JP3381107B2 - チョッピング通電制御装置 - Google Patents

チョッピング通電制御装置

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JP3381107B2 JP31363794A JP31363794A JP3381107B2 JP 3381107 B2 JP3381107 B2 JP 3381107B2 JP 31363794 A JP31363794 A JP 31363794A JP 31363794 A JP31363794 A JP 31363794A JP 3381107 B2 JP3381107 B2 JP 3381107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チョッピング通電制御
装置に関し、例えば電気モ−タなどの負荷の通電制御に
利用しうる。
【0002】
【従来の技術】電気コイルのような負荷に流れる電流の
レベルを制御する場合には、一般に、負荷をトランジス
タのようなスイッチング素子を介して直流電源に接続
し、負荷に流れる電流を抵抗器などで検出する。そし
て、予め定めた基準電流値と検出した電流値とを2値的
に比較して、基準電流値>検出電流値の時には前記スイ
ッチング素子をオンし、基準電流値≦検出電流値の時に
は前記スイッチング素子をオフするように制御される。
これにより、スイッチング素子がオン/オフを繰り返す
ので、負荷に流れる電流の平均値は、基準電流値に応じ
た値(近い値)に制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のチ
ョッピング通電制御装置においては、スイッチング素子
がオン/オフする周波数(チョッピング周波数)が高く
なるに従って、スイッチング素子等におけるエネルギ−
の損失が増大し、発熱量が増える。このため、チョッピ
ング周波数をあまり高くするのは望ましくない。逆に、
チョッピング周波数が低すぎると、基準電流値と制御電
流値との差が増大し、制御の精度が低下する。また、チ
ョッピング周波数が人間の可聴周波数帯域内である場合
には、電流のチョッピングによって生じる機械振動が、
騒音として人間に聴こえるので望ましくない。
【0004】このため、チョッピング通電制御装置にお
いては、一般に、チョッピング周波数が人間の可聴周波
数帯域の上限近傍(例えば15KHz)になるように、
装置を設計してある。しかしながら、基準電流値と検出
電流値とを単純に比較して得られる2値信号を用いて、
スイッチング素子をオン/オフ制御する場合には、チョ
ッピング周波数は変動するので、あまり安定した動作は
期待できない。即ち、温度,湿度などの環境変動に伴な
って、スイッチング素子をオンした時の電流の上昇カ−
ブの傾きと、スイッチング素子をオフした時の電流の下
降カ−ブの傾きが変動するため、それによってチョッピ
ング周波数が変動する。つまり、環境変動に伴なって、
発熱量の増大又は騒音の発生が生じる。また、装置毎の
特性のばらつきによって、異常な発熱が生じたり、異常
な騒音が生じる場合もある。
【0005】そこで本発明者は、まず最初に、周期が一
定の同期信号を用いて、チョッピング周波数を安定化す
ることを考えた。この制御方法における信号のタイミン
グ例を、図11に(a)として示す。図11の(a)の
例では、負荷をスイッチングする素子に印加するオン/
オフ信号(ON/OFF信号)を、電流値が基準電流値
を越えた時にオフし(スイッチング素子をオフし)、周
期が一定(例えば15KHz)の基準チョッピングタイ
ミングになる度に、電流値と基準電流値とを比較して、
電流値<基準電流値であればオン/オフ信号をオンし、
電流値≧基準電流値であればオン/オフ信号をオフに維
持する、ように制御している。
【0006】図11の(a)の制御によれば、オン/オ
フ信号のオン/オフの一周期が、基準チョッピングタイ
ミングの一周期よりも短くなることがないため、スイッ
チング周波数の異常上昇による発熱を防止することがで
きる。しかしながら、図11の(a)に示すように、電
流値≧基準電流値になった直後に、基準チョッピングタ
イミングになると、オン/オフ信号のオン/オフが切換
らない期間が長くなる。理論上は、基準チョッピングタ
イミングの2周期未満の間は、オン/オフ信号のオン/
オフが切換らない可能性がある。従って、仮に基準チョ
ッピングタイミングの繰返し周波数を20KHzに定め
る場合でも、人間の可聴周波数帯域内の周波数の振動、
即ち騒音が発生する可能性がある。
【0007】従って本発明は、温度,湿度などの環境変
動の影響を受けにくくするとともに、オン/オフ信号の
オン/オフ周期の変動を小さくして、異常発熱や騒音の
発生を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、チョッピング制御されて負荷に実際に
流れる電流に対応する第1の信号(Vs6)と、基準電
流値を定める第2の信号(Vr2)との大小関係を比較
して、該比較の結果に応じた2値信号を、負荷の通電の
オン/オフ制御に利用する、チョッピング通電制御装置
において:ほぼ一定の周期で生じる、基準チョッピング
タイミング(t1,t2,t3,・・・)を生成するタ
イミング生成手段(CLK15K);前記2値信号のオ
ンからオフへの切換り、もしくはオフからオンへの切換
りが生じる度に第1のレベルにセットされ、前記基準チ
ョッピングタイミングになる度に第2のレベルにセット
される許可フラグ信号(FE)を生成する許可信号生成
手段(174〜17A);および前記許可フラグ信号が
前記第1のレベルの期間中は、負荷の通電のオフからオ
ンへの切換り、もしくはオンからオフへの切換りを禁止
する、禁止制御手段(171);を設ける。
【0009】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0010】
【作用】本発明のチョッピング通電制御装置において
は、タイミング生成手段(CLK15K)が、ほぼ一定
の周期で生じる、基準チョッピングタイミング(t1,
t2,t3,・・・)を生成する。許可信号生成手段
(174〜17A)は、許可フラグ信号(FE)を生成
する。この許可フラグ信号(FE)は、前記第1の信号
(Vs6)と、第2の信号(Vr2)との比較の結果に
応じた2値信号のオンからオフへの切換り、もしくはオ
フからオンへの切換りが生じる度に第1のレベルにセッ
トされ、前記基準チョッピングタイミングになる度に第
2のレベルにセットされる。そして、禁止制御手段(1
71)は、前記許可フラグ信号が前記第1のレベルの期
間中は、負荷の通電のオフからオンへの切換り、もしく
はオンからオフへの切換りを禁止する。
【0011】例えば、図11に(b)として示す例で
は、負荷をスイッチングする素子に印加するオン/オフ
信号(ON/OFF信号)を、基本的には、電流値が基
準電流値を越えたらオフし(スイッチング素子をオフ
し)、電流値が基準電流値以下の時にはオンする(スイ
ッチング素子をオンする)が、許可フラグ信号が「オン
不可」の期間中は、オフからオンへの切換りを禁止して
いる。許可フラグ信号は、電流値が基準電流値を越えた
時に「オン不可」レベルにセットし、基準チョッピング
タイミング(t1,t2,t3,t4,・・・)になる
度に「オン可」レベルに切換えている。
【0012】これによれば、図11の(b)に示すよう
に、電流値≧基準電流値になった直後に、基準チョッピ
ングタイミングt4になった場合でも、タイミングt4
をすぎると、許可フラグ信号が「オン可」レベルに切換
るので、その直後にオン/オフ信号のオン/オフが切換
る。従って、オン/オフ信号のオン/オフが切換らない
期間が、基準チョッピングタイミングの1周期より長く
はならないので、基準チョッピングタイミングの繰り返
し周波数を人間の可聴周波数の上限以上に定めれば、騒
音の発生を防止しうる。また、オン/オフ信号のオン/
オフの繰り返し周波数が異常に高くなることもない。即
ち、チョッピング周波数の変動が抑制される。
【0013】なお、図11の(b)に示す例では、基準
電流値が検出電流値のほぼ上限になるように、オン/オ
フ信号を制御しているが、逆に、基準電流値が検出電流
値のほぼ下限になるように、オン/オフ信号を制御する
ことも可能である。その場合には、オン/オフ信号がオ
フからオンへ切換る度に、許可フラグ信号を「オフ不
可」レベルに定め、基準チョッピングタイミングになる
度に許可フラグ信号を「オフ可」レベルに切換え、許可
フラグ信号が前記「オフ不可」の期間中は、負荷の通電
のオンからオフへの切換りを禁止すればよい。
【0014】
【実施例】実施例の装置の構成を図1に示す。図1に示
す装置は、電気自動車の駆動ユニットの主要部分を構成
している。この例では、駆動源として1個のSRモ−タ
1が備わっており、このSRモ−タ1はコントロ−ラE
CUによって制御される。コントロ−ラECUは、シフ
トレバ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及び
アクセル開度センサから入力される情報に基づいて、S
Rモ−タ1の駆動を制御する。電源はバッテリ−から供
給される。
【0015】SRモ−タ1の基本的な構成とその駆動原
理を図18に示す。図18に示すSRモ−タ1は、固定
子Sとその内空間に回動自在に支持された回転子Rとで
構成されている。回転子Rは、多数枚の薄い鉄板を積層
して構成してあり、外周の互いに90度ずつずれた位置
に、外側に向かって突出した4つの極部Ra,Rb,R
c及びRdが形成されている。固定子Sも多数枚の薄い
鉄板を積層して構成してあり、内周の互いに60度ずつ
ずれた位置に、内側に向かって突出した6つの極部S
a,Sb,Sc,Sd,Se及びSfが形成されてい
る。図18では一部分だけが示されているが、固定子S
の極部Sa,Sb,Sc,Sd,Se及びSfには、電
気コイルCLがそれぞれ巻回されている。
【0016】ここで、固定子Sの極部Sa,Sdに巻回
したコイルCLを第1相、固定子Sの極部Sb,Seに
巻回したコイルCLを第2相、固定子Sの極部Sc,S
fに巻回したコイルを第3相と定義すると、回転子Rの
極の位置に応じて、図18に示すように、第1相−第2
相−第3相のコイルCLに順次に通電することにより、
時計回りに連続的に回転子Rを回転駆動することができ
る。即ち、固定子Sの通電した極部が電磁石を構成する
ので、その電磁石に近い位置にある回転子Rの極部が電
磁石に吸引されて回転移動する。回転を継続するために
は、回転子Rの回転移動に伴なってコイルの通電を切換
える必要がある。実際には、このSRモ−タ1の場合、
回転子Rが30度回転する毎に、通電するコイルを第1
相−第2相−第3相と切換えればよい。
【0017】再び図1を参照して説明を続ける。SRモ
−タ1には、それを駆動するための3相のコイル1a,
1b,1cと、回転子Rの回転位置(角度)を検出する
角度センサ1dが備わっている。3相のコイル1a,1
b及び1cは、それぞれ、コントロ−ラECU内部のド
ライバ18,19及び1Aと接続されており、コイル1
aとドライバ18とを接続する信号線,コイル1bとド
ライバ19とを接続する信号線,及びコイル1cとドラ
イバ1Aとを接続する信号線には、それぞれ、電流セン
サ2,3及び4が設置されている。これらの電流センサ
2,3及び4は、それぞれ、コイル1a,1b及び1c
に実際に流れる電流に比例する電圧を電流信号S6とし
て出力する。この実施例においては、角度センサ1dと
して、多摩川精機製のTS2028N94E21を使用
している。この角度センサ1dは、図7に示すように、
0〜360度の角度の絶対値を示す11ビットの2値信
号を出力する。検出角度の最小分解能は0.35度であ
る。
【0018】コントロ−ラECUの内部には、CPU
(マイクロコンピュ−タ)11,入力インタ−フェ−ス
12,電流マップメモリ13a,PWMマップメモリ1
3b,波形マップメモリ13c,電源回路14,電流波
形生成回路15,加算回路16,方向検出回路5,D/
A変換器6,比較回路7,出力判定回路17,ドライバ
18,19及び1Aが備わっている。このコントロ−ラ
ECUは、シフトレバ−,ブレ−キスイッチ,アクセル
スイッチ,及びアクセル開度センサから入力される情報
に基づいて、SRモ−タ1の駆動速度及び駆動トルクを
逐次計算し、その計算の結果に基づいて、SRモ−タ1
のコイル1a,1b及び1cの各々に流す電流を制御す
る。
【0019】図1の回路の一部分の具体的な構成を図2
に示す。図2は、SRモ−タ1のコイル1aの通電を制
御する回路のみを示しており、実際には他のコイル1b
及び1cの通電を制御する同様の回路がそれぞれ含まれ
ている。
【0020】図2を参照すると、コイル1aの一端は、
スイッチングトランジスタ(IGBT)18aを介して
電源の高電位ライン18eと接続され、コイル1aの他
端は、スイッチングトランジスタ(IGBT)18bを
介して電源の低電位ライン18fと接続されている。ま
た、トランジスタ18aのエミッタと低電位ライン18
fとの間にはダイオ−ド18cが接続され、トランジス
タ18dのエミッタと高電位ライン18eとの間にはダ
イオ−ド18dが接続されている。従って、トランジス
タ18a及び18bの両方をオン(導通状態)にすれ
ば、電源ライン18e,18fとコイル1aとの間に電
流が流れ、いずれか一方、又は両方をオフ(非導通状
態)にすれば、コイル1aの通電を停止することができ
る。
【0021】出力判定回路17には、2つのアンドゲ−
ト17a,17bとタイミング制御回路17cが備わっ
ている。アンドゲ−ト17aの出力端子はトランジスタ
18bのゲ−ト端子と接続されており、アンドゲ−ト1
7bの出力端子は、タイミング制御回路17cの入力に
接続されている。タイミング制御回路17cの出力が、
トランジスタ18aのゲ−ト端子と接続されている。ア
ンドゲ−ト17aの入力端子には信号S10とS5が入
力され、アンドゲ−ト17bの入力端子には、信号S7
1及びS5が入力される。信号S71は、比較回路7の
アナログ比較器7aが出力する2値信号である。また信
号S5は、電流波形生成回路15が出力する2値信号
(オン/オフ信号)である。
【0022】アナログ比較器7aの一方の入力端子に
は、電流波形生成回路15が出力する基準電流値S4に
振動補償値及び速度補償値を加算回路16で加算した結
果を、D/A変換器6で変換したアナログ電圧Vr2が
印加され、他方の入力端子には、電流センサ2が検出し
た電流に対応する信号S6の電圧(Vs6)が印加され
る。アナログ比較器7aは、電圧Vr2とVs6とを比
較した結果を2値信号S71として出力する。
【0023】信号S5が高レベルH(通電オン)の時に
は、アナログ比較器7aが出力する2値信号S71に基
づいて、トランジスタ18aのオン/オフが制御され
る。但し、2値信号S71のオン/オフとトランジスタ
18aのオン/オフとの関係は1対1ではなく、タイミ
ング制御回路17cによってタイミングが調整される。
これについては後で詳細に説明する。また信号S5が高
レベルH(通電オン)の時には、ドライバ18のトラン
ジスタ18bは、アンドゲ−ト17aに入力される2値
信号S10に応じてオン/オフする。この2値信号S1
0は、CPU11の内部で生成される信号であり、信号
の周期は一定(15KHz)、デュ−ティは可変になっ
ている。また、信号S10のデュ−ティは、CPU11
の処理によって必要に応じて変更される。実際には、C
PU11は、その時のモ−タの回転数(rpm)と必要
な駆動トルクに基づいて、オンデュ−ティ値をそれに接
続されたPWMマップメモリ13bに保持されたテ−ブ
ル(図13参照)の参照により得て、この値のデュ−テ
ィを有する信号S10を出力する。
【0024】つまりこの実施例では、トランジスタ18
a及び18bが、それぞれ互いに独立した制御信号S8
1及びS82によって、独立にオン/オフ制御されるの
で、ドライバ18の通電制御状態としては、トランジス
タ18a,18bが共にオンする状態と、共にオフする
状態と、一方がオンして他方がオフする状態との3状態
が存在する。
【0025】例えば通電を開始する時に、トランジスタ
18bがオンであると仮定すると、電流の基準レベルV
r2を0からIrefに切換えると、Vr2>Vs6に
なるため、まずトランジスタ18aがオン状態になり、
負荷に流れる電流は、0から駆動回路及び負荷の特性
(時定数)によって定まる傾きで徐々に上昇する。そし
て、負荷に流れる電流がIrefに達した後、トランジ
スタ18aがオフ→オン→オフ→オン→・・・を繰り返
し、電流の最大値がIrefとほぼ等しくなるように制
御される。また、通電を終了する時に、基準電流値をI
refから0に切換えると、Vr2<Vs6になるた
め、トランジスタ18aがオフ状態になり、負荷に流れ
る電流は、駆動回路及び負荷の特性(時定数)によって
定まる傾きで徐々に下降して0になる。
【0026】しかし実際には、トランジスタ18bに印
加される制御信号S82はパルス信号であるため、通電
開始時の立上り期間中でも、トランジスタ18bがオフ
状態の期間が存在し、これの影響を受けて、負荷電流の
立上りカ−ブは変化する。即ち、トランジスタ18bに
印加される制御信号S82のデュ−ティに応じて、図1
2に示すように、負荷電流の立上りカ−ブが変化する。
また、通電終了時の立下り期間中でも、トランジスタ1
8bがオフ状態の期間とトランジスタ18bがオン状態
の期間とが存在し、それらの比率に応じて、負荷電流の
立下りカ−ブが変化する。
【0027】図16及び図17を参照して説明する。図
16に示すように、スイッチング手段18a,18bを
共にオンして負荷1aに電流が流れている状態から、両
方のスイッチング手段18a,18bをオフに切換える
と、負荷1aに蓄えられたエネルギ−によって流れる電
流は、ダイオ−ドD1,D2を通って、電源の低電位ラ
インから高電位ラインに向かって流れる。この時には、
負荷1aの端子間の電位差が大きいため、エネルギ−の
放出が速く、電流の減衰速度が速い。つまり、過渡電流
カ−ブの立下りの傾きが大きい。
【0028】一方、図17に示すように、スイッチング
手段18a,18bを共にオンして負荷1aに電流が流
れている状態から、一方のスイッチング手段18aだけ
をオフに切換えると、他方のスイッチング手段18bが
オンのままであるため、負荷1aに蓄えられたエネルギ
−によって流れる電流は、ダイオ−ドD1,負荷1a,
スイッチング手段18bの閉ル−プを通る。そしてこの
時には、負荷1aの端子間の電位差が小さくなるため、
エネルギ−の放出は緩やかであり、電流の減衰速度も遅
い。つまり、過渡電流カ−ブの立下りの傾きが小さい。
【0029】即ち、トランジスタ18bに印加される制
御信号S82のデュ−ティの調整によって、負荷電流の
立上り時の波形、ならびに立下り時の波形を制御するこ
とができる。
【0030】また、比較器7aの出力する2値信号S7
1によりチョッピング制御を実施する場合、負荷電流の
立下り速度が比較的速いと、図16に示すように電流の
変動幅(振幅)が大きく、電流の立下り速度が比較的遅
いと、図17に示すように電流の変動幅が小さくなる。
電流の変動幅を小さくすることにより、SRモ−タの場
合、回転時に生じる振動及び騒音を大幅に低減しうる。
【0031】しかしながら、電流の立下り速度が遅い
と、チョッピング制御における目標値(基準レベル)を
変化させた場合に、目標値に対する電流の追従遅れが生
じ易い。モ−タに流す電流のレベルは、駆動トルクの変
更などに伴なって変える必要がある。特にSRモ−タを
駆動する場合には、回転子の極の位置に応じて、各コイ
ルの通電/非通電を切換える必要があり、目標値に対す
る電流の追従遅れが生じると、特に高速回転の場合に回
転トルクの低下が著しくなる。
【0032】この実施例においては、モ−タの回転数
(rpm)と必要な駆動トルクに基づいて、信号S10
のデュ−ティを自動的に調整するので、回転数が高い、
あるいは大きな駆動トルクを必要とする時には、通電の
立上りが速くなり、目標値の変化に対する電流の追従遅
れが防止される。また、回転数が低い、あるいは大きな
駆動トルクを必要としない時には、負荷電流の立上り,
立下り等の変化速度が遅いため、振動及び騒音の発生が
抑制される。電流の基準レベル(Vr2)の波形を短い
期間で細かく調整するのは困難であるが、信号S10の
デュ−ティの調整は容易である。
【0033】ところで、比較器7aの比較結果に従っ
て、トランジスタ18aは通常、短い周期でオン/オフ
を繰り返すが、仮に比較器7aが出力する信号S71を
そのままトランジスタ18aに印加すると、トランジス
タ18aのオン/オフ周期は、その通電回路の特性,モ
−タのコイルのインピ−ダンスなどによって定まり、温
度,湿度等の環境変化の影響も受ける。その場合、トラ
ンジスタ18aのオン/オフ周波数が異常に高くなる場
合もある。しかし、通電をオン/オフする周波数が高く
なると、それに伴なって、トランジスタ18aにおける
損失が増大し、発熱量も増大する。また逆に、通電をオ
ン/オフする周波数が人間の可聴周波数の上限よりも低
い場合、電流のスイッチングによって生じる機械振動
が、ノイズとして人間に聞こえることになる。従って、
トランジスタ18aのオン/オフ周波数を、一般的な人
間の可聴周波数の上限より僅かに高い周波数(例えば1
5KHz)になるように制御するのが望ましい。
【0034】トランジスタ18aのオン/オフ周波数を
制御するために、この実施例の装置を試作する前に、図
11に(a)として示す制御を実施した。この制御につ
いて説明する。即ち、周期が一定の同期信号を用いて、
その周期毎に生じるタイミングt1,t2,t3,・・
・を生成し、トランジスタ18aに印加する信号S81
xを、Vr2<Vs6になる毎にオフレベルに切換え、
タイミングt1,t2,t3,・・・の各々において、
Vr2>Vs6であれば、その時に信号S81xをオン
レベルに切換えるが、Vr2≦Vs6なら信号S81x
をオフレベルに維持する。
【0035】ところが、この制御(図11の(a))で
は、同期信号のタイミング(t4)の直前でVr2<V
s6になると、その直後の同期信号のタイミング(t
4)で、Vr2<Vs6であるため、信号S81xはオ
フレベルに維持される。その結果、信号S81xのオン
/オフが切換らない期間が長くなり、トランジスタ18
aのオン/オフ周波数が人間の可聴周波数の上限より低
くなる時があった。
【0036】そこでこの実施例では、更に改良されたタ
イミング制御回路17cを用いて、図11に(b)とし
て示すように制御している。この制御を図11に(b)
を参照して説明する。周期が一定の同期信号を用いて、
その周期毎に生じるタイミングt1,t2,t3,・・
・を生成する。信号FEは、Vs6>Vr2になった時
に高レベルH(オン不可)に切換え、同期信号の各タイ
ミングt1,t2,t3,・・・でそれぞれ低レベルL
(オン可)に切換える。そして、信号S81をオフに切
換える条件は、Vs6>Vr2になった時であり、信号
S81をオンに切換える条件は、信号FEがオン可で、
かつVs6≦Vr2になった時である。この制御によれ
ば、同期信号のタイミング(t4)の直前でVr2<V
s6になり、その直後の同期信号のタイミング(t4)
で、Vr2<Vs6であっても、信号FEがオン可に切
換わった後でVs6>Vr2になれば、その時に信号S
81がオンに切換るため、信号S81のオン/オフ周期
は、同期信号の周期(基準チョッピング周期)とほぼ同
一になり、周波数の変化はあまり生じない。このため、
同期信号の周波数を人間の可聴周波数の上限より僅かに
高く設定することにより、可聴周波数のノイズの発生を
防止し、しかも大きな発熱の発生も防止しうる。
【0037】実際のタイミング制御回路17cの構成を
図3に示し、回路中の各部の信号波形の例を図10に示
す。この実施例では、同期信号CLK15Kとして、周
波数が15KHzのパルス信号を用いている。図3に示
す回路は、ゲ−ト回路171,174,177,178
及び179と、D型のフリップフロップ172,17
3,176及び17Aと、インバ−タ175を備えてい
る。図10に示すように、信号FEは、入力信号S71
がVs6>Vr2の条件になると、「オン不可」に切換
り、15KHzの同期信号CLK15Kの立上りのタイ
ミングで「オン可」に切換る。そして信号S81は、入
力信号S71がVs6>Vr2の条件になると、オフに
切換り、信号FEの「オン不可」が解除された後で、入
力信号S71がVs6<Vr2になると、オンに切換
る。従って、タイミング制御回路17cを用いることに
より、図11に(b)として示す制御が実現する。
【0038】ところで、例えばモ−タ1の回転速度を目
標速度に正確に追従させるために、速度のフィ−ドバッ
ク制御を実施するのが望ましい。この実施例において
は、比較器7aに入力する電流の基準レベルVr2を制
御することにより、モ−タ1の電流値を制御している
が、電流の微妙な波形の制御をも可能にするために、モ
−タ1の微小回転角度(0.7度)毎に、独立した電流
値が基準レベルVr2に割り当てられる。このため、例
えば回転数(rpm)や必要トルクの変更に伴なって、
モ−タ1の付勢量を調整する場合には、各相のコイルの
全角度の電流値をそれぞれ計算して、それらの値をメモ
リに更新登録しなければならない。即ち、制御量の更新
に非常に時間がかかるため、制御系の応答が非常に遅
い。このような多数の電流値を調整する制御系(電流波
形生成回路15)に、速度フィ−ドバック制御を含める
と、速度変化に対する速い応答は期待できない。
【0039】そこでこの実施例においては、電流波形の
生成とは別の独立した制御系として、速度フィ−ドバッ
ク制御を実施している。即ち、図2に示すように、速度
フィ−ドバック制御によって生成される速度補償値は、
加算回路16によって、電流波形生成回路15の出力信
号S4に加算される。従って、この速度フィ−ドバック
制御系には、格別に時間のかかる処理が含まれないた
め、速度制御系の応答速度は速い。
【0040】加算回路16においては、速度補償値の他
に、振動補償値が加算される。この振動補償値は、モ−
タ1の回転方向の微小振動を抑制するための補償値であ
る。本発明者の実験によれば、SRモ−タ1を一定の方
向に回転駆動している間に、その回転子は、一時的に駆
動方向とは逆の方向に回転(振動)することが確かめら
れている。このような逆転による振動を抑制すれば、S
Rモ−タ1がより滑らかに駆動され、騒音も確実に低減
される。
【0041】そこでこの実施例においては、駆動中の回
転方向の逆転を検出し、その逆転を抑制するような振動
補償値を生成し、それを加算回路16に入力して電流値
を補償している。この振動補償制御系においても、電流
波形の生成とは別の独立した制御系であるため、速い変
化(振動)に対して充分に追従しうる。
【0042】実際には、図7に示す方向検出回路5を用
いて、角度センサ1dが出力する信号の下位2ビットに
基づいて、SRモ−タ1の回転子の回転方向CW/CC
W(前進方向/後退方向)を検出している。図7を参照
すると、方向検出回路5は、D型のフリップフロップ5
1,52及び58とゲ−ト回路53,54,55,56
及び57で構成されている。この方向検出回路5の各部
の信号波形の例を図8に示すので参照されたい。角度セ
ンサ1dと方向検出回路5を用いることにより、微妙な
逆転をも検出することができる。
【0043】図1に示すCPU11の動作の概略を図1
4に示す。図14を参照してCPU11の動作を説明す
る。電源がオンすると、ステップ61で初期化を実行す
る。即ち、CPU11の内部メモリの初期化および内部
タイマ,割込等のモ−ドセットを実施した後、システム
の診断を実施し、異常がなければ次の処理に進む。
【0044】ステップ62では、シフトレバ−,ブレ−
キスイッチ,アクセルスイッチ,アクセル開度センサの
それぞれが出力する信号の状態を読取る。ステップ62
で検出した状態に何らかの変化があった場合には、ステ
ップ63からステップ64に進む。変化がない時には、
ステップ63からステップ65に進む。
【0045】ステップ64では、ステップ62で検出し
た各種状態に基づいて、SRモ−タ1の駆動トルクの目
標値を決定する。例えば、アクセル開度センサによって
検出されたアクセル開度が増大した時には、駆動トルク
の目標値も増大する。また、ここで目標トルクの変化を
示すトルク変更フラグをセットする。
【0046】ステップ65では、検出された現在のSR
モ−タ1の回転速度を入力する。なお回転速度は、後述
する割込処理によって検出される。そして、SRモ−タ
1の回転速度に変化がある時には、ステップ66からス
テップ68に進み、回転速度に変化がなければステップ
67に進む。ステップ67では、トルク変更フラグの状
態を調べ、フラグがセットされている時、即ち目標トル
クの変化がある時には、ステップ68に進み、トルクに
変化がない時にはステップ62に戻る。
【0047】ステップ68では、PWMマップメモリ1
3bを参照してデ−タを入力し、CPU11が出力して
いるパルス信号(PWM信号)S10のデュ−ティを変
更する。このパルス信号S10は、モ−タ1の駆動中は
常時出力されており、その周期は15KHzに固定され
ているが、デュ−ティはその時の状態に応じて変更され
る。
【0048】即ち、PWMマップメモリ13bは、予め
様々なデ−タを登録した読み出し専用メモリ(ROM)
で構成してあり、図13に示すように、様々な目標トル
クと様々な回転数(モ−タの回転速度)のそれぞれに対
応付けられた多数のデ−タPnm(n:トルクに対応す
る列の数値,m:回転数に対応する行の数値)が保持さ
れている。例えば、デ−タP34には、オンデュ−ティ
の95%を示す数値が保持されているので、例えば、ト
ルクが20[N・m]で回転数が500[rpm]の時
には、CPU11は、デ−タP34の内容を参照して、
信号S10のオン時間が95%になるようにそのデュ−
ティを更新する。
【0049】次のステップ69では、電流マップメモリ
13a及び波形マップメモリ13cから、それぞれデ−
タを入力する。この実施例では、電流マップメモリ13
a及び波形マップメモリ13cは、予め様々なデ−タを
登録した読み出し専用メモリ(ROM)で構成してあ
り、電流マップメモリ13aには図19に示すようなデ
−タが保持され、波形マップメモリ13cには図21に
示すようなデ−タが保持されている。
【0050】即ち、電流マップメモリ13aには、様々
な目標トルクと様々な回転数(モ−タの回転速度)のそ
れぞれに対応付けられた多数のデ−タCnm(n:トル
クに対応する列の数値,m:回転数に対応する行の数
値)が保持されており、デ−タCnmの1組には、通電
オン角度,通電オフ角度,電流上限値及び波形パタ−ン
番号が含まれている。例えば、トルクが20[N・m]
で回転数が500[rpm]の時のデ−タC34の内容
は、52.5度,82.5度,200[A]及び波形パ
タ−ン番号3である。このデ−タC34は、0〜90度
の回転位置の範囲内における通電情報を示しており、5
2.5〜82.5度の範囲においては、電流の上限値が
200Aの予め定めた3番の波形パタ−ンの電流を流
し、0〜52.5度の範囲及び82.5〜90度の範囲
では電流を遮断することを意味している。ステップ69
では、その時のトルクと回転数に応じて選択した、Cm
nの1組のデ−タを入力する。
【0051】更に、入力したCmnのデ−タに含まれる
波形パタ−ン番号に対応する1組の波形デ−タを、波形
マップメモリ13cから読み込む。例えば、波形パタ−
ン番号が3の場合には、図21に示す0,12,26,
40,・・・・の一連の波形デ−タを入力する。この波
形デ−タによって、実際にコイルに流す電流の基準値の
波形が決定される。即ち、モ−タの回転子の角度ステッ
プ毎に、電流の基準値は細かく調整される。
【0052】次のステップ6Aでは、ステップ69で入
力したデ−タCnm及び波形デ−タに基づいて、通電マ
ップのデ−タを生成する。即ち、モ−タの回転子の各々
の角度ステップに対応付けられた多数の電流基準値とそ
れに付随するデ−タ(詳細は後述する)を生成する。そ
して、この通電マップのデ−タを、電流波形生成回路1
5の内部にあるメモリ(双方向性メモリ)に書込む。後
述するように、電流波形生成回路15は、基準となる1
相のデ−タに基づいて3相全てのデ−タを自動的に生成
するので、ステップ6Aでは、特定の1相分の通電マッ
プだけを作成し、それを電流波形生成回路15のメモリ
に書込む。
【0053】CPU11は、上述のステップ62〜6A
の処理を繰り返し実行する。そして、検出したSRモ−
タの回転速度及びトルクが一定の場合には、ステップ6
6−67−62を通るが、回転速度が変化した場合、又
はトルクが変化した場合には、ステップ68−69−6
A−6Bを実行するので、電流波形生成回路15の通電
マップが更新される。
【0054】また、ステップ61の初期化を終了した
後、4msec 毎にCPU11にタイマ割込みが発生す
る。このタイマ割込みが発生すると、CPU11は図1
5に示す処理を実行する。図15を参照して説明する。
【0055】ステップ71では、カウンタTM24の値
を参照して、24msec 周期で生じる所定のタイミング
か否かを識別する。即ち、24msec に1回の割合い
で、ステップ71からステップ7Cに進み、それ以外の
時にはステップ71からステップ72に進む。
【0056】ステップ72では、カウンタTM8の値を
参照して、8msec 周期で生じる所定のタイミングか否
かを識別する。即ち、8msec に1回の割合いで、ステ
ップ72からステップ7Dに進み、それ以外の時にはス
テップ72からステップ73に進む。
【0057】24msec に1回の割合いで実行されるス
テップ7Cにおいては、まず、速度補償値を生成する。
即ち、モ−タ1の目標駆動速度と、検出したモ−タ回転
速度とに基づいて、所定のPID(比例・積分・微分)
演算を実行し、その結果を速度補償値とする。そして、
この速度補償値を、出力して加算回路16に入力する。
また、カウンタTM24をクリアする。
【0058】8msec に1回の割合いで実行されるステ
ップ7Dにおいては、まず、シフトレバ−,ブレ−キス
イッチ,アクセルスイッチ,アクセル開度センサ等の状
態を、入力インタ−フェ−ス12を介して読取り、その
結果を内部メモリに保持する。また、モ−タの回転速度
を計算する。この実施例では、SRモ−タ1の駆動軸に
連結された角度センサ1dが、駆動軸の回転速度に応じ
て周期が変化するパルス信号を出力するので、CPU1
1は、角度センサ1dが出力する信号のパルス周期を測
定し、この周期に基づいてSRモ−タ1の回転速度を検
出する。検出した回転速度のデ−タは内部メモリに保存
する。ステップ7Dでは、更に、カウンタTM8をクリ
アする。
【0059】ステップ73においては、SRモ−タ1を
駆動中か否かを識別し、駆動中であれば次にステップ7
4に進み、そうでなければステップ7Aに進む。ステッ
プ74では、現在のSRモ−タの駆動方向(駆動しよう
としている方向)が正転/逆転のいずれであるかを識別
する。そして次のステップ75では、現在のSRモ−タ
の実際の回転方向が正転/逆転のいずれであるかを識別
する。SRモ−タの実際の回転方向は、方向検出回路5
によって検出されるので、CPU11は、方向検出回路
5が出力する2値信号CW/CCWを参照して、SRモ
−タ1の実際の回転方向を識別する。
【0060】ステップ76では、ステップ74で識別し
た現在のSRモ−タの駆動方向と、ステップ75で識別
した現在のSRモ−タの実際の回転方向とが一致するか
否かを識別する。一致する場合には、ステップ7Bに進
み、振動補償値に0をセットする。また、駆動方向と実
際の回転方向とが一致しない場合、即ち振動により、駆
動方向に対して回転子が逆転方向に回転している時に
は、ステップ78に進み、予め定めた定数を振動補償値
にセットする。この実施例においては、ステップ78で
振動補償値にセットする定数(電流値)を+30[A]
に定めてある。次のステップ79では、ステップ78又
は7Bで決定した振動補償値を出力し、それを加算回路
16に印加する。なお、この振動補償値は、3相の制御
系で共通に利用される。
【0061】ステップ7Aでは、カウンタTM24の値
およびTM8の値をそれぞれ更新(+1)する。またス
テップ7Eでは、次回の割込みを発生させるために、割
込用のタイマを再セットする。
【0062】電流波形生成回路15が出力する電流指示
値S4と、補正後の電流指示値S4Bの波形例を図9に
示す。図9において、CP1が振動補償値であり、CP
2が速度補償値である。振動補償値CP1と速度補償値
CP2は、それぞれ3相で共通に利用される。また、電
流指示値S4が0の時には、補正後の電流指示値S4B
も0にする。振動補償値CP1を電流指示値S4に加算
することによって、SRモ−タ1の振動が抑制されるた
め騒音が低減され、また速度補償値CP2を電流指示値
S4に加算することによって、SRモ−タ1の速度制御
の応答性が改善される。
【0063】さて、この実施例では3相のSRモ−タ1
を駆動するので、各相のコイルに流す電流の指示値を3
相分生成する必要がある。この実施例では、電流指示値
を回転子の位置(微小角度ステップ)毎にそれぞれ調整
して通電波形を最適化しようとしているので、電流指示
値S4の生成は非常に難しい。しかも、回転子が微小回
転する毎に電流指示値を変える必要があるので、電流指
示値S4の更新は瞬時に実行できなければならない。こ
のような信号を発生するためには、メモリに多数の電流
指示値(通電マップ)を予め登録して、メモリのアドレ
スを回転子の位置(角度ステップ)に対応付け、回転子
の位置が変わる毎に、その位置情報をメモリのアドレス
に印加して、その位置の電流指示値をメモリから読み出
して電流制御系に与えるように制御すればよい。また、
このような回路を3組設置すれば、3相の電流指示値を
生成することが可能である。
【0064】しかしながら、3相のそれぞれに対応し
て、独立した電流波形生成回路を3組設けると、必要な
メモリの容量が大きくなり、回路構成も複雑化するのは
避けられない。また、CPU11は、モ−タの回転数や
必要トルクが変化する度に、メモリの内容(通電マッ
プ)を書き替えなければならないが、メモリの容量が大
きいと、その内容を全て更新するのに長い時間が必要に
なるため、制御系の応答性が悪くなる。
【0065】一方、図9及び図20に示すように、3相
の電流指示値の波形は、互いに相似形であり、互いに波
形の位相(相対角度)だけが異なっている。従って、1
相の電流指示値の波形に基づいて、その位相をずらした
信号を生成すれば、3相の電流指示値を生成することが
可能である。
【0066】例えば、図5に示すように、第1相の0〜
90度の範囲内の各角度ステップに対応付けた多数の波
形デ−タ(ハッチングを施した部分)を、それぞれの角
度ステップに対応付けたメモリアドレスに保持しておく
場合には、メモリアドレスに対する指示角度に+30度
の補正を加えることにより、第2相の波形デ−タを得る
ことができ、また、メモリアドレスに対する指示角度に
+60度の補正を加えることにより、第3相の波形デ−
タを得ることができる。また、第1相の0〜90度の範
囲の波形の繰り返しによって、0〜360度の範囲の波
形デ−タを得ることができる。
【0067】即ち、基準となる1相の波形だけをメモリ
に登録しておき、それに基づいて3相の信号波形を生成
することができる。このようにすれば、メモリの容量が
低減され、回路構成が簡略化され、メモリの内容を更新
する処理の所要時間が短縮される。
【0068】実際の電流波形生成回路15の構成を図4
に示し、各部の信号のタイミングを図6に示す。CPU
11が生成する通電マップは、電流波形生成回路15内
の双方向RAM(読み書きメモリ)49に書込まれる。
この実施例においては、双方向RAM49は、2つのメ
モリバンクを有しており、これら2つのメモリバンクの
うち、一方から波形デ−タの読み出しが実行され、他方
に対してCPU11のデ−タ書込みが実行される。従っ
て、波形デ−タの読み出しとCPU11のデ−タ書込み
とが同時に実行できる。
【0069】双方向RAM49のメモリバンク1はD8
00H〜D886H(H:16進数表記を示す、以下同
様)のメモリアドレスに割当ててあり、メモリバンク2
はDC00H〜DC86Hのメモリアドレスに割当ててあ
る。メモリバンク1の領域内は次のように割当ててあ
る。
【0070】D800H〜D87FH(128バイト):
回転角度の0.7度毎の各電流値(90度:128ステ
ップ) D880H :第1相の角度1(通電開始又は終了角度) D881H :第1相の角度2(通電終了又は開始角度) D882H :第2相の角度1(通電開始又は終了角度) D883H :第2相の角度2(通電終了又は開始角度) D884H :第3相の角度1(通電開始又は終了角度) D885H :第3相の角度2(通電終了又は開始角度) D886H :波形の凸/凹(角度1で通電開始→角度2
で通電終了,角度1で通電終了→角度2で通電開始、の
区分) メモリバンク2のメモリ割当ては、アドレスが400H
ずれる他は、メモリバンク1と同一である。メモリバン
ク1とメモリバンク2の切換えは、双方向RAM49の
アドレスのビット10(A10)の制御により実施され
る。
【0071】図4及び図6を参照して、電流波形生成回
路15を説明する。角度センサ1dが出力する10ビッ
トの角度信号RZ0〜RZ9は、ラッチ41によりラッ
チされ、加算器47の一方の入力に印加される。また、
角度信号RZ0は、タイミングパルス発生回路42に印
加される。タイミングパルス発生回路42は、その内部
で生成する8MHzのクロックパルスCLK8Mと角度
信号RZ0に基づいて、クロックパルスCLK1A,C
LK1B,CLK2A,CLK2B及びラッチ制御信号
LATZを生成する。
【0072】4ビットカウンタ44は、タイミングパル
ス発生回路42が出力するクロックパルスCLK2Bを
計数して、0〜15の範囲の数値を順番に計数値CNT
として繰り返し出力する。電流波形生成回路15の各回
路の動作は、4ビットカウンタ44が出力する計数値C
NTの値に応じて決定される。計数値CNTは、ラッチ
制御回路45,角度補正出力回路46,アドレス制御回
路48,及び駆動信号生成回路4Cに入力される。
【0073】角度補正出力回路46は、エンコ−ダであ
り、入力される計数値CNTの値に応じて、次のような
補正値CPSをそれぞれ出力する。
【0074】 CNT:0〜3, CPS:0 (0度) CNT:4〜7, CPS:84(60度) CNT:8〜11, CPS:42(30度) CNT:12〜15,CPS:42(30度:ダミ−) 従って、加算器47の出力には、計数値CNTが0〜3
の時には、その時の回転子の回転位置(角度:RZ0−
RZ9)がそのまま現われるが、計数値CNTが4〜7
の時には、60度分が加算(シフト)され、計数値CN
Tが8〜11の時には、30度分が加算(シフト)され
る。なお、計数値CNTが12〜15の時の加算器47
の出力は利用されない。
【0075】アドレス制御回路48は、入力される計数
値CNTの値に応じて、次のような8ビット値MA07
をそれぞれ出力する。
【0076】 CNT:0,1,4,5,8,9, MA07:加算器47の出力 CNT:2 MA07:0 CNT:3 MA07:1 CNT:6 MA07:2 CNT:7 MA07:3 CNT:10 MA07:4 CNT:11 MA07:5 CNT:12〜15 MA07:6 また、ラッチ制御回路45は、入力される計数値CNT
の値に応じて、次のように2ビット値MA89をそれぞ
れ出力する。またメモリ読出し信号MRDは、計数値C
NTが0〜12の間、有効になる。
【0077】 CNT:0,1,4,5,8,9 MA89:0 CNT:2,3,6,7,10〜15 MA89:0 アドレス制御回路48が出力する8ビット値MA07
は、双方向RAMのアドレスの下位8ビットに印加さ
れ、ラッチ制御回路45が出力する2ビット値MA89
は、双方向RAMのアドレスの第8ビット及び第9ビッ
トに印加される。従って、双方向RAM49の下位10
ビットの指定アドレスは、入力される計数値CNTの値
に応じて次のようになる。
【0078】 CNT:0,1,4,5,8,9, MA07:加算器47の出力 CNT:2 MA07:0100H CNT:3 MA07:0101H CNT:6 MA07:0102H CNT:7 MA07:0103H CNT:10 MA07:0104H CNT:11 MA07:0105H CNT:12〜15 MA07:0106H つまり、入力される計数値CNTの値に応じて、それぞ
れ次のような情報が、双方向RAM49から読み出され
る。
【0079】 CNT:0,1 DATA:現在の角度の電流値 (第1相の電流値) CNT:2 DATA:第1相の角度1 CNT:3 DATA:第1相の角度2 CNT:4,5 DATA:現在の角度+60度の電流値 (第2相の電流値) CNT:6 DATA:第2相の角度1 CNT:7 DATA:第2相の角度2 CNT:8,9 DATA:現在の角度+30度の電流値 (第3相の電流値) CNT:10 DATA:第3相の角度1 CNT:11 DATA:第3相の角度2 CNT:12〜15 DATA:波形の凸/凹区分 計数値CNTが0,1の時に双方向RAM49から出力
される第1相の電流値(DATA:8ビット)は、ラッ
チ制御回路45が出力する信号PH1Cに同期して、ラ
ッチ4Eにラッチされる。同様に、計数値CNTが4,
5の時に双方向RAM49から出力される第2相の電流
値は、ラッチ制御信号PH2Cに同期して、ラッチ4E
にラッチされ、計数値CNTが8,9の時に双方向RA
M49から出力される第3相の電流値は、ラッチ制御信
号PH3Cに同期して、ラッチ4Eにラッチされる。ラ
ッチ4Eから出力される3組(3相)の信号S4が、図
1に示す加算回路16に印加される。
【0080】一方、コンパレ−タ4Bは、加算器47の
出力と、双方向RAM49の出力とを比較する。ここ
で、実際に利用されるのは、双方向RAM49の出力の
うち、第1相の角度1,第1相の角度2,第2相の角度
1,第2相の角度2,第3相の角度1,第3相の角度2
および波形の凸/凹区分である。即ち、コンパレ−タ4
Bは、現在の回転子の角度(+シフト量)と各相の角度
1,角度2との大小関係を識別する。
【0081】コンパレ−タ4Bの出力は、ラッチ制御回
路45が出力する制御信号LTCH1によって、計数値
CNTが2,3,6,7,10,11,12及び13の
時に、それぞれ駆動信号生成回路4Cの内部でラッチさ
れ利用される。即ち、計数値CNTが2及び3の時のコ
ンパレ−タ4Bの出力を利用して、第1相についての通
電のオン/オフの切換りを示す2値信号を生成し、計数
値CNTが6及び7の時のコンパレ−タ4Bの出力を利
用して、第2相についての通電のオン/オフの切換りを
示す2値信号を生成し、計数値CNTが10及び11の
時のコンパレ−タ4Bの出力を利用して、第3相につい
ての通電のオン/オフの切換りを示す2値信号を生成す
る。また、計数値CNTが12及び13の時のコンパレ
−タ4Bの出力を利用して、波形の凸/凹を識別し、通
電のオン/オフを示す2値信号(S5)を生成する。
【0082】ところで、加算器47が出力する8ビット
デ−タは、0〜127の範囲にあり、最上位ビットは常
に0である。また、双方向RAM49に保持された第1
相の角度1,第1相の角度2,第2相の角度1,第2相
の角度2,第3相の角度1及び第3相の角度2も0〜1
27の範囲にあり、最上位ビットは常に0である。一
方、双方向RAM49に保持された波形の凸/凹区分
は、凹波形に255が割当てられ、凸波形に0が割り当
てられている。そのため、コンパレ−タ4Bが波形の凸
/凹区分と加算器47の出力とを比較する時には、加算
器47の出力とは無関係に、波形の凸/凹区分のみに従
ってコンパレ−タ4Bの出力が定まる。従って駆動信号
生成回路4Cは、計数値CNTが12及び13の時に
は、「波形の凸/凹区分」情報に応じて、出力する3相
の2値信号の波形の凸/凹を決定する。即ち、波形の凸
/凹区分が0の場合: (現在の角度)≦(第1相の角度1)の間はオフ (第1相の角度1)<(現在の角度)≦(第1相の角度
2)の間はオン (第1相の角度2)<(現在の角度)の間はオフ となる2値信号(S5)を生成し、波形の凸/凹区分が
255の場合: (現在の角度)≦(第1相の角度1)の間はオン (第1相の角度1)<(現在の角度)≦(第1相の角度
2)の間はオフ (第1相の角度2)<(現在の角度)の間はオン となる2値信号(S5)を生成する。第2相,第3相の
2値信号(S5)についても同様である。
【0083】駆動信号生成回路4Cが生成する第1相,
第2相および第3相の2値信号(S5)は、それぞれ駆
動信号生成回路4Cから出力されてラッチ4Dに入力さ
れる。そして、全ての2値信号の状態が確定するタイミ
ング(CNT:13)でラッチ制御回路45から出力さ
れるラッチ制御信号LTCH1に同期して現われる制御
信号LAT0によって、駆動信号生成回路4Cが出力す
る3つの2値信号はラッチ4Dにラッチされ、3相の2
値信号S5として、出力判定回路17に印加される。
【0084】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1の発明によれ
ば、タイミング生成手段,許可信号生成手段,及び禁止
制御手段を備えるので、例えば、図11の(b)に示す
ように、電流値≧基準電流値になった直後に、基準チョ
ッピングタイミングt4になった場合でも、タイミング
t4をすぎると、許可フラグ信号が「オン可」レベルに
切換るので、その直後にオン/オフ信号のオン/オフが
切換る。従って、オン/オフ信号のオン/オフが切換ら
ない期間が、基準チョッピングタイミングの1周期より
長くはならないので、基準チョッピングタイミングの繰
り返し周波数を人間の可聴周波数の上限以上に定めれ
ば、騒音の発生を防止しうる。また、オン/オフ信号の
オン/オフの繰り返し周波数が異常に高くなることもな
い。即ち、チョッピング周波数の変動が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のモ−タ駆動装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1の一部分の詳細な構成を示すブロック図
である。
【図3】 図2のタイミング制御回路17cを示すブロ
ック図である。
【図4】 図1の電流波形生成回路15の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 電流波形生成回路15のメモリの内容と生成
する波形との対応を示す模式図である。
【図6】 電流波形生成回路15の動作を示すタイムチ
ャ−トである。
【図7】 図1の方向検出回路5の構成を示すブロック
図である。
【図8】 方向検出回路5の動作を示すタイムチャ−ト
である。
【図9】 電流波形生成回路15の出力と補償後の信号
を示すタイムチャ−トである。
【図10】 図2のタイミング制御回路17cの動作を
示すタイムチャ−トである。
【図11】 図2のタイミング制御回路17cと改良前
の装置の動作を示すタイムチャ−トである。
【図12】 電流の基準レベルVr2と負荷に流れる電
流の波形を示すタイムチャ−トである。
【図13】 PWMマップメモリ13bの内容を示すマ
ップである。
【図14】 CPU11の処理を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図15】 CPU11のタイマ割込処理を示すフロ−
チャ−トである。
【図16】 通電回路に流れる電流の経路を示すブロッ
ク図である。
【図17】 通電回路に流れる電流の経路を示すブロッ
ク図である。
【図18】 SRモ−タ内部の基本構造を示す正面図で
ある。
【図19】 電流マップメモリ13aの内容を示すマッ
プである。
【図20】 実施例のSRモ−タ1を駆動する場合の基
本的な電流波形の例を示すタイムチャ−トである。
【図21】 波形マップメモリ13cの内容を示すマッ
プである。
【符号の説明】
1:SRモ−タ 1a,1b,1c,
CL:コイル 2,3,4:電流センサ 5:方向検出回路 6:D/A変換器 7:比較回路 7a:アナログ比較器 11:CPU 12:入力インタ−
フェ−ス 13a:電流マップメモリ 13b:PWMマッ
プメモリ 13c:波形マップメモリ 14:電源回路 15:電流波形生成回路 16:加算回路 16a,16b:加
算器 17:出力判定回路 18,19,1A:
ドライバ 18a,18b:トランジスタ(IGBT) 18c,18d:ダイオ−ド 18e,18f:電
源ライン 41:ラッチ 42:タイミングパ
ルス発生回路 43:カウンタ制御回路 44:4ビットカウ
ンタ 45:ラッチ制御回路 46:角度補正出力
回路 47:加算器 48:アドレス制御
回路 49:双方向RAM 4A:バンク切換回
路 4B:コンパレ−タ 4C:駆動信号生成
回路 4D,4E:ラッチ R:回転子 S:固定子 Ra〜Rd,Sa〜
Sf:極部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョッピング制御されて負荷に実際に流
    れる電流に対応する第1の信号と、基準電流値を定める
    第2の信号との大小関係を比較して、該比較の結果に応
    じた2値信号を、負荷の通電のオン/オフ制御に利用す
    る、チョッピング通電制御装置において:ほぼ一定の周
    期で生じる、基準チョッピングタイミングを生成するタ
    イミング生成手段;前記2値信号のオンからオフへの切
    換り、もしくはオフからオンへの切換りが生じる度に第
    1のレベルにセットされ、前記基準チョッピングタイミ
    ングになる度に第2のレベルにセットされる許可フラグ
    信号を生成する許可信号生成手段;および前記許可フラ
    グ信号が前記第1のレベルの期間中は、負荷の通電のオ
    フからオンへの切換り、もしくはオンからオフへの切換
    りを禁止する、禁止制御手段;を設けたことを特徴とす
    る、チョッピング通電制御装置。
  2. 【請求項2】 前記基準チョッピングタイミングを定め
    る信号の周波数が、人間の可聴周波数の上限に近い周波
    数に定められた、前記請求項1記載のチョッピング通電
    制御装置。
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