JPH10337083A - チョッピング通電制御装置 - Google Patents

チョッピング通電制御装置

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JPH10337083A
JPH10337083A JP9142745A JP14274597A JPH10337083A JP H10337083 A JPH10337083 A JP H10337083A JP 9142745 A JP9142745 A JP 9142745A JP 14274597 A JP14274597 A JP 14274597A JP H10337083 A JPH10337083 A JP H10337083A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チョッピング通電の、電流検出信号上のノイ
ズによるエラ−チョッピングを防止する。 【解決手段】 負荷1aに通電するスイッチング素子1
8a;負荷電流検出器2;目標電流値Vr1に対し検出
電流値Vs6が低いときにはLの、高いときにはHの電
流レベル信号〔S71=(a)の反転信号〕を発生する
比較手段16a,30a;この信号が、そのレベルの切
換わりから設定時間の間同一レベルのとき切換り後のレ
ベルの信号kを出力するフィルタ23;および、信号k
がHのときスイッチング素子18aをオフにする出力回
路24〜26;を備える。フィルタ23の遅延時間は、
入力がLからHの切換りのときとその逆の切換りのとき
で値が異なる。SRモ−タの電気コイルにHブリッジ回
路で通電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的負荷に、目
標電流値を通電するためにチョッピング通電する通電制
御装置に関し、特に、これに限定する意図ではないが、
スイッチドレラクタンスモ−タに通電するH型スイッチ
ング回路のオン/オフを制御する通電制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】理解を具体的にするためまず図面を参照
して、スイッチドレラクタンスモ−タ(負荷)に通電す
るスイッチング回路を説明する。スイッチドレラクタン
スモ−タ(以下、SRモ−タと言う)は、一般に極部が
外側に突出する形で構成された回転子と、極部が内側に
突出する形で構成された固定子とを備えており、回転子
は単に鉄板を積層して構成した鉄心であり、固定子は極
毎に集中巻されたコイルを備えている。このSRモ−タ
は、固定子の各極が電磁石として動作し、回転子の各極
部を固定子の磁力で吸引することによって回転子が回転
する。従って、回転子の各極の回転位置に応じて、固定
子の各極に巻回されたコイルの通電状態を順次に切換え
ることによって、回転子を希望する方向に回転させるこ
とができる。この種のSRモ−タは、例えば、特開平1
−298940号公報に開示されている。
【0003】SRモ−タにおいては、回転子の各極が特
定の回転位置にある時に、固定子各極に対する通電のオ
ン/オフを切換えるので、その切換時に、回転子に加わ
る磁気吸引力の大きさが急激に変化する。そのため、回
転子及び固定子には、比較的大きな機械振動が発生す
る。この振動によって騒音が生じる。
【0004】前記特開平1−298940号公報の技術
においては、立上り及び立下りの緩やかな回転位置信号
を生成し、この回転位置信号を利用して、電気コイルの
通電オン時の電流の立上り及び通電オフ時の電流の立下
りを緩やかにすることが行なわれている。このようにす
ると、SRモ−タの振動及び騒音の発生を抑制すること
が可能である。しかしながら、回転位置信号を利用して
いるため低速回転時のように、電気コイルの通電オン時
の電流の立上り及び通電オフ時の電流の立下りが実質的
に速くなる場合には、騒音を抑制する効果が小さくなる
し、高回転時のように電気コイルの通電オン時の電流の
立上り及び通電オフ時の電流の立下りが実質的に遅くな
る場合には、1回あたりの通電オン時間が短くなるの
で、流れる電流が非常に小さくなり、発生する回転トル
クが小さくなる。また、回転数や必要トルクに応じて通
電のオン/オフを切り換えるタイミングを変化させない
と、効率が悪くなる上、必要トルクがでない可能性もあ
る。
【0005】特開平7−274569号公報,特開平7
−298669号公報および特開平8−172793号
公報には、通電の立上り及び立下りを滑らかにするため
に、H型スイッチング回路を用いてPWMによりモ−タ
通電電流を制御し、かつ、回転トルクの不足を改善する
ために、スイッチングモ−ドを制御している。
【0006】例えば図14に示すように、3相の中の1
つの相(例えば第1相とする)の電気コイル1aに通電
するH型スイッチング回路は、電気モ−タの電気コイル
1aの一端と第1電源ライン18eとの間に介挿された
第1のスイッチング素子18a,電気コイル1aの他端
と第2電源ライン18fとの間に介挿された第2のスイ
ッチング素子18b,前記一端と第2電源ライン18f
の間に介挿され、後者から前者への電流通流は許す第1
ダイオ−ドD1、および、前記他端と第1電源ライン1
8eの間に介挿され、前者から後者への電流通流は許す
第2ダイオ−ドD2を含む。電気コイル1aの電流値が
電流検出器で検出され、第1相に通電する時間区間で、
第1の目標電流値(Vr1)に対して検出電流値が低い
とスイッチング素子18a,18bがオンにされ、第1
の目標電流値よりも高い第2の目標電流値(Vr2)よ
りも検出電流値が高いとスイッチング素子18a,18
bがオフされる。すなわち目標電流値(Vr1,Vr
2)に対する検出電流値の低,高に応じて、電気コイル
1aの通電(オン)/非通電(オフ)すなわちチョッピ
ング通電が行なわれる。
【0007】図14の(a)に示すように、第1および
第2スイッチング素子18a,18bを共にオンにする
と電気コイル1aに回転駆動電流が流れ、共にオフにす
ると図14の(b)に示すように、電気コイル1aの誘
起電圧による電源への帰還電流が流れる。上述のオンと
オフを上述のチョッピングにより交互に繰返すことによ
り、電気コイル1aには、図14の(c)に示す脈動電
流が流れる。このスイッチングモ−ドを本書では「ハ−
ドチョッピング」と称す。このハ−ドチョッピングで
の、図14の(b)に示すように両スイッチング素子1
8a,18bを共にオフにしている時間区間では、電気
コイル1aが発電したエネルギが第1電源ライン18e
に供給され(回生)、電流が急激に減少する。スイッチ
ング素子のオン/オフの切換わりによる電流の脈動が大
きいので、電気モ−タの回転子に加わる磁気吸引力の脈
動が大きく、振動を生じ騒音が大きい。
【0008】図14の(a)(図14の(a)と同一)
に示すように第1および第2スイッチング素子18a,
18bを共にオンにし、次に図15の(b)に示すよう
に第1スイッチング素子18aのみをオフにし第2スイ
ッチング素子18bはオンを維持し、それら(a)状態
と(b)状態とを交互に繰返すことにより、電気コイル
1aには図15の(c)に示す、脈動が比較的に小さい
電流が流れる。図15の(b)に示す、第1スイッチン
グ素子18aオフ、第2スイッチング素子18bオン
は、一例では、電気コイル1aの電流値が第1の目標電
流値(Vr1)を越え、第2の目標電流値(Vr2)以
下のときに行なわれる。第14図の(b)と(b)の交
互繰返しのスイッチングモ−ドを本書では「ソフトチョ
ッピング」と称す。このソフトチョッピングの中の、図
15の(b)に示す第1スイッチング素子18aオフ、
第2スイッチング素子18bオンの期間では、電流は緩
やかに減少し、モ−タの駆動力や径方向の吸引力も緩や
かに減少する。したがって「ソフトチョッピング」モ−
ドのモ−タ通電では、騒音,振動が比較的に低い。
【0009】前記特開平7−274569号公報,特開
平7−298669号公報および特開平8−17279
3号公報に開示の通電制御装置は、上述の「ハ−ドチョ
ッピング」と「ソフトチョッピング」を、SRモ−タの
電流値又は回転状態に応じて選択して、振動の低減と高
トルクの確保を実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電気コイル
1aの電流値を検出する電流検出器の検出信号に高周波
ノイズが乗ることがあり、特に、低価格(回路構成が簡
単)な電流検出器を用いると、チョッピングによる大き
なノイズが発生し易い。このノイズを模擬的に図16に
示す。図16の(a)は前述の「ハ−ドチョッピング」
のときのもの、図16の(b)は「ソフトチョッピン
グ」のときのものである。ハ−ドチョッピングのときに
は、チョッピングによる電流変動が大きいので、ノイズ
も大きい。前述のように、このチョッピングすなわち電
気コイル1aの通電(オン)/非通電(オフ)を、目標
電流値(Vr1,Vr2)に対する検出電流値の低,高
に応じて行なうと、オン(通電)直後にノイズの高レベ
ルに応答してただちにオフ(非通電)してしまうという
不具合を生ずる。この不具合の発生確率は、ソフトチョ
ッピングよりもハ−ドチョッピングの方が高い。なぜな
ら、ハ−ドチョッピングのノイズはソフトチョッピング
のものより大きく、減衰するまでの時間も長くなること
から、減衰過程で高レベルのノイズによる影響時間が長
くなるからである。
【0011】本発明は電流検出信号のノイズによるスイ
ッチングエラ−を防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のチョッピング通電制御装置は、負荷(1a)
に通電するスイッチング手段(18a);負荷(1a)に流れる
電流値を検出する電流検出手段(2);目標電流値に対し
検出電流値が低いときには第1レベル(L)の、高いとき
には第2レベル(H)の電流レベル信号〔S71=(a)の反転信
号〕を発生する比較手段(16a,30a);前記電流レベル信
号〔S71=(a)の反転信号〕が、そのレベルの切換わりか
ら設定時間の間同一レベルのとき切換り後のレベルの信
号(k)を出力するフィルタ手段(23);および、該フィル
タ手段(23)が出力する信号(k)が第2レベル(H)のときス
イッチング手段(18a)をオフにするスイッチング信号出
力手段(24〜26);を備える。なお、理解を容易にするた
めにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要
素の記号又は対応事項を、参考までに付記した。
【0013】これによれば、フィルタ手段(23)が、目標
電流値に対する検出電流値の比較によって得られるスイ
ッチング信号から、設定時間以下を周期とする高周波ノ
イズによる誤信号を消去し、検出電流値に正しく対応し
たスイッチング信号を発生し、これにより該高周波ノイ
ズによるスイッチングエラ−がなくなる。
【0014】(2)一実施態様では、フィルタ手段(23)
の設定時間は、第1レベル(L)から第2レベル(H)の切換
りのときとその逆の切換りのときで値が異なる。後述の
実施例では、第1レベル(L)から第2レベル(H)の切換り
のとき10μs又は1.25μs、逆のとき略零である。これに
より、フィルタ手段(23)の入力信号に、第1レベル(L)
から第2レベル(H)への切換りがあると、それから10μs
又は1.25μsの間第2レベル(H)が継続したときに、フィ
ルタ手段(23)の出力が第1レベル(L)から第2レベル(H)
へ切換る。入力信号の該切換りが高周波ノイズを原因と
する場合、延遅時間10μs又は1.25μsの間に入力信号が
第1レベル(L)に戻るので、フィルタ手段(23)の出力に
変化を生じない。フィルタ手段(23)の入力信号に、第2
レベル(H)から第1レベル(L)への切換りがあると、フィ
ルタ手段(23)の出力は即座に第1レベル(L)に切換わる
ので、フィルタ手段(23)の出力の第1レベル(L)の立上
り延遅は実質上なく、フィルタ手段(23)の出力遅延によ
るチョッピング周波数の低下が小さい。
【0015】(3)本発明の好ましい一実施態様は、負
荷(1a)の一端と第1電源ライン(18e)との間に介挿され
た第1スイッチング手段(18a);前記負荷(1a)の他端と
第2電源ライン(18f)との間に介挿された第2スイッチ
ング手段(18b);前記負荷(1a)の前記一端と第2電源ラ
イン(18f)の間に介挿され、後者から前者への電流通流
は許す第1ダイオ−ド(18c);前記負荷(1a)の前記他端
と第1電源ライン(18e)の間に介挿され、前者から後者
への電流通流は許す第2ダイオ−ド(18d);第2スイッ
チング手段(18b)の間欠オン(ハ−ドチョッピング)/連
続オン(ソフトチョッピング)を指示するモ−ド指示信号
(d)を発生するモ−ド指示手段(16a,16b,21);負荷(1a)
に流れる電流値を検出する電流検出手段(2);目標電流
値に対し検出電流値が低いときには第1レベル(L)の、
高いときには第2レベル(H)の電流レベル信号〔S71=(a)
の反転信号〕を発生する比較手段(16a,30a);前記モ−
ド指示信号(d)に応じて、それが間欠オン(ハ−ドチョッ
ピング)を指示するときは長い時間(500KHzのパルス周期
×5=10μs)を、連続オン(ソフトチョッピング)を指示す
るときは短い時間(4MHzのパルス周期×5=1.25μs)を設
定時間に定めるフィルタ時間設定手段(22);前記電流レ
ベル信号〔S71=(a)の反転信号〕の、第1レベル(L)から
第2レベル(H)への切換わりから前記設定時間の間同一
レベルのとき第2レベル(H)の信号(k)を出力するフィル
タ手段(23);および、該フィルタ手段(23)が出力する信
号(k)が第2レベル(H)のとき、第1スイッチング手段(1
8a)をオフにすると共に、前記モ−ド指示信号(d)に応じ
てそれが間欠オンを指示するときは第2スイッチング手
段(18b)をオフに、連続オンを指示するときはオンを継
続するスイッチング信号出力手段(24〜26);を備えるチ
ョッピング通電制御装置。
【0016】これによれば、フィルタ手段(23)が、目標
電流値に対する検出電流値の比較によって得られるスイ
ッチング信号から、ハ−ドチョッピングのときには比較
的に長い設定時間以下を周期とする高周波ノイズによる
誤信号を消去し、ソフトチョッピングのときには比較的
に短い設定時間以下を周期とする高周波ノイズによる誤
信号を消去した、検出電流値に正しく対応したスイッチ
ング信号を発生し、これにより該高周波ノイズによるス
イッチングエラ−がなくなる。
【0017】前述のように、ハ−ドチョッピング時のノ
イズによる影響時間は、ソフトチョッピング時よりも長
いので、一方の影響時間に合せてそれを消去するように
フィルタ手段(23)の設定時間を定めると、他方のチョッ
ピングモ−ドで発生するノイズの消去漏れを生ずると
か、あるいは、他のチョッピング動作に障害を与えると
か、フィルタ機能が好適に発揮されない問題を生じ易い
が、この実施態様ではチョッピングモ−ドに対応して設
定時間を切換えるので、両モ−ドのいずれに対して、フ
ィルタ機能が好適に発揮される。
【0018】(4)本発明の好ましい実施例は更に、前
記スイッチング信号出力手段(24〜26)の、スイッチング
手段(18a)をオフからオンにする信号(o)の切換り(Lから
H)に応答してフィルタ手段(23)を初期化するオンエッジ
検出手段(29);を備える。
【0019】これによれば、負荷へのチョッピング通電
開始時に、フィルタ手段(23)が初期化されてその蓄積情
報および出力が初期レベル(第1レベルL)に初期化され
て、設定時間のフィルタ動作を正確に開始する。
【0020】(5)本発明の好ましい実施例では、前記
スイッチング信号出力手段(24〜26)は、定周期のタイミ
ング信号(15KHzパルス)の先行パルスと後行パルス間で
第2レベル(H:オフ指定)となりかつ第1レベル(L:オン
指定)に戻る第2レベル(H:オフ指定)は後行パルスまで
延長する手段(25,24)を含む。
【0021】これによれば、タイミング信号(15KHzパル
ス)に同期するようにスイッチング信号出力手段(24〜2
6)が出力するスイッチング信号(第1レベルL/第2レ
ベルH)の周期がシフトし、チョッピング周波数の変動
が抑制される。タイミング信号(15KHzパルス)を可聴周
波数域よりも高い周波数に設定しておくことにより、チ
ョッピング周波数による騒音がなく、しかもチョッピン
グ周波数が異常に高くなることもない。
【0022】(6)本発明の好ましい実施例では、フィ
ルタ手段(23)は、シリアル入力/パラレル出力のシフト
レジスタ(23a〜23e)およびそのパラレル出力の論理積又
は論理和を出力する論理処理手段(23f)を含む。これに
よれば、シフトクロックの周波数によって設定時間を設
定することができ、シフトクロックの周波数の切換えに
より容易に設定時間を切換えることができる。
【0023】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。図1に示す
装置は、電気自動車の駆動ユニットの主要部分を構成し
ている。この例では、駆動源として1個のSRモ−タ1
が備わっており、このSRモ−タ1はコントロ−ラEC
Uによって制御される。コントロ−ラECUは、シフト
レバ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及びア
クセル開度センサから入力される情報に基づいて、SR
モ−タ1の駆動を制御する。電源は車上バッテリ−から
供給される。
【0025】SRモ−タ1には、それを駆動するための
3相のコイル1a,1b,1cおよび回転子の回転位置
(角度)を検出する角度センサ1dが備わっている。3
相のコイル1a,1b及び1cは、それぞれ、コントロ
−ラECU内部のドライバ18,19及び1Aと接続さ
れており、コイル1aとドライバ18とを接続する電
線,コイル1bとドライバ19とを接続する電線,及び
コイル1cとドライバ1Aとを接続する電線には、それ
ぞれ、電流センサ2,3及び4が設置されている。これ
らの電流センサ2,3及び4は、それぞれ、コイル1
a,1b及び1cに実際に流れる電流に比例する電圧を
電流信号S6として出力する。
【0026】コントロ−ラECUの内部には、CPU
(マイクロコンピュ−タ)11,入力インタ−フェ−ス
12,電流マップメモリ13a,波形マップメモリ13
b,電源回路14,電流波形生成回路15,比較回路1
6,出力判定回路17,ドライバ18,19及び1Aが
備わっている。このコントロ−ラECUは、シフトレバ
−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及びアクセ
ル開度センサから入力される情報に基づいて、SRモ−
タ1の所要回転方向,駆動速度及び駆動トルクを逐次計
算し、その計算の結果に基づいて、SRモ−タ1のコイ
ル1a,1b及び1cの各々に流す電流を制御する。
【0027】角速度センサ1dは、0〜360度の角度
の絶対値を示す11ビットの2値信号を出力する。検出
角度の最小分解能は0.35度である。
【0028】図1の回路の主要部分の具体的な構成を図
2に示す。図2は、SRモ−タ1のコイル1aの通電を
制御する回路のみを示すが、コントロ−ラECUには、
他のコイル1b及び1cの通電を制御する同様の回路が
それぞれ含まれている。
【0029】図2を参照すると、コイル1aの一端は、
スイッチングトランジスタ(IGBT)18aを介して
電源の高電位ライン18eと接続され、コイル1aの他
端は、スイッチングトランジスタ(IGBT)18bを
介して電源の低電位ライン18fと接続されている。ま
た、トランジスタ18aのエミッタと低電位ライン18
fとの間にはダイオ−ド18cが接続され、トランジス
タ18dのエミッタと高電位ライン18eとの間にはダ
イオ−ド18dが接続されている。従って、トランジス
タ18a及び18bの両方をオン(導通状態)にすれ
ば、電源ライン18e,18fとコイル1aとの間に電
流が流れ、いずれか一方、又は両方をオフ(非導通状
態)にすれば、コイル1aへの給電を停止することがで
きる。
【0030】比較回路16は2つのアナログ比較器16
a及び16bを備えている。アナログ比較器16aは、
電流波形生成回路15が出力する第1の基準電圧Vr1
と電流センサ2が検出した電流に対応する信号S6の電
圧とを比較した結果を2値信号S71として出力し、ア
ナログ比較器16bは、電流波形生成回路15が出力す
る第2の基準電圧Vr2と電流センサ2が検出した電流
に対応する信号S6の電圧とを比較した結果を2値信号
S72として出力する。この実施例では、常にVr1<
Vr2の関係が成立する。
【0031】信号S5が高レベルHであると、信号S6
の電圧Vs6と基準電圧Vr1及びVr2の大小関係に
応じて、次に示すように、ドライバ18のトランジスタ
18a,18bの状態が3種類のいずれかに指定され
る。
【0032】 第1表 比較器 (フィルタ 比較器 17の 場合分け 16aの 23の 16aの 出力 Tr Tr 出力S72 入力) の出力 (0)(p) 18a 18b Vs6≦Vr1 H (L) H (H)(H) オン オン Vr1<Vs6≦Vr2 L (H) H (L)(H) オフ オン Vs6>Vr2 L (H) L (L)(L) オフ オフ。
【0033】上記の場合が、図14の(a)および図
15の(a)に示す状態を指定するものであり、上記
の場合が、図14の(b)に示す状態を指定するもので
あり、上記が、図13の(b)に示す状態を指定する
ものである。とを交互に繰返す態様がハ−ドチョッ
ピング、とを交互に繰返す態様がソフトチョッピン
グである。
【0034】上述のように、トランジスタ18a,18
bが共にオンする状態指定と、共にオフする状態指定
と、一方がオンして他方がオフする状態指定とが存在
し、いずれの状態指定になるかは、Vs6のレベルが、
Vr1より小,Vr1とVr2との間,Vr2より大の
3種類の領域のいずれであるか、によって定まる。
【0035】トランジスタ18a,18bを共にオンし
た時にコイル1aに流れる電流の立上り特性(上昇の速
さ)は、回路の時定数によって定まり、制御により変え
ることはできない。しかし、電流を遮断する時には、ト
ランジスタ18a,18bを共にオフする場合と、トラ
ンジスタ18aをオフに切換えてトランジスタ18bは
オンのままとする場合とで、電流の立下り特性(下降の
速さ)が変わるので、それを切換えて電流の立下りの速
さを調整することができる。即ち、トランジスタ18
a,18bを共にオフする場合には電流の変化が速く、
トランジスタ18aをオフに切換えてトランジスタ18
bはオンのままとする場合には電流の変化は遅い。
【0036】電流の目標値(Vr1,Vr2)にほとん
ど変化がない時には、電流の立下り速度が遅い場合で
も、基準のレベル(Vr1)と実際に流れる電流のレベ
ル(Vs6)との偏差が増大することはないので、常に
Vs6<Vr2の状態が維持される。従ってこの時に
は、電流の変動幅が小さい。また、通電するコイルの相
を切換える時のように、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が変更される時には、電流の立下り速度が遅いと、
Vs6>Vr2になる。この場合、2つのトランジスタ
18a,18bが共にオフするので、電流の立下り速度
が上がり、電流は目標値(Vr1,Vr2)に追従して
すばやく変化する。目標値の変化がなくなれば、基準電
圧Vr1と電流レベルVs6との偏差が小さくなるの
で、再び電流の立下り速度が遅くなる。
【0037】これによって、目標値の変化に対する電流
の追従遅れが防止できるだけでなく、目標値の変化が小
さい時には、電流の変化速度が遅いため、振動及び騒音
の発生が抑制される。
【0038】出力判定回路17は、大要では上記第1表
に示すように、比較器16aと16bの出力に対応して
トランジスタ18a,18bにオン,オフ信号を与える
ためものであるが、先に言及したが、電流検出器2の電
流検出信号に図16に示すように高周波ノイズが含まれ
る場合には、トランジスタをオンした直後に、高周波ノ
イズに応答してオフにしてしまう不具合が考えられる。
出力判定回路17には、このような不具合を防止するた
めに、フィルタが備わっている。
【0039】出力判定回路17の構成を図3に示し、該
回路各部の信号の発生タイミングを図4および図5に示
す。
【0040】比較器16aの出力信号S71は、図3上
では信号(a)として出力判定回路17に供給され、イ
ンバ−タ30aで反転されてフィルタ回路23の第1フ
リップフロップ23aに与えられる。フィルタ回路23
は、シリアル入力/パラレル出力のシフトレジスタを構
成する5個のフリップフロップ23a〜23eおよびパ
ラレル出力が与えられるアンドゲ−ト23fで構成され
ており、シフトクロック(e)に同期して、入力信号す
なわち比較器16aの出力信号S71=(a)の反転信
号が、次々にシフトレジスタ23a〜23eに取り込ま
れて順次にシフトされる。
【0041】比較器16aの出力信号S71と比較器1
6bの出力信号S72が与えられるナンドゲ−ト21
は、上記第1表の場合分けの場合に低レベルLのモ−
ド信号(d)を発生し、これが、クロック選択回路22
のアンドゲ−ト22bに与えられる。モ−ド信号(d)
はインバ−タ22aで反転されてアンドゲ−ト22cに
与えられる。モ−ド信号(d)が低レベルL(第1表の
)のときには、それによってアンドゲ−ト22cがゲ
−トオンとなり、4MHzのクロックパルス(c)を、
オアゲ−ト22dを通して、シフトレジスタ23a〜2
3eに与える。モ−ド信号(d)が高レベルH(第1表
の又は)のときには、それによってアンドゲ−ト2
2bがゲ−トオンになり、500KHzのクロックパル
ス(b)を、オアゲ−ト22dを通して、シフトレジス
タ23a〜23eに与える。
【0042】フィルタ回路23のアンドゲ−ト23f
は、シフトレジスタ23a〜23eのパラレル出力のす
べてがH(トランジスタオフ指定)のときだけ、H出力
を発生する。したがって、比較器16aの出力信号S7
1=(a)の反転信号が、トランジスタオン指定レベル
Lからトランジスタオフ指定レベルHに切換わったとす
ると、それからクロックパルス5個が発生したときに、
シフトレジスタの最終段のフリップフロップ23eの出
力が、LからHに切換わる。このパルス5個の発生期間
に、入力信号にHからLへの切換りがないと、該期間直
後に始めてアンドゲ−ト23fの出力がLからHに切換
り、入力信号のLからHへの切換りに対して、フィルタ
回路23の出力のLからHへの切換りは、クロックパル
ス5個分の遅延となり、第1表の(ハ−ドチョッピン
グ)の場合には、500KHzのクロックの周期×5=
10μs、第1表の(ソフトチョッピング)の場合に
は4MHzのクロックの周期×5=1.25μsの遅延
時間となる。
【0043】すなわち、ハ−ドチョッピング()のと
きは、入力信号すなわち比較器16aの出力信号S71
=(a)の反転信号が、トランジスタオン指定レベルL
からトランジスタオフ指定レベルHに切換って、それか
ら上述の遅延時間10μsの間継続してオフ指定レベル
Hであったときに、フィルタ回路23の出力がオン指定
レベルLからオフ指定レベルHに切換わる。入力信号が
ノイズ原因のLからHへの切換りであったときには、遅
延時間の間に入力信号がHからLに戻り、フィルタ回路
23の出力はオフ指定レベルHに切換わらない。すなわ
ち、電流検出信号に乗ったノイズを原因とするオフ指示
H(S71のL)は無視され、出力されない。
【0044】ソフトチョッピング()のときも同様で
ある。ただし、ソフトチョッピング()のときには、
遅延時間は1.25μsであり、無視するノイズの時間
が、ハ−ドチョッピングのときよりも短い。
【0045】入力信号がH(オフ指示レベル)からL
(オン指示レベル)に切換わって第1フリップフロップ
23aの出力がHからLに切換わった時点にアンドゲ−
ト23fの出力がHからLに転ずる。すなわち、オフ指
示(H)からオン指示(L)への切換りには実質上時間
遅延はない。このようにフィルタ回路23は、トランジ
スタのオンからオフへの切換え指示に対してノイズ原因
のオフを排除するための遅延をもたらし、オフからオン
への切換え指示には実質上遅延を与えない。
【0046】フィルタ回路23の出力(k)はオアゲ−
ト24を通してノアゲ−ト26で反転されて、トランジ
スタ18aの駆動信号(オン/オフ駆動信号)(o)と
なる。この駆動信号(o)は、フィルタ回路23の出力
(k)に対しては反転信号であり、駆動信号(o)がH
のときトランジスタ18aが導通する。ノアゲ−ト26
には、第1相(電気コイル1a)の通電指示信号S5を
インバ−タ30bで反転した信号(第1相の通電区間で
あるときL/非通電区間であるときH)が電流波形生成
回路15から与えられる。ノアゲ−ト26の出力(o)
は、通電指示信号S5の反転信号がL(第1相通電指
定)でオアゲ−ト24の出力(n)がL(トランジスタ
オン指定)であるときのみH(トランジスタオン指示)
となる。
【0047】ノアゲ−ト26の出力(o)がL(オフ指
示)からH(オン指示)に立上ると4MHzクロックに
同期して、オンエッジ検出回路29のフリップフロップ
29aがセットされてそのQ出力がLからHに切換わ
り、これがインバ−タ29bで反転してアンドゲ−ト2
9cに与えられ、アンドゲ−ト29cの出力すなわちオ
ンエッジ検出回路29の出力(m)が4MHzクロック
に同期してHパルスとなる。このHパルスがシフトレジ
スタ23a〜23eのクリア端子に与えられ、シフトレ
ジスタ23a〜23eがクリアされる。すなわちフィル
タ回路23が初期化される。これによりシフトレジスタ
23a〜23eのパラレル出力のすべてがL(オン指定
レベル)となる。したがって、その後フィルタ回路23
の入力信号がL(オン指定レベル)からH(オフ指定レ
ベル)に切換わると、それから正しくシフトクロック
(e)の5パルス分の遅延時間が計時されることにな
る。
【0048】フイルタ回路23の出力(k)の、L(オ
ン指定)からH(オフ指定)への立上りによってフリッ
プフロップ25がセットされてそのQ出力がLからHに
切換わり、15KHzクロックによってフリップフロッ
プ25がクリア(リセット)されてそのQ出力がLに戻
る。このQ出力がオアゲ−ト24で、フィルタ回路23
の出力(k)に加算(論理和)されるので、15KHz
のクロックの時間的に相前後する先行パルスと後行パル
スの間でフイルタ回路23の出力(k)がLからHに切
換ると、フリップフロップ25がセットされてそのQ出
力がHとなり、これが後行パルスでフリップフロップ2
5がリセットされるまで継続するので、フイルタ回路2
3の出力(k)が前記先行パルスと後行パルスの間でH
からLに戻っても、オアゲ−ト24の出力(n)は、後
行パルスまでH(オフ指示レベル)となる。すなわちオ
ンレベルLへの立下りが後行パルスまで遅延される。し
かし、フイルタ回路23の出力(k)が後行パルスの後
までHのときには、オアゲ−ト24の出力(n)は、該
出力(k)と全く同期した信号となる。
【0049】つまり、フイルタ回路23の出力(k)の
H(オフ指示)が、15KHzクロックの周期より短く
しかも該クロックの相前後する先行パルスと後行パルス
の間でLからHに立上りかつHからLに戻る場合に、H
からLへの戻りが後行パルスの発生まで遅延され、オア
ゲ−ト24の出力(n)のL期間が長くなる。しかし、
出力(k)のLからHの立上りが後行パルスの前で、H
からLへの戻りが後行パルスの後になる場合には、出力
(n)にこのようなL期間の延長は発生せず、出力
(k)と同一となる。このような、15KHzクロック
に対する、出力(k)のL区間の相対位相に対応した遅
延制御により、駆動信号(o)=(k)が15KHzク
ロックに同期するように位相が変わり、トランジスタ1
8aのチョッピング周波数の変動が抑制される。15K
Hzクロックは可聴周波数よりも高い周波数であり、チ
ョッピング周波数がこの前後となるので、騒音がなく、
また異常に高くなることもない。
【0050】オアゲ−ト24の出力(n)はアンドゲ−
ト27およびノアゲ−ト28bを介してトランジスタ1
8bのオン/オフ駆動信号(p)となる。出力(n)は
駆動信号(o)と同相であって、そのHレベルがトラン
ジスタオフ指定であるが、アンドゲ−ト27に、第1表
の(ソフトチョッピング要)のときにはLレベルとな
るモ−ド信号(d)が与えられるので、第1表ののと
きには、出力(o)はLでトランジスタ18aがオフに
なるが、出力(p)はHでトランジスタ18bはオンを
継続する。
【0051】ところで、図2に示す比較回路16が出力
する信号S71,S72によって電流の立下り速度を切
換える場合には、それを切換えるタイミングとして最適
な時点よりも実際の切換えが多少遅れる傾向がある。即
ち、目標値が急激に低下する時点で、電流の立下りを速
くするのが理想的であるが、実際に電流の偏差が大きく
ならないと信号S72がL(オフ指定)にならないの
で、時間的に遅れが生じる。このため、目標値が非常に
速く変化する場合、信号S71,S72による変化速度
の自動切換だけでは、目標値に対する電流の追従性が不
足する可能性がある。
【0052】そこでこの実施例では、信号S5を制御す
ることにより、電流(Vs6)の大きさとは無関係に、
電流の立下り速度を速くすることができる。即ち、信号
S5を低レベルLにすると、信号S71,S72とは無
関係に、トランジスタ18a,18bが同時にオフする
ので、電流の立下り速度が速くなる。
【0053】図2を参照すると、電流波形生成回路15
は、2種類の基準電圧Vr1,Vr2と2値信号S5を
出力する。基準電圧Vr1,Vr2及び2値信号S5
は、それぞれ、メモリ(RAM)15b,15a及び1
5cに記憶された情報に基づいて生成される。メモリ1
5b,15a及び15cは、各々のアドレスにそれぞれ
8ビット,8ビット及び1ビットのデ−タを保持してい
る。メモリ15aから読み出される8ビットデ−タは、
D/A変換器15eでアナログ電圧に変換され、増幅器
15gを通って基準電圧Vr2になる。同様に、メモリ
15bから読み出される8ビットデ−タは、D/A変換
器15fでアナログ電圧に変換され、増幅器15hを通
って基準電圧Vr1になる。また、増幅器15g,15
hの入力には、CPU11が出力するアナログ信号S1
のレベルが加算される。信号S1のレベルを調整するこ
とにより、基準電圧Vr1,Vr2を微調整することが
できる。また、メモリ15cが出力する1ビットデ−タ
は、アンドゲ−ト15iを通って信号S5になる。アン
ドゲ−ト15iの一方の入力端子には、CPU11が出
力する2値信号(スタ−ト/ストップ信号)S3が印加
される。SRモ−タ1を駆動している時には、常時信号
S3が高レベルHになるので、メモリ15cの出力信号
がそのまま2値信号S5になる。
【0054】メモリ15a,15b及び15cは、それ
ぞれ多数のアドレスを有しており、各々のアドレスは、
回転子Rの回転位置(角度)の各々(1度単位)に対応
付けられている。アドレスデコ−ダ15dは、角度セン
サ1dによって検出された回転子の回転位置の信号S9
から、アドレス情報を生成する。このアドレス情報が、
3組のメモリ15a,15b及び15cのアドレス入力
端子に同時に入力される。従って、SRモ−タ1が回転
する時には、メモリ15a,15b及び15cは、各々
回転子の回転位置に応じたアドレスに保持されたデ−タ
を順次に出力する。従って、基準電圧Vr1,Vr2及
び2値信号S5の状態は、回転位置毎に変化しうる。
【0055】実際には、図6に示すような波形の電流を
3相のコイルに流すために、メモリ15a及び15bに
は、それぞれ図10に示すような通電マップの情報が保
持される。即ち、回転位置(この例では0.5度毎)の
各々に対応付けたアドレスに、その位置で設定すべき電
流の目標値が保持される。メモリ15a及び15bの情
報は、それぞれ基準電圧Vr2及びVr1に対応してい
るので、Vr2>Vr1の関係を満たすように、メモリ
15aの内容とメモリ15bの内容とは少し異なってい
る。前述のように、コイル1aに流れる電流のレベル
は、基準電圧Vr1に追従するように変化するので、コ
イル1aに流したい電流の波形を基準電圧Vr1,Vr
2としてメモリ15b及び15aに登録しておくことに
より、図6に示すように電流を流すことができる。
【0056】この実施例では、3相のコイル1a,1b
及び1cに対する通電/非通電を、図6に示すように回
転子が30度回転する毎に切換える必要があるが、図6
に示すような波形をメモリ15b及び15aに登録して
おくことにより、30度毎の通電/非通電の切換えも信
号S71,S72によって自動的に実施される。即ち、
各コイルの通電/非通電の切換えをCPU11が実施す
る必要はない。
【0057】また、メモリ15cについては、大部分の
アドレスに信号S5の高レベルHに対応する「1」の情
報が保持されているが、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が急激に低下する角度に対応するアドレスには、信
号S5の低レベルLに対応する「0」の情報(強制遮断
情報)が保持されている。即ち、電流の目標値(Vr
1,Vr2)の波形の立下り開始時点のように、その下
降の傾きが急俊であり、電流の変化速度を速くした方が
良いことが予め予想される回転位置では、信号S72に
よる自動切換えを待つことなく、メモリ15cに記憶し
た情報によって信号S5を低レベルLに切換え、強制的
に電流変化速度を速くする。これにより、電流変化速度
の切換えに時間遅れが生じるのを避けることができ、目
標値に対する電流の追従性が更に改善される。
【0058】メモリ15a,15b及び15cは、書き
込みと読み出しが可能であり、書き込みと読み出しを同
時に実施しうる。メモリ15a,15b及び15cは、
信号線S2を介してCPU11と接続されており、CP
U11は、必要に応じてメモリ15a,15b及び15
cの内容を更新する。
【0059】CPU11の動作の概略を図8に示す。図
8を参照してCPU11の動作を説明する。電源がオン
すると、ステップ61で初期化を実行する。即ち、CP
U11の内部メモリの初期化および内部タイマ,割込等
のモ−ドセットを実施した後、システムの診断を実施
し、異常がなければ次の処理に進む。
【0060】ステップ62では、入力インタ−フェ−ス
12を介して、シフトレバ−,ブレ−キスイッチ,アク
セルスイッチ,アクセル開度センサのそれぞれが出力す
る信号の状態を読取り、その状態のデ−タを内部メモリ
に保存する。ステップ62で検出した状態に何らかの変
化があった場合には、ステップ63からステップ64に
進む。変化がない時には、ステップ63からステップ6
5に進む。
【0061】ステップ64では、ステップ62で検出し
た各種状態に基づいて、SRモ−タ1の所要駆動方向を
決定し駆動トルクの目標値を決定する。例えば、アクセ
ル開度センサによって検出されたアクセル開度が増大し
た時には、駆動トルクの目標値も増大する。また、ここ
で目標トルクの変化を示すトルク変更フラグをセットす
る。
【0062】ステップ65では、SRモ−タ1の回転速
度を検出する。この実施例では、角度センサ1dの角度
検出デ−タ(11ビット)のビットデ−タがSRモ−タ
の回転子の回転に応じて変化し、その変化周期が回転速
度に逆比例するので、CPU11は、下位ビットの変化
周期を測定してモ−タ回転速度を算出する。算出した回
転速度のデ−タは内部メモリに保存する。
【0063】SRモ−タ1の回転速度に変化がある時に
は、ステップ66からステップ68に進み、回転速度に
変化がなければステップ67に進む。ステップ67で
は、トルク変更フラグの状態を調べ、フラグがセットさ
れている時、即ち目標トルクの変化がある時には、ステ
ップ68に進み、トルクに変化がない時にはステップ6
2に戻る。
【0064】ステップ68では、電流マップメモリ13
aからデ−タを入力し、次のステップ69では、波形マ
ップメモリ13bからデ−タを入力する。この実施例で
は、電流マップメモリ13a及び波形マップメモリ13
bは、予め様々なデ−タを登録した読み出し専用メモリ
(ROM)で構成してあり、電流マップメモリ13aに
は図9に示すようなデ−タが保持され、波形マップメモ
リ13bには、図13に示すようなデ−タが保持されて
いる。
【0065】即ち、電流マップメモリ13aには、様々
な目標トルクと様々な回転数(モ−タの回転速度)のそ
れぞれに対応付けられた多数のデ−タCnm(n:トル
クに対応する列の数値,m:回転数に対応する行の数
値)が保持されており、デ−タCnmの1組には、通電
オン角度,通電オフ角度,及び電流目標値が含まれてい
る。例えば、トルクが20[N・m]で回転数が500
[rpm]の時のデ−タC34の内容は、52.5度,
82.5度及び200[A]である。即ち、0〜90度
の回転位置の範囲内において、特定のコイルに52.5
〜82.5度の範囲で200Aの電流を流し、0〜5
2.5度の範囲及び82.5〜90度の範囲では電流を
遮断することを意味する。ステップ68では、その時の
トルクと回転数に応じて選択した、Cmnの1組のデ−
タを入力する。
【0066】但し、実際にコイルに流す電流の目標値
は、一般的な矩形波状に変化するのではなく、立上り及
び立下りが緩やかな波形になる。この波形が、波形マッ
プメモリ13bに基づいて決定される。
【0067】図13に示すように、波形マップメモリ1
3bには、様々な回転数(モ−タの回転速度)のそれぞ
れに対応付けられた多数のデ−タD1n及びD2n
(n:回転数に対応する行の数値)が保持されている。
デ−タD1nは立上り所要角度であり、電流を低レベル
(0[A])から高レベル(例えば200[A])に立
ち上げるまでの回転角度変化量を示している。デ−タD
2nは立下り所要角度であり、電流を高レベル(例えば
200[A])から低レベル(0[A])に立ち下げる
までの回転角度変化量を示している。
【0068】例えば、図9に示す電流マップのC34の
デ−タを使用する場合、通電オン角度である52.5度
よりD1nの角度だけ手前の位置から、電流目標値の立
上げを開始し、52.5度で100%まで緩やかに立ち
上がるように電流目標値の波形を変化させ、通電オフ角
度である82.5度よりD2nの角度だけ手前の位置か
ら、電流目標値の立下げを開始し、82.5度で立下げ
を完了するように、緩やかに電流目標値を変化させる。
【0069】波形マップメモリのデ−タD1n,D2n
は、回転数[rpm]毎に最適な時間(角度)で電流の
立上り及び立下りが変化するように予め定めてある。即
ち、立上り及び立下りが速すぎると、励磁の切換り時の
磁束の微分値が大きくなり振動及び騒音が大きくなる
し、立上り及び立下りが遅すぎると、駆動トルクが著し
く低下し駆動効率も低下するので、振動及び騒音を充分
に抑制でき、しかも駆動効率の低下も小さくなるような
値が、D1n,D2nとして定められる。また特に、D
1nに対応する立上り時間とD2nに対応する立下り時
間は、いずれも、SRモ−タ1の固有振動周波数(共振
周波数)の半周期よりも大きくなるように定めてある。
このようにすると、励磁の切換り時に生じる振動の周波
数が、SRモ−タ1の固有振動周波数よりも低くなるた
め、共振が防止され、振動及び騒音レベルの増大が抑制
される。
【0070】図8のステップ69では、その時の回転数
によって波形マップメモリ13b上から1組のデ−タD
1n,D2nを選択し、それらのデ−タをCPU11に
入力する。例えば、回転数[rpm]が500の時に
は、デ−タD14及びD24を選択して入力する。
【0071】次のステップ6Aでは、ステップ68で入
力したデ−タCnm及びステップ69で入力したデ−タ
D1n,D2nに基づいて、図10に示すような通電マ
ップのデ−タを生成し、この最新の通電マップによっ
て、図2に示す電流波形生成回路のメモリ15a,15
b,15cのデ−タを更新(書き替え)する。勿論、図
2に示す1相分のメモリ15a,15b,15cに通電
マップを書込むだけでなく、3相全てのメモリについ
て、それぞれ通電マップを作成し、そのデ−タを各々の
メモリに書き込む。
【0072】実際には、次のようにして通電マップを作
成する。第3相の場合、デ−タCnmに含まれている通
電オン角度Aonから立上り所要角度D1nを引いた角
度位置A1の電流目標値を0、通電オン角度Aonの位
置をCnmに含まれている電流目標値(例えば200
[A])とし、角度位置A1とAonとの間では、その
間を滑らかに立上る曲線で結ぶように、デ−タを補間す
る。即ち、ロ−タ角度の0.5度毎に前記曲線に近似す
る値を計算して求め、それを各々の角度における電流目
標値とする。同様に、デ−タCnmに含まれている通電
オフ角度Aoffから立下り所要角度D2nを引いた角
度位置A2では電流目標値をCnmに含まれている電流
目標値(例えば200[A])とし、通電オフ角度Ao
ffの位置の電流目標値を0とし、角度位置A2とAo
ffとの間では、その間を滑らかに立下る曲線で結ぶよ
うに、デ−タを補間する。即ち、ロ−タ角度の0.5度
毎に前記曲線に近似する値を計算して求め、それを各々
の角度における電流目標値とする。上記以外の角度位置
には、0を電流目標値として書き込む。
【0073】また、第1相及び第2相については、第3
相の通電マップのデ−タを、それぞれ30度及び60度
ずらしたものをそのまま用いる。このようにして、図1
0に示すような通電マップが作成される。なお図10に
示す通電マップは、メモリ15bに書き込まれるデ−タ
(Vr1)のみを示しており、メモリ15aに書き込む
デ−タ(Vr2)は図10の通電マップの値より少し大
きい値になる。
【0074】この実施例では、メモリ15a,15b,
15cのデ−タに基づいて電気コイル1aに流れる電流
が制御されるので、CPU11がメモリ(3相分の15
a,15b,15c)に通電マップを書き込むだけで、
それに従うように、各コイルの励磁切り換えが、ハ−ド
ウェア回路により自動的に実施される。
【0075】CPU11は、上述のステップ62〜6A
の処理を繰り返し実行する。そして、検出したSRモ−
タの回転速度及びトルクが一定の場合には、ステップ6
6−67−62を通るが、回転速度が変化した場合、又
はトルクが変化した場合には、ステップ68−69−6
A−6Bを実行するので、メモリ15a,15b,15
c上の通電マップが更新される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 図1の主要部分の、3相駆動回路の中の1相
駆動回路のみの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す出力判定回路17の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 図3に示すクロック選択回路22およびフィ
ルタ回路23の入,出力信号の発生タイミングを示すタ
イムチャ−トである。
【図5】 図3に示すオンエッジ検出回路の入,出力信
号の発生タイミングを示すタイムチャ−トである。
【図6】 図1に示すSRモ−タ1を駆動する場合の励
磁電流指示の波形例を示すタイムチャ−トである。
【図7】 図1に示すSRモ−タ1に流す励磁電流波形
の駆動条件に応じた変化を示すタイムチャ−トである。
【図8】 図1に示すCPU11の動作を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図9】 図1に示す電流マップメモリ13aの一部の
デ−タの内容を示すマップである。
【図10】 図2に示すメモリ15a〜15cに書込ま
れるデ−タの一部を示すマップである。
【図11】 SRモ−タにおいて一般的な通電制御を実
施した場合の電流,磁束,磁束変化を示すタイムチャ−
トである。
【図12】 SRモ−タの電流の立上り及び立下りを緩
やかに変化させた場合の電流,磁束,磁束変化を示すタ
イムチャ−トである。
【図13】 図1に示す波形マップメモリ13bの一部
のデ−タの内容を示すマップである。
【図14】 図2に示すインバ−タ18の、ハ−ドチョ
ッピングモ−ドでのモ−タ電流を示す図面であり、
(a)はモ−タに駆動電流を流しているときの電流通流
方向を、(b)は駆動電流の供給を遮断したときの電流
通流方向を、(c)は時系列の電流波形の概要を示す。
【図15】 図2に示すインバ−タ18の、ソフトチョ
ッピングモ−ドでのモ−タ電流を示す図面であり、
(a)はモ−タに駆動電流を流しているときの電流通流
方向を、(b)は駆動電流の供給を遮断したときの電流
通流方向を、(c)は時系列の電流波形の概要を示す。
【図16】 図2に示す電流センサ2の電流検出信号に
現われることがあるノイズを示す電流波形図であり、
(a)はハ−ドチョッピングのときのものを、(b)は
ソフトチョッピングのときのものを示す。
【符号の説明】
1:SRモ−タ 1a,1b,1c,
CL:コイル 1d:角度センサ 2,3,4:電流セ
ンサ 11:CPU 12:入力インタ−
フェ−ス 13a:電流マップメモリ 13b:波形マップ
メモリ 14:電源回路 15:電流波形生成
回路 15a,15b,15c:メモリ 15d:アドレスデ
コ−ダ 15e,15f:D/A変換器 15g,15h:増
幅器 16:比較回路 16a,16b:ア
ナログ比較器 17:出力判定回路 18,19,1A:
各相ドライバ 18a,18b:トランジスタ(IGBT) 18c,18d:ダイオ−ド 18e,18f:電
源ライン Vr1,Vr2:基準電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷に通電するスイッチング手段;負荷に
    流れる電流値を検出する電流検出手段;目標電流値に対
    し検出電流値が低いときには第1レベルの、高いときに
    は第2レベルの電流レベル信号を発生する比較手段;前
    記電流レベル信号が、そのレベルの切換わりから設定時
    間の間同一レベルのとき切換り後のレベルの信号を出力
    するフィルタ手段;および、 該フィルタ手段が出力する信号が第2レベルのときスイ
    ッチング手段をオフにするスイッチング信号出力手段;
    を備えるチョッピング通電制御装置。
  2. 【請求項2】前記フィルタ手段の設定時間は、第1レベ
    ルから第2レベルの切換りのときとその逆の切換りのと
    きで値が異なる、請求項1記載のチョッピング通電制御
    装置。
  3. 【請求項3】負荷の一端と第1電源ラインとの間に介挿
    された第1スイッチング手段;前記負荷の他端と第2電
    源ラインとの間に介挿された第2スイッチング手段;前
    記負荷の前記一端と第2電源ラインの間に介挿され、後
    者から前者への電流通流は許す第1ダイオ−ド;前記負
    荷の前記他端と第1電源ラインの間に介挿され、前者か
    ら後者への電流通流は許す第2ダイオ−ド;第2スイッ
    チング手段の間欠オン/連続オンを指示するモ−ド指示
    信号を発生するモ−ド指示手段;負荷に流れる電流値を
    検出する電流検出手段;目標電流値に対し検出電流値が
    低いときには第1レベルの、高いときには第2レベルの
    電流レベル信号を発生する比較手段;前記モ−ド指示信
    号に応じて、それが間欠オンを指示するときは長い時間
    を、連続オンを指示するときは短い時間を設定時間に定
    めるフィルタ時間設定手段;前記電流レベル信号の、第
    1レベルから第2レベルへの切換わりから前記設定時間
    の間同一レベルのとき第2レベルの信号を出力するフィ
    ルタ手段;および、 該フィルタ手段が出力する信号が第2レベルのとき、第
    1スイッチング手段をオフにすると共に、前記モ−ド指
    示信号に応じてそれが間欠オンを指示するときは第2ス
    イッチング手段をオフに、連続オンを指示するときはオ
    ンを継続するスイッチング信号出力手段;を備えるチョ
    ッピング通電制御装置。
  4. 【請求項4】装置は更に、前記スイッチング信号出力手
    段の、スイッチング手段をオフからオンにする信号の切
    換りに応答してフィルタ手段を初期化するオンエッジ検
    出手段;を備える請求項1,請求項2又は請求項3記載
    のチョッピング通電制御装置。
  5. 【請求項5】前記スイッチング信号出力手段は、定周期
    のタイミング信号が発生するまで前記第2レベルの第1
    レベルへの切換りを遅延する手段を含む、請求項1,請
    求項2,請求項3又は請求項4記載のチョッピング通電
    制御装置。
  6. 【請求項6】フィルタ手段は、シリアル入力/パラレル
    出力のシフトレジスタおよびそのパラレル出力の論理積
    又は論理和を出力する論理処理手段を含む、請求項1,
    請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5記載のチョ
    ッピング通電制御装置。
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