JP2595513B2 - 車載用音響再生装置 - Google Patents

車載用音響再生装置

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JP2595513B2 JP28926586A JP28926586A JP2595513B2 JP 2595513 B2 JP2595513 B2 JP 2595513B2 JP 28926586 A JP28926586 A JP 28926586A JP 28926586 A JP28926586 A JP 28926586A JP 2595513 B2 JP2595513 B2 JP 2595513B2
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周二 佐伯
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克昌 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車室に代表される密閉空間における車載用音
響再生装置に関するものである。
従来の技術 近年、コンパクトディスクプレイヤー等の車載用音響
再生装置の性能が高まるにつれて、車室内の低域再生に
ついてもより重低音へ帯域を拡大する要求が高まってい
る。このような背景にあって、従来の車室内音響再生装
置として、例えば第11図に示すような構成のものがあ
る。第11図において、16はスピーカーユニット、17はリ
アトランクである。この従来例はリアトランク17をスピ
ーカーユニット16の背面の密閉容積として用いて、車室
内の音圧周波数特性の低域への拡大を図る作用をする。
次に、第12図に他の従来例を示す。第12図において、
18は小容量の密閉式、あるいはバスレフレックス式のス
ピーカーシステム、19はトーンコントロール、グラフィ
ックイコライザ等の電気的補正手段である。
この従来例は電気的補正手段19によってスピーカーシ
ステム18の低域の下降特性を補正あるいは増強して車室
内の音圧周波数特性の低域への拡大を図る作用をする。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第11図に示す従来の構成では、いわゆ
るハッチバック車、あるいはワゴン車等の構造上密閉さ
れたリアトランクを有しない車種には適用できないとい
う問題点があり、さらにリアトランクを有する車種にお
いても車室内音圧周波数特性を設計するためにはスピー
カーユニット単体の定数を変化させるしかないために自
由度が少ないという問題点があった。
また、第12図に示す従来の構成では、前記問題点は解
決されるが、電気的補正手段19により低域においてスピ
ーカーユニットへの入力電力が増大し、電力増幅器とし
て大出力が必要とされるばかりでなく、大振幅による歪
みが音質上悪影響を及ぼすという別の問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑み、密閉空間を有しない車種
においても、低域において歪みを増大させることなく、
車室内音圧周波数特性を平坦化させ、車種や取り付け位
置に応じて最適な設計の可能な車載用音響再生装置を提
供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の車載用音響再生装
置は、スピーカシステムの音響放射面からみた車室内空
間への音響インピーダンスの虚数部が零となる周波数の
うち最も低い周波数をFsで表し、音速をC[m/sec]で
表した場合、条件式C/(4・Fs)<L1≦C/(2・Fs)を
満たす長さL1[m]の音響管が内部に構成されたスピー
カシステムを備えたものである。
作用 本発明は前記した構成により、FS以下の周波数ではい
わゆるヘッドフォンと同様なスチフネフ制御領域にな
り、加速度一定の駆動条件では音圧が上昇する事を見い
だし、車室内の低域の音圧周波数特性を予測して設計す
ることができる。さらにスピーカーシステムとして前記
音響管を用いる構成にすることにより、音響管の共鳴現
象のためにFS付近の低域においては、スピーカーユニッ
トの振幅が非常に小さくなり、従って振幅に起因する歪
みも大幅に少なくすることができる。
実 施 例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例における車載用音響再生装
置及び設置位置を示す斜視図、第2図は同略側面図、及
び第3図は同上面図を示すものである。第1図〜第3図
において、1はスピーカシステム、2はスピーカーユニ
ット、3は複数枚の仕切板6により折り曲げられた形状
の音響管、4は音響管の開口部、5は車室内のリアトレ
イである。
以上のように構成された車載用音響再生装置について
以下その動作について説明する。
本実施例の説明の前に、まず車室内の様な密閉空間に
スピーカーシステムを持ちこんだときの音響特性につい
て無響室に代表される自由空間での特性との差異につい
て説明する。
この説明のために、車室内のスピーカーシステムの音
響放射面からみた車室内の音響インピーダンスzを、検
知手段(図示せず)にて、音響放射面近傍の音圧pと粒
子速度vを計測してz=p/vにより求め、車室内の密閉
空間に持ち込むことによるスピーカーシステムへの影響
を考察する。
第5図は第1図に示すスピーカーシステム1の音響放
射面、つまりスピーカーユニト2の前面と音響管の開口
部4の放射面を駆動した時の空気中の平面波のインピー
ダンスで正規化した車室内の音響インピーダンスの虚数
部を示している。
この第5図からハッチングを施した約60Hz以下の領域
では、インピーダンス値が負になっており1/jωC=j
(−1/ωC)の考察により容量性を示していることがわ
かる。この遷移周波数をFSとすると、前記音響放射面を
周波数に対して加速度一定の駆動を行うことにより、FS
以下の領域においてその音圧周波数特性は第6図のよう
に低域に向かうに従って上昇する。
従って、FS以下の周波数帯域を平坦化するためには、
自由空間におけるスピーカーシステムの音圧周波数特性
を第6図の特性の逆特性にすることによって可能とな
り、通常、自由空間におけるスピーカーシステムの低域
共振周波数、いわゆるFOをFSに特しく設計することによ
って実現できる。
一方、第1の実施例におけるスピーカーシステム1の
動作について第4図に従って説明する。第4図におい
て、6は音響管3を構成するための仕切り板、7はスピ
ーカーユニット2の中心部と音響管の開口部4の中心部
とを結ぶ音響管3の中心線を示している。
スピーカーユニット2の背面からの音響出力は、仕切
り板6により、区切られた音響管3を通って音響管の開
口部4の開放面より出力される。このときに中心線7の
長さをL1とし、L1を前記FSに相当する波長の1/2すなわ
ちC/(2・FS)に設定すれば、スピーカユニット2の前
面より放射される音響出力による音圧周波数特性は第7
図の一点鎖線8で示す特性となる。また音響管の開口部
4の開放面より放射される音響出力による音圧周波数特
性を破線9で示し、前記両者の合成音圧周波数特性を実
線10で示す。
以上述べたスピーカーシステムを車室内のリアトレイ
5に設置した場合、第6図のようにFS以下の周波数にお
いて音圧が上昇して、第7図に示す音圧周波数特性とな
る。ここで、第7図の一点鎖線8に示される特性のよう
に、スピーカーユニット2の放射音響出力自体は低いた
めにスピーカーユニット2に起因する歪みについても低
く抑えることができるので、FS以下の周波数で音圧が上
昇しても歪みによる音質の劣化を生じることはない。こ
のように第4図に示すスピーカーシステムの音響管3の
長さをL1=C/(2・FS)に設計することによって、車室
内におけるFS以下の音圧周波数特性を平坦に近づけるこ
とができ、例えばマルチチャンネル帯域分割のシステム
のスーパーファーとして用いることができる。
次に第2の実施例について第9図に従って説明する。
第9図において、20は開口24,29を有するスピーカーシ
ステム、25,26a,26b,26cは2つの音響管28,23の形成す
る仕切板、音響管28はスピーカーユニット2の前面から
開口部29を結び、音響管23はスピーカーユニット2の後
面から開口部24を結ぶ。尚、30は音響管28の中心線、27
は音響管23の中心線である。
ここで、中心線30と中心線27の長さの差をL2とした場
合に、L2=C/(2・FS)に設定することにより第1の実
施例と同様の作用を行うことができるものである。
次に第3の実施例について第10図に従って説明する。
第10図において、11は車室内の後部座席でありスピーカ
ーシステム12が後部座席11上に設置されている。13はス
ピーカーユニット、14は音響管、15は音響管の開口部で
ある。本実施例についてもこの後部座席11上からみた車
室内の音響インピーダンスの変化よりFSを求め、前記し
た方法で音響管14の長さを設計する。
また上述した3つの実施例において、L1,L2は波長の
位相余裕から次に示す条件でも、前記効果をある程度得
ることができる。
C/(4・FS)<L1<C/(2・FS) あるいは C/(4・FS)<L2<C/(2・FS) 発明の効果 以上のように本発明は、スピーカシステムの音響放射
面からみた車室内空間への音響インピーダンスの虚数部
が零となる周波数のうち最も低い周波数をFSで表し、音
速をC[m/sec]で表した場合、条件式 C/(4・FS)<L1<C/(2・FS)を満たす長さL1[m]
の音響管が内部に構成されたスピーカシステムであるの
で、車室内におけるスピーカーシステムの設置位置に応
じて、前記周波数以下の音圧周波数特性を平坦に近づけ
ることができ、歪みも低く抑えることができ、さらにリ
アトランク等の車両の構造を用いないので車種に拘らず
上記効果を得ることができる優れた車載用音響再生装置
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における車載用音響再生
装置及び車室内の設置位置を示す斜視図、第2図は同側
面図、第3図は同上面図、第4図は本発明の第1の実施
例におけるスピーカーシステムの構造を示す略断面図、
第5図は同スピーカーシステムからみた車室内音響イン
ピーダンスの虚数部を示す特性図、第6図は同スピーカ
ーシステムの音響放射面を振動板としたときに周波数に
対して加速度一定の駆動を行った場合の音圧周波数特性
図、第7図は同スピーカーシステムの自由空間での音圧
周波数特性図、第8図は同スピーカーシステムの車室内
での音圧周波数特性図、第9図は本発明の第2の実施例
におけるスピーカーシステムの構造を示す略断面図、第
10図は本発明の第3の実施例におけるスピーカーシステ
ムの構造と車室内の設置位置を示す側面図、第11図,第
12図は従来の車室内音響再生装置を示す図である。 1,12,20……スピーカーシステム、2,13……スピーカー
ユニット、3,14,23,28……音響管、4,15,24,29……音響
管の開口部、5……リアトレイ、6,25,26a〜26c……仕
切板、11……後部座席。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 克昌 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内 (72)発明者 木村 陽一 門真市大字門真1006番地 松下電器産業 株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカシステムの音響放射面からみた車
    室内空間への音響インピーダンスの虚数部が零となる周
    波数のうち最も低い周波数をFsで表し、音速をC[m/se
    c]で表した場合、条件式C/(4・Fs)<L1≦C/(2・F
    s)を満たす長さL1[m]の音響管が内部に構成された
    スピーカシステムを備えたことを特徴とする車載用音響
    再生装置。
  2. 【請求項2】スピーカシステムの音響放射面からみた車
    室内空間への音響インピーダンスの虚数部が零となる周
    波数のうち最も低い周波数をFsで表し、音速をC[m/se
    c]で表した場合、条件式C/(4・Fs)<L2≦C/(2・F
    s)を満たす長さの差L2[m]をもつ第1の音響管と第
    2の音響管がスピーカユニットの前面と背面にそれぞれ
    構成された内部構造をもつスピーカシステムを備えたこ
    とを特徴とする車載用音響再生装置。
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DE87110010T DE3784568T2 (de) 1986-07-11 1987-07-10 Schallwiedergabe-Apparat zur Anwendung in einem Fahrzeug.
US07/071,829 US4924962A (en) 1986-07-11 1987-07-10 Sound reproducing apparatus for use in vehicle
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JPH0486389U (ja) * 1990-11-30 1992-07-27
KR101555890B1 (ko) * 2007-06-14 2015-09-30 코닌클리케 필립스 엔.브이. 맥동 유체 냉각을 갖는 조명 장치

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