JPH06193489A - 排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関 - Google Patents

排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関

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JPH06193489A
JPH06193489A JP34657192A JP34657192A JPH06193489A JP H06193489 A JPH06193489 A JP H06193489A JP 34657192 A JP34657192 A JP 34657192A JP 34657192 A JP34657192 A JP 34657192A JP H06193489 A JPH06193489 A JP H06193489A
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fuel injection
exhaust
actuator
control
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JP34657192A
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Yoshihisa Yamaki
芳久 山木
Hiroshi Kamikubo
洋 上久保
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、排気ブレーキ装置とともに燃料噴
射ポンプ装置をそなえた、排気ブレーキ解除時燃料噴射
制御式ディーゼル機関に関し、排気ブレーキ解除時に排
気ガス中の黒鉛の発生を確実に抑制できるようにするこ
とを目的とする。 【構成】 排気ブレーキ装置60と燃料噴射ポンプ装置
10とをそなえたディーゼル機関において、排気ブレー
キ装置60が、排気ブレーキバルブ61と、その駆動系
68と、排気ブレーキ解除指令手段とをそなえるととも
に、燃料噴射ポンプ装置10のコントロールラック12
の位置を燃料噴射量減少側に駆動しうるアクチュエータ
33と、アクチュエータ33に指令信号を出力する指令
手段49とをそなえ、指令手段49が、排気ブレーキの
作動時には燃料噴射量が減少するように、駆動系68ま
たは排気ブレーキバルブ61の動きに基づいて、アクチ
ュエータ33に指令を発するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に用いて好適の
ディーゼル機関に関し、特に、排気ブレーキ装置ととも
に燃料噴射ポンプ装置をそなえた、排気ブレーキ解除時
燃料噴射制御式ディーゼル機関に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、排気通路を閉鎖する
ことでエンジン出力を低減させて、減速時に強力なエン
ジンブレーキ性能を発揮できるようにした排気ブレーキ
装置が開発されている。かかる排気ブレーキ装置は、既
に、車両用の内燃機関にしばしば適用されている。特
に、大形車両ほど、エンジンブレーキ効果をより強く要
求する傾向にあり、また、大形車両では、ディーゼル機
関(以下、ディーゼルエンジンという)を装備する場合
が多いので、排気ブレーキ装置は、ディーゼルエンジン
の排気系に広く用いられている。
【0003】この排気ブレーキ装置は、一般に、排気ブ
レーキコントロールスイッチにより作動を制御される
が、排気ブレーキの作動中に、アクセルが操作される
と、これに連動して、排気ブレーキが解除されるように
構成されている。ところで、例えば実開昭59−188
939号公報に開示されたディーゼルエンジンの排気ブ
レーキ装置のように、排気ブレーキ装置を作動させる際
には、十分なブレーキ効果を得られるように、排気通路
を閉鎖するとともに、燃焼室への燃料供給をカットする
ようにしたものもある。この場合、排気ブレーキの解除
指令とともに、燃料供給カット制御が終了する旨の指令
も同時に行なわれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このよう
に、排気ブレーキの解除とともに燃料供給カットが終了
する構成では、排気ブレーキの作動時に加速しようとア
クセル操作すると、アクセル操作に連動して排気ブレー
キが解除された後、排気ガス中に大量の黒鉛(スモー
ク)が発生するという不具合があった。
【0005】この原因の一つには、排気ブレーキの作動
中に背圧が上昇して排気ガスが燃焼室に戻る所謂内部E
GR作用が生じて、燃焼室内が不活性雰囲気となること
にある。つまり、この不活性雰囲気状態で、アクセル操
作すると、燃料供給カット制御が終了して、アクセル開
度に応じて、燃焼室内に燃料が噴射される。このため、
燃焼室内が一時的に酸素不足になり、燃料が不完全燃焼
するため、排気ガス中に黒鉛が発生するのである。
【0006】また、排気ガス中に大量の黒鉛が発生する
もう一つの原因には、排気ブレーキ解除時の応答遅れが
生じることにある。つまり、排気ブレーキ解除時の応答
遅れによって、排気ブレーキが作動状態のまま、つま
り、排気通路が閉鎖されたままで、燃焼室内に燃料が噴
射されるようになる。このため、燃焼室内が一時的に酸
素不足にある中に、大量の燃料が供給されることにな
り、燃焼が極めて不完全になって、排気ガス中に大量の
黒鉛が発生するのである。
【0007】このような排気ブレーキ解除の応答遅れ
は、排気ブレーキ装置の操作力伝達系に、空気回路等を
介装した場合に著しい。そして、一般に、排気ブレーキ
装置をそなえた大型車などでは、メインブレーキ系やそ
の他の操作力伝達系に空気圧回路を用いる場合が多いの
で、このような車両では、通常、排気ブレーキ装置の操
作力伝達系に空気回路を用いる。このため、排気ブレー
キ装置をそなえた多くの車両では、この排気ブレーキ解
除の応答遅れによっても、排気ブレーキ解除時に黒鉛が
発生するものと考えられる。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、排気ブレーキ解除時において解除動作に応答遅れ
が生じても排気ガス中の黒鉛の発生を確実に抑制できる
ようにした、排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディー
ゼル機関を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼ
ル機関は、排気ブレーキ装置と燃料噴射ポンプ装置とを
そなえたディーゼル機関において、該排気ブレーキ装置
が、排気通路に介設された排気ブレーキバルブと、該排
気ブレーキバルブを開閉駆動する駆動系と、排気ブレー
キの作動を解除させる指令を行なう排気ブレーキ解除指
令手段とをそなえて、該駆動系が、該排気ブレーキ解除
指令手段の状態に応じて該排気ブレーキの作動を解除す
るように構成されるとともに、該燃料噴射ポンプ装置の
コントロールラックの位置を燃料噴射量減少側に駆動し
うるアクチュエータと、該アクチュエータに指令信号を
出力する指令手段とをそなえ、該指令手段が、該排気ブ
レーキの作動時には燃料噴射量が減少するように、該駆
動系または該排気ブレーキバルブの動きに基づいて、該
アクチュエータに指令を発するように構成されているこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明の排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関は、上述の請求項1記
載の構成に加えて、上記アクチュエータが、指令信号に
応じて該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラックの位
置を燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエータで
あって、上記指令手段が、上記の駆動系または排気ブレ
ーキバルブが排気ブレーキの作動の位置にあるか非作動
の位置にあるかでオン・オフするポジションスイッチを
そなえて、該ポジションスイッチにより排気ブレーキの
作動の位置にあることが検出されると、該電動アクチュ
エータに燃料噴射量減少側への駆動指令信号を出力する
ように構成されていることを特徴としている。
【0011】請求項3記載の本発明の排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関は、上述の請求項1記
載の構成に加えて、上記アクチュエータが指令信号に応
じて該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラックの位置
を燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエータであ
って、上記指令手段が、上記の駆動系または排気ブレー
キバルブの状態に対応した信号を出力する可変ボリュー
ムスイッチをそなえて、排気ブレーキ装置の作動状態に
対応して燃料噴射量減少量が加減されるように、該可変
ボリュームスイッチからの信号に基づき、該電動アクチ
ュエータに駆動指令信号を出力するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0012】
【作用】上述の請求項1記載の本発明の排気ブレーキ解
除時燃料噴射制御式ディーゼル機関では、排気ブレーキ
装置が排気ブレーキを作動させているときには、該排気
ブレーキ装置の駆動系または排気ブレーキバルブの動き
に基づいた指令手段からの指令に応じて、アクチュエー
タが作動して、燃料噴射ポンプ装置のコントロールラッ
クの位置を燃料噴射量減少側に駆動する。これにより、
燃料噴射量が低減される。
【0013】そして、排気ブレーキ解除指令手段が、排
気ブレーキ装置の排気ブレーキの作動を解除させる指令
を行なうと、これに応じて、該排気ブレーキ装置にそな
えられた駆動系が該排気ブレーキを解除する。このと
き、該排気ブレーキ装置では、解除指令が行なわれてか
ら、実際に排気ブレーキが解除状態になるまでに、タイ
ムラグが生じるが、コントロールラックの位置は排気ブ
レーキ装置の駆動系または排気ブレーキバルブの動きに
基づいて制御されるので、実際に排気ブレーキが解除状
態になるまでの間は、燃料噴射量が低減されたままとな
る。
【0014】したがって、排気ブレーキが実際に解除さ
れる前の燃焼室内が一時的に酸素不足にあるうちには、
多量の燃料の噴射が回避される。上述の請求項2記載の
本発明の排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル
機関では、駆動系または排気ブレーキバルブが排気ブレ
ーキの作動の位置にあるか非作動の位置にあるかをポジ
ションスイッチのオン・オフで検出して、該ポジション
スイッチにより排気ブレーキの作動の位置にあることが
検出されると、指令手段から電動アクチュエータに燃料
噴射量減少側への駆動指令信号が出力される。
【0015】上述の請求項3記載の本発明の排気ブレー
キ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関では、可変ボリ
ュームスイッチが、駆動系または排気ブレーキバルブの
状態に対応した信号を出力して、指令手段では、この可
変ボリュームスイッチからの信号に基づき、排気ブレー
キ装置の作動状態に対応して燃料噴射量減少量が加減さ
れるように、電動アクチュエータに駆動指令信号を出力
する。
【0016】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明すると、図1〜4は本発明の第1実施例としての排
気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関を示す
もので、図1はその模式的な構成図、図2はその排気ブ
レーキ装置を示す模式的な構成図、図3はその燃料噴射
量の制御特性を排気ブレーキの制御状態等とともに示す
模式的な特性図、図4はその燃料噴射量の制御特性を示
す模式的な特性図であり、図5,6は本発明の第2実施
例としての排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼ
ル機関を示すもので、図5はその模式的な構成図、図6
はその燃料噴射量の制御特性を示す模式的な特性図であ
る。
【0017】まず第1実施例について説明すると、図1
に示すように本ディーゼル機関(以下ディーゼルエンジ
ンと呼ぶ。)には、燃料噴射ポンプ装置10と排気ブレ
ーキ装置60とがそなえられている。まず、排気ブレー
キ装置60について説明すると、この排気ブレーキ装置
60は、図1,2に示すように、エンジンの排気通路2
1内に介装されて排気通路21内を開閉しうる排気ブレ
ーキバルブ61をそなえている。なお、この実施例で
は、この排気ブレーキバルブ61と連動して開閉する吸
気サイレンサバルブ91が吸気通路24内に介設されて
いる。
【0018】この排気ブレーキバルブ61を開閉駆動す
るために、空気圧(エア圧)によって作動するコントロ
ールシリンダ64と、このコントロールシリンダ64と
排気ブレーキバルブ61との間に介装されたリンク機構
62とからなるアクチュエータ(駆動系)68が設けら
れている。また、コントロールシリンダ64内のエア圧
調整のために、エアタンク70とコントロールシリンダ
64との間に、エア配管65A〜65C及び3ウェイバ
ルブ66が介設されている。
【0019】コントロールシリンダ64は、シリンダ6
4A内にピストン64Bをそなえており、このピストン
64Bに結合されたピストンロッド63の一端がシリン
ダ64A外に突出してリンク機構62に連結されてい
る。また、ピストン64Bの背面とシリンダ64A内壁
との間にはリターンスプリング64Cが介装され、ピス
トン64Bの前面とシリンダ64A内壁との間にはエア
室64Dが形成されている。そして、このエア室64D
内にエア配管65Cが連通するように接続されている。
【0020】これにより、エア室64D内に空気(エ
ア)が供給されると、ピストン64B及びピストンロッ
ド63が伸長方向(図1中、上方向)へ移動して、リン
ク機構62を介して排気ブレーキバルブ61が回動され
て、図1中に、鎖線で示すように、閉鎖状態となる。ま
た、エア室64D内のエアが排出されると、リターンス
プリング64Cによって、ピストン64B及びピストン
ロッド63が収縮方向(図1中、下方向)へ移動して、
リンク機構62を介して排気ブレーキバルブ61が回動
されて、図1中に、実線で示すように、開放状態とな
る。
【0021】また、同様に、吸気サイレンサバルブ91
を開閉駆動するために、コントロールシリンダ94と、
リンク機構92とが設けられ、3ウェイバルブ66とコ
ントロールシリンダ94との間に、エア配管65Dが介
設されている。そして、コントロールシリンダ94も、
コントロールシリンダ64と同様に、シリンダ94A,
ピストン94B,ピストンロッド93,リターンスプリ
ング94C,エア室94Dをそなえている。
【0022】これにより、エア室94D内にエアが供給
されると、ピストン94B及びピストンロッド93が伸
長方向(図1中、上方向)へ移動して、リンク機構92
を介して吸気サイレンサバルブ91が回動されて、図1
中に、鎖線で示すように、閉鎖状態となる。また、エア
室94D内のエアが排出されると、リターンスプリング
94Cによって、ピストン94B及びピストンロッド9
3が収縮方向(図1中、下方向)へ移動して、リンク機
構92を介して吸気サイレンサバルブ91が回動され
て、図1中に、実線で示すように、開放状態となる。
【0023】3ウェイバルブ66は、エアタンク70か
らのエアをコントロールシリンダ64,94に供給する
供給モードと、コントロールシリンダ64,94内のエ
アを排出する排出モードとをそなえ、ソレノイド等の駆
動系をそなえて電気的に制御できるようになっている。
このため、図2に示すように、バッテリ80から3ウェ
イバルブ66に電気回路が設けられている。
【0024】この電気回路の途中には、図2に示すよう
に、排気ブレーキコントロールスイッチ(=エキゾース
トブレーキコントロールスイッチ、図中には、エキブレ
コントロールSWと略す)41と、アクセルスイッチ
(アクセルSW)42と、クラッチスイッチ(クラッチ
SW)44とが介装されている。これらのスイッチ類に
ついては、以下のように、そのオン・オフが設定されて
いる。
【0025】排気ブレーキコントロールスイッチ41
は、排気ブレーキを作動させるときにオン(入)とな
り、ドライバが自分の意思でオン・オフ設定できるよう
になっている。アクセルスイッチ42は、アクセルペダ
ルを踏み込まないとき(つまり、アクセル操作をしない
とき)にオンとなり、アクセルペダルを踏み込むとオフ
(切)となるが、アクセルペダルを僅かに踏み込んだだ
けでは、オフにならないように、適当な遊びが設けられ
ている。
【0026】クラッチスイッチ44は、クラッチペダル
を踏んでいないときにオンとなり、クラッチペダルを踏
むとオフとなる。つまり、駆動力を伝達しうる状態で
は、オンとなる。また、クラッチペダルを僅かに踏み込
んだだけでは、クラッチの係合が解除されないので、ク
ラッチスイッチ44も、アクセルスイッチ42と同様
に、クラッチペダルを僅かに踏み込んだだけでは、オフ
にならないように、適当な遊びが設けられている。した
がって、クラッチスイッチ44のオン・オフが、クラッ
チの接離にほぼ対応するようになっている。
【0027】このように直列に配設された排気ブレーキ
コントロールスイッチ41,アクセルスイッチ42及び
クラッチスイッチ44によって、排気ブレーキ装置60
を排気ブレーキの作動状態と解除状態とに切り換えうる
排気ブレーキ解除指令手段としての排気ブレーキスイッ
チ群45が構成される。そして、排気ブレーキスイッチ
群45がオンのときに、即ちスイッチ41,42,44
がいずれもオンのときに、3ウェイバルブ66のソレノ
イド等に電力が供給され、排気ブレーキバルブ61及び
吸気サイレンサバルブ91が閉鎖状態となって排気ブレ
ーキが作動するようになっている。逆に、排気ブレーキ
スイッチ群45がオフであれば、即ち各スイッチ41,
42,44のいずれかがオフであれば、3ウェイバルブ
66のソレノイド等への電力供給が絶たれ、排気ブレー
キバルブ61及び吸気サイレンサバルブ91が開放状態
となって排気ブレーキが解除されるようになっている。
【0028】また、排気ブレーキ装置60には、排気ブ
レーキポジションスイッチ(エキブレポジションSW,
排気ブレーキ作動状態検出手段)48が付設されてい
る。この排気ブレーキポジションスイッチ48は、排気
ブレーキ装置60のリンク機構62に連動してオン・オ
フし、排気ブレーキバルブ61の閉鎖時、つまり、排気
ブレーキの作動時には、オンとなって、排気ブレーキバ
ルブ61が完全に開放状態になったら、つまり、排気ブ
レーキが完全に解除されたら、オフとなるように設定さ
れている。
【0029】なお、図2において、67はメータクラス
タであり、81は車両のスタータスイッチ(キースイッ
チ)であり、82はヒューズボックスである。燃料噴射
ポンプ装置10は、燃料噴射ポンプ本体11と、この燃
料噴射ポンプ本体11に設けられた機械式の噴射量調整
機構30とをそなえた機械式燃料噴射ポンプ装置であ
る。
【0030】噴射量調整機構30は、噴射量調整部材で
あるコントロールラック12とこのコントロールラック
12を駆動する図示しないアクチュエータとをそなえ、
通常は、アクセルペダルの操作に連動してこのアクチュ
エータがコントロールラック12を所要のアクセル対応
位置に駆動するようになっている。また、このような通
常時にコントロールラック12を駆動するアクチュエー
タとは別個に、コントロールラック12の位置を燃料噴
射量減少側に規制するためのアクチュエータ33が設け
られている。このアクチュエータ33は、コントロール
ラック12の端部に当接するラックストッパ33Aとア
クチュエータ本体33Bとからなっている。
【0031】このアクチュエータ33は、燃料噴射量が
少ない状態を維持するようにコントロールラック12の
移動を規制するもので、アクチュエータ本体33Bは例
えばソレノイド又はステッパモータ等を利用した電動式
のものが採用されている。また、排気ブレーキポジショ
ンスイッチ48には、アクチュエータ33に指令を発す
る指令信号発生部(指令手段)49が設けられていて、
アクチュエータ本体33Bと接続されている。
【0032】これにより、このアクチュエータ33は、
上述の排気ブレーキポジションスイッチ48がオンにな
ると、ラックストッパ33Aが作用する状態に、即ち、
コントロールラック12を燃料噴射量の少ない側に規制
するように作動する。また、排気ブレーキポジションス
イッチ48がオフになると、ラックストッパ33Aを解
除する状態、即ち、コントロールラック12を規制しな
い状態に戻すようになっている。
【0033】つまり、排気ブレーキが実際に作動してい
ない通常時には、図示しないアクセル対応制御用のアク
チュエータにより、コントロールラック12の位置が調
整されて、ラックストッパ33Aはコントロールラック
12の位置に影響しないが、排気ブレーキが実際に作動
しているときには、アクセル対応制御用のアクチュエー
タに変わって、このラックストッパ33Aによって、コ
ントロールラック12の位置が燃料噴射量減少側に規制
されるようになっている。
【0034】本発明の第1実施例としての排気ブレーキ
解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関は、上述のように
構成されているので、排気ブレーキスイッチ群45がオ
フであれば、即ち排気ブレーキコントロールスイッチ4
1,アクセルスイッチ42及びクラッチスイッチ44の
いずれかがオフであれば、3ウェイバルブ66のソレノ
イド等への電力供給が絶たれ、排気ブレーキバルブ61
及び吸気サイレンサバルブ91が開放状態となって排気
ブレーキが解除される。
【0035】このときには、排気ブレーキポジションス
イッチ48はオフになるので、ラックストッパ33Aは
コントロールラック12の位置に影響せずに、通常は、
図示しないアクセル対応制御用のアクチュエータによ
り、コントロールラック12の位置が調整される。これ
に対して、排気ブレーキスイッチ群45がオンのとき
に、即ち排気ブレーキコントロールスイッチ41,アク
セルスイッチ42及びクラッチスイッチ44がいずれも
オンのときには、3ウェイバルブ66のソレノイド等に
電力が供給され、排気ブレーキバルブ61及び吸気サイ
レンサバルブ91が閉鎖状態となって排気ブレーキが作
動する。
【0036】このときには、排気ブレーキポジションス
イッチ48がオンになるので、アクチュエータ本体33
Bの駆動によりラックトッパ33Aが作用して、コント
ロールラック12を燃料噴射量の少ない側に規制する。
これにより、排気ブレーキ作動時に不要な燃料噴射が回
避される。そして、排気ブレーキスイッチ群45がオン
からオフに切り替えられると、即ち排気ブレーキコント
ロールスイッチ41,アクセルスイッチ42及びクラッ
チスイッチ44がいずれもオンの状態から何れか一つが
オフに切り替えられると、3ウェイバルブ66のソレノ
イド等への電力供給が絶たれ、排気ブレーキバルブ61
及び吸気サイレンサバルブ91が開放状態となって排気
ブレーキが解除される。
【0037】ところで、既述のように、解除状態に切り
換えられてから、実際に排気ブレーキが解除されるまで
の間には、排気ブレーキ制御エア圧(エキブレ制御エア
圧)の低下に応答遅れを生じるので、時間差が生じる。
しかし、この装置では、排気ブレーキの解除指令信号と
共に燃料噴射量の低減が解除されるのではなく、排気ブ
レーキの実際の作動状態に基づいて、燃料噴射量の低減
が解除されるので、排気ブレーキの解除が完了していな
いのに、多量の燃料が噴射されるような不具合は回避さ
れる。
【0038】この排気ブレーキの解除は、ドライバが減
速後の車両を再び加速しようとして、アクセルを踏み込
んだときに、アクセルスイッチ42がオフになるのに連
動して、行なわれる場合が多い。つまり、図3の(A)
に示すように、排気ブレーキの作動中に、アクセル開度
Accが0(0%)から最大(100%)まで、アクセル
ペダルを一般的な踏み込み速度(加速時に通常アクセル
全開まで行なう速度)で踏み込んだ場合を想定してい
る。つまり、アクセルペダルを踏み込んで、アクセルス
イッチ42がオフになってからアクセル開度Accが最大
に達する場合を想定する。
【0039】排気ブレーキ装置60では、図3の
(D),(E)に示すように、アクセルスイッチ42が
オフへ切り替えられると、エキゾーストブレーキ(エキ
ブレ)の制御電圧Vが0にカットされるが、エキゾース
トブレーキ制御エア圧(エキブレ制御エア圧)は、ほぼ
時間tの応答遅れを生じながら低下して、エキゾースト
ブレーキの完全な解除状態が実現する。そして、この時
に、図3の(G)に示すように、排気ブレーキポジショ
ンスイッチ48がオフになる。燃料噴射量の低減解除
は、排気ブレーキポジションスイッチ48のオフに対応
して行なわれる。
【0040】したがって、排気ブレーキの解除指令と同
時に噴射量抑制を解除する制御では、図3の(B)及び
図4に鎖線で示すような噴射量特性で、噴射量がqmin
からqmax まで増加するが、これに対して、排気ブレー
キポジションスイッチ48に応じて噴射量抑制を解除す
る制御では、図3の(B)及び図4に実線で示すような
噴射量特性で、噴射量がqmin からqmax まで増加する
のである。ただし、噴射量qmin は0とは限らず、エン
ジンが円滑に作動するのに最低限必要な噴射量である。
【0041】このように動作することで、本ディーゼル
機関では、排気ガス中のスモーク(黒鉛)発生が、図3
(F)中に破線で示すように低減される。つまり、排気
ブレーキの解除指令後にも、その応答時間tの間は、エ
キゾーストブレーキは完全に解除しないので、燃焼室内
は酸欠状態にあり、この間に、図3の(B)中に鎖線で
示すようにアクセル開度に応じた噴射量制御を行なう
と、不完全燃焼状態になって排気ガス中に大量のスモー
ク(黒鉛)が発生する。
【0042】これに対して、本機関では、応答時間tの
間も図3の(A)中に鎖線で示すように噴射量抑制を行
なうので、不完全燃焼状態が回避されて、排気ガス中の
スモーク(黒鉛)量が大幅に低減されるのである。な
お、一般に、黒鉛発生時には完全燃焼が行われないの
で、排気ブレーキの解除時に、従来のような噴射量の通
常制御を行った場合、燃料を供給してもそれに応じたエ
ンジン出力は得られないことになる。したがって、この
間に、燃料の噴射量抑制制御を行っても、エンジン回転
数の増加特性〔図3(C)参照〕はほとんど変わらず、
この分の加速低下は極めて少ないものであり、むしろ、
燃料の無駄な消費を抑制できる効果が期待でき、本噴射
量抑制制御では、噴射量抑制により加速性能を低下させ
ることなく上述の黒鉛低減を実現できるのである。
【0043】また、本機関の排気ブレーキ装置には、排
気ブレーキバルブ61と連動して開閉する吸気サイレン
サバルブ91が介設されているので、排気ブレーキの作
動時に生じる音の発生を抑制でき、静粛性を向上できる
効果や、排気ブレーキ性能自体を向上できる効果があ
る。次に本発明の第2実施例について説明すると、図5
に示すように、この排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式
ディーゼル機関では、第1実施例の排気ブレーキポジシ
ョンスイッチ48の代わりに、可変ボリュームスイッチ
としての可変抵抗48Aが設けられ、また、指令信号発
生部(指令手段)49の代わりに、指令手段としての電
子制御ユニット(ECU)49Aが設けられている。
【0044】この可変抵抗48Aは、排気ブレーキ装置
60のリンク機構62に連動して、抵抗を変化させ、リ
ンク機構62の位置に応じた電流を出力する。ECU4
9Aでは、この可変抵抗48Aからの電流の大きさに対
応して、アクチュエータ33のアクチュエータ本体33
Bに指令信号を出力するようになっている。なお、アク
チュエータ本体33Bは、第1実施例と同様の電動式の
ものであるが、コントロールラック12の移動の規制を
複数段階又は連続的に変更できるようになっている。
【0045】そして、排気ブレーキ装置60が作動状態
にあると、ラックストッパ33Aが作用する状態に、即
ち、コントロールラック12を燃料噴射量の少ない側に
規制するように、アクチュエータ本体33Bが制御さ
れ、排気ブレーキ装置60が解除状態にあると、ラック
ストッパ33Aの作用を解除する状態、即ち、コントロ
ールラック12を規制しない状態に、アクチュエータ本
体33Bが制御されるようになっている。さらに、排気
ブレーキ装置60が作動状態から解除状態へ切り替えら
れる場合には、排気ブレーキ装置60の変位状態、つま
り、リンク機構62の移動状態に対応して、コントロー
ルラック12が燃料噴射量減少側から徐々に解除される
ように、アクチュエータ本体33Bが制御される。
【0046】これらの部分を除いては、第1実施例と同
様に構成されている。本発明の第2実施例としての排気
ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関は、上述
のように構成されているので、第1実施例と同様に、排
気ブレーキ装置60が作動及び作動解除し、このとき、
コントロールラック12はアクチュエータ33により以
下のように位置を規制される。
【0047】つまり、排気ブレーキ装置60が作動する
と、リンク機構62の位置に応じて可変抵抗48Aから
信号(電流)が出力されて、ECU49Aでは、これに
応じて、アクチュエータ本体33Bを制御する。排気ブ
レーキ装置60が完全な作動状態にあれば、ラックスト
ッパ33Aを通じてコントロールラック12が燃料噴射
量の最も少ない側に規制されて、燃料噴射量が低減され
る。
【0048】そして、排気ブレーキ装置60が完全な作
動状態から作動解除状態に切り替えられると、リンク機
構62の位置が変化してこれに応じて可変抵抗48Aか
ら信号(電流)も変化し、ECU49Aでは、可変抵抗
48Aから信号に応じて、即ち、リンク機構62の位置
に応じて、アクチュエータ本体33Bを制御しながら、
コントロールラック12の燃料噴射量減少側への規制を
緩めていく。
【0049】したがって、例えば図3の(A)に示すよ
うに、排気ブレーキの作動中に、アクセル開度Accが0
(0%)から最大(100%)まで、アクセルペダルを
一般的な踏み込み速度で踏み込んだ場合を想定すると、
例えば図6に示すような噴射量特性となり、燃料噴射量
は、排気ブレーキバルブ61の開度に比例するように、
上昇する。
【0050】この結果、図3の(F)に示す特性とほぼ
同様に、排気ガス中のスモーク(黒鉛)発生が低減され
るのである。しかも、この第2実施例では、排気ブレー
キバルブ61の開度に比例するように燃料噴射量が上昇
するので、排気ガス中のスモークの発生を低減しなが
ら、エンジンの出力増をより速やかに行なえるようにな
る。
【0051】なお、上述の各実施例では、排気ブレーキ
ポジションスイッチ48や可変抵抗48Aが、排気ブレ
ーキ装置60のリンク機構62に連動するように構成さ
れているが、これら48,48Aは、排気ブレーキバル
ブ61の開度に対応して作動すればよく、例えばピスト
ンロッド63等に連動させるなど、スイッチ48や可変
抵抗48Aがリンク機構62以外の駆動系68の適当な
箇所や排気ブレーキバルブ61側の適当な箇所に連動す
るように構成してもよい。
【0052】また、本燃料噴射ポンプ装置による噴射量
抑制制御が吸気サイレンサバルブ91及びこの駆動系を
そなえないディーゼル機関にも適用しうることは言うま
でもない。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機
関によれば、排気ブレーキ装置と燃料噴射ポンプ装置と
をそなえたディーゼル機関において、該排気ブレーキ装
置が、排気通路に介設された排気ブレーキバルブと、該
排気ブレーキバルブを開閉駆動する駆動系と、排気ブレ
ーキの作動を解除させる指令を行なう排気ブレーキ解除
指令手段とをそなえて、該駆動系が、該排気ブレーキ解
除指令手段の状態に応じて該排気ブレーキの作動を解除
するように構成されるとともに、該燃料噴射ポンプ装置
のコントロールラックの位置を燃料噴射量減少側に駆動
しうるアクチュエータと、該アクチュエータに指令信号
を出力する指令手段とをそなえ、該指令手段が、該排気
ブレーキの作動時には燃料噴射量が減少するように、該
駆動系または該排気ブレーキバルブの動きに基づいて、
該アクチュエータに指令を発するように構成されること
により、ディーゼル機関における排気ブレーキの解除時
に、排気ガス中のスモーク(黒鉛)の発生を抑制できる
ようになる。
【0054】請求項2記載の本発明の排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関によれば、上述の請求
項1記載の構成に加えて、上記アクチュエータが、指令
信号に応じて該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラッ
クの位置を燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエ
ータであって、上記指令手段が、上記の駆動系または排
気ブレーキバルブが排気ブレーキの作動の位置にあるか
非作動の位置にあるかでオン・オフするポジションスイ
ッチをそなえて、該ポジションスイッチにより排気ブレ
ーキの作動の位置にあることが検出されると、該電動ア
クチュエータに燃料噴射量減少側への駆動指令信号を出
力するように構成されることにより、ディーゼル機関に
おける排気ブレーキの解除時における、排気ガス中のス
モーク発生の抑制をより確実に行なえる。
【0055】請求項3記載の本発明の排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関によれば、上述の請求
項1記載の構成に加えて、上記アクチュエータが指令信
号に応じて該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラック
の位置を燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエー
タであって、上記指令手段が、上記の駆動系または排気
ブレーキバルブの状態に対応した信号を出力する可変ボ
リュームスイッチをそなえて、排気ブレーキ装置の作動
状態に対応して燃料噴射量減少量が加減されるように、
該可変ボリュームスイッチからの信号に基づき、該電動
アクチュエータに駆動指令信号を出力するように構成さ
れることにより、ディーゼル機関における排気ブレーキ
の解除時における、排気ガス中のスモーク発生の抑制を
より確実に行なえ、しかも、排気ブレーキの解除後に機
関の出力をより滑らかで速やかに増加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の模式的な構成図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の排気ブレーキ装置を
示す模式的な構成図である。
【図3】本発明の第1実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の燃料噴射量の制御特
性をエンジンブレーキの制御状態等とともに示す模式的
な特性図である。
【図4】本発明の第1実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の燃料噴射量の特性を
示す模式的な特性図である。
【図5】本発明の第2実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の模式的な構成図であ
る。
【図6】本発明の第2実施例としての排気ブレーキ解除
時燃料噴射制御式ディーゼル機関の燃料噴射量の特性を
示す模式的な特性図である。
【符号の説明】
10 機械式燃料噴射ポンプ装置 11 燃料噴射ポンプ本体 12 コントロールラック 21 排気通路 24 吸気通路 30 噴射量調整機構 33 アクチュエータ 33A ラックストッパ 33B アクチュエータ本体 41 排気ブレーキコントロールスイッチ(エキゾース
トブレーキコントロールスイッチ又はエキブレコントロ
ールSW) 42 アクセル操作検出手段としてのアクセルスイッチ
(アクセルSW) 44 クラッチスイッチ(クラッチSW) 45 排気ブレーキ解除指令手段としての排気ブレーキ
スイッチ群 48 排気ブレーキポジションスイッチ(エキブレポジ
ションSW,排気ブレーキ作動状態検出手段) 48A 可変ボリュームスイッチとしての可変抵抗 49 指令信号発生部(指令手段) 49A 指令手段としての電子制御ユニット(ECU) 60 排気ブレーキ装置 61 排気ブレーキバルブ 62 リンク機構 63 ピストンロッド 64 コントロールシリンダ 64A シリンダ 64B ピストン 64C リターンスプリング 64D エア室 65A〜65D エア配管 66 3ウェイバルブ 67 メータクラスタ 68 アクチュエータ(駆動系) 70 エアタンク 80 バッテリ 81 スタータスイッチ(キースイッチ) 82 ヒューズボックス 91 吸気サイレンサバルブ 92 リンク機構 93 ピストンロッド 94 コントロールシリンダ 94A シリンダ 94B ピストン 94C リターンスプリング 94D エア室
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 H 7536−3G 45/00 312 F 7536−3G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ブレーキ装置と燃料噴射ポンプ装置
    とをそなえたディーゼル機関において、 該排気ブレーキ装置が、排気通路に介設された排気ブレ
    ーキバルブと、該排気ブレーキバルブを開閉駆動する駆
    動系と、排気ブレーキの作動を解除させる指令を行なう
    排気ブレーキ解除指令手段とをそなえて、該駆動系が、
    該排気ブレーキ解除指令手段の状態に応じて該排気ブレ
    ーキの作動を解除するように構成されるとともに、 該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラックの位置を燃
    料噴射量減少側に駆動しうるアクチュエータと、 該アクチュエータに指令信号を出力する指令手段とをそ
    なえ、 該指令手段が、該排気ブレーキの作動時には燃料噴射量
    が減少するように、該駆動系または該排気ブレーキバル
    ブの動きに基づいて、該アクチュエータに指令を発する
    ように構成されていることを特徴とする、排気ブレーキ
    解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータが、指令信号に応じ
    て該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラックの位置を
    燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエータであっ
    て、 上記指令手段が、上記の駆動系または排気ブレーキバル
    ブが排気ブレーキの作動の位置にあるか非作動の位置に
    あるかでオン・オフするポジションスイッチをそなえ
    て、 該ポジションスイッチにより排気ブレーキの作動の位置
    にあることが検出されると、該電動アクチュエータに燃
    料噴射量減少側への駆動指令信号を出力するように構成
    されていることを特徴とする、請求項1記載の排気ブレ
    ーキ解除時燃料噴射制御式ディーゼル機関。
  3. 【請求項3】 上記アクチュエータが、指令信号に応じ
    て該燃料噴射ポンプ装置のコントロールラックの位置を
    燃料噴射量減少側に駆動する電動アクチュエータであっ
    て、 上記指令手段が、上記の駆動系または排気ブレーキバル
    ブの状態に対応した信号を出力する可変ボリュームスイ
    ッチをそなえて、 排気ブレーキ装置の作動状態に対応して燃料噴射量減少
    量が加減されるように、該可変ボリュームスイッチから
    の信号に基づき、該電動アクチュエータに駆動指令信号
    を出力するように構成されていることを特徴とする、請
    求項1記載の排気ブレーキ解除時燃料噴射制御式ディー
    ゼル機関。
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Effective date: 19980804