JPH10339562A - 冷却貯蔵庫の扉装置 - Google Patents

冷却貯蔵庫の扉装置

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JPH10339562A
JPH10339562A JP16806197A JP16806197A JPH10339562A JP H10339562 A JPH10339562 A JP H10339562A JP 16806197 A JP16806197 A JP 16806197A JP 16806197 A JP16806197 A JP 16806197A JP H10339562 A JPH10339562 A JP H10339562A
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door sash
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正夫 齋藤
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誠 福地
Yasunao Ueki
泰直 植木
Akira Uchida
朗 内田
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切部材を扉サッシュに支障無く取り付ける
ことができ、密閉性の低下を未然に回避することができ
る冷却貯蔵庫の扉装置を簡単な構成で提供する。 【解決手段】 前面42Aと間隔を存して屈曲された後
フランジ42Cを有する外面材42と、後フランジ42
Cに係合された扉サッシュ43と、この扉サッシュ43
に当接する内面材44と、これら外面材42、扉サッシ
ュ43及び内面材44とで囲まれる空間に発泡充填され
た断熱材45とから成り、扉サッシュ43には長手方向
に渡る仕切部材17を取り付けて成るものであって、扉
サッシュ43と後フランジ42C間に挿入された薄肉の
スペーサ51を備え、このスペーサ51には、仕切部材
17を扉サッシュ43に固定するためのネジ12が貫通
すると共に、当該ネジ12よりも充分大成る寸法を有す
る透孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用或いは業務
用冷蔵庫などに代表される冷却貯蔵庫の開口を開閉自在
に閉塞するための扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷蔵庫は、例えば特開平
7−248177号公報(F25D23/02)に示さ
れる如く、前面に開口する断熱箱体の開口を観音開き式
の扉にて開閉している。係る観音開き式の扉では開口の
中央側において左右の扉が当接する仕切部材が必要とな
るが、係る仕切部材の存在は食品の納出にて極めて邪魔
となる。
【0003】これに対して、一方の扉の非枢支側に長手
方向に渡る仕切部材を取り付けておき、両扉を閉じた状
態では他方の扉の非枢支側が一方の扉の仕切部材に当接
できるようにし、両扉を開いた場合には仕切部材は一方
の扉と共に断熱箱体の開口から離間する家具式の扉も考
えられている。しかしながら、係る構造では一方の扉を
閉じた後に他方の扉を閉じ、或いは、一方の扉のみ開く
ことができないと云う制約がある。
【0004】そこで、前記公報では回転自在の仕切部材
を一方の扉の非枢支側に取り付け、当該扉が閉じた状態
では仕切部材の前面を断熱箱体の開口において前方に指
向させ、両扉の当接面を形成すると共に、一方の扉を開
く動作にて他方の扉を避けるように仕切部材を回転させ
る構造を採っている。係る構成によれば、両扉を独立し
て開閉することが可能となり、利便性が極めて向上す
る。
【0005】以下、図12及び図13を用いて係る従来
の扉101の構造を説明する。各図において、102は
鋼板製の外面材であり、この外面材102は前面102
Aと、この前面102Aの縁部を後方に所定曲率で直角
に屈曲することにより形成された側面102Bと、この
側面102Bの後端を内側に直角に屈曲することにより
形成された後フランジ102Cとから構成されている。
【0006】一方、103は扉サッシュであり、硬質合
成樹脂の押出成形により構成されている。この扉サッシ
ュ103の本体103Aの表面中央には突起103Bが
形成され、この突起103Bに対応する本体103Aの
裏面には下方に延在した後、外方に屈曲された腕部10
3Cが形成されている。そして、この腕部103Cと本
体103A間に外方に開口した係合溝103Dが構成さ
れている。
【0007】この係合溝103D内に前記外面材102
の後フランジ102Cの先端を挿入係合することによ
り、扉サッシュ103を外面材102に取り付ける。そ
して、扉サッシュ103の本体103Aの突起103B
より内側の表面に硬質樹脂若しくは鋼板製の内面材10
4を当接させ、この状態で図示しない発泡治具内に装填
し、外面材102、扉サッシュ103及び内面材104
間に発泡断熱材105を充填することにより、扉本体1
06を完成する。
【0008】次ぎに、図13に示す如きL字状の取付板
11を扉101の非枢支側の扉サッシュ103と後フラ
ンジ102Cにネジ12により固定する。そして、この
取付板11には内面材104側に保持具13をネジ14
により固定すると共に、この保持具13には仕切体16
を取り付ける。これら取付板11、保持具13及び仕切
体16にて回転式の仕切部材17が構成される。
【0009】この仕切体16は扉本体106の長手方向
に延在しており、断面コ字状の樹脂製本体21と、この
本体21の開口を塞ぐように取り付けられた鋼板製の前
面板22と、これら本体21内に挿入された断熱材23
や前面板22裏面に取り付けられたヒータ24などから
構成されている。そして、仕切体16は長手方向に延在
する軸を中心として回動自在に前記保持具13に取り付
けられている。尚、26は保持具13に一体に形成され
た取付溝13Aに取り付けられたマグネットガスケット
である。
【0010】そして、前記仕切体16は扉101が図示
しない冷却貯蔵庫の断熱箱体の前面開口を閉じた状態で
は、前面板22を前方に向けて開口に位置させ、当該扉
101及び他方の扉のガスケット26の当接面を構成す
る。これによって、開口は気密に閉塞される。
【0011】次ぎに、扉101を開くと、断熱箱体側に
設けられた図示しない案内部材によって仕切体16は案
内され、前面板22が他方の扉方向に向くように回動さ
れる。これによって、仕切体16は他方の扉を避けて前
方に移動可能となり、両扉は独立して開閉可能となるも
のであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外面材
102の側面102Bと後フランジ102Cとの角度
は、必ずしも直角(90度)とならず、生産時、より大
きい角度となる方向に加工誤差(バラツキ)が発生す
る。また、後フランジ102Cは扉サッシュ103の係
合溝103D内に余裕を持って係合すると共に、断熱材
105を充填する際には外方への発泡圧力を受ける。
【0013】このような種々の要因により、完成時の扉
101の周辺は図12の如く内面材104側が盛り上が
り、扉サッシュ103の外側(後フランジ102C側)
が低く内側(内面材104側)が高くなる場合が発生す
る。このような変形が生じると、仕切部材17の取付板
11を扉サッシュ103に固定した場合、保持具13及
び仕切体16は、図13の如く外側に傾いたかたちで取
り付けられることになる。
【0014】このように仕切体16が傾斜すると、扉1
01を閉じた状態で仕切体16の前面板22は断熱箱体
の開口と面一とならなくなり、両扉のガスケット26の
密着性が低下して冷気漏れを生じる問題が発生すると共
に、扉101を開く際に他方の扉先端に仕切体16が当
接してしまう不都合も生じる。そして、前者の問題は回
転式の仕切部材17に限らず、前述の如く仕切部材を扉
101の非枢支側に固定する所謂家具式のものでも同様
に発生する。
【0015】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、仕切部材を扉サッシュに
支障無く取り付けることができ、密閉性の低下を未然に
回避することができる冷却貯蔵庫の扉装置を簡単な構成
で提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫の扉
装置は、前面と間隔を存して屈曲された後フランジを有
する外面材と、後フランジに係合された扉サッシュと、
この扉サッシュに当接する内面材と、これら外面材、扉
サッシュ及び内面材とで囲まれる空間に発泡充填された
断熱材とから成り、扉サッシュには長手方向に渡る仕切
部材を取り付けて成るものであって、扉サッシュと後フ
ランジ間に挿入された薄肉のスペーサを備え、このスペ
ーサには、仕切部材を扉サッシュに固定するための固定
具が貫通すると共に、当該固定具よりも充分大成る寸法
を有する透孔を設けたものである。
【0017】本発明によれば、前面と間隔を存して屈曲
された後フランジを有する外面材と、後フランジに係合
された扉サッシュと、この扉サッシュに当接する内面材
と、これら外面材、扉サッシュ及び内面材とで囲まれる
空間に発泡充填された断熱材とから成り、扉サッシュに
は長手方向に渡る仕切部材を取り付けて成る冷却貯蔵庫
の扉装置において、扉サッシュと後フランジ間に薄肉の
スペーサを挿入したので、外面材の後フランジの屈曲加
工に誤差が発生しても、スペーサによって扉サッシュの
姿勢は外面材の前面と平行となる方向に補正される。
【0018】これにより、仕切部材を正規の位置に取り
付けることができるようになり、仕切部材の傾斜による
扉の密閉性低下などを未然に回避することが可能とな
る。特に、扉サッシュと外面材の後フランジ間にスペー
サを挿入するだけであるので、組立作業性の悪化も生じ
ず、コストの高騰も最小限に抑えられる。また、スペー
サには、仕切部材を扉サッシュに固定するための固定具
が貫通すると共に、当該固定具よりも充分大成る寸法を
有する透孔を設けたので、断熱材発泡中の圧力によって
スペーサの位置が多少ずれても、支障無く固定具を貫通
させ、仕切部材を取り付けることができるようになるも
のである。
【0019】請求項2の発明の冷却貯蔵庫の扉装置は、
上記においてスペーサは断面直方体形状、若しくは、く
さび形状を呈しているものである。
【0020】請求項2の発明によれば、上記に加えてス
ペーサを断面直方体形状、若しくは、くさび形状とした
ので、直方体形状のものでは外面材の加工誤差が大きい
場合に有効となり、くさび形状のものでは挿入作業が容
易となる効果を奏するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した冷却貯蔵庫1
の正面図、図2は冷却貯蔵庫1の扉2の斜視図、図3は
扉2の非枢支側の拡大断面図である。尚、各図において
図12及び図13と同一符号は同一のものとする。
【0022】実施例の冷却貯蔵庫1は、ホテルやレスト
ランの厨房などに設置される業務用冷蔵庫であり、前面
に開口する断熱箱体3により構成されている。この断熱
箱体3内に構成された貯蔵室4内には調理済みの食品
(料理)や食材を載置するための棚6・・が架設されて
おり、更に、この貯蔵室4の開口7は横方向の仕切部材
8によって上下に仕切られている。
【0023】また、貯蔵室4内上部には冷却ユニット9
が取り付けられており、この冷却ユニット9によって貯
蔵室4内は所定の温度に冷却される。更に、断熱箱体3
の天面にはパネル31によって機械室32が画成されて
おり、この機械室32内には図示しない圧縮機や凝縮器
などから成る凝縮ユニットが設置され、前記冷却ユニッ
トの冷却器と所定の冷媒回路を構成している。
【0024】一方、仕切部材8によって仕切られた貯蔵
室4の上下の開口7は二組の観音開き式の扉(断熱扉)
2、33によって開閉自在に閉塞される。また、上下の
開口7の中央部にそれぞれ位置する貯蔵室4の天面及び
仕切部材8の下面には、案内部材34、34がそれぞれ
取り付けられている。
【0025】ここで、前記扉2は外面材42と、扉サッ
シュ43と、内面材44と、断熱材45とから本体46
を構成されており、ここまでは扉33も同様であるが、
向かって右側に位置する扉2には更に仕切部材17が取
り付けられる。前記外面材42は前面42Aと、この前
面42Aの縁部を後方に所定曲率で直角に屈曲すること
により形成された側面42Bと、この側面42Bの後端
を内側に直角に屈曲することにより形成された後フラン
ジ42Cとから構成されている。
【0026】一方、扉サッシュ43は硬質合成樹脂の押
出成形により構成されている。この扉サッシュ43の本
体43Aの表面中央には突起43Bが形成され、この突
起43Bに対応する本体43Aの裏面には下方に延在し
た後、外方に屈曲された腕部43Cが形成されている。
そして、この腕部43Cと本体43A間に外方に開口し
た係合溝43Dが構成されている。
【0027】尚、この係合溝43Dの幅Aは図4、図5
に示す外面材42の厚さよりも大きく構成されている。
そして、本体46を組み立てる際には先ず図5に示す如
く扉サッシュ43の係合溝43D内に前記外面材42の
後フランジ42Cの先端を挿入係合して扉サッシュ43
を外面材42に取り付けるものであるが、この際、扉サ
ッシュ43と後フランジ42C間にはスペーサ51を介
設する。
【0028】このスペーサ51は図6或いは図8に示す
如く断面略直方体形状、若しくは、くさび形状の薄肉の
例えば硬質合成樹脂板から構成されており、所定の間隔
で比較的大きめ(後述するネジ12よりも充分大成る寸
法)の丸孔から成る透孔52・・が形成されている。そ
して、扉サッシュ43の本体43Aの突起43Bより内
側の表面に、硬質樹脂若しくは鋼板製の前記内面材44
を当接させた状態で、断熱材45の発泡以前に係るスペ
ーサ51を図7或いは図8に示す如く扉サッシュ43の
本体43A裏面と外面材42の後フランジ42C間に挿
入する。
【0029】この状態で、発泡治具61内に装填し、図
9に示す如く扉サッシュ43及び内面材44を押さえ付
けて行く。そして、外面材42、扉サッシュ43及び内
面材44にて囲まれた空間に発泡断熱材45を現場発泡
方式にて充填することにより、扉本体46を完成するも
のであるが、この場合、扉サッシュ43と後フランジ4
2C間にはスペーサ51が挿入されているので、外面材
42の後フランジ42Cの屈曲加工に誤差が発生し、そ
の角度X(図9)が90度以上となっていても、スペー
サ51によって後フランジ42Cは図9中において押し
下げられ、後フランジ42Cと側面42Bとの成す角度
は90度とされて、扉サッシュ43の姿勢は外面材42
の前面42Aと平行となるように補正される(図10参
照)。
【0030】このように完成された扉本体46の非枢支
側には、図3に示す如きL字状の取付板11を扉サッシ
ュ43と後フランジ42Cにネジ12(固定具)により
固定する。このとき、ネジ12はスペーサ51の前記透
孔52を貫通して扉サッシュ43及び後フランジ42C
に螺合する。そして、この取付板11には内面材44側
に保持具13をネジ14により固定すると共に、この保
持具13には仕切体16を取り付ける。これら取付板1
1、保持具13及び仕切体16にて回転式の前記仕切部
材17が構成される。
【0031】この仕切体16は扉本体46の長手方向に
延在しており、断面コ字状の樹脂製本体21と、この本
体21の開口を塞ぐように取り付けられた鋼板製の前面
板22と、これら本体21内に挿入された断熱材23や
前面板22裏面に取り付けられたヒータ24などから構
成されている。そして、仕切体16は長手方向に延在す
る軸を中心として回動自在に前記保持具13に取り付け
られている。尚、26は保持具13に一体に形成された
取付溝13Aに取り付けられたマグネットガスケットで
あり、他方の扉33にも同様に取り付けられている。
【0032】そして、前記仕切体16は扉2が冷却貯蔵
庫1の貯蔵室4の前面開口7を閉じた状態では、図3に
破線で示す如く前面板22を前方に向け、開口7と略面
一として当該開口7に位置させ、当該扉2及び他方の扉
33のガスケット26、26の当接面を構成する。これ
によって、開口7は気密に閉塞される。この状態で、仕
切体16の上端の図示しないピンは前記案内部材34に
係合している。
【0033】次ぎに、扉2を開くと案内部材34によっ
て仕切体16は案内され、前面板22が他方の扉33方
向に向くように回動される(図3に実線で示す)。これ
によって、仕切体16は他方の扉33を避けて前方に移
動可能となり、両扉2、33は独立して開閉可能とな
る。
【0034】このとき、前述の如くスペーサ51によっ
て扉サッシュ43の姿勢は外面材42の前面42Aと平
行となる方向に補正されているので、仕切部材17は従
来の如く傾くこと無く、正規の位置に取り付けられるよ
うになり、仕切部材17の傾斜による扉2、33の密閉
性低下などを未然に回避することが可能となる。特に、
扉サッシュ43と外面材42の後フランジ42C間にス
ペーサ51を挿入するだけであるので、組立作業性の悪
化も生じず、コストの高騰も最小限に抑えられる。
【0035】また、スペーサ51には、仕切部材17を
扉サッシュ43に固定するためのネジ12が貫通すると
共に、当該ネジ12よりも充分大成る寸法を有する透孔
52を設けたので、断熱材45の発泡中の圧力によって
スペーサ51の位置が多少ずれても(馴染んでも)、支
障無くネジ12を貫通させ、仕切部材17を取り付ける
ことができるようになる。
【0036】また、スペーサ51は断面直方体形状、若
しくは、くさび形状としているので、直方体形状のもの
では外面材42の加工誤差が大きい場合に有効となり、
くさび形状のものでは挿入作業が容易となる効果を奏す
る。
【0037】尚、実施例では回転式の仕切部材17を備
えた扉に本発明を適用したが、それに限らず、仕切部材
を扉の非枢支側に固定する所謂家具式のものでも本発明
は有効である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、前面
と間隔を存して屈曲された後フランジを有する外面材
と、後フランジに係合された扉サッシュと、この扉サッ
シュに当接する内面材と、これら外面材、扉サッシュ及
び内面材とで囲まれる空間に発泡充填された断熱材とか
ら成り、扉サッシュには長手方向に渡る仕切部材を取り
付けて成る冷却貯蔵庫の扉装置において、扉サッシュと
後フランジ間に薄肉のスペーサを挿入したので、外面材
の後フランジの屈曲加工に誤差が発生しても、スペーサ
によって扉サッシュの姿勢は外面材の前面と平行となる
方向に補正される。
【0039】これにより、仕切部材を正規の位置に取り
付けることができるようになり、仕切部材の傾斜による
扉の密閉性低下などを未然に回避することが可能とな
る。特に、扉サッシュと外面材の後フランジ間にスペー
サを挿入するだけであるので、組立作業性の悪化も生じ
ず、コストの高騰も最小限に抑えられる。また、スペー
サには、仕切部材を扉サッシュに固定するための固定具
が貫通すると共に、当該固定具よりも充分大成る寸法を
有する透孔を設けたので、断熱材発泡中の圧力によって
スペーサの位置が多少ずれても、支障無く固定具を貫通
させ、仕切部材を取り付けることができるようになるも
のである。
【0040】請求項2の発明によれば、上記に加えてス
ペーサを断面直方体形状、若しくは、くさび形状とした
ので、直方体形状のものでは外面材の加工誤差が大きい
場合に有効となり、くさび形状のものでは挿入作業が容
易となる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した冷却貯蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の冷却貯蔵庫の扉の斜視図である。
【図3】図2の扉の非枢支側の拡大断面図である。
【図4】扉サッシュの断面図である。
【図5】扉サッシュに外面材を挿入する手順を説明する
図である。
【図6】スペーサの斜視図である。
【図7】扉本体にスペーサを挿入する手順を説明する図
である。
【図8】断熱材を発泡する以前の扉本体の非枢支側の拡
大断面図である。
【図9】治具にて押さえ付ける過程を示す図である。
【図10】治具内にて断熱材の発泡が終了した時点の扉
本体の非枢支側の拡大断面図である。
【図11】扉本体に取付板をネジ止めする手順を説明す
る図である。
【図12】従来の扉の扉本体の非枢支側の拡大断面図で
ある。
【図13】従来の扉の非枢支側の拡大断面図である。
【符号の説明】
2 扉 11 取付板 12 ネジ(固定具) 16 仕切体 17 仕切部材 42 外面材 43 扉サッシュ 44 内面材 45 断熱材 51 スペーサ 52 透孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 朗 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面と間隔を存して屈曲された後フラン
    ジを有する外面材と、前記後フランジに係合された扉サ
    ッシュと、この扉サッシュに当接する内面材と、これら
    外面材、扉サッシュ及び内面材とで囲まれる空間に発泡
    充填された断熱材とから成り、前記扉サッシュには長手
    方向に渡る仕切部材を取り付けて成る冷却貯蔵庫の扉装
    置において、 前記扉サッシュと後フランジ間に挿入された薄肉のスペ
    ーサを備え、このスペーサには、前記仕切部材を扉サッ
    シュに固定するための固定具が貫通すると共に、当該固
    定具よりも充分大成る寸法を有する透孔を設けたことを
    特徴とする冷却貯蔵庫の扉装置。
  2. 【請求項2】 スペーサは断面直方体形状、若しくは、
    くさび形状を呈していることを特徴とする請求項1の冷
    却貯蔵庫の扉装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004360985A (ja) * 2003-06-04 2004-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 物品貯蔵庫
JP2019068992A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 Phcホールディングス株式会社 食品搬送車

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