JP2002323641A - 光ファイバ用コネクタ - Google Patents

光ファイバ用コネクタ

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JP2002323641A
JP2002323641A JP2001128290A JP2001128290A JP2002323641A JP 2002323641 A JP2002323641 A JP 2002323641A JP 2001128290 A JP2001128290 A JP 2001128290A JP 2001128290 A JP2001128290 A JP 2001128290A JP 2002323641 A JP2002323641 A JP 2002323641A
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JP
Japan
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plug
socket
housing
optical fiber
fiber connector
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JP2001128290A
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Inventor
Hiroyuki Fumioka
広幸 文岡
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MS GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバ同士を接続する光ファイバ用コネ
クタであって、光ファイバの光端子であるフェルール接
合面同士の良好な芯合わせを達成しつつコンパクト化を
図り、更に、コネクタの接続作業性を高める。 【解決手段】 プラグハウジング20とソケットハウジ
ング30との2ピース体から構成するとともに、プラグ
ハウジング20におけるプラグ21の軸孔内周面に軸方
向に沿って割りスリーブ212を装着することにより、
両ハウジング20,30を接続した際、プラグ21内周
面でフェルール12,14の芯合わせを良好に行なうこ
とで、コネクタ10の短寸化及び細径化を図り、コンパ
クト化を達成する。また、ソケット31内周面にロック
用ボール37を収容し、ソケット31内にプラグ21を
差し込んだ時、プラグ21外周面の環状溝213にロッ
ク用ボール37が嵌まり込んだ状態で外装スリーブ35
により、ロック用ボール37を押し付けて、プラグ21
の軸方向の動きを規制することで、ワンタッチ接続を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバを接
続する光ファイバ用コネクタに係り、特に、プラグハウ
ジングとソケットハウジングの2ピース体からなり、ア
ダプタを廃止してコンパクト化を図るとともに、プラグ
ハウジングとソケットハウジングの接続作業もワンタッ
チで簡単に行なえ、しかも、フェルール同士の芯合わせ
を精度良く行なえ、防水性にも優れた高精度な光ファイ
バ用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、図10に示すように、光ファイバ
の接続作業に使用する光ファイバ用コネクタ1には、光
ファイバ2及び光端子となるフェルール3が保持されて
おり、コネクタ1の外周には、内周面にネジを切った外
装スリーブ4が接続されている。
【0003】そして、光ファイバ用コネクタ1同士の接
続作業は、アダプタ5を介して通常行なわれる。すなわ
ち、アダプタ5の両端に設けられているソケット部6に
コネクタ1を差し込み、アダプタ5内部に装着されてい
る図示しない割りスリーブによりフェルール3同士の芯
合わせが行なわれ、アダプタ5にコネクタ1を差し込ん
だ後、外装スリーブ4をソケット部6の外周面のネジ部
に締め付け螺着することにより、コネクタ1をアダプタ
5に固定するという構成である。尚、ソケット部6に
は、ガイド溝6aが形成され、このガイド溝6aに対応
して、コネクタ1には、凸ガイド1aが形成され、ガイ
ド溝6aに凸ガイド1aを合わせることにより、コネク
タ1の回転方向のズレをなくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の光
ファイバ用コネクタ1を使用した光ファイバの接続作業
においては、アダプタ5の両端にそれぞれ光ファイバ用
コネクタ1を接続しなければならず、接続作業は、アダ
プタ5のソケット部6にコネクタ1を適正に差し込んだ
後、外装スリーブ4を締着するという締結方式を採用し
ているため、部品点数が多く、かつ接続作業が非常に面
倒であり、軸方向に長寸化する傾向にある。特にネジ式
の場合には、ネジの締結強度上、コネクタ径の細径化に
限界があり、トータルな面でのコネクタのコンパクト化
を促進させることができないという不具合があった。
【0005】更に、アダプタ5内に装着されている割り
スリーブにより、フェルール3同士の芯合わせが行なわ
れるものの、フェルール3に水が付着した場合には、光
の乱反射が生じ、光の良好な透過率が得られず、信頼性
を低下させるという不具合が生じる。この点を解決する
ためには、防水性の付与が要求されるが、従来では、ア
ダプタ5の両端に接続口(ソケット部6)が設定されて
いるため、防水構造を採用した場合、大型化し、かつコ
ストアップを招来するという欠点が新たに生じる。この
ように、従来の光ファイバ用コネクタにあっては、シー
ル性を高め、光伝達精度をアップさせ、かつコンパクト
化を図ることが急務とされていた。
【0006】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、光ファイバの接続に使用される光ファ
イバ用コネクタであって、従来のアダプタを廃止し、か
つネジ方式を差し込みタイプに変更することにより、軸
方向の短寸化及び細径化が図れ、コンパクト化を達成で
きるとともに、接続作業もワンタッチで簡単に行なえ、
接続作業性を高める一方、優れた芯合わせ機能、防水機
能を付与した高精度な光ファイバ用コネクタを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願の請求項1に記載の発明は、光ファイバの
接続に使用する光ファイバ用コネクタであって、プラグ
ハウジングとソケットハウジングの2ピース体から構成
され、プラグハウジングはプラグとプラグアダプタとを
備え、ソケットハウジングはソケットとソケットアダプ
タとを備え、かつ両ハウジング内には、光ファイバと内
蔵スプリングにより接合方向にバネ付勢されたフェルー
ルが保持されるとともに、プラグハウジングにおけるプ
ラグの軸孔内周面に軸方向に沿って割りスリーブが装着
されていることにより、ソケット内にプラグを差し込め
ば、双方のフェルールがプラグ内で割りスリーブにより
芯合わせされながら、フェルールの先端面同士が接合さ
れることを特徴とする。
【0008】そして、請求項1に記載の発明によれば、
光ファイバ用コネクタは、それぞれ光ファイバ及び光フ
ァイバの光端子であるフェルールを保持するプラグハウ
ジングとソケットハウジングの2ピース体から構成され
ており、プラグをソケット内に差し込めば、プラグの軸
孔内周面に装着されている割りスリーブによりプラグ側
及びソケット側の双方のフェルールは、精度良く芯合わ
せされながら接合する。
【0009】次に、この出願の請求項2に記載の発明
は、ソケットハウジングにおけるソケット先端部分に
は、カラーが嵌合方向に突出するようにバネ付勢されて
いるとともに、ソケットの先端側外周面に外装スリーブ
が上記カラーの後退動作と連動するように装着され、ソ
ケットの軸孔内周面の径廻りに複数の軸方向ロック用ボ
ールが収容される一方、プラグハウジングにおけるプラ
グの外周面に上記ロック用ボールが嵌まり込む環状溝が
形成され、プラグをソケット内に差し込めば、プラグハ
ウジングによりカラーが押圧され、カラー及び外装スリ
ーブが後退して、プラグの環状溝内に嵌まり込んだ軸方
向ロック用ボールを外装スリーブによりロック方向に押
圧し、プラグの軸方向に沿う移動を規制できることによ
り、ソケットハウジングに対してプラグハウジングをワ
ンタッチで接続可能としたことを特徴とする。
【0010】そして、請求項2に記載の発明によれば、
ソケットハウジングは、ソケットの先端部分にカラーが
突出方向にバネ付勢されて取り付けられ、かつ外装スリ
ーブが上記カラーの後退動作と連動して動作するように
装着されているとともに、ソケットの内周面には、軸方
向ロック用ボールが径廻りに複数個収容されており、プ
ラグをソケット内部に差し込めば、差し込み初期時は、
軸方向ロック用ボールはフリー状態であるためプラグを
自由に差し込むことができ、一定以上差し込めば、プラ
グハウジングによりカラーが押圧され、カラーと外装ス
リーブが後退し、プラグ先端部の環状溝に軸方向ロック
用ボールが嵌まり込んだ状態で外装スリーブによりロッ
ク用ボールが拘束され、軸方向の移動が規制され、プラ
グの差し込みが完了状態となるため、ソケットハウジン
グに対してプラグハウジングのワンタッチ接続が可能と
なる。
【0011】この出願の請求項3に記載の発明は、接続
状態にあるプラグハウジングとソケットハウジングにお
いて、ソケットハウジングの外装スリーブを嵌合方向に
スライド操作することにより、軸方向ロック用ボールの
ロック状態を解除してソケットからのプラグの抜き取り
を可能にしたことを特徴とする。
【0012】そして、請求項3に記載の発明によれば、
プラグハウジングとソケットハウジングの接続状態にお
いては、外装スリーブは後退方向にバネ付勢されて、外
装スリーブにより軸方向ロック用ボールがロック方向に
付勢されているが、この外装スリーブを嵌合方向にスラ
イド操作することにより、軸方向ロック用ボールの拘束
状態が解除され、フリー状態となるため、ソケットから
プラグを引き抜くことができる。すなわち、外装スリー
ブを嵌合方向にスライド操作させるという簡単な操作で
プラグハウジングとソケットハウジングの取り外しが容
易に行なえる。
【0013】この出願の請求項4に記載の発明は、ソケ
ットハウジングにおけるソケットの軸孔内周面に、回転
方向ロック用ボールが収容されるとともに、プラグハウ
ジングにおけるプラグの先端部分に上記回転方向ロック
用ボールが嵌まり込む縦溝が形成されていることを特徴
とする。
【0014】そして、請求項4に記載の発明によれば、
ソケットハウジングにおけるソケットの内周面に回転方
向ロック用ボールが収容され、かつプラグハウジングに
おける先端側プラグには、軸方向に沿う縦溝が形成され
ており、ソケット内部にプラグを差し込んだ状態では、
この縦溝内に回転方向ロック用ボールが嵌まり込むた
め、ソケットに対してプラグが軸芯廻りに回転すること
がない。
【0015】この出願の請求項5に記載の発明は、プラ
グハウジングにおけるプラグとプラグアダプタとの接合
面にシール用のOリングが介装されるとともに、ソケッ
トハウジングにおけるソケットとソケットアダプタとの
接合面にシール用のOリングが介装され、かつソケット
ハウジングとプラグハウジングを接続した際、プラグ先
端外周面をシールするOリングがソケットの軸孔内周面
に設けられていることを特徴とする。
【0016】そして、請求項5に記載の発明によれば、
光ファイバ用コネクタが、プラグハウジングとソケット
ハウジングの2ピース体からなり、1箇所の接続部をO
リングによりシールする構造が採用されているととも
に、プラグハウジングにおいては、プラグとプラグアダ
プタとの間にOリングが介装され、かつソケットハウジ
ングにおいては、ソケットとソケットアダプタとの間に
Oリングが介装されているため、各ハウジングの防水性
及びハウジング同士の接続部における防水性を良好に維
持できる。
【0017】この出願の請求項6に記載の発明は、プラ
グハウジングにおいて、フェルールの外周面を割りスリ
ーブにより拘束状に保持するプラグと、プラグアダプタ
と締着されるプラグホルダとを袋ナットにより締め付け
一体化して構成したことを特徴とする。
【0018】そして、請求項6に記載の発明によれば、
プラグとプラグホルダが袋ナットにより一体化されると
いう構成であるため、袋ナットを緩めてプラグをプラグ
ホルダから取り外せば、フェルール先端部分を露出させ
ることができるから、フェルール端面の清掃も容易に行
うことができる。
【0019】この出願の請求項7に記載の発明は、プラ
グハウジングにおけるプラグとプラグホルダとの接合面
には、シール用のOリングが介装されていることを特徴
とする。
【0020】そして、請求項7に記載の発明によれば、
プラグとプラグホルダとの接合面にOリングが介装され
ているため、分割構造のプラグでありながら、良好なシ
ール性を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ファイバ用
コネクタの好適な実施の形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0022】図1乃至図7は本発明に係る光ファイバ用
コネクタの一実施形態を示すもので、図1は光ファイバ
用コネクタを構成するプラグハウジングとソケットハウ
ジングとを示す接続前の側面図、図2,図3はプラグハ
ウジング及びソケットハウジングをそれぞれ示す断面斜
視図、図4は両ハウジングの接続初期時の状態を示す断
面図、図5は両ハウジングの接続完了時の状態を示す断
面図、図6,図7はそれぞれ軸方向ロック機構と回転方
向ロック機構を示す各説明図である。
【0023】図1において、本発明に係る光ファイバ用
コネクタ10は、プラグハウジング20とソケットハウ
ジング30の2ピース体から構成されており、プラグハ
ウジング20は、銅合金製のプラグ21及びプラグアダ
プタ22とから構成されている。プラグハウジング20
内部には、一方側の光ファイバ11と光端子であるフェ
ルール12が保持されており、光ファイバ11は、シー
ル性を考慮して、合成ゴムからなるゴムブーツ23によ
りシール保持されている。尚、プラグ21とプラグホル
ダ24とは袋ナット25により一体化されている。
【0024】一方、ソケットハウジング30は、ソケッ
ト31とソケットアダプタ32とを備え、他方側の光フ
ァイバ13と、この光ファイバ13の光端子となるフェ
ルール14とを内部に保持している。ソケットアダプタ
32には、ゴムブーツ33が取り付けられており、光フ
ァイバ13をシール及び保持している。また、ソケット
31の外周面には、両ハウジング20,30の接続作業
時に機能するカラー34及び外装スリーブ35が取り付
けられている。
【0025】このように、本発明に係る光ファイバ用コ
ネクタ10は、プラグハウジング20とソケットハウジ
ング30との2ピース体から構成され、従来のアダプタ
及びネジ方式を廃止することにより、光ファイバ用コネ
クタ10の短寸化及び細径化を図り、コンパクト化を達
成するとともに、良好な防水性を付与でき、フェルール
12,14同士の良好な芯合わせを達成するというもの
であるが、そのために、以下の構成が採用されている。
【0026】まず、プラグハウジング20の詳細構造に
ついて、図2を基に説明する。上述したように、プラグ
21とプラグホルダ24は、袋ナット25により一体化
されており、それらプラグ21、プラグホルダ24、袋
ナット25は、それぞれ銅合金を素材としている。
【0027】プラグ21の軸孔211には、軸方向に沿
って割りスリーブ212が装着されており、軸孔211
内に収容されるフェルール12は、この割りスリーブ2
12により、プラグ21の軸孔211内で径方向にばら
つくことがなく、適正に保持されている。プラグ21に
は、更に、プラグハウジング20をソケットハウジング
30に接続した際、軸方向にプラグ21が移動しないよ
うに環状溝213が形成され、かつプラグ21が軸芯廻
りに回転しないように、プラグ21の先端部には縦溝2
14が設けられている。
【0028】プラグ21とプラグホルダ24との結合の
際には、プラグ21の後端フランジ215とプラグホル
ダ24の先端フランジ241とを突き合わせ、プラグホ
ルダ24の外周ネジ部242に対して、袋ナット25の
内周ネジ部251を螺着することにより、プラグ21と
プラグホルダ24とが一体化される。尚、プラグ21と
プラグホルダ24との各フランジ215,241の接合
面には、防水性を良好に保つためにOリング243が介
装されている。
【0029】次に、プラグアダプタ22は同じく銅合金
製を素材としており、プラグホルダ24の内周面の内周
ネジ部244に対して螺着する外周ネジ部221が形成
されている。尚、プラグホルダ24とプラグアダプタ2
2との接合部においても、防水性を高めるOリング22
2が介装されている。
【0030】そして、光ファイバ11及び光端子となる
フェルール12は、プラグ21とプラグホルダ24とを
袋ナット25により一体化したプラグ組付体と、プラグ
アダプタ22とからなるプラグハウジング20内部に押
し込まれて保持される。尚、この例では、フェルール1
2は、段付きフランジ121を備えており、段付きフラ
ンジ121を備えたフェルール12は市販品を使用でき
る。
【0031】光ファイバ11及びフェルール12の組み
付け作業においては、プラグ21とプラグホルダ24と
を袋ナット25により一体化した後、光ファイバ11と
接続した段付きフランジ121を備えたフェルール12
をプラグ21の軸孔211内に挿入し、次いで、段付き
フランジ121をプラグホルダ24の先端フランジ24
1に突き当てた状態で、フェルール付勢用スプリング2
6を介装し、その後、プラグホルダ24とプラグアダプ
タ22を締め付け固定する。尚、プラグアダプタ22の
先端部がフェルール12の段付きフランジ121の外周
面に設けた凹部内に嵌まり込み、フェルール12の廻り
止めとして機能している。
【0032】従って、フェルール付勢用スプリング26
のバネ力は、段付きフランジ121の後端面に作用する
ため、フェルール12の先端面12aを押圧して、フェ
ルール付勢用スプリング26を圧縮させた状態(ソケッ
ト31の軸孔311内にプラグ21を差し込んだ状態)
では、フェルール12の先端面12aは接合方向に常時
付勢されることになる。
【0033】更に、プラグアダプタ22の外周面には、
環状溝223が設けられており、この環状溝223に合
成ゴムからなるゴムブーツ23の膨出部先端に設けたフ
ランジ231を嵌め込むことにより、ゴムブーツ23が
取り付けられる。このゴムブーツ23の小径部内面に設
けた突起232により、光ファイバ11は防水性を良好
に維持した状態で保持される。
【0034】このように、プラグハウジング20内で光
ファイバ11の光端子となるフェルール12は、プラグ
21内に装着した割りスリーブ212により、芯線ズレ
がなく、良好に保持されているとともに、フェルール付
勢用スプリング26のバネ力により、フェルール12の
先端面12aが押圧された際、常に接合方向にバネ圧が
作用するように構成されている。
【0035】尚、プラグハウジング20は、プラグ21
とプラグホルダ24との間のOリング243及びプラグ
ホルダ24とプラグアダプタ22との間のOリング22
2、並びにゴムブーツ23により、良好な防水性が確保
されている。
【0036】次に、図3に基づいて、ソケットハウジン
グ30の構成について説明する。光ファイバ13の光端
子となるフェルール14を保持するソケット31及びソ
ケットアダプタ32は、共に銅合金を素材とし、軸孔を
有するシリンダ状に形成されている。ソケット31とソ
ケットアダプタ32とは、各軸孔311,321の軸心
を合わせるように、ソケット31の後端側の内周面に形
成した内周ネジ部312にソケットアダプタ32の先端
側に設けた外周ネジ部322を螺着することにより接続
され、その接合部には、ソケット31とソケットアダプ
タ32との間の防水性を確保するためのOリング323
が介装されている。
【0037】尚、このソケット31及びソケットアダプ
タ32に保持される光ファイバ13、フェルール14に
ついては、プラグハウジング20におけるフェルール1
2の保持構造と同様である。簡単に説明すると、フェル
ール14は、段付きフランジ141を備えた構成であ
り、このフェルール14についても、市販品を使用して
良い。
【0038】上記フェルール14をソケット31の軸孔
311内に挿入し、ソケット31のフランジ313にフ
ェルール14の段付きフランジ141を突き合わせて、
フェルール付勢用スプリング36を介装し、次いでソケ
ットアダプタ32をソケット31の内周ネジ部312に
締め付け固定する。これにより、段付きフランジ141
及びフェルール14は、フェルール付勢用スプリング3
6のバネ力により嵌合方向に押圧付勢される。尚、ソケ
ットアダプタ32の先端部がフェルール14の段付きフ
ランジ141の外周面に設けた凹部内に嵌まり込んでい
るため、フェルール14の廻り止めとして機能してい
る。
【0039】また、ゴムブーツ33は、プラグハウジン
グ20と同様にして、ソケットアダプタ32の環状溝3
24にゴムブーツ33の膨出部先端に形成したフランジ
331を嵌め込んで固定される。また、このゴムブーツ
33の後端側が小径状に形成され、内面の突起332に
より光ファイバ13を良好にシール並びに保持してい
る。
【0040】そして、本発明に係るソケットハウジング
30には、アダプタを廃止しても、良好な芯合わせを行
ないつつワンタッチで接続できるように以下の構成が付
加されている。
【0041】すなわち、ソケット31の軸孔311内部
には、2種類のロック用ボール37,38が収容されて
いる。軸方向ロック用ボール37は、ソケット31内に
差し込むプラグ21の軸方向の移動を防止するためのも
のであり、ソケット31の軸孔311内周面の径廻りに
沿って4箇所に設けられた収容孔314内に収容されて
いる。また、回転方向ロック用ボール38は、軸方向ロ
ック用ボール38より奥側の1箇所、収容孔315内に
収容されている。
【0042】そして、軸方向ロック用ボール37のロッ
ク及びロック解除機構として、ソケット31の先端部分
には、銅合金を素材としたカラー34及び外装スリーブ
35が設けられている。
【0043】カラー34は、ソケット31の段部31
6、カラー34の内周面に環状に設けられている突起3
41との間にカラー付勢用スプリング342が介装され
ていることにより、突出方向、すなわちハウジング2
0,30同士の嵌合方向にバネ付勢されている。また、
このカラー付勢用スプリング342のバネ力により、カ
ラー34に突出力が作用するが、ソケット31の先端部
分の外周に設けられているストップリング317によ
り、カラー34の突出状態が規制されている。
【0044】シリンダ状の外装スリーブ35は、ソケッ
ト31の外周面にスライド可能に装着され、ほぼ軸方向
中央部の内周面に環状の突起351が形成されている。
この突起351とカラー34の後端との間には、外装ス
リーブ付勢用スプリング352が介装され、これによ
り、外装スリーブ35は後退方向にバネ付勢され、カラ
ー34の後退動作に連動して、常にカラー34と一定距
離を保つようにソケット31の外周面を軸方向に沿って
後退する。尚、外装スリーブ35の前端縁353は、内
方に向けて折曲され、カラー34とラップしているた
め、カラー34の突出動作と外装スリーブ35が連動す
るとともに、外装スリーブ35は嵌合方向にスライド操
作すれば、単独でもスライド可能である。また、外装ス
リーブ35の外周面の前半部分には、スライド操作を考
慮して、ローレット加工部354が形成されている。
【0045】また、防水性を高めるため、ソケット31
の環状溝318内には、軸孔311のフランジ313の
近傍部分の内周面に沿ってOリング39が収容されてい
る。
【0046】次に、プラグハウジング20とソケットハ
ウジング30の接続作業について、図4,図5を基に説
明する。ソケットハウジング30において、プラグハウ
ジング20との接続前の通常状態にあっては、カラー3
4は、カラー付勢用スプリング342により前方に最大
限突出しており、また、外装スリーブ35もカラー34
とともに前方に突出している。そのため、外装スリーブ
35の内周面に形成されている突起351がソケット3
1に収容されている軸方向ロック用ボール37と離間
し、軸方向ロック用ボール37がフリー状態にある。
【0047】そして、ソケットハウジング30のソケッ
ト31の軸孔311内にプラグハウジング20のプラグ
21先端部分を挿入した挿入初期時の状態では、図4に
示すように、ソケット31の内周面に形成されている収
容孔314に収容されている軸方向ロック用ボール37
は、外装スリーブ35が前方に突出した位置にあるた
め、ロック用ボール37は、径方向に自由に移動でき、
プラグ21をソケット31の軸孔311内に自由に差し
込むことができる。
【0048】更に、プラグ21の挿入を続行すると、袋
ナット25がカラー34の先端縁に当接し、なおもプラ
グハウジング20を挿入すると、カラー34がカラー付
勢用スプリング342のバネ圧に抗して後退を始め、こ
れと連動して外装スリーブ35も外装スリーブ付勢用ス
プリング352のバネ圧に抗して後退を始める。次い
で、図5,図6に示すように、プラグ21の外周面に形
成されている環状溝213内に軸方向ロック用ボール3
7が嵌まり込み、更に、外装スリーブ35の突起351
がこのロック用ボール37をロック方向に押し付ける形
となる。この状態では、ソケット31内部にプラグ21
が確実に固定され、プラグ21は軸方向に移動すること
がない。
【0049】そして、この状態においては、プラグ21
の内周面にソケットハウジング30側のフェルール14
も挿通しており、プラグ21の軸孔211の内周面に軸
方向に沿って装着されている割りスリーブ212によ
り、上記フェルール14が拘束されるため、双方のフェ
ルール12,14の芯合わせを精度良く行なうことがで
きる。
【0050】また、この状態においては、双方のフェル
ール12,14はフェルール付勢用スプリング26,3
6により、接合方向にバネ力が加わるため、光ファイバ
11,13に引張り力が加わったとしても、フェルール
12,14同士の接合に悪影響を及ぼすことがなく、常
に適正な接合状態が維持される。
【0051】そして、両ハウジング20,30の接続状
態においては、Oリング39により、ソケット31内面
とプラグ21外面との間が確実にシールされるため、接
続部の防水性が高められている。また、プラグハウジン
グ20には、Oリング222,243が設置され、かつ
ソケットハウジング30には、Oリング323が設けら
れているため、上述した接続部のOリング39と合わせ
て、接続時における良好なシール性が確保され、水等が
侵入することがないため、透過率を低下させるという不
具合が確実に防止できる。
【0052】また、ソケットハウジング30からプラグ
ハウジング20を取り外す際には、図6中矢印Pで示す
方向に外装スリーブ35をスライド操作すれば、軸方向
ロック用ボール37のロックが解除され、フリー状態と
なるため、ソケット31からプラグ21を簡単に引き抜
くことができる。
【0053】従って、取外し作業についても、従来のよ
うに、ネジを緩める等の面倒な作業を廃止でき、作業性
を高めることができる。
【0054】また、本実施の形態では、図5に示す両ハ
ウジング20,30の接続状態において、ソケット31
に対してプラグ21が回転方向に不用意に廻らないよう
に、図7に示す回転方向ロック機構が設けられている。
【0055】すなわち、ソケット31内にプラグ21を
適正に挿入すれば、ソケットハウジング30におけるソ
ケット31の収容孔315に収容されている回転方向ロ
ック用ボール38がプラグ21に設けられている縦溝2
14内に嵌まり込むため、プラグ21が回転することが
ない。そして、このことも、光の透過率を良好に維持す
るのに貢献している。
【0056】このように、本実施形態によれば、光ファ
イバ用コネクタ10をプラグハウジング20とソケット
ハウジング30との2ピース体から構成するとともに、
プラグハウジング20におけるプラグ21の軸孔211
に軸方向に沿って割りスリーブ212を装着するという
構成を採用することにより、従来のアダプタ及びネジ方
式を廃止することができ、光ファイバ用コネクタ10の
短寸化に加えて細径化を促進でき、トータルな面でのコ
ンパクト化を達成できる。
【0057】更に、プラグハウジング20とソケットハ
ウジング30との接続作業は、2ピース体を接続するだ
けの簡単なものであるため、従来のようにアダプタの2
つの接続口にそれぞれコネクタを接続する作業に比べ、
作業性を高めることができる。特に、本実施の形態で
は、ボールプランジャ機構を採用することにより、ソケ
ットハウジング30内にプラグハウジング20を押し込
むだけで、簡単に接続が完了するとともに、強固なロッ
ク強度が維持できるようにしたものであるから、従来の
ように、2つの接続口にコネクタを差し込んで外装スリ
ーブをネジ締めするといった煩雑な作業に比べ、作業性
を飛躍的に向上させることができ、また、接続信頼性を
高めることができる。
【0058】更に、本実施の形態によれば、プラグ21
に装着した割りスリーブ212により、光ファイバ1
1,13の各フェルール12,14の芯合わせを良好に
行なうことができるとともに、回転方向ロック機構を設
け、更には、接続部や各ハウジング20,30内にOリ
ングを配設して、シール性を高めたため、光の乱反射が
原因となる透過率の低下という不具合が生じることもな
く、光ファイバ用コネクタ10の信頼性をより一層高め
ることができる。
【0059】加えて、本実施形態においては、プラグハ
ウジング20において、プラグ21とプラグホルダ24
とを袋ナット25により一体化するという構成を採用し
たため、例えば、フェルール12に汚れ等が付着した場
合には、袋ナット25を取り外し、プラグ21とプラグ
ホルダ24とを分解すれば、プラグハウシング20の全
体を分解することなくフェルール12を外部に露出させ
ることができるから、清掃を簡単に行なうことができ
る。すなわち、本実施の形態によれば、プラグ21とプ
ラグホルダ24とを袋ナット25により締め付けて一体
化する分割型構成を採用することにより、フェルール1
2の清掃メンテナンス性が向上する。
【0060】尚、上述したプラグハウジング20とソケ
ットハウジング30との接続関係ににおいて、例えば、
一方側をバックパネル等の固定部とする場合には、プラ
グハウジング20側のプラグホルダ24の外周面にフラ
ンジを一体化して、このフランジをビス等によりバック
パネル等に固定する構造を採用することもできる。
【0061】次いで、図8,図9は、本発明に係る光フ
ァイバ用コネクタの別実施形態を示すもので、ホルダ一
体型プラグ27が使用されている。尚、その他の部位の
構成及び機能は、上述した実施形態と同一であるため、
同一の箇所には同一の符号を付して、その詳細な説明は
省略する。
【0062】この実施形態においても、ホルダ一体型プ
ラグ27の段付き軸孔271の前半部分には、割りスリ
ーブ272が装着され、これにより、フェルール12,
14の芯合わせを精度良く行なうことを可能にしてお
り、また、段付き軸孔271の後半部分はプラグホルダ
22とネジ締結されている。
【0063】そして、このホルダ一体型プラグ27にお
いても、先端部分の外周面に環状溝273及び縦溝27
4が形成されており、環状溝273内には、軸方向ロッ
ク用ボール37が嵌まり込み、かつ縦溝274には、回
転方向ロック用ボール38が嵌まり込んでホルダ一体型
プラグ27の軸方向の移動や回転を防止している。
【0064】また、このプラグハウジング20をソケッ
トハウジング30に挿入する際、ソケットハウジング3
0のカラー34を押圧するために、ホルダ一体型プラグ
27には、カラー34の先端部分を押圧する段部275
が形成されている。
【0065】そして、この実施形態によっても、光ファ
イバ用コネクタ10はプラグハウジング20とソケット
ハウジング30の2ピース体から構成され、また、ホル
ダ一体型プラグ27の軸孔271内周面には、軸方向に
沿って割りスリーブ272が装着されているため、従来
のアダプタを廃止しても、良好なフェルール12,14
同士の芯合わせが期待でき、光ファイバ用コネクタ10
の短寸化と細径化によるコンパクト化を実現できる。加
えて、良好な光ファイバの接続作業が期待できる。更に
は、この実施形態によれば、ホルダ一体型プラグ27を
使用することにより、フェルール12の清掃メンテナン
ス性の向上は確保されないものの、プラグハウジング2
0の構造を簡素化することができるから、プラグハウジ
ング20の組み付け作業性をより一層高めることが可能
となる。
【0066】尚、上述した各実施形態は、光ファイバ1
1,13は単軸構造のものを採用したが、プラグハウジ
ング20、ソケットハウジング30の内径を変更するこ
とにより、多軸構造の光ファイバ同士の接続に適用する
こともできる。
【0067】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る光ファ
イバ用コネクタは、プラグハウジングとソケットハウジ
ングとの2ピース体から構成するとともに、プラグハウ
ジングにおけるプラグの軸孔内周面に軸方向に沿って割
りスリーブを装着することにより、両ハウジングを接続
してフェルール同士を接合した際、良好な芯合わせを達
成できる。従って、従来のアダプタを廃止することがで
き、部品点数の削減、並びにコネクタの軸方向の短寸化
を図ることができる。また、ハウジング同士の接続は、
ソケット内にプラグを押し込むだけで簡単に完了するた
め、従来のようにアダプタの両端にコネクタをそれぞれ
差し込んで外周部にスリーブを締め付けるという接続作
業に比べ、その作業性を各段に向上させることができる
とともに、コネクタの細径化が図れ、トータル面でのコ
ネクタのコンパクト化を達成できるという効果を有す
る。
【0068】更に、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、プラグハウジングとソケットハウジングは、簡単に
接続が行なえるばかりでなく、両ハウジングの取り外し
についても、円滑に行なえるため、光ファイバの配線変
更を容易に行なえるという効果を有する。
【0069】また、本発明に係る光ファイバ用コネクタ
は、プラグハウジング及びソケットハウジングに防水構
造が採用され、かつ2ピース体を1箇所の接続部で接合
し、その接合部にも防水構造が採用されているため、従
来の光ファイバ用コネクタに比べ、シール性が飛躍的に
向上する。更には、ソケット内部に差し込まれるプラグ
のロック機構を付設することにより、光の乱反射等を防
止して、光の透過率を高め、それにより、コネクタの信
頼性を高めることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ用コネクタを構成する
プラグハウジングとソケットハウジングとを示す接続前
の側面図である。
【図2】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグハウジングを示す断面斜視図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるソ
ケットハウジングを示す断面斜視図である。
【図4】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグハウジングとソケットハウジングの接続初期時の状
態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグハウジングとソケットハウジングの接続完了時の状
態を示す断面図である。
【図6】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグの軸方向ロック機構を示す説明図である。
【図7】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグの回転方向ロック機構を示す説明図である。
【図8】本発明に係る光ファイバ用コネクタにおけるプ
ラグハウジングの別実施形態を示す断面斜視図である。
【図9】図8に示すプラグハウジングをソケットハウジ
ングに接続した状態を示す断面図である。
【図10】従来の光ファイバ用コネクタを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 光ファイバ用コネクタ 11,13 光ファイバ 12,14 フェルール 121,141 段付きフランジ 20 プラグハウジング 21 プラグ 211 軸孔 212 割りスリーブ 213 環状溝 214 縦溝 22 プラグアダプタ 222 Oリング 23 ゴムブーツ 24 プラグホルダ 243 Oリング 25 袋ナット 26 フェルール付勢用スプリング 27 ホルダ一体型プラグ 272 割りスリーブ 273 環状溝 274 縦溝 30 ソケットハウジング 31 ソケット 317 ストップリング 32 ソケットアダプタ 323 Oリング 33 ゴムブーツ 34 カラー 341 突起 342 カラー付勢用スプリング 35 外装スリーブ 351 突起 352 外装スリーブ付勢用スプリング 36 フェルール付勢用スプリング 37 軸方向ロック用ボール 38 回転方向ロック用ボール 39 Oリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの接続に使用する光ファイバ
    用コネクタであって、プラグハウジングとソケットハウ
    ジングの2ピース体から構成され、プラグハウジングは
    プラグとプラグアダプタとを備え、ソケットハウジング
    はソケットとソケットアダプタとを備え、かつ両ハウジ
    ング内には、光ファイバと内蔵スプリングにより接合方
    向にバネ付勢されたフェルールが保持されるとともに、
    プラグハウジングにおけるプラグの軸孔内周面に軸方向
    に沿って割りスリーブが装着されていることにより、ソ
    ケット内にプラグを差し込めば、双方のフェルールがプ
    ラグ内で割りスリーブにより芯合わせされながら、フェ
    ルールの先端面同士が接合されることを特徴とする光フ
    ァイバ用コネクタ。
  2. 【請求項2】 ソケットハウジングにおけるソケット先
    端部分には、カラーが嵌合方向に突出するようにバネ付
    勢されているとともに、ソケットの先端側外周面に外装
    スリーブが上記カラーの後退動作と連動するように装着
    され、ソケットの軸孔内周面の径廻りに複数の軸方向ロ
    ック用ボールが収容される一方、プラグハウジングにお
    けるプラグの外周面に上記ロック用ボールが嵌まり込む
    環状溝が形成され、プラグをソケット内に差し込めば、
    プラグハウジングによりカラーが押圧され、カラー及び
    外装スリーブが後退して、プラグの環状溝内に嵌まり込
    んだ軸方向ロック用ボールを外装スリーブによりロック
    方向に押圧し、プラグの軸方向に沿う移動を規制できる
    ことにより、ソケットハウジングに対してプラグハウジ
    ングをワンタッチで接続可能としたことを特徴とする請
    求項1に記載の光ファイバ用コネクタ。
  3. 【請求項3】 接続状態にあるプラグハウジングとソケ
    ットハウジングにおいて、ソケットハウジングの外装ス
    リーブを嵌合方向にスライド操作することにより、軸方
    向ロック用ボールのロック状態を解除して、ソケットか
    らのプラグの抜き取りを可能にしたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の光ファイバ用コネクタ。
  4. 【請求項4】 ソケットハウジングにおけるソケットの
    軸孔内周面に、回転方向ロック用ボールが収容されると
    ともに、プラグハウジングにおけるプラグの先端部分に
    上記回転方向ロック用ボールが嵌まり込む縦溝が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の光ファイバ用コネクタ。
  5. 【請求項5】 プラグハウジングにおけるプラグとプラ
    グアダプタとの接合面にシール用のOリングが介装され
    るとともに、ソケットハウジングにおけるソケットとソ
    ケットアダプタとの接合面にシール用のOリングが介装
    され、かつソケットハウジングとプラグハウジングを接
    続した際、プラグ先端外周面をシールするOリングがソ
    ケットの軸孔内周面に設けられていることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ用コネク
    タ。
  6. 【請求項6】 プラグハウジングにおいて、フェルール
    の外周面を割りスリーブにより拘束状に保持するプラグ
    と、プラグアダプタと締着されるプラグホルダとを袋ナ
    ットにより締め付け一体化して構成したことを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の光ファイバ用コネ
    クタ。
  7. 【請求項7】 プラグハウジングにおけるプラグとプラ
    グホルダとの接合面には、シール用のOリングが介装さ
    れていることを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ
    用コネクタ。
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