JPH10336805A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置

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JPH10336805A
JPH10336805A JP9145519A JP14551997A JPH10336805A JP H10336805 A JPH10336805 A JP H10336805A JP 9145519 A JP9145519 A JP 9145519A JP 14551997 A JP14551997 A JP 14551997A JP H10336805 A JPH10336805 A JP H10336805A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全閉型誘導電動機を主電動機に搭載する電気
車で、温度上昇を抑制することによって比較的小さな定
格の主電動機を採用できるようにし、車両価格の低減を
図る。 【解決手段】 この発明の電気車制御装置は、温度上昇
限度判定部212 がモータ電流実効値演算部211 のモータ
電流実効値から主電動機のいずれかが基準状態を超える
温度状態になったと判定した時に主回路ユニット開放指
令を出力して該当する主電動機を停止させる。そしてタ
イマ213 が指示する一定の復帰時間が経てば主回路ユニ
ットを再投入する。これによって列車編成中の全閉型誘
導電動機のいずれかが温度上昇限度に到達してもその誘
導電動機の運転を休止してそれ以上の温度上昇を食止
め、他の全閉型誘導電動機によって列車運転を継続する
ようにして、温度上昇の抑制と列車性能の維持とを共に
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は全閉型誘導電動機を
主電動機として備えた電気車における電気車制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気車の駆動制御方式では、近年、誘導
電動機駆動のVVVFインバータ制御方式が主流となっ
ている。そして主電動機に用いる誘導電動機として、保
守の省力化をさらに進めるために全閉型誘導電動機が開
発され、実用段階に入っている。図8は、全閉型誘導電
動機の一般的な内部構造を示している。この全閉型誘導
電動機は、フレーム1の内周面にステータ鉄心2が固定
され、このステータ鉄心2の内周部にステータコイル3
が支持されている。フレーム1の両端の支持部材4,5
によってベアリング6,7が支持され、このベアリング
6,7によって回転子8の回転軸9が支持されている。
この回転軸9にはロータ鉄心10、ロータバー11、エ
ンドリング12及び内部ファン13が装着されている。
【0003】フレーム1の外周には放熱用の冷却フィン
15が設けられ、この冷却フィン15を貫通する形でバ
イパスダクト16が設けられていて、ロータの回転時に
内部ファン13も回転して、フレーム1に設けられた風
穴17を通して空気Aを軸方向に循環させ、冷却フィン
15で放熱し、排熱効果を高めるようにしている。
【0004】このような全閉型誘導電動機を主電動機と
して用いた電気車の制御方式として、従来は自己通風型
誘導電動機と同じVVVFインバータ制御方式が用いら
れている。図9は従来のVVVFインバータ装置による
誘導電動機の制御方式を示している。ここで破線で囲ま
れた部分20は制御演算部であり、主にモータ電流のパ
ターン制御を実行する部分である。
【0005】制御演算部20への入力には、運転台の主
幹制御器からのノッチ指令、前後進指令のディジタル入
力(DI)21、フィードバックモータ電流信号、応荷
重信号、ブレーキパターン信号のアナログ入力(AI)
22、速度センサとして用いられているパルスジェネレ
ータ(PG)からのパルス入力(PI)23がある。
【0006】制御演算部20内では、電流パターン生成
部24がノッチ指令と応荷重信号とに基づいて基本的な
電流パターンを生成し、この電流パターンに対して個別
制御部または2モータ制御の場合には軸重移動補償制御
部25により台車後位軸のモータ電流を増加させ、台車
前位軸のモータ電流を減少させる補正をかけて出力す
る。速度センサからの速度パルス信号に対して回転周波
数演算部26で回転周波数frの演算を行い、さらに空
転滑走制御部27で電流絞り値を演算し、これを電流パ
ターン生成部24からの電流パターン出力に対して補正
して車輪の空転、滑走が生じた場合の電流絞り制御を行
う。そしてモータ電流のフィードバック値とこの電流パ
ターンとを比較し、定電流制御部28ですべり周波数f
sを演算する。さらに、ここで得られたすべり周波数f
sと回転周波数演算部26で算出された主電動機回転周
波数frとを加算することによってインバータ周波数f
invを求め、PWM制御部29で主回路スイッチング
素子のオン/オフのパターンを生成し、これによって主
回路のインバータのスイッチング制御を行う。なお、2
10はPWM制御部29の変調率を設定する変調率演算
部である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】全閉型誘導電動機を主
電動機に採用した電気車において、このようなVVVF
インバータ制御方式を適用する場合、従来一般的に採用
されてきた自己通風型誘導電動機には見られない次のよ
うな点を考慮する必要がある。
【0008】(1)誘導電動機が全閉自冷型であるた
め、熱時定数が自己通風型誘導電動機に比べて非常に長
い。図10は自己通風型誘導電動機と全閉型誘導電動機
との対応各部の温度上昇の時間的推移をグラフに表した
ものであるが、自己通風型誘導電動機の場合には通風フ
ァンを備え、主電動機外部より冷却用空気を取入れてい
るために熱時定数が約30分であるが、全閉型誘導電動
機の場合には熱時定数が約2.5時間であり、自己通風
型の約5倍である。すなわち、全閉型誘導電動機は自己
通風型誘導電動機に比べて、温度上昇、低下に長い時間
がかかり、短時間の過負荷運転における熱的耐量が大き
いという熱的特徴がある。
【0009】(2)全閉自冷型であるため、列車編成中
の主電動機取付け位置により温度上昇値が大きく異な
る。図11は誘導電動機の台車への一般的な取付け方を
示している。台車30の車軸31と誘導電動機32の回
転軸3が平行になるように配置され、誘導電動機32の
取付け座33により台車30の台枠34にボルト締めさ
れ固定されている。このように誘導電動機32は台車3
0の構造部品の一部として組込まれ、列車編成中に分散
配置されるため、取付け位置により、温度上昇値が大き
く異なるのである。
【0010】図12は列車編成中の全閉型誘導電動機の
各取付け位置において期待できる走行風速の分布の一例
を示している。従来の自己通風型誘導電動機の場合、前
述のように冷却を通風ファンによっているため走行風に
はほとんど無関係であるが、全閉型誘導電動機の場合に
は冷却を電動機外部に設けられている冷却フィンからの
放熱によっているため、冷却効果が車両走行により電動
機本体に得られる走行風の風速に大きく依存することに
なるが、取付け位置によって冷却に期待できる走行風速
は約1〜3m/秒と大きくばらつき、温度上昇値も電動
機の取付け位置によって最高と最低とで約40〜50K
の差が出る。
【0011】ところが、全閉型誘導電動機の設計は最も
厳しい温度条件を前提に熱的設計をする必要があり、熱
的に厳しい全閉型誘導電動機の定格を走行風の最も少な
い位置の条件で決定しなければならなくて定格容量が低
く抑えられ、結果的に列車編成中の主電動機の数を増加
させねばならず、車両価格が増大する問題点があった。
【0012】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、全閉型誘導電動機を主電動機として採
用した電気車制御装置において、各誘導電動機の温度上
昇を抑制することによって定格のより大きな全閉型誘導
電動機を主電動機に採用することができ、それによって
列車編成中の主電動機の搭載台数を削減し、車両価格を
抑制することができる電気車制御装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、全閉
型誘導電動機を主電動機とし、複数台の主電動機を個別
に制御する電気車制御装置において、前記主電動機の各
々の温度状態を監視する温度監視手段と、前記温度監視
手段が監視する前記主電動機のいずれかの温度状態が基
準状態を超えた時に、該当する主電動機を停止する運転
制御手段とを備えたものである。
【0014】この請求項1の発明の電気車制御装置で
は、運転制御手段が温度監視手段の監視する複数台の主
電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時に該
当する主電動機を停止する。これによって列車編成中の
全閉型誘導電動機のいずれかが温度上昇限度に到達して
もその誘導電動機の運転を休止してそれ以上の温度上昇
を食止め、他の主電動機によって列車運転を継続する。
【0015】請求項2の発明は、全閉型誘導電動機を主
電動機とし、複数台の主電動機を個別に制御する電気車
制御装置において、前記主電動機の各々の温度状態を監
視する温度監視手段と、前記温度監視手段が監視する前
記主電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時
に、該当する主電動機の回生ブレーキを開放する運転制
御手段とを備えたものである。
【0016】この請求項2の発明の電気車制御装置で
は、運転制御手段が温度監視手段の監視する複数台の主
電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時に該
当する主電動機の回生運転を停止する。これによって列
車編成中の全閉型誘導電動機のいずれかが温度上昇限度
に到達してもその主電動機の回生運転を停止することに
よって当該主電動機に流れる電流実効値を低下させ、そ
れ以上の温度上昇を抑制する。
【0017】請求項3の発明は、全閉型誘導電動機を主
電動機とし、複数台の主電動機を個別に制御する電気車
制御装置において、前記主電動機の各々の温度状態を監
視する温度監視手段と、前記温度監視手段が監視する前
記主電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時
に、該当する主電動機の駆動電流を所定量だけ絞り、他
の主電動機の駆動電流をそれに見合うだけ増加させる運
転制御手段とを備えたものである。
【0018】この請求項3の発明の電気車制御装置で
は、運転制御手段が温度監視手段の監視する複数台の主
電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時に該
当する主電動機の駆動電流を所定量だけ絞り、他の主電
動機の駆動電流をそれに見合うだけ増加させる相補運転
制御を行う。これによって列車編成全体としての推進力
を維持しつつ、温度上昇の激しい主電動機についてはそ
の温度上昇を抑制する。
【0019】請求項4の発明は、全閉型誘導電動機を主
電動機とし、複数台の主電動機を個別に制御する電気車
制御装置において、前記主電動機の各々の温度状態を監
視する温度監視手段と、前記温度監視手段が監視する前
記主電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時
に、該当する主電動機を停止すると共に休止中の他の主
電動機を起動する運転制御手段とを備えたものである。
【0020】この請求項4の発明の電気車制御装置で
は、運転制御手段が温度監視手段の監視する複数台の主
電動機のいずれかの温度状態が基準状態を超えた時に該
当する主電動機を停止すると共に休止中の他の主電動機
を起動するローテーション運転制御を行う。これによっ
て、列車編成全体としての推進力を維持しつつ、温度上
昇の激しい誘導電動機についてはその温度上昇を抑制す
る。
【0021】請求項5の発明は、請求項1〜4の電気車
制御装置において、前記温度監視手段の代りに、前記主
電動機各々に一定時間内に流れるモータ電流実効値を検
出する電流検出手段を備え、前記運転制御手段は、前記
電流検出手段が検出する前記モータ電流実効値が電流基
準値を超えた時に該当する主電動機又は他の主電動機を
制御するようにしたものである。
【0022】この請求項5の発明の電気車制御装置で
は、運転制御手段が、電流検出手段の検出する複数台の
主電動機各々に流れるモータ電流実効値を電流基準値と
比較し、電流基準値を超えるモータ電流実効値を示す主
電動機について温度上昇限度到達を判定し、該当する主
電動機を制御する。
【0023】請求項6の発明は、請求項1〜4の電気車
制御装置において、前記温度監視手段が前記主電動機各
々の適所に取り付けられた温度センサであることを特徴
とするものである。
【0024】この請求項6の発明の電気車制御装置で
は、複数台の主電動機各々の適所に取付けられた温度セ
ンサが検出する温度を温度基準値と比較し、温度基準値
を超える温度を示す主電動機について温度上昇限度到達
を判定し、該当する主電動機を制御する。
【0025】請求項7の発明は、請求項1〜6の電気車
制御装置においてさらに、非常高加速運転時に、台車後
位の車軸を駆動する主電動機の電流指令値を増加させる
軸重移動補償制御手段を備えたものである。
【0026】この請求項7の発明の電気車制御装置で
は、全閉型誘導電動機の特徴である短時間の過負荷運転
における熱的耐量が大きいという熱的特徴を利用し、通
常運転時には複数台の主電動機各々の温度上昇を抑制し
ながらも、非常高加速運転時には軸重移動補償制御手段
は台車後位の車軸を駆動する主電動機の電流指令値を増
加させることによって高加速運転できるようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
電気車制御装置の制御ブロック図である。この第1の実
施の形態の電気車制御装置の構成は、図9に示した従来
例の電気車制御装置において、さらにモータ電流入力に
対して電流実効値を演算するモータ電流実効値演算部2
11と、このモータ電流実効値演算部211が求める一
定時間内のモータ電流実効値が基準値に到達した時に温
度上昇限度到達と判定し、該当する全閉型誘導電動機の
主回路ユニットに開放指令をディジタル信号(DO)と
して出力する温度上限判定部212を備えたことを特徴
とする。なお、図1の回路において図9の回路と共通す
る部分には同一の符号を付して示してある。
【0028】この第1の実施の形態の電気車制御装置で
は、モータ電流実効値演算部211がモータ電流のフィ
ードバック値に基づいてモータ電流実効値を常時演算
し、かつ監視していて、温度上昇限度判定部212はあ
る一定時間内のモータ電流実効値、つまりRMS(二乗
平均値)が所定の基準値に到達した時に温度上昇限度到
達と判定し、対応する主回路ユニットに開放指令を出力
し、該当する主電動機を停止させる。
【0029】こうして温度限度到達により運転休止した
主電動機に対しては、タイマ213の管理の下で所定時
間経過すれば運転再開し、再び上記の制御を繰り返す。
【0030】この第1の実施の形態の電気車制御装置に
よれば、特に温度上昇が大きくなると予測される場所、
図12において、たとえば列車編成の前後中間部分に設
置されている主電動機に対して過度の温度上昇を防止す
ることができる。この結果として、各主電動機に温度上
昇が比較的大きい定格の小さい全閉型誘導電動機を採用
しても効果的に温度上昇を抑えることができ、それだけ
主電動機1台あたりの駆動力を大きくすることができ、
編成当りの搭載台数を削減することができ、車両価格の
低減が図れることになる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態の電気車
制御装置を図2に基づいて説明する。この第2の実施の
形態の電気車制御装置は、列車編成中に搭載されている
多数台の全閉型誘導電動機32a,32b,32c,…
それぞれを個別に制御する制御演算部20a,20b,
20c…として図1に示した制御演算部20を用い、さ
らにこれらの制御演算部20a,20b,20c,…か
らのユニット開放指令を受けて、ローテーション制御に
より対応する主回路ユニット35a,35b,35c,
…を時間差を設けて一定時間ずつ開放させるローテーシ
ョン制御部40を備えた点を特徴とする。なお、各誘導
電動機32a,32b,…を個別に制御するための制御
演算部20a,20b,…として採用される図1に示し
た制御演算部20においては、温度上昇限度判定部21
2は温度上昇限度基準値として第1の実施の形態のもの
よりも低い値とし、その基準値にモータ電流実効値が到
達した時に直ちに主回路ユニットを開放させなくもよい
余裕を持たせることにより、ローテーション制御で自装
置に順番が回ってくるまでの間に第1の実施の形態で採
用した温度上昇限度値に到達することがないように配慮
しておく。
【0032】この第2の実施の形態によれば、温度上昇
の厳しい主電動機に対して順繰りに休ませながら運転す
ることができ、それによって各全閉型誘導電動機32
a,32b,…の温度上昇を抑制することができる。こ
の結果、第1の実施の形態と同様に各主電動機に温度上
昇が比較的大きい定格の小さい全閉型誘導電動機を採用
しても効果的に温度上昇を抑えることができ、それだけ
主電動機1台あたりの駆動力を大きくすることができ、
編成当りの搭載台数を削減することができ、車両価格の
低減が図れることになる。
【0033】次に、本発明の第3の実施の形態の電気車
制御装置を図3に基づいて説明する。この第3の実施の
形態の特徴は、モータ電流実効値演算部211で算出す
るRMS(二乗平均値)が温度上昇限度に対応するレベ
ルに達し、温度上昇限度判定部212で当該全閉型誘導
電動機の温度上昇が限度値相当に到達したと判断した
時、電流パターン生成部24に対して回生ブレーキ時の
モータ電流パターンをゼロレベルまで絞り込む制御を行
い、回生ブレーキを開放するようにした点にある。
【0034】またこの実施の形態の場合、回生ブレーキ
の開放後もモータ電流実効値演算部211はモータ電流
のRMSを継続して演算し、温度上昇限度判定部212
はこのモータ電流RMSが所定値以下まで低下すれば主
電動機の温度上昇が抑制されたものと判断して電流パタ
ーン生成部24に再度回生ブレーキを投入する指令を与
える機能も有している。
【0035】この第3の実施の形態によれば、電空ブレ
ンディング制御によりブレーキ力負担を空気ブレーキ装
置に切り換えることができ、熱的に厳しい条件の場所に
設置されている主電動機の稼働率を強制的に低減させる
ことによって温度上昇を抑制することができる。この結
果、第1の実施の形態と同様に各主電動機に温度上昇が
比較的大きい定格の小さい全閉型誘導電動機を採用して
も効果的に温度上昇を抑えることができ、それだけ主電
動機1台あたりの駆動力を大きくすることができ、編成
当りの搭載台数を削減することができ、車両価格の低減
が図れることになる。
【0036】また、この第3の実施の形態の場合、列車
編成中の複数台の全閉型誘導電動機それぞれの温度上昇
の度合いを見て熱時定数を考慮した運転制御が行え、車
両性能の低下に伴う運用の阻害を極力抑制することがで
きる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態の電気車
制御装置を図4及び図5に基づいて説明する。この第4
の実施の形態の電気車制御装置は、図3に示した第3の
実施の形態の制御演算部20と回路構成を同じくする複
数台の全閉型誘導電動機の制御演算部20a,20b,
…各々の温度上昇限度判定部212a,212b,…に
対して相互通信する相補制御部41を設け、各温度上昇
限度判定部212a,212b,…が電流パターン生成
部24に対して自主電動機のモータ電流指令を減少させ
る指令を相補制御部41に対しても送信し、相補制御部
41は温度上昇限度判定部212a,212b,…のい
ずれかからモータ電流指令減少の指令を受けた時にモー
タ電流指令減少の指令を送信してきていない制御演算部
を制御演算部20a,20b,…の中から選び出し、選
び出した制御演算部の温度上昇指令判定部に対してモー
タ電流指令増加の指令を与えるモータ電流指令の相補制
御を行うようにしたことを特徴とする。
【0038】したがっていま、たとえば、制御演算部2
0aのモータ電流実効値演算部211aが算出した所定
時間内のモータ電流実効値RMSを温度上昇限度判定部
212aにおいて温度上昇限度基準値と比較し、この基
準値を超えていて電流パターン生成部24にモータ電流
指令を減少させる指令を与えた時に、この温度上昇限度
判定部212aからのモータ電流減少指令を相補制御部
41でも受け取り、相補制御部41はモータ電流減少指
令を送ってきていない制御演算部(ここでは制御演算部
20bがそのようなものであったとする)を選び出し、
この制御演算部20bの温度上昇限度判定部212bに
対してモータ電流指令を所定値だけ上昇させる指令を出
力するように指令を出す。
【0039】制御演算部20bの温度上昇限度判定部2
12bではこのモータ電流指令増加の指令を受け取る
と、自装置のモータ電流実効値が温度上昇限度基準値に
到達していないことを確認した後、自装置の電流パター
ン生成部24にモータ電流指令増加の指令を与え、モー
タ電流指令値を増加させて誘導電動機の駆動力を上げ
る。
【0040】こうして、この第4の実施の形態によれ
ば、いずれかの誘導電動機の温度上昇が限度に到達すれ
ばその誘導電動機に対する電流指令を絞って温度上昇を
抑制し、かつ電流を絞ることによって減少する駆動力
は、他の熱的に余裕がある誘導電動機の電流指令を増加
して駆動力を増加させることによって補う制御をするこ
とによって、列車編成全体としての車両性能を維持しつ
つ、各全閉型誘導電動機の温度上昇を抑制することがで
きる。
【0041】次に、本発明の第5の実施の形態を図6に
基づいて説明する。この第5の実施の形態の特徴は、図
1に示した第1の実施の形態のようにモータ電流実効値
を温度上昇限度相当の基準値と比較して主回路ユニット
の開放判定を行う代わりに、制御演算部20のアナログ
入力(AI)として誘導電動機の適所に取り付けられた
温度センサからの信号を取り込み、この温度センサ信号
から温度検出を行う温度検出部214を設け、この主電
動機温度検出値を温度上昇限度判定部212に与え、温
度上昇限度判定部212では温度上昇限度として設定さ
れている温度基準値と比較し、この温度基準値に主電動
機温度が到達した時に主回路ユニット開放指令をディジ
タル信号DOとして出力し、またある温度値まで低下し
た時に主回路ユニットの復帰指令を出力する構成にした
点にある。
【0042】したがって、この第5の実施の形態の電気
車制御装置では、現実の主電動機温度に基づいて温度上
昇判定を行うことができる。
【0043】なお、第2〜第4の実施の形態それぞれに
おいても、主電動機温度上昇限度到達の判定のために、
モータ電流実効値を温度上昇限度相当の基準値と比較す
る手段に代えて、上記の第5の実施の形態と同様に誘導
電動機の適所に取り付けられた温度センサからの信号を
取り込み、その温度センサ信号から温度検出を行う温度
検出部214を設け、主電動機温度検出値を温度上昇限
度判定部212に与え、温度上昇限度値と比較する構成
にすることができる。
【0044】次に、本発明の第6の実施の形態を図7に
基づいて説明する。全閉型誘導電動機の特徴は熱時定数
が大きい点にあるが、これはまた一時的に大電流を流し
て高加速を行っても主電動機温度が急上昇することがな
いことを意味している。電気車の場合、全閉型誘導電動
機を搭載している列車編成で、各誘導電動機の温度上昇
を抑制しながら編成全体としては通常の駆動力を得る運
転制御を行っていても、非常高加速を必要とすることが
あり得る。このような非常高加速推進運転は温度上昇抑
制制御よりも優先させる必要がある。
【0045】そこで第6の実施の形態は、このような必
要に対処することができる電気車制御装置として、図7
に示すように軸重移動補償運転制御部51と通常の温度
上昇抑制運転制御部52と運転指令に応じてこれらの軸
重移動補償制御運転と温度上昇抑制制御運転との調停を
行う制御方式調停部53とを備えたことを特徴とする。
【0046】軸重移動補償運転制御部51は運転指令に
より非常高加速運転指令を受けた時に、温度上昇抑制運
転制御部52に優先して動作し、各車両の台車後位の車
軸を駆動する誘導電動機、たとえば、誘導電動機20
a,20c,20e,…の制御を受け持つ制御演算部2
0a,20c,20e,…の軸重移動補償制御部25に
対してモータ電流指令の増加指令を与える制御を行うこ
とにより、車輪のレールとの粘着を極力確保し、温度上
昇抑制制御による運転阻害を最小限に抑え、加速性を向
上させる働きをする。
【0047】温度上昇抑制運転制御部52は、非常高加
速運転指令を受けていない時に優先的に動作し、上記の
第1〜第5の実施の形態のいずれかの制御方式によって
各制御演算部20a,20b,20c,…を動作させ、
誘導電動機20a,20b,20c,…を駆動する。
【0048】制御方式調停部53は運転指令の内容に応
じて非常高加速運転指令であれば軸重移動補償運転制御
部51側を起動させ、それ以外の運転指令であれば温度
上昇抑制運転制御部52側を起動させる調停を行う。
【0049】これによってこの第7の実施の形態の電気
車制御装置によれば、全閉型誘導電動機を主電動機に採
用した列車編成において、通常運転時には各誘導電動機
の温度上昇を抑制する方式で主電動機制御することがで
き、しかも一時的な高加速運転時にも効果的に対応して
必要な推進力を発揮できることになる。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
列車編成中の複数台の全閉型誘導電動機それぞれの温度
状態を監視していて、誘導電動機のいずれかが温度上昇
限度に到達した時にはその誘導電動機の運転を休止する
ようにし、他の誘導電動機によって列車運転を継続する
ようにしたので、限度を超える温度上昇が発生しやすい
場所に設置されている主電動機に対してその温度上昇を
抑制することができ、容量の小さ目の全閉型誘導電動機
を主電動機に採用してもその能力いっぱいで運転制御す
ることが可能となり、従来よりも定格の小さい全閉型誘
導電動機を主電動機に採用することができるようになっ
て車両コストの削減が図れる。
【0051】請求項2の発明によれば、列車編成中の複
数台の全閉型誘導電動機それぞれの温度状態を監視して
いて、誘導電動機のいずれかが温度上昇限度に到達した
時にはその誘導電動機の回生運転を停止するようにした
のでその誘導電動機の温度上昇の度合いを抑制すること
ができ、請求項1の発明と同様に限度を超える温度上昇
が発生しやすい場所に設置されている主電動機に対して
その温度上昇を抑制することができ、容量の小さ目の全
閉型誘導電動機を主電動機に採用してもその能力いっぱ
いで運転制御することが可能となり、従来よりも定格の
小さい主電動機を採用することができるようになって車
両コストの削減が図れる。
【0052】請求項3の発明によれば、列車編成中の複
数台の全閉型誘導電動機それぞれの温度状態を監視して
いて、誘導電動機のいずれかが温度上昇限度に到達した
時にはその主電動機の駆動電流を所定量だけ絞り、他の
熱的に余裕のある主電動機の駆動電流をそれに見合うだ
け増加させる相補運転制御を行うので、いずれかの誘導
電動機の温度上昇が大きくなって駆動電流を絞る制御を
しても、列車編成全体としては必要な推進力を維持する
ことができる。
【0053】請求項4の発明によれば、列車編成中の複
数台の全閉型誘導電動機それぞれの温度状態を監視して
いて、誘導電動機のいずれかが温度上昇限度に到達した
時にはその主電動機を停止すると共に休止中の他の主電
動機を起動するローテーション運転制御を行うので、列
車編成全体として必要な推進力を維持しつつ、温度上昇
の激しい主電動機についてはその温度上昇を抑制するこ
とができる。
【0054】請求項5の発明によれば、電流検出手段の
検出する複数台の主電動機各々に流れるモータ電流実効
値を電流基準値と比較し、電流基準値を超えるモータ電
流実効値を示す主電動機について温度上昇限度到達と見
なすようにしたので、電動機制御に本来必要とされるモ
ータ電流信号を利用して温度状態を判定することがで
き、電動機温度を温度センサで検出し、そのセンサ信号
を制御装置内に取り込んで温度状態を判断する必要がな
くて温度状態判定のために利用する部品点数の削減が図
れる。
【0055】請求項6の発明によれば、複数台の主電動
機各々の適所に取付けられた温度センサが検出する温度
を温度基準値と比較して温度上昇限度到達を判定するの
で、各主電動機の温度状態を正確に判定することがで
き、制御の信頼性が高い。
【0056】請求項7の発明によれば、全閉型誘導電動
機の特徴である短時間の過負荷運転における熱的耐量が
大きいという熱的特徴を利用し、通常運転時には複数台
の全閉型主電動機各々の温度上昇を抑制しながら運転す
ることができ、しかも非常高加速運転時には軸重移動補
償制御によっては台車後位の車軸を駆動する主電動機の
電流指令値を増加させることによってレールとの粘着力
を確保し、効果的に高加速運転することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の機能ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の機能ブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の機能ブロック図。
【図4】本発明の第4の実施の形態の機能ブロック図。
【図5】上記の実施の形態のさらに詳しい機能ブロック
図。
【図6】本発明の第5の実施の形態の機能ブロック図。
【図7】本発明の第6の実施の形態の機能ブロック図。
【図8】一般的な全閉型誘導電動機の構造図。
【図9】従来例の機能ブロック図。
【図10】全閉型誘導電動機と自己通風型誘導電動機と
の温度上昇特性の比較グラフ。
【図11】一般的な台車枠の構造図。
【図12】列車編成中の各位置の走行風速の分布グラ
フ。
【符号の説明】
20,20a,20b,20c,… 制御演算部 21 ディジタル入力 22 アナログ入力 23 パルス入力 24 電流パターン生成部 25 個別制御部または軸重移動補償制御部 26 回転周波数演算部 27 空転滑走制御部 28 定電流制御部 29 PWMパターン生成部 210 変調率演算部 211,211a,211b,… モータ電流実効値演
算部 212,212a,212b,… 温度上昇限度判定部 213 タイマ 214 温度検出部 32a,32b,32c,… 誘導電動機 35a,35b,35c,… 主回路ユニット 40 ローテーション制御部 41 相補制御部 51 軸重移動補償運転制御部 52 温度上昇抑制運転制御部 53 制御方式調停部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全閉型誘導電動機を主電動機とし、複数
    台の主電動機を個別に制御する電気車制御装置におい
    て、 前記主電動機の各々の温度状態を監視する温度監視手段
    と、 前記温度監視手段が監視する前記主電動機のいずれかの
    温度状態が基準状態を超えた時に、該当する主電動機の
    運転を停止する運転制御手段とを備えて成る電気車制御
    装置。
  2. 【請求項2】 全閉型誘導電動機を主電動機とし、複数
    台の主電動機を個別に制御する電気車制御装置におい
    て、 前記主電動機の各々の温度状態を監視する温度監視手段
    と、 前記温度監視手段が監視する前記主電動機のいずれかの
    温度状態が基準状態を超えた時に、該当する主電動機の
    回生運転を停止する運転制御手段とを備えて成る電気車
    制御装置。
  3. 【請求項3】 全閉型誘導電動機を主電動機とし、複数
    台の主電動機を個別に制御する電気車制御装置におい
    て、 前記主電動機の各々の温度状態を監視する温度監視手段
    と、 前記温度監視手段が監視する前記主電動機のいずれかの
    温度状態が基準状態を超えた時に、該当する主電動機の
    駆動電流を所定量だけ絞り、他の主電動機の駆動電流を
    それに見合うだけ増加させる運転制御手段とを備えて成
    る電気車制御装置。
  4. 【請求項4】 全閉型誘導電動機を主電動機とし、複数
    台の主電動機を個別に制御する電気車制御装置におい
    て、 前記主電動機の各々の温度状態を監視する温度監視手段
    と、 前記温度監視手段が監視する前記主電動機のいずれかの
    温度状態が基準状態を超えた時に、該当する主電動機を
    停止すると共に休止中の他の主電動機を起動する運転制
    御手段とを備えて成る電気車制御装置。
  5. 【請求項5】 前記温度監視手段の代りに、前記主電動
    機各々に一定時間内に流れるモータ電流実効値を検出す
    る電流検出手段を備え、 前記運転制御手段は、前記電流検出手段が検出する前記
    モータ電流実効値が電流基準値を超えた時に該当する主
    電動機又は他の主電動機を制御することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の電気車制御装置。
  6. 【請求項6】 前記温度監視手段は、前記主電動機各々
    の適所に取り付けられた温度センサであることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の電気車制御装置。
  7. 【請求項7】 非常高加速運転時に、台車後位の車軸を
    駆動する主電動機の電流指令値を増加させる軸重移動補
    償制御手段を備えて成る請求項1〜6のいずれかに記載
    の電気車制御装置。
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