JPH11229928A - 内燃機関の吸気管負圧制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気管負圧制御装置

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JPH11229928A
JPH11229928A JP10029361A JP2936198A JPH11229928A JP H11229928 A JPH11229928 A JP H11229928A JP 10029361 A JP10029361 A JP 10029361A JP 2936198 A JP2936198 A JP 2936198A JP H11229928 A JPH11229928 A JP H11229928A
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JP
Japan
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negative pressure
intake pipe
exhaust gas
gas recirculation
brake booster
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JP10029361A
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Naoyuki Kamiya
直行 神谷
Osamu Fukazawa
修 深沢
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒内噴射エンジン、リーンバーンエンジンに
おいて、ドライバビリティを犠牲にせずに、ブレーキブ
ースタの負圧を確保できるようにする。 【解決手段】 ブレーキブースタ内への負圧導入が必要
になった時(例えば負圧低下時又はブレーキ作動時)
に、スロットル弁を閉じ方向に制御して吸入空気量を減
少させると同時に、EGR弁を閉じ方向に制御して(E
GRカット又はEGR量を低減して)、吸気管負圧を増
加させる。このようにすれば、スロットル弁を閉じ方向
に制御するだけの従来の負圧導入制御に比べて、EGR
カット分、吸気管負圧を更に増加させることができる。
これにより、ブレーキブースタ内の負圧を短時間で目標
値にまで増加させることができ、ブレーキブースタの負
圧導入とドライバビリティとを両立させることができ
る。尚、負圧導入制御時に、スロットル弁を閉じずに、
EGRカット又はEGR量低減のみを行うようにしても
良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稀薄空燃比の混合
気を燃焼させる内燃機関において、ブレーキブースタへ
の吸気管負圧の導入方法を改善した内燃機関の吸気管負
圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関を搭載した車両には、
ブレーキペダルの踏力を増幅するためにブレーキブース
タが設けられている。このブレーキブースタは、吸気管
の負圧を導入し、その負圧と大気圧との圧力差を利用す
ることで、小さな踏力で大きなブレーキ制動力が得られ
るようになっている。
【0003】理論空燃比の混合気を燃焼する一般的なエ
ンジンでは、スロットル開度にほぼ比例してトルクが変
化し、図10に示すように、トルクにほぼ比例して吸気
管負圧が変化するため、ブレーキブースタに導入する吸
気管負圧を十分に確保することができる。
【0004】これに対し、希薄空燃比の混合気を燃焼す
る筒内噴射エンジンやリーンバーンエンジンでは、稀薄
空燃比で運転するためにスロットル開度を開いた状態に
制御するため、図10に示すように、吸気管負圧が小さ
い。特に、筒内噴射エンジンでは、リーンバーンエンジ
ンよりも更に薄い超稀薄空燃比で運転するため、吸気管
負圧が極めて小さい。吸気管負圧が小さければ、ブレー
キブースタに十分な負圧を導入することができない。
【0005】そこで、筒内噴射エンジン等では、ブレー
キブースタ内の負圧が低下してきた時やブレーキを踏ん
だ時に、一時的にスロットル弁を閉じて吸気管負圧を増
加させ(図11参照)、ブレーキブースタの負圧を確保
するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、筒内噴射エ
ンジンやリーンバーンエンジンでは、稀薄空燃比(酸素
過剰状態)で燃焼させるため、NOx(窒素酸化物)排
出量が多く、これを低減させるために、排気還流装置
(EGR装置)により多量の排気還流ガス(EGRガ
ス)を吸気管に還流させる場合が多い。しかし、多量の
EGRガスを吸気管に還流させることは、スロットル弁
を開くのと同様に、吸気管負圧を低減させる方向に働く
ため、スロットル弁を閉じても、吸気管負圧を十分に大
きくすることができない。このため、ブレーキブースタ
の負圧導入時間(スロットル弁の閉じ時間)を長くする
必要があり、その結果、運転者のアクセル操作に応じた
トルクが得られない状態が長く続くことになり、ドライ
バビリティが犠牲にされてしまうという欠点があった。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ドライバビリティを
犠牲にせずに、ブレーキブースタに十分な負圧を導入す
ることができる内燃機関の吸気管負圧制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の吸気管負圧制御装置
では、負圧導入制御手段は、ブレーキブースタに吸気管
負圧を導入する際に、スロットル弁と排気還流弁の双方
を閉じ方向に制御する。スロットル弁を閉じ方向に制御
すると、吸入空気量が減少して吸気管負圧が増加する。
更に、排気還流弁を閉じ方向に制御して、排気還流弁の
開度を低減又は全閉すると、吸気管に導入される排気還
流量が減少又はゼロとなり、その分、吸気管負圧が増加
する。従って、本発明では、ブレーキブースタの負圧導
入時に、スロットル弁の閉じ方向制御による吸気管負圧
の増加に、排気還流弁の閉じ方向制御による負圧増加分
が加わり、吸気管負圧を大幅に増加させることができ
る。これにより、短時間でブレーキブースタの負圧を確
保することが可能となり、スロットル弁の閉じ時間を短
縮できて、ブレーキブースタの負圧導入とドライバビリ
ティとを両立させることができる。
【0009】また、請求項2のように、スロットル開度
制御手段によりスロットル弁の開度を吸気管負圧が小さ
い状態から大きい状態に制御する時に、負圧導入制御手
段によって排気還流弁を閉じ方向に制御するようにして
も良い。このようにすれば、車両運転中にスロットル弁
が閉じ方向に制御されて吸気管負圧が大きくなる毎に、
排気還流弁の閉じ方向制御によって吸気管負圧を更に増
加させることができ、短時間でブレーキブースタの負圧
を確保することができ、ドライバビリティを犠牲にせず
に、ブレーキブースタの負圧を確保することができる。
【0010】また、請求項3のように、負圧判定手段に
よりブレーキブースタの負圧が低下したと判定した時
に、負圧導入制御手段により排気還流弁を閉じ方向に制
御して排気還流弁の開度を低減又は全閉するようにして
も良い。このようにすれば、ブレーキブースタの負圧が
低下する毎に、排気還流量を減少又はゼロとして、吸気
管負圧を増加させて、ブレーキブースタに吸気管負圧を
導入することができる。この場合、ブレーキブースタの
負圧導入時に、スロットル弁を閉じ方向に制御しないの
で、負圧導入制御によるトルク変動を抑えることができ
ると共に、負圧導入制御中もアクセル操作に応じたスロ
ットル制御が可能となり、ドライバビリティを向上でき
る。
【0011】また、ブレーキブースタの負圧低下は、ブ
レーキの作動によって発生する点に着目し、請求項4の
ように、ブレーキが1回又は複数回作動される毎に排気
還流弁を閉じ方向に制御するようにしても良い。このよ
うにすれば、ブレーキを1回又は複数回作動させる毎
に、排気還流量を減少又はゼロとして、吸気管負圧を増
加させて、ブレーキブースタに吸気管負圧を導入するこ
とが可能となる。通常、ブレーキの作動時は、アクセル
がオフされてスロットル弁が閉じ方向に制御されるの
で、このスロットル弁の閉じ方向制御と排気還流弁の閉
じ方向制御との相乗効果によって吸気管負圧を大幅に増
加させることができると共に、ブレーキの作動時には、
負圧導入制御によるドライバビリティへの影響がほとん
どなく、良好なドライバビリティ特性を実現することが
できる。
【0012】以上説明した本発明は、筒内噴射エンジン
(筒内噴射式の内燃機関)、リーンバーンエンジンのい
ずれにも適用可能であるが、筒内噴射エンジンは、リー
ンバーンエンジンよりも更に薄い超稀薄空燃比で運転す
るため、図10に示すように吸気管負圧が極めて小さ
い。従って、請求項5のように、本発明を筒内噴射エン
ジンに適用すれば、ブレーキブースタの負圧確保とドラ
イバビリティに関して大きな効果を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
を筒内噴射式の内燃機関(筒内噴射エンジン)に適用し
た実施形態(1)を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0014】まず、図1に基づいてエンジン制御システ
ム全体の概略構成を説明する。筒内噴射エンジン11の
吸気管12には、電子制御式のスロットル弁13が設け
られ、このスロットル弁13の開度がモータ等のアクチ
ュエータ14(スロットル開度制御手段)によって調整
される。スロットル弁13を通過した吸入空気は、サー
ジタンク15と吸気マニホールド16を通して各気筒に
吸入される。
【0015】エンジン11の各気筒の上部には、燃料を
直接、気筒内に噴射する燃料噴射弁17と点火プラグ1
8とが取り付けられ、エンジン11のシリンダブロック
には、冷却水温を検出する水温センサ19が取り付けら
れている。エンジン11のクランク軸20に嵌着された
シグナルロータ21に対向してクランク角センサ22が
設置され、このクランク角センサ22の出力パルスの周
波数によってエンジン回転数が検出される。
【0016】エンジン11の排気管23には、排気浄化
用の触媒24が設けられ、この触媒24の上流側の排気
管23と吸気管12のサージタンク15との間に、排気
の一部をサージタンク15内に還流させる排気還流通路
25が接続され、この排気還流通路25の途中に、排気
還流量(以下「EGR量」と表記する)を制御する排気
還流弁(以下「EGR弁」と表記する)26が設けられ
ている。これら排気還流通路25とEGR弁26とから
排気還流装置27が構成されている。
【0017】また、サージタンク15には、ブレーキブ
ースタ28の負圧導入管29が接続されている。ブレー
キブースタ28の構造は、図示はしないが、内部をダイ
アフラムによって負圧室と大気圧室とに区画し、サージ
タンク15から負圧室に導入した負圧と大気圧室に導入
した大気圧との圧力差によってブレーキペダル(図示せ
ず)の踏力を増幅して、小さな踏力で大きなブレーキ制
動力が得られるようになっている。負圧室の負圧導入口
にはチェックバルブ(図示せず)が設けられ、サージタ
ンク15の負圧(つまり吸気管負圧)が負圧室の負圧よ
り高い時に、その圧力差でチェックバルブが開弁して吸
気管負圧が負圧室内に導入され、吸気管負圧が負圧室の
負圧以下になった時に、その圧力差でチェックバルブが
閉弁して負圧室の負圧が保持される。このブレーキブー
スタ28には、負圧を検出する負圧センサ31(負圧判
定手段)が設けられている。
【0018】前述したクランク角センサ22、水温セン
サ19、負圧センサ31、アクセルセンサ(図示せず)
等の各種センサの出力信号は、エンジン制御用の電子制
御装置(以下「ECU」と表記する)30に入力され
る。このECU30は、マイクロコンピュータを主体と
して構成され、各種センサから読み込んだ信号に基いて
エンジン11の運転状態を検出し、スロットル弁13の
開度、燃料噴射弁17の燃料噴射量や燃料噴射時期、点
火プラグ18の点火時期を制御すると共に、EGR弁2
6の開度(EGR量)を制御してNOx排出量を低減す
る。
【0019】筒内噴射エンジン11は、超稀薄空燃比で
運転するため、理論空燃比で運転する通常の吸気管噴射
エンジンと比較して、スロットル弁13の開度を大きく
開いた状態に制御される。このため、吸気管負圧が極め
て小さく(図10参照)、そのままでは、ブレーキブー
スタ28に十分な負圧を導入することができない。
【0020】そこで、本実施形態(1)では、ブレーキ
ブースタ28への負圧導入が必要になった時、つまりブ
レーキブースタ28の負圧が規定値よりも低下した時
に、スロットル弁13とEGR弁26の双方を閉じ方向
に制御して吸気管負圧を増加させる。
【0021】このような制御は、ECU30によって図
2に示す負圧導入制御プログラムに従って実行される。
この負圧導入制御プログラムは、エンジン始動後に所定
時間毎又は所定クランク角毎に繰り返し実行され、特許
請求の範囲でいう負圧導入制御手段としての役割を果た
す。本プログラムが起動されると、まずステップ101
で、ブレーキブースタ28への負圧導入が必要か否か
を、負圧センサ31で検出したブレーキブースタ28の
負圧が規定値よりも低下したか否かよって判定する。こ
の際、ブレーキブースタ28の負圧は、エンジン運転状
態やブレーキの使用状況等によって推定するようにして
も良い。もし、負圧導入が不要(負圧が規定値以上)で
あれば、ステップ104に進み、スロットル弁13とE
GR弁26を通常制御して本プログラムを終了する。
【0022】一方、負圧導入が必要(負圧が規定値より
小)であれば、ステップ102に進み、スロットル弁1
3を閉じて、吸入空気量を減少させ、更に、次のステッ
プ103で、EGR弁26を閉じて、排気ガスの還流を
停止(EGRカット)する。この負圧導入制御では、ス
ロットル弁13を閉じて、吸入空気量を減少させること
で、図3に示すように、吸気管負圧を増加させ、更に、
EGRカットすることで、この吸気管負圧を更に増大さ
せるものである。この負圧導入制御により吸気管負圧が
増大すると、ブレーキブースタ28の負圧導入口のチェ
ックバルブが開弁して吸気管負圧がブレーキブースタ2
8内に導入される。尚、負圧導入制御時に、スロットル
弁13とEGR弁26の双方を全閉にしても良いが、い
ずれか一方又は両方の開度を所定角度だけ減少するよう
にしても良く、要は、スロットル弁13とEGR弁26
の双方を閉じ方向に制御すれば良い。
【0023】以上説明した本実施形態(1)の吸気管負
圧制御プログラムを実行した場合の制御例と、従来の吸
気管負圧制御の制御例を図4のタイムチャートを用いて
説明する。従来の負圧導入制御では、スロットル弁を閉
じるだけであるので、図4の(a)に示すように、吸気
管負圧の増加量が少ない。このため、ブレーキブースタ
28内の負圧が目標値に達するのに長い時間を要し、ス
ロットル弁の閉じ時間が長くなってしまい、ドライバビ
リティが悪化する。
【0024】これに対して、本実施形態(1)の負圧導
入制御では、図4(b)に示すように、スロットル弁1
3の閉弁に加えてEGRカットも行うため、従来制御に
比べて、EGRカット分、吸気管負圧を更に増加させる
ことができる。これにより、ブレーキブースタ28内の
負圧を短時間で目標値に到達させることができ、スロッ
トル弁13の閉じ時間を短縮できて、ドライバビリティ
を向上できる。
【0025】[実施形態(2)]上記実施形態(1)で
は、ブレーキブースタ28の負圧が規定値よりも低下し
た時に、ブレーキブースタ28への負圧導入が必要と判
定して負圧導入制御を行うようにしたが、図5に示す本
発明の実施形態(2)では、ブレーキ作動か否かを、ブ
レーキスイッチ(図示せず)がオンか否かによって判定
し(ステップ101a)、ブレーキ作動時に前記実施形
態(1)と同様の負圧導入制御を行う(ステップ10
2,103)。このようにすれば、ブレーキを作動させ
る毎に、スロットル弁13の閉弁とEGRカットを行っ
てブレーキブースタ28に十分な吸気管負圧を導入する
ことができる。通常、ブレーキの作動時は、アクセル
(図示せず)がオフされてスロットル弁13が閉じ方向
に制御されるので、負圧導入制御によるドライバビリテ
ィへの影響がほとんどなく、良好なドライバビリティ特
性を実現することができる。
【0026】尚、ブレーキを作動させる毎に、毎回、負
圧導入制御を行うようにしても良いが、ブレーキを複数
回作動させる毎に負圧導入制御を行うようにしても良
い。
【0027】[実施形態(3)]図6に示す本発明の実
施形態(3)では、スロットル弁13が閉じられたか否
かを判定し(ステップ201)、スロットル弁13が閉
じられていなければ、EGR弁26を通常制御し(ステ
ップ203)、スロットル弁13が閉じられた時に、E
GR弁26を閉じてEGRカットし、負圧導入制御を実
行する(ステップ202)。このようにすれば、車両運
転中にスロットル弁13が閉じられて吸気管負圧が大き
くなる毎に、EGRカットして吸気管負圧を更に増加さ
せることができ、短時間でブレーキブースタ28の負圧
を確保することができる。
【0028】[実施形態(4)]図7に示す本発明の実
施形態(3)では、まず、ステップ201aで、ブレー
キブースタ28への負圧導入が必要か否かを、負圧セン
サ31で検出したブレーキブースタ28の負圧が規定値
よりも低下したか否かよって判定する。この際、ブレー
キブースタ28の負圧は、エンジン運転状態やブレーキ
の使用状況等によって推定するようにしても良い。も
し、負圧導入が不要(負圧が規定値以上)であれば、ス
ロットル弁13を通常制御し(ステップ203)、負圧
導入が必要(負圧が規定値より小)であれば、EGR弁
26を閉じてEGRカットし(ステップ202)、図8
に示すように、吸気管負圧を増加させる。
【0029】このようにすれば、ブレーキブースタ28
の負圧が規定値より低下する毎に、EGRカットにより
ブレーキブースタ28の負圧を確保することができる。
この場合、ブレーキブースタ28の負圧導入時に、スロ
ットル弁13を閉じないので、負圧導入制御によるトル
ク変動を抑えることができると共に、負圧導入制御中も
アクセル操作に応じたスロットル制御が可能となり、ド
ライバビリティを損なうことなく、ブレーキブースタ2
8の負圧を確保できる利点がある。
【0030】[実施形態(5)]図9に示す本発明の実
施形態(5)では、ブレーキ作動時、つまりブレーキス
イッチのオン時にEGR弁26を閉じてEGRカットし
(ステップ201b,202)、吸気管負圧を増加させ
る。これ以外は、上記実施形態(4)と同じである。通
常、ブレーキの作動時は、アクセルがオフされてスロッ
トル弁13が閉じ方向に制御されるので、EGRカット
との相乗効果によって吸気管負圧を大幅に増加させるこ
とができると共に、ブレーキの作動時に負圧導入制御を
行うことで、ドライバビリティを全く損なわずに済む。
【0031】尚、ブレーキを作動させる毎に、毎回、負
圧導入制御を行うようにしても良いが、ブレーキを複数
回作動させる毎に負圧導入制御を行うようにしても良
い。また、上記実施形態(3),(4),(5)におい
て、負圧導入制御時に、EGRカット(EGR弁26の
全閉)に代えて、EGR弁26の開度を所定角度減少さ
せてEGR量を減少させるだけでも良い。
【0032】上記各実施形態(1)〜(5)は、いずれ
も本発明を筒内噴射エンジンに適用したものであるが、
リーンバーンエンジンにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるエンジン制御
系システム全体の概略構成を示す図
【図2】本発明の実施形態(1)における負圧導入制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図3】負圧導入制御前後の吸気管負圧特性を示す図
【図4】(a)は従来の負圧導入制御を実行した場合の
制御例を示すタイムチャート、(b)は実施形態(1)
の負圧導入制御を実行した場合の制御例を示すタイムチ
ャート
【図5】本発明の実施形態(2)における負圧導入制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の実施形態(3)における負圧導入制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図7】本発明の実施形態(4)における負圧導入制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図8】実施形態(4)の負圧導入制御前後の吸気管負
圧特性を示す図
【図9】本発明の実施形態(5)における負圧導入制御
プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図10】筒内噴射エンジン、リーンバーンエンジン及
び理論空燃比で運転するエンジンの吸気管負圧特性を示
す図
【図11】従来の筒内噴射エンジンにおける負圧導入制
御前後の吸気管負圧特性を示す図
【符号の説明】
11…筒内噴射エンジン(筒内噴射式内燃機関)、12
…吸気管、13…スロットル弁、14…アクチュエータ
(スロットル開度制御手段)、15…サージタンク、1
7…燃料噴射弁、23…排気管、25…排気還流通路、
26…EGR弁(排気還流弁)、27…排気還流装置、
28…ブレーキブースタ、30…ECU(負圧導入制御
手段)、31…負圧センサ(負圧判定手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301K 301N F02M 25/07 550 F02M 25/07 550K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稀薄空燃比の混合気を燃焼させる内燃機
    関において、 内燃機関の吸気管に設けられたスロットル弁の開度を制
    御するスロットル開度制御手段と、 吸気管負圧を導入し、その吸気管負圧によりブレーキの
    制動力を増大させるブレーキブースタと、 前記内燃機関の排気を前記吸気管に還流させる排気還流
    装置と、 前記ブレーキブースタに吸気管負圧を導入する際に前記
    スロットル弁を閉じ方向に制御し且つ前記排気還流装置
    の排気還流量を制御する排気還流弁を閉じ方向に制御す
    る負圧導入制御手段とを備えていること特徴とする内燃
    機関の吸気管負圧制御装置。
  2. 【請求項2】 稀薄空燃比の混合気を燃焼させる内燃機
    関において、 内燃機関の吸気管に設けられたスロットル弁の開度を制
    御するスロットル開度制御手段と、 吸気管負圧を導入し、その吸気管負圧によりブレーキの
    制動力を増大させるブレーキブースタと、 前記内燃機関の排気を前記吸気管に還流させる排気還流
    装置と、 前記スロットル開度制御手段により前記スロットル弁の
    開度を吸気管負圧が小さい状態から大きい状態に制御す
    る時に、前記排気還流装置の排気還流量を制御する排気
    還流弁を閉じ方向に制御する負圧導入制御手段とを備え
    ていること特徴とする内燃機関の吸気管負圧制御装置。
  3. 【請求項3】 稀薄空燃比の混合気を燃焼させる内燃機
    関において、 吸気管負圧を導入し、その吸気管負圧によりブレーキの
    制動力を増大させるブレーキブースタと、 前記内燃機関の排気を前記吸気管に還流させる排気還流
    装置と、 前記ブレーキブースタに導入した負圧を判定する負圧判
    定手段と、 前記負圧判定手段により前記ブレーキブースタの負圧が
    低下したと判定した時に、前記排気還流装置の排気還流
    量を制御する排気還流弁を閉じ方向に制御する負圧導入
    制御手段とを備えていること特徴とする内燃機関の吸気
    管負圧制御装置。
  4. 【請求項4】 稀薄空燃比の混合気を燃焼させる内燃機
    関において、 吸気管負圧を導入し、その吸気管負圧によりブレーキの
    制動力を増大させるブレーキブースタと、 前記内燃機関の排気を前記吸気管に還流させる排気還流
    装置と、 前記ブレーキが1回又は複数回作動される毎に前記排気
    還流装置の排気還流量を制御する排気還流弁を閉じ方向
    に制御する負圧導入制御手段とを備えていること特徴と
    する内燃機関の吸気管負圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記内燃機関は、各気筒内に燃料を直接
    噴射する筒内噴射式の内燃機関であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の内燃機関の吸気管負
    圧制御装置。
JP10029361A 1998-02-12 1998-02-12 内燃機関の吸気管負圧制御装置 Pending JPH11229928A (ja)

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