JPH10334992A - バイオネットコネクタの2重ロック構造 - Google Patents

バイオネットコネクタの2重ロック構造

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JPH10334992A
JPH10334992A JP14020097A JP14020097A JPH10334992A JP H10334992 A JPH10334992 A JP H10334992A JP 14020097 A JP14020097 A JP 14020097A JP 14020097 A JP14020097 A JP 14020097A JP H10334992 A JPH10334992 A JP H10334992A
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JP
Japan
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receptacle
lock
plug
connection member
bayonet connection
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JP14020097A
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English (en)
Inventor
Hisafumi Miyazaki
尚史 宮崎
Akihiro Shimozu
昭浩 下津
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Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックは容易であるが、ロックが解除される
危険は少ないコネクタを提供すること等。 【解決手段】 バイオネットロックコネクタにおいて、
プラグをレセプタクルに対して回転させることにより、
バイオネットロックを達成すると共に、バイオネットロ
ックが完了した後に、この回転作業を通じて、プラグと
レセプタクルを自動的にロックさせるようなもう1つの
ロック機構を設けて2重ロック構造とする。一方、この
2重ロック構造を解除する際は、後者のロックを解除し
ない限り、バイオネットロックを解除することができな
いロック構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタのロック
構造、更に言えば、バイオネットコネクタ(クリックロ
ックコネクタと呼ぶこともある)に使用する2重ロック
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、バイオネット
コネクタでは、レセプタクルにロック用のピンを、ま
た、ジャック側にこのピンが案内されるJ溝を設け、プ
ラグをレセプタクルに対して回転させて、ピンをJ溝の
最も深い部分に位置付けるようにすることによって、レ
セプタクルとプラグの結合を達成する。しかしながら、
この一般的なバイオネットロックコネクタでは、ロック
がピンとJ溝による1重ロックであるため、レセプタク
ルとプラグの結合が不注意で外れる危険がある。例え
ば、実開昭63−37088号公報や、実開昭60−5
077号公報に、この問題の解決を試みたロック構造が
開示されている。これらの従来例では、ロックを2重と
することによってレセプタクルとプラグの結合がより完
全なものとされている。
【0003】実開昭63−37088号公報には、レセ
プタクルとプラグの結合完了後にピンがJ溝からずれな
いよう防止するためのリングが開示されている。リング
にはその中心を両側から挟み込む対抗位置に1本づつ、
計2本のロックネジが設けられている。ピンがJ溝の最
も深い部分に位置付けられた後にこれらのロックネジを
ピンに隣接させる位置でJ溝にねじ込むことにより、ピ
ンがJ溝から抜け出ることが防止されている。この構成
によれば、ロックネジを取り除かない限りプラグがレセ
プタクルから外れる危険はない。一方、実開昭60−5
077号公報の特に第1図には、2重ロックを達成する
ために必要な構造を実質的にプラグ側のみに設けたコネ
クタが開示されている。ここでは、プラグに設けたスプ
リングの働きによって一般的なバイオネット接合が補強
されている。即ち、J溝配置後のピンを、スプリングの
働きによって、J溝端部に設けた僅かな変位部に係止さ
せるようにして、ピンがJ溝から容易に抜け出ることが
防止されている。プラグをレセプタクルから外すには、
スプリングの力に抗してピンを変位部から外し、更に、
プラグをレセプタクルに対して回転させることが必要で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のコネクタでは、レセプタクルとプラグの結合時に2つ
の作業、即ち、ピンをJ溝の最も深い部分に案内する作
業と、更に、ロックネジをピンに隣接させるようにして
J溝に沿ってねじ込む作業とを要し、ロックに必要な作
業が非常に煩雑なものとなっていた。また、2重ロック
に必要な構造を実質的にプラグのみに設けた場合は、こ
のプラグを使用する限りは常に2重ロックとなってしま
うため、簡易ロック(1重ロック)を望む場所でこのよ
うなプラグの使用は不可能なものとされていた。本発明
は、これらの従来の問題点を解決するためになされたも
のであり、2重ロック構造を達成するにも係わらずロッ
クが容易なコネクタを提供する。更に言えば、レセプタ
クルとプラグ間の2重ロックを1つの作業のみで達成
し、一方、ロックの解除には2つの作業を要するものと
して、ロックは容易であるが、ロックが解除される危険
は少ないコネクタを提供する。
【0005】また、2重ロックに必要な構造をレセプタ
クルとプラグのそれぞれに分割して設けることにより、
2重ロックが必要とされない場所では、2重ロック構造
を容易に1重ロック構造に変更することができるコネク
タを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、レセプタクルとプラグを結合させるバ
イオネットロックコネクタにおいて、レセプタクルは、
第1のバイオネット接続部材が設けられたレセプタクル
本体と、レセプタクル本体に対して着脱自在に取付けら
れたロック部材とを有し、プラグは、第1のバイオネッ
ト接続部材と係合し得る第2のバイオネット接続部材
と、ロック部とを有し、レセプタクルとプラグの結合時
に、レセプタクルとプラグの結合方向を中心としてプラ
グをレセプタクル本体に対して回転させることにより、
第1のバイオネット接続部材と第2のバイオネット接続
部材のバイオネットロックを完了させ、その後、この回
転を通じて、ロック部材とロック部によるロックを完了
させることによって、レセプタクルとプラグの間で2重
ロック結合を行うことを特徴としている。
【0007】また、本発明は、レセプタクルとプラグを
結合させるバイオネットロックコネクタに使用するレセ
プタクルにおいて、レセプタクルとプラグの結合方向を
中心としてプラグをレセプタクル本体に対して回転させ
ることによって、プラグに設けられた第1のバイオネッ
ト接続部材と係合し得る第2のバイオネット接続部材
と、プラグのレセプタクルに対する回転によって第2の
バイオネット接続部材と第1のバイオネット接続部材と
のロックが完了した後に、この回転を通じて、プラグに
ロック部が設けられている場合にはこのロック部とも係
合し得るロック部材とを備えることを特徴としている。
本発明において、第2のバイオネット接続部材は、プラ
グとレセプタクルの結合側から遠ざかる方向で、且つ、
プラグのレセプタクル本体に対する回転方向と交差する
方向に、延長するようにして設けられており、これによ
り、プラグのレセプタクル本体に対する回転時に、プラ
グがレセプタクル本体に徐々に接近するようにされてい
ることが好ましい。
【0008】本発明において、第2のバイオネット接続
部材の端部に結合側に向かって延びる落ち込み部が設け
られていることが好ましい。本発明において、ロック部
材は、該ロック部材とレセプタクル本体との間に設けら
れた弾性体の働きによってレセプタクル本体から遠ざか
る方向に常時押し付けられるような状態で、且つ、弾性
体の力に抗してレセプタクル本体に近づく方向に所定距
離だけ移動し得るようにしてレセプタクル本体に設けら
れており、プラグがレセプタクル本体に対して回転され
て、プラグがレセプタクル本体に徐々に接近したとき
に、ロック部材の一部がロック部以外のプラグの一部と
接触することによって弾性体の力に抗してレセプタクル
本体に近づく方向に押しつけられ、第1のバイオネット
接続部材と第2のバイオネット接続部材のバイオネット
ロックが完了された後で、且つ、ロック部とロック部材
の一部が一致したときに、ロック部材とロック部による
ロックが完了されることが好ましい。
【0009】本発明において、プラグのロック部は溝で
あり、プラグのロック部と接触するロック部材の一部は
爪であり、溝と爪が一致したときに弾性体の働きによっ
て爪が溝に入り込み、プラグがレセプタクル本体から遠
ざかる方向に多少戻されるようにして、ロック部とロッ
ク部材によるロックが完了されることが好ましい。本発
明において、第1のバイオネット接続部材はロックピン
であり、第2のバイオネット接続部材はJ溝であること
が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明によるコネクタの
分解部品配列斜視図をレセプタクルとプラグに分けて示
している。図の左側に配列された部材はレセプタクル1
00の構成部品を、右側に配列された部材はプラグ20
0の構成部品をそれぞれ示す。尚、本実施形態は、光コ
ネクタへの応用例を示しているが、これによって本発明
を光コネクタに限定しようとするものではない。先ず、
レセプタクル100について説明する。レセプタクル1
00の構成部品には、レセプタクル本体120と、この
レセプタクル本体120に固定、若しくは、係止固定さ
れる弾性体140、スライドロック160、及び、止め
ねじ180が含まれる。
【0011】図示されていないが、レセプタクル本体1
20は、実際のコネクタ使用時に、装置本体、例えば車
両やコンピュータ等に固定され得る。レセプタクル本体
120は、管状ガイド部122と、この管状ガイド部1
22の一端に配置されたフランジ部124、更に、この
フランジ部124の表側、即ち、管状ガイド部122の
反対側に設けられたスリーブ126、厚み部128、環
状リング部130から成る。装置本体への固定時に、管
状ガイド部122のみが装置本体の内部に組み入れら
れ、その他の部分は外部に露出される。例えば、フラン
ジ部124の裏側、即ち、管状ガイド部122の側、と
装置本体の表面とを接続して固定することによって、レ
セプタクル本体120、ひいてはレセプタクル100を
装置本体に固定することができる。
【0012】管状ガイド部122は、装置本体内部から
の被接続部材、例えば、光ファイバ(図示されていな
い)を自身の内部の貫通穴に支持し、これをフランジ部
124へ案内する。フランジ部124の上部には、厚み
部128と、更に、この厚み部128を軸方向に延長す
るようにしてスリーブ126が設けられている。被接続
部材は、これらの厚み部128とスリーブ126によっ
て、更に言えば、互いに連通されたそれぞれの貫通穴を
通じて、レセプタクル100の先端へ導かれ得る。スリ
ーブ126の外側表面にはバイオネットのダボ132が
3つ設けられている(図面には1つのみしか現れていな
い)。これらのダボ132は、スリーブ126の先端か
ら長手方向に所定距離だけ離れた同一円周上において、
互いに等距離ずつ離間されるようにして配置されてい
る。ダボ132は、後述するように、レセプタクルとプ
ラグの嵌合時にプラグの部品と結合され得る。また、ス
リーブ126の内側表面には突起134が1つ設けられ
ている。この突起134もまた同様に、レセプタクルと
プラグの嵌合時に、プラグの部品と結合され得る。
【0013】環状リング部130は、厚み部128を外
側から囲むようにして、フランジ部124上に設けられ
ている。環状リング部130と厚み部128及びスリー
ブ126は、全て同心とされており、また、環状リング
部130と厚み部128は、所定の距離だけ離間される
ようにして配置されている。環状リング部130の内側
表面の前端部に爪131が1つ設けられている。この爪
131は、レセプタクルの組立時、及び、その後に、ス
ライドロック160の一部と係合され得る。尚、環状リ
ング部130の軸方向における長さは、スリーブ126
の厚み部128の長さとほぼ同じである。レセプタクル
100の組立の際、先ず、弾性体140がレセプタクル
本体120に組み込まれる。弾性体140は、レセプタ
クル本体120の環状リング部130の内側で、且つ、
厚み部128の外側において、フランジ部124の表面
上に配置される。弾性体140の材料として、例えば、
ゴム、コイルスプリング、ウェーブワッシャー等を使用
できるが、これらに限定されるものではない。また、弾
性体140の形状は、必ずしも図示のような輪状とする
必要はなく、球状のものを複数個設けたもの、棒状のも
のを複数設けたもの等によって代用することもできる。
【0014】レセプタクル本体120に弾性体140を
組み込んだ後、続いて、スライドロック160が、弾性
体140を固定する形でレセプタクル本体120に組み
込まれる。スライドロック160は所定長さを有する筒
状に形成されており、中間部162と、この中間部16
2を挟み込むようにして配置された前側環状フランジ部
164及び後側環状フランジ部168から成る。前側及
び後側環状フランジ部164、168の外部直径は、中
間部162のそれより大きく、また、前側環状フランジ
部164の外部直径は後側環状フランジ部168のそれ
より大きい。スライドロック160は、自身の前側環状
フランジ部164によって、弾性体140を、環状リン
グ部130と厚み部128とフランジ部124によって
形成された凹部に押し込むようにして、厚み部128と
環状リング部130の間の環状部分に配置される。
【0015】前側環状フランジ部164の外側表面に溝
170が1つ設けられている。スライドロック160を
レセプタクル本体120に対して位置決めする際、この
溝170と上述した環状リング部130の爪131を整
合するようにして、スライドロック160の挿入時に、
及び、その後に、スライドロック160がレセプタクル
本体120に対して回転することが防止されている。ま
た、後側環状フランジ部168の内側表面には爪172
が設けられている。この爪172は、後側環状フランジ
部168の表面よりも多少内部に引っ込められた位置に
ある(この状態は後述する図2によく示されている)。
爪172は、後述するように、レセプタクルとプラグの
嵌合時に、プラグの部品の一部と整合し得る。スライド
ロック160を所定位置に配置した後、続いて、止めね
じ180がレセプタクル本体120に取り付けられる。
止めねじ180は、自身の開口182にスライドロック
160の一部を貫通させることによりレセプタクル本体
120に到達し、レセプタクル本体120の環状リング
部130を外側から覆うようにして固定される。止めね
じ180に設けられる開口182の大きさは、スライド
ロック160の後側環状フランジ部168と中間部16
2を貫通させるのに十分であるが、前側環状フランジ部
164を貫通させるのには不十分なものとされている。
従って、前側環状フランジ部164を除くスライドロッ
ク160部分のみがこの開口182を通じて貫通され、
一方、前側環状フランジ部164は止めねじ180とレ
セプタクル本体120の間に係止固定され得る。尚、止
めねじ180は、レセプタクル本体120に固定される
だけで、スライドロック160には固定されないため、
止めねじ180がレセプタクル本体120に固定された
後も、スライドロック160は、止めねじ180とレセ
プタクル本体120の間を自由に移動することができ
る。但し、スライドロック160は、スライドロック1
60とレセプタクル本体120の間に設けられた弾性体
140によって常時レセプタクル本体120から遠ざか
る方向に押しつけられているため、スライドロック16
0を移動させるには、この弾性体140による力以上の
力を加える必要がある。
【0016】次に、プラグ200について説明する。図
の右側に示されているように、プラグ200の構成部品
には、環状パッキン280と、接続スリーブ220と、
この接続スリーブ220に組み込まれるようにして設け
られるシェル260及びプラグボディ240が含まれ
る。プラグ200はレセプタクル100と異なり、一般
に、コネクタの実際の使用時にも固定はされず、外部に
露出された被接続部材の先端に取り付けられるだけであ
る。プラグ200は、被接続部材、例えば、光ファイバ
を自身の先端部まで案内し、レセプタクル100との嵌
合時に、この被接続部材をプラグ200からの被接続部
材とそれらの先端同士で互いに接続する。直接的にはプ
ラグボディ240とシェル260が被接続部材をプラグ
200の先端へ案内する。プラグボディ240とシェル
260は共に筒状とされており、自身の内部に被接続部
材を通すことができる。プラグボディ240の先端にプ
ラグボディ240の貫通穴と連通するようにしてシェル
260が固定される。シェル260のほぼ中間位置には
環状突起部262が設けられており、この環状突起部2
62より後方の後半部264の先端を外側から包み込む
ような形で、プラグボディ240が取り付けられる。シ
ェル260の後半部264の外側表面と、プラグボディ
240の先端部の内側表面とは、雄ねじと雌ねじの関係
とされており、互いにねじ止めによって固定され得る。
【0017】環状突起部262より前方の前半部266
には、環状パッキン280が取り付けられる。環状パッ
キン280は、シェル260の前側から環状突起部26
2の手前の位置まで押し込まれるようにしてそこに取り
付けられる。環状パッキン280は、レセプタクル10
0とプラグ200を嵌合させる際に、これらレセプタク
ル100とプラグ200の間に挿入されて、コネクタの
防水機能を果たすとともに、後述するようにバイオネッ
トの結合保持力を発揮する。環状パッキン280の材料
は、コネクタが防水用コネクタと使用されるときはゴム
等が使用されが、非防水用として使用されるときはスプ
リングワッシャ等で十分である。接続スリーブ220
は、プラグボディ240及びシェル260のそれぞれの
一部と、シェル260の先端部に取り付けられた環状パ
ッキン280を、自身の内部に支持する。接続スリーブ
220に支持された際、シェル260の後半部264の
全体、及び、前半部266の後端側は、接続スリーブ2
20内に配置されるが、前半部266の先端側は、外部
に露出されたままとされる。外部に露出された前半部2
66の先端側は、レセプタクル100とプラグ200の
嵌合時に、レセプタクル100側のスリーブ126の内
部に挿入され得る。一方、プラグボディ240は、その
先端側のみ接続スリーブ220内に挿入され、後端側は
接続スリーブ220の外部に露出されたままとされる
(これらの状態は図2、3によく示されている)。尚、
プラグボディ240とシェル260が接続スリーブ22
0の内部に配置された後も、接続スリーブ220とシェ
ル260及びプラグボディ240とは完全には固定され
ず、接続スリーブ220は、これらのシェル260とプ
ラグボディ240の向きを維持したまま自由に回転され
得る。接続スリーブ220の外部表面には、回転作業を
容易なものとするため、スベリ止め用の筋が軸方向に複
数設けられている。
【0018】シェル260の前半部266の外部表面に
は軸方向に延びる軸溝267が1つ設けられている。こ
の軸溝267は、組立後、レセプタクル100とプラグ
200が嵌合される際に、レセプタクル100のスリー
ブ126先端の内側表面に設けられた突起134と係合
し得る。これらの軸溝267と突起134の係合によっ
てシェル260はスリーブ126に所定の方向で挿入さ
れ、この結果、プラグ200の被接続部材とレセプタク
ルの被接続部材が正しい方向で接続される。接続スリー
ブ220は、大きな長さと大きな外部直径とを有する円
筒部222と、円筒部222の外部直径より小さな外部
直径とされた先端の環状フランジ部224、及び、これ
ら円筒部222と環状フランジ部224の間にあって、
環状フランジ部224より小さな外部直径とされた中間
部226から成る。前述したプラグボディ240は主に
円筒部222に、シェル260の後半部264は主に中
間部226に受け入れられる。
【0019】中間部226にはバイオネットのJ溝22
7が3つ設けられている(図面には1つだけしか現れて
いない)。これらのJ溝227は、スリーブ126に設
けられたダボ132の位置に対応するように、互いに等
距離ずつ離間されるようにして中間部226に配置され
ている。J溝227の方向は、それぞれ、接続スリーブ
220の環状フランジ部224から円筒部222に向か
う斜め方向である。尚、J溝227の最も深い位置にあ
る端部には、環状フランジ部224へ向かって多少落ち
込んだ落ち込み部225が形成されている。中間部22
6の貫通穴は、環状フランジ部224と同じ内部直径を
有する。この内部直径は、レセプタクル100のスリー
ブ126の外部直径よりやや大きめとされているが、ス
リーブ126に設けられたダボ132を受け入れるほど
は大きくされていない。J溝227にダボ132を受け
入れた場合にのみ、中間部226の内部にスリーブ12
6を受け入れることができる。ダボ132は、レセプタ
クル100とプラグ200との嵌合時に、J溝227に
沿って落ち込み部225へと案内される。
【0020】環状フランジ部224にはこれらのダボ1
32を通過させるほぼ半円状の切り欠けが3つ設けられ
ている(図示されていない)。切り欠けは上述した中間
部226のJ溝227と連通している。レセプタクル1
00とプラグ200の嵌合時に、レセプタクル100の
ダボ132は、これらの切り欠けに挿入され、その後、
これらの切り欠けと連通するようにして設けられたJ溝
227に沿って移動され得る。レセプタクル100とプ
ラグ200の嵌合時に、円筒部222は、レセプタクル
100側のスライドロック160の内部の所定位置まで
入り込む。円筒部222の外部直径は、レセプタクル側
のスライドロック160(図1参照)の内部直径よりも
多少小さめに設計されているため、もし、スライドロッ
ク160の内側表面に爪172が無ければ、円筒部22
2はスライドロック160の貫通穴に入り込んでしま
う。しかしながら、通常は、爪172と円筒部222の
前側フランジ232の障壁が衝突するために、円筒部2
22が爪172以上にスライドロック160の内部に入
り込むことはない。スライドロック160の爪172が
円筒部222に設けられた3つの係合溝230のいずれ
かと係合したときにのみ、円筒部222は、爪172の
位置よりも深く、スライドロック160の内部に入り込
むことができる。円筒部222に設けられた係合溝23
0は、その前端部の円周上において互いに等距離ずつ離
間されており、また、それぞれ、円筒部222の前端部
から軸方向に同距離だけ延長するようにして設けられて
いる。レセプタクル100とプラグ200の嵌合時に
は、これら係合溝230と爪172の間の係合によって
2重のロックが達成されることになる。
【0021】次に、図1と共に図2、図3を参照して、
レセプタクルとプラグの間の2重ロック構造を説明す
る。図2、図3は、図1のコネクタを組立てた後にレセ
プタクル側とプラグ側を嵌合させたときの状態を、コネ
クタの軸方向における半断面図で示したものである。こ
こで図2は、ダボ132とJ溝227によるロックは達
成されているが、係合溝230と爪172の係合が解除
された状態を、図3は、ダボ132とJ溝227による
ロックが達成され、且つ、係合溝230と爪172によ
るロックも達成されている状態を、それぞれ示してい
る。尚、これらの図には、シェル260やプラグボディ
240の内部に配設されるフェルール30やその周辺部
材も示されているが、これらの構造は周知と思われるた
めここでは特に説明しない。
【0022】先ず、1つ目のロック、即ち、ダボ132
とJ溝227の間のバイオネット接合について説明す
る。レセプタクル100とプラグ200を嵌合させるた
め、先ず、プラグ100の接続スリーブ220がスライ
ドロック160の後側環状フランジ部168の開口へ挿
入される。接続スリーブ220がレセプタクル100に
対してある所定の向きとされたときに、レセプタクル本
体120のスリーブ126に設けられたダボ132が接
続スリーブ220の環状フランジ部224に設けられた
切り欠けに入り込む。ダボ132が切り欠けに入った後
に、接続スリーブ220をレセプタクル100に対して
時計周りに回転させることによって、ダボ132はJ溝
227に沿って落ち込み部225へと案内される。J溝
227は接続スリーブ220のフランジ部124から円
筒部222に向かう方向に斜めに設けられているため、
接続スリーブ220の回転に伴って、接続スリーブ22
0はレセプタクル100に徐々に接近し得る。ダボ13
2がJ溝227の落ち込み部225に落ち込む直前に、
接続スリーブ220はレセプタクル100に最も接近
し、その後、ダボ132が落ち込み部225に落ち込ん
だときに、接続スリーブ220はプラグ200の側へ多
少戻り得る。ダボ132が落ち込み部225に落ち込む
際、ダボ132は、レセプタクル100とプラグ200
の嵌合部の間に配置された環状パッキン280によっ
て、落ち込み部225へと押しつけられる。環状パッキ
ン280によるダボ132と落ち込み部225の間の結
合保持力によって、ダボ132がJ溝227から容易に
抜け出ることが防止されている。このときのレセプタク
ル100とプラグ200の位置関係は、図2、図3によ
く示されている。これらの図から明らかなように、レセ
プタクル100とプラグ200の嵌合時に、接続スリー
ブ220のJ溝227は、スライドロック160によっ
てその外側を完全にカバーされる。従って、コネクタ使
用時にJ溝に異物が侵入してレセプタクルとプラグ20
0の着脱に影響を与えることが防止される。
【0023】もう1つのロック、即ち、係合溝230と
爪172の間の係合は、ダボ132がJ溝227の落ち
込み部225に落ち込んだ直後に、弾性体140の働き
によって自動的に発生する。換言すれば、係合溝230
と爪172の間のロックは、ダボ132とJ溝227の
ロックに必要な作業によって自動的に発生し、このロッ
クのみを目的とした作業を要しない。前述したように、
スライドロック160は弾性体140の働きによってレ
セプタクル本体120から遠ざかる方向、即ち、接続ス
リーブ220の方向、に常時押しつけられている。接続
スリーブ220がレセプタクル100に対して回転され
ることにより、接続スリーブ220が徐々にレセプタク
ル側に接近し、そのような接近しつつある状態のいずれ
かの時点で、接続スリーブ220の円筒部222の前側
フランジ232の、特に、係合溝230が設けられてい
ない部分が、スライドロック160の爪172と接触を
開始する。接続スリーブ220の回転が更に進んで接続
スリーブ220がレセプタクル本体120に接近してい
くにつれ、係合溝230が設けられていない前側フラン
ジ232部分と爪172との接触を通じて、スライドロ
ック160は弾性体140に抗してレセプタクル側に押
しつけられていく。その後、接続スリーブ220のいず
れかの係合溝230とスライドロック160の爪172
の位置が整合したときに、弾性体140の働きによって
スライドロック160の爪172が接続スリーブ220
の係合溝230にパチンと入り込む。これにより、爪1
72と係合溝230のロックが達成される。このときの
状態は図3によく示されている。但し、上に述べたダボ
132とJ溝227の1つ目のロックは、爪172と係
合溝230によるロックが達成される前に、達成されて
いることに注意すべきである。ダボ132がJ溝227
の落ち込み部225に到達する前に、爪172と係合溝
230が係合してしまわないよう、各構成部材の大きさ
は適当に調整されている。これら爪172と係合溝23
0によるロックと、ダボ132とJ溝227によるロッ
クによって、これ以降は、爪172と係合溝230の間
の係合を解除しない限りは、接続スリーブは容易には回
転させることが不可能とされる。従って、レセプタクル
とプラグのロックが解除される危険は非常に少ない。
【0024】このように、本発明によれば、ダボ132
をJ溝227に導く作業とスライドロック160の爪1
72と接続スリーブ220の係合溝230を係合させる
作業が、接続スリーブ220の回転という1つの作業の
みで達成され得る。換言すれば、2重ロックに必要な2
つの作業を1つの作業のみによって達成することができ
る。尚、これらの2重ロックを解除するには2つの作業
を要する。スライドロック160の爪172と接続スリ
ーブ220の係合溝230の係合を解除することと、ダ
ボ132とJ溝227の係合を解除することである。具
体的に、前者の作業は、図2に示すように、爪172
(スライドロック160)を弾性体140の力に抗して
矢印Aの方向に移動させることであり、後者の作業は、
爪172を移動させた状態の下で、接続スリーブ220
を反時計回りに回転させることである。
【0025】上に述べた2重ロック構造は容易に1重ロ
ック構造、即ち、通常のバイオネット接合に変更され得
る。例えば、プラグ200を変形せずに1重ロック構造
とするには、レセプタクルのスライドロック160を取
り除いてやるだけでよい。止めねじ180をレセプタク
ル本体120から外せばスライドロック160は容易に
除去できる。スライドロック160を除去することによ
り、爪172と係合溝230によるロックが無くなり、
バイオネット接合による1重ロック構造となる。逆に、
レセプタクルを変形せずに1重ロック構造とするには、
係合溝230を設けていない接続スリーブ220を使用
すればよい。但し、この場合に使用する接続スリーブ2
20は、スライドロック160の爪172と係合しない
よう、係合溝230が設けられている周辺部を更に細く
しておく必要がある。
【0026】図1〜図3に開示した実施形態の変形とし
て、接続スリーブ420の係合溝を突起に替え、これに
対応して、スライドロック160の突起を溝に替えるこ
とも可能である。この場合にも本発明の重要な特徴を損
なわずに2重ロックが達成され得ることは明らかであろ
う。当業者が思いつくであろうこのような変形は全て本
発明の範囲に含まれる。図4と図5に本発明によるコネ
クタの他の実施形態を示す。ここで、図4はロック時の
状態を、図5はロック解除時の状態をそれぞれ示してい
る。図示のように、これらの図に示された光コネクタに
よって、レセプタクル300のフェルール10とプラグ
400のフェルール20が先端部で接合され得る。バイ
オネット接続は図1〜図3に示した実施形態と同様の方
法で達成される。その詳細については上記参照。一方、
本実施形態では、図1〜図3に示した実施形態における
係合溝(230)と爪(172)の代わりに、プラグ4
00に金属やプラスチック等で形成された弾性ロック部
材410が、また、レセプタクル300にはレセプタク
ル嵌合端面310が設けられている。弾性ロック部材4
10の後端は、接続スリーブ420の長さ部422のや
や前方位置において接続スリーブ420に固定され、そ
の先端は自由端として接続スリーブ420の中間部42
6のJ溝427へ延びるようにして設けられている。ま
た、接続スリーブ420の長さ部422の前側には、接
続スリーブ420を取り囲むようにして環状てこ部43
0が設けられている。図5に示されるように、弾性ロッ
ク部材410の固定部413とてこ部430の間を矢印
Bに示す方向に押すことによって、弾性ロック部材41
0の先端はてこ部430の働きによって上側へ持ち上が
るようにされている。
【0027】バイオネット接合を実行中のいずれかの時
点から、プラグ400に設けられた弾性ロック部材41
0の先端とレセプタクル300のレセプタクル嵌合端面
310と接触を開始し、弾性ロック部材410の先端が
レセプタクル嵌合端面310を完全に乗り越えたとき
に、ロック溝320に嵌まってロックがかかる。このロ
ックは、弾性ロック部材410の弾性力によって自動的
に発生する。従って、ここでもまた、接続スリーブ42
0の回転という1つの作業によって、ダボとJ溝による
ロックと、弾性ロック部材410とロック溝320によ
る2重ロックが達成され得る。尚、弾性ロック部材41
0とロック溝320によるロックは、ダボがJ溝に落ち
込んだ後にのみ発生するよう、各構成部材の大きさは適
当に調整される。
【0028】このロックの解除もまた2つの作業を必要
とする。即ち、弾性ロック部材410の先端を持ち上げ
ることによって、弾性ロック部材410とロック溝32
0のロックを解除する作業と、このような状態の下で、
接続スリーブ420を反時計回りに回転させる作業とで
ある。従って、これらの図に示されたコネクタにおいて
もまた、容易に2重ロックを達成することができるが、
ロックが解除される危険は少ない。
【0029】
【発明の効果】1つの作業のみで2重ロックを達成でき
るとともに、ロックが解除される危険が少ないコネクタ
が提供される。また、2重ロック構造に必要な構成をプ
ラグとレセプタクルのそれぞれに分割して設けることに
よって、2重ロックが必要とされない場所では容易に1
重ロック構造に変更できるコネクタが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの分解配列斜視図。
【図2】組み立てられた図1のコネクタの2重ロック完
了前における嵌合時のコネクタの断面形状を示す図。
【図3】組み立てられた図1のコネクタの2重ロック完
了後における嵌合時のコネクタの断面形状を示す図。
【図4】本発明によるコネクタの他の実施形態であっ
て、コネクタのロック時における状態を示す図。
【図5】本発明によるコネクタの他の実施形態であっ
て、コネクタの解除時における状態を示す図。
【符号の簡単な説明】
20 フェルール 100 レセプタクル 200 プラグ 120 レセプタクル本体 122 管状ガイド部 124 フランジ部 126 スリーブ 128 厚み部 130 環状リング部 132 ダボ 131 爪 140 弾性体 160 スライドロック 162 中間部 164 前側環状フランジ部 168 後側環状フランジ部 170 溝 172 爪 180 止めねじ 220 接続スリーブ 222 長さ部 224 環状フランジ部 225 落ち込み部 226 中間部 227 J溝 230 係合溝 240 プラグボディ 260 シェル 262 環状突起部 264 後半部 266 前半部 267 軸溝 280 環状パッキン 300 プラグ 310 レセプタクル嵌合端面 400 レセプタクル 410 弾性ロック部材 413 固定部 420 接続スリーブ 422 長さ部 426 中間部 427 J溝 430 てこ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レセプタクルとプラグを結合させるバイ
    オネットロックコネクタにおいて、 前記レセプタクルは、第1のバイオネット接続部材が設
    けられたレセプタクル本体と、前記レセプタクル本体に
    対して着脱自在に取付けられたロック部材とを有し、 前記プラグは、前記第1のバイオネット接続部材と係合
    し得る第2のバイオネット接続部材と、ロック部とを有
    し、 前記レセプタクルと前記プラグの結合時に、前記レセプ
    タクルと前記プラグの結合方向を中心として前記プラグ
    を前記レセプタクル本体に対して回転させることによ
    り、前記第1のバイオネット接続部材と前記第2のバイ
    オネット接続部材のバイオネットロックを完了させ、そ
    の後、この回転を通じて、前記ロック部材と前記ロック
    部によるロックを完了させることによって、前記レセプ
    タクルと前記プラグの間で2重ロック結合を行うことを
    特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第2のバイオネット接続部材は、前
    記プラグと前記レセプタクルの結合側から遠ざかる方向
    で、且つ、前記プラグの前記レセプタクル本体に対する
    回転方向と交差する方向で、延長するようにして設けら
    れており、これにより、前記プラグの前記レセプタクル
    本体に対する回転時に、前記プラグが前記レセプタクル
    本体に徐々に接近するようにされている請求項1記載の
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第2のバイオネット接続部材の端部
    に前記結合側に向かって延びる落ち込み部が設けられた
    請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材は、該ロック部材と前記
    レセプタクル本体との間に設けられた弾性体の働きによ
    って前記レセプタクル本体から遠ざかる方向に常時押し
    付けられるような状態で、且つ、前記弾性体の力に抗し
    て前記レセプタクル本体に近づく方向に所定距離だけ移
    動し得るようにして前記レセプタクル本体に着脱自在に
    取付けられており、前記プラグが前記レセプタクル本体
    に対して回転されて、前記プラグが前記レセプタクル本
    体に徐々に接近したときに、前記ロック部材の一部が前
    記ロック部以外の前記プラグの一部と接触することによ
    って前記弾性体の力に抗して前記レセプタクル本体に近
    づく方向に押しつけられ、前記第1のバイオネット接続
    部材と前記第2のバイオネット接続部材のバイオネット
    ロックが完了された後で、且つ、前記ロック部と前記ロ
    ック部材の一部が一致したときに、前記ロック部材と前
    記ロック部によるロックが完了される請求項2又は3の
    いずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記プラグのロック部は溝であり、前記
    プラグのロック部と接触する前記ロック部材の一部は爪
    であり、前記溝と前記爪が一致したときに前記弾性体の
    働きによって前記爪が前記溝に入り込み、前記プラグが
    前記レセプタクル本体から遠ざかる方向に多少戻される
    ようにして、前記ロック部と前記ロック部材によるロッ
    クが完了される請求項4記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記第1のバイオネット接続部材はロッ
    クピンであり、前記第2のバイオネット接続部材はJ溝
    である請求項1乃至5のいずれかに記載のレセプタク
    ル。
  7. 【請求項7】 レセプタクルとプラグを結合させるバイ
    オネットロックコネクタに使用するレセプタクルにおい
    て、 前記レセプタクルと前記プラグの結合方向を中心として
    前記プラグを前記レセプタクル本体に対して回転させる
    ことによって、前記プラグに設けられた第1のバイオネ
    ット接続部材と係合し得る第2のバイオネット接続部材
    と、 前記プラグの前記レセプタクルに対する回転によって前
    記第2のバイオネット接続部材と前記第1のバイオネッ
    ト接続部材とのロックが完了した後に、この回転を通じ
    て、前記プラグにロック部が設けられている場合にはこ
    のロック部とも係合し得るロック部材とを備えることを
    特徴とするレセプタクル。
  8. 【請求項8】 前記第2のバイオネット接続部材は、前
    記プラグと前記レセプタクルの結合側から遠ざかる方向
    で、且つ、前記プラグの前記レセプタクル本体に対する
    回転方向と交差する方向に、延長するようにして設けら
    れており、これにより、前記プラグの前記レセプタクル
    本体に対する回転時に、前記プラグが前記レセプタクル
    本体に徐々に接近するようにされている請求項7記載の
    レセプタクル。
  9. 【請求項9】 前記第2のバイオネット接続部材の端部
    に前記結合側に向かって延びる落ち込み部が設けられた
    請求項8記載のレセプタクル。
  10. 【請求項10】 前記ロック部材は、該ロック部材と前
    記レセプタクル本体との間に設けられた弾性体の働きに
    よって前記レセプタクル本体から遠ざかる方向に常時押
    し付けられるような状態で、且つ、前記弾性体の力に抗
    して前記レセプタクル本体に近づく方向に所定距離だけ
    移動し得るようにして前記レセプタクル本体に設けられ
    ており、前記プラグが前記レセプタクル本体に対して回
    転されて、前記プラグが前記レセプタクル本体に徐々に
    接近したときに、前記ロック部材の一部が前記ロック部
    以外の前記プラグの一部と接触することによって前記弾
    性体の力に抗して前記レセプタクル本体に近づく方向に
    押しつけられ、前記第1のバイオネット接続部材と前記
    第2のバイオネット接続部材のバイオネットロックが完
    了された後で、且つ、前記ロック部と前記ロック部材の
    一部が一致したときに、前記ロック部材と前記ロック部
    によるロックが完了される請求項8又は9のいずれかに
    記載のレセプタクル。
  11. 【請求項11】 前記プラグのロック部は溝であり、前
    記プラグのロック部と接触する前記ロック部材の一部は
    爪であり、前記溝と前記爪が一致したときに前記弾性体
    の働きによって前記爪が前記溝に入り込み、前記プラグ
    が前記レセプタクル本体から遠ざかる方向に多少戻され
    るようにして、前記ロック部と前記ロック部材によるロ
    ックが完了される請求項10記載のレセプタクル。
  12. 【請求項12】 前記第1のバイオネット接続部材はロ
    ックピンであり、前記第2のバイオネット接続部材はJ
    溝である請求項7乃至11のいずれかに記載のレセプタ
    クル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108808369A (zh) * 2018-07-12 2018-11-13 深圳巴斯巴科技发展有限公司 一种圆型紧凑锁扣高压连接器
JP2019053882A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 矢崎エナジーシステム株式会社 半嵌合防止コネクタ

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