JPH10339194A - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法及び装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法及び装置

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JPH10339194A
JPH10339194A JP9150980A JP15098097A JPH10339194A JP H10339194 A JPH10339194 A JP H10339194A JP 9150980 A JP9150980 A JP 9150980A JP 15098097 A JP15098097 A JP 15098097A JP H10339194 A JPH10339194 A JP H10339194A
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JP
Japan
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exhaust brake
fuel injection
throttle valve
intake throttle
accelerator pedal
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JP9150980A
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Akira Matsuura
晃 松浦
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Publication date
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    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
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    • F02D41/04Introducing corrections for particular operating conditions
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    • F02D41/107Introducing corrections for particular operating conditions for acceleration and deceleration
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    • F02D41/30Controlling fuel injection
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    • F02D41/3809Common rail control systems
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エキゾーストブレーキ作動による減速状態か
らアクセルペダルの踏み込みによる加速状態へ移行した
際、吸気絞り弁の開放応答遅れを見込んでインジェクシ
ョンポンプから燃料を噴射させることができ、空気不足
に伴う燃焼不良による黒煙の発生を防止し得るディーゼ
ルエンジンの燃料噴射制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 エキゾーストブレーキ作動による減速後
のアクセルペダル踏み込みによる加速を、アクセルスイ
ッチ11とアクセルセンサ12とから出力される検出信
号11a,12aに基づいて検出し、アクセルペダルが
踏み込まれた時点から吸気絞り弁9が開くまでの応答遅
れに相当する時間経過後、制御装置10からインジェク
ションポンプ6の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10aを
出力するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラック等の車両
に搭載されるディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法及
び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6はV型のディーゼルエンジンの一例
を表わすものであって、図中、1はエンジン本体、2は
エンジン本体1の吸気側に接続されたインテークマニホ
ールド、3はインテークマニホールド2に接続されたイ
ンテークパイプ、4はエンジン本体1の排気側に接続さ
れたエキゾーストマニホールド、5はエキゾーストマニ
ホールド4に接続されたエキゾーストパイプ、6はエン
ジン本体1のシリンダ内に燃料を噴射するインジェクシ
ョンポンプ、7はインジェクションポンプ6からの燃料
の噴射を制御する電子ガバナ、8はエキゾーストパイプ
5途中に設けられたエキゾーストブレーキバルブ、9は
エキゾーストブレーキバルブ8の閉動作によるエキゾー
ストブレーキ作動時に吸気の吹き返しによる騒音を防止
するためにインテークパイプ3の入口部に設けられたノ
イズサプレッサと称される吸気絞り弁、10はインジェ
クションポンプ6の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10a
を出力する制御装置である。
【0003】図6に示されるディーゼルエンジンの場
合、車両がある速度以上で走行している際に、アクセル
ペダルから足を離すと、エキゾーストブレーキバルブ8
が閉じ、排気ガスの流れが阻止され、エンジン本体1の
内部抵抗が増加し、エンジンブレーキの効果が増大さ
れ、車両が減速されるが、この時、前記エキゾーストブ
レーキバルブ8の閉動作によるエキゾーストブレーキ作
動と連動して吸気絞り弁9が閉じ、エキゾーストブレー
キ作動時に発生する吸気の吹き返しによる騒音が防止さ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のディーゼルエンジンでは、エキゾーストブレ
ーキバルブ8や吸気絞り弁9は、図示していない駆動用
のエアシリンダ等に対し、電磁弁の開閉によりエアを給
排することによって開閉されるようになっており、エキ
ゾーストブレーキバルブ8や吸気絞り弁9の応答性がイ
ンジェクションポンプ6の応答性に比べて低いため、図
7に示される如く、エキゾーストブレーキ作動による減
速後、アクセルペダルを踏み込んで加速した際、吸気絞
り弁9の開放応答遅れにより、エンジン本体1のシリン
ダ内へ空気が充分入らないままインジェクションポンプ
6から燃料が噴射されてしまう形となり、燃焼不良によ
り黒煙が発生するという欠点を有していた。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み、エキゾース
トブレーキ作動による減速状態からアクセルペダルの踏
み込みによる加速状態へ移行した際、吸気絞り弁の開放
応答遅れを見込んでインジェクションポンプから燃料を
噴射させることができ、空気不足に伴う燃焼不良による
黒煙の発生を防止し得るディーゼルエンジンの燃料噴射
制御方法及び装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、エキゾー
ストブレーキ作動による減速後の加速時、燃料噴射のタ
イミングを、吸気絞り弁が開くまでの応答遅れに相当す
る時間だけ遅らせるよう制御することを特徴とするディ
ーゼルエンジンの燃料噴射制御方法にかかるものであ
る。
【0007】第二の発明は、アクセルペダルの踏み込
み、非踏み込み状態を検出するアクセルスイッチと、ア
クセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ
と、インジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信
号を出力する制御装置とを備え、エキゾーストブレーキ
作動による減速後のアクセルペダル踏み込みによる加速
をアクセルスイッチとアクセルセンサとから出力される
検出信号に基づいて検出し、アクセルペダルが踏み込ま
れた時点から吸気絞り弁が開くまでの応答遅れに相当す
る時間経過後、制御装置からインジェクションポンプの
電子ガバナへ燃料噴射信号を出力するよう構成したこと
を特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に
かかるものである。
【0008】第三の発明は、吸気絞り弁の開閉を検出す
る吸気絞り弁開閉検出スイッチと、インジェクションポ
ンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を出力する制御装置と
を備え、エキゾーストブレーキ作動による減速後のアク
セルペダル踏み込みによる加速時、吸気絞り弁開閉検出
スイッチから出力される検出信号に基づき、吸気絞り弁
が開いた後、制御装置からインジェクションポンプの電
子ガバナへ燃料噴射信号を出力するよう構成したことを
特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置にか
かるものである。
【0009】第四の発明は、エキゾーストブレーキバル
ブの開閉を検出するエキゾーストブレーキバルブ開閉検
出スイッチと、インジェクションポンプの電子ガバナへ
燃料噴射信号を出力する制御装置とを備え、エキゾース
トブレーキ作動による減速後のアクセルペダル踏み込み
による加速時、エキゾーストブレーキバルブ開閉検出ス
イッチから出力される検出信号に基づき、エキゾースト
ブレーキバルブが開いた後、制御装置からインジェクシ
ョンポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を出力するよう
構成したことを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴
射制御装置にかかるものである。
【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0011】第一の発明においては、エキゾーストブレ
ーキ作動による減速後の加速時、燃料噴射のタイミング
を、吸気絞り弁が開くまでの応答遅れに相当する時間だ
け遅らせるよう制御が行われ、吸気絞り弁が開いてエン
ジン本体のシリンダ内へ空気が充分入った状態でインジ
ェクションポンプから燃料が噴射される形となり、燃焼
が良好に行われ、黒煙が発生しなくなる。
【0012】第二の発明においては、エキゾーストブレ
ーキ作動による減速後、加速するためにアクセルペダル
を踏み込むと、アクセルスイッチによってアクセルペダ
ルが踏み込まれたことが検出されると共に、アクセルセ
ンサによってアクセルペダルの踏み込み量が検出され、
前記アクセルスイッチとアクセルセンサとから出力され
る検出信号に基づいて、アクセルペダルが踏み込まれた
時点から吸気絞り弁が開くまでの応答遅れに相当する時
間経過後、制御装置からインジェクションポンプの電子
ガバナへ燃料噴射信号が出力され、この結果、吸気絞り
弁が開いてエンジン本体のシリンダ内へ空気が充分入っ
た状態でインジェクションポンプから燃料が噴射される
形となり、燃焼が良好に行われ、黒煙が発生しなくな
る。
【0013】第三の発明においては、エキゾーストブレ
ーキ作動による減速後、加速するためにアクセルペダル
を踏み込むと、この時点では吸気絞り弁は応答遅れによ
りまだ開いておらず、制御装置からはインジェクション
ポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号が出力されないが、
吸気絞り弁が開いたことが吸気絞り弁開閉検出スイッチ
によって検出されると、該吸気絞り弁開閉検出スイッチ
から出力される検出信号に基づき制御装置からインジェ
クションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号が出力さ
れ、この結果、吸気絞り弁が開いてエンジン本体のシリ
ンダ内へ空気が充分入った状態でインジェクションポン
プから燃料が噴射される形となり、燃焼が良好に行わ
れ、黒煙が発生しなくなる。
【0014】第四の発明においては、エキゾーストブレ
ーキ作動による減速後、加速するためにアクセルペダル
を踏み込むと、この時点ではエキゾーストブレーキバル
ブ及び吸気絞り弁は応答遅れによりまだ開いておらず、
制御装置からはインジェクションポンプの電子ガバナへ
燃料噴射信号が出力されないが、エキゾーストブレーキ
バルブが開いたことがエキゾーストブレーキバルブ開閉
検出スイッチによって検出されると、該エキゾーストブ
レーキバルブ開閉検出スイッチから出力される検出信号
に基づき制御装置からインジェクションポンプの電子ガ
バナへ燃料噴射信号が出力され、この結果、ある程度吸
気絞り弁が開いてエンジン本体のシリンダ内へ空気が導
入された状態でインジェクションポンプから燃料が噴射
される形となり、燃焼が良好に行われ、黒煙が発生しな
くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0016】図1及び図2は本発明を実施する形態の一
例であって、図中、図6及び図7と同一の符号を付した
部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図6及び
図7に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴
とするところは、図1及び図2に示す如く、エキゾース
トブレーキ作動による減速後のアクセルペダル踏み込み
による加速を、アクセルペダルの踏み込み、非踏み込み
状態を検出するアクセルスイッチ11と、アクセルペダ
ルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ12とから出
力される検出信号11a,12aに基づいて検出し、ア
クセルペダルが踏み込まれた時点から吸気絞り弁9が開
くまでの応答遅れに相当する時間t1経過後、制御装置
10からインジェクションポンプ6の電子ガバナ7へ燃
料噴射信号10aを出力するよう構成した点にある。
【0017】尚、前記アクセルペダルが踏み込まれた時
点から吸気絞り弁9が開くまでの応答遅れに相当する時
間t1は、およそ0.7[sec]程度であるが、この
値はディーゼルエンジンの機種に応じてばらつきがある
ため、機種毎に行われる試験データに基づいて最適な数
値を選定するようになっている。
【0018】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0019】車両がある速度以上で走行している際に、
アクセルペダルから足を離すと、エキゾーストブレーキ
バルブ8が閉じ、排気ガスの流れが阻止され、エンジン
本体1の内部抵抗が増加し、エンジンブレーキの効果が
増大され、車両が減速される一方、前記エキゾーストブ
レーキバルブ8の閉動作によるエキゾーストブレーキ作
動と連動して吸気絞り弁9が閉じ、エキゾーストブレー
キ作動時に発生する吸気の吹き返しによる騒音が防止さ
れ、前記エキゾーストブレーキ作動による減速後、加速
するためにアクセルペダルを踏み込むと、アクセルスイ
ッチ11によってアクセルペダルが踏み込まれたことが
検出されると共に、アクセルセンサ12によってアクセ
ルペダルの踏み込み量が検出され、前記アクセルスイッ
チ11とアクセルセンサ12とから出力される検出信号
11a,12aに基づいて、アクセルペダルが踏み込ま
れた時点から吸気絞り弁9が開くまでの応答遅れに相当
する時間t1経過後、制御装置10からインジェクショ
ンポンプ6の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10aが出力
される。
【0020】この結果、吸気絞り弁9が開いてエンジン
本体1のシリンダ内へ空気が充分入った状態でインジェ
クションポンプ6から燃料が噴射される形となり(図2
参照)、燃焼が良好に行われ、黒煙が発生しなくなる。
【0021】こうして、エキゾーストブレーキ作動によ
る減速状態からアクセルペダルの踏み込みによる加速状
態へ移行した際、吸気絞り弁9の開放応答遅れを見込ん
でインジェクションポンプ6から燃料を噴射させること
ができ、空気不足に伴う燃焼不良による黒煙の発生を防
止し得る。
【0022】図3は本発明を実施する形態の他の例であ
って、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を
表わしており、吸気絞り弁9の開閉を検出する吸気絞り
弁開閉検出スイッチ13を設け、エキゾーストブレーキ
作動による減速後のアクセルペダル踏み込みによる加速
時、吸気絞り弁開閉検出スイッチ13から出力される検
出信号13aに基づき、吸気絞り弁9が開いた後、制御
装置10からインジェクションポンプ6の電子ガバナ7
へ燃料噴射信号10aを出力するよう構成したものであ
る。
【0023】図3に示す例においては、車両がある速度
以上で走行している際に、アクセルペダルから足を離す
と、エキゾーストブレーキバルブ8が閉じ、排気ガスの
流れが阻止され、エンジン本体1の内部抵抗が増加し、
エンジンブレーキの効果が増大され、車両が減速される
一方、前記エキゾーストブレーキバルブ8の閉動作によ
るエキゾーストブレーキ作動と連動して吸気絞り弁9が
閉じ、エキゾーストブレーキ作動時に発生する吸気の吹
き返しによる騒音が防止され、前記エキゾーストブレー
キ作動による減速後、加速するためにアクセルペダルを
踏み込むと、この時点では吸気絞り弁9は応答遅れによ
りまだ開いておらず、制御装置10からはインジェクシ
ョンポンプ6の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10aが出
力されないが、吸気絞り弁9が開いたことが吸気絞り弁
開閉検出スイッチ13によって検出されると、該吸気絞
り弁開閉検出スイッチ13から出力される検出信号13
aに基づき制御装置10からインジェクションポンプ6
の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10aが出力され、この
結果、吸気絞り弁9が開いてエンジン本体1のシリンダ
内へ空気が充分入った状態でインジェクションポンプ6
から燃料が噴射される形となり、燃焼が良好に行われ、
黒煙が発生しなくなる。
【0024】尚、図3に示す例において、エキゾースト
ブレーキ作動による減速状態からアクセルペダルの踏み
込みによる加速状態へ移行した際の、エキゾーストブレ
ーキバルブ8及び吸気絞り弁9等の作動と、インジェク
ションポンプ6から噴射される燃料流量との関係を表わ
す線図は、図1に示す例の場合と同様、図2に示されも
のと略等しくなる。
【0025】こうして、図3に示す例の場合も、前述の
図1に示す例の場合と同様、エキゾーストブレーキ作動
による減速状態からアクセルペダルの踏み込みによる加
速状態へ移行した際、吸気絞り弁9の開放応答遅れを見
込んでインジェクションポンプ6から燃料を噴射させる
ことができ、空気不足に伴う燃焼不良による黒煙の発生
を防止し得る。
【0026】図4は本発明を実施する形態の更に他の例
であって、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一
物を表わしており、エキゾーストブレーキバルブ8の開
閉を検出するエキゾーストブレーキバルブ開閉検出スイ
ッチ14を設け、エキゾーストブレーキ作動による減速
後のアクセルペダル踏み込みによる加速時、エキゾース
トブレーキバルブ開閉検出スイッチ14から出力される
検出信号14aに基づき、エキゾーストブレーキバルブ
8が開いた後、制御装置10からインジェクションポン
プ6の電子ガバナ7へ燃料噴射信号10aを出力するよ
う構成したものである。
【0027】このように、エキゾーストブレーキバルブ
8の開閉をエキゾーストブレーキバルブ開閉検出スイッ
チ14によって検出するようにしているのは、エキゾー
ストブレーキバルブ8も吸気絞り弁9と同様、図示して
いない駆動用のエアシリンダ等に対し、電磁弁の開閉に
よりエアを給排することによって開閉されるようになっ
ており、アクセルペダルが踏み込まれた時点からエキゾ
ーストブレーキバルブ8が開くまでには、吸気絞り弁9
が開くまでの応答遅れと略等しい時間t2がかかるため
である。
【0028】尚、前記アクセルペダルが踏み込まれた時
点からエキゾーストブレーキバルブ8が開くまでの応答
遅れに相当する時間t2は、およそ0.6[sec]程
度である。
【0029】図4に示す例においては、車両がある速度
以上で走行している際に、アクセルペダルから足を離す
と、エキゾーストブレーキバルブ8が閉じ、排気ガスの
流れが阻止され、エンジン本体1の内部抵抗が増加し、
エンジンブレーキの効果が増大され、車両が減速される
一方、前記エキゾーストブレーキバルブ8の閉動作によ
るエキゾーストブレーキ作動と連動して吸気絞り弁9が
閉じ、エキゾーストブレーキ作動時に発生する吸気の吹
き返しによる騒音が防止される。前記エキゾーストブレ
ーキ作動による減速後、加速するためにアクセルペダル
を踏み込むと、この時点ではエキゾーストブレーキバル
ブ8及び吸気絞り弁9は応答遅れによりまだ開いておら
ず、制御装置10からはインジェクションポンプ6の電
子ガバナ7へ燃料噴射信号10aが出力されないが、エ
キゾーストブレーキバルブ8が開いたことがエキゾース
トブレーキバルブ開閉検出スイッチ14によって検出さ
れると、該エキゾーストブレーキバルブ開閉検出スイッ
チ14から出力される検出信号14aに基づき制御装置
10からインジェクションポンプ6の電子ガバナ7へ燃
料噴射信号10aが出力され、この結果、ある程度吸気
絞り弁9が開いてエンジン本体1のシリンダ内へ空気が
導入された状態でインジェクションポンプ6から燃料が
噴射される形となり、燃焼が良好に行われ、黒煙が発生
しなくなる。
【0030】尚、図4に示す例において、エキゾースト
ブレーキ作動による減速状態からアクセルペダルの踏み
込みによる加速状態へ移行した際の、エキゾーストブレ
ーキバルブ8及び吸気絞り弁9等の作動と、インジェク
ションポンプ6から噴射される燃料流量との関係を表わ
す線図は、図5に示されようになる。
【0031】こうして、図4に示す例の場合も、前述の
図1及び図3に示す例の場合と同様、エキゾーストブレ
ーキ作動による減速状態からアクセルペダルの踏み込み
による加速状態へ移行した際、吸気絞り弁9の開放応答
遅れを見込んでインジェクションポンプ6から燃料を噴
射させることができ、空気不足に伴う燃焼不良による黒
煙の発生を防止し得る。
【0032】尚、本発明のディーゼルエンジンの燃料噴
射制御方法及び装置は、上述の図示例にのみ限定される
ものではなく、図3及び図4に示す例を組合せ、吸気絞
り弁9の開閉を検出する吸気絞り弁開閉検出スイッチ1
3と、エキゾーストブレーキバルブ8の開閉を検出する
エキゾーストブレーキバルブ開閉検出スイッチ14とを
設け、エキゾーストブレーキ作動による減速後のアクセ
ルペダル踏み込みによる加速時、吸気絞り弁開閉検出ス
イッチ13から出力される検出信号13a或いはエキゾ
ーストブレーキバルブ開閉検出スイッチ14から出力さ
れる検出信号14aに基づき、吸気絞り弁9或いはエキ
ゾーストブレーキバルブ8のいずれかが開いた後、制御
装置10からインジェクションポンプ6の電子ガバナ7
へ燃料噴射信号10aを出力するよう構成してもよいこ
と等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のディーゼ
ルエンジンの燃料噴射制御方法及び装置によれば、エキ
ゾーストブレーキ作動による減速状態からアクセルペダ
ルの踏み込みによる加速状態へ移行した際、吸気絞り弁
の開放応答遅れを見込んでインジェクションポンプから
燃料を噴射させることができ、空気不足に伴う燃焼不良
による黒煙の発生を防止し得るという優れた効果を奏し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】本発明を実施する形態の一例において、エキゾ
ーストブレーキ作動による減速状態からアクセルペダル
の踏み込みによる加速状態へ移行した際の、エキゾース
トブレーキバルブ及び吸気絞り弁等の作動と、インジェ
クションポンプから噴射される燃料流量との関係を表わ
す線図である。
【図3】本発明を実施する形態の他の例の概要構成図で
ある。
【図4】本発明を実施する形態の更に他の例の概要構成
図である。
【図5】本発明を実施する形態の更に他の例において、
エキゾーストブレーキ作動による減速状態からアクセル
ペダルの踏み込みによる加速状態へ移行した際の、エキ
ゾーストブレーキバルブ及び吸気絞り弁等の作動と、イ
ンジェクションポンプから噴射される燃料流量との関係
を表わす線図である。
【図6】従来のディーゼルエンジンの一例の概要構成図
である。
【図7】従来のディーゼルエンジンの一例において、エ
キゾーストブレーキ作動による減速状態からアクセルペ
ダルの踏み込みによる加速状態へ移行した際の、エキゾ
ーストブレーキバルブ及び吸気絞り弁等の作動と、イン
ジェクションポンプから噴射される燃料流量との関係を
表わす線図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 6 インジェクションポンプ 7 電子ガバナ 8 エキゾーストブレーキバルブ 9 吸気絞り弁 10 制御装置 10a 燃料噴射信号 11 アクセルスイッチ 11a 検出信号 12 アクセルセンサ 12a 検出信号 13 吸気絞り弁開閉検出スイッチ 13a 検出信号 14 エキゾーストブレーキバルブ開閉検出ス
イッチ 14a 検出信号 t1 時間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキゾーストブレーキ作動による減速後
    の加速時、燃料噴射のタイミングを、吸気絞り弁が開く
    までの応答遅れに相当する時間だけ遅らせるよう制御す
    ることを特徴とするディーゼルエンジンの燃料噴射制御
    方法。
  2. 【請求項2】 アクセルペダルの踏み込み、非踏み込み
    状態を検出するアクセルスイッチと、 アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ
    と、 インジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を
    出力する制御装置とを備え、 エキゾーストブレーキ作動による減速後のアクセルペダ
    ル踏み込みによる加速をアクセルスイッチとアクセルセ
    ンサとから出力される検出信号に基づいて検出し、アク
    セルペダルが踏み込まれた時点から吸気絞り弁が開くま
    での応答遅れに相当する時間経過後、制御装置からイン
    ジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を出力
    するよう構成したことを特徴とするディーゼルエンジン
    の燃料噴射制御装置。
  3. 【請求項3】 吸気絞り弁の開閉を検出する吸気絞り弁
    開閉検出スイッチと、 インジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を
    出力する制御装置とを備え、 エキゾーストブレーキ作動による減速後のアクセルペダ
    ル踏み込みによる加速時、吸気絞り弁開閉検出スイッチ
    から出力される検出信号に基づき、吸気絞り弁が開いた
    後、制御装置からインジェクションポンプの電子ガバナ
    へ燃料噴射信号を出力するよう構成したことを特徴とす
    るディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 エキゾーストブレーキバルブの開閉を検
    出するエキゾーストブレーキバルブ開閉検出スイッチ
    と、 インジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を
    出力する制御装置とを備え、 エキゾーストブレーキ作動による減速後のアクセルペダ
    ル踏み込みによる加速時、エキゾーストブレーキバルブ
    開閉検出スイッチから出力される検出信号に基づき、エ
    キゾーストブレーキバルブが開いた後、制御装置からイ
    ンジェクションポンプの電子ガバナへ燃料噴射信号を出
    力するよう構成したことを特徴とするディーゼルエンジ
    ンの燃料噴射制御装置。
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