JPH10340388A - データ処理装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

データ処理装置およびそのプログラム記録媒体

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JPH10340388A
JPH10340388A JP16351597A JP16351597A JPH10340388A JP H10340388 A JPH10340388 A JP H10340388A JP 16351597 A JP16351597 A JP 16351597A JP 16351597 A JP16351597 A JP 16351597A JP H10340388 A JPH10340388 A JP H10340388A
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JP
Japan
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key
arrangement
data
clerk
processing
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JP16351597A
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English (en)
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Masanori Kunii
正▲のり▼ 国井
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒な操作を不要とし、鍵を差し込むだけ
で、一定の条件下で所定の処理を起動する。 【解決手段】 マスター装置MTがスレーブ装置SVの
売上データをアレンジメント処理によって収集する場合
には、マスター装置MTに所定のアレンジメンシ用クラ
ーク鍵を差し込む。すると、スレーブ装置SV側におい
て所定のアレンジメント用クラーク鍵を差し込まれてい
ることを条件に当該アレンジメント用クラーク鍵が差し
込まれているスレーブ装置SVに対してのみデータ収集
が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍵が差し込まれ
た際に、当該鍵に対応するキーコードを生成する機能を
備えたデータ処理装置およびそのプログラム記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子式キャッシュレジスタ(EC
R)やポイント・オブ・セールスシステムを構築するP
OSターミナルにおいては、点検、精算、単価設定、伝
票印字等の処理を実行開始させるために予め決められて
いる一連の操作手順にしたがって各種操作を行うように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、処理を
開始させる都度、一連の操作手順にしたがって各種操作
を行うことは、極めて面倒であり、また、操作間違いの
おそれもあった。この発明の課題は、面倒な操作を不要
とし、鍵を差し込むだけで、一定の条件下で所定の処理
を起動できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、予め決められている
複数の鍵のうち、いずれか1つの鍵が差し込まれた際
に、当該鍵に対応するキーコードを生成するコード生成
手段と、このコード生成手段によって生成されたキーコ
ードに基づいて特定鍵が差し込まれたか否かを判別する
第1の判別手段と、この第1の判別手段によって特定鍵
が差し込まれたことが判別された際に、現在所定の条件
下にあるか否かを判別する第2の判別手段と、この第2
の判別手段によって所定条件下にあることが判別された
際に、予め決められている所定の処理を実行する処理実
行手段とを具備するものである。なお、前記第1の判別
手段によって特定担当者鍵が差し込まれたことが判別さ
れた際に、前記第2の判別手段は、所定条件として当該
担当者による入力処理が終了しその処理結果が記憶保持
されているか否かを判別し、前記処理実行手段はその処
理結果を印字出力するようにしてもよい。請求項1記載
の発明においては、鍵が差し込まれた際に、その鍵に対
応するキーコードを生成すると共にこのキーコードに基
づいて特定鍵が差し込まれたことが判別されると、現在
所定の条件下にあれば、所定の処理が実行される。した
がって、面倒な操作を不要とし、鍵を差し込むだけで、
一定の条件下で所定の処理を起動することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図1〜図7を参照してこの発明
の第1実施形態を説明する。図1はPOSシステムを示
したシステム構成図である。このPOSシステムはロー
カルエリアネットワークシステムで、電子式キャッシュ
レジスタである複数台のPOSターミナル装置ECR
1、ECR2……ECRnが構内専用回線を介して接続
されていると共に、例えば、薬品売場、文具売場等のよ
うに売場毎にスリッププリンタSPTが接続されて成
る。ここで、複数台のPOSターミナル装置のうちその
1台がシステム全体を管理するマスター装置として機能
し、このマスター装置に対して他のPOSターミナル装
置が全てスレーブ装置として機能するようになってお
り、この例では、POSターミナル装置ECR1がマス
ター装置MTとして機能し、他のPOSターミナル装置
ECR2……ECRnがスレーブ装置SVとして機能す
る。図2(A)はPOSターミナル装置ECR1、EC
R2……ECRn(マスター装置MTおよびスレーブ装
置SV)の全体構成を示したブロック図である。CPU
1はRAM2内にロードされている各種プログラムにし
たがってこのデータ処理装置の全体動作を制御する中央
演算処理装置である。記憶装置3はオペレーティングシ
ステムや各種アプリケーションプログラム、データファ
イル、文字フォントデータ等が予め格納されている記憶
媒体4やその駆動系を有している。この記憶媒体4は固
定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着可能なもの
であり、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディ
スク、RAMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、半導
体メモリによって構成されている。また、記憶媒体4内
のプログラムやデータは、必要に応じてCPU1の制御
により、RAM2にロードされる。更に、CPU1は通
信回線等を介して他の機器側から送信されて来たプログ
ラム、データを受信して記憶媒体4に格納したり、他の
機器側に設けられている記憶媒体に格納されているプロ
グラム、データを通信回線等を介して使用することもで
きる。そして、CPU1にはその入出力周辺デバイスで
ある入力装置5、表示装置6、印刷装置7、ドロア8が
バスラインを介して接続されており、入出力プログラム
にしたがってCPU1はそれらの動作を制御する。
【0006】入力装置5は売上データを入力したり、各
種コマンドを入力するキーボードであり、売上データを
置数するテンキー、商品別登録時に操作されるPLU
(プライスルックアップ)キー、一取引の登録終了時に
操作される締めキー等、各種のキーを有していると共
に、点検、精算、登録、設定等の各モードを切り替える
モードスイッチと、各担当者に割り当てられているクラ
ーク鍵が差し込まれる鍵穴部を有している。ここで、ク
ラーク鍵は通常、担当者コードを入力するために使用さ
れるものであるが、その一部の鍵(特定鍵)は、クラー
ク鍵としてではなく、所定の処理プログラムを起動する
ためのアレンジメント用クラーク鍵として使用するよう
にしている。入力装置5はクラーク鍵が差し込まれる
と、それに対応するキーコードを生成出力し、CPU1
はこのキーコードを読み込んでアレンジメント用クラー
ク鍵が差し込まれたか否かを判別し、アレンジメント用
クラーク鍵であれば、所定の条件下でマスター装置MT
とスレーブ装置SVとの間でデータ収集処理を実行開始
させる。また、入力装置5から売上データが入力される
と、CPU1はそれを取り込んで表示装置6に表示出力
させたり、印刷装置7を駆動させてレシート/ジャーナ
ルに印字出力させ、更に、RAM2内の各種合計器に登
録する登録処理を行う。
【0007】図2(B)はRAM2の主要構成を示し、
RAM2には商品別売上合計器2−1、担当者別売上合
計器2−2、アレンジメントメモリ2−3等のメモリ領
域が割り当てられている。商品別売上合計器2−1は売
上データが入力される毎にその商品に対応する売上デー
タが更新されるもので、PLUコードに対応して売上個
数、金額を記憶する構成となっている。担当者別売上合
計器2−2は売上データが入力される毎に現在の担当者
に対応する売上データが更新されるもので、担当者コー
ドに対応して売上個数、金額を記憶する構成となってい
る。ここで、クラーク鍵が差し込まれた際に、その担当
者コードに対応する担当者別売上合計器2−2内の担当
者エリアが指定される。アレンジメントメモリ2−3は
アレンジメント用クラーク鍵が差し込まれた際にそれに
対応する処理プログラムを起動させるために、アレンジ
メント用クラーク鍵毎にそのクラークNoと処理プログラ
ムNoを記憶する構成で、図3(A)はマスター装置MT
側に備えられているアレンジメントメモリ2−3、
(B)はスレーブ装置SV側に備えられているアレンジ
メントメモリ2−3の内容を示している。なお、アレン
ジメントメモリ2−3の内容は予めアレンジメント用ク
ラーク鍵毎に任意に設定されたものである。
【0008】次に、このPOSシステムの動作を図4〜
図7に示すフローチャートにしたがって説明する。ここ
で、これらのフローチャートに記述されている各機能を
実現するためのプログラムは、CPU1が読み取り可能
なプログラムコードの形態で記憶媒体4に記憶されてお
り、その内容がRAM2内にロードされている。なお、
後述する他の実施形態におけるフローチャートにおいて
も同様である。図4はマスター装置MT側の全体動作、
また図5はスレーブ装置SV側の全体動作を示したフロ
ーチャートであり、両者は基本的に同様であるため、以
下、並行して説明するものとする。先ず、入力待ち状態
において(ステップA1、B1)、何れかの入力が有る
と、入力解析を行う(ステップA2、B2)。ここで、
例えば、一日の登録開始時や担当者交換時において当該
担当者が自己のクラーク鍵を差し込むと、CPU1はこ
のクラーク鍵に対応するキーコードを取り込み(ステッ
プA3、B3)、差し込まれた鍵はアレンジメント用ク
ラーク鍵か否かを判別する(ステップA4、B4)。こ
の場合、CPU1はアレンジメントメモリ2−3内に設
定されているアレンジメントクラークNoを参照してその
判別を行う。ここで、通常のクラーク鍵が差し込まれた
場合には、その担当者コードに応じて担当者別売上合計
器2−2を検索し、対応する担当者領域を指定しておく
(ステップA5、B5)。
【0009】ここで、商品別登録を行うためにPLUキ
ーが操作された場合には、入力された売上データに基づ
いてRAM2内の商品別売上合計器2−1等の内容を更
新する登録処理が行われると共に(ステップA7、B
7)、その登録結果に基づいて担当者別売上合計器2−
2の内容を更新する処理が行われる(ステップA8、B
8)。この場合、ステップA5、B5で指定された担当
者領域内の売上データが更新される。一方、通常の操作
手順にしたがってデータ収集が指示された場合、マスタ
ー装置MTは全台のスレーブ装置SVを順次指定し、そ
れに応答して伝送されて来た売上データを商品別売上合
計器2−1等に収集する処理を行う(ステップA9)。
ここで、スレーブ装置SV側においては、マスター装置
MTからデータ収集が要求されると、マスター装置MT
と同期をとり、商品別売上合計器2−1等の売上データ
をマスター装置MTへ伝送する(ステップB9)。ま
た、アレンジメント用クラーク鍵が差し込まれたことが
検出された場合には(ステップA3、A4、B3、B
4)、そのクラークNoに応じたアレンジメント処理に移
る(ステップA6、B6)。
【0010】図6はマスター装置MT側におけるアレン
ジメント処理を詳述したフローチャートであり、図7は
スレーブ装置SV側におけるアレンジメント処理を詳述
したフローチャートである。先ず、マスター装置MT側
において、アレンジメント用クラーク鍵がマスター側ア
レンジメントメモリ2−3に設定されているクラークNo
「A」であれば(ステップC1)、それに対応する処理
プログラムNo「1」のアレンジメント処理を起動させ
る。この場合のアレンジメント処理は、各スレーブ装置
SVのうち、所定のアレンジメント用クラーク鍵が差し
込まれているスレーブ装置に対してのみデータ収集を行
うもので、上述した全台のスレーブ装置SVからデータ
収集する処理とは異なる。先ず、最初のスレーブ装置S
Vを指定してアレンジメント収集を要求し(ステップC
2)、当該スレーブ装置SVから送信されて来る売上デ
ータを受信した場合には(ステップC3)、その売上デ
ータを商品別売上合計器2−1等に収集する処理を行う
(ステップC4)。そして、全台のスレーブに対してア
レンジメント収集を要求し終るまで(ステップC5)、
次のスレーブ装置SVを指定し、アレンジメント収集を
要求する(ステップC6)。なお、アレンジメント用ク
ラーク鍵のクラークNoが「A」でなければ、マスター側
アレンジメントメモリ2−3に設定されているクラーク
Noに対応する処理プログラムを起動させてアレンジメン
ト処理が行われる(ステップC7)。例えば、単価等の
設定データをスレーブ装置SVに配信して設定する処理
等が行われるが、この場合においてもスレーブ装置SV
側において所定のアレンジメント用クラーク鍵が差し込
まれているスレーブ装置SVに対してのみ行われる。
【0011】他方、スレーブ装置SV側において、アレ
ンジメント用クラーク鍵がスレーブ側アレンジメントメ
モリ2−3に設定されているクラークNo「a」であれば
(ステップD1)、それに対応する処理プログラム「1
0」のアレンジメント処理を起動させる。すなわち、マ
スター装置MTよりアレンジメント収集の要求が有った
かを調べ(ステップD2)、要求が無ければ、アレンジ
メント用クラーク鍵が抜き取られたかを調べる(ステッ
プD3)。ここで、アレンジメント用クラーク鍵が差し
込まれている状態において、マスター装置MTからアレ
ンジメントの収集要求を受信すると、商品別売上合計器
2−1等の売上データをマスター装置MTへ順次伝送す
る処理が行われる(ステップD4)。つまり、マスター
装置MTからの収集要求に応答してデータを伝送する処
理は、所定のアレンジメント用クラーク鍵が差し込まれ
ていることを条件として行われる。なお、アレンジメン
ト用クラーク鍵のクラークNoが「a」でなければ、スレ
ーブ側アレンジメントメモリ2−3に設定されているク
ラークNoに対応するアレンジメント処理が実行されるこ
とはマスター装置MTの場合と同様である(ステップD
5)。
【0012】以上のようにこのPOSシステムにおいて
は、マスター装置MTがスレーブ装置SVの売上データ
をアレンジメント処理によって収集する場合には、マス
ター装置MTにクラークNo「A」のアレンジメント用ク
ラーク鍵を差し込む。すると、スレーブ装置SV側にお
いて、クラークNo「a」のアレンジメント用クラーク鍵
が差し込まれていることを条件に、当該アレンジメント
用クラーク鍵が差し込まれているスレーブ装置SVに対
してのみデータ収集が行われる。また、このことはデー
タ収集に限らず、その他のアレンジメント処理に対して
も同様であり、単にアレンジメント用クラーク鍵を差し
込むだけで所定の条件下でアレンジメント処理を起動さ
せることができる。
【0013】(第2実施形態)次に、図8〜図10を参
照してこの発明の第2実施形態を説明する。この第2実
施形態はクラーク鍵を差し込んだ担当者がPOSターミ
ナル装置で売上データの登録処理を行い、一取引の登録
を締めたのち、クラーク鍵を抜き取り、その鍵をスリッ
ププリンタSPTに差し込むと、一定の条件下で後スリ
ップ印字が行われて伝票を発行するようにしたものであ
る。図8はスリッププリンタSPTの構成を示したブロ
ック図で、スリッププリンタSPTはCPU11、RA
M12、記憶装置13、記憶媒体14、入力装置15、
印刷装置16を有している。ここで、RAM12は一取
引データメモリ12−1を有し、この印字データメモリ
12−1はPOSターミナル装置から伝送されて来た一
取引分の売上データを伝票印刷用のデータとして一時記
憶するもので、その取引を行った担当者毎にその担当者
Noと一取引分の売上デーテとを対応付けて記憶する。こ
の場合、担当者毎に最新取引の売上データを記憶するよ
うにしている。なお、記憶装置13、記憶媒体14はP
OSターミナル装置と同様であるため、その説明は省略
する。入力装置15はパワーオン/オフスイッチやクラ
ーク鍵が差し込まれる鍵穴部を有し、クラーク鍵が差し
込まれた際に、それに対応する担当者コードを生成出力
する。印刷装置16は伝票印刷を行うサーマルプリンタ
等である。
【0014】図9は各POSターミナル装置(マスター
装置MTおよびスレーブ装置SV)の動作を示したフロ
ーチャートである。先ず、入力待ち状態において(ステ
ップE1)、何んらかの入力が有るとその入力解析を行
う(ステップE2)。ここで、商品別登録操作が行われ
た場合にはRAM12内の印字データメモリ12−1の
内容を入力された売上データに基づいて更新する登録処
理を行うと共に(ステップE3)、現在差し込まれてい
るクラーク鍵に対応する担当者別売上合計器2−2の内
容を更新する(ステップE4)。そして、登録されたデ
ータをRAM2内の一取引分データメモリ(図示せず)
に一時記憶しておく(ステップE5)。ここで、一取引
分の登録が終了し、現金キー等の締めキーが操作される
と、一取引分データメモリの内容をレシート/ジャーナ
ル印字すると共に(ステップE6)、現在差し込まれて
いるクラーク鍵の担当者Noと共に、スリッププリンタS
PTへ送信する(ステップE7)。そして、担当者Noを
スリッププリンタSPTへ送信し、前回伝送した一取引
分のデータをクリアする指示を送る(ステップE8)。
【0015】図10はスリッププリンタSPTの動作を
示したフローチャートである。先ず、スリッププリンタ
SPTをパワーオンすると、その直後に印字データメモ
リ12−1の内容がクリアされる(ステップF1)。そ
して、POSターミナル装置から伝送されて来たデータ
を受信したかを調べ(ステップF2)、受信した場合に
それが一取引分の売上データであれば(ステップF
3)、このデータはそれと共に伝送されて来た担当者No
に対応付けて印字データメモリ12−1に書き込まれる
(ステップF4)。また、クリア指示を受信した場合に
は(ステップF5)、このクリア指示と共に伝送されて
来た担当者Noに基づいて印字データメモリ12−1を検
索し、同一担当者の前回一取引分の売上データをクリア
する(ステップF6)。この結果、印字データメモリ1
2−1には担当者毎に最新取引の売上データが記憶され
ることになる。
【0016】一方、担当者はPOSターミナル装置で売
上データの登録処理を行い、一取引の登録を締めたの
ち、顧客から伝票の発行が要求された場合にはPOSタ
ーミナル装置からクラーク鍵を抜き取り、この鍵をスリ
ッププリンタSPTに差し込む。すると、スリッププリ
ンタSPT側においては、スリッププリンタSPTが差
し込まれたことが検出される(ステップF7)。する
と、このクラーク鍵はスリッププリンタSPT毎に予め
決められている正規なクラーク鍵かを調べる(ステップ
F8)。これは、スリッププリンタSPTは売場毎に設
置されているので、他の売場の担当者に割り当てられて
いるクラーク鍵が差し込まれた際にそれを無効とするた
めである。ここで、正規なクラーク鍵であれば、その担
当者Noに対応する一取引分の売上データが印字データメ
モリ12−1に記憶されているかを調べ(ステップF
9)、該当するデータが記憶されていることを条件にそ
の一取引分の売上データを印字データメモリ12−1か
ら読み出して伝票印字を行う(ステップF10)。そし
て、印字済の売上データを印字データメモリ12−1か
らクリアする(ステップF11)。
【0017】以上のように、この第2実施形態において
は、POSターミナル装置で担当者が売上データの登録
処理を行い、一取引の登録を締めたのち、顧客から伝票
発行が要求された場合には、クラーク鍵を抜き取り、そ
の鍵をスリッププリンタSPTに差し込むと、スリップ
プリンタSPT側でそのクラーク鍵に対応する一取引分
の売上データが記憶されていることを条件に、その売上
データを印字して伝票を発行する処理が行われる。した
がって、クラーク鍵を差し込むだけで所定の条件下で伝
票印字処理を起動させることができる。
【0018】なお、上述した第1実施形態においては、
アレンジメント処理としてデータ収集や単価設定処理を
例に挙げたが、一括訂正処理を鍵の差し込みで起動させ
てもよい。この場合においても、訂正対象のデータが記
憶されていることが条件となる。また、レストラン仕様
のECRにおいて、追加注文の際にクラーク鍵を差し込
むだけで、新規登録時に入力しておいた担当者Noとそれ
に対応するテーブルナンバ毎の注文データを読み出すよ
うにしてもよい。あるいは担当者と担当者毎に割り当て
られている担当テーブルとを1:1に対応付けておき、
クラーク鍵を差し込むだけでそれに対応するテーブルの
注文データを読み出すようにしてもよい。また、スリッ
ププリンタに限らず、レシート/ジャーナルプリンタ、
キッチンプリンタ等にも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、面倒な操作を不要と
し、鍵を差し込むだけで、一定の条件下で所定の処理を
起動することができるので、オペレータの負担を大幅に
軽減できると共に、操作間違いを防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POSシステムを示したシステム構成図。
【図2】(A)はPOSターミナル装置(マスター装置
MTおよびスレーブ装置SV)の全体構成を示したブロ
ック図、(B)はRAM2の主要構成を示した図。
【図3】(A)はマスター装置MT側に備えられている
アレンジメントメモリ2−3、(B)はスレーブ装置S
V側に備えられているアレンジメントメモリ2−3の内
容を示した図。
【図4】マスター装置MT側の全体動作を示したフロー
チャート。
【図5】スレーブ装置SV側の全体動作を示したフロー
チャート。
【図6】マスター装置MT側におけるアレンジメント処
理(図4のステップA6)を詳述したフローチャート。
【図7】スレーブ装置SV側におけるアレンジメント処
理(図5のステップB6)を詳述したフローチャート。
【図8】第2実施形態を説明するためにスリッププリン
タSPTの構成を示した図。
【図9】第2実施形態において、各POSターミナル装
置の動作を示したフローチャート。
【図10】第2実施形態において、スリッププリンタS
PTの動作を示したフローチャート。
【符号の説明】
1、11 CPU 2、12 RAM 2−1 商品別売上合計器 2−2 担当者別売上合計器 2−3 アレンジメントメモリ 3、13 記憶装置 4、14 記憶媒体 5、15 入力装置 12−1 印字データメモリ 16 印刷装置 MT マスター装置 SV スレーブ装置 SPT スリッププリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め決められている複数の鍵のうち、いず
    れか1つの鍵が差し込まれた際に、当該鍵に対応するキ
    ーコードを生成するコード生成手段と、 このコード生成手段によって生成されたキーコードに基
    づいて特定鍵が差し込まれたか否かを判別する第1の判
    別手段と、 この第1の判別手段によって特定鍵が差し込まれたこと
    が判別された際に、現在所定の条件下にあるか否かを判
    別する第2の判別手段と、 この第2の判別手段によって所定条件下にあることが判
    別された際に、予め決められている所定の処理を実行す
    る処理実行手段とを具備したことを特徴とするデータ処
    理装置。
  2. 【請求項2】前記第1の判別手段によって特定担当者鍵
    が差し込まれたことが判別された際に、前記第2の判別
    手段は、所定条件として当該担当者による入力処理が終
    了しその処理結果が記憶保持されているか否かを判別
    し、前記処理実行手段はその処理結果を印字出力するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装
    置。
  3. 【請求項3】コンピュータに対して、 予め決められている複数の鍵のうち、いずれか1つの鍵
    が差し込まれた際に、当該鍵に対応するキーコードを入
    力する機能と、 入力されたキーコードに基づいて特定鍵が差し込まれた
    か否かを判別する機能と、 特定鍵が差し込まれたことが判別された際に、現在所定
    の条件下にあるか否かを判別する機能と、 所定条件下にあることが判別された際に、予め決められ
    ている所定の処理を実行する機能を実現させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体。
JP16351597A 1997-06-06 1997-06-06 データ処理装置およびそのプログラム記録媒体 Abandoned JPH10340388A (ja)

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