JPH10336781A - 音響再生装置 - Google Patents

音響再生装置

Info

Publication number
JPH10336781A
JPH10336781A JP14363997A JP14363997A JPH10336781A JP H10336781 A JPH10336781 A JP H10336781A JP 14363997 A JP14363997 A JP 14363997A JP 14363997 A JP14363997 A JP 14363997A JP H10336781 A JPH10336781 A JP H10336781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
sound
speaker
speaker unit
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14363997A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Funahashi
修 舟橋
Toshihiko Ohashi
敏彦 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14363997A priority Critical patent/JPH10336781A/ja
Publication of JPH10336781A publication Critical patent/JPH10336781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低域の再生能力に優れたパッシブラジェータ
型ケルトン方式のスピーカ装置を用いた音響再生装置に
おいて、音響再生装置としての音響特性を向上させるこ
とを目的とする。 【解決手段】 パッシブラジェータ型ケルトン方式のス
ピーカ装置に、カットオフ周波数の低く設定されたロー
パスフィルタ10と、電力増幅器11、マイクロフォン
12、マイクロフォン増幅器14、可変器15、加減算
器16、減算器17で構成された音響帰還回路を組み合
わせた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音響再生装置に関
し、特に車載用として有用な音響再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクやMD、DATなど
のデジタル録音ソースの普及にともない、これらの広帯
域ソースを十分に再生できる音響再生装置が必要とされ
ている。特に低域の再生能力を改善するため、従来はス
ピーカ再生装置にスピーカユニットとパッシブラジェー
タを組み合わせたパッシブラジェータ型ケルトン方式を
用いて、低域の再生能力を改善することが行われてい
る。
【0003】以下に、低域の再生能力を改善する従来の
パッシブラジェータ型ケルトン方式のスピーカ装置につ
いて説明する。図11は従来のパッシブラジェータ型ケ
ルトン方式のスピーカ装置の断面図である。図11にお
いて、30は実際に音響再生を行うパッシブラジェータ
である。31はパッシブラジェータ30を駆動するスピ
ーカユニットである。32はパッシブラジェータ30を
取り付けスピーカボックスの一部を構成するバッフル板
である。33はスピーカユニット31の音響出力をパッ
シブラジェータ30に結合する前面密閉室、34は前記
スピーカユニット31の背面の音響出力を密封する背面
密閉室である。35はスピーカユニット31を取り付
け、前面密閉室33と背面密閉室34を空間的に分割す
るサブバッフル板である。36はスピーカボックスを構
成するキャビネットである。
【0004】以上のように構成された従来のパッシブラ
ジェータ型ケルトン方式のスピーカ装置について、以下
その動作について説明する。図11に示すように、前面
密閉室33と背面密閉室34を空間的に分割しているサ
ブバッフル板35に取り付けられたスピーカユニット3
1の前面から放射される音響再生出力が、バッフル板3
2やサブバッフル板35で構成された前面密閉室33内
の空気を介してバッフル板32に取り付けられたパッシ
ブラジェータ30を駆動することにより、このパッシブ
ラジェータ30から音響再生が行われる。また、スピー
カユニット31の背面から放射された音響再生出力はパ
ッシブラジェータ30の音響再生出力に干渉しないよう
に、バッフル板32やサブバッフル板35、キャビネッ
ト36で構成された背面密閉室34により密封されてい
る。
【0005】図12は、従来のパッシブラジェータ型ケ
ルトン方式の優位性を示す低域再生特性の比較の一例で
ある。図12において、37は密閉方式の出力音圧周波
数特性である。密閉方式はスピーカユニット31の背面
の音響再生出力をスピーカボックス内に密封することで
スピーカユニット31の前面の音響再生出力との干渉を
避ける方式であるが、スピーカボックスの容積が十分に
大きくない場合にはスピーカユニット31に対するコン
プライアンス減少を招き、図12の37から分かる通り
低域再生能力に限界が生じる。
【0006】38は同タイプのスピーカユニットとスピ
ーカボックスを用いた位相反転方式の出力音圧周波数特
性である。位相反転方式はスピーカユニットの背面の音
響再生出力をスピーカボックス内からダクトを通してあ
る周波数(以下、反共振周波数と称す)で共振させ、ス
ピーカユニットの前面の音響再生出力へ混合させる方式
である。このダクトを経由した音響再生出力は反共振周
波数付近においては、スピーカユニットの前面の音響再
生出力と同位相となるため、相互作用により放射効率が
向上し、密閉方式より低域再生限界を伸ばすことができ
る。しかしながら、このダクトを経由した音響再生出力
は超低域においては、スピーカユニットの前面の音響再
生出力とは逆位相となり打ち消し合いが生じる。このた
め、超低域の周波数帯域では約−20dB/octの急激な
減衰カーブとなってしまうため十分な重低音再生が得ら
れない欠点がある。
【0007】39は同タイプのスピーカユニットとスピ
ーカボックスを用いた従来のパッシブラジェータ型ケル
トン方式の出力音圧周波数特性である。パッシブラジェ
ータ型ケルトン方式は、位相反転方式と同様にある周波
数でパッシブラジェータとスピーカユニット、スピーカ
ボックス内の各密閉室を共振させ、低域再生限界を伸ば
すことができる。しかも、超低域においてもパッシブラ
ジェータの音響再生出力とスピーカユニットの音響再生
出力を混合させない方式のため、超低域の周波数帯域で
も密閉方式と同様な約−12ct/octの緩やかな減衰カ
ーブとなり十分な重低音再生が得られる。また、特定の
周波数より上の周波数帯域においてはスピーカユニット
が振動してもパッシブラジェータは振動しないため、低
域用スピーカ再生装置としては優れたバンドパス特性を
も有することができる。
【0008】以上のように従来のパッシブラジェータ型
ケルトン方式は、密閉方式の長所である超低域の緩やか
な減衰特性に起因する重低音再生能力と、位相反転方式
の長所である低域再生限界の拡大という、両方式の長所
を併せ持つことにより低域の再生能力を改善する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッシ
ブラジェータ型ケルトン方式をスピーカ装置に用いた従
来の音響再生装置は、低域の再生能力を改善するための
手段として非常に有効であることは上記に示した通りで
あるが、音響的にバンドパス特性となるため200Hz前
後の低い周波数で共振点(以下、高音限界周波数と称
す)を有するため、従来のローパスフィルタとの組み合
わせでは、クロスオーバー周波数を低域用音響再生装置
として最適な100Hz以上の任意の周波数に設定すると
高音限界周波数付近の音響出力を十分に減衰させること
が難しいことと、反共振周波数付近の音響出力が谷間と
なって不足するという課題があった。
【0010】本発明は上記に示したパッシブラジェータ
型ケルトン方式のスピーカ再生装置を用いた従来の音響
再生装置における問題点を解決するもので、このスピー
カ装置の反共振周波数付近のみが位相反転する性質を用
いて音響帰還回路を組み合わせ、この反共振周波数付近
を正帰還領域となるようにし、この帰還量を可変するこ
とで、この反共振周波数付近の音響出力を自由に制御
し、またこの特性を利用してフルレンジスピーカ装置と
のクロスオーバー周波数も任意に設定することができ、
また、ローパスフィルタのカットオフ周波数を予め低く
抑えておくことが可能となるため、高音限界周波数付近
の音響出力を十分に抑えることができ、音響再生装置と
しての音響特性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の音響再生装置は、電力増幅器より前段に設け
たローパスフィルタと、これらのローパスフィルタと電
力増幅器との間に設けられた減算器と、スピーカ装置か
ら放射される音響出力信号を検出するマイクロフォン
と、このマイクロフォンで検出した音響出力信号を増幅
するマイクロフォン増幅器と、このマイクロフォン増幅
器の増幅率を任意に可変できる可変器と、このマイクロ
フォン増幅器の出力信号と上記電力増幅器の入力信号と
を加算または減算処理する加減算器からなり、この加減
算器の出力信号を上記減算器に接続して音響帰還回路を
構成した電力増幅手段と、この電力増幅手段の音響出力
信号を再生する低域用スピーカ装置とを備え、前記低域
用スピーカ装置は音響信号入力端子が接続されたスピー
カユニットと、このスピーカユニットの音響出力で駆動
されるパッシブラジェータと、このスピーカユニットの
音響出力を前記パッシブラジェータに結合する前面密閉
室および前記スピーカユニットの逆相の音響出力を密封
する背面密閉室と、これらの前面密閉室と背面密閉室を
空間的に分割させ前記スピーカユニットなどを取り付け
るサブバッフル板と、前記パッシブラジェータなどを取
り付けるバッフル板を有しスピーカボックスを構成する
キャビネットを備える構成とするものである。
【0012】本発明によれは、反共振周波数付近のみが
音響帰還回路の正帰還領域となるため、この帰還量を可
変することでこの反共振周波数付近の音響出力を自由に
制御でき、またこの特性を利用してフルレンジスピーカ
装置とのクロスオーバー周波数も任意に設定できる。ま
た、ローパスフィルタのカットオフ周波数を予め低く抑
えておくことが可能となるため、高音限界周波数付近の
音響出力を十分に抑えることができ、音響再生装置とし
ての音響特性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電力増幅器より前段に設けたローパスフィルタと、
これらのローパスフィルタと電力増幅器との間に設けら
れた減算器と、スピーカ装置から放射される音響出力信
号を検出するマイクロフォンと、このマイクロフォンで
検出した音響出力信号を増幅するマイクロフォン増幅器
と、このマイクロフォン増幅器の増幅率を任意に可変で
きる可変器と、このマイクロフォン増幅器の出力信号と
上記電力増幅器の入力信号とを加算または減算処理する
加減算器からなり、この加減算器の出力信号を上記減算
器に接続して音響帰還回路を構成した電力増幅手段と、
この電力増幅手段の音響出力信号を再生する低域用スピ
ーカ装置とを備え、前記低域用スピーカ装置は音響信号
入力端子が接続されたスピーカユニットと、このスピー
カユニットの音響出力で駆動されるパッシブラジェータ
と、このスピーカユニットの音響出力を前記パッシブラ
ジェータに結合する前面密閉室および前記スピーカユニ
ットの逆相の音響出力を密封する背面密閉室と、これら
の前面密閉室と背面密閉室を空間的に分割させ前記スピ
ーカユニットなどを取り付けるサブバッフル板と、前記
パッシブラジェータなどを取り付けるバッフル板を有し
スピーカボックスを構成するキャビネットを備えた構成
としたものであり、反共振周波数付近のみが音響帰還回
路の正帰還領域となるため、この帰還量を可変すること
で、この反共振周波数付近の音響出力を自由に制御で
き、またこの特性を利用してフルレンジスピーカ装置と
のクロスオーバー周波数も任意に設定できる。また、ロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数を予め低く抑えてお
くことが可能となるため、高音限界周波数付近の音響出
力を十分に抑えることができ、音響再生装置としての音
響特性を向上させるという作用を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、電力増幅器より
前段に設けたローパスフィルタと、これらのローパスフ
ィルタと電力増幅器との間に設けられた減算器と、スピ
ーカ装置から放射される音響出力信号を検出するマイク
ロフォンと、このマイクロフォンで検出した音響出力信
号を増幅するマイクロフォン増幅器と、このマイクロフ
ォン増幅器の出力信号と上記電力増幅器の入力信号とを
加算または減算処理する加減算器と、この加減算の比率
を任意に可変できる可変器からなり、この加減算器の出
力信号を上記減算器に接続して音響帰還回路を構成した
電力増幅手段と、この電力増幅手段の音響出力信号を再
生する低域用スピーカ装置とを備え、前記低域用スピー
カ装置は音響信号入力端子が接続されたスピーカユニッ
トと、このスピーカユニットの音響出力で駆動されるパ
ッシブラジェータと、このスピーカユニットの音響出力
を前記パッシブラジェータに結合する前面密閉室および
前記スピーカユニットの逆相の音響出力を密封する背面
密閉室と、これらの前面密閉室と背面密閉室を空間的に
分割させ前記スピーカユニットなどを取り付けるサブバ
ッフル板と、前記パッシブラジェータなどを取り付ける
バッフル板を有しスピーカボックスを構成するキャビネ
ットを備えた構成としたものであり、反共振周波数付近
のみが音響帰還回路の正帰還領域となるため、この帰還
量を可変することで、この反共振周波数付近の音響出力
を自由に制御でき、またこの特性を利用してフルレンジ
スピーカ装置とのクロスオーバー周波数も任意に設定で
きる。また、ローパスフィルタのカットオフ周波数を予
め低く抑えておくことが可能となるため、高音限界周波
数付近の音響出力を十分に抑えることができ、音響再生
装置としての音響特性を向上させるという作用を有す
る。
【0015】請求項3に記載の発明は、マイクロフォン
をパッシブラジェータ前方に設置し、マイクロフォンが
パッシブラジェータから放射される音響出力を検出する
ように構成したものであり、音響帰還回路のマイクロフ
ォンのピックアップ位置を最適化するという作用を有す
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、マイクロフォン
を前面密閉室内に設置し、マイクロフォンが前面密閉室
内の音響出力を検出するように構成したものであり、音
響帰還回路のマイクロフォンのピックアップ位置を最適
化するという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、マイクロフォン
を背面密閉室内に設置し、サブバッフル板に設けられた
ポートを介してマイクロフォンが前面密閉室内の音響出
力を検出するように構成したものであり、マイクロフォ
ンと音響帰還回路部を一体化して背面密閉室に設置した
場合でもマイクロフォンが前面密閉室の音響出力を検出
できるという作用を有する。
【0018】請求項6に記載の発明は、マイクロフォン
を背面密閉室内に設置し、マイクロフォンが背面密閉室
内の音響出力を検出するように構成したものであり、音
響帰還回路のマイクロフォンのピックアップ位置を最適
化するという作用を有する。
【0019】請求項7に記載の発明は、低域用スピーカ
装置に、音響信号入力端子が接続されたスピーカユニッ
トと、このスピーカユニットの背面の音響出力で駆動さ
れるパッシブラジェータと、このスピーカユニットの背
面の音響出力を前記パッシブラジェータに結合する前面
密閉室および前記スピーカユニットの前面の音響出力を
密封する背面密閉室と、これらの前面密閉室と背面密閉
室を空間的に分割させるサブバッフル板と、前記スピー
カユニットと前記パッシブラジェータの両方を直接取り
付けるバッフル板を有しスピーカボックスを構成するキ
ャビネットを備え、前記スピーカユニットが前記パッシ
ブラジェータに対して逆さ方向に配置されかつ前記スピ
ーカユニットと前記パッシブラジェータの両方をバッフ
ル板に直接取り付けた構成としたものであり、スピーカ
システム自身のコンパクト化や薄型化、およびキャビネ
ットの不要振動を低減する作用を有する。
【0020】請求項8に記載の発明は、音響信号が加え
られるフルレンジスピーカ装置と低域用音響再生装置と
を備え、前記低域用音響再生装置は、電力増幅器より前
段に設けたローパスフィルタと、これらのローパスフィ
ルタと電力増幅器との間に設けられた減算器と、スピー
カ装置から放射される音響出力信号を検出するマイクロ
フォンと、このマイクロフォンで検出した音響出力信号
を増幅するマイクロフォン増幅器と、このマイクロフォ
ン増幅器の増幅率を任意に可変できる可変器と、このマ
イクロフォン増幅器の出力信号と上記電力増幅器の入力
信号とを加算または減算処理する加減算器からなり、こ
の加減算器の出力信号を上記減算器に接続して音響帰還
回路を構成した電力増幅手段と、この電力増幅手段の音
響出力信号を再生する低域用スピーカ装置とを備え、前
記低域用スピーカ装置は音響信号入力端子が接続された
スピーカユニットと、このスピーカユニットの音響出力
で駆動されるパッシブラジェータと、このスピーカユニ
ットの音響出力を前記パッシブラジェータに結合する前
面密閉室および前記スピーカユニットの逆相の音響出力
を密封する背面密閉室と、これらの前面密閉室と背面密
閉室を空間的に分割させ前記スピーカユニットなどを取
り付けるサブバッフル板と、前記パッシブラジェータな
どを取り付けるバッフル板を有しスピーカボックスを構
成するキャビネットを備えた音響再生装置であって、前
記フルレンジスピーカ装置への音響信号とは逆相の関係
にある音響信号を加えるように構成したものであり、ス
ピーカユニットの背面の音響出力でパッシブラジェータ
を駆動する場合でも、フルレンジスピーカ装置と低域用
音響再生装置の位相関係を最適化するという作用を有す
る。
【0021】請求項9に記載の発明は、音響信号が加え
られるフルレンジスピーカ装置と低域用音響再生装置と
を備え、前記低域用音響再生装置は、電力増幅器より前
段に設けたローパスフィルタと、これらのローパスフィ
ルタと電力増幅器との間に設けられた減算器と、スピー
カ装置から放射される音響出力信号を検出するマイクロ
フォンと、このマイクロフォンで検出した音響出力信号
を増幅するマイクロフォン増幅器と、このマイクロフォ
ン増幅器の出力信号と上記電力増幅器の入力信号とを加
算または減算処理する加減算器と、この加減算の比率を
任意に可変できる可変器からなり、この加減算器の出力
信号を上記減算器に接続して音響帰還回路を構成した電
力増幅手段と、この電力増幅手段の音響出力信号を再生
する低域用スピーカ装置とを備え、前記低域用スピーカ
装置は音響信号入力端子が接続されたスピーカユニット
と、このスピーカユニットの音響出力で駆動されるパッ
シブラジェータと、このスピーカユニットの音響出力を
前記パッシブラジェータに結合する前面密閉室および前
記スピーカユニットの逆相の音響出力を密封する背面密
閉室と、これらの前面密閉室と背面密閉室を空間的に分
割させ前記スピーカユニットなどを取り付けるサブバッ
フル板と、前記パッシブラジェータなどを取り付けるバ
ッフル板を有しスピーカボックスを構成するキャビネッ
トを備えた音響再生装置であって、フルレンジスピーカ
装置への音響信号とは逆相の関係にある音響信号を加え
るように構成したものであり、スピーカユニットの背面
の音響出力でパッシブラジェータを駆動する場合でも、
フルレンジスピーカ装置と低域用音響再生装置の位相関
係を最適化するという作用を有する。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図10を用いて説明する。図1は本発明の音響再生
装置の実施の形態の構造図を示し、図1において1は音
響帰還回路や電力増幅器などから成る増幅器、2は増幅
器1の出力信号によって駆動されるスピーカユニット、
3はスピーカユニット2によって駆動され実際に音響再
生を行うパッシブラジェータ、4はスピーカユニット2
の音響出力をパッシブラジェータ3に結合する前面密閉
室、5はスピーカユニット2の背面音響出力を密封する
背面密閉室、6は前面密閉室4と背面密閉室5を空間的
に分割させスピーカユニット2などを取り付けるサブバ
ッフル板、7はパッシブラジェータ3などを取り付ける
バッフル板、8はスピーカボックスを構成するキャビネ
ット、9は音響出力信号を検出し増幅器1へ帰還信号を
送るマイクロフォンである。
【0023】図2は本発明の実施の形態の音響帰還回路
や電力増幅器などで構成される増幅器である。10はラ
ジオセットなどからの音響入力信号の高域成分を減衰さ
せるローパスフィルタ、11は音響信号を増幅しスピー
カ装置13を駆動する電力増幅器、12はスピーカ装置
13の音響出力を検出するマイクロフォン、14はマイ
クロフォン12の電気信号を増幅するマイクロフォン増
幅器、15はマイクロフォン増幅器14の増幅率を可変
する可変器、16はマイクロフォン増幅器14の出力信
号と電力増幅器11の入力信号とを加算もしくは減算処
理する加減算器、17はローパスフィルタ10と電力増
幅器11の間に設けられ、加減算器16の出力信号を接
続して音響帰還回路を形成する減算器である。
【0024】図3は本発明の実施の形態の音響帰還回路
や電力増幅器などで構成される増幅器である。10はラ
ジオセットなどからの音響入力信号の高域成分を減衰さ
せるローパスフィルタ、11は音響信号を増幅しスピー
カ装置13を駆動する電力増幅器、12はスピーカ装置
13の音響出力を検出するマイクロフォン、14はマイ
クロフォン12の電気信号を増幅するマイクロフォン増
幅器、16はマイクロフォン増幅器14の出力信号と電
力増幅器11の入力信号とを加算もしくは減算処理する
加減算器、15は加減算器16の加減算の比率を可変す
る可変器、17はローパスフィルタ10と電力増幅器1
1の間に設けられ、加減算器16の出力信号を接続して
音響帰還回路を形成する減算器である。
【0025】図4は本発明の実施の形態の音響再生装置
のマイクロフォンの設置位置をパッシブラジェータの前
に変えた場合の構造図を示し、1は音響帰還回路や電力
増幅器などから成る増幅器、2は増幅器1の出力信号に
よって駆動されるスピーカユニット、3はスピーカユニ
ット2によって駆動され実際に音響再生を行うパッシブ
ラジェータ、4はスピーカユニット2の音響出力をパッ
シブラジェータ3に結合する前面密閉室、5はスピーカ
ユニット2の背面音響出力を密封する背面密閉室、6は
前面密閉室4と背面密閉室5を空間的に分割させスピー
カユニット2などを取り付けるサブバッフル板、7はパ
ッシブラジェータ3などを取り付けるバッフル板、8は
スピーカボックスを構成するキャビネット、9はパッシ
ブラジェータの前面に配置されて音響出力信号を検出し
増幅器1へ帰還信号を送るマイクロフォンである。
【0026】図5は本発明の実施の形態の音響再生装置
のマイクロフォンの設置方法を変えた場合の構造図を示
し、1は音響帰還回路や電力増幅器などから成る増幅
器、2は増幅器1の出力信号によって駆動されるスピー
カユニット、3はスピーカユニット2によって駆動され
実際に音響再生を行うパッシブラジェータ、4はスピー
カユニット2の音響出力をパッシブラジェータ3に結合
する前面密閉室、5はスピーカユニット2の背面音響出
力を密封する背面密閉室、6は前面密閉室4と背面密閉
室5を空間的に分割させスピーカユニット2などを取り
付けるサブバッフル板、7はパッシブラジェータ3など
を取り付けるバッフル板、9は音響出力信号を検出し増
幅器1へ帰還信号を送るマイクロフォン、18はサブバ
ッフル板6に取り付けられマイクロフォン9が前面密閉
室4の音響出力を検出できるようにしたポートである。
【0027】図6は本発明の実施の形態の音響再生装置
のマイクロフォンの設置位置を変えた場合の構造図を示
し、1は音響帰還回路や電力増幅器などから成る増幅
器、2は増幅器1の出力信号によって駆動されるスピー
カユニット、3はスピーカユニット2によって駆動され
実際に音響再生を行うパッシブラジェータ、4はスピー
カユニット2の音響出力をパッシブラジェータ3に結合
する前面密閉室、5はスピーカユニット2の背面音響出
力を密封する背面密閉室、6は前面密閉室4と背面密閉
室5を空間的に分割させスピーカユニット2などを取り
付けるサブバッフル板、7はパッシブラジェータ3など
を取り付けるバッフル板、8はスピーカボックスを構成
するキャビネット、9は背面密閉室5の音響出力信号を
検出し増幅器1へ帰還信号を送るマイクロフォンであ
る。
【0028】図7は本発明の実施の形態の音響再生装置
でスピーカシステムのコンパクト化や薄型化、キャビネ
ットの不要振動を低減させた場合の構造図を示し、1は
音響帰還回路や電力増幅器などから成る増幅器、2は増
幅器1の出力信号によって駆動されるスピーカユニッ
ト、3はスピーカユニット2の背面の音響出力によって
駆動され実際に音響再生を行うパッシブラジェータで、
このパッシブラジェータ3に対してスピーカユニット2
は逆さ方向に取り付けられている。4はスピーカユニッ
ト2の背面の音響出力をパッシブラジェータ3に結合す
る前面密閉室、5はスピーカユニット2の前面音響出力
を密封する背面密閉室、6は前面密閉室4と背面密閉室
5を空間的に分割させるサブバッフル板、7はスピーカ
ユニット2とパッシブラジェータ3の両方を相互に逆方
向に直接取り付けるバッフル板、8はスピーカボックス
を構成するキャビネット、9は前面密閉室4の音響出力
信号を検出し増幅器1へ帰還信号を送るマイクロフォン
である。
【0029】図8は、本発明の実施の形態の電力増幅器
の出力特性図である。19は音響帰還量が最も少ない場
合、20,21,22の順に音響帰還量が多く、23は
最も音響帰還量が多い場合である。
【0030】図9は、車載音響再生装置として本発明の
実施の形態の音響再生装置を低域用音響再生装置として
組み合わせた場合の構成図である。24はフルレンジス
ピーカ装置用の電力増幅器を内蔵したコンパクトディス
クプレーヤやテープデッキなどのラジオセット、25は
ラジオセット24の出力信号により駆動され実際に音響
再生を行うフルレンジスピーカ装置、26はラジオセッ
ト24の逆相の出力信号を受けて低音域の音響再生を行
う本発明の実施の形態の音響再生装置である。
【0031】図10は、パッシブラジェータ型ケルトン
方式のスピーカ装置の出力音圧周波数特性図である。2
7は最低共振周波数、28は反共振周波数、29は高音
限界周波数である。
【0032】以上のように構成された本発明の実施の形
態について、以下その動作について説明する。本発明の
実施の形態の音響再生装置は、スピーカ装置にパッシブ
ラジェータ型ケルトン方式を用いているが、200Hz前
後の周波数帯域において高音限界周波数29が発生し、
この周波数付近の音響出力が増加する特性である。
【0033】本発明の実施の形態の音響再生装置は、ラ
ジオセット24などから出力された音響信号が本発明の
実施の形態の音響再生装置のローパスフィルタ10へ入
力される。このローパスフィルタ10の出力信号は音響
帰還回路の減算器17を介して電力増幅器11へ入力さ
れる。この減算器17へはマイクロフォン増幅器14と
加減算器16を介してスピーカ装置13の音響出力を検
出するマイクロフォン12が接続され音響帰還回路を構
成する。ここで、可変器15によりマイクロフォン増幅
器14の増幅率を可変させることで音響帰還量を任意に
設定することができる。
【0034】パッシブラジェータ型ケルトン方式のスピ
ーカ装置は反共振周波数28付近で位相が反転する性質
のため、音響帰還において反共振周波数28付近のみが
正帰還となり音響帰還量の調整により、この反共振周波
数28付近の音響出力を任意に調整できる。図8におけ
る19は音響帰還量が少ない場合の電力増幅器の出力特
性で、20,21,22,23の順に音響帰還量を増加
させたものである。
【0035】予め、ローパスフィルタ10のカットオフ
周波数を低く設定しているため、高音限界周波数29付
近の音響出力は十分に低減されているのに加え、可変器
15による音響帰還量の調整で、反共振周波数28付近
の音響出力を最適化できると同時に、フルレンジスピー
カ装置25とのクロスオーバー周波数も最適化すること
も可能で、音響再生装置としての音響特性を向上させる
ことができる。
【0036】また、本発明の実施の形態の音響再生装置
は、ラジオセット24などから出力された音響信号が本
発明の実施の形態の音響再生装置のローパスフィルタ1
0へ入力される。このローパスフィルタ10の出力信号
は音響帰還回路の減算器17を介して電力増幅器11へ
入力される。この減算器17へはマイクロフォン増幅器
14と加減算器16を介してスピーカ装置13の音響出
力を検出するマイクロフォン12が接続され音響帰還回
路を構成する。ここで、可変器15により加減算器16
の加減算の比率を可変させることで音響帰還量を任意に
設定することができる。
【0037】パッシブラジェータ型ケルトン方式のスピ
ーカ装置は反共振周波数28付近で位相が反転する性質
のため、音響帰還において反共振周波数28付近のみが
正帰還となり音響帰還量の調整により、この反共振周波
数28付近の音響出力を任意に調整できる。19は音響
帰還量が少ない場合の電力増幅器の出力特性で、20,
21,22,23の順に音響帰還量を増加させたもので
ある。
【0038】予め、ローパスフィルタ10のカットオフ
周波数を低く設定しているため、高音限界周波数29付
近の音響出力は十分に低減されているのに加え、可変器
15による音響帰還量の調整で、反共振周波数28付近
の音響出力を最適化できると同時に、フルレンジスピー
カ装置25とのクロスオーバー周波数も最適化すること
も可能で、音響再生装置としての音響特性を向上させる
ことができる。
【0039】図1、図4、図5、図6はマイクロフォン
の設置方法を示したもので、図1は、マイクロフォン9
を前面密閉室4に設置し前面密閉室4内の音響出力を検
出するものである。図4は、マイクロフォン9をパッシ
ブラジェータ3の前方に設置しパッシブラジェータ3か
ら放射される音響出力を検出するものである。図5は、
マイクロフォン9を背面密閉室5に設置しポート18を
介して前面密閉室4内の音響出力を検出するものであ
る。図6は、マイクロフォン9を背面密閉室5に設置し
背面密閉室5内の音響出力を検出するものである。図7
と図9は応用例として、パッシブラジェータ型ケルトン
方式の薄型化とコンパクト化、スピーカシステムの不要
振動低減を目的としたもので、スピーカユニット2の背
面の音響出力でパッシブラジェータ3を駆動すること
で、構造上お互いの突起部を吸収し同時に、剛性の最も
高いバッフル板7にスピーカユニット2とパッシブラジ
ェータ3の両方ともを固定することでスピーカシステム
の不要振動を大幅に低減したものである。なお、図9に
おいてフルレンジスピーカ装置25に対し、スピーカユ
ニット2の背面音響出力でパッシブラジェータ3を駆動
する場合の本発明の実施の形態の音響再生装置26との
位相関係を最適化した接続方法を示している。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、低域の再
生能力に優れたパッシブラジェータ型ケルトン方式のス
ピーカ装置を用いた音響再生装置において、ローパスフ
ィルタと音響帰還量可変型の音響帰還回路を組み合わせ
ることでパッシブラジェータ型ケルトン方式の特性とし
て好ましくない高音再生限界付近の音響再生出力を効果
的に減衰させると同時に、音響帰還量の調整で、反共振
周波数付近の音響再生出力の補足やフルレンジスピーカ
装置とのクロスオーバー周波数も任意に設定することが
でき、音響再生装置としての音響特性を向上するという
有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の音響再生装置の断面図
【図2】本発明の実施の形態の音響帰還回路のブロック
【図3】本発明の実施の形態の音響帰還回路のブロック
【図4】本発明の実施の形態の音響再生装置でマイクロ
フォンの設置方法を変えた場合の断面図
【図5】本発明の実施の形態の音響再生装置でマイクロ
フォンの設置方法を変えた場合の断面図
【図6】本発明の実施の形態の音響再生装置でマイクロ
フォンの設置方法を変えた場合の断面図
【図7】本発明の実施の形態の音響再生装置でスピーカ
システムのコンパクト化や薄型化、キャビネットの不要
振動を低減させた場合の断面図
【図8】本発明の実施の形態の電力増幅器の出力周波数
特性図
【図9】本発明の実施の形態の音響再生装置を低域用車
載音響再生装置として用いた場合のブロック図
【図10】従来のパッシブラジェータ型ケルトン方式の
スピーカ装置の出力音圧周波数特性図
【図11】従来のパッシブラジェータ型ケルトン方式の
スピーカ装置の断面図
【図12】低域再生特性の比較の一例を示す特性図
【符号の説明】
1 増幅器 2 スピーカユニット 3 パッシブラジェータ 4 前面密閉室 5 背面密閉室 6 サブバッフル板 7 バッフル板 8 キャビネット 9 マイクロフォン 10 ローパスフィルタ 11 電力増幅器 12 マイクロフォン 13 スピーカ装置 14 マイクロフォン増幅器 15 可変器 16 加減算器 17 減算器 18 ポート 19 音響帰還量が最も少ない場合 20 音響帰還量が2番目に少ない場合 21 音響帰還量が3番目に少ない場合 22 音響帰還量が4番目に少ない場合 23 音響帰還量が最も多い場合 24 ラジオセット 25 フルレンジスピーカ装置 26 本発明の実施の形態の音響再生装置 27 最低共振周波数 28 反共振周波数 29 高音限界周波数

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅器より前段に設けたローパスフ
    ィルタと、これらのローパスフィルタと電力増幅器との
    間に設けられた減算器と、スピーカ装置から放射される
    音響出力信号を検出するマイクロフォンと、このマイク
    ロフォンで検出した音響出力信号を増幅するマイクロフ
    ォン増幅器と、このマイクロフォン増幅器の増幅率を任
    意に可変できる可変器と、このマイクロフォン増幅器の
    出力信号と上記電力増幅器の入力信号とを加算または減
    算処理する加減算器からなり、この加減算器の出力信号
    を上記減算器に接続して音響帰還回路を構成した電力増
    幅手段と、この電力増幅手段の音響出力信号を再生する
    低域用スピーカ装置とを備え、前記低域用スピーカ装置
    は音響信号入力端子が接続されたスピーカユニットと、
    このスピーカユニットの音響出力で駆動されるパッシブ
    ラジェータと、このスピーカユニットの音響出力を前記
    パッシブラジェータに結合する前面密閉室および前記ス
    ピーカユニットの逆相の音響出力を密封する背面密閉室
    と、これらの前面密閉室と背面密閉室を空間的に分割さ
    せ前記スピーカユニットなどを取り付けるサブバッフル
    板と、前記パッシブラジェータなどを取り付けるバッフ
    ル板を有しスピーカボックスを構成するキャビネットを
    備えた音響再生装置。
  2. 【請求項2】 電力増幅器より前段に設けたローパスフ
    ィルタと、これらのローパスフィルタと電力増幅器との
    間に設けられた減算器と、スピーカ装置から放射される
    音響出力信号を検出するマイクロフォンと、このマイク
    ロフォンで検出した音響出力信号を増幅するマイクロフ
    ォン増幅器と、このマイクロフォン増幅器の出力信号と
    上記電力増幅器の入力信号とを加算または減算処理する
    加減算器と、この加減算の比率を任意に可変できる可変
    器からなり、この加減算器の出力信号を上記減算器に接
    続して音響帰還回路を構成した電力増幅手段と、この電
    力増幅手段の音響出力信号を再生する低域用スピーカ装
    置とを備え、前記低域用スピーカ装置は音響信号入力端
    子が接続されたスピーカユニットと、このスピーカユニ
    ットの音響出力で駆動されるパッシブラジェータと、こ
    のスピーカユニットの音響出力を前記パッシブラジェー
    タに結合する前面密閉室および前記スピーカユニットの
    逆相の音響出力を密封する背面密閉室と、これらの前面
    密閉室と背面密閉室を空間的に分割させ前記スピーカユ
    ニットなどを取り付けるサブバッフル板と、前記パッシ
    ブラジェータなどを取り付けるバッフル板を有しスピー
    カボックスを構成するキャビネットを備えた音響再生装
    置。
  3. 【請求項3】 マイクロフォンをパッシブラジェータ前
    方に設置し、マイクロフォンがパッシブラジェータから
    放射される音響出力を検出するようにした請求項1また
    は2に記載の音響再生装置。
  4. 【請求項4】 マイクロフォンを前面密閉室内に設置
    し、マイクロフォンが前面密閉室内の音響出力を検出す
    るようにした請求項1または2に記載の音響再生装置。
  5. 【請求項5】 マイクロフォンを背面密閉室内に設置
    し、サブバッフル板に設けられたポートを介してマイク
    ロフォンが前面密閉室内の音響出力を検出するようにし
    た請求項1または2に記載の音響再生装置。
  6. 【請求項6】 マイクロフォンを背面密閉室内に設置
    し、マイクロフォンが背面密閉室内の音響出力を検出す
    るようにした請求項1または2に記載の音響再生装置。
  7. 【請求項7】 低域用スピーカ装置に、音響信号入力端
    子が接続されたスピーカユニットと、このスピーカユニ
    ットの背面の音響出力で駆動されるパッシブラジェータ
    と、このスピーカユニットの背面の音響出力を前記パッ
    シブラジェータに結合する前面密閉室および前記スピー
    カユニットの前面の音響出力を密封する背面密閉室と、
    これらの前面密閉室と背面密閉室を空間的に分割させる
    サブバッフル板と、前記スピーカユニットと前記パッシ
    ブラジェータの両方を直接取り付けるバッフル板を有し
    スピーカボックスを構成するキャビネットを備え、前記
    スピーカユニットが前記パッシブラジェータに対して逆
    さ方向に配置されかつ前記スピーカユニットと前記パッ
    シブラジェータの両方をバッフル板に直接取り付けた請
    求項1,2,3,4,5のいずれか1つに記載の音響再
    生装置。
  8. 【請求項8】 音響信号が加えられるフルレンジスピー
    カ装置と低域用音響再生装置とを備え、前記低域用音響
    再生装置は、電力増幅器より前段に設けたローパスフィ
    ルタと、これらのローパスフィルタと電力増幅器との間
    に設けられた減算器と、スピーカ装置から放射される音
    響出力信号を検出するマイクロフォンと、このマイクロ
    フォンで検出した音響出力信号を増幅するマイクロフォ
    ン増幅器と、このマイクロフォン増幅器の増幅率を任意
    に可変できる可変器と、このマイクロフォン増幅器の出
    力信号と上記電力増幅器の入力信号とを加算または減算
    処理する加減算器からなり、この加減算器の出力信号を
    上記減算器に接続して音響帰還回路を構成した電力増幅
    手段と、この電力増幅手段の音響出力信号を再生する低
    域用スピーカ装置とを備え、前記低域用スピーカ装置は
    音響信号入力端子が接続されたスピーカユニットと、こ
    のスピーカユニットの音響出力で駆動されるパッシブラ
    ジェータと、このスピーカユニットの音響出力を前記パ
    ッシブラジェータに結合する前面密閉室および前記スピ
    ーカユニットの逆相の音響出力を密封する背面密閉室
    と、これらの前面密閉室と背面密閉室を空間的に分割さ
    せ前記スピーカユニットなどを取り付けるサブバッフル
    板と、前記パッシブラジェータなどを取り付けるバッフ
    ル板を有しスピーカボックスを構成するキャビネットを
    備えた音響再生装置であって、前記フルレンジスピーカ
    装置への音響信号とは逆相の関係にある音響信号を加え
    るように構成した音響再生装置。
  9. 【請求項9】 音響信号が加えられるフルレンジスピー
    カ装置と低域用音響再生装置とを備え、前記低域用音響
    再生装置は、電力増幅器より前段に設けたローパスフィ
    ルタと、これらのローパスフィルタと電力増幅器との間
    に設けられた減算器と、スピーカ装置から放射される音
    響出力信号を検出するマイクロフォンと、このマイクロ
    フォンで検出した音響出力信号を増幅するマイクロフォ
    ン増幅器と、このマイクロフォン増幅器の出力信号と上
    記電力増幅器の入力信号とを加算または減算処理する加
    減算器と、この加減算の比率を任意に可変できる可変器
    からなり、この加減算器の出力信号を上記減算器に接続
    して音響帰還回路を構成した電力増幅手段と、この電力
    増幅手段の音響出力信号を再生する低域用スピーカ装置
    とを備え、前記低域スピーカ装置は音響信号入力端子が
    接続されたスピーカユニットと、このスピーカユニット
    の音響出力で駆動されるパッシブラジェータと、このス
    ピーカユニットの音響出力を前記パッシブラジェータに
    結合する前面密閉室および前記スピーカユニットの逆相
    の音響出力を密封する背面密閉室と、これらの前面密閉
    室と背面密閉室を空間的に分割させ前記スピーカユニッ
    トなどを取り付けるサブバッフル板と、前記パッシブラ
    ジェータなどを取り付けるバッフル板を有しスピーカボ
    ックスを構成するキャビネットを備えた音響再生装置で
    あって、前記フルレンジスピーカ装置への音響信号とは
    逆相の関係にある音響信号を加えるように構成した音響
    再生装置。
JP14363997A 1997-06-02 1997-06-02 音響再生装置 Pending JPH10336781A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14363997A JPH10336781A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 音響再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14363997A JPH10336781A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 音響再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336781A true JPH10336781A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15343457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14363997A Pending JPH10336781A (ja) 1997-06-02 1997-06-02 音響再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10336781A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11148857A (ja) * 1997-11-14 1999-06-02 Ono Sokki Co Ltd 基準音源
JP2003018689A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音響再生装置
KR20030084439A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 주식회사 디지탈웨이 휴대용 오디오 장치
JP2017501653A (ja) * 2013-11-15 2017-01-12 ルゾナンス ベスローテン フェンノートシャップRsonance B.V. 音源生成装置
CN108476360A (zh) * 2015-10-27 2018-08-31 邦及欧路夫森有限公司 具有受控声场的扬声器设备或系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11148857A (ja) * 1997-11-14 1999-06-02 Ono Sokki Co Ltd 基準音源
JP2003018689A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音響再生装置
KR20030084439A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 주식회사 디지탈웨이 휴대용 오디오 장치
JP2017501653A (ja) * 2013-11-15 2017-01-12 ルゾナンス ベスローテン フェンノートシャップRsonance B.V. 音源生成装置
CN108476360A (zh) * 2015-10-27 2018-08-31 邦及欧路夫森有限公司 具有受控声场的扬声器设备或系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3454005B2 (ja) スピーカ装置および音響再生装置
JP3266401B2 (ja) 複合型スピーカ装置及びその駆動方法
US9613614B2 (en) Noise-reducing headphone
JPH03162099A (ja) ヘッドホン装置
US7151836B1 (en) Speaker apparatus and sound reproduction apparatus
JPH10336781A (ja) 音響再生装置
US5099948A (en) Compact woofer speaker system
JP2005294887A (ja) 音響システム用パーツおよび音響システム
US6522757B1 (en) Bass intensification device for speaker system
JP3147662B2 (ja) 音響再生装置
JPH0322796A (ja) スピーカのキャビネット構造
JP3271971B2 (ja) テレビジョン受像機のスピーカ装置
JP3086270B2 (ja) スピ−カボックス
JP3230078B2 (ja) スピーカシステムの低音増強装置
JP2001136590A (ja) スピーカ装置および音響再生装置
KR100373014B1 (ko) 차량용 스피커 장치
JP2002345076A (ja) 音響再生装置
JP3674089B2 (ja) スピーカシステム
JP2595513B2 (ja) 車載用音響再生装置
RU81849U1 (ru) Акустическая система
AU2004204987B2 (en) Loudspeaker system with extended output and field cancellation
JPH05199584A (ja) フットモニタースピーカシステム
JPH01254098A (ja) 音響装置
JPH02277400A (ja) Av機器用音響再生装置
JP2784063B2 (ja) 低音ステレオ再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040527

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050816