JPH07274569A - 電気モ−タの通電制御装置 - Google Patents

電気モ−タの通電制御装置

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JPH07274569A
JPH07274569A JP6062279A JP6227994A JPH07274569A JP H07274569 A JPH07274569 A JP H07274569A JP 6062279 A JP6062279 A JP 6062279A JP 6227994 A JP6227994 A JP 6227994A JP H07274569 A JPH07274569 A JP H07274569A
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level
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rotor
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Application number
JP6062279A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Iwasaki
崎 新一郎 岩
Masanori Sugiyama
山 昌 典 杉
Chiaki Umemura
村 千 明 梅
Akiyoshi Okawa
川 明 美 大
Naoyoshi Takahashi
橋 尚 良 高
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SRモ−タが回転する時に発生する振動及び
騒音を低減する。目標値が変化する時の電流の追従遅れ
をなくす。 【構成】 2つの基準レベルVr1,Vr2を設け、V
r1<Vr2とし、それらと検出した電流レベルVs6
との大小関係を識別し、Vs6<Vr1なら2つのトラ
ンジスタ18a,18bをオンし、Vr1<Vs6<V
r2なら一方のトランジスタをオンし他方をオフし、V
r2<Vs6なら両方のトランジスタをオフする。信号
S5が低レベルの時には、Vs6とは無関係に両方のト
ランジスタをオフし、電流の変化速度を速くする。Vr
1,Vr2,S5の波形情報を、メモリの回転位置に対
応付けたアドレスに保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気モ−タの通電制御
に関し、特にスイッチドレラクタンスモ−タを駆動する
用途に適する通電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチドレラクタンスモ−タ(以下、
SRモ−タと言う)は、一般に極部が外側に突出する形
で構成された回転子と、極部が内側に突出する形で構成
された固定子とを備えており、回転子は単に鉄板を積層
して構成した鉄心であり、固定子は極毎に集中巻された
コイルを備えている。このSRモ−タは、固定子の各極
が電磁石として動作し、回転子の各極部を固定子の磁力
で吸引することによって回転子が回転する。従って、回
転子の各極の回転位置に応じて、固定子の各極に巻回さ
れたコイルの通電状態を順次に切換えることによって、
回転子を希望する方向に回転させることができる。
【0003】この種のSRモ−タに関する従来技術は、
例えば、特開平1−298940号公報に開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SRモ−タは、構造が
簡単で、機械的に頑丈であり、高温下での動作も可能で
ある等々の長所を有しているが、ほとんど実用的に利用
されていないのが実情である。その原因の1つは、回転
時に発生する騒音が大きいことである。
【0005】SRモ−タにおいては、回転子の各極が特
定の回転位置にある時に、固定子各極に対する通電のオ
ン/オフを切換えるので、その切換時に、回転子に加わ
る磁気吸引力の大きさが急激に変化する。そのため、回
転子及び固定子には、比較的大きな機械振動が発生す
る。この振動によって騒音が生じる。
【0006】また、電気コイルに流す電流を必要な値に
維持するために、その通電期間中に短い周期で電流をチ
ョッピングする(図5参照)ことが実施されている。と
ころが、チョッピング時の電流レベルの変化が速い場合
には、それによって磁気吸引力も速く変動するので、振
動が生じ、大きな騒音が生じる。また、この騒音を抑制
するために、チョッピング時の電流レベルの変化を遅く
すると、例えばコイルの通電相切換時のように電流の速
い変化が必要とされる時に、実際の電流の変化が目標値
に追従できなくなり、モ−タの回転駆動トルクが低下す
る。
【0007】また、一般的な電気モ−タの電流をチョッ
ピング制御によって目標値に維持する場合においても、
電流の変化の速さに応じて、通電オン/オフ時の立上
り,立下りが遅れたり、目標値と実際の電流値との偏差
が大きくなってオ−バ−シュ−トが生じる場合がある。
【0008】従って本発明は、電気コイルに流す電流の
制御目標値と実際に流れる電流との偏差を小さくすると
ともに、SRモ−タの回転時に生じる騒音を効率良く抑
制しうる電気モ−タの通電制御装置を提供することを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の電気モ−タの通電制御装置は、電気モ−タ
を駆動する電気コイル(1a,1b,1c)の一端と第
1の電源ラインとの間に介挿された第1のスイッチング
手段(18a);前記電気コイルの他端と第2の電源ラ
インとの間に介挿された第2のスイッチング手段(18
b);前記電気コイルに実際に流れる電流のレベルを検
出する電流検出手段(2);第1の基準レベル(Vr
1)及びそれより高い第2の基準レベル(Vr2)を定
める基準レベル決定手段(15);及び前記電流検出手
段が検出した電流のレベルを前記第1の基準レベル及び
第2の基準レベルと比較し、検出した電流のレベルが第
1の基準レベルより低い時には前記第1のスイッチング
手段及び第2のスイッチング手段の両者を導通状態に制
御し、検出した電流のレベルが第1の基準レベルと第2
の基準レベルとの間にある時には前記第1のスイッチン
グ手段及び第2のスイッチング手段のいずれか一方を導
通状態に制御し、検出した電流のレベルが第2の基準レ
ベルより高い時には前記第1のスイッチング手段及び第
2のスイッチング手段の両者を非導通状態に制御する、
スイッチング制御手段(16,17);を備える。
【0010】また、請求項2の発明では、電気モ−タの
回転子の回転位置を検出する回転位置検出手段(1
d);を更に含み、前記基準レベル決定手段は、回転子
の回転位置毎の前記第1の基準レベル及び第2の基準レ
ベルの情報を保持する波形メモリ手段(15a,15
b)を含み、回転位置検出手段が検出した回転子の回転
位置に応じて波形メモリ手段から情報を読み出して第1
の基準レベル及び第2の基準レベルを逐次決定する、よ
うに構成する。
【0011】また、請求項3の発明では、前記波形メモ
リ手段は、回転子の回転位置毎に、第1の基準レベル及
び第2の基準レベルの情報とともに、指令情報を保持す
る手段(15c)を含み、前記スイッチング制御手段
を、波形メモリ手段が出力する指令情報に強制遮断情報
が含まれる時には、検出した電流のレベルとは無関係
に、前記第1のスイッチング手段及び第2のスイッチン
グ手段の両者を非導通状態に制御する、ように構成す
る。
【0012】また、請求項4の発明では、前記第1の基
準レベル及び第2の基準レベルの回転位置毎の情報を予
め複数種類保持するマップメモリ手段(13);及び回
転子を駆動する速度に応じて前記マップメモリ手段上の
情報の中から選択した1種類の情報を読み出して前記波
形メモリ手段に書込むメモリ更新制御手段(11);を
更に備える。
【0013】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0014】
【作用】本発明においては、電気モ−タを駆動する電気
コイル(1a,1b,1c)は、一端が第1のスイッチ
ング手段(18a)を介して第1の電源ライン(18
e)と接続され、他端が第2のスイッチング手段(18
b)を介して第2の電源ライン(18f)と接続されて
いる。従って、第1のスイッチング手段と第2のスイッ
チング手段を同時にオンすることにより、電源ラインか
ら電気コイルに電流を流すことができる。また、第1の
スイッチング手段と第2のスイッチング手段のいずれか
一方、又は両者をオフにすれば、電気コイルの電流を遮
断することができる。
【0015】但し、この種の通電回路には時定数が存在
するので、第1のスイッチング手段と第2のスイッチン
グ手段を同時にオンしてから、電流が目標値に達するま
でにはある程度の時間がかかる。同様に、通電オン時に
第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段の一
方又は両者をオフしてから電流が完全に遮断されるまで
にもある程度の時間がかかる。例えば、電流の目標値を
Icに定め、実際にコイルに流れる電流がIcよりも大
きくなったら第1及び第2のスイッチング手段をオフ
し、Icより小さくなったら第1及び第2のスイッチン
グ手段をオンするようにチョッピング制御すると、図5
に示すように、実際の電流値は目標値Icの近傍で脈動
し、平均的な電流値は目標値に近くなる。
【0016】前述のように、このようなチョッピング制
御中の電流の変化が速い場合、SRモ−タにおいては振
動が生じ大きな騒音が発生する。また逆に、電流の変化
が遅いと、騒音が抑制される代わりに、電流の目標値に
対する追従が遅れる。
【0017】ところで、通電オン状態から第1のスイッ
チング手段と第2のスイッチング手段の両方をオフする
場合と一方だけをオフする場合とでは、コイルに流れる
電流の変化速度が違う。即ち、両方のスイッチング手段
をオフする場合には、図6に示すように、コイルに蓄え
られたエネルギ−による電流は、2つのダイオ−ドを介
して電源ラインの一端から他端に向かって流れるので、
コイル両端の電位差が大きく、従ってエネルギ−が急速
に消費されるので電流の変化が速い。また、一方のスイ
ッチング手段をオフする場合には、図7に示すように、
ダイオ−ドとオン状態のスイッチング手段(IGBT
(L))を介してコイルが短絡されるので、コイル両端
の電位差が小さく、従ってエネルギ−がゆっくりと消費
されるので、電流の変化は遅い。
【0018】つまり、コイルの通電をオンからオフに切
換える時に、第1のスイッチング手段と第2のスイッチ
ング手段の両方をオフするか、一方だけをオフするかに
応じて、電流の変化速度を2種類の中から選択すること
ができる。
【0019】本発明においては、基準レベル決定手段
(15)によって、第1の基準レベル(Vr1)及びそ
れより高い第2の基準レベル(Vr2)が設定される。
そして、スイッチング制御手段(16,17)は、電流
検出手段(2)が検出した電流のレベルを前記第1の基
準レベル及び第2の基準レベルと比較し、検出した電流
のレベルが第1の基準レベルより低い時には前記第1の
スイッチング手段及び第2のスイッチング手段の両者を
導通状態に制御し、検出した電流のレベルが第1の基準
レベルと第2の基準レベルとの間にある時には前記第1
のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段のいず
れか一方を導通状態に制御し、検出した電流のレベルが
第2の基準レベルより高い時には前記第1のスイッチン
グ手段及び第2のスイッチング手段の両者を非導通状態
に制御する。
【0020】即ち、スイッチング制御手段は、その時の
状況に応じて、電流オフ制御時の電流の変化速度を2種
類の中から自動的に選択する。ここで例えば、第1の基
準レベルを電流の目標値と考えれば、検出した電流値が
第1の基準レベルと第1の基準レベルとの間にある時に
は、電流の目標値との偏差が比較的小さいので、電流が
ゆっくりと減少しても問題はなく、電流の変化速度を遅
くすることによって、振動及び騒音を抑制しうる。ま
た、検出した電流値が第2の基準レベルより大きい時に
は、電流の目標値との偏差が比較的大きいので、電流の
減少速度を速くすることにより、短時間で偏差を小さく
し、目標値に対する追従性を向上することができる。検
出した電流値が第1の基準レベルより小さくなると、再
び第1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段
の両者が導通状態になるので、電流値は上昇し、第1の
基準レベルに近づく。
【0021】従って、モ−タに生じる振動及び騒音が抑
制され、しかも電流の目標値変化に対する追従性が劣化
するのも防止しうる。
【0022】また、請求項2の発明では、回転子の回転
位置毎の前記第1の基準レベル及び第2の基準レベルの
情報を保持する波形メモリ手段(15a,15b)が備
わっており、基準レベル決定手段は、回転位置検出手段
が検出した回転子の回転位置に応じて波形メモリ手段か
ら情報を読み出して第1の基準レベル及び第2の基準レ
ベルを逐次決定する。従って、例えばSRモ−タを駆動
する場合でも、回転子が360度回転する間の各角度に
おける第1の基準レベル及び第2の基準レベルを予め波
形メモリ手段に記憶しておくことにより、波形メモリ手
段から読み出される第1の基準レベル及び第2の基準レ
ベルの情報だけで第1及び第2のスイッチング手段を制
御し、コイルに流す電流を適切に制御しうるので、制御
回路の構成及び動作が従来に比べて大幅に簡略化され
る。
【0023】また、請求項3の発明では、波形メモリ手
段には、回転子の回転位置毎の指令情報も保持されてい
る。スイッチング制御手段は、波形メモリ手段が出力す
る指令情報に強制遮断情報が含まれる時には、検出した
電流のレベルとは無関係に、前記第1のスイッチング手
段及び第2のスイッチング手段の両者を非導通状態に制
御する。即ち、強制遮断情報が存在する回転位置では、
コイルに流れる電流の減少速度が速くなる。
【0024】前述のように本発明では、第1の基準レベ
ル及び第2の基準レベルに基づいて、電流の変化速度を
2種類の中から自動的に選択するようになっている。し
かしながら、例えば図8中に拡大して示される部分のよ
うに、電流が立下がり始める時には、電流の目標値(第
1及び第2の基準レベル)の減少速度が非常に速いの
で、第1及び第2の基準レベルに応じた電流の変化速度
の自動切換に、遅れが生じる可能性がある。
【0025】請求項3の発明においては、電流の変化速
度の自動切換に、遅れが生じることが予め予想される回
転位置について、強制遮断情報を波形メモリ手段に記憶
しておくことにより、検出した電流値が第2の基準レベ
ルを越える前に、その位置での電流の変化速度が速い方
にすばやく切換わるので、切換の遅れが回避され、電流
の目標値に対する追従性が更に改善されるとともに2重
のON−OFF制御となって耐ノイズ性が向上する。
【0026】また、請求項4の発明では、回転子を駆動
する速度に応じて、波形メモリ手段上の情報が自動的に
更新される。従って、コイルに流す電流の波形を、回転
子の回転速度に応じて最適に調整でき、電気モ−タの速
度制御が容易になる。
【0027】
【実施例】実施例の装置の構成を図1に示す。図1に示
す装置は、電気自動車の駆動ユニットの主要部分を構成
している。この例では、駆動源として1個のSRモ−タ
1が備わっおり、このSRモ−タ1はコントロ−ラEC
Uによって制御される。コントロ−ラECUは、シフト
レバ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ,及びア
クセル開度センサから入力される情報に基づいて、SR
モ−タ1の駆動を制御する。電源はバッテリ−から供給
される。
【0028】SRモ−タ1の基本的な構成とその駆動原
理を図3に示す。図3に示すSRモ−タ1は、固定子S
とその内空間に回動自在に支持された回転子Rとで構成
されている。回転子Rは、多数枚の薄い鉄板を積層して
構成してあり、外周の互いに90度ずつずれた位置に、
外側に向かって突出した4つの極部Ra,Rb,Rc及
びRdが形成されている。固定子Sも多数枚の薄い鉄板
を積層して構成してあり、内周の互いに60度ずつずれ
た位置に、内側に向かって突出した6つの極部Sa,S
b,Sc,Sd,Se及びSfが形成されている。図3
では一部分だけが示されているが、固定子Sの極部S
a,Sb,Sc,Sd,Se及びSfには、電気コイル
CLがそれぞれ巻回されている。
【0029】ここで、固定子Sの極部Sa,Sdに巻回
したコイルCLを第1相、固定子Sの極部Sb,Seに
巻回したコイルCLを第2相、固定子Sの極部Sc,S
fに巻回したコイルを第3相と定義すると、回転子Rの
極の位置に応じて、図3に示すように、第1相−第2相
−第3相のコイルCLに順次に通電することにより、時
計回りに連続的に回転子Rを回転駆動することができ
る。即ち、固定子Sの通電した極部が電磁石を構成する
ので、その電磁石に近い位置にある回転子Rの極部が電
磁石に吸引されて回転移動する。回転を継続するために
は、回転子Rの回転移動に伴なってコイルの通電を切換
える必要がある。実際には、このSRモ−タ1の場合、
回転子Rが30度回転する毎に、通電するコイルを第1
相−第2相−第3相と切換えればよい。
【0030】再び図1を参照して説明を続ける。SRモ
−タ1には、それを駆動するための3相のコイル1a,
1b,1cと、回転子Rの回転位置(角度)を検出する
角度センサ1dが備わっている。3相のコイル1a,1
b及び1cは、それぞれ、コントロ−ラECU内部のド
ライバ18,19及び1Aと接続されており、コイル1
aとドライバ18とを接続する信号線,コイル1bとド
ライバ19とを接続する信号線,及びコイル1cとドラ
イバ1Aとを接続する信号線には、それぞれ、電流セン
サ2,3及び4が設置されている。これらの電流センサ
2,3及び4は、それぞれ、コイル1a,1b及び1c
に実際に流れる電流に比例する電圧を電流信号S6とし
て出力する。
【0031】コントロ−ラECUの内部には、CPU
(マイクロコンピュ−タ)11,入力インタ−フェ−ス
12,マップ用メモリ13,電源回路14,電流波形生
成回路15,比較回路16,出力判定回路17,ドライ
バ18,19及び1Aが備わっている。このコントロ−
ラECUは、シフトレバ−,ブレ−キスイッチ,アクセ
ルスイッチ,及びアクセル開度センサから入力される情
報に基づいて、SRモ−タ1の駆動速度及び駆動トルク
を逐次計算し、その計算の結果に基づいて、SRモ−タ
1のコイル1a,1b及び1cの各々に流す電流を制御
する。
【0032】図1の回路の主要部分の具体的な構成を図
2に示す。図2は、SRモ−タ1のコイル1aの通電を
制御する回路のみを示しており、実際には他のコイル1
b及び1cの通電を制御する同様の回路がそれぞれ含ま
れている。
【0033】図2を参照すると、コイル1aの一端は、
スイッチングトランジスタ(IGBT)18aを介して
電源の高電位ライン18eと接続され、コイル1aの他
端は、スイッチングトランジスタ(IGBT)18bを
介して電源の低電位ライン18fと接続されている。ま
た、トランジスタ18aのエミッタと低電位ライン18
fとの間にはダイオ−ド18cが接続され、トランジス
タ18dのエミッタと高電位ライン18eとの間にはダ
イオ−ド18dが接続されている。従って、トランジス
タ18a及び18bの両方をオン(導通状態)にすれ
ば、電源ライン18e,18fとコイル1aとの間に電
流が流れ、いずれか一方、又は両方をオフ(非導通状
態)にすれば、コイル1aの通電を停止することができ
る。
【0034】出力判定回路17には、2つのアンドゲ−
ト17a,17bが備わっている。アンドゲ−ト17a
の出力端子はトランジスタ18bのゲ−ト端子と接続さ
れており、アンドゲ−ト17bの出力端子はトランジス
タ18aのゲ−ト端子と接続されている。アンドゲ−ト
17aの入力端子には信号S72とS5が入力され、ア
ンドゲ−ト17bの入力端子には、信号S71,S72
及びS5が入力される。信号S71及びS72は、それ
ぞれ、比較回路16のアナログ比較器16a及び16b
が出力する2値信号である。また信号S5は、電流波形
生成回路15が出力する2値信号である。
【0035】比較回路16は2つのアナログ比較器16
a及び16bを備えている。アナログ比較器16aは、
電流波形生成回路15が出力する第1の基準電圧Vr1
と電流センサ2が検出した電流に対応する信号S6の電
圧とを比較した結果を2値信号S71として出力し、ア
ナログ比較器16bは、電流波形生成回路15が出力す
る第2の基準電圧Vr2と電流センサ2が検出した電流
に対応する信号S6の電圧とを比較した結果を2値信号
S72として出力する。この実施例では、常にVr1<
Vr2の関係が成立する。
【0036】信号S5が高レベルHであると、信号S6
の電圧Vs6と基準電圧Vr1及びVr2の大小関係に
応じて、次に示すように、ドライバ18のトランジスタ
18a,18bの状態が3種類のいずれかに設定され
る。即ち、Vs6<Vr1の時には信号S71,S72
が共に高レベルHになるので、アンドゲ−ト17a及び
17bの出力が高レベルHになり、トランジスタ18
a,18bは共にオンになる。Vr2<Vs6の時には
信号S71,S72が共に低レベルLになるので、アン
ドゲ−ト17a及び17bの出力が低レベルLになり、
トランジスタ18a,18bは共にオフになる。Vr1
<Vs6<Vr2の時には、信号S71が低レベルLに
なり、信号S72が高レベルHになるので、アンドゲ−
ト17aの出力が高レベルHになり、アンドゲ−ト17
bの出力が低レベルLになり、トランジスタ18aがオ
フし、トランジスタ18bはオンする。
【0037】つまり、トランジスタ18a,18bが共
にオンする状態と、共にオフする状態と、一方がオンし
て他方がオフする状態とが存在し、いずれの状態になる
かは、Vs6のレベルが、Vr1より小,Vr1とVr
2との間,Vr2より大の3種類の領域のいずれである
かによって定まる。
【0038】信号S5が低レベルLである時には、比較
回路16が出力する信号S71,S72の状態とは無関
係に、常にアンドゲ−ト17a,17bの出力が共に低
レベルLになり、トランジスタ18a,18bは共にオ
フになる。
【0039】トランジスタ18a,18bを共にオンし
た時にコイル1aに流れる電流の立上り特性(上昇の速
さ)は、回路の時定数によって定まり、制御により変え
ることはできない。しかし、電流を遮断する時には、ト
ランジスタ18a,18bを共にオフする場合と、トラ
ンジスタ18aをオフに切換えてトランジスタ18bは
オンのままとする場合とで、電流の立下り特性(下降の
速さ)が変わるので、それを切換えて電流の立下りの速
さを調整することができる。
【0040】トランジスタ18a,18bを共にオフす
る場合には、図6に示すように、コイルに蓄えられたエ
ネルギ−による電流は、2つのダイオ−ドを介して電源
ラインの一端から他端に向かって流れるので、コイル両
端の電位差が大きく、従ってエネルギ−が急速に消費さ
れるので電流の変化が速い。また、トランジスタ18a
をオフに切換えてトランジスタ18bはオンのままとす
る場合には、図7に示すように、ダイオ−ドとオン状態
のトランジスタ(IGBT(L))を介してコイルが短
絡されるので、コイル両端の電位差が小さく、従ってエ
ネルギ−がゆっくりと消費されるので、電流の変化は遅
い。
【0041】電流値が1つの基準のレベルを越えた時に
スイッチング素子をオフし、電流値が前記基準のレベル
を下まわった時にスイッチング素子をオンし、このオン
/オフ動作を繰り返すような、いわゆるチョッピング制
御を実施する場合、電流の立下り速度が比較的速いと、
図6に示すように電流の変動幅(振幅)が大きく、電流
の立下り速度が比較的遅いと、図7に示すように電流の
変動幅が小さくなる。電流の変動幅を小さくすることに
より、SRモ−タの場合、回転時に生じる振動及び騒音
を大幅に低減しうる。
【0042】しかしながら、電流の立下り速度が遅い
と、チョッピング制御における目標値(基準レベル)を
変化させた場合に、目標値に対する電流の追従遅れが生
じ易い。モ−タに流す電流のレベルは、駆動トルクの変
更などに伴なって変える必要がある。特にSRモ−タを
駆動する場合には、回転子の極の位置に応じて、各コイ
ルの通電/非通電を切換える必要があり、目標値に対す
る電流の追従遅れが生じると、特に高速回転の場合に回
転トルクの低下が著しくなる。
【0043】そこでこの実施例では、前述のように2種
類の基準電圧Vr1,Vr2と電流のレベルVs6とを
比較した結果に応じて、電流の変化速度を2種類の中か
ら自動的に選択するように制御している。
【0044】即ち、電流の目標値(Vr1,Vr2)に
ほとんど変化がない時には、電流の立下り速度が遅い場
合でも、図7に示すように基準のレベル(Vr1)と実
際に流れる電流のレベル(Vs6)との偏差が増大する
ことはないので、常にVs6<Vr2の状態が維持され
る。従ってこの時には、電流の変動幅が小さく、振動及
び騒音の発生が抑制される。そして、通電するコイルの
相を切換える時のように、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が変更される時には、例えば図8に示すように、電
流の立下り速度が遅いと、Vs6>Vr2になる。この
場合、2つのトランジスタ18a,18bが共にオフす
るので、図6に示す状態に切換わり、電流の立下り速度
が上がるので、電流は目標値(Vr1,Vr2)に追従
してすばやく変化する。目標値の変化がなくなれば、基
準電圧Vr1と電流レベルVs6との偏差が小さくなる
ので、再び図7に示す状態を繰り返すように動作し、電
流の立下り速度が遅くなる。
【0045】従って、目標値の変化に対する電流の追従
遅れが防止できるだけでなく、目標値の変化が小さい時
には、電流の変化速度が遅いため、振動及び騒音の発生
が抑制される。
【0046】ところで、図2に示す比較回路16が出力
する信号S71,S72によって電流の立下り速度を切
換える場合には、それを切換えるタイミングとして最適
な時点よりも実際の切換えが多少遅れる傾向がある。即
ち、目標値が急激に低下する時点で、電流の立下りを速
くするのが理想的であるが、実際に電流の偏差が大きく
ならないと信号S72がLにならないので、時間的に遅
れが生じる。このため、目標値が非常に速く変化する場
合、信号S71,S72による変化速度の自動切換だけ
では、目標値に対する電流の追従性が不足する可能性が
ある。
【0047】そこでこの実施例では、信号S5を制御す
ることにより、電流(Vs6)の大きさとは無関係に、
電流の立下り速度を速くすることができる。即ち、信号
S5を低レベルLにすると、信号S71,S72とは無
関係に、トランジスタ18a,18bが同時にオフする
ので、電流の立下り速度が速くなる。
【0048】図2を参照すると、電流波形生成回路15
は、2種類の基準電圧Vr1,Vr2と2値信号S5を
出力する。基準電圧Vr1,Vr2及び2値信号S5
は、それぞれ、メモリ(RAM)15b,15a及び1
5cに記憶された情報に基づいて生成される。メモリ1
5b,15a及び15cは、各々のアドレスにそれぞれ
8ビット,8ビット及び1ビットのデ−タを保持してい
る。メモリ15aから読み出される8ビットデ−タは、
D/A変換器15eでアナログ電圧に変換され、増幅器
15gを通って基準電圧Vr2になる。同様に、メモリ
15bから読み出される8ビットデ−タは、D/A変換
器15fでアナログ電圧に変換され、増幅器15hを通
って基準電圧Vr1になる。また、増幅器15g,15
hの入力には、CPU11が出力するアナログ信号S1
のレベルが加算される。信号S1のレベルを調整するこ
とにより、基準電圧Vr1,Vr2を微調整することが
できる。また、メモリ15cが出力する1ビットデ−タ
は、アンドゲ−ト15iを通って信号S5になる。アン
ドゲ−ト15iの一方の入力端子には、CPU11が出
力する2値信号(スタ−ト/ストップ信号)S3が印加
される。SRモ−タ1を駆動している時には、常時信号
S3が高レベルHになるので、メモリ15cの出力信号
がそのまま2値信号S5になる。
【0049】メモリ15a,15b及び15cは、それ
ぞれ多数のアドレスを有しており、各々のアドレスは、
回転子Rの回転位置(角度)の各々(1度単位)に対応
付けられている。アドレスデコ−ダ15dは、角度セン
サ1dによって検出された回転子の回転位置の信号S9
から、アドレス情報を生成する。このアドレス情報が、
3組のメモリ15a,15b及び15cのアドレス入力
端子に同時に入力される。従って、SRモ−タ1が回転
する時には、メモリ15a,15b及び15cは、各々
回転子の回転位置に応じたアドレスに保持されたデ−タ
を順次に出力する。従って、基準電圧Vr1,Vr2及
び2値信号S5の状態は、回転位置毎に変化しうる。
【0050】実際には、メモリ15a及び15bには、
例えば図4に示すような波形の情報が、回転位置に対応
付けたアドレスに保持される。勿論、メモリ15a及び
15bの情報は、それぞれ基準電圧Vr2及びVr1に
対応しているので、図8に示すVr1とVr2の2つの
波形のように、メモリ15aの内容とメモリ15bの内
容とは少し異なっている。前述のように、コイル1aに
流れる電流のレベルは、基準電圧Vr1に追従するよう
に変化するので、コイル1aに流したい電流の波形を基
準電圧Vr1,Vr2としてメモリ15b及び15aに
登録しておくことにより、図4に示すように電流を流す
ことができる。
【0051】この実施例では、3相のコイル1a,1b
及び1cに対する通電/非通電を、図4に示すように回
転子が30度回転する毎に切換える必要があるが、図4
に示すような波形をメモリ15b及び15aに登録して
おくことにより、30度毎の通電/非通電の切換えも信
号S71,S72によって自動的に実施される。即ち、
各コイルの通電/非通電の切換えをCPU11が実施す
る必要はない。
【0052】また、メモリ15cについては、大部分の
アドレスに信号S5の高レベルHに対応する「1」の情
報が保持されているが、電流の目標値(Vr1,Vr
2)が急激に低下する角度に対応するアドレス及び電流
φA(非通電)に対応するアドレスには、信号S5の低
レベルLに対応する「0」の情報(強制遮断情報)が保
持されている。即ち、電流の目標値(Vr1,Vr2)
の波形の立下り開始時点(例えば図8のTs5の期間)
のように、その下降の傾きが急俊であり、電流の変化速
度を速くした方が良いことが予め予想される回転位置で
は、信号S72による自動切換えを待つことなく、メモ
リ15cに記憶した情報によって信号S5を低レベルL
に切換え、強制的に電流変化速度を速くする。又、φA
(非通電)の時にはS5を低レベルLにしてノイズ等で
電流指示値がφA以上になって通電されるのを2重に防
いでいる。これにより、電流変化速度の切換えに時間遅
れが生じるのを避けることができ、目標値に対する電流
の追従性が更に改善されるとともに耐ノイズ性が向上す
る。
【0053】メモリ15a,15b及び15cは、書き
込みと読み出しが可能であり、書き込みと読み出しを同
時に実施しうる。メモリ15a,15b及び15cは、
信号線S2を介してCPU11と接続されており、CP
U11は、必要に応じてメモリ15a,15b及び15
cの内容を更新することができる。
【0054】SRモ−タ1のコイルに流す電流の波形
は、図5に示すように、回転子の回転速度や必要な駆動
トルクに応じて変更するのが望ましい。この実施例で
は、SRモ−タ1の回転速度及び駆動トルクを、自動車
のシフトレバ−,ブレ−キスイッチ,アクセルスイッチ
及びアクセル開度センサからの情報に基づいて変更する
ので、その時の状況に応じて、逐次最適な波形の情報
を、CPU11がメモリ15a,15b及び15cに書
き込む。この動作を実現するため、様々な状況に適合す
る多種類の波形の情報が、Vr1,Vr2,S5のそれ
ぞれについて、予め図1に示すマップ用メモリ13に登
録してある。
【0055】CPU11は、SRモ−タ1の駆動条件、
即ち回転速度及び駆動トルクが変わる度に、その条件に
適合する最適な1組の波形の情報をマップ用メモリ13
上から捜し、その1組の波形情報を、マップ用メモリ1
3から読み出してメモリ15a,15b及び15cに書
き込み、その内容を更新する。
【0056】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、検出した
電流のレベルを前記第1の基準レベル及び第2の基準レ
ベルと比較し、検出した電流のレベルが第1の基準レベ
ルより低い時には第1のスイッチング手段及び第2のス
イッチング手段の両者を導通状態に制御し、検出した電
流のレベルが第1の基準レベルと第2の基準レベルとの
間にある時には第1のスイッチング手段及び第2のスイ
ッチング手段のいずれか一方を導通状態に制御し、検出
した電流のレベルが第2の基準レベルより高い時には第
1のスイッチング手段及び第2のスイッチング手段の両
者を非導通状態に制御するので、電流の目標値(第1及
び第2の基準レベル)が速く変化しない時には、電気コ
イルに流れる電流の変動幅が小さく、電気モ−タの振動
及び騒音が抑制される。しかも、電流の目標値(第1及
び第2の基準レベル)が速く変化する時には、自動的に
電流の変化速度が速くなるので、目標値の変化に対する
電流の追従性の劣化が防止される。
【0057】また請求項2によれば、SRモ−タを駆動
する場合のように、電気モ−タの回転子の回転位置に応
じてコイルに流す電流を切換える必要がある場合であっ
ても、波形メモリ手段から読み出した第1の基準レベル
及び第2の基準レベルの情報に基づいて第1及び第2の
スイッチング手段を制御するだけで、通電相の切換えも
同時に実施することができ、制御が簡単になる。
【0058】また請求項3によれば、予め定めた回転位
置で、強制遮断情報を出力するように指令情報を波形メ
モリ手段に登録しておくことにより、その位置で電流の
立下り速度を速くすることができるので、電流の目標値
の立下りが急俊な時であっても、目標値に対する電流の
追従遅れを回避することができるとともに2重のON−
OFF制御となって耐ノイズ性が向上する。
【0059】また請求項4によれば、回転子の駆動速度
に応じて、第1及び第2の基準レベルの波形を切換える
ことができるので、例えば、駆動速度が速い場合でも、
駆動トルクが不足するのを防止しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のモ−タ駆動装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】 図1の主要部分の詳細な構成を示すブロック
図である。
【図3】 SRモ−タ内部の基本構造を示す正面図であ
る。
【図4】 実施例のSRモ−タ1を駆動する場合の基本
的な電流波形の例を示すタイムチャ−トである。
【図5】 動作条件に応じた電流波形の変化を示す波形
図である。
【図6】 電流の変化速度を速くした場合の電流の変化
を示すタイムチャ−トである。
【図7】 電流の変化速度を遅くした場合の電流の変化
を示すタイムチャ−トである。
【図8】 目標値が変化する時の電流の変化を示す波形
図である。
【符号の説明】
1:SRモ−タ 1a,1b,1c,
CL:コイル 1d:角度センサ 2,3,4:電流セ
ンサ 11:CPU 12:入力インタ−
フェ−ス 13:マップ用メモリ 14:電源回路 15:電流波形生成回路 15a,15b,15c:メモリ 15d:アドレスデ
コ−ダ 15e,15f:D/A変換器 15g,15h:増
幅器 16:比較回路 16a,16b:ア
ナログ比較器 17:出力判定回路 18,19,1A 18a,18b:トランジスタ(IGBT) 18c,18d:ダイオ−ド 18e,18f:電
源ライン Vr1,Vr2:基準電圧 R:回転子 S:固定子 Ra〜Rd,Sa〜
Sf:極部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大 川 明 美 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 高 橋 尚 良 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モ−タを駆動する電気コイルの一端
    と第1の電源ラインとの間に介挿された第1のスイッチ
    ング手段;前記電気コイルの他端と第2の電源ラインと
    の間に介挿された第2のスイッチング手段;前記電気コ
    イルに実際に流れる電流のレベルを検出する電流検出手
    段;第1の基準レベル及びそれより高い第2の基準レベ
    ルを定める基準レベル決定手段;及び前記電流検出手段
    が検出した電流のレベルを前記第1の基準レベル及び第
    2の基準レベルと比較し、検出した電流のレベルが第1
    の基準レベルより低い時には前記第1のスイッチング手
    段及び第2のスイッチング手段の両者を導通状態に制御
    し、検出した電流のレベルが第1の基準レベルと第2の
    基準レベルとの間にある時には前記第1のスイッチング
    手段及び第2のスイッチング手段のいずれか一方を導通
    状態に制御し、検出した電流のレベルが第2の基準レベ
    ルより高い時には前記第1のスイッチング手段及び第2
    のスイッチング手段の両者を非導通状態に制御する、ス
    イッチング制御手段;を備える電気モ−タの通電制御装
    置。
  2. 【請求項2】 電気モ−タの回転子の回転位置を検出す
    る回転位置検出手段;を更に含み、前記基準レベル決定
    手段は、回転子の回転位置毎の前記第1の基準レベル及
    び第2の基準レベルの情報を保持する波形メモリ手段を
    含み、回転位置検出手段が検出した回転子の回転位置に
    応じて波形メモリ手段から情報を読み出して第1の基準
    レベル及び第2の基準レベルを逐次決定する、前記請求
    項1記載の電気モ−タの通電制御装置。
  3. 【請求項3】 前記波形メモリ手段は、回転子の回転位
    置毎に、第1の基準レベル及び第2の基準レベルの情報
    とともに、指令情報を保持する手段を含み、前記スイッ
    チング制御手段は、波形メモリ手段が出力する指令情報
    に強制遮断情報が含まれる時には、検出した電流のレベ
    ルとは無関係に、前記第1のスイッチング手段及び第2
    のスイッチング手段の両者を非導通状態に制御する、前
    記請求項2記載の電気モ−タの通電制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の基準レベル及び第2の基準レ
    ベルの回転位置毎の情報を予め複数種類保持するマップ
    メモリ手段;及び回転子を駆動する速度に応じて前記マ
    ップメモリ手段上の情報の中から選択した1種類の情報
    を読み出して前記波形メモリ手段に書込むメモリ更新制
    御手段;を更に備える、前記請求項2記載の電気モ−タ
    の通電制御装置。
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