JPH10339807A - 吐出インク液量の測定方法及びカラーフィルタ製造方法 - Google Patents

吐出インク液量の測定方法及びカラーフィルタ製造方法

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JPH10339807A
JPH10339807A JP14818197A JP14818197A JPH10339807A JP H10339807 A JPH10339807 A JP H10339807A JP 14818197 A JP14818197 A JP 14818197A JP 14818197 A JP14818197 A JP 14818197A JP H10339807 A JPH10339807 A JP H10339807A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーフィルタ製造用インクジェット装置にお
いて、インクジェットヘッドから吐出されるインクの吐
出液量を短時間で測定する。 【解決手段】基板1上にインクジェット法によりインク
を吐出させ、基板上に堆積させた乾燥インク2の固形物
を光学的高さ測定装置3により測定してインク固形物の
体積を算出し、インク固形物の体積からインク液量を算
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット法
における吐出インク液量の測定方法及びカラーフィルタ
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルタは、最近液晶表示素子へ
の応用でその生産が大きく伸びている。その代表的な製
造方法としては、感光性の顔料インクを用いた顔料分散
法や電着インクを用いた電着法が用いられている。しか
し、これらはRGB3色のカラーフィルタを製造するた
めには、RGBのフォトリソ工程が必要であり、生産性
が低い問題があった。
【0003】そこで、生産性が良いカラーフィルタ製造
方法として、最近インクジェット法が見直されてきてい
る。インクジェット法は、近年紙への印刷を目的として
高性能なプリンタが安価で提供されるようになってお
り、同じカラー印刷という点で大きく期待されている。
【0004】このカラーフィルタ製造用のインクジェッ
ト装置においては、カラーフィルタを用いた液晶表示装
置があらゆる表示状況できれいな表示が得られるように
するために均一性の高い印刷ができることが要求されて
いる。液晶表示装置では、全面白や全面黒というような
単色表示、各種の写真のようなフルカラー画像表示のい
ずれにおいても、色ムラの少ないきれいな表示が要求さ
れる。すなわち、カラーフィルタの均一性に対する要求
は一般の紙への印刷に比して厳しい均一性が求められて
いる。
【0005】このため、カラーフィルタ製造に用いられ
るインクジェットヘッドでは、インクジェットヘッドの
各ノズルから吐出されるインクの液量、すなわちインク
固形分体積を調整制御することがきわめて重要であっ
た。
【0006】このため、インク液量やインクの濃度を測
定することが提案されている。たとえば、特開平9−4
8111では基板に吐出したインクの濃度を測定してイ
ンク液量を算出する方法が開示されている。
【0007】このような光学的な濃度の測定は原理自身
は有効であるが、実際は測定するうえでの光学的な装置
において対象とするインクの外形形状によっては照射す
る光の散乱や反射の様子が異なってしまうことがある。
すなわち、仮に同じ液量のインクが吐出されても、その
後の乾燥増粘過程が着弾箇所のわずかな濡れ性等によっ
て微妙に異なることがしばしば発生する。そうすると濃
度測定において大きなノイズとなり測定精度を著しく低
下させることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラーフィ
ルタ製造用インクジェット装置において、インクジェッ
トヘッドから吐出されるインクの吐出液量、すなわち、
インク固形物の体積を精度よく測定でき、またその形状
等の外乱の影響を受けない測定方法を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
ト法により吐出されたインク液量の測定方法において、
基板上にインクジェット法によりインクを吐出させ、基
板上の乾燥したインク固形物を光学的高さ測定装置によ
り測定してインク固形物の体積を算出し、インク固形物
の体積からインク液量を算出することを特徴とする吐出
インク液量の測定方法を提供する。
【0010】また、その光学的高さ測定装置がレーザ光
を照射してその反射光を検出して反射位置の高さを算出
する機構を有し、基板に対して光学的高さ測定装置を2
次元に走査して固形物の形状を測定する吐出インク液量
の測定方法を提供する。
【0011】また、それらの測定方法により吐出インク
液量を測定し、インクジェットヘッドの各ノズルの駆動
条件を調整した後、インクを吐出してカラーフィルタを
製造することを特徴とするカラーフィルタ製造方法、及
び、そのインクとして顔料インクを用い、基板上にイン
クを吐出して吐出インク液量を測定するカラーフィルタ
製造方法を提供する。
【0012】また、インクジェットヘッド、インクジェ
ットヘッドと基板とを相対的に移動可能な走査機構とを
有するインクジェット法用のカラーフィルタ製造装置に
おいて、インクジェットヘッドから吐出させたインクの
固形物の体積を測定するための光学的高さ測定装置を有
し、インク固形物を走査しつつその高さを測定して、イ
ンク固形物の体積を算出し、インク固形物の体積からイ
ンク液量を算出して、インクジェットヘッドの各ノズル
からのインク吐出量を調整可能にしたことを特徴とする
カラーフィルタ製造装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、インクをあらかじめ基
板に吐出して、基板上でインクを乾燥させ、乾燥したイ
ンク固形物を光学的高さ測定装置により測定してインク
固形物の体積を算出し、インク固形物の体積からインク
液量を算出する。これにより、かなり正確にインクの吐
出量を算出でき、均一な着色が可能になる。
【0014】なお、ここで乾燥といっているのは、イン
クの溶媒成分が揮発又は吸収されて、基板表面にほぼイ
ンク中の固形分が堆積している状態を意味する。このた
め、ほぼ乾燥していればよく、必ずしも完全に乾燥しき
っていなくても測定可能である。このため、インク吐出
後短時間で測定が完了するので、インクジェットヘッド
へのフィードバックが高速で可能になる。
【0015】このインク吐出量を測定するためにインク
を吐出する基板は、ガラス、プラスチック等の基板が用
いられる。この基板は、インク中の溶媒を吸着するよう
な多孔質の層を設けた基板、又は、逆に撥インク性の基
板、とすることが測定が正確にかつ容易になるので好ま
しい。
【0016】インク中の溶媒を吸着するような多孔質の
層を設けた基板を用いる場合には、インクは顔料インク
とされ、インクの吐出によりインク中の溶媒が多孔質の
層に吸着され、表面にインクの固形分、すなわち、顔料
が主体の固形分が残る。この吸着用の多孔質の層として
は、シリカ、アルミナ等の無機の多孔質の層が好適であ
るが、有機の多孔質の層であっても使用できる。
【0017】また、撥インク性の基板の場合には、顔料
インク、染料インクの両方が使用でき、基板の撥インク
性のためにインクがはじかれて粒状になってインクが堆
積する。この場合には、インク中の溶媒は吸着されない
ので、加熱や減圧によって溶媒をほぼ揮発させる必要が
ある。
【0018】図1は本発明の吐出インク液量の測定状況
を示す正面図である。図1において、1は基板、2は乾
燥インク、3は光学的高さ測定装置、4は光を示す。H
は光が照射された点の高さを示す。この例では、基板は
撥インク性の基板を用いた。
【0019】基板1上に、インクを吐出すると、基板の
撥インク性のために、インクははじかれて丸まって堆積
する。次いで、加熱をしてインク中の溶媒を揮発させて
乾燥インクとする。その後、光学的高さ測定装置によ
り、その乾燥インク、すなわち、インク固形物の高さを
測定する。
【0020】図2は、その高さ測定を行う際の走査状況
を示す平面図である。図2において、基板1の上に堆積
した乾燥インク2は、2方向、この例では上から下かつ
左右に走査される。5は走査ラインを示し、右上から順
次走査して左下に向かう。この例では右から左、次いで
左から右、次いで右から左と走査している。この走査は
これに限られず、常に右から左という走査にしてもよ
い。また、この例のように斜めでなく、真横に走査し、
端に到達したときに上下に少し走査し、また真横に走査
するというようにしてもよい。
【0021】いずれにしても、このように走査しつつ乾
燥インクの固形物の高さを測定して行く。走査が終了し
た時点で、各点での高さを足し合わせることにより、イ
ンク固形物の体積が算出される。これに基づいて、吐出
液量が算出できる。
【0022】本発明における光学的高さ測定装置は、こ
の乾燥インクの固形物の高さを測定できるものであれば
よい。この乾燥インクは、通常1滴の吐出で測定するの
で、それによる固形物は直径30〜100μm程度の形
状で、高さは数μm、せいぜい十数μm程度になるの
で、そのような範囲を測定できるものが使用される。な
お、インク液滴を1滴でなく複数滴としてより大きな体
積で測定するようにしてもよい。その場合には、そのよ
うな大きさを測定できる測定装置であればよい。
【0023】具体的には、レーザ顕微鏡やCD等の光ピ
ックアップを改造したレーザ変位計等が有効である。前
者の場合には、同時に線状のデータが検出されるのでレ
ーザ線に対して垂直な方向に基板をたとえば5μmピッ
チで走査すると、輪切りのデータが得られる。それをパ
ソコンで取りこんで途中のデータは補間して体積計算を
すると体積が求まる。
【0024】後者の場合には、点状のデータであるがも
ともと光ピックアップはレーザ光を1次元で走査させて
いるので、基板又はセンサヘッド自体をその方向に垂直
に走査すればよい。光ピックアップは、CDやDVD等
で用いられており、ディスクと光ピックアップとのフォ
ーカスを調整する機能を有しており、それが小型かつ安
価で得られるので好適である。
【0025】たとえば、23Hzで光触針で走査する
と、1つの乾燥インクの固形物あたり10走査する条件
では、計算時間も含めて約1秒程度を要するのみであ
り、高速で測定できる。特に、インクジェットヘッドが
数十〜数百個というような多数のノズルを有する場合、
この高速な点が有利に働く。1つの光ピックアップを用
いた場合でも、100ノズルで約100秒で測定でき
る。
【0026】さらに、光ピックアップは前述したように
小型かつ安価であるので、複数の光ピックアップを併用
して測定することも容易であり、この場合にはさらに速
く測定及び計算が終了する。
【0027】また、一般的に市販されているレーザ変位
計は、光のスポット径が、10μm以上と大きいものが
多く、光ピックアップを応用するのが簡単でかつ効果的
である。ちなみに光ピックアップのレーザ径は約1μm
以下であるので、精密な測定がしやすい。
【0028】本発明で用いる光ピックアップは、CDや
DVDで用いられているレーザ光源、回折格子、フォー
カスを検出できる複数の光検出器、集光レンズを有する
ものでよく、反射点から光ピックアップまでの距離が求
められるものが使用できる。そのフォーカシング機能や
トラッキング機能を利用すると小型で安価な光学的高さ
測定装置を構成できる。なお、上記の方法によらず、個
別にレーザ光源、光学系、駆動系、光検出器等を用意し
て測定系を組んでもよい。
【0029】吐出して乾燥された乾燥インクを、このよ
うにして光学的高さ測定装置により測定する。その測定
した高さを積算して乾燥インクの体積を算出する。この
結果を用いて、インクジェットヘッドの各ノズルの駆動
条件を調整する。たとえば、圧電体でインクを吐出する
インクジェットヘッドの場合には、圧電体を駆動するパ
ルスの電圧を変化させたり、パルス幅を変化させたりす
ればよい。
【0030】また、本発明ではこの光学的高さ測定装置
を乾燥インクの位置の所定位置に移動させて測定する。
このため、その移動を速やかに行うことが有利である。
このため、この光学的高さ測定装置にCCDカメラ等を
併用して、光学的に測定開始位置を識別する装置を設け
ておくことが好ましい。又は、インクジェットヘッドと
光学的高さ測定装置とが連動して動くようにしておくこ
ともできる。
【0031】図3は、本発明の吐出インク液量の測定方
法を利用したカラーフィルタ製造装置の例を示す正面図
である。図3において、11はインクジェットヘッド、
12はインクジェットヘッドが動くガイドレール、13
は基板、14は基板を載せて動かすスライドテーブル、
15はスライドテーブルが載っている基台、16はイン
ク液量の測定方法するための基板、17はその基板16
を載せる測定台、18は光学的高さ測定装置を示す。
【0032】この例では、インクジェットヘッド11は
ガイドレール12に沿って図の横方向(以下X方向とい
う)に移動し、カラーフィルタを形成する基板13はス
ライドテーブル14によって図の奥行き方向(以下Y方
向という)に移動するようにされている。なお、この例
ではそのような動きをするということで説明するが、基
本的にはインクジェットヘッド11と基板13とが相対
的に移動して、基板の所定の領域にインクが吐出できれ
ばよい。
【0033】具体的には、たとえば、インクジェットヘ
ッドがXYの両方向に移動するようにされていたり、必
要数のノズルが設けられたインクジェットヘッドを用
い、X方向にのみ移動させるというような構成でもよ
い。
【0034】インク液量の測定方法するための基板16
は、この例では本来のカラーフィルタ製造用の基板13
とは別の基板としたが、カラーフィルタ製造用の基板1
3の未使用の周辺部をこの基板16の代わりに用いるこ
ともできる。
【0035】この例では、まず基板16上にインクジェ
ットヘッド11からインクを吐出し、それを乾燥させ
る。これには前記したように基板16の表面にインク中
の溶媒を吸着する多孔質層を形成しておいて溶媒を吸着
させてもよく、撥インク処理した基板を用いて、基板の
下にホットプレート等の加熱装置を設けて溶媒を揮発さ
せてもよい。
【0036】インクがほぼ乾燥した後に、光学的高さ測
定装置18が乾燥インクの部分に移動してきて、走査し
ながらその高さを測定する。この測定値をコンピュータ
で積算してインクの固形物の体積を算出する。なお、光
学的高さ測定装置からの出力は、高さ自体を数値で出力
してもよく、高さに換算できるデータ、たとえばフォー
カシングのアナログ値であってもよい。
【0037】本発明によるカラーフィルタは、STNL
CD、強誘電LCD等用のストライプ状のカラーフィル
タ、TFTLCD等用のモザイク状のカラーフィルタ等
各種のカラーフィルタとして用いられる。
【0038】LCD用のカラーフィルタの場合には、こ
の上に平坦化等のための透明な樹脂コート層や無機材料
のコート層を形成し、さらにITO等の電極を積層して
カラーフィルタ付き電極基板として用いる。この電極は
必要に応じて、パターニングする。
【0039】このようにして形成されたカラーフィルタ
付き電極基板ともう1枚の電極基板とを対向させ、その
間に液晶を挟持することによりLCDを形成する。な
お、プラズマにより駆動するLCDの場合には、片側の
基板の内面には電極を形成しない場合もある。
【0040】
【実施例】
「例1」インクジェットヘッドで多孔質アルミナ層を表
面に形成したガラス基板上に水系顔料インクをドット状
になるようにヘッド走行速度を調整して吐出した。ガラ
ス基板はホットプレート上に乗せられていて2分乾燥さ
せた。この乾燥インク固形物の直径は約30μmであっ
た。
【0041】高さ測定に用いた光ピックアップは、光源
として半導体レーザを用いており、光検出器として4分
割フォトダイオードを有し、回折格子と集光レンズを用
いて反射光の反射位置を検出する仕組みになっている。
この光ピックアップでは、光検出器である4つのフォト
ダイオードが2つずつでペアをなしていて、各々の電流
出力が得られる。この電流出力を電圧に変換してAD変
換し、パソコン上で体積計算を行うシステムを構築し
た。
【0042】そのシステムを用いて、基板送り速度を5
0μm/秒で1つの乾燥インク固形物あたり約15往
復、30プロファイル走査して、その高さのデータを測
定した後パソコンでデータの外挿内挿を行った後体積計
算を行った。1つの乾燥インク固形物あたりに要する測
定時間は、約1.5秒であった。
【0043】また、測定の再現性を確認するために同様
の測定を10回同じ1つの乾燥インク固形物で試みた。
その結果ばらつきとして標準偏差がレンジで0.3%、
3シグマで0.9%の範囲内の測定精度が得られた。さ
らに走査方向を、45°ずつかえて同様の測定を行った
が、標準偏差でレンジで0.5%であった。
【0044】「例2」インク固形物の体積を測定するた
めの基板を、多孔質アルミナ層を表面に形成したガラス
基板の代わりにフッ素系撥水剤で表面処理したガラス基
板を用い、ホットプレートでの加熱時間を3分とした他
は、例1と同様にして測定を行った。この場合も、例1
とほぼ同様の測定精度が得られた。
【0045】「例3」例1で用いた光学的高さ測定装置
を図3に示すようなカラーフィルタ製造装置に取り付け
た。そして、測定台17の上に載せた基板16上にイン
クを各ノズルから1滴吐出させた。次いで、光学的高さ
測定装置18によりこのインク固形物の測定を行い、所
定のインク液量の許容範囲内に入るように各ノズルの圧
電体の駆動電圧を調整した。
【0046】その後、遮光膜により画素以外の部分を覆
った基板13の画素部分にインクを吐出させてストライ
プ状のRGB3色のカラーフィルタ基板を形成した。こ
のカラーフィルタ基板は、色が均一にそろっており、色
ムラがほとんどないものであった。
【0047】このカラーフィルタ基板上にエポキシ−ア
クリル系の絶縁層を形成し、ITO(In23 −Sn
2 )による透明導電膜を形成し、ストライプ状に透明
導電膜をパターニングした。その上にポリイミドの配向
膜を形成して、ラビングを行った。もう1枚の基板にも
透明導電膜を形成し、ストライプ状に透明導電膜をパタ
ーニングした。その上にポリイミドの配向膜を形成し
て、ラビングを行った。これら2枚の基板を配向膜面が
対向するようにして配置し、周辺をシールして空セルを
形成した。
【0048】この空セル内にネマチック液晶を封入し、
注入口を封止してカラーSTN型液晶表示装置を作成し
た。このカラーSTN型液晶表示装置は、色ムラの少な
いきれいなカラー表示ができた。
【0049】
【発明の効果】本発明では、基板上にインクジェット法
によりインクを吐出させ、基板上の乾燥したインク固形
物を光学的高さ測定装置により測定してインク固形物の
体積を算出し、インク固形物の体積からインク液量を算
出する。本発明では高さを測定すればよいので、簡単な
測定装置で短時間で測定が可能になる。このため、カラ
ーフィルタ製造装置に組み込み、製造工程中において速
やかなフィードバックが可能になり、製造歩留が向上す
る。
【0050】特に、カラーフィルタ製造開始時や特定間
隔で、各ノズルからの吐出インク液量を確認して、イン
クジェットヘッドの駆動条件をノズル毎に調整すること
により、ノズル間での吐出インク液量の速やかな調整が
可能になり、色ムラの少ないカラーフィルタが容易に得
られる。
【0051】この光学的高さ測定装置として光ピックア
ップを用いることにより、小型で安価であり、かつビー
ム径が小さいので、高精度の測定が短時間で容易にでき
る。本発明は、本発明の効果を損しない範囲内で、種々
の応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吐出インク液量の測定状況を示す正面
図。
【図2】本発明の高さ測定を行う際の走査状況を示す平
面図。
【図3】本発明のカラーフィルタ製造装置の例を示す正
面図。
【符号の説明】
1:基板 2:乾燥インク 3:光学的高さ測定装置 4:光 5:走査

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェット法により吐出されたインク
    液量の測定方法において、基板上にインクジェット法に
    よりインクを吐出させ、基板上の乾燥したインク固形物
    を光学的高さ測定装置により測定してインク固形物の体
    積を算出し、インク固形物の体積からインク液量を算出
    することを特徴とする吐出インク液量の測定方法。
  2. 【請求項2】光学的高さ測定装置がレーザ光を照射して
    その反射光を検出して反射位置の高さを算出する機構を
    有し、基板に対して光学的高さ測定装置を2次元に走査
    して固形物の形状を測定する請求項1記載の吐出インク
    液量の測定方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の測定方法により吐出
    インク液量を測定し、インクジェットヘッドの各ノズル
    の駆動条件を調整した後、インクを吐出してカラーフィ
    ルタを製造することを特徴とするカラーフィルタ製造方
    法。
  4. 【請求項4】インクとして顔料インクを用い、基板上に
    インクを吐出して吐出インク液量を測定する請求項3記
    載のカラーフィルタ製造方法。
  5. 【請求項5】インクジェットヘッド、インクジェットヘ
    ッドと基板とを相対的に移動可能な走査機構とを有する
    インクジェット法用のカラーフィルタ製造装置におい
    て、インクジェットヘッドから吐出させたインクの固形
    物の体積を測定するための光学的高さ測定装置を有し、
    インク固形物を走査しつつその高さを測定して、インク
    固形物の体積を算出し、インク固形物の体積からインク
    液量を算出して、インクジェットヘッドの各ノズルから
    のインク吐出量を調整可能にしたことを特徴とするカラ
    ーフィルタ製造装置。
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