JPH07238843A - エキゾーストブレーキ装置 - Google Patents

エキゾーストブレーキ装置

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Publication number
JPH07238843A
JPH07238843A JP5331394A JP5331394A JPH07238843A JP H07238843 A JPH07238843 A JP H07238843A JP 5331394 A JP5331394 A JP 5331394A JP 5331394 A JP5331394 A JP 5331394A JP H07238843 A JPH07238843 A JP H07238843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust brake
exhaust
intake pressure
fuel injection
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP5331394A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitaka Terasawa
通高 寺沢
Naoaki Uchino
直明 内野
Hideo Nagakura
秀雄 永倉
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] エキゾーストブレーキの解放時における排気
ガス中の黒煙の発生を防止することを目的とする。 [構成] アクセルペダル53の踏込みによってアクセ
ルスイッチ54を開放し、電磁切換え弁48を切換えて
エキゾーストブレーキ38を解放するようにしたエキゾ
ーストブレーキ装置において、エキゾーストブレーキ3
8の解放時に吸気圧を吸気圧センサ60によって検出す
るとともに、吸気圧が所定の値に達した状態で燃料噴射
ノズル33から噴射する燃料の供給量を増量するように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエキゾーストブレーキ装
置に係り、とくにアクセルペダルの踏込みに連動してエ
キゾーストブレーキを解放するようにしたエキゾースト
ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両を制動するためのブレーキの一種と
して、とくに大型車両においては、エキゾーストブレー
キが用いられている。エキゾーストブレーキは排気管に
取付けられている開閉弁から構成され、この開閉弁によ
って排気管を閉塞することにより、エンジンの排圧を高
め、エンジンブレーキの制動力を高めるようにしたもの
である。
【0003】図5はこのようなエキゾーストブレーキ装
置を示すものであって、その解除はアクセルペダルの踏
込みに連動して行なわれるようになっている。アクセル
ペダルを踏込むとエキゾーストブレーキスイッチ1およ
びクラッチスイッチ2と直列に接続されているアクセル
スイッチ3が開成され、これによって電磁切換え弁4の
ソレノイドコイル5が消磁されるようになっている。
【0004】ソレノイドコイル5が消磁されると、エア
タンク6とエアシリンダ7との連通が遮断されるように
なり、エアシリンダ7内の空気は切換え弁4を通して排
出される。従ってレバー8がエアシリンダ7のリターン
スプリング9によって時計方向に回動され、エキゾース
トブレーキ10が図5において鎖線で示す水平な状態に
回動し、排気管11を開放してエキゾーストブレーキの
解除を行なう。
【0005】上記のエキゾーストブレーキ10の解除動
作に連動して、燃料の増量が行なわれる。すなわちアク
セルペダルの踏込みがアクセルセンサ12によって検出
され、ECU13を通して燃料噴射ポンプ14のコント
ロールラックが増量側へ移動され、燃料噴射ポンプ14
から燃料噴射ノズル15に供給される燃料の量が増加す
る。従ってシリンダ16に噴射される燃料の量が増加す
ることになる。
【0006】このように排気管11を閉塞してエンジン
ブレーキの制動力を高めるエキゾーストブレーキ10の
解放動作はアクセルペダルの踏込みに連動して行なわれ
るようになっており、しかもこのようなアクセルペダル
の踏込みに連動して燃料噴射ノズル15による燃料の噴
射量が増量されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来のエキゾーストブレーキ装置によれば、エキゾースト
ブレーキ10を解除する動作において、アクセルスイッ
チ3の開成に伴うソレノイドコイル5の消磁は瞬時に行
なわれるが、電磁切換え弁4の切換え動作やエアシリン
ダ7から電磁切換え弁4の排気口を通して行なう空気の
排気動作にはある一定の時間を要する。また排気管11
内においてエキゾーストブレーキ10によってせき止め
られていた排気が抜けるのに時間がかかる。すなわちエ
キゾーストブレーキ10の解放動作には一定の解放遅れ
が伴うことになる。
【0008】このような解放遅れによって、エンジンの
シリンダ16内には十分な空気が入っていない状態でア
クセルペダルの踏込みに連動して燃料噴射ノズル15か
らより多くの燃料が噴射されるようになる。すなわちエ
キゾーストブレーキ10の解放遅れの期間においては、
空気と燃料の噴射量との間のミスマッチを生じ、この期
間においては定常状態と異なって黒煙が増大することに
なる。すなわちエキゾーストブレーキ10の解除動作に
伴って黒煙を伴う排気ガスが排出される問題がある。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、エキゾーストブレーキの解除時におけ
る排気ガス中の黒煙の発生を確実に防止するようにした
エキゾーストブレーキ装置を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセルペダ
ルの踏込みに連動してエキゾーストブレーキを解放する
ようにしたエキゾーストブレーキ装置において、前記エ
ンジンの吸気系に設けられている吸気圧センサと、該吸
気圧センサによって検出される吸気圧が所定の値を越え
るまで前記エンジンへの燃料の供給量を増量するのを遅
延させる遅延手段と、をそれぞれ具備するエキゾースト
ブレーキ装置に関するものである。
【0011】
【作用】従ってアクセルペダルの踏込みに連動してエキ
ゾーストブレーキを解放する際に、エンジンの吸気系に
設けられている吸気圧センサによって吸気圧が検出され
るとともに、吸気圧が所定の値を越えるまでエンジンへ
の燃料の供給量を増量するのが遅延され、吸気圧が適正
な値になった段階でエンジンへの燃料の供給量が増量さ
れることになる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るエキゾースト
ブレーキ装置を示すものであって、このエキゾーストブ
レーキ装置はディーゼルエンジン20に装備されるよう
になっている。ディーゼルエンジン20のシリンダ21
にはピストン22が摺動可能に保持されており、ピスト
ン22のピストンピンはコンロッド23を介してクラン
クシャフト24と連結されている。
【0013】ディーゼルエンジン20のシリンダヘッド
の吸気ポートは吸気管27に接続されている。吸気管2
7の先端部にはエアクリーナ28が取付けられるととも
に、吸気ポートには吸気弁29が取付けられている。ま
たシリンダヘッドの排気ポートには排気弁30が取付け
られるとともに、排気管31が接続されるようになって
いる。そしてシリンダヘッドの吸気弁29が設けられて
いる吸気ポートと排気弁30が設けられている排気ポー
トとの間には燃料噴射ノズル33が設けられている。こ
の燃料噴射ノズル33へは燃料噴射ポンプ34を通して
燃料が供給されるようになっている。
【0014】次にエキゾーストブレーキ装置について説
明すると、エキゾーストブレーキ38は排気管31に設
けられている開閉弁から構成されており、この開閉弁は
レバー39を介してエアシリンダ40のピストンロッド
41の先端部に固着されている。エアシリンダ40のピ
ストン42はリターンスプリング43によって復動方向
に押圧されている。
【0015】エアシリンダ40は空気配管46を通して
エアタンク47と接続されている。そして空気配管46
の途中には電磁切換え弁48が接続されている。電磁切
換え弁48はソレノイドコイル49を備え、このソレノ
イドコイル49の電磁力によって切換え動作が行なわれ
るようになっている。
【0016】電磁切換え弁48のソレノイドコイル49
はエキゾーストブレーキスイッチ50、クラッチペダル
51の踏込みを検出するクラッチスイッチ52、アクセ
ルペダル53の踏込みを検出するアクセルスイッチ54
と直列に接続され、これらのスイッチ50、52、54
が閉じられたときにソレノイドコイル49が励磁される
ようになっている。
【0017】アクセルペダル53の踏込みはアクセルセ
ンサ56によって検出されるようになっている。アクセ
ルセンサ56はECU57の入力ポートに接続されてい
る。またこのECU57は信号ライン58を介してアク
セルスイッチ54とソレノイドコイル49との接続点に
接続されている。さらにECU57は信号ライン59を
通して吸気圧センサ60に接続されている。吸気圧セン
サ60は吸気管27に設けられている。
【0018】以上のような構成において、手元スイッチ
から成るエキゾーストブレーキスイッチ50が閉成され
かつクラッチペダル51が復動されてクラッチスイッチ
52が閉成されており、しかもアクセルペタル53が踏
込まれていない場合には、アクセルスイッチ54が閉成
されている。
【0019】この場合には図1に示すように、ソレノイ
ドコイル49は励磁されて、電磁切換え弁48は図1の
状態にある。従ってエアタンク47内の圧縮空気はエア
シリンダ40のピストン42を押圧するようになってい
る。従ってレバー39がピストンロッド41によって回
動され、エキゾーストブレーキ38が排気管31を閉塞
した状態にある。すなわちこの場合には、エキゾースト
ブレーキ38が作動状態になっている。
【0020】このような状態においてアクセルペダル5
3を踏込むと、アクセルスイッチ54が開成され、これ
によってソレノイドコイル49が消磁される。従って電
磁切換え弁48は排気側に切換えられ、エアシリンダ4
0内の圧縮空気は空気配管46を通して電磁切換え弁4
8の排気ポートから排出される。従ってピストンロッド
41はリターンスプリング43によって引込まれ、レバ
ー39が時計方向に回動してエキゾーストブレーキ38
は図1において鎖線で示すように水平な状態になり、排
気管31を開放してエキゾーストブレーキ38の解除が
行なわれる。
【0021】しかもこのようなアクセルペダル53の踏
込みに連動するエキゾーストブレーキ38の解除に連動
して、燃料噴射量の増量が行なわれる。アクセルペダル
53が踏込まれるとそのことがアクセルセンサ56によ
って検出され、ECU57が燃料噴射ポンプ34に信号
を送り、この燃料噴射ポンプ34の電子ガバナがコント
ロールラックを増量側へ移動させる。従って燃料噴射ポ
ンプ34によって供給される燃料の供給量が増大する。
すなわちディーゼルエンジン20の各シリンダ21へ燃
料噴射ノズル33を通して噴射される燃料の供給量が増
大する。
【0022】上記のようなアクセルペダル53の踏込み
とエキゾーストブレーキ38の解除に連動する燃料の供
給量の増量が、シリンダ21内に供給される空気の量と
の間にミスマッチを生ずると、黒煙を排出するようにな
る。そこで本実施例においては、吸気圧センサ60によ
って吸気圧を検出し、吸気圧が十分に高まった状態にお
いて燃料噴射ノズル33による燃料噴射の増量を行なう
ようにしている。
【0023】このような動作はECU57に内蔵されて
いるコンピュータによってソフトウエア制御で行なわれ
るようになっている。ECU57は信号ライン58を通
してアクセルスイッチ54の出力を読込むとともに、図
2に示すようにこの出力がハイレベルにある場合には、
フラグ1をアクティブにセットする。そしてこの後にメ
モリに書込まれている定常状態の吸気圧を読出す。上記
アクセルスイッチ54の出力がローレベルの場合にはフ
ラグ1がアクティブかどうかの判断を行なうとともに、
フラグ1がアクティブの場合にはフラグ2をアクティブ
に切換える。そして図2のプログラムが繰返されるとと
もに、エキゾーストブレーキ38の解除動作はフラグ2
の状態がアクティブの場合に行なわれる。
【0024】図3は吸気圧検出の動作に伴う燃料の増量
の遅延動作を示すものであって、フラグ2がアクティブ
かどうかの判断を行なうとともに、フラグ2がアクティ
ブの場合にはエンジンの回転数Neに対する定常状態の
吸気圧P0 の範囲が領域Aか領域Bかの判断を行なう。
領域Aの場合には実際の吸気圧Pの検出を行なう。そし
てエンジンの回転数Neに対する定常状態の吸気圧P0
と測定された吸気圧Pとの差P−P0 の変化の領域の判
断を行なう。そして領域Cの場合にはアクセルペダル5
3の踏込み量を減算する。
【0025】フラグ2がアクティブでない場合、および
領域Aと領域Bの判断において燃料噴射量の補正を要し
ない領域Bであると判断された場合にはそのままこのプ
ログラムを繰返す。さらに領域Cと領域Dとの判断にお
いて、領域Dであると判断された場合には燃料の噴射量
に対する空気の量が十分あり、燃料噴射量の補正を要し
ないので、フラグ2をキャンセルする。
【0026】とくに図3に示すフローチャートにおい
て、領域Aと領域Bとの判断において領域Aと判断され
た場合であってしかも領域Cと領域Dとの判別において
領域Cであると判断された場合に、アクセルペダル53
の実際の踏込み量から減算動作を行なうことによって、
燃料の供給量の増量の遅延動作が行なわれる。
【0027】図4はこのような動作を示しており、エキ
ゾーストブレーキ38の解放はアクセルスイッチ54の
切換えに対して若干の遅れを有している。そしてエキゾ
ーストブレーキ38の切換えに対して吸気圧センサ60
で検出される吸気圧はさらに遅れをもっている。従って
燃料噴射ノズル33によって噴射される燃料の供給量
は、吸気圧が所定の値に達するまで遅延し、十分な吸気
がシリンダ21内に供給された段階で燃料の増量を行な
うようにしている。
【0028】このように本実施例に係るエキゾーストブ
レーキ装置は、エキゾーストブレーキ38の解放時にお
ける吸気圧の増加の遅れを吸気圧センサ60によって検
出し、吸気圧が十分な値に達するまで、燃料の噴射を遅
延させるようにしている。従ってエキゾーストブレーキ
38の解放の遅れの期間においては余剰の燃料の噴射が
行なわれることがなく、これによってエキゾーストブレ
ーキ38の解放時における黒煙の発生を防止することが
可能になる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、アクセルペダル
の踏込みに連動するエキゾーストブレーキの解放の際
に、吸気圧センサによって吸気圧を検出するとともに、
吸気圧が所定の値を越えるまでエンジンへの燃料の供給
量を増量するのを遅延させるようにしたものである。
【0030】従って本発明によれば、エキゾーストブレ
ーキの解放時における吸気圧の増加の遅れに伴う余剰燃
料の供給が抑えられ、これによってエキゾーストブレー
キの解放時における排気ガス中の黒煙の発生が防止され
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエキゾーストブレーキ
装置を示す配管図である。
【図2】エキゾーストブレーキの解放の判断動作を示す
フローチャートである。
【図3】燃料噴射の供給量の増量の遅延動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】エキゾーストブレーキの解放動作を示すタイム
チャートである。
【図5】従来のエキゾーストブレーキ装置を示す配管図
である。
【符号の説明】
20 ディーゼルエンジン 21 シリンダ 22 ピストン 23 コンロッド 24 クランクシャフト 27 吸気管 28 エアクリーナ 29 吸気弁 30 排気弁 31 排気管 33 燃料噴射ノズル 34 燃料噴射ポンプ 38 エキゾーストブレーキ 39 レバー 40 エアシリンダ 41 ピストンロッド 42 ピストン 43 リターンスプリング 46 空気配管 47 エアタンク 48 電磁切換え弁 49 ソレノイドコイル 50 エキゾーストブレーキスイッチ 51 クラッチペダル 52 クラッチスイッチ 53 アクセルペダル 54 アクセルスイッチ 56 アクセルセンサ 57 ECU 58、59 信号ライン 60 吸気センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルペダルの踏込みに連動してエキゾ
    ーストブレーキを解放するようにしたエキゾーストブレ
    ーキ装置において、 前記エンジンの吸気系に設けられている吸気圧センサ
    と、 該吸気圧センサによって検出される吸気圧が所定の値を
    越えるまで前記エンジンへの燃料の供給量を増量するの
    を遅延させる遅延手段と、 をそれぞれ具備するエキゾーストブレーキ装置。
JP5331394A 1994-02-25 1994-02-25 エキゾーストブレーキ装置 Pending JPH07238843A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5331394A JPH07238843A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 エキゾーストブレーキ装置

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JP5331394A JPH07238843A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 エキゾーストブレーキ装置

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JPH07238843A true JPH07238843A (ja) 1995-09-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10381198B2 (en) 2012-09-26 2019-08-13 Toshiba Memory Corporation Plasma processing apparatus and plasma processing method
CN110259584A (zh) * 2019-06-26 2019-09-20 刘剑 车辆的排气制动和油门联动装置

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US10381198B2 (en) 2012-09-26 2019-08-13 Toshiba Memory Corporation Plasma processing apparatus and plasma processing method
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