JPH10338251A - ヒンジ付きキャップ - Google Patents
ヒンジ付きキャップInfo
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- JPH10338251A JPH10338251A JP9180222A JP18022297A JPH10338251A JP H10338251 A JPH10338251 A JP H10338251A JP 9180222 A JP9180222 A JP 9180222A JP 18022297 A JP18022297 A JP 18022297A JP H10338251 A JPH10338251 A JP H10338251A
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Abstract
合成樹脂製のヒンジ付きキャップを安価で提供する。 【解決手段】 蓋2の側面部に可撓性を有し、キャップ
本体1の天面4の両横側及び蓋2の両横側面9に係合部
を設け、閉蓋時には各々の係合部が係合することでロッ
クされ、開蓋時には蓋2の前側面8を押圧することで蓋
2の側面が撓み、横側面9が広げられて係合が解かれる
ことでロックが解除されるようにしたので、蓋2を天面
4へ向けて押さえ込むだけで、閉蓋と同時に蓋2を容易
にロックすることができるうえ、前側面8を前方に押圧
しながら上方に引き上げることによって簡単に蓋2が開
けられ、ロック機構を解除するための煩わしい操作を必
要とせず、しかも不用意に蓋2が開いてしまうことがな
い。
Description
て適宜注液,塗布を行うための容器に取り付けられるヒ
ンジ付きキャップに関するものであり、特に、蓋の開閉
が簡単でしかも不用意に開蓋しないロック機構を有す
る、合成樹脂製のヒンジ付きキャップに係るものであ
る。
分を回転軸として蓋が開閉自在となっており、閉蓋時に
は蓋がキャップ本体の天面を覆った状態で固定され、一
方、開蓋時には、蓋の下端面からキャップ本体上端部よ
りも膨出した突出部に、指を掛けて上方へ引き上げるこ
とで係合が解除されて蓋が開けられるものであった。ま
た、不用意に開蓋しないように、キャップ本体と蓋との
間にロック機構を設け、開蓋時にはロックを解除して開
けるようにしたものがあった。
来技術において、蓋にはキャップ本体上端部よりも膨出
した突出部が設けられているので、この突出部を何かに
引っかけたりして、不用意に開蓋する恐れがあるばかり
でなく、幼児等が手にしたとき、容易に開蓋されて内容
物を誤用するという心配があった。また、ロック機構を
設けたキャップでは、ロックを解除しない限りは不用意
に開蓋することはないが、一旦ロックを解除した後に蓋
を開けねばならず、開蓋操作が煩わしいという問題があ
った。
するため、この発明は、天面に注液口を有し、側面に容
器へ係止される係止筒部を有するキャップ本体と、該キ
ャップ本体の天面を覆い、後側に設けられたヒンジを回
転軸として開閉可能な蓋とからなり、閉蓋状態ではロッ
クされ、開蓋時にはロックの解除が自在なロック機構を
有するヒンジ付きキャップにおいて、蓋の側面部に可撓
性を有し、キャップ本体の天面の両横側及び蓋の両横側
面に係合部を設け、閉蓋時には各々の係合部が係合する
ことでロックされ、開蓋時には蓋の前側面を押圧するこ
とで蓋の側面が撓み、横側面が広がって係合が解かれる
ことでロックが解除されるようにしたものである。
は、キャップ本体と蓋とがヒンジで連結され、該ヒンジ
を回転軸として蓋の開閉がなされる。蓋の側面部は前側
面から水平方向の押力で変形するように可撓性を有して
おり、横側面の内側には対向する位置で係合部が設けら
れる。キャップ本体の天面の両横側には、蓋の係合部と
係合するように、外周に向かって相反する位置で係合部
が設けられている。
プ本体の天面を覆うように上から押さえ込むことで、蓋
の下端部がキャップ本体の天面に設けられた係合部と接
触し、蓋の横側面が外周方向に撓んで膨出し、各々の係
合部を乗り越えて係合される。このとき、係合部は十分
な掛かり量をもって強固に係合されるので、蓋に指を掛
けて上方へ引き上げようとしても係合を解除できないロ
ック状態となる。
前方へ押圧することによって前側面が前方へ押し込まれ
るように変形し、両側の横側面が外周方向に広がるよう
に変形して、キャップ本体と蓋との係合が外されてロッ
ク状態が解除される。さらに、前側面を前方へ押圧した
まま上方に引き上げることによって、ヒンジを回転軸と
して蓋が開けられる。押圧により変形したした蓋の前側
面及び横側面は、指を放すと弾性によって復元し、再び
元の形状に戻る。
いて説明する。キャップ本体1と蓋2とはヒンジ3で連
結されており、該ヒンジ3を回転軸として蓋2の開閉が
なされる。キャップ本体1の側面部には、キャップを容
器に固定するための係止胴部11が設けられ、天面4の
中央付近には注液口5を有している。一方、蓋2の裏面
の中央付近には閉栓10を有しており、閉栓10が注液
口5を閉塞した状態で、蓋2がキャップ本体1の天面4
を覆うように閉じられる。
おり、前側面8から水平方向の押力で変形するように可
撓性を有している。また、蓋2の前側面8には、前側面
8を押圧したり引き上げたりするときに指が滑らないよ
うに突条12が設けられている。横側面9の下端部には
蓋2の内側から外側への貫通孔である凹部6が対向する
位置で設けられている。キャップ本体1の天面4の両横
側には、蓋2の凹部6と係合するように、外周に向かっ
て相反する位置でフック7が設けられている。
ャップ本体1の天面4を覆うように上から押さえ込むこ
とで、蓋2の下端部がキャップ本体1の天面4の両横側
に設けられたフック7と接触し、蓋2の横側面9が外周
方向に押し広げられるように撓んで膨出し、フック7が
蓋2の下端部を乗り越えて凹部6に係合される。このと
き、フック7と凹部6は十分な掛かり量をもって強固に
係合されるので、蓋2の突条12に指を掛けて上方へ引
き上げようとしても係合を解除できないロック状態とな
る。
面8を前方へ押圧することによって前側面8が前方へ押
し込まれるように変形し、両側の横側面9が外周方向に
広がるように変形して、蓋2の側面が円形状から楕円形
状に変形した状態となり、キャップ本体1のフック7と
蓋2の凹部6との係合が外されてロック状態が解除され
る。さらに、前側面8を前方へ押圧したまま上方に引き
上げることによって、ヒンジ3を回転軸として蓋2が開
けられる。このとき前側面8に設けられた突条12に指
を掛けることにより、指が滑ることなく容易に開蓋する
ことができる。押圧により変形したした蓋2の前側面8
及び横側面9は、指を放すと弾性によって復元し、再び
元の形状に戻る。
除するのに必要な押力は、蓋2の側面部の肉厚及び高さ
によって適宜調整が可能であり、子供には開けられず大
人が簡単に開けられる押力として、3Kgf程度が好ま
しい。また、このヒンジ付きキャップは、合成樹脂を原
料として射出成形により一体で簡単に生産することがで
き、その原料としてはヒンジ性,弾性を有するものとし
てたとえばポリプロピレン,ポリエチレンなどの合成樹
脂が好ましい。
プ本体は、十分な掛かり量をもって強固に係合されたロ
ック状態となっているので、幼児等が手にしたとき、容
易に開蓋されて内容物を誤用するという心配がないう
え、このヒンジ付きキャップを何かにぶつけたり引っか
けたりしても、不用意に蓋が開いてしまうことがない。
また、蓋をキャップ本体の天面へ向けて押さえ込むだけ
で、閉蓋と同時に蓋を容易にロックすることができるう
え、前側面を前方に押圧しながら上方に引き上げること
によって簡単に蓋が開けられるので、ロック機構を解除
するための煩わしい操作を必要としない。さらに、この
ヒンジ付きキャップは、合成樹脂を原料として射出成形
により一体で簡単に生産することができるので、簡単な
構造で安価に生産できるものである。
の開蓋状態を示す外観斜視図である。
示す外観斜視図である。
示す縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】天面に注液口を有し、側面に容器へ係止さ
れる係止筒部を有するキャップ本体と、該キャップ本体
の天面を覆い、後側に設けられたヒンジを回転軸として
開閉可能な蓋とからなり、閉蓋状態ではロックされ、開
蓋時にはロックの解除が自在なロック機構を有するヒン
ジ付きキャップにおいて、蓋の側面部に可撓性を有し、
キャップ本体の天面の両横側及び蓋の両横側面に係合部
を設け、閉蓋時には各々の係合部が係合することでロッ
クされ、開蓋時には蓋の前側面を押圧することで蓋の側
面が撓み、横側面が広がって係合が解かれることでロッ
クが解除されるようにしたことを特徴とするヒンジ付き
キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18022297A JP3258937B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | ヒンジ付きキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18022297A JP3258937B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | ヒンジ付きキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10338251A true JPH10338251A (ja) | 1998-12-22 |
JP3258937B2 JP3258937B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=16079539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18022297A Expired - Fee Related JP3258937B2 (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | ヒンジ付きキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258937B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-06-02 JP JP18022297A patent/JP3258937B2/ja not_active Expired - Fee Related
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AU2018255769B2 (en) * | 2017-04-21 | 2024-01-18 | Capartis Ag | Closure with cover cap |
AU2018255769B9 (en) * | 2017-04-21 | 2024-01-25 | Capartis Ag | Closure with cover cap |
WO2019058880A1 (ja) * | 2017-09-19 | 2019-03-28 | オムロンヘルスケア株式会社 | メッシュ式ネブライザ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3258937B2 (ja) | 2002-02-18 |
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