JP2001116440A - 断熱箱体の組付け構造 - Google Patents

断熱箱体の組付け構造

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JP2001116440A
JP2001116440A JP29452899A JP29452899A JP2001116440A JP 2001116440 A JP2001116440 A JP 2001116440A JP 29452899 A JP29452899 A JP 29452899A JP 29452899 A JP29452899 A JP 29452899A JP 2001116440 A JP2001116440 A JP 2001116440A
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克幸 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外箱を構成する側面板と背面板との組付け部
の外観上の見栄えを向上し得ると共に、発泡洩れや寸法
精度の劣化を防止する。 【解決手段】 側面板38の後端部にハゼ折り部46が
形成されると共に、内側に臨む折返し部46aの端部
に、内側に向けて略直角に折曲げられた支持部48が形
成される。背面板40の幅方向両端部に、内側に向けて
略直角に折曲げられた折曲部50が形成されると共に、
該折曲部50の端部に、ハゼ折り部46から離間する方
向に略直角に折曲げられた支持部52が形成される。背
面板40は、側面板38のハゼ折り部46に対し折曲部
50が内側で平行に対向すると共に、側面板38の支持
部48に対して支持部52が後側で平行に対向する状態
で、側面板38に組付けられる。また両支持部48,5
2の間にシール材54が介挿される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、断熱箱体の組付
け構造に関し、更に詳しくは、外箱と内箱との間の空間
に断熱材を充填した断熱箱体において、外箱を構成する
例えば背面板と側面板との組付け部の外観を向上させ得
るようにした断熱箱体の組付け構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】業務用の大型冷蔵庫や店頭に設置される
冷凍ショーケース等の貯蔵庫の本体は、外側ケーシング
としての外箱と庫内を画成する内箱との間の空間に、断
熱材を充填発泡等の手段で介在させることにより断熱箱
体として構成されている。前記外箱は、一対の側面板、
背面板、天面板および底面板を相互に組付けることで構
成されるものであり、側面板と背面板との組付けに関し
ては、例えば特開昭54−90654号公報に開示の構
造が知られている。この組付け構造に関し、図7を参照
して説明すれば、外箱10を構成する各側面板12の後
端部には、逆U字状に折曲げられたU字部14が形成さ
れると共に、内側(断熱材が充填発泡される空間側)に臨
む板片14aの端部が、側面板12から離間する内側に
向けて略直角に折曲げられてフランジ16が形成され
る。これに対し、外箱10を構成する背面板18は、そ
の幅方向の左右両端部に、内側に向けて略直角に折曲げ
られた折曲部20が夫々形成される。
【0003】そして、前記側面板12におけるU字部1
4の板片14aと背面板18の折曲部20とを平行に対
向させると共に、該折曲部20の端部を側面板12のフ
ランジ16に後側から当接することで、側面板12と背
面板18とを組付ける。更に板片14aと折曲部20と
の間に所要厚みのシール材22を介挿した状態で、外箱
10と内箱24との間の空間26に断熱材28を充填発
泡することにより、断熱箱体30が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した側面板12と
背面板18との組付け部では、前記U字部14の後端
と、背面板18の後面とが略同一位置となるよう位置決
めされている。このため、断熱材28の充填時の発泡ま
たは2次発泡による発泡圧で、背面板18が後方に膨れ
るとU字部14より後方に膨出してしまい、断熱箱体3
0を側方から見た場合に外観上の見栄えが劣る難点を招
く。
【0005】また前記シール材22を、側面板12のU
字部14と背面板18の折曲部20との間に介挿してい
るため、U字部14と折曲部20との間には、該シール
材22を介挿する大きさの隙間を生ずる。すなわち、断
熱箱体30を後方から見た場合に、側面板12と背面板
18との組付け部に大きな隙間が存在すると共に、該隙
間からシール材22が露出して外観上の見栄えが劣る欠
点が指摘される。
【0006】更に、前記側面板12のU字部14には、
断熱材28の充填時に発泡液が入り込み易く、該U字部
14で発泡液が発泡することで側面板12が歪んでしま
い、発泡洩れが発生したり、断熱箱体30の寸法精度が
劣化する問題がある。また、側面板12の歪みや断熱箱
体30の寸法精度の劣化に伴い、該断熱箱体30全体の
外観上の見栄えが低下する問題も招く。
【0007】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、外箱を構成する各板材の組付け
部の外観上の見栄えを向上し得ると共に、発泡洩れや寸
法精度の劣化を防止し得る断熱箱体の組付け構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る断熱箱
体の組付け構造は、外箱と、この外箱の内部に所要の空
間を介して設けられた内箱と、両箱間の空間に充填した
断熱材とからなる断熱箱体において、前記外箱を構成す
る板材の端部に、該板材の端部を前記空間を指向する内
側に折返した折返し部が板材の内面に所定長さに亘って
当接状態で重なるハゼ折り部が形成されると共に、前記
折返し部の端部を板材から離間する方向に折曲げること
で支持部が形成され、また前記外箱を構成する別の板材
の端部に、前記ハゼ折り部と平行となるよう内側に向け
て折曲げられた折曲部が形成されると共に、該折曲部の
端部をハゼ折り部から離間する方向に折曲げることで支
持部が形成され、前記板材の折返し部および支持部に対
し別の板材の折曲部および支持部が夫々対向すると共
に、両支持部の間にシール材が介挿された状態で、前記
空間に断熱材が充填されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る断熱箱体の組
付け構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら説明する。なお、図7を参照して説明した従
来の技術に既出の同一部材には、同じ符号を付して示す
こととする。
【0010】図1および図2に示す如く、実施例に係る
貯蔵庫32(図3参照)の本体は、外箱10、内箱24お
よび両箱10,24の間に画成される空間26に充填し
た発泡ウレタン等の断熱材28からなる断熱箱体30と
して構成され、該箱体30には前方に開放する矩形状の
開口部30aが設けられている。断熱箱体30には、そ
の幅方向の一側(実施例では右側)の上下に一対のヒンジ
部材34(上方のみ図4に図示)が配設され、両ヒンジ部
材34に回動可能に枢支した開閉扉36により、前記開
口部30aを開閉するよう構成される。
【0011】前記外箱10は、一対の側面板(板材)3
8,38、背面板(別の板材)40、天面板42および底
面板44を相互に組付けることにより、前方に開放する
箱状に構成される。この外箱10を構成する各側面板3
8の後端部(端部)には、図1に示す如く、その端部(端
縁部)を内側(空間26側)に折返した折返し部46aが
側面板38の内面に所定長さに亘って当接状態で重なる
ハゼ折り部46が形成されると共に、内側に臨む前記折
返し部46aの端部を、側面板38から離間する内側に
向けて略直角に折曲げることで所定長さの支持部48が
形成されている。
【0012】前記外箱10を構成する背面板40の幅方
向両端部には、図1に示す如く、内側に向けて略直角に
折曲げられた折曲部50が形成されると共に、該折曲部
50の端部に、該端部をハゼ折り部46から離間する方
向に略直角に折曲げることで所定長さの支持部52が形
成されている。そしてこの背面板40は、前記側面板3
8のハゼ折り部46における折返し部46aに対し折曲
部50が内側で平行に対向すると共に、側面板38の支
持部48に対して支持部52が後側で平行に対向する状
態で、側面板38に対して組付けられるよう構成され
る。また両支持部48,52の間にシール材54が介挿
され、後述する断熱材28の空間26への充填発泡に際
して発泡洩れが発生するのを防止するよう構成されてい
る。なお、背面板40における折曲部50の長さ寸法
は、前記側面板38におけるハゼ折り部46の長さ寸法
より短かく設定され、両支持部48,52の間にシール
材54を介挿した状態で、ハゼ折り部46の後端(折返
し部46aが折返された端部)が所定長さだけ背面板4
0の後面より後方(外方)に延出するよう設定される。
【0013】前記外箱10を構成する各側面板38の上
端縁および前端縁には、他方の側面板38に向けて略直
角に折曲げられた第1上フランジ38aおよび前フラン
ジ38bが形成されると共に、該前フランジ38bの上
端縁に背面板40に向けて略直角に折曲げられた第2上
フランジ38cが形成されている。また両側面板38,
38の間には、図4に示す如く、その上端部間に前面板
56が架設されており、該前面板56の上端縁には、側
面板38の第2上フランジ38cと平行なフランジ56
aが同一レベルで折曲形成されている。そして、前記天
面板42は、左右の側面板38,38の各第1および第
2上フランジ38a,38cおよび前面板56のフラン
ジ56a上に載置された状態で組付けられるようになっ
ている。なお、図示しないが、背面板40の上端縁に
も、天面板42が載置されるフランジが形成される。
【0014】前記外箱10の正面右側の内側には、前記
ヒンジ部材34をネジ止め固定するためのネジ板58が
配設されている。このネジ板58は、図5および図6に
示す如く、前記天面板42の内面(下面)に当接可能な水
平部58aと、該水平部58aの前端部において下方に
略直角に折曲げられて垂下する垂直部58bとから構成
される。そしてネジ板58は、水平部58aを天面板4
2の内面に当接し、垂直部58bを側面板38における
前フランジ38bの内面に当接し、更に水平部58aの
側面板38と対向する側端部を該側面板38の内面に当
接することで、外箱10に対して位置決めされるように
なっている。またネジ板58は、側面板38の第1上フ
ランジ38aおよび天面板42にリベット60を介して
固定され、該ネジ板58を固定するためのリベットやネ
ジ等の固定部材が、外箱10の前面側に露出しないよう
構成される。
【0015】前記ネジ板58の水平部58aには、複数
(実施例では4つ)のネジ孔58cが形成されると共に、
前記天面板42の対応位置に通孔42aが夫々形成され
ている。また前記ヒンジ部材34は、図5に示す如く、
前記開閉扉36を回動可能に支持するヒンジピン62
と、該ピン62が配設される支持板64とから構成さ
れ、該支持板64には、ネジ板58の各ネジ孔58cと
対応する位置に通孔64aが夫々形成される。そして図
5に示す如く、ヒンジ部材34の支持板64を天面板4
2の外面(上面)に当接載置した状態で、各通孔64a,
42aを介して上方から挿通したネジ66を対応のネジ
孔58cに螺挿することで、該ヒンジ部材34は外箱1
0(断熱箱体30)に位置決め固定されるよう構成してあ
る。
【0016】前記ネジ板58の水平部58aには、図6
に示す如く、側面板38の前フランジ38bの上縁端に
形成されている第2上フランジ38cを介して天面板4
2の内面に当接する位置に空気抜き孔58dが形成され
ている。また、ネジ板58の空気抜き孔58dと対応す
る位置の第2上フランジ38cおよび天面板42に空気
抜き孔38d,42bが形成されており、外箱10と内
箱24とで画成される前記空間26に断熱材28を充填
発泡する際に、該ネジ板58の取付け部において確実に
空気抜きを行なって、断熱材28の円滑かつ均一な充填
発泡を確保し得るよう構成されている。
【0017】なお、前記外箱10の正面左側の内側に
も、前述したネジ板58と対称構造のネジ板58が、同
一の構造によって配設固定されており、前記ヒンジ部材
34をネジ止め固定するネジ板58を変更することで、
前記開閉扉36の開放向きを選択し得るよう構成されて
いる。また左側のネジ板58の取付け部においても、空
気抜き孔が形成されて、断熱材28の充填発泡の際の空
気抜きを確実に行ない得るようになっていることは同様
である。
【0018】
【実施例の作用】次に、実施例に係る断熱箱体の組付け
構造の作用につき、以下説明する。前記外箱10の組立
てに際し、前記各側面板38と背面板40とでは、図1
に示す如く、側面板38のハゼ折り部46(折返し部4
6a)の内側に、背面板40の折曲部50を平行に対向
するよう臨ませると共に、側面板38の支持部48と背
面板40の支持部52とを前後に対向して組付ける。ま
た両支持部48,52の間に、シール材54を介挿す
る。この場合に、シール材54は、予め何れか一方の支
持部48,52の対向面側に貼付けておけばよい。な
お、側面板38のハゼ折り部46と背面板40の折曲部
50とは、必要最小限の隙間を存して対向すると共に、
ハゼ折り部46の後端は、所定長さだけ背面板40の後
面から後方に延出している。
【0019】前記前面板56に左右の側面板38,38
を組付けた後、両側面板38,38に前述したようにし
て背面板40を組付けると共に底面板44を組付け、最
後に天面板42を組付ける。また前記左右の各ネジ板5
8を、その水平部58aを天面板42の内面に当接し、
垂直部58bを側面板38における前フランジ38bの
内面に当接し、更に水平部58aの側端部を側面板38
の内面に当接することで、外箱10に対して位置決めし
た後、リベット60を介して天面板42に固定する。こ
の場合に、ネジ板58を固定するためのリベットやネジ
等の固定部材は、外箱10の前面側にはないので、外観
上の見栄えが劣ることはない。また、ネジ板58と外箱
10とを1本のリベット60で固定したので、組立て工
数やコストを低廉に抑えることができる。
【0020】前述したように構成した外箱10の内部に
所要の空間26を存して内箱24を収納した状態で、該
空間26に断熱材28を充填発泡させることで、断熱箱
体30が構成される。この場合に、前記側面板38と背
面板40との組付け部では、断熱材28を充填発泡する
前の状態で、背面板40の後面より側面板38のハゼ折
り部46の後端を所定長さだけ後方に延出してあるか
ら、断熱材28の発泡時または2次発泡による発泡圧に
より背面板40が後方に膨らんだとしても、該背面板4
0がハゼ折り部46より後方に膨出することはなく、断
熱箱体30を側方から見た外観上の良好な見栄えを保ち
得る。なお、背面板40における折曲部50の角部は、
側面板38のハゼ折り部46より前側に引込んでいるの
で、各種作業に際して外箱10を安全に取扱い得る。
【0021】また前記シール材54は、図1に示す如
く、空間26内において前後に対向する側面板38の支
持部48と背面板40の支持部52との間に介挿してあ
るから、該シール材54は断熱箱体30の後側から見え
ることはなく、外観上の見栄えは良好となる。しかも、
前記ハゼ折り部46と折曲部50との間にシール材を介
挿するものではないので、両者46,50の隙間を必要
最小限に設定することができ、該隙間が外観上の見栄え
を損ねることはない。更に、側面板38と背面板40と
の組付け部において、側面板38の後端部を板片を当接
状態で重ねたハゼ折り形状としてあるから、断熱材28
の充填発泡時にハゼ折り部46に発泡液が入り込むこと
はなく、側面板38に歪みが生じたり発泡洩れが発生す
るのを好適に防止し得る。すなわち、側面板38の歪み
や発泡洩れに起因して断熱箱体30の寸法精度が低下す
ることはなく、完成後の断熱箱体30の全体の見栄えも
良好となる。
【0022】なお、前記断熱材28の空間26への充填
発泡は、断熱材28を充填する前の断熱箱体30の開口
部30aを上向きとした姿勢で、外箱10の底面側から
行なわれる。すなわち、前記外箱10の天井前側に配設
される各ネジ板58の取付け部は、断熱材28の充填側
から離間する最上位置となる。この場合に、前記外箱1
0に対するネジ板58の取付け部では、該ネジ板58に
空気抜き孔58dが形成されているから、内部空気の確
実な空気抜きがなされ、発泡液の回りが良くなって発泡
密度を均一とし得る。従って、完成後の断熱箱体30の
断熱性能が向上すると共に、該断熱箱体30の寸法精度
も向上して、外観上の見栄えが良好となる。
【0023】前述した実施例では、外箱を構成する側面
板にハゼ折り部と支持部とを形成し、これに対応する折
曲部と支持部とを背面板に形成する場合で説明したが、
本願発明はこれに限定されるものでなく、背面板にハゼ
折り部と支持部とを形成して、これに対応する折曲部と
支持部とを側面板に形成する逆の構成であってもよい。
更には、側面板と底面板または天面板との組付け部にお
いて、側面板にハゼ折り部と支持部とを形成し、これに
対応する折曲部と支持部とを底面板または天面板に形成
したり、あるいは逆の構成であってもよい。また背面板
と底面板または天面板との組付け部において、背面板に
ハゼ折り部と支持部とを形成し、これに対応する折曲部
と支持部とを底面板または天面板に形成したり、あるい
は逆の構成を採用し得る。すなわち、請求項中での板材
および別の板材は、外箱を構成する背面板、側面板、天
面板および底板面の全てを含む。
【0024】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る断熱箱
体の組付け構造によれば、外箱と内箱との間の空間内に
おいて、断熱箱体の外側から見えない位置で対向する板
材の支持部と別の板材の支持部との間にシール材を介挿
したので、外観上の見栄えを良好とし得る。また、断熱
箱体の外面に露出するハゼ折り部と折曲部との間にシー
ル材を介挿するものではないので、両者の隙間を必要最
小限に設定することができ、該隙間が外観上の見栄えを
損ねることはない。更に、板材と別の板材との組付け部
において、断熱材の充填発泡時にハゼ折り部に発泡液が
入り込むことはなく、ハゼ折り部が形成される板材に歪
みが生じたり発泡洩れが発生するのを好適に防止し得
る。すなわち、板材の歪みや発泡洩れに起因して断熱箱
体の寸法精度が低下することはなく、完成後の断熱箱体
の全体の見栄えを良好とし得る。
【0025】前記外箱を構成する板材同士の組付け部に
おいて、断熱材を充填発泡する前の状態で、板材に形成
されたハゼ折り部の端部を別の板材より所定長さだけ外
方に延出するよう設定したので、断熱材の発泡時または
2次発泡による発泡圧により別の板材が外方に膨らんだ
としても、該別の板材がハゼ折り部より外方に膨出する
ことはなく、断熱箱体の外観上の良好な見栄えを保ち得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る組付け構造を採用した
断熱箱体の要部横断平面図である。
【図2】 実施例に係る断熱箱体の横断平面図である。
【図3】 実施例に係る断熱箱体を採用した貯蔵庫を示
す側面図である。
【図4】 実施例に係る断熱箱体の要部正面図である。
【図5】 実施例に係る断熱箱体の要部縦断側面図であ
る。
【図6】 実施例に係る断熱箱体の要部平面図である。
【図7】 従来の技術に係る断熱箱体の横断平面図であ
る。
【符号の説明】
10 外箱,24 内箱,26 空間,28 断熱材,38
側面板(板材) 40 背面板(別の板材),46 ハゼ折り部,46a 折
返し部,48 支持部 50 折曲部,52 支持部,54 シール材
フロントページの続き (72)発明者 足立 吉隆 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3L102 JA01 JA03 JA04 LB23 LB31 MB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱(10)と、この外箱(10)の内部に所要
    の空間(26)を介して設けられた内箱(24)と、両箱(10,2
    4)間の空間(26)に充填した断熱材(28)とからなる断熱箱
    体において、 前記外箱(10)を構成する板材(38)の端部に、該板材(38)
    の端部を前記空間(26)を指向する内側に折返した折返し
    部(46a)が板材(38)の内面に所定長さに亘って当接状態
    で重なるハゼ折り部(46)が形成されると共に、前記折返
    し部(46a)の端部を板材(38)から離間する方向に折曲げ
    ることで支持部(48)が形成され、 また前記外箱(10)を構成する別の板材(40)の端部に、前
    記ハゼ折り部(46)と平行となるよう内側に向けて折曲げ
    られた折曲部(50)が形成されると共に、該折曲部(50)の
    端部をハゼ折り部(46)から離間する方向に折曲げること
    で支持部(52)が形成され、 前記板材(38)の折返し部(46a)および支持部(48)に対し
    別の板材(40)の折曲部(50)および支持部(52)が夫々対向
    すると共に、両支持部(48,52)の間にシール材(54)が介
    挿された状態で、前記空間(26)に断熱材(28)が充填され
    ていることを特徴とする断熱箱体の組付け構造。
  2. 【請求項2】 前記板材(38)に形成されたハゼ折り部(4
    6)の端部は、前記空間(26)に断熱材(28)が充填される前
    では、前記別の板材(40)より所定長さだけ外方に延出す
    るよう設定される請求項1記載の断熱箱体の組付け構
    造。
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