお、図3及び第2実施形態の説明の中
で、第1実施形態のデファレンシャル装置1と同機能の
部材には同一の符号を与えて引用する。
【0068】図3に示したように、第2実施形態では、
前進走行方向と後進走行方向共に、ドッグクラッチ19
のカム角αdとカム角αcとを0°にしてある。又、前
進走行方向のカム25のカム角はβd1であり、後進走
行方向のカム27のカム角βc1も0°にしてある。
【0069】このように、前進走行時はカム25のカム
角βd1がドッグクラッチ19のカム角αd(0°)よ
り大きいから、これらの差によってクラッチ部材13が
ドッグクラッチ19の連結側へ押圧され、このセルフロ
ック機能によってドッグクラッチ19は連結状態に保た
れる。
【0070】又、後進走行時はドッグクラッチ19のカ
ム角αcが0°であり、ドッグクラッチ19を連結させ
る方向のスラスト力が生じないから、ドッグクラッチ1
9の連結が解除し易くなり、二輪駆動状態への切り換え
が円滑に行われる。
【0071】これに加えて、ドッグクラッチ19のカム
角αd、αcを0°にしたから、クラッチ部材13に回
転方向の慣性力が掛かっても、ドッグクラッチ19の連
結を解除するスラスト力が発生せず、噛み合いが安定し
て維持される。
【0072】又、ドッグクラッチ19のカム角αdが0
°であるから、これと対抗するカム25のカム角βd1
をそれだけ小さくすることができる。更に、ドッグクラ
ッチ19のカム角αcが0°であるから、これと対抗す
るカム27のカム角βc1を0°にすることができる。
【0073】このように、カム25、27のスラスト力
が小さいから、リタ−ンスプリング75をそれだけ弱く
することができ、これに伴って、エアアクチュエ−タ5
7も小型化が可能になって有利である。
【0074】第2実施形態では、上記のように、前進走
行時と後進走行時とでドッグクラッチ19とカム25、
27のカム角を変えることにより、四輪駆動走行時はド
ッグクラッチ19の連結が維持され、二輪駆動状態への
切り換えに際してはドッグクラッチ19の噛み合い解除
が容易になり、二輪駆動状態への切り換えを確実に行え
る。
【0075】このように、二輪駆動状態への切り換えが
容易であるから、従来例と異なって、リタ−ンスプリン
グ75やエアアクチュエ−タ57を大型にする必要がな
く、押圧部材67とリテ−ナ69との摺動部の摩耗もそ
れだけ低減される。
【0076】次に、本発明の第3実施形態を図4によっ
て説明する。
【0077】なお、図4及び第3実施形態の説明の中
で、第1実施形態のデファレンシャル装置1と同機能の
部材には同一の符号を与えて引用する。
【0078】図4に示したように、第3実施形態では、
前進走行時と後進走行時共に、ドッグクラッチ19のカ
ム角αd、αcを0°にしてある。又、前進走行時のカ
ム25のカム角はβd2であり、後進走行時のカム27
のカム角はβc2であり、βd2>βc2にしてある。
【0079】このように、前進走行時はカム25のカム
角βd2がドッグクラッチ19のカム角αd(0°)よ
り大きいから、これらの差によってクラッチ部材13が
ドッグクラッチ19の連結側へ押圧され、このセルフロ
ック機能によってドッグクラッチ19は連結状態に保た
れる。
【0080】又、後進走行時はドッグクラッチ19のカ
ム角αcが0°であるからドッグクラッチ19を連結さ
せる方向のスラスト力が生じないと共に、カム27のカ
ム角βc2をカム25のカム角βd2より小さくしてあ
るから、それだけドッグクラッチ19を連結させるカム
スラスト力が低減し、ドッグクラッチ19が解除し易く
なり、二輪駆動状態への切り換えが円滑に行われる。
【0081】これに加えて、第2実施形態と同様に、ド
ッグクラッチ19のカム角αd、αcを0°にしたか
ら、クラッチ部材13に回転方向の慣性が掛かっても、
ドッグクラッチ19の連結を解除するスラスト力が発生
せず、噛み合いが安定して維持される。
【0082】又、ドッグクラッチ19のカム角αdが0
°であるから、これと対抗するカム25のカム角βd2
をそれだけ小さくすることができる。更に、ドッグクラ
ッチ19のカム角αcが0°であるから、これと対抗す
るカム27のカム角βc2をそれだけ小さくすることが
できる。
【0083】このように、カム25、27のスラスト力
が小さいから、リタ−ンスプリング75をそれだけ弱く
することができ、これに伴って、エアアクチュエ−タ5
7も小型化が可能になって有利である。
【0084】第3実施形態では、上記のように、四輪駆
動走行時はドッグクラッチ19の連結が維持され、二輪
駆動状態への切り換えに際しては、ドッグクラッチ19
の噛み合い解除が容易になり、二輪駆動状態への切り換
えを確実に行える。
【0085】二輪駆動状態への切り換えが容易であるか
ら、従来例と異なって、リタ−ンスプリング75やエア
アクチュエ−タ57を大型にする必要がなく、押圧部材
67とリテ−ナ69との摺動部の摩耗もそれだけ低減さ
れる。
【0086】なお、この発明のデファレンシャル装置
は、フロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分
配するデファレンシャル装置)とリヤデフ(エンジンの
駆動力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)
のいずれにも用いることができる。
【0087】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、上
記のように、前進走行時と後進走行時とで噛み合いクラ
ッチとカムのカム角を変えることにより、四輪駆動走行
中にクラッチ部材が回転方向の慣性力を受けても、噛み
合いクラッチの外れが防止され、四輪駆動状態が維持さ
れると共に、二輪駆動状態への切り換えに際しては、後
進走行時と同様に、噛み合いクラッチの噛み合い解除が
容易になり、二輪駆動状態への切り換えを円滑に行うこ
とができる。
【0088】二輪駆動状態への切り換えが容易であるか
ら、従来例と異なって、リタ−ンスプリングとアクチュ
エ−タを大型にする必要がなく、各摺動部の摩耗もそれ
だけ低減される。
【0089】請求項2記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、クラッチ部材に回転方向の慣
性力が働いても、噛み合いクラッチの連結を解除する方
向のスラスト力が発生せず、噛み合いが安定して維持さ
れる。
【0090】又、噛み合いクラッチのカム角を0°にし
たから、これと対抗するカムのカム角を小さくすること
ができ、カムスラスト力がそれだけ小さくなるから、リ
タ−ンスプリングとアクチュエ−タとの小型化が可能に
なって有利である。
【0091】請求項3記載の発明は、請求項1の構成と
同等の効果を得ると共に、請求項2の構成と同様に、噛
み合いクラッチのカム角を0°にしたから、クラッチ部
材が回転方向の慣性を受けても噛み合いが安定して維持
されると共に、カムのスラスト力が小さくなるから、リ
タ−ンスプリングとアクチュエ−タとの小型化が可能で
ある。
【0092】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3の構成と同等の効果を得ると共に、アウタ−ケ−ス
に設けられたオイル取り入れ用の開口を利用し、この開
口とクラッチ部材との間にカムを形成したから、それだ
け低コストに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施形態の要部を示す断面図であ
る。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 デファレンシャル装置 3 デフケ−ス 5 アウタ−ケ−ス 7 インナ−ケ−ス 13 クラッチ部材 19 ドッグクラッチ(噛み合いクラッチ) 21 開口 25、27 カム 33 ベベルギヤ式差動ギヤ機構 35 ピニオンシャフト 39 ピニオンギヤ 41、43 出力側サイドギヤ 57 エアアクチュエ−タ(アクチュエ−タ) 69 リテ−ナ 71 突き出し部 75 リタ−ンスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転するアウ
    タ−ケ−スと、その内部に相対回転自在に配置されたイ
    ンナ−ケ−スとを有するデフケ−スと、インナ−ケ−ス
    に固定されたピニオンシャフトと、ピニオンシャフト上
    に回転自在に支承されたピニオンギヤと、ピニオンギヤ
    と噛み合った一対の出力側サイドギヤとを有するベベル
    ギヤ式の差動ギヤ機構と、アウタ−ケ−スと回転方向に
    連結したクラッチ部材と、このクラッチ部材とインナ−
    ケ−スとの間に設けられた噛み合いクラッチと、クラッ
    チ部材とアウタ−ケ−スとの間で回転方向両側に設けら
    れたカムと、クラッチ部材を噛み合いクラッチの噛み合
    い解除側に付勢するリタ−ンスプリングと、リタ−ンス
    プリングに抗してクラッチ部材を噛み合いクラッチの噛
    み合い側に移動操作するアクチュエ−タとを備え、前記
    噛み合いクラッチが、トルクを受けてクラッチ部材を噛
    み合いクラッチの噛み合い解除側に押圧するカム角αを
    有し、前記カムが、トルクを受けてクラッチ部材を噛み
    合いクラッチの噛み合い側に押圧するカム角βを有し、
    車両が前進走行するときの噛み合いクラッチとカムのカ
    ム角をそれぞれαd、βdとし、車両が後進走行すると
    きの噛み合いクラッチとカムのカム角をそれぞれαc、
    βcとしたときに、βd−αd>βc−αcであること
    を特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、 αc=0° αd=0° βc=0° であることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、 αc=0° αd=0° βd>βc であることを特徴とするデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載の発明であって、カムが、アウタ−ケ−スに設けら
    れた開口とクラッチ部材との間に形成されたことを特徴
    とするデファレンシャル装置。
JP19349396A 1996-04-19 1996-07-23 デファレンシャル装置 Pending JPH1035316A (ja)

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JP19349396A JPH1035316A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 デファレンシャル装置
DE19716386A DE19716386C2 (de) 1996-04-19 1997-04-18 Ausgleichsgetriebe
US08/844,038 US5890989A (en) 1996-04-19 1997-04-18 Differential apparatus for reducing friction and noise

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100309386B1 (ko) * 1999-08-04 2001-09-26 이계안 파트타임 4륜구동차량의 자동절환식 차동장치
JP2002276770A (ja) * 2001-02-13 2002-09-25 American Axle & Manufacturing Inc 差動装置及び車両動力伝達装置
WO2023025874A1 (de) * 2021-08-26 2023-03-02 Zf Friedrichshafen Ag Kopplungseinrichtung für ein differential eines kraftfahrzeugs
KR20240016659A (ko) * 2022-07-29 2024-02-06 현대트랜시스 주식회사 디스커넥터 장치

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